JPH0625341Y2 - スタンプ - Google Patents

スタンプ

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JPH0625341Y2
JPH0625341Y2 JP545788U JP545788U JPH0625341Y2 JP H0625341 Y2 JPH0625341 Y2 JP H0625341Y2 JP 545788 U JP545788 U JP 545788U JP 545788 U JP545788 U JP 545788U JP H0625341 Y2 JPH0625341 Y2 JP H0625341Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stamp
printing surface
air
printing
ink
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP545788U
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JPH01110963U (ja
Inventor
幸人 安藤
浩史 山本
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、平滑な印字面にインキを付着させるスタンプ
に関する。
このスタンプは、たとえば、自動車の組立指示情報を伝
えるために用いられるカンバン(指示情報を記載するカ
ード)に着色したスタンプを押印するために利用され
る。
〔従来の技術〕
自動車の組立ラインにおいては、作業者に組立情報を伝
えるために、ラインを流れるボデーにカンバンが付けら
れている。このカンバンには、各種の組立指示情報が数
字や記号で記載されており、作業者は、それらの指示情
報を読み取り、指示内容に応じた部品を組み付ける。と
ころが、これらの指示情報が数字や記号のみであると、
読み取りにくいため、それらのカンバンに着色インキを
スタンプで押印することが検討されている。たとえば、
円形で全面にわたり着色したスタンプで押印を行う。そ
して、離れたところから視認できるように、押印された
着色円形面は、ある程度の大きさを備えている必要があ
る。その大きさは、円形面の場合、直径が約15mm程度
必要である。
〔考案が解決しようとする課題〕
そこで、本考案者等は、インキ溜めから印画にインキが
滲み出すインキ内蔵タイプで円形内が全面にわたり印画
とされたスタンプを用いて試験を行った。その結果、第
5図に示すように、用紙100に押印された着色円形印
字面102の中央部分に無着色部分104が生じた。な
お、用いたスタンプの印面は、直径16mmの円形面であ
った。このように無着色部分が生じると、作業者が指示
情報を正確に読み取ることができなくなり、誤組み付け
の原因になる。
これに対して、無着色部分が生じた原因を調べたとこ
ろ、平滑でかつ柔軟な材料からなる印面全体がかなり広
い面積に渡って着色部分とされているので、第6図に示
すように、スタンプ106を押印すると、用紙100と
印面108との間に空気が閉じ込められた残留部110
が生じ、残留部110の印面が後退するためであること
が判明した。
したがって、本考案の目的は、平滑でかつ柔軟な材料か
らなる印面と用紙との間に空気の残留部が生じることに
より印字面の無着色部分が発生するのを防止することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本考案のスタンプは、印面に設けた複数の凹部
に空気を逃すとともに、押印後に凹部に相当する印字面
にインキを滲ませて無着色部分を無くすことを特徴とす
る。
具体的には、本考案の構成は次の通りである。
なお、参考までに第1図における符号を付してある。
本考案は、平滑でかつ柔軟な材料からなる印画(16)
に、互いに独立し所定の開口面積を有する凹部(18
a)からなる複数の空気溜まり(18)を、所定の間隔
で形成してなるスタンプ(10)である。
〔作用〕
上述の本考案のスタンプ(10)によれば、押印時に
は、用紙と印面(16)との間に閉じ込められる空気が
印面(16)に設けた複数の凹部に(18a)逃げるの
で、用紙と印面(16)との間に空気の残留部が生じな
い。したがって、空気の残留部が原因である、用紙から
の印面(16)の後退が起こらず、広い範囲での無着色
部分が発生しない。そして、押印時点では、凹部(18
a)に相当する用紙部分は着色されないが、着色部分の
インキの滲みによって着色されるように凹部(18a)
の大きさが決められるため、押印してすぐに全面にわた
りインキが着色される。
〔実施例〕
次に、第1図ないし第4図に基づき、本考案にかかるス
タンプの実施例を説明する。
第1図は、スタンプを印面から見た図、第2図は、押印
時のスタンプの正面図、第3図(a)は、押印時点での
印字面を示す図、第3図(b)は、押印終了時点での印
字面を示す図、そして、第4図は、別の態様におけるス
タンプを印面から見た図である。
本実施例のスタンプ10は、第2図に示すように、イン
キ補充用のキャップを兼ねた取っ手12が取り付けられ
た本体14と印面16とからなる。本体14には、図示
しないインキ溜まりが設けられており、一側が取っ手1
2へ、他側が印面16に臨むようにされている。印面1
6は、小孔を有するゴムのような柔軟で多孔質材料から
なり、インキ溜まりからインキが毛細管現象によって多
孔質部分を通り、印画16に滲み出る。印面16は平滑
な円形面であり、第1図に示すように、正方形の開口面
を有する空気溜まり18が形成されている。この正方形
の一辺は約0.3mmである。隣合う列の開口は半ピッチつ
つずれて配置されている。正方形の列方向のピッチは0.
5mm、列のピッチは0.5mmである。これらの列は、計32
ケ設けられている。空気溜まりは、深さが0.5mmであ
る。印面全体の直径は、16mmである。
なお、これらの空気溜まりは、彫刻機によってスタンプ
の印面16の空気溜まり18に相当する部分を切除して
形成することができる。また、予め金属等に印面16と
反対形状の凸凹を加工しておき、加工した金属を加熱し
てスタンプの印面16に押し当てることにより、印面1
6を熱変形させて空気溜まりを形成することも可能であ
る。
次に、このスタンプ10を用いた押印について説明す
る。
第2図に示すように、取っ手12を持ち、用紙20に押
印すると、印面16が用紙20に密着する。そのときの
印字状態は、第3図(a)に示すように、着色部分22
には、印面16の空気溜まり18に相当する略正方形の
無着色部分24が存在する。これは、押印時に用紙20
と印面16との間に閉じ込められる空気が空気溜まり1
8に分散して逃げ込み、用紙20と印面16との間には
残留空気層が存在しなかったことによる。スタンプ10
を用紙から離すと、正方形の無着色部分24へ着色部分
22からインキが滲み出るため、第3図(b)に示すよ
うに、印面に相当する範囲がすべて着色部24となり、
無着色部分が存在しなくなる。
空気溜まり18の開口面の大きさや、その間隔は、押印
後に用紙に付着したインキが滲み出て開口面に相当する
無着色部を着色部に変えることが可能で、かつ、印面1
6に残留空気層を生じさせない範囲で選ばれる。たとえ
ば、空気溜まり18の開口面積が0.1mm2以下で、かつ、
その間隔が0.5mm以上の範囲であることが、無着色部分
が存在しないために必要である。
上述の実施例では、空気溜まりの開口面を正方形とした
が、第4図に示すように、円形としてもよい。この例で
は、直径が約0.3mmの円形で深さが約0.5mmのものを用い
た結果、同様の印字結果が得られた。なお、印字面の直
径は16mmであった。なお、開口部の列方向のピッチと
列のピッチは、ともに0.5mmである。
本実施例においては、上述のごとく印字面に正方形や円
形の開口面を有する空気溜まりを設けたので、用紙と印
面との間に残留空気層が発生して印面が用紙から後退す
ることがなく、無着色部分が生じない。その結果、視認
性が向上し、組立指示情報が正確に作業者へ伝わり判別
ミスが大幅に減少して、作業性が向上した。また、残留
空気層が発生しないため、印面の大型化が可能となり、
より遠方からでも印字面を視認することが可能となり、
作業者の行動範囲を広げることが可能となった。さら
に、押印時に用紙と印面との角度に気を配る必要がなく
なり、押印スピードが速くなり、カンバン作成時間を短
縮することができた。
なお、上述の実施例では、インキ内蔵型のスタンプを用
いたが、インキを別に外側より付着させて押印するスタ
ンプにも適用することが可能である。
以上、本考案の特定の実施例について説明したが、本考
案は、この実施例に限定されるものではなく、実用新案
登録請求の範囲に記載の範囲内で種々の実施態様が包含
されるものである。
〔考案の効果〕
以上より、本考案のスタンプによれば、印面に設けた複
数の凹部に空気を逃がすとともに、押印後に凹部に相当
する印字面にインキを滲ませて無着色部分を無くすよう
にしたので、平滑でかつ柔軟な材料からなる印面と用紙
との間に空気の残留部が生じて印字面の無着色部分が発
生することが防止される。
また、用紙と印面との間に空気の残留部が生じないの
で、押印時に用紙と印面との角度等に気を配る必要がな
く、押印スピードが速くなる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は、本考案にかかるスタンプの実施
例を説明するための図面であり、 第1図は、スタンプを印面から見た図、 第2図は、押印時のスタンプの正面図、 第3図(a)は、押印時点での印字面を示す図、 第3図(b)は、押印終了時点での印字面を示す図、 そして、第4図は、別の態様におけるスタンプを印面か
ら見た図である。 第5図および第6図は、従来例を説明するための図面で
あり、 第5図は、押印終了時点での印字面を示す図、 そして、第6図は、押印時のスタンプの正面図である。 10……スタンプ 16……印面 18……空気溜まり 18a……凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平滑でかつ柔軟な材料からなる印画に、互
    いに独立し所定の開口面積を有する凹部からなる複数の
    空気溜まりを、所定の間隔で形成してなるスタンプ。
JP545788U 1988-01-20 1988-01-20 スタンプ Expired - Lifetime JPH0625341Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP545788U JPH0625341Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 スタンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP545788U JPH0625341Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 スタンプ

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Publication Number Publication Date
JPH01110963U JPH01110963U (ja) 1989-07-26
JPH0625341Y2 true JPH0625341Y2 (ja) 1994-07-06

Family

ID=31208849

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JP545788U Expired - Lifetime JPH0625341Y2 (ja) 1988-01-20 1988-01-20 スタンプ

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JPH01110963U (ja) 1989-07-26

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