JPH0625360U - 水平連続式電気めっき通電ロール用ポリッシャー - Google Patents
水平連続式電気めっき通電ロール用ポリッシャーInfo
- Publication number
- JPH0625360U JPH0625360U JP060893U JP6089392U JPH0625360U JP H0625360 U JPH0625360 U JP H0625360U JP 060893 U JP060893 U JP 060893U JP 6089392 U JP6089392 U JP 6089392U JP H0625360 U JPH0625360 U JP H0625360U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- polisher
- doctor blade
- horizontal continuous
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- Prior art date
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ポリッシャーを備えた通電ロールにおいて、
取り除いた金属や砥粒に起因する弊害の回避。 【構成】 通電ロール2のポリッシャー9の後段にドク
ターブレード15と掻き落とされた異物の受け樋12を設
け、かつ該ドクターブレード15を通電ロール巾方向に摺
動させる摺動装置19を設ける。
取り除いた金属や砥粒に起因する弊害の回避。 【構成】 通電ロール2のポリッシャー9の後段にドク
ターブレード15と掻き落とされた異物の受け樋12を設
け、かつ該ドクターブレード15を通電ロール巾方向に摺
動させる摺動装置19を設ける。
Description
【0001】
本考案は、水平連続式電気めっき設備の通電ロールに起因する品質欠陥の防止 に効果的な通電ロール用ポリッシャーに関するものである。
【0002】
従来より鋼板面に錫、クロム、亜鉛等の防食金属を連続的に電気めっきするた めには、一般的に通電ロールが使用され陰極として鋼板に接触している。一方め っき浴中に電極を配置し極とし、めっき浴中の金属を鋼板側に電気めっきしてい る。
【0003】 また、通電ロールに対抗して通常ゴムライニングを施したバックアップロール を設け、その間にめっきする鋼板を挟持し連続的にめっきしながら搬送している 。 この状況を図3に示す。 鋼板1は金属製の通電ロール2とゴムライニングを施したバックアップロール 3に挟持され各ロールはモーターにより駆動回転されめっき浴槽4内を浸漬通過 し次の通電ロール2’及びバックアップロール3’を経由し矢示5の方向へ進行 してめっき鋼板を得る。
【0004】
前述のような電気めっきの場合、鋼板のみに電気めっきされずに通電ロールに もめっきされる欠点を有している。通電ロールがめっきされると外径が大きくな るばかりでなく鋼板に接触する端部に電流が集中し均等付着でない異状なめっき 付着となる。その結果、通電ロールと鋼板との均等な接触が得られずアークスポ ットと呼ばれる品質欠陥を生じている。
【0005】 この欠陥をなくすべく、図4や実開平3−38362 号公報に示されるように砥石 やサンドペーパー9で常時又は間欠的に通電ロール2の表面を研削して付着金属 を取り除いているが、取り除いた金属や砥石やペーパーの砥粒10が鋼板と通電ロ ールの間に落下し、アークスポットや軽度のホットスポットまたは押し疵欠陥を 生じておりこれらの欠陥を防止する必要があった。なお、6は巻戻しリール、7 は巻取りリールであり、8は押えロールである。
【0006】 本考案の目的は、ポリッシャーを備えた通電ロールにおいて、取り除いた金属 や砥粒に起因する弊害を回避できる水平連続式電気めっき通電ロール用ポリッシ ャーを提案することである。
【0007】
本考案は、ポリッシャーを備えた水平連続式電気めっき用通電ロールにおいて 、該ポリッシャーの後段に該通電ロール表面に付着した異物を取り除くドクター ブレードで掻き落とされた異物の受け樋を設け、かつ該ドクターブレードを該通 電ロール巾方向に摺動させる摺動装置を設けたことを特徴とする水平連続式電気 めっき通電ロール用ポリッシャーである。
【0008】 なお、本考案で用いる受け樋の巾は、ポリッシャーから落下する異物が鋼板面 へ落下するのを防止するため、鋼板巾より広いことが望ましい。
【0009】
本考案では、ポリッシャーの後段にドクターブレードを設けているので、研削 操作により発生した金属粉や砥粒がロール表面より効果的に除去され、さらに本 考案では、ドクターロールで掻き落とされた異物の受け樋を設けているので落下 物が鋼板表面に落ちることが回避される。
【0010】 また、本考案ではドクターブレードを巾方向に摺動させる摺動装置を設けてい るので、ドクターブレード乃至はドクターブレードによって掻き取られた異物が ロール表面の同じ箇所に常時接触していることによるロール表面での疵の発生が 避けられる。 次に、本考案を実施例に基づいてより詳細に説明する。
【0011】
図1は本考案の通電ロールポリッシャーの一実施例を示す側面図であり、図2 はその部分的正面図である。 図に示すように、通電ロール2の中心部よりかみ込み側のポリッシャー以降に ドクターブレード15を配置し研削異物10を取り除くものであるが、ドクターブレ ード15の上面に乗った研削異物10は再度鋼板1上に落下を防止すべくこの場合ド クターブレード15のホルダー12をL型鋼又はU型鋼で支持することにより樋を形 成している。
【0012】 ホルダー12は鋼板1巾より広く設け、樋内14に研削異物10をたくわえられるよ うにし、両サイドを開放することにより、鋼板1表面上に落下させず側面へ流出 させるようにしてある。ドクターブレード15は通電ロール2と接触するので絶縁 を必要とし、この場合本体支持ブラット20の取付部で絶縁すると共にブレード15 を非金属製ブレードとした。また、ブレード15はブレードホルダー16で保持しエ アーチューブ23のエアー圧力を可変することにより通電ロール2との接触、非接 触又は圧下力の調整を可能としている。
【0013】 ブレードホルダー16はホルダー12で支持し、ホルダー12両端をロッド17及び摺 動軸受18で支持している。また、ホルダー12のロッド17端にはエアーシリンダー 19等のアクチュエーターに接合され、エアーシリンダー19の動作によりドクター ブレード15を通電ロール2の胴長方向へ摺動させ通電ロール2の表面への疵入り を防止している。
【0014】 この実施例ではホルダー12はロッド17に固定しているので、エアーシリンダー 19の動作によりホルダー12は上下に移動せず通電ロール2の胴長方向へ摺動追随 する。 因みに500mpmのライン速度の水平連続式電気錫めっきラインでの設置条件では ブレード15の圧下力を 50g/cm、摺動量20mm、摺動サイクル1回/5秒で使用し た結果、従来多量の品質欠陥を生じていたものが皆無となった。なお、この時の ブレード15の材質はエポキシ樹脂系 1.5mm厚を使用し、摩耗量は 1.5mm/月だっ た。
【0015】
本考案により、砥粒等による押し疵等の微細な鋼板の品質欠陥を皆無にするこ とができた他に、樋からの研削異物をめっき液中に混入させることなく直接処理 することが可能となるのでめっき液のクリーン化をはかることができる。
【図1】本考案の通電ロールポリッシャーの側面図であ
る。
る。
【図2】本考案の通電ロールポリッシャーの部分正面図
である。
である。
【図3】水平連続式電気めっき槽の全体側面図である。
【図4】従来の通電ロールポリッシャーの全体側面図で
ある。
ある。
1 鋼板 2 通電ロール 3 バックアップロール 4 めっき浴槽 5 矢示 6 巻戻しリール 7 巻取りリール 8 押えロール 9 サンドペーパー 10 研削異物 11 回転方向 12 ホルダー 14 樋内 15 ドクターブレード 16 ブレードホルダー 17 ロッド 18 摺動軸受 19 エアーシリンダー 20 ブラケット 23 エアーチューブ
Claims (1)
- 【請求項1】 ポリッシャーを備えた水平連続式電気め
っき用通電ロールにおいて、該ポリッシャーの後段に該
通電ロール表面に付着した異物を取り除くドクターブレ
ードと該ドクターブレードで掻き落とされた異物の受け
樋を設け、かつ該ドクターブレードを該通電ロール巾方
向に摺動させる摺動装置を設けたことを特徴とする水平
連続式電気めっき通電ロール用ポリッシャー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP060893U JPH0625360U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 水平連続式電気めっき通電ロール用ポリッシャー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP060893U JPH0625360U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 水平連続式電気めっき通電ロール用ポリッシャー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0625360U true JPH0625360U (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=13155496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP060893U Withdrawn JPH0625360U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 水平連続式電気めっき通電ロール用ポリッシャー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0625360U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094790A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Jfe Steel Corp | トップロールの異物除去装置 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP060893U patent/JPH0625360U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010094790A (ja) * | 2008-10-20 | 2010-04-30 | Jfe Steel Corp | トップロールの異物除去装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |