JP2938585B2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JP2938585B2
JP2938585B2 JP41592690A JP41592690A JP2938585B2 JP 2938585 B2 JP2938585 B2 JP 2938585B2 JP 41592690 A JP41592690 A JP 41592690A JP 41592690 A JP41592690 A JP 41592690A JP 2938585 B2 JP2938585 B2 JP 2938585B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スピンドルモータのハブやブラケット、
及び各種のパーツ類等の精密部品を洗浄する場合、一般
に、水をスプレー噴射する洗浄装置が使用される。
【0003】しかして、従来では、洗浄装置としては、
被洗浄物が内有される洗浄槽と、該洗浄槽内の該被洗浄
物に向けて水を下方にスプレー噴射するノズルと、該ノ
ズルより上方に設けられて該洗浄槽の上方開口部を施蓋
状とするカバーと、を備えたものがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の如く構
成された洗浄装置では、ノズルから噴射される水が被洗
浄物や該被洗浄物を受けているバスケット等に当たって
飛散し、その飛沫がカバーに付着する虞れがあり、付着
した後、カバーから落下し、スプレー洗浄が終了した被
洗浄物に再び付着する場合があった。
【0005】ところで、この飛沫には、被洗浄物から剥
離した汚染物が含まれており、被洗浄物には再び汚染物
が付着することになる。
【0006】従って、従来の装置では、確実に被洗浄物
の洗浄を行うことができなかった。
【0007】そこで、本発明では、スプレー洗浄にて被
洗浄物から剥離させた汚染物を再びその被洗浄物に付着
させることのない洗浄装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係る洗浄装置は、被洗浄物が内有される洗
浄槽と、該洗浄槽内の該被洗浄物に向けて水を下方にス
プレー噴射するノズルと、該ノズルより上方に設けられ
て該洗浄槽の上方開口部を施蓋状とする断面倒立V字状
のカバーと、を備えた洗浄装置であって、該カバーの頂
点部に、エアをカバー内部に供給するためのエア供給口
を開設すると共に、該カバー内部の上方位置に、上記エ
ア供給口からのエアを上記カバーの内面に沿うエア流と
する断面倒立V字状の案内部材を設けたものである。
【0009】
【作用】エアをエア供給口からカバー内部に供給すれ
ば、エアは案内部材に当たり、カバーの内面に沿うエア
流が発生する。従って、スプレー噴射にて水が被洗浄物
に当たって跳ね返ってカバーの内面に飛沫が付着しよう
とした場合、その飛沫はエア流にて内面に沿ってカバー
下端縁に流れることになる。
【0010】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を
詳説する。
【0011】図1は本発明に係る洗浄装置を示し、この
装置は、スピンドルモータのハブやブラケット等の精密
部品等の被洗浄物Wが内有される洗浄槽1と、水をスプ
レー噴射するノズル2と、該ノズル2より上方に設けら
れて該洗浄槽1の上方開口部3を施蓋状とするカバー4
と、を備えている。
【0012】しかして、被洗浄物Wは、洗浄槽1内にバ
スケット5にて保持され、このバスケット5は図示省略
の保持部材にて保持される。
【0013】また、ノズル2は、洗浄槽1の上方開口部
3近傍に配設されると共に、長手方向に沿って所定ピッ
チに配設される複数の噴射口6…を有し、図示省略の水
供給源に連結されている。従って、水供給源からノズル
2に水を供給すれば、各噴射口6…から図例の如く水が
下方向に向けてスプレー噴射され、バスケット5内の被
洗浄物W…がスプレー洗浄されることになる。なお、こ
の場合、ノズル2は図3に示すように、平行に3本配設
されているが、勿論、その数は自由に増減でき、また、
噴射口の数も自由に増減できる。
【0014】次に、カバー4は、断面倒立V字状とさ
れ、その頂点部には、エアをカバー内部7に供給するた
めのエア供給口8が開設され、その近傍には断面倒立V
字状の案内部材9が設けられている。
【0015】即ち、案内部材9は、図2に示すように、
カバー4の一方の傾斜壁10に平行な傾斜壁11と、カバー
4の他方の傾斜壁12に平行な傾斜壁13と、からなり、カ
バー内部7の上方位置に、図示省略の保持部材を介して
保持されている。また、案内部材9の頂点14はエア供給
口8に対応している。
【0016】従って、エア供給口8からカバー内部7に
エアが供給されれば、案内部材9の頂点14にそのエアが
当たり、ここから分岐して、傾斜壁10と傾斜壁11とで形
成される案内路15、及び、傾斜壁12と傾斜壁13とで形成
される案内路16に誘導案内され、矢印の如くカバー4の
内面17, 17に沿うエア流となる。
【0017】また、カバー4の傾斜壁10, 12の下端縁
(つまり、内面17, 17の下端縁)には、吸引ダクト18,
18が付設され、この吸引ダクト18, 18に上記エア流が吸
引される。
【0018】即ち、吸引ダクト18, 18は、そのスリット
19が案内部材9に向かって開口すると共に、図4に示す
ようなドレントラップ20に配管21を介して連通連結され
ている。
【0019】ここで、ドレントラップ20とは、仕切壁22
にて区画された第1室23と第2室24とを有し、第1室23
に上述の配管21が連通連結され、第2室24にはこの第2
室24内のエアを排出するための配管25が連通連結されて
いる。また、ドレントラップ20の底壁26にはバルブ27が
付設されている。なお、仕切壁22は底壁26には達せず、
第1室23と第2室24とは下部において連通連結されてい
る。
【0020】また、配管25は、カバー4のエア供給口8
に連通連結されると共に、図示省略のポンプが付設され
ている。
【0021】従って、ポンプが駆動することにより、エ
アをエア供給口8を介してカバー内部7に供給すること
ができ、カバー内部7で内面17, 17に沿うエア流とな
り、そのエア流は、吸引ダクト18, 18に吸い込まれ、配
管21を介してドレントラップ20の第1室23に吸引され
る。
【0022】次に、上述の如く構成された洗浄装置の使
用方法を説明する。
【0023】まず、被洗浄物W…をバスケット5内に入
れ、このバスケット5を洗浄槽1内に収納する。そし
て、ノズル2に水供給源から水を供給して、噴射口6…
から被洗浄物W…に向けてスプレー噴射する。この際、
エア供給口8からエアをカバー内部7に供給し、内面1
7, 17に沿ってエア流を発生させておく。
【0024】この場合、噴射口6から噴射された水が、
被洗浄物W等に当たって飛散し、その飛沫がカバー4の
内面17, 17に付着しようとする。
【0025】しかし、内面17, 17には、その内面17, 17
に沿うエア流が発生しているので、飛沫は内面17, 17に
は付着せず、そのエア流とともに各ダクト18, 18に吸引
される。
【0026】そして、各ダクト18, 18に入った飛沫は、
エアとともに配管21を介してドレントラップ20に入る。
そこで、エアと水とが分離され、水がこのトラップ20に
溜まり、溜まった水は、バルブ27を開状態とすることに
より排出される。
【0027】従って、カバー4の内面17, 17には、飛沫
が付着せず、スプレー洗浄終了後、再び、飛沫が被洗浄
物W…に付着することがない。
【0028】即ち、上述の飛沫には、被洗浄物Wから剥
離した汚染物が含まれており、一度、被洗浄物Wから剥
離した汚染物が再度付着することがなくなる。
【0029】なお、スプレー洗浄終了後は、バスケット
5をこの洗浄槽1から出して、次のリンス槽に移し、ス
プレー洗浄された被洗浄物W…のリンスを行う。
【0030】また、被洗浄物W…を洗浄槽1内に入れた
り、出したりする場合等において、ノズル2及びカバー
4が邪魔にならないように、該ノズル2及びカバー4は
上方又は側方へ移動することができる。
【0031】なお、本発明は上述の実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であ
り、例えば、カバー4の傾斜壁10,12の傾斜角度θ(図
2参照)としても自由に変更でき、急勾配にすると飛沫
が極めて付着しにくいものとなって好ましいが、あまり
急勾配とすると、装置全体の高さ寸法が大となり実用的
ではなく、逆に、ゆるやかな勾配とすると、飛沫が付着
しやすくなる。従って、傾斜壁10, 12の傾斜角度θとし
ては、60°〜90°の範囲に設定するのが好ましい。
【0032】また、エア供給口8に供給されるエアとし
ては、その風速を自由に設定することができるが、5〜
10m/sec の風速とするのが好ましく、案内部材9の傾
斜壁11, 13の幅寸法A(図2参照)も自由に設定するこ
とができるが、50〜100 mm位とするのが好ましく、案内
路15, 16の開口寸法B(図2参照)も自由に設定するこ
とができるが、3〜5mm位とするのが好ましい。
【0033】さらに、カバー4の内面17, 17にフッ素樹
脂等の剥離性に優れた樹脂を塗布するも好ましく、塗布
すれば、より一層飛沫が内面17,17に付着するのを防止
することができる。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されているの
で、次に記載する効果を奏する。
【0035】被洗浄物W等に当たって跳ね返った(汚染
物を含む)飛沫は、カバー4の内面17に付着することが
なくなり、一度スプレー洗浄が行われて汚染物が剥離さ
れた被洗浄物Wには、汚染物を含んだ飛沫が落下せず、
該被洗浄物Wに再度汚染物が付着することがなくなる。
従って、被洗浄物Wの洗浄を確実かつ迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す簡略断面図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】簡略側面図である。
【図4】ドレントラップの簡略図である。
【符号の説明】
1 洗浄槽 2 ノズル 3 上方開口部 4 カバー 7 カバー内部 8 エア供給口 9 案内部材 17 内面 W 被洗浄物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B08B 3/00 - 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被洗浄物Wが内有される洗浄槽1と、該
    洗浄槽1内の該被洗浄物Wに向けて水を下方にスプレー
    噴射するノズル2と、該ノズル2より上方に設けられて
    該洗浄槽1の上方開口部3を施蓋状とする断面倒立V字
    状のカバー4と、を備えた洗浄装置であって、該カバー
    4の頂点部に、エアをカバー内部7に供給するためのエ
    ア供給口8を開設すると共に、該カバー内部7の上方位
    置に、上記エア供給口8からのエアを上記カバー4の内
    面17に沿うエア流とする断面倒立V字状の案内部材9を
    設けたことを特徴とする洗浄装置。
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