JP2559430Y2 - 商品陳列棚 - Google Patents

商品陳列棚

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JP2559430Y2
JP2559430Y2 JP5975493U JP5975493U JP2559430Y2 JP 2559430 Y2 JP2559430 Y2 JP 2559430Y2 JP 5975493 U JP5975493 U JP 5975493U JP 5975493 U JP5975493 U JP 5975493U JP 2559430 Y2 JP2559430 Y2 JP 2559430Y2
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成彬 武田
修二 水田
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鐘紡株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、商品陳列棚に係り、詳
しくは、店舗において、ワイシャツ、ブラウス、スー
ツ、ブレザー、スラックス等の各種の衣料を、機能的且
つ効率的に陳列することができ、使い勝手の良い商品陳
列棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、百貨店、専門小売店等の店舗
においては、できるだけ多くの購買者の目を引き購買意
欲を高揚させることのできる商品の陳列方法について鋭
意検討がなされている。一般に、ワイシャツやブラウス
等の衣料は、図6に示すように、芯紙(40)を入れて
略四角形状に折り畳まれ、透明な包装袋(41)に入れ
られて販売されている。そして、店頭においては、上記
のように包装された包装体(42)を、例えば図7に示
すように、箱型の陳列ケース(43)内に種類別に重ね
て収納陳列するのが一般的である。しかしながら、この
ように、ワイシャツ等を陳列ケース(43)内に積み重
ねて陳列してしまうと、シャツ類のイメージを左右する
重要なポイントである襟元が陳列ケース(43)の中に
隠れてしまうこととなり、購買者が商品の選択を行い難
いという欠点があった。
【0003】また、スーツ、ブレザー、スラックス等の
衣料は、金属パイプ等からなる吊り下げ用什器にサイズ
別等に分類されて吊り下げ陳列販売されている。そし
て、上記のワイシャツやブラウス等の衣料と、スーツや
ブレザー等の衣料とは、同じ売り場内であっても、別々
の什器に陳列されて「シャツコーナー」と「スーツコー
ナー」というように離して展示販売されていることが一
般的である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の商品陳列方法では、購買者が例えばワイシ
ャツとスーツとを一緒に購入するにしても、両者を別々
に選ばなければならないということになり、両者をコー
ディネートして購入しようとする場合には、販売員に相
談したり、ワイシャツとスーツとのいずれか一方の商品
を他方の商品の横まで持って行って合わせてみたりする
というような面倒なことを行わなければならなかった。
そこで、1部の主力商品については、購買者に強い印象
を与えるようにスーツとワイシャツとネクタイとをコー
ディネートして売り場の壁面に飾ったりすることも行わ
れているが、アピールしようとする商品に限って個別の
展示を行っても、購買者が自分で商品をコーディネート
して購入するという点ではそれほどの助けにもならず、
またかえって系統立った陳列を行うことができずに売り
場全体の印象を散漫な感じにしてしまうという問題があ
った。
【0005】また、売り場の限られたスペース内に、ワ
イシャツ、ブラウス等の衣料とスーツ、ブレザー、スラ
ックス等の衣料といった複数種類の商品を多数、できる
だけ商品の特徴が目立つように陳列しようとすると、ど
うしても壁面の高い位置に商品を陳列する必要が生じる
こととなった。そして、このように高い位置に陳列され
た商品を取る際には、いちいち踏み台等を使用しなけれ
ばならず、面倒で危険を伴うという問題もあった。
【0006】本考案は、上述のような実情に鑑みなされ
たものであって、シャツ、ブラウス等の衣料とスーツ、
ブレザー、スラックス等の衣料とを、購買者が容易に両
者をコーディネートすることができるように機能的且つ
効率的に陳列し、全体としてまとまりのある印象を与え
ることができ、しかも使い勝手の良い商品陳列棚の提供
を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案の商品陳列棚は次のような構成をとる。す
なわち、常態では棚の背板に沿い直立姿勢に保たれて牽
引動作により棚の背板から略90°手前に倒れるように
形成され、略四角形状に折り畳まれたワイシャツ、ブラ
ウス等の衣料を吊り下げ展示する吊り下げ展示部が、上
記背板の上部に配設され、この吊り下げ展示部の下側
が、上記背板から前方に突設された上板と、この上板の
下でスーツ、ブレザー、スラックス等の衣料を保持する
保持部材とからなる陳列部に形成されていることを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】上記の構成をとる本考案の商品陳列棚は、背板
に沿って、その上部が、ワイシャツ、ブラウス等の衣料
を吊り下げ展示する吊り下げ展示部に形成されるととも
に、この吊り下げ展示部の下側が、スーツ、ブレザー、
スラックス等の衣料を陳列する陳列部に形成されてお
り、ワイシャツ、ブラウス等の軽衣料とスーツ、ブレザ
ー、スラックス等の重衣料とを、同じ商品陳列棚で効率
的にバランス良く陳列することのできるものである。従
って、この商品陳列棚に商品を陳列する際に、吊り下げ
展示部と陳列部のそれぞれに陳列する各衣料の組合せを
考慮しておけば、購買者が自分で簡単にワイシャツ、ス
ーツ等をコーディネートして購入することが可能とな
る。そして、上部の吊り下げ展示部が、常態では棚の背
板に沿って直立姿勢に保たれていて、牽引動作により棚
の背板から略90°手前に倒すことができるように形成
されているため、背板がかなり高く形成されていても、
必要なときにはこれを低い位置に倒した上で商品を取っ
たり補充、交換の作業を行ったりすることができ、踏み
台等を使用する必要がなく使い勝手が良い。さらに、こ
の吊り下げ展示部の下側に、スーツ、ブレザー、スラッ
クス等の衣料を陳列する陳列部が形成されているため、
吊り下げ展示部を低い位置に下げた状態にして、ここに
展示されているワイシャツ、ブラウス等の衣料と陳列部
に陳列されているスーツ、ブレザー、スラックス等の衣
料とをその場で並べて見ることができる。従って、本考
案の商品陳列棚によれば、店舗の中でいちいち商品を持
ち歩いてコーディネートの検討等を行う必要がなくな
り、購買者及び販売員の両者にとって理想的な売り場展
開を、狭いスペースの範囲内で実現することが可能とな
る。
【0009】
【実施例】以下、本考案の商品陳列棚の実施例を図面に
基づき説明する。
【0010】図1は、本考案の商品陳列棚の一実施例を
示している。同図に示すように、この商品陳列棚(1)
は、高さL=2200mm、幅W=660mmの背板
(2)の上部に、吊り下げ展示部(10)を横に2列並
べて配設するとともに、この吊り下げ展示部(10)の
下に陳列部(30)を設けて構成されている。なお、吊
り下げ展示部(10)については、全く同一構造のもの
が2列並設されているため、図1は、向かって右側の吊
り下げ展示部(10)にその詳細機構を示し、左側はそ
の枠組のみを示して詳細は省略したものとなっている。
【0011】上記吊り下げ展示部(10)は、これを上
からみた図2に示すように、上記背板(2)から前方に
突出するように横に2列、互いの間隔wを約30mmに
設定して配設されている。そして、図6に基づき前述し
たように略四角形状に折り畳まれたワイシャツ、ブラウ
ス等の衣料(以下、シャツという)を、上下2段に複数
枚ずつ吊り下げ保持するものである。
【0012】この吊り下げ展示部(10)は、ステンレ
ス製の四角枠(11)からなり、最上段及び2段目の四
角枠(11)には、前後に延びる左右の二辺(11
a)、(11b)に、左右一対のクリップA(12)が
複数対(この実施例では4対)、所定間隔で取り付けら
れている。また、その手前の辺(11c)は、図4に示
すように、左右の二辺(11a)、(11b)に対して
回動自在に取り付けられており、その中央部には、両端
に左右一対のクリップB(13)が取り付けられたハン
ガー(14)が取り付けられている。このハンガー(1
4)は、略四角形状に折り畳まれたシャツを剥き出しで
吊り下げ、その襟元にネクタイやスカーフをコーディネ
ートして展示するためのものであり、図4中矢印Pで示
すように水平方向に回動するとともに、手前の辺(11
c)と一体的に上下方向にも矢印Qに示す如く回動する
ようになっている。更に、左右の二辺(11a)、(1
1b)は、外筒(15)と芯棒(16)との二重構造に
なっており、上記クリップA(12)が取り付けられた
芯棒(16)が外筒(15)に沿って手前側に向かって
引き出されるようになっている。
【0013】また、上記左右の二辺(11a)、(11
b)は、左右両側に各2本ずつ設けられたリブ板(1
7)、(18)に回動自在に取り付けられており、図1
において向かって右側に取り付けられた牽引用のガイド
棒(19)を手前下方に引くことによって、図3に示す
ように吊り下げ展示部(10)全体を一体的に、手前に
約90°の角度で倒すことができるようになっている。
すなわち、2段目の奥側の辺(11d)には、背板
(2)の上部に取り付けられたワイヤーボックス(2
0)の下端部から延びるワイヤー(21)が連結されて
おり、常態では上記リブ板(17)、(18)を垂直に
保つようにテンションが与えられている。そして、上記
ガイド棒(19)を手前下方に引くと、上記ワイヤーボ
ックス(20)からワイヤー(21)が繰り出されて図
3中一点鎖線で示すようにリブ板(17)、(18)が
略水平に倒れ、その状態を保持することができるように
なっている。このとき、2段目の左右の二辺(11
a)、(11b)の一箇所にストッパ(22)が突設さ
れており、このストッパ(22)に、奥側のリブ板(1
7)が当たることにより、リブ板(17)、(18)が
完全には押し潰されないようになっている。そして、倒
れた吊り下げ展示部(10)を元に戻す場合には、上記
ガイド棒(19)でリブ板(17)、(18)を押し上
げるようにして元に戻すことができる。なお、上記ワイ
ヤー(21)の繰り出し、巻き取り機構は、上記ワイヤ
ーボックス(20)内に取り付けられた市販のワイヤー
ロープ巻き取り機構(EW−3、遠藤工業社製)を利用
している。また、上記ガイド棒(19)は、吊り下げ展
示部(10)が起立している状態では、手前右側のリブ
板(18)の下部に設けられたガイド棒保持用突起(2
3)に係合して位置決め保持されるようになっている。
【0014】このようにすることによって、高い位置に
配設された吊り下げ展示部(10)を簡単な動作で低い
位置に下げることが可能となり、踏み台等を用いること
なく吊り下げ展示部(10)に吊り下げられたシャツを
取ったり交換したりすることができる。そして、この吊
り下げ展示部(10)において、一番手前のハンガー
(14)へはネクタイ等をコーディネートしたシャツを
正立姿勢で吊り下げるが、その後ろの各クリップA(1
2)には、包装したシャツを図3に示すように倒立姿勢
で吊り下げることにより、吊り下げ状態における上側の
ラインを真っ直ぐに揃えるとともに吊り下げ状態を安定
させ、且つ襟元のサイズ表示も見易くすることができ
る。なお、この吊り下げ展示部(10)においては、2
列並んだ吊り下げ展示部(10)の間にガイド棒(1
9)を取り付け、このガイド棒(19)を手前下方に引
くことにより2列の吊り下げ展示部(10)を同時に倒
すことができるような構成をとることもできる。
【0015】また、上記陳列部(30)は、上記吊り下
げ展示部(10)の牽引動作に支障を来さない程度に離
間させて下方に設けられている。この陳列部(30)
は、背板(2)から前方に上記吊り下げ展示部(10)
と略同程度に突出させて設けられた水平な上板(31)
と、この上板(31)を左右に2分割するように上板
(31)の真下に隠れて背板(2)から突設された保持
部材としてのスライドハンガー(32)とから構成され
ている。このスライドハンガー(32)は、図3に示す
ように、背板(2)に固着された支持棒(33)と、こ
の支持棒(33)に沿って前後にスライドしうるスライ
ド棒(34)と、このスライド棒(34)の下に並設さ
れた吊り下げ棒(35)と、上記スライド棒(34)及
び吊り下げ棒(35)の先端に取り付けられた引き出し
用の掴み部(36)とから構成されている。
【0016】この陳列部(30)は、ハンガー等に吊り
下げたスーツ、ブレザー等の衣料(以下、スーツとい
う)を、前後方向に複数枚吊り下げ展示するものであ
る。そして、上記掴み部(36)を持って手前に引くこ
とにより、図3中一点鎖線で示すように支持棒(33)
に沿ってスライド棒(34)を前方に引き出し、吊り下
げ棒(35)に吊り下げられたスーツを上板(31)の
下から現出させて見易い状態とすることができるのであ
る。
【0017】上述のように構成された商品陳列棚(1)
においては、左右に2列並設された吊り下げ展示部(1
0)が、左右2列、上下2段で4ブロックのシャツ吊り
下げ部を形成し、ここに略四角形状に折り畳まれたシャ
ツを前後方向に複数枚吊り下げて展示することができる
ようになっている。そして、この吊り下げ展示部(1
0)が、側方に設けられたガイド棒(19)を手前下方
に引くだけで簡単に手前側に倒れ、低い位置で略水平に
延びるようにすることができるような構成となっている
ため、踏み台等を用いることなくシャツを購買者に見せ
たり補充、交換作業を行ったりたりすることができる。
【0018】また、陳列部(30)が、スーツの正面を
前に向けて吊り下げることのできる幅寸法を有し、複数
枚のスーツを前後方向に並べて吊り下げた吊り下げ棒
(35)を、通常は上板(31)の下に収めておいて必
要時のみ前方に引き出すことができるように構成されて
いるため、小さなスペースの中でスーツを見易く展示す
ることができる。
【0019】更に、上記のようにシャツを吊り下げ展示
する吊り下げ展示部(10)と、スーツを陳列する陳列
部(30)とが、1枚の背板(2)に対して上下方向に
配設されて一体となっているため、レイアウト変更を行
うとき等の使い勝手が良く、店舗の規模によってこの商
品陳列棚を壁面等に沿って適宜数並設することにより、
バランス良く系統立った印象を与える商品展示を省スペ
ースで行うことが可能となる。そして、目的とするシャ
ツが吊り下げ展示されている吊り下げ展示部(10)を
手前下方に倒して低い位置に降ろすとともに、陳列部
(30)を前方に引き出すことにより、シャツとスーツ
とを近づけてコーディネートの検討を行うことができ
る。従って、一方の商品を他方の商品の陳列場所までい
ちいち持っていく必要がなくなり、購買者が自分でシャ
ツとスーツとを自由にコーディネートして購入すること
ができ、また販売員がシャツとスーツとを組み合わせて
購買者に見せながら推奨することも容易且つスマートに
行うことができる。
【0020】なお、上記陳列部(30)は、スラックス
等の衣料を陳列するために、上板(31)の下を左右に
横切る吊り下げ棒を設け、スラックス用のハンガーに吊
り下げられたスラックスを複数枚、左右方向に並べて吊
り下げ棒に吊り下げるような構成のものとしてもよい。
【0021】図5は、上述した商品陳列棚(1)を用い
て店舗のレイアウトを行った例を示すレイアウト図であ
る。同図に示すように、この店舗の中には、四角柱状の
タワー(3)が立設され、その3辺に沿ってそれぞれ2
つずつ上記商品陳列棚(1)が並べて立設されている。
そして、このように商品陳列棚(1)を並べた角には、
シャツとスーツとをコーディネートして展示するパネル
(4)と、鏡(5)とが配設され、残りの1辺側はカウ
ンタースペースとして空けられている。また、壁面に沿
って、スーツ、ブレザー等の衣料を吊り下げ陳列する吊
り下げ陳列部(6a)と、シャツやセーターを重ねて載
置する載置棚を複数段有する載置陳列部(6b)とが並
べられるとともに、上記吊り下げ陳列部(6a)と載置
陳列部(6b)とに挟まれた状態で商品陳列棚(1)が
同じく2つ並べて立設されている。なお、(7)は、前
面にネクタイ等のアクセサリー掛け(7a)を有するス
トック棚、(8)はフィッテイングルーム、(9)は選
択した商品のコーディネートを行うためのコーディネー
トテーブルを示している。
【0022】このように、商品陳列棚(1)を用いてレ
イアウトされた店舗は、バランスのとれたすっきりした
印象を与えるものであって、購買者にとっても販売員に
とっても利用しやすい魅力的なものである。すなわち、
店舗の中に入るとまずタワー状に立設された商品陳列棚
(1)が人目をひき、購買者はこの商品陳列棚(1)に
関して前述した通り、シャツとスーツとのコーディネー
トを容易且つ合理的に行うことができる。そして、商品
陳列棚(1)と向かい合う形で壁面に沿って吊り下げ陳
列部(6a)と載置陳列部(6b)とが配設され、多数
のスーツやシャツを陳列することができるようになって
いるため、ここに上記商品陳列棚(1)に陳列された商
品のサイズ違い等を並べておくことにより、商品陳列棚
(1)で選択した商品で自分のサイズに合うものを容易
に見つけることが可能となる。また、販売員も、まずタ
ワー状に立設された商品陳列棚(1)の周りで商品のコ
ーディネートや推奨を効率的に行うことができ、さら
に、必要に応じて上記吊り下げ陳列部(6a)や載置陳
列部(6b)に陳列されている商品を商品陳列棚(1)
に補充したり交換したりする作業も簡単に行うことがで
きる。
【0023】上記の通り、この商品陳列棚(1)を、店
舗の規模等に応じて、設置場所を工夫して適宜数を並べ
ることにより、店舗規模に適合し、且つ整然とバランス
のとれた印象を与える店舗レイアウトの設計を実現する
ことができる。
【0024】
【考案の効果】以上述べたように、本考案の商品陳列棚
は、背板に沿って、その上部が、ワイシャツ、ブラウス
等の衣料を吊り下げ展示する吊り下げ展示部に形成され
るとともに、この吊り下げ展示部の下側が、スーツ、ブ
レザー、スラックス等の衣料を陳列する陳列部に形成さ
れており、ワイシャツ、ブラウス等の軽衣料とスーツ、
ブレザー、スラックス等の重衣料とを、同じ商品陳列棚
で効率的にバランス良く陳列することのできるものであ
る。従って、この商品陳列棚に商品を陳列する際に、吊
り下げ展示部と陳列部とのそれぞれに陳列する各衣料の
組合せを考慮しておけば、購買者が自分で簡単にワイシ
ャツ、スーツ等をコーディネートして購入することが可
能となる。そして、上部の吊り下げ展示部が、牽引動作
により棚の背板から略90°手前に倒れるように形成さ
れているため、背板がかなり高く形成されていても、必
要なときにはこれを低い位置に倒した上で商品を取った
り補充、交換の作業を行ったりすることができ、踏み台
等を使用する必要がなく使い勝手が良い。さらに、ワイ
シャツ、ブラウス等の衣料を展示する吊り下げ展示部の
下側に、スーツ、ブレザー、スラックス等の衣料を陳列
する陳列部が形成されているため、吊り下げ展示部を低
い位置に下げた状態にして、ここに展示されているワイ
シャツ、ブラウス等の衣料と陳列部に陳列されているス
ーツ、ブレザー、スラックス等の衣料とをその場で並べ
て見ることができる。このように、本考案の商品陳列棚
によれば、店舗の中でいちいち商品を持ち歩いてコーデ
ィネートの検討等を行う必要がなくなり、購買者及び販
売員の両者にとって極めて使い勝手の良い理想的な売り
場展開を、狭いスペースの範囲内で実現することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の商品陳列棚の一実施例を示す斜視図で
ある。
【図2】上記実施例の商品陳列棚を上からみた説明図で
ある。
【図3】上記実施例の商品陳列棚の動作説明図である。
【図4】上記実施例の商品陳列棚における吊り下げ展示
部の説明図である。
【図5】本考案の商品陳列棚を用いて店舗のレイアウト
を行った例を示すレイアウト図である。
【図6】ワイシャツ、ブラウス等の衣料の包装態様の説
明図である。
【図7】ワイシャツ、ブラウス等の衣料の陳列態様の説
明図である。
【符号の説明】
1 商品陳列棚 2 背板 10 吊り下げ展示部 30 陳列部 31 上板 32 保持部材(スライドハンガー)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常態では棚の背板(2)に沿い直立姿勢
    に保たれて牽引動作により棚の背板(2)から略90°
    手前に倒れるように形成され、略四角形状に折り畳まれ
    たワイシャツ、ブラウス等の衣料を吊り下げ展示する吊
    り下げ展示部(10)が、上記背板(2)の上部に配設
    され、この吊り下げ展示部(10)の下側が、上記背板
    (2)から前方に突設された上板(31)と、この上板
    (31)の下でスーツ、ブレザー、スラックス等の衣料
    を保持する保持部材(32)とからなる陳列部(30)
    に形成されていることを特徴とする商品陳列棚。
JP5975493U 1993-10-07 1993-10-07 商品陳列棚 Expired - Lifetime JP2559430Y2 (ja)

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