JPH06252528A - プリント基板およびその製造方法 - Google Patents

プリント基板およびその製造方法

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JPH06252528A
JPH06252528A JP5033043A JP3304393A JPH06252528A JP H06252528 A JPH06252528 A JP H06252528A JP 5033043 A JP5033043 A JP 5033043A JP 3304393 A JP3304393 A JP 3304393A JP H06252528 A JPH06252528 A JP H06252528A
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JP
Japan
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metal film
film
printed circuit
circuit board
thin film
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JP5033043A
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English (en)
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Teruhito Matsui
輝仁 松井
Mika Oonada
美香 大内田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘電体薄膜の厚さの制御の精度向上を図る。 【構成】 1はプリント基板、2はこのプリント基板1
上に形成された配線用導体、4は第一の金属膜、7は上
部電極用導体膜である。そして、第一の金属膜は陽極酸
化が困難な金属で形成され、6は陽極酸化が容易な第二
の金属膜を酸化することによって形成された金属酸化物
誘電体膜である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板上に薄膜
コンデンサを直接形成したプリント基板およびその製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のプリント基板の製造方法は、例
えば特開昭55−166916号公報に開示されたもの
がある。これを図8に基づいて説明すると、符号17で
示すものは絶縁基板、18はこの絶縁基板17に形成さ
れたタンタル薄膜、19はタンタル薄膜18の表面の一
部を陽極酸化して得られた誘電体層、20は電極用の導
体薄膜である。
【0003】次に、このように構成されたプリント基板
の製造方法を説明する。まず、同図(a)に示すよう
に、絶縁基板17にスパッタ法によりタンタル薄膜18
を形成する。次に、同図(b)に示すように、タンタル
薄膜18上にフォトレジスト3を塗布し、同図(c)に
示すように、写真製版技術を用いて露光、現像、ポスト
ベーク後除去開口し、同図(d)に示すように、タンタ
ル薄膜18の一部をエッチングにより除去する。次に、
同図(e)に示すように、フォトレジスト3を再度露
光、現像、ポストベーク後、タンタル薄膜18の所定領
域が陽極酸化できるようにフォトレジスト3の一部を除
去する。しかるのち、同図(f)に示すように、タンタ
ル薄膜18の陽極酸化を行うため、電界液中に浸漬通電
し、必要な厚みまで誘電体層19を形成する。そして、
同図(g)に示すように、フォトレジスト3を除去し、
基板全体に導体薄膜20を真空蒸着により形成後、同図
(h)に示すように、選択エッチングにより電極部を形
成することにより、タンタル薄膜コンデンサを製造する
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプリント基板の製造方法においては、誘電体層
19の膜厚や性質が陽極酸化時の電解液の濃度、電流密
度、温度等の条件に強く依存し、このため、薄膜コンデ
ンサの容量等電気特性を精度よく制御するためには、誘
電体膜の成膜条件を厳密に制御する必要があり、特性の
再現性に問題があった。したがって、本発明は上記した
従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところは、誘電体薄膜の厚さを精度よく制御し、高精
度の薄膜コンデンサを直接形成したプリント基板および
その製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明に係るプリント基板は、電気配線が形成され
たプリント基板上に下部電極を設け、この下部電極の金
属膜の一部を酸化処理して酸化物誘電体薄膜を形成する
とともに、この誘電体薄膜上に導電体膜を形成して上部
電極とすることにより薄膜コンデンサを前記プリント基
板上に直接形成したプリント基板であって、前記下部電
極の金属膜を、下部に配設した酸化処理が困難な第一の
金属膜と、上部に配設した酸化処理が容易な第二の金属
膜との複合金属膜とで構成し、第二の金属膜に酸化処理
を施す。また、本発明に係るプリント基板は、複合金属
膜のうち上部に配設した酸化処理が容易な金属膜を複数
の金属材料の混合物により構成する。また、本発明に係
るプリント基板は、複合金属膜上に、下部に配設した酸
化処理が困難な金属膜と上部に配設した酸化処理が容易
な金属膜とで構成される別の複合金属膜を積層するとと
もに、第二の金属膜に酸化処理を施し、多層構造の薄膜
コンデンサを形成する。また、本発明に係るプリント基
板は、薄膜コンデンサを覆うようにしてプリント基板上
に絶縁層を積層しこの絶縁層内に薄膜コンデンサを埋設
するとともに、この絶縁層上に電気配線を施す。また、
本発明に係るプリント基板の製造方法は、金属膜を形成
する前に、プリント基板表面に樹脂を塗布する。また、
本発明に係るプリント基板の製造方法は、複合金属膜の
上部に配設した金属層を酸化処理して酸化物誘電体薄膜
を形成後、この酸化物誘電体薄膜上に気相成長法により
別の誘電体膜を形成して二層の誘電体を形成する。
【0006】
【作用】本発明によれば、下部電極の複合金属膜を、陽
極酸化法により酸化すると、上部に配設した酸化処理が
容易な金属膜の酸化が進行し、下部に配設した酸化処理
が困難な金属膜のところで酸化が停止して、選択的に金
属酸化物の誘電体膜が形成されている。また、本発明に
よれば、複合金属膜のうち上部に配設した酸化処理が容
易な金属膜を複数の金属材料の混合物により構成して、
構成金属材料の組成比を選択することによって金属酸化
膜の誘電特性を可変できる。また、本発明によれば、金
属膜を形成する前に、プリント基板表面に樹脂を塗布す
ることにより、多層プリント基板をプレス等で作製する
際の表面の凹凸や傷がコーティングされる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明に係るプリント基板の一実施例を示す
側断面図、図2は同じく製造方法を示す側断面図であ
る。これらの図において、1はプリント基板、2はこの
プリント基板1上に形成された配線用導体、4は陽極酸
化が困難な金属である金(Au)からなる第一の金属
膜、6はこの第一の金属膜4上に形成された陽極酸化が
容易な金属であるアルミニウム(Al)の第二の金属膜
5を酸化することによって形成された金属酸化物誘電体
膜、7はこの誘電体膜6上に形成された上部電極用導体
膜である。
【0008】次に、このように構成されたプリント基板
の製造方法を説明する。まず、図2(a)に示すよう
に、プリント基板1上に配線用導体2を形成し、同図
(b)に示すように、フォトレジスト膜3を塗布し、同
図(c)に示すように、写真製版技術を用いて露光、現
像、ポストベークを経て所定の領域を開口する。次に、
同図(d)に示すように、下部金属膜として酸化停止層
となる陽極酸化が困難な第一の金属膜4を蒸着、スパッ
タあるいはめっき等により形成する。引き続き、同図
(e)に示すように、フォトレジスト膜3を除去して、
リフトオフによってフォトレジスト膜3上の不要な第一
の金属膜4も一緒に除去し、同図(f)に示すように、
残った第一の金属膜4上に、陽極酸化が容易な第二の金
属膜5を形成する。
【0009】しかるのち、同図(g)に示すように、第
二の金属膜5を陽極酸化処理することによって、酸化物
誘電体薄膜6を形成する。本実施例の場合には、第二の
金属膜5として、アルミニウム(Al)を用いており、
リン酸塩等の電解液を使用して電解を印加することによ
って、酸化物誘電体膜6としてアルミナ膜(Al23
が形成される。この陽極酸化は第一の金属膜4の表面に
達し、停止するまで行われる。なお、この陽極酸化の際
には、第二の金属膜5以外の部分はフォトレジスト膜
(図示せず)を覆っておく。そして、フォトレジスト膜
を除去し、同図(h)で示すように、上部電極用導体金
属膜7を蒸着あるいはめっき等によって形成し、最後に
不要部分をエッチング等により除去することによって薄
膜コンデンサが完成する。
【0010】このように、下部電極の金属膜を、上部に
酸化処理が容易な第二の金属膜5と、下部に配設した酸
化処理が困難な第一の金属膜4との複合金属膜で構成し
たので、酸化処理を施すことによって第二の金属膜5の
みが酸化されて酸化物誘電体膜6として形成され、酸化
は第一の金属膜4で停止するため、酸化物誘電体膜の膜
厚が、電解液の濃度、電流密度、温度、陽極酸化時間等
に左右されずに、第二の金属膜5の膜厚によって決定さ
れるので、再現性がよく、薄膜コンデンサの容量等電気
特性を精度よく制御することが可能となる。また、陽極
酸化法は低温で酸化物の薄膜を形成できるので、プリン
ト基板の一般的な機材である樹脂に与える損傷が少な
く、優れた絶縁特性をもつ無機材料の誘電体薄膜を形成
することができる。
【0011】図3は本発明の第2の実施例を示す側断面
図である。この第2の実施例においては、上述した第1
の実施例における酸化処理が容易な第二の金属膜5を複
数の混合金属元素からなるものを使用したものである。
このような構成とすると、混合金属元素の組成比を調整
することによって、第二の金属膜5を陽極酸化処理して
得られる酸化物誘電体膜8の誘電特性を所望のものを選
択することが可能となる。
【0012】図4は本発明の第3の実施例を示す側断面
図である。この第3の実施例では、上述した第1の実施
例で作製した酸化誘電体膜6上に、下部に配設した酸化
処理が困難な第一の金属膜10aと、上部に酸化処理が
容易な第二の金属膜10bとの複合金属膜が形成されて
おり、酸化処理を施すことによって第二の金属膜10b
のみが酸化されて酸化物誘電体膜として形成され、酸化
物誘電体膜10b上に上部電極用導体膜11を形成する
ことによって、薄膜コンデンサが積層される。このよう
に薄膜コンデンサを積層することによって、コンデンサ
の容量の増加を図ることが可能となる。なお、本実施例
では、薄膜コンデンサを二層積層したが、目的とする容
量増加に合わせて三層以上積層してもよいことは勿論で
ある。
【0013】図5は本発明の第4の実施例を示す側断面
図である。この第4の実施例では、薄膜コンデンサを樹
脂基板等のプリント基板内部に形成した場合を示したも
ので、上述した第1、第2あるいは第3の実施例で作製
した薄膜コンデンサをプリプレグ12を介して上部樹脂
機材13を積層し加熱加圧成形したもので、このような
構成とすることによって、プリント基板回路の小型化高
集積化を図ることができる。なお、14はスルーホール
である。
【0014】ところで、この種の薄膜コンデンサを構成
する誘電体膜の厚さは数千オングストローム程度であ
り、特に、樹脂性プリント基板を用いた場合、プリント
基板1の表面に凹凸が生じると、素子の電極間での短絡
を引き起こすことがある。図6はこの問題を解決するた
めの本発明の第5の実施例を示す側断面図である。この
第5の実施例では、積層時のプレスによるプリント基板
1表面の凹凸を平坦化させるため、プリント基板1表面
に液状の樹脂15を塗布し、熱硬化させた後に、上述し
た第1、第2、第3あるいは第4の実施例に示した薄膜
コンデンサを形成したものであり、歩留まり、信頼性の
高い薄膜コンデンサが得られる。
【0015】図7は本発明の第6の実施例を示す側断面
図である。この第6の実施例は、上述した金属酸化誘電
体膜6上に他の成膜方法による誘電体膜の二重構造を利
用する場合を示したものである。すなわち、誘電体膜6
上に気相成長法によって別の誘電体膜16を積層して、
二層構造としたものであって、このような構造とするこ
とによって、リーク電流の低減等電気特性の改善に効果
がある。
【0016】なお、本実施例では、誘電体膜を陽極酸化
によって形成したが、これに限定されず、例えば、酸素
プラズマや酸素イオンを金属表面に当て酸化させる方法
や、酸素ラジカルによる表面反応で酸化絶縁膜を形成す
る方法やあるいは基板材質を考慮して熱酸化による方法
等種々の方法があることはいうまでのないことである。
また、本実施例では、第1の金属膜4の側面形状を単に
垂直面としているが、この側面端部に傾斜あるいは曲率
をもたせるような形状とすることによって、酸化処理
後、誘電体酸化膜6上に上部電極膜7の形成時に側面端
部における断線を防止することができる。
【0017】また、第一の金属膜4として金(Au)を
使用したが、白金(Pt)、ニッケルクロム(Ni−C
r)等でもよい。さらに第二の金属膜5についても、タ
ンタル(Ta)、鉛(Pb)、ジルコニウム(Zr)、
ランタン(La)等でもよい。また、本実施例では、配
線用導体2と第一の金属膜4とを別部材としているが、
配線用導体2を酸化が困難な材料を選択することによっ
て、第1の金属膜4を兼ねることもできる。また、本実
施例では、プリント基板1として樹脂製や半導体あるい
は金属を使用した例を示したが、フィルム状の樹脂やセ
ラミック材料等他のプリント基板への薄膜コンデンサの
形成にも利用できることはいうまでのないことである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
リント基板上に配設した下部電極の金属膜を、下部電極
の金属膜を、下部に配設した酸化処理が困難な第一の金
属膜と、上部に配設した酸化処理が容易な第二の金属膜
との複合金属膜とで構成し、第二の金属膜に酸化処理を
施すことによって第二の金属膜のみを酸化させるように
したので、酸化物誘電体膜の膜厚が、電解液の濃度、電
流密度、温度、陽極酸化時間等に左右されずに、第二の
金属膜の膜厚によって決定されるので、再現性がよく、
薄膜コンデンサの容量等電気特性を精度よく制御するこ
とが可能となる。また、酸化処理が容易な第二の金属膜
を複数の金属材料の混合物により構成し、混合金属元素
の組成比を調整することによって、第二の金属膜を陽極
酸化処理して得られる酸化物誘電体膜の誘電特性を所望
のものを選択することが可能となる。また、複合金属膜
上に、下部に配設した酸化処理が困難な第一の金属膜と
上部に配設した酸化処理が容易な第二の金属膜とで構成
される別の複合金属膜を積層するとともに、第二の金属
膜に酸化処理を施すことによって第二の金属膜のみを酸
化させ多層構造の薄膜コンデンサを形成するようにした
ので、コンデンサの容量の増加を図ることが可能とな
る。
【0019】また、薄膜コンデンサを覆うようにしてプ
リント基板上に絶縁層を積層しこの絶縁層内に薄膜コン
デンサを埋設するとともに、この絶縁層上に電気配線を
施したので、プリント基板回路の小型化高集積化を図る
ことができる。また、金属膜を形成する前に、プリント
基板表面に樹脂を塗布し、素子の電極間での短絡を引き
起こす原因となるプリント基板表面上の凹凸を平坦化し
たので、歩留まり、信頼性の向上を図ることができる。
また、複合金属膜の上部に配設した金属層を酸化処理し
て酸化物誘電体薄膜を形成後、この酸化物誘電体薄膜上
に気相成長法により別の誘電体膜を形成して二層の誘電
体を形成したので、リーク電流の低減等電気特性が改善
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプリント基板の第1の実施例の側
断面図である。
【図2】同第1の実施例の製造方法を示す側断面図であ
る。
【図3】本発明に係るプリント基板の第2の実施例の側
断面図である。
【図4】本発明に係るプリント基板の第3の実施例の側
断面図である。
【図5】本発明に係るプリント基板の第4の実施例の側
断面図である。
【図6】本発明に係るプリント基板の第5の実施例の側
断面図である。
【図7】本発明に係るプリント基板の第6の実施例の側
断面図である。
【図8】従来のプリント基板の製造方法を示す側断面図
である。
【符号の説明】
1 プリント基板 2 配線用導体膜 4 第一の金属膜 5 第二の金属膜 6 酸化物誘電体薄膜 7 電極用導体膜 8 酸化物誘電体薄膜 9 電極用導体膜 10a 第一の金属膜 10b 酸化物誘電体薄膜 11 電極用導体膜 12 プリプレグ 13 樹脂基材 15 樹脂 16 誘電体膜
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年9月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】しかるのち、同図(g)に示すように、第
二の金属膜5を陽極酸化処理することによって、酸化物
誘電体薄膜6を形成する。本実施例の場合には、第二の
金属膜5として、アルミニウム(Al)を用いており、
リン酸塩等の電解液を使用して電を印加することによ
って、酸化物誘電体膜6としてアルミナ膜(Al23
が形成される。この陽極酸化は第一の金属膜4の表面に
達し、停止するまで行われる。なお、この陽極酸化の際
には、第二の金属膜5以外の部分はフォトレジスト膜
(図示せず)を覆っておく。そして、フォトレジスト膜
を除去し、同図(h)で示すように、上部電極用導体金
属膜7を蒸着あるいはめっき等によって形成し、最後に
不要部分をエッチング等により除去することによって薄
膜コンデンサが完成する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気配線が形成されたプリント基板上に
    下部電極を設け、この下部電極の金属膜の一部を酸化処
    理して酸化物誘電体薄膜を形成するとともに、この誘電
    体薄膜上に導電体膜を形成して上部電極とすることによ
    り薄膜コンデンサを前記プリント基板上に直接形成した
    プリント基板において、前記下部電極の金属膜を、下部
    に配設した酸化処理が困難な第一の金属膜と、上部に配
    設した酸化処理が容易な第二の金属膜との複合金属膜と
    で構成し、第二の金属膜に酸化処理を施したことを特徴
    とするプリント基板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリント基板において、
    複合金属膜のうち上部に配設した酸化処理が容易な金属
    膜を複数の金属材料の混合物により構成したことを特徴
    とするプリント基板。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のプリント
    基板において、複合金属膜上に、下部に配設した酸化処
    理が困難な金属膜と、上部に配設した酸化処理が容易な
    金属膜とで構成される別の複合金属膜を積層するととも
    に、第二の金属膜に酸化処理を施し、多層構造の薄膜コ
    ンデンサを形成したことを特徴とするプリント基板。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3記載
    のプリント基板において、薄膜コンデンサを覆うように
    してプリント基板上に絶縁層を積層しこの絶縁層内に薄
    膜コンデンサを埋設するとともに、この絶縁層上に電気
    配線を施したことを特徴とするプリント基板。
  5. 【請求項5】 請求項1、請求項2、請求項3または請
    求項4記載のプリント基板において、金属膜を形成する
    前に、プリント基板表面に樹脂を塗布したことを特徴と
    するプリント基板の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のプリント基板において、
    複合金属膜の上部に配設した金属層を酸化処理して酸化
    物誘電体薄膜を形成後、この酸化物誘電体薄膜上に気相
    成長法により別の誘電体膜を形成して二層の誘電体を形
    成したことを特徴とするプリント基板の製造方法。
JP5033043A 1993-02-23 1993-02-23 プリント基板およびその製造方法 Pending JPH06252528A (ja)

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Cited By (4)

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