JPH06253962A - 衣料陳列構造 - Google Patents

衣料陳列構造

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JPH06253962A
JPH06253962A JP4477093A JP4477093A JPH06253962A JP H06253962 A JPH06253962 A JP H06253962A JP 4477093 A JP4477093 A JP 4477093A JP 4477093 A JP4477093 A JP 4477093A JP H06253962 A JPH06253962 A JP H06253962A
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shelves
clothes
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JP4477093A
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Nariaki Takeda
成彬 武田
Shuji Mizuta
修二 水田
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Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シャツ等の衣料を、専用の特殊な陳列棚を用
いて効果的に陳列することのできる衣料陳列構造を提供
する。 【構成】 所定の細長い寸法に設定され、少なくとも最
上段部が、略四角形状に折り畳まれた衣料を吊り下げ保
持する衣料吊り下げ展示部に形成され、その下側の空間
部が、着脱自在な各種棚板・収納ボックスの選択的な取
り付けによって任意の展示区画に仕切られ、最下段部が
商品収納用のストックボックス12に形成された細長状
陳列棚Aを、壁面に沿って複数個、互いに隣合うよう並
べ、複数個並んだ細長状陳列棚A全体で、一まとまりの
衣料陳列を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣料を、販売戦略に
もとづいて機能的かつ効率よく陳列することのできる衣
料陳列構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイシャツやポロシャツ,ブラ
ウス等は、図17に示すように、芯紙1を入れて略四角
形状に折り畳まれ、透明な包装袋2に入れられて、デパ
ートの衣料売り場や専門の小売店で販売されている。そ
して、販売に際しては、上記包装体3を、例えば図18
に示すように、箱型の陳列ケース4内に種類別に重ねて
収納し陳列するのが一般的である。また、包装袋2に入
れず、衣料を剥き出しのまま平たく折り畳んで、上記と
同様にして陳列ケース4内に重ねて陳列することも行わ
れている。しかしながら、このように、包装体3(ある
いは剥き出しで畳まれた衣料)を重ねて収納してしまう
と、ワイシャツ等の全体の印象を左右する重要なポイン
トである襟元が、ケース4内の奥側に入り込んだ状態と
なってわかりにくい。
【0003】そこで、襟元のデザインや全体の感じを捉
えやすいように、上記陳列ケース4の上に、図示のよう
に、プラスチック製もしくは木製のガイド5を用い、デ
ザインの異なる包装体3を一体ずつ、よく見えるように
立てて陳列することが行われる。また、斬新なデザイン
のものや、その季節の主力商品となるようなものは、顧
客に強く印象づけることができるように、ネクタイ等を
コーディネートした上で、図19に示すように、売り場
内の壁面に飾ったり、卓上のハンガー6に装着して陳列
したりすることが行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
陳列方法では、包装された商品を完全に陳列ケース4内
に入れてしまい、アピールしようとする商品に限り、目
的に応じて個別に適宜のレイアウトを施すので、系統立
った陳列を行うことができず、売り場全体の印象が散漫
な感じになっているのが実情である。そして、売り場の
レイアウトを担当する者にとっても、商品のレイアウト
を、既製の陳列ケース4や壁面等をその場その場で利用
しながら行わなければならないため、模様替えのたびに
煩雑な手間を要するという不便さがあった。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、シャツ等の衣料を、専用の特殊な陳列棚を用
いて効果的に陳列することのできる衣料陳列構造の提供
をその目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の衣料陳列構造は、下記の細長状陳列棚
(A)を、壁面に沿って複数個、互いに隣合うよう並
べ、複数個並んだ細長状陳列棚(A)全体で、一まとま
りの衣料陳列を行うようにしたという構成をとる。 (A) 幅300〜400mm、高さ1800mm以上
の寸法に設定され、少なくとも最上段部が、略四角形状
に折り畳まれた衣料を吊り下げ保持する衣料吊り下げ展
示部に形成され、その下側の空間部が、着脱自在な各種
棚板・収納ボックスの選択的な取り付けによって任意の
展示区画に仕切られ、最下段部が商品収納用のストック
ボックスに形成された細長状陳列棚。
【0007】
【作用】すなわち、この発明の衣料陳列構造は、上段
が、略四角形状に折り畳まれた衣料を吊り下げ保持して
衣料を垂直に展示できる棚に形成され、中段が、着脱自
在な各種棚板・収納ボックスを選択的に取り付けること
により必要に応じた適宜の展示態様にすることのできる
フリースペースに形成され、さらに下段が、商品収納用
のストックボックスに形成された、特殊な細長状陳列棚
(A)を複数個、壁面に沿って互いに隣合うよう並べ、
この複数個並んだ全体で、一まとまりの衣料陳列を行う
ようにしたものである。この陳列方法によれば、左右に
並ぶ細長状陳列棚(A)の各上段に、最も顧客にアピー
ルしたい衣料を、ネクタイ等とコーディネートした上で
吊り下げることにより、非常にアピール度の高い陳列と
なる。特に、各上段のなかでも中央部に最も印象的な衣
料を配置し、左右両側に、そのバリエーション的なもの
を配置することで、顧客に与えるインパクトを一層鮮烈
なものにすることができる。しかも、中段において、様
々な展示態様を展開することができるようになっている
ため、上段に吊り下げ展示した衣料とのバランスを考慮
しながら、系統立った衣料(あるいはアクセサリー,小
物等)の展示を施すことができる。そして、上記上段お
よび中段の陳列は、定期的に簡単に模様替えすることが
でき、その際にも全体のバランスを考慮しながら効率よ
く陳列し直すことができる。
【0008】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
細に説明する。
【0009】
【実施例】図1はこの発明の衣料陳列構造の一実施例を
示す斜視図である。この実施例では、店舗の一壁面に沿
って、特殊な細長状陳列棚Aを、互いに隣合うよう6個
並べ、この6個の陳列棚Aによって構成される陳列用ス
ペース全体を利用して、衣料およびそれにコーディネー
トすることのできるアクセサリーや小物が系統立って陳
列されている。
【0010】上記各陳列棚Aは、図2に示すように、高
さL=2400mm、幅W=330mmの背板10の上
部に、略四角形状に折り畳まれた衣料を吊り下げ保持す
るための棚11が3段設けられ、下部にストックボック
ス12が設けられて構成されている。
【0011】上記衣料吊り下げ保持用の棚11は、それ
ぞれステンレス製の四角枠13からなり、前後に延びる
左右の二辺11a,11bに、左右一対のクリップ14
が4対、所定間隔で取り付けられている。また、各棚1
1の手前の辺11cは、図4に示すように、左右の二辺
11a,11bに対し回動自在に取り付けられており、
その中央部には、両端に左右一対のクリップ15が取り
付けられたハンガー16が取り付けられている。このハ
ンガー16は、図1に示すように、四角形状に折り畳ま
れた衣料を剥き出しで吊り下げ、ネクタイやスカーフ等
をコーディネートして展示するためのもので、図4に矢
印Pで示すように水平方向に回動するとともに、辺11
cと一体的に上下方向にも回動する(矢印Q)ようにな
っている。なお、上記棚11の左右の二辺11a,11
bは、外筒17と芯棒18との二重構造になっており、
クリップ14が取り付けられた芯棒18が、外筒17に
沿って手前側に向かって引き出されるようになってい
る。
【0012】また、上記各棚11の左右の二辺11a,
11bは、左右両側に各2本ずつ設けられたリブ板1
9,20に回動自在に取り付けられており、図2におい
て向かって右側に取り付けられた牽引用のガイド棒21
を手前下方に引くことによって、図3に示すように、3
段の棚11を一体的に、手前に約90°の角度で倒すこ
とができるようになっている。すなわち、図3に示すよ
うに、3段の棚11のうち、真ん中の棚11′の奥側の
辺11dには、背板10の上部に取り付けられたワイヤ
ーボックス22の下端部から延びるワイヤー23が連結
されていて、常態では、上記リブ板19,20を垂直に
保つようテンションが与えられている。そして、上記ガ
イド棒21を手前下方に引くと、上記ワイヤーボックス
22からワイヤー23が繰り出されてリブ板19,20
が略水平に倒れ、その状態を保持することができるよう
になっている。このとき、真ん中の棚11′の左右の二
辺11a,11bの一個所に、外側に突出するストッパ
24が取り付けられており、このストップ24に、奥側
のリブ板19が当たることにより、リブ板19と20が
完全には押し潰れないよう配慮されている。そして、倒
れた棚11を元に戻す場合には、上記ガイド棒21でリ
ブ板19,20を押し上げるようにして元に戻すことが
できる。なお、上記ワイヤー23の繰り出し,巻き取り
機構は、上記ワイヤーボックス22内に取り付けられた
市販のワイヤーロープ巻き取り機構(EW−3、遠藤工
業社製)を利用している。また、上記ガイド棒21は、
棚11が起立している状態では、手前右側のリブ板20
の下部に設けられたガイド棒保持用突起25に係合して
位置決め保持されるようになっている。
【0013】このように、背の高い陳列棚Aの上部に設
けられた棚11を、簡単な動作で低い位置に下げること
ができるようにしたのは、いちいち踏み台等を用いるこ
となく、簡単に棚11に吊り下げられた衣料を取ること
ができるよう考慮したものである。なお、上記各棚11
において、一番手前のハンガー16への衣料の吊り下げ
は、図1および図3に示すように、正立姿勢で行われる
が、後ろ側の、各クリップ14を利用した吊り下げで
は、包装袋に入れた衣料は、図3に示すように倒立姿勢
で吊り下げられる。この姿勢のほうが、衣料を安定して
保持でき、しかも包装体に入れられた衣料の下辺部(上
にくる)が直線として揃い見栄えがよいからである。そ
して、これらの吊り下げられた衣料は、上記棚11の前
屈時にも、図3に示すように、垂直な吊り下げ姿勢を保
持するようになっている。
【0014】一方、背板10の下部に設けられたストッ
クボックス12(図2に戻る)は、正面部が片開きの扉
12aになっており、この内側に、衣料等の商品を多数
収納できるようになっている。
【0015】また、上記棚11とストックボックス12
の間に露出する背板10の部分には、左右両側に、棚取
り付け用のレール30が取り付けられている。このレー
ル30には、この部分に取り付けられるべき棚等の背面
部に設けられるフックと係合しうる細長い孔31が所定
間隔で多数形成されている。
【0016】上記レール30には、例えば図5に示すよ
うに、陳列棚Aの上部に取り付けられた衣料吊り下げ用
の棚11と同様の構造の棚32を取り付けることができ
るようになっている。この棚32は、前記棚11と同
様、衣料吊り下げ用の枠が手前に引き出せるよう左右の
二辺32a,32bが二重構造になっており、手前の辺
32cと、左右の二辺の内側に、左右一対のクリップ3
3が複数対設けられている。そして、奥側の辺32dの
左右2個所には、図6に示すように、上記レール30の
孔31と係合しうるフック34が取り付けられている。
【0017】また、上記レール30には、例えば図7
(a)および(b)示すように、衣料等をその上に載せ
て陳列することのできる平棚40や傾斜棚41を取り付
けることもできるようになっている。各棚40,41の
背面にも上記棚32と同様のフック34が取り付けられ
ている。なお、各棚40,41には、図示のように、左
右方向に陳列品がずれないよう、左右の縁部にガイド4
2を取り付けるようにしてもよい。また、各棚40,4
1の重量を軽くするために、各棚40,41の面に多数
の透孔を形成するようにしてもよい。
【0018】さらに、上記陳列棚Aには、レール30に
各種の棚等を取り付ける代わりに、ストックボックス1
2の上面に、各種の収納ボックスを載置することもでき
る。
【0019】上記収納ボックスとしては、例えば図8に
示すように、ストックボックス12の奥行きの1/3の
厚さに設定された薄型のもの45を3個重ねて用いるよ
うにしてもよい。この収納ボックス45は、内側のスペ
ースが9分割されていて、その仕切り板46が、図9
(a)に示すように、収納ボックス45の外枠から外れ
るようになっている。したがって、上記収納ボックス4
5を利用してアクセサリーやネクタイ等を陳列する場
合、上記仕切り板46を、図8に示すような配置にして
もよいし、図9(b)に示すような配置にしてもよく、
簡単な操作で陳列品の印象を大幅に変えることができ
る。
【0020】また、陳列棚Aの2個分のスペースを利用
して、図10に示すような収納ボックス50を載置する
ようにしてもよい。この収納ボックス50は、正面扉5
1が観音開きになっており、しかも、左右の扉51の枠
体部分51aの内側面51bが、図示のように前後に回
転するよう設定されている。この扉内側面51bの表裏
両面にはピンが刺さるようになっており、回転する表裏
面に、それぞれ衣料やスカーフ等をピン止めして人目を
引くようになっている。そして、時間帯や顧客年齢等に
応じて、扉内側面51bのいずれの面を表側に露出させ
るかを選択することができるようになっている。なお、
上記収納ボックス50の他の部分は透明アクリル板で構
成されており、内側には複数の棚が設けられて、段ごと
に陳列された商品が、外側からも観察できるようになっ
ている。
【0021】さらに、上記陳列棚Aのレール30には、
図11に示すように、棒状のガイド60を取り付け、そ
の先端に、フレキシブルハンガー61を吊り下げるよう
にしてもよい。上記ガイド60としては、例えば120
mm,200mm,280mmの3種類の長さのものを
用意しておき、上記フレキシブルハンガー61の突出度
合いを適宜に選択できるようにしておくことが好適であ
る。なお、上記フレキシブルハンガー61とは、衣料の
肩に沿う部分61aが自在に変形可能なもので、肩のラ
インが特殊なデザインになっているものであっても、そ
のデザインを活かした展示ができるよう工夫したもので
ある。
【0022】また、上記フレキシブルハンガー61を吊
り下げるガイド60としては、上記のように棒状のもの
に限らず、例えば図12(a)〜(c)に示すように、
L字状、あるいはT字状のものを用いてもよい。なお、
各ガイド60の寸法は、例えば下記の表1に示すように
設定されており、他の陳列品とのバランスに応じて、適
宜の寸法・形状のものを選択できるようになっている。
【0023】
【表1】
【0024】そして、これらのガイド60を用いる場合
には、各横辺部60aにフレキシブルハンガー61を引
っ掛けることができ、引っ掛ける位置を左右方向に適宜
にずらすことにより、衣料の左右方向のバランスを調整
することができる。なお、各図において、62はハンガ
ー脱落止めの突起である。
【0025】また、フレキシブルハンガー61として、
吊り下げるタイプのもの以外に、図13に示すような、
水平面に載置するタイプのものを用意しておき、前記ス
トックボックス12の上面にこれを載置して衣料の陳列
を行うようにしても差し支えはない。
【0026】ちなみに、上記図1の実施例では、6個並
べた陳列棚Aを用い、上2段は、衣料吊り下げ用棚11
を利用して、四角形状に折り畳んだシャツ,ブラウス等
の吊り下げ展示を行い、その下のスペースでは、中央の
2個の陳列棚Aにおいて、ストックボックス12の上に
それぞれ薄型の収納ボックス45を3個重ねて置き、そ
の上に傾斜棚41を取り付けている。また、左右両側の
各2個の陳列棚Aには、それぞれ2個分のストックボッ
クス12の上に、回転扉付きの収納ボックス50を置い
ている。
【0027】このように、6個の陳列棚Aによって構成
される垂直面全体を利用して、上段,中段,下段、ある
いは中央部および左右両側の各ブロックにおいて、それ
ぞれ印象的な陳列がなされている。そして、全体とし
て、バランスがとれ整然とした印象でまとめられてお
り、顧客が目的とする商品を選択しやすくなっている。
また、棚や収納ボックスの配置替えや吊り下げてある衣
料の交換等を、店員が簡単に行うことができるため、平
日と週末、あるいは時間帯や顧客の年齢層に応じて、こ
まめに陳列の模様替えを行うことができ、きめこまやか
な対応を実現することができる。
【0028】なお、上記実施例において、四角形状に折
り畳まれたシャツやブラウスに、ネクタイやスカーフを
コーディネートする場合、ネクタイ等を実際にシャツの
襟に結んでしまうと、そのネクタイには折れしわがつい
て、商品価値がなくなるという問題がある。そこで、ネ
クタイ等を展示に用いる場合には、例えば図14に示す
ような、ネクタイコーディネート用のガイド片70を用
いることが好適である。このガイド片70は、撓み性の
ある透明プラスチックシートを打ち抜き成形したもの
で、中央の細幅の切り込み部71をシャツの第1ボタン
72の内側に差し込み、左右の羽根部73をシャツの襟
の内側にはめ込む。そして、中央下部に設けられた四角
穴74から、2つ折りしたネクタイ75の折り返し部
を、手前側に抜き出して保持することにより、あたかも
ネクタイ75を締めたようにネクタイ75を保持するこ
とができる。そして、ネクタイ75は、四角穴74と緩
く嵌合しているだけなので、ネクタイ75自身の商品価
値が失われることがない。ただし、上記ネクタイ保持用
の穴74は、四角形状に限らないのであって、ネクタイ
等の生地によっては三角形や楕円形にする方が形よく止
めることができる場合がある。
【0029】また、上記ネクタイコーディネート用のガ
イド片70に代えて、図15に示すような、金属製のガ
イド金具80を用いるようにしてもよい。このものは、
中央の下向きU字状に曲成された凹部81をシャツの第
1ボタン72の内側に差し込むだけで、シャツに固定す
ることができるようになっており、その手前側のV字状
に曲成された部分82に、2つ折りしたネクタイ75の
折り返し部を挟持させることにより、簡単にネクタイ7
5を保持することができるようになっている。このもの
によっても、上記のガイド片70と同様、ネクタイ75
自身の商品価値を損なうことなくネクタイ75の展示を
行うことができる。
【0030】さらに、従来からシャツやブラウスの襟元
には、襟の保形のために、プラスチックシートを帯状に
裁断したカラーキーパーが挿入されるので、図16に示
すように、このカラーキーパー90自身の中央下部に、
ネクタイ保持用の三角穴91(この穴形状も、四角形,
楕円形等、各種形状に設定することができる)を形成
し、この三角穴91を利用して、ネクタイ等を組み合わ
せて展示するようにしてもよい。
【0031】なお、上記実施例では、陳列棚Aを6個並
べたが、陳列棚Aを並べる数は、壁面の大きさによって
適宜に設定することができる。ただし、使用する陳列棚
Aは、それぞれが縦一列に略四角形状に折り畳まれた衣
料を陳列できる程度の大きさに設定されていることが必
要で、そのためには幅が300〜400mmに設定され
ていなければならない。また、壁面を有効に利用する観
点から、その高さは1800mm以上に設定されていな
ければならない。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明の衣料陳列構造
は、上段が、略四角形状に折り畳まれた衣料を吊り下げ
保持して衣料を垂直に展示できる棚に形成され、中段
が、着脱自在な各種棚板・収納ボックスを選択的に取り
付けることにより必要に応じた適宜の展示態様にするこ
とのできるフリースペースに形成され、さらに下段が、
商品収納用のストックボックスに形成された、特殊な細
長状陳列棚(A)を複数個、壁面に沿って互いに隣合う
よう並べ、この複数個並んだ全体で、一まとまりの衣料
陳列を行うようにしたものである。この陳列方法によれ
ば、左右に並ぶ細長状陳列棚(A)の各上段に、最も顧
客にアピールしたい衣料を、ネクタイ等とコーディネー
トした上で吊り下げることにより、非常にアピール度の
高い陳列となる。特に、各上段のなかでも中央部に最も
印象的な衣料を配置し、左右両側に、そのバリエーショ
ン的なものを配置することで、顧客に与えるインパクト
を一層鮮烈なものにすることができる。しかも、中段に
おいて、様々な展示態様を展開することができるように
なっているため、上段に吊り下げ展示した衣料とのバラ
ンスを考慮しながら、系統立った衣料(あるいはアクセ
サリー,小物等)の展示を施すことができる。そして、
上記上段および中段の陳列は、簡単に模様替えすること
ができ、その際にも全体のバランスを考慮しながら効率
よく陳列し直すことができるため、顧客層や時間帯、あ
るいは季節等に応じて、きめこまかいレイアウトの修正
を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の斜視図である。
【図2】上記実施例に用いる陳列棚の斜視図である。
【図3】上記陳列棚の動作説明図である。
【図4】上記陳列棚の衣料吊り下げ用の棚の説明図であ
る。
【図5】上記陳列棚に取り付けることのできる棚の説明
図である。
【図6】上記棚に設けられたフックの説明図である。
【図7】(a)は上記陳列棚に取り付けることのできる
平棚の説明図、(b)は同じく傾斜棚の説明図である。
【図8】上記陳列棚に置くことのできる収納ボックスの
説明図である。
【図9】(a)は上記収納ボックスの仕切り板の説明
図、(b)はその仕切り板の配置を変えた状態の説明図
である。
【図10】上記陳列棚に置くことのできる他の収納ボッ
クスの説明図である。
【図11】上記陳列棚に取り付けることのできるフレキ
シブルハンガーの説明図である。
【図12】(a),(b),(c)は上記フレキシブル
ハンガーの他の取り付け態様の説明図である。
【図13】上記フレキシブルハンガーのさらに他の態様
の説明図である。
【図14】上記実施例に用いることのできるネクタイ取
り付け用のガイド片の説明図である。
【図15】上記実施例に用いることのできるネクタイ取
り付け用のガイド金具の説明図である。
【図16】上記実施例に用いることのできる他のネクタ
イ取り付け方法の説明図である。
【図17】ワイシャツの包装態様の説明図である。
【図18】ワイシャツの陳列態様の説明図である。
【図19】ワイシャツの陳列態様の説明図である。
【符号の説明】
10 背板 11 棚 12 ストックボックス 14 クリップ 16 ハンガー 19,20 リブ板 21 ガイド棒 22 ワイヤーボックス 23 ワイヤー 32 棚 40 平棚 41 傾斜棚 46,50 収納ボックス A 陳列棚
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月18日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図4】
【図5】
【図8】
【図2】
【図3】
【図6】
【図7】
【図9】
【図10】
【図11】
【図13】
【図15】
【図12】
【図14】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の細長状陳列棚(A)を、壁面に沿
    って複数個、互いに隣合うよう並べ、複数個並んだ細長
    状陳列棚(A)全体で、一まとまりの衣料陳列を行うよ
    うにしたことを特徴とする衣料陳列構造。 (A) 幅300〜400mm、高さ1800mm以上
    の寸法に設定され、少なくとも最上段部が、略四角形状
    に折り畳まれた衣料を吊り下げ保持する衣料吊り下げ展
    示部に形成され、その下側の空間部が、着脱自在な各種
    棚板・収納ボックスの選択的な取り付けによって任意の
    展示区画に仕切られ、最下段部が商品収納用のストック
    ボックスに形成された細長状陳列棚。
  2. 【請求項2】 上記細長状陳列棚(A)の衣料吊り下げ
    展示部が、常態では棚の背板に沿って直立姿勢を保ち、
    牽引動作により棚の背板から略90°手前側に倒れるよ
    う設定されている請求項1記載の衣料陳列構造。
JP4477093A 1993-03-05 1993-03-05 衣料陳列構造 Pending JPH06253962A (ja)

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JP4477093A JPH06253962A (ja) 1993-03-05 1993-03-05 衣料陳列構造

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JP (1) JPH06253962A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4921435U (ja) * 1972-05-26 1974-02-23
JPH0211476B2 (ja) * 1980-09-04 1990-03-14 Yamaha Motor Co Ltd

Patent Citations (2)

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