JPH06251A - 球体の洗浄装置 - Google Patents
球体の洗浄装置Info
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- JPH06251A JPH06251A JP16266792A JP16266792A JPH06251A JP H06251 A JPH06251 A JP H06251A JP 16266792 A JP16266792 A JP 16266792A JP 16266792 A JP16266792 A JP 16266792A JP H06251 A JPH06251 A JP H06251A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボールベアリングの球、パチンコ球などの球
体の全表面を効率良く洗浄し得る装置を提供する。 【構成】 洗浄液槽1と、洗浄すべき球体2を洗浄液槽
1の液面下に保持する笊型の球保持体3と、洗浄液面上
方に設置された洗浄液噴射ノズル4とよりなる球体の洗
浄装置。球保持体3は上部が洗浄液面上に突出してお
り、洗浄液槽1は、球体2の保持位置よりも高い位置
に、洗浄液の排出手段5を有する。洗浄液噴射圧Pと、
水圧Hのバランスによって、球保持体3内の液位を球体
保持位置近辺に保つことにより、球体近傍の洗浄液が潤
滑液の役割を果たし、球体2が滑らかに回転し、球体2
の全表面を洗浄することができる。また、洗浄排液は球
保持体3内部に滞留しないので、汚れ成分が球体2に再
付着することがない。
体の全表面を効率良く洗浄し得る装置を提供する。 【構成】 洗浄液槽1と、洗浄すべき球体2を洗浄液槽
1の液面下に保持する笊型の球保持体3と、洗浄液面上
方に設置された洗浄液噴射ノズル4とよりなる球体の洗
浄装置。球保持体3は上部が洗浄液面上に突出してお
り、洗浄液槽1は、球体2の保持位置よりも高い位置
に、洗浄液の排出手段5を有する。洗浄液噴射圧Pと、
水圧Hのバランスによって、球保持体3内の液位を球体
保持位置近辺に保つことにより、球体近傍の洗浄液が潤
滑液の役割を果たし、球体2が滑らかに回転し、球体2
の全表面を洗浄することができる。また、洗浄排液は球
保持体3内部に滞留しないので、汚れ成分が球体2に再
付着することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボールベアリングの
球、パチンコ球などの球体を洗浄する装置に関し、さら
に詳しくは、これら球体の表面に付着した油分などを除
去するための洗浄を行なう場合に、多数の球体の全表面
を効率良く洗浄する装置に関する。
球、パチンコ球などの球体を洗浄する装置に関し、さら
に詳しくは、これら球体の表面に付着した油分などを除
去するための洗浄を行なう場合に、多数の球体の全表面
を効率良く洗浄する装置に関する。
【0002】
【従来技術および解決すべき課題】従来より、ボールベ
アリングの球、パチンコ球などの球体を洗浄する装置と
しては、空中洗浄方式による装置と、液中洗浄方式によ
る装置がある。
アリングの球、パチンコ球などの球体を洗浄する装置と
しては、空中洗浄方式による装置と、液中洗浄方式によ
る装置がある。
【0003】空中洗浄方式による装置は、図6に示すよ
うに、洗浄すべき球体(2) を保持する笊型の球保持体
(3) と、球保持体(3) の上方に設置された洗浄液噴射ノ
ズル(4) とよりなるものである。この装置では、球保持
体(3) に球体(2) を入れて、ノズル(4) から洗浄液を球
体(2) に噴霧して洗浄する。洗浄液は、球保持体外に排
出される。
うに、洗浄すべき球体(2) を保持する笊型の球保持体
(3) と、球保持体(3) の上方に設置された洗浄液噴射ノ
ズル(4) とよりなるものである。この装置では、球保持
体(3) に球体(2) を入れて、ノズル(4) から洗浄液を球
体(2) に噴霧して洗浄する。洗浄液は、球保持体外に排
出される。
【0004】しかしながら、この装置では、ノズル(4)
から噴出された洗浄液の噴射圧により球体(2) の回転が
起こりにくくなされているため、球体(2) の下半部(ノ
ズル(4) から見て裏側の部分)の洗浄が困難である。あ
るいは、噴射圧により球体(2) が飛散してしまい、球体
(2) 同志の衝突が起こり、球体(2) の表面に傷が付きや
すい等の問題点があった。
から噴出された洗浄液の噴射圧により球体(2) の回転が
起こりにくくなされているため、球体(2) の下半部(ノ
ズル(4) から見て裏側の部分)の洗浄が困難である。あ
るいは、噴射圧により球体(2) が飛散してしまい、球体
(2) 同志の衝突が起こり、球体(2) の表面に傷が付きや
すい等の問題点があった。
【0005】また、液中洗浄方式による装置は、図7に
示すように、洗浄液槽(1) と、図6の場合と同様な球保
持体(3) と、球保持体(3) の上方に設置された噴射ノズ
ル(4) とよりなり、球保持体(3) および噴射ノズル(4)
は洗浄液中に浸漬されている。
示すように、洗浄液槽(1) と、図6の場合と同様な球保
持体(3) と、球保持体(3) の上方に設置された噴射ノズ
ル(4) とよりなり、球保持体(3) および噴射ノズル(4)
は洗浄液中に浸漬されている。
【0006】しかしながら、この装置では、球体(2) が
完全に洗浄液中に浸漬され保持されているので、ノズル
(4) から噴出された洗浄液の噴射圧が、球体(2) に到達
するまでに減衰し、洗浄効果は弱い。また、一旦球体表
面から離脱した油分などの汚れ成分が再付着してしまう
といった問題点があった。
完全に洗浄液中に浸漬され保持されているので、ノズル
(4) から噴出された洗浄液の噴射圧が、球体(2) に到達
するまでに減衰し、洗浄効果は弱い。また、一旦球体表
面から離脱した油分などの汚れ成分が再付着してしまう
といった問題点があった。
【0007】本発明の目的は、上記問題を解決し、ボー
ルベアリングの球、パチンコ球などの球体の全表面を効
率良く洗浄し得る装置を提供することを目的とする。
ルベアリングの球、パチンコ球などの球体の全表面を効
率良く洗浄し得る装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成すべく工夫されたものである。すなわち、本発明は、
洗浄液槽(1) と、洗浄すべき球体(2) を洗浄液槽(1) の
液面下に保持する笊型の球保持体(3) と、洗浄液面上方
に設置された洗浄液噴射ノズル(4) とよりなる球体の洗
浄装置であって、球保持体(3) は上部が洗浄液面上に突
出しており、洗浄液槽(1) は、球体(2) の保持位置より
も高い位置に、洗浄液の排出手段(5) を有する洗浄装置
である。
成すべく工夫されたものである。すなわち、本発明は、
洗浄液槽(1) と、洗浄すべき球体(2) を洗浄液槽(1) の
液面下に保持する笊型の球保持体(3) と、洗浄液面上方
に設置された洗浄液噴射ノズル(4) とよりなる球体の洗
浄装置であって、球保持体(3) は上部が洗浄液面上に突
出しており、洗浄液槽(1) は、球体(2) の保持位置より
も高い位置に、洗浄液の排出手段(5) を有する洗浄装置
である。
【0009】本発明においては、洗浄液槽(1) の形状は
任意であるが、通常は上部開放箱状の構造である。洗浄
液の排出手段(5) は、洗浄液槽(1) の側壁(1a)(1b)の上
縁を洗浄液がオーバーフローして排出されるものであっ
てもよいし、または、側壁上部に排出用の溝や排出孔が
形成されているものであってもよい。これら排出手段
(5) によって、洗浄液槽(1) の液面が定められる。
任意であるが、通常は上部開放箱状の構造である。洗浄
液の排出手段(5) は、洗浄液槽(1) の側壁(1a)(1b)の上
縁を洗浄液がオーバーフローして排出されるものであっ
てもよいし、または、側壁上部に排出用の溝や排出孔が
形成されているものであってもよい。これら排出手段
(5) によって、洗浄液槽(1) の液面が定められる。
【0010】本発明においては、笊型の球保持体(3) の
形状は任意である。球保持体(3) の形状の好ましい例と
しては、球保持体(3) の底壁に、洗浄後の球体を連続的
に装置外に排出する球排出管(6) が設けられているも
の、球保持体(3) の底壁が曲面状に形成されているも
の、球保持体(3) が回転ドラム状に形成されているもの
等がある。また、球保持体(3) は、洗浄液を十分に通し
得るものであり、例えば金網などの網からなっている。
形状は任意である。球保持体(3) の形状の好ましい例と
しては、球保持体(3) の底壁に、洗浄後の球体を連続的
に装置外に排出する球排出管(6) が設けられているも
の、球保持体(3) の底壁が曲面状に形成されているも
の、球保持体(3) が回転ドラム状に形成されているもの
等がある。また、球保持体(3) は、洗浄液を十分に通し
得るものであり、例えば金網などの網からなっている。
【0011】本発明においては、洗浄液噴射ノズル(4)
は、1個でもよいが、好ましくは複数個設置される。ま
た、ノズル(4) は球保持体(3) の方に向けられていれば
よい。ノズル(4) が複数個設置されている場合には、そ
れらすべてのノズル(4) が、同一方向に向けられること
が好ましい。
は、1個でもよいが、好ましくは複数個設置される。ま
た、ノズル(4) は球保持体(3) の方に向けられていれば
よい。ノズル(4) が複数個設置されている場合には、そ
れらすべてのノズル(4) が、同一方向に向けられること
が好ましい。
【0012】上記構成において、洗浄液槽(1) に下部が
浸漬された球保持体(3) 内に、洗浄すべき球体(2) を入
れ、洗浄液槽(1) の液面下に保持する。噴射ノズル(4)
から洗浄液を球体(2) に噴霧する。噴霧された洗浄液の
噴射圧(P)と、球保持体(3) の下方から上向きにかか
る水圧(H)のバランスによって、球保持体(3) 内の液
位を球体保持位置近辺に保つ。水圧(H)の大きさは、
洗浄液槽(1) の液位と球保持体(3) 内の液位の差(Δ
H)に応じて変化する。このように球体保持位置近辺に
球保持体(3) 内液位を保つことにより、球体近傍の洗浄
液が潤滑液の役割を果たし、球体(2) を適度に回転させ
る。そのため、球体(2) の全表面を洗浄することができ
る。油分などの汚れ成分を含む洗浄排液は、球保持体
(3) 内部に滞留することなく、速やかに球保持体(3) か
ら洗浄液槽(1) 側に排出される。洗浄液槽(1) 内の洗浄
排液は、排出手段(5) によって槽外に排出される。ま
た、洗浄排液中の油分は浮上しやすいので、洗浄液槽
(1) 内で沈降してしまうことなく、容易に槽(1) 外に排
出される。
浸漬された球保持体(3) 内に、洗浄すべき球体(2) を入
れ、洗浄液槽(1) の液面下に保持する。噴射ノズル(4)
から洗浄液を球体(2) に噴霧する。噴霧された洗浄液の
噴射圧(P)と、球保持体(3) の下方から上向きにかか
る水圧(H)のバランスによって、球保持体(3) 内の液
位を球体保持位置近辺に保つ。水圧(H)の大きさは、
洗浄液槽(1) の液位と球保持体(3) 内の液位の差(Δ
H)に応じて変化する。このように球体保持位置近辺に
球保持体(3) 内液位を保つことにより、球体近傍の洗浄
液が潤滑液の役割を果たし、球体(2) を適度に回転させ
る。そのため、球体(2) の全表面を洗浄することができ
る。油分などの汚れ成分を含む洗浄排液は、球保持体
(3) 内部に滞留することなく、速やかに球保持体(3) か
ら洗浄液槽(1) 側に排出される。洗浄液槽(1) 内の洗浄
排液は、排出手段(5) によって槽外に排出される。ま
た、洗浄排液中の油分は浮上しやすいので、洗浄液槽
(1) 内で沈降してしまうことなく、容易に槽(1) 外に排
出される。
【0013】
【作用】本発明の洗浄装置においては、洗浄すべき球体
(2) の保持位置近辺に球保持体(3) 内の液位を保つの
で、球体近傍の洗浄液が潤滑液の役割を果たし、球体
(2)が滑らかに回転する。そのため、球体(2) の全表面
を洗浄することができる。
(2) の保持位置近辺に球保持体(3) 内の液位を保つの
で、球体近傍の洗浄液が潤滑液の役割を果たし、球体
(2)が滑らかに回転する。そのため、球体(2) の全表面
を洗浄することができる。
【0014】また、洗浄排液は球保持体(3) 内部に滞留
しないので、汚れ成分が球体(2) に再付着することがな
い。
しないので、汚れ成分が球体(2) に再付着することがな
い。
【0015】
【実施例】つぎに、図示の実施例により本発明を具体的
に説明する。なお、図面の説明においては、図1および
図2の左方を左と称することとする。
に説明する。なお、図面の説明においては、図1および
図2の左方を左と称することとする。
【0016】[実施例1]図1は、本発明による洗浄装
置の例を示すものである。
置の例を示すものである。
【0017】洗浄液槽(1) は上部開放箱状の構造であ
り、左側壁(1a)および右側壁(1b)の高さは前後側壁の高
さよりも低く設定され、左右側壁(1a)(1b)の上縁(5) を
洗浄液がオーバーフローして排出されるようになってい
る。
り、左側壁(1a)および右側壁(1b)の高さは前後側壁の高
さよりも低く設定され、左右側壁(1a)(1b)の上縁(5) を
洗浄液がオーバーフローして排出されるようになってい
る。
【0018】球保持体(3) は上部開放箱状構造であり、
球保持体(3) の底壁は金網で作成されている。球保持体
(3) は、洗浄液槽(1) の液面よりおよそΔHだけ槽(1)
に浸漬され、球保持体(3) の上部は液面より突出してい
る。
球保持体(3) の底壁は金網で作成されている。球保持体
(3) は、洗浄液槽(1) の液面よりおよそΔHだけ槽(1)
に浸漬され、球保持体(3) の上部は液面より突出してい
る。
【0019】洗浄液噴射ノズル(4) が、球保持体(3) 上
方の前記液面よりも高い位置に、垂直真下に向けて配置
されている。
方の前記液面よりも高い位置に、垂直真下に向けて配置
されている。
【0020】このような構成において、球保持体(3) 内
に洗浄すべき球体(2) を入れ、洗浄液槽(1) の液面下に
保持する。噴射ノズル(4) から噴射圧(P)で洗浄液を
球体(2) に噴霧する。噴射圧(P)と球保持体(3) の下
方から上向きにかかる水圧(H)とのバランスによっ
て、球保持体(3) 内の液位を球体保持位置近辺に保つこ
とができるように、噴射圧(P)を設定する。このよう
に球体保持位置近辺に球保持体(3) 内の液位を保つこと
により、球体近傍の洗浄液が潤滑液の役割を果たし、球
体(2) が適度に回転するので、球体(2) の全表面を洗浄
することができる。油分などの汚れ成分を含む洗浄排液
は、球保持体(3) 内部に滞留することなく、速やかに球
保持体(3) から洗浄液槽(1) 側に排出されるので、汚れ
成分が球体(2) に再付着することはない。洗浄液槽(1)
内の洗浄排液は、左右側壁(1a)(1b)の上縁(5) をオーバ
ーフローして槽外に排出される。
に洗浄すべき球体(2) を入れ、洗浄液槽(1) の液面下に
保持する。噴射ノズル(4) から噴射圧(P)で洗浄液を
球体(2) に噴霧する。噴射圧(P)と球保持体(3) の下
方から上向きにかかる水圧(H)とのバランスによっ
て、球保持体(3) 内の液位を球体保持位置近辺に保つこ
とができるように、噴射圧(P)を設定する。このよう
に球体保持位置近辺に球保持体(3) 内の液位を保つこと
により、球体近傍の洗浄液が潤滑液の役割を果たし、球
体(2) が適度に回転するので、球体(2) の全表面を洗浄
することができる。油分などの汚れ成分を含む洗浄排液
は、球保持体(3) 内部に滞留することなく、速やかに球
保持体(3) から洗浄液槽(1) 側に排出されるので、汚れ
成分が球体(2) に再付着することはない。洗浄液槽(1)
内の洗浄排液は、左右側壁(1a)(1b)の上縁(5) をオーバ
ーフローして槽外に排出される。
【0021】[実施例2]図2および図3は、本発明に
よる洗浄装置の好ましい変形例を示すものである。
よる洗浄装置の好ましい変形例を示すものである。
【0022】洗浄液槽(1) は上部開放箱状の構造であ
り、左側壁(1a)の高さは右側壁(1b)および前後側壁の高
さよりも低く設定され、左側壁(1a)の上縁(5) を洗浄液
がオーバーフローして排出されるようになっている。
り、左側壁(1a)の高さは右側壁(1b)および前後側壁の高
さよりも低く設定され、左側壁(1a)の上縁(5) を洗浄液
がオーバーフローして排出されるようになっている。
【0023】球保持体(3) は上部開放箱状構造であり、
球保持体(3) 右端部の底壁が漏斗状に形成され、そこか
ら洗浄液槽(1) の右側壁(1b)下部を貫いて槽(1) 外に通
じる球排出管(6) が設けられている。また、図2には図
示されていないが、球保持体(3) 左端部には、球体を球
保持体(3) に導入する球導入管が設けられている。
球保持体(3) 右端部の底壁が漏斗状に形成され、そこか
ら洗浄液槽(1) の右側壁(1b)下部を貫いて槽(1) 外に通
じる球排出管(6) が設けられている。また、図2には図
示されていないが、球保持体(3) 左端部には、球体を球
保持体(3) に導入する球導入管が設けられている。
【0024】洗浄液噴射ノズル(4) が、球保持体(3) 上
方の洗浄液面よりも高い位置に、垂直線から右に約30
°の方向に向けて配置されている。ノズル(4) は、球保
持体(3) 長手方向に6個並んで配置されている。
方の洗浄液面よりも高い位置に、垂直線から右に約30
°の方向に向けて配置されている。ノズル(4) は、球保
持体(3) 長手方向に6個並んで配置されている。
【0025】その他の構成は、図1の場合と同様であ
る。
る。
【0026】この構成においては、ノズル(4) は垂直線
から右に約30°の方向に向けられているので、噴霧さ
れる洗浄液の勢いを推進力として、球体(2) を右方向に
移動させつつ洗浄し、洗浄済球体を球排出管(6) を通じ
て装置外に排出することができ、球体(2) の連続洗浄が
可能である。
から右に約30°の方向に向けられているので、噴霧さ
れる洗浄液の勢いを推進力として、球体(2) を右方向に
移動させつつ洗浄し、洗浄済球体を球排出管(6) を通じ
て装置外に排出することができ、球体(2) の連続洗浄が
可能である。
【0027】[実施例3]図4は、本発明による洗浄装
置における球保持体(3) の変形例を示すものである。
置における球保持体(3) の変形例を示すものである。
【0028】この変形例では、球保持体(3) の底壁が縦
断面に見て円弧状に形成されている。
断面に見て円弧状に形成されている。
【0029】その他の構成は、図2の場合と同様であ
る。
る。
【0030】この構成においては、図1や図2の場合の
球体(2) の回転運動の他に、球体(2) の転がりによる回
転運動が加わるので、球体(2) の回転がさらに促進さ
れ、球体全表面の洗浄をより良く行うことができる。
球体(2) の回転運動の他に、球体(2) の転がりによる回
転運動が加わるので、球体(2) の回転がさらに促進さ
れ、球体全表面の洗浄をより良く行うことができる。
【0031】[実施例4]図5は、本発明による洗浄装
置の好ましい変形例である。
置の好ましい変形例である。
【0032】この変形例では、球保持体(3) がドラム状
に形成され、ドラムは回転可能となっている。
に形成され、ドラムは回転可能となっている。
【0033】洗浄液噴射ノズル(4) は、球保持体(3) 内
に上下2列に、それぞれ球保持体(3) 長手方向に6個並
んで配置されている。下列のノズル(4) は垂直線から右
に約30°下方に向けられており、上列のノズル(4) は
垂直線から右に約30°上方に向けられている。下列の
ノズル(4) は球体洗浄用であり、上列のノズル(4) は球
保持体(3) 洗浄用である。
に上下2列に、それぞれ球保持体(3) 長手方向に6個並
んで配置されている。下列のノズル(4) は垂直線から右
に約30°下方に向けられており、上列のノズル(4) は
垂直線から右に約30°上方に向けられている。下列の
ノズル(4) は球体洗浄用であり、上列のノズル(4) は球
保持体(3) 洗浄用である。
【0034】その他の構成は、図2の場合と同様であ
る。
る。
【0035】この構成においては、下列のノズル(4) か
ら洗浄液を噴射し球体(2) を洗浄するとともに、球保持
体(3) を適度な速度で回転させ、上列のノズル(4) から
球保持体(3) に洗浄液を噴射し球保持体(3) に付着した
汚れ成分を洗浄する。上列のノズル(4) からの洗浄液噴
射は、汚れ成分の付着量に応じて、連続的に行ってもよ
いが、間欠的に行ってもよい。
ら洗浄液を噴射し球体(2) を洗浄するとともに、球保持
体(3) を適度な速度で回転させ、上列のノズル(4) から
球保持体(3) に洗浄液を噴射し球保持体(3) に付着した
汚れ成分を洗浄する。上列のノズル(4) からの洗浄液噴
射は、汚れ成分の付着量に応じて、連続的に行ってもよ
いが、間欠的に行ってもよい。
【0036】このように球保持体(3) に付着した汚れ成
分を洗浄するので、球体(2) への汚れ成分の再付着を防
止することができる。
分を洗浄するので、球体(2) への汚れ成分の再付着を防
止することができる。
【0037】
【発明の効果】本発明の洗浄装置は、上述のように構成
され、洗浄すべき球体(2) の保持位置近辺に球保持体
(3) 内の液位を保つので、球体(2) が滑らかに回転し、
球体(2)の全表面を洗浄することができる。また、洗浄
排液は球保持体(3) 内部に滞留しないので、汚れ成分が
球体(2) に再付着することがない。その結果、球体(2)
の全表面を効率良く洗浄することができる。
され、洗浄すべき球体(2) の保持位置近辺に球保持体
(3) 内の液位を保つので、球体(2) が滑らかに回転し、
球体(2)の全表面を洗浄することができる。また、洗浄
排液は球保持体(3) 内部に滞留しないので、汚れ成分が
球体(2) に再付着することがない。その結果、球体(2)
の全表面を効率良く洗浄することができる。
【図1】本発明による洗浄装置の一具体例を示す垂直横
断面図である。
断面図である。
【図2】本発明による洗浄装置の一具体例を示す垂直横
断面図である。
断面図である。
【図3】図2中のIII −III 線に沿う垂直縦断面図であ
る。
る。
【図4】本発明による洗浄装置の一具体例を示す垂直縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明による洗浄装置の一具体例を示す垂直縦
断面図である。
断面図である。
【図6】従来の洗浄装置の例を示す垂直断面図である。
【図7】従来の洗浄装置の例を示す垂直断面図である。
(1) …洗浄液槽 (2) …球体 (3) …球保持体 (4) …洗浄液噴射ノズル (5) …洗浄液の排出手段 (6) …球排出管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木場 和則 大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立 造船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 洗浄液槽(1) と、洗浄すべき球体(2) を
洗浄液槽(1) の液面下に保持する笊型の球保持体(3)
と、洗浄液面上方に設置された洗浄液噴射ノズル(4) と
よりなる球体の洗浄装置であって、球保持体(3) は上部
が洗浄液面上に突出しており、洗浄液槽(1) は、球体
(2) の保持位置よりも高い位置に、洗浄液の排出手段
(5) を有する洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162667A JP2724428B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 球体の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162667A JP2724428B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 球体の洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06251A true JPH06251A (ja) | 1994-01-11 |
JP2724428B2 JP2724428B2 (ja) | 1998-03-09 |
Family
ID=15758996
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162667A Expired - Lifetime JP2724428B2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 球体の洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2724428B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ298205B6 (cs) * | 2002-10-17 | 2007-07-18 | Preciosa, A. S. | Zarízení k cistení sít vibracních trídicu |
JP2012095725A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Kyoraku Sangyo Kk | 遊技機ユニット、洗浄装置 |
WO2018223297A1 (zh) * | 2017-06-07 | 2018-12-13 | 江苏力星通用钢球股份有限公司 | 一种三代轮毂钢球中间清洗烘干工艺 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61185369A (ja) * | 1985-02-13 | 1986-08-19 | 株式会社 千代田製作所 | 洗浄装置の運転方法 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162667A patent/JP2724428B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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Publication number | Publication date |
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JP2724428B2 (ja) | 1998-03-09 |
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