JPH06251378A - 光ディスクシステム - Google Patents

光ディスクシステム

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Publication number
JPH06251378A
JPH06251378A JP5037820A JP3782093A JPH06251378A JP H06251378 A JPH06251378 A JP H06251378A JP 5037820 A JP5037820 A JP 5037820A JP 3782093 A JP3782093 A JP 3782093A JP H06251378 A JPH06251378 A JP H06251378A
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JP
Japan
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signal
recording
disc
optical disc
optical
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Application number
JP5037820A
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English (en)
Inventor
Yorimi Suzuki
順美 鈴木
Nobuhiro Tokujiyuku
伸弘 徳宿
Masaaki Kurebayashi
正明 榑林
Koichi Moriya
宏一 森谷
Hitoshi Yanagihara
仁 柳原
Katsuo Konishi
捷雄 小西
Katsuyuki Tanaka
克之 田中
Yoshihiko Noro
良彦 野呂
Yoshie Kodera
喜衛 小寺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】再生専用光ディスクと同じ記録フォーマットの
記録再生を実現し、再生専用光ディスクと互換性ある映
像用光ディスクシステムで、記録フォーマットが異なる
再生専用と記録再生用ディスクを同じ再生装置を用いる
映像用光ディスクシステム。 【構成】C/Nが60dB以上の光ディスクを用い、L
Dと同じアドレス信号とNTSCダイレクトFM記録フ
ォーマットまたはハイビジョンLDと同じハイビジョン
MUSE信号で記録を行い、再生プレーヤの光ヘッドと
画像処理回路を共通にし、反射率検出回路の信号により
フォーカストラッキング制御回路、RF信号プリアンプ
回路およびチルト制御回路を切り換え、記録済みディス
ク6と再生専用光ディスク7を再生することで互換性あ
る映像用光ディスクシステムが達成される。NTSCと
MUSEの画像処理回路を2種類設けLD、ハイビジョ
ンLDおよび記録済みの4種類のディスクの再生可能な
システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は光ディスクを用いた記
録再生システムに関し、例えばビデオ映像ソフトを追記
形光ディスクあるいは書換え形光ディスク等の書き込み
可能光ディスクに記録し、この記録済みの書き込み可能
光ディスクとLD(レーザディスク)などの再生専用光
ディスクを同一の再生プレ−ヤで再生することができる
光ディスクシステムに関するものであり、さらに、NT
SC信号およびハイビジョンMUSE信号など信号形態
が異なる映像信号をそれぞれ書き込み可能光ディスクに
記録した場合、これらの書き込み可能光ディスクおよび
LD、ハイビジョンLD等の再生専用光ディスクを同一
の再生プレ−ヤで再生することを実現した光ディスクシ
ステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】NTSC信号を用いたビデオ映像の記録
再生システムは、磁気テ−プを用いたVTRが主流であ
る。このVTRでは自分でソフトを作成することができ
るという利点を持つ。
【0003】一方、光ディスクを用いたものに、例えば
レーザディスク(LD)と呼ばれるものがある。市販の
LDには、カラーテレビ映像信号、音声信号および制御
信号が両面で1ないし2時間記録されている。LDは次
のように作製される。まず、信号を記録したホトレジス
ト原盤からスタンパを作り、これでアクリル樹脂を射出
成形する。このアクリル樹脂板に反射膜と保護膜とを形
成して得られた片面ディスクを2枚貼りあわせてLDが
出来上がる。ホトレジスト原盤への信号の記録は次のよ
うに行う。映像信号および2チャンネル音声信号をそれ
ぞれ搬送波周波数の異なる周波数変調された信号に変換
し、これらの信号を単純に加算し、リミッタで方形波に
整形して、この方形波により光変調器を制御し、ホトレ
ジスト原盤上にピットを記録する。このようなLDシス
テムの詳細は、岩村編著『ビデオディスクとDAD入
門』コロナ社、第122〜142頁に記載されている。
【0004】このような光ディスクシステムは、VTR
に比べてランダムアクセスが容易であることや高画質で
あることなどの利点を持つ。しかし、通常は再生専用で
あり、自分でソフトを作成することは容易ではない。こ
の要求に応えるべく、追記形、あるいは書き換え形光デ
ィスクが、1990年7月号『ビデオα』73頁〜78
頁において提案されている。
【0005】ハイビジョン信号を用いた光ディスクにつ
いては、1991年9月『MUSE方式準拠のハイビジ
ョンLD仕様』が5社(三洋電機、ソニー、東芝、パイ
オニア、松下電器産業)より共同提案されているが、現
在製品化されているのは再生専用の光ディスクのみであ
り、自分でソフトを作成することは困難である。
【0006】また、音楽用CD(コンパクトディスク)
に於いては市販のCDプレ−ヤで再生可能な追記形CD
が用いられており、既に自分でCDソフトを作成するこ
とが可能となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の追記形、あるい
は書き換え形光ディスクを用いれば、自分でビデオ映像
ソフトを作成できるが、このような光ディスクの記録フ
ォ−マットは再生専用光ディスクと異なる。自分でビデ
オソフトを作成することと同時に、これまでの再生専用
光ディスクのソフト資産を有効に活用する点で、再生専
用光ディスクとの互換性は重要である。また、ディスク
の記録フォ−マットを再生専用光ディスクのそれと異な
らしめることは、再生プレ−ヤの高価格化を招来する。
【0008】音楽用追記形CDの場合は上記の問題点は
クリアしているが、このディスクをビデオ映像光ディス
ク(LD)に適用しようとしても、C/N(信号対ノイ
ズ比)が低いためにLDの様な高画質が得られない。
【0009】この発明の目的は、再生専用光ディスクと
同じ記録フォ−マットの記録再生を実現することにより
再生専用光ディスクと互換性のある映像用光ディスクシ
ステムを提供することにある。
【0010】この発明の他の目的は、再生専用光ディス
クと互換性のあるハイビジョン映像用光ディスクシステ
ムを提供すると共に、現在映像の主流を占めるNTSC
信号を用いた再生専用および上記書き込み可能光ディス
クとMUSE信号を用いた再生専用および書き込み可能
光ディスクを同じ再生プレーヤを使って再生可能とした
映像用光ディスクシステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、C/N
60dB以上の光ディスクを用いて、再生専用光ディス
クと同じ記録フォ−マットで記録再生することを可能と
した映像用光ディスクシステムを開発するに至った。す
なわち、C/Nが60dB以上の書き込み可能光ディス
クに、再生専用光ディスクと同じアドレス信号およびF
M変調記録フォ−マットを用いて記録を行うとともに、
再生プレ−ヤの光ヘッドと画像処理回路を共通にするこ
とにより再生専用光ディスクと上記書き込み可能光ディ
スクを同一の再生プレ−ヤを用いて再生可能とした。
【0012】さらに、この映像用光ディスクシステムを
ハイビジョン映像に応用し、再生専用ハイビジョンMU
SEディスクと同じ記録フォ−マットで記録再生するこ
とを可能とした。
【0013】また、光ディスクによって記録してある映
像信号が異なる場合、上記再生プレーヤに映像信号判別
部および各映像信号に対応した画像処理回路を付加し、
映像信号が異なる再生専用光ディスクおよび書き込み可
能光ディスクを同一の再生プレーヤを使って再生可能と
したものである。
【0014】
【作用】C/Nが60dB以上を持つ書き込み可能光デ
ィスクを用いるため再生専用光ディスクと同程度の高画
質が得られる。これにより、たとえば従来困難であった
NTSCダイレクトFM記録フォ−マットによる高画質
映像の記録再生、ハイビジョンMUSE信号の記録再生
などが可能となり、さらに上記書き込み可能光ディスク
に再生専用光ディスクと同じアドレス等の制御コ−ドを
記録することで、記録された信号フォ−マットが再生専
用光ディスクと同一になり、再生プレ−ヤの画像処理回
路を共通にすることができる。
【0015】さらに、記録された映像信号が光ディスク
によって異なる場合、たとえばNTSCダイレクトFM
記録フォーマットの光ディスクとハイビジョンLDのフ
ォーマットの光ディスクを再生する場合には、上記再生
プレーヤに映像信号判別部および各映像信号に対応した
画像処理回路を設けることにより、映像信号が異なる再
生専用光ディスクおよび書き込み可能光ディスクを同じ
再生プレーヤを使って再生することができる。
【0016】また、本発明の書き込み可能光ディスク
は、光磁気記録ディスク等と異なり、反射光量の変化で
情報を記録再生するタイプの光ディスクであるため、再
生プレ−ヤの光ヘッドは再生専用光ディスク、記録可能
光ディスク共に同じものを使用することができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。
【0018】図1には、本発明に係る光ディスクシステ
ムの一実施例の要部ブロック図が示されている。この実
施例の光ディスクシステムは、大きく分けると映像ソフ
ト1、映像ソフト再生部2、記録信号発生部3、記録部
4、プレ−ヤ部5からなり、映像および音声記録信号の
受渡しは記録済みディスク6により行なわれるととも
に、再生プレ−ヤ部5では再生専用光ディスク7を再生
して映像信号、アナログおよびデジタル音声信号を得る
こともできる。なお、タイムコ−ド信号を発生する業務
用VTR等を映像ソフト再生部に用いたときにはタイム
コ−ド信号を必要に応じて使用することができる。
【0019】このシステムは、自分でシステム全体を所
持し、未記録ディスク8を用いて映像ソフトの入った記
録済みディスク6を作成することもできるが、書き込み
サ−ビス業者が映像ソフト再生部2から記録部4までの
装置を記録センタとして設置しておき、ユーザは再生プ
レ−ヤ部5のみを所持することにより、映像ソフト1を
記録センタに持込んで未記録ディスク8にソフトを記録
した記録済みディスク6を入手するという形態をとるこ
とも可能である。
【0020】上記再生専用光ディスク7としては、NT
SC信号、PAL信号、SECAM信号、MUSEハイ
ビジョン信号およびベースバンドハイビジョン信号等を
用いた光ディスクがある。本発明はこれらの再生専用光
ディスクと互換性のある光ディスクシステムを提供する
ものである。以下、実施例1としてこれらの再生専用光
ディスクのうちNTSC信号を用いたLD(レーザディ
スク)およびハイビジョンMUSE信号を用いたMUS
Eディスクを使用した場合を代表して説明する。
【0021】(実施例1)図2には、上記光ディスクシ
ステムの映像ソフト1と映像ソフト再生部2のブロック
図が示されている。映像ソフト再生部2は、各種類映像
ソフトに対応するようにLDプレ−ヤ10、家庭用VT
R11、業務用VTR12、その他の映像機器13が備
えられている。もちろん、このうちの1種類だけであっ
ても良いが、ソフト編集する場合や書き込みサ−ビスを
する場合には各種の再生装置があった方が良い。
【0022】再生装置としてLDプレ−ヤ10を用いる
場合には、その再生映像出力にLD固有のアドレス信号
や制御信号が含まれる。同様の信号は後段で新たに付加
されるので、これらのアドレス信号や制御信号を削除す
るためのLDコ−ド削除回路14を設けている。また、
再生装置として家庭用VTR11を用いる場合にはTB
C(タイムベースコレクタ)回路15により映像同期信
号を補正する必要がある。スイッチャ16は上記各種の
再生装置からの信号を切り換える装置であり、編集時に
効果的である。
【0023】タイムコ−ド信号は、LDプレ−ヤや家庭
用VTRでは発生できないが、業務用VTR等の業務用
機器では通常出力されるため、これを用いて以下に示す
ように図1の記録信号発生部3をコントロ−ルすること
ができる。
【0024】図3には、上記光ディスクシステムの記録
信号発生部3のブロック図が示されている。映像信号は
コ−ドデ−タ発生回路17によりLD固有のアドレス信
号や制御信号のコ−ドデ−タを付加されて、FM変調器
18により直接FM変調される。このコ−ドデ−タ発生
回路17はタイムコ−ド信号をもとにコントロールする
ことができ、例えば、長さ10分の映像ソフトを未記録
ディスクに記録する場合、業務用VTR12にタイムコ
ードが1時間0分0秒時に映像ソフトがスタートする様
に記録しておくとともに、コードデータ発生回路17
を、例えばタイムコード信号が1時間0分0秒以前はリ
ードインデータを発生させ、タイムコード信号が1時間
0分0秒となったときから1番地信号から順次アドレス
信号を発生させ、タイムコード信号が1時間10分0秒
以降はリードアウト信号を発生させるように設定してお
くことにより、業務用VTR12を再生しながら正確に
コードデータ発生回路17からのコードデータ出力を正
確に制御することができる。なお、リードイン信号とリ
ードアウト信号は、映像ソフトの開始部と終了部に付加
される信号である。
【0025】アナログ音声信号はFM変調器19により
FM変調され、デジタル音声信号はCDの信号フォーマ
ットにあわせてEFM変調器20によりEFM変調され
る。上記映像信号と二つの音声信号は情報信号処理回路
21により合成処理され記録信号として出力される。
【0026】図4には、上記光ディスクシステムの記録
部4のブロック図が示されている。上記記録信号はシス
テムコントローラ22およびレーザ駆動回路23を介し
て光ヘッド24に印加される。また、システムコントロ
ーラ22はCAV(角速度一定)ディスク、あるいはC
LV(線速度一定)ディスク双方に対応するようにモー
タサーボ回路25を介してスピンドルモータ26をコン
トロールするとともに、フォーカスおよびトラッキング
回路27をコントロールする。トラッキングにはグルー
ブにおける光の回折を利用する周知のプッシュプル方式
を用いている。
【0027】光ディスクには特願平3−175001号
公報で本願発明者等が既に提案した追記形あるいは書き
換え形光ディスクを用いている。この光ディスクは記録
前後の記録膜の位相差とグルーブの位相差の干渉効果を
利用するもので、広い周波数帯域においてC/N60d
B以上の高C/Nが得られる。したがって、NTSC信
号を直接FM変調して記録しても信号劣化が少なく、従
来のLDと同じ信号フォーマットとすることができる。
図14の光ディスクの要部断面図に示すように、本発明
に用いた書き込み可能光ディスクは、幅0.7μm、光
学的深さλ/8(読みだし光の波長λ=780nm)、
ピッチ1.6μmのグルーブ(溝)を有するアクリル樹
脂基板209上に膜厚34nmのSb2Se3211と膜
厚25nmのBi213の2層構造からなる記録層およ
び紫外線硬化樹脂よりなる保護膜214を形成して構成
されている。この光ディスクにおいてはランド部分21
1(グルーブとグルーブの間の部分)に対物レンズ21
5からのレーザ光で記録を行なうことにより記録前後の
記録膜の位相差とグルーブの位相差の干渉効果を利用し
てC/N(信号周波数8MHz、ノイズ帯域30kH
z)60dB以上の高C/Nを得ている。さらに、この
光ディスクは、カー回転角の変化を検出する光磁気ディ
スクと異なり、反射光量の変化により信号を検出してい
るため、LDと同じ光ヘッドを用いることができる。
【0028】図5には、上記光ディスクシステムの再生
プレーヤ部5のブロック図が示されている。上記光ディ
スクを用いた記録済みディスク6は、LD(再生専用デ
ィスク7)に比べて以下の点が異なる。
【0029】1)反射率が20〜30%とLDより低い
(LDの反射率は約70%) 2)ガードバンド部の反射率が記録トラック部より低い
(LDはガードバンド部の方が高い) すなわち、図14に示した書き込み可能光ディスクの未
記録状態の反射率は約10%で、記録状態の反射率は約
30%であるため、LDの反射率より低い。また、記録
トラック部分の反射率は高くなり、記録トラックの間の
ガードバンド部分は未記録状態で反射率が低いため、L
Dとトラッキング極性が反対となる。
【0030】したがって、書き込み可能光ディスクに情
報を記録した記録済みディスク6とLD(再生専用ディ
スク7)のいずれをも再生するための再生プレーヤ部5
は上記の相違点に対応しなければならない。すなわち、
反射率の違いだけ各種ゲインを切り換えるとともに、ト
ラッキングの極性を切り換えることが必要である。
【0031】図5において、光ディスク29の反射率は
チルトセンサ30の出力をチルト制御回路31を介して
反射率検出回路32で検出され、この反射率検出回路3
2からディスク識別信号がシステムコントローラ33に
送られる。また、スピンドルモータ34で回転される光
ディスク29に記録されている信号は光ヘッド35によ
り検出される。光ヘッド35はスライダモータ36によ
り位置決めされ、半導体レーザ光を光ディスクに照射し
てその反射光を検出する。上記光ヘッド35の反射光検
出信号はフォーカストラッキング制御回路36およびR
F信号プリアンプ回路37に供給される。システムコン
トローラ33は上記反射率検出回路32からのディスク
識別信号によりフォーカストラッキング制御回路36、
RF信号プリアンプ回路37およびチルト制御回路31
を図7〜図10で後述するように切り換える。
【0032】上記各回路を2種類の光ディスクごとに切
り換えるので、光ヘッドの対物レンズ(図示せず)は正
常にフォーカシング位置に引き込まれ、トラッキングサ
ーボが正常に動作するようになる。プリアンプ37のR
F信号出力レベルも適正な値になり、復調回路38によ
り所定の映像信号出力とデジタル音声出力、アナログ音
声出力およびタイムベース信号等が得られる。また、チ
ルト制御回路31は光ディスクの傾きに応じて光ヘッド
のレーザビーム照射角を制御するものであるが、これも
2種類の光ディスクごとに切り換えるので正確なチルト
制御が行なえる。
【0033】また、システムコントローラ33は上記タ
イムベース信号を監視してモータサーボ回路39、スラ
イダモータサーボ回路40等に制御信号を送信し、スピ
ンドルモータ34とスライダモータ36等の回転を制御
する。
【0034】本実施例の再生プレーヤ部5によれば、通
常のLDプレーヤに反射率検出回路を付加し、フォーカ
ストラッキング制御回路、RF信号プリアンプ回路およ
びチルト制御回路を切り換えるだけでLDおよび記録済
みディスクの双方を再生可能とでき、光ヘッドや復調回
路等を始めほとんどの部分をLDプレーヤと共通にでき
るので、低価格な互換プレーヤ部を実現できる。
【0035】図6には、上記再生プレーヤ部のチルトセ
ンサ45、チルト制御回路の一部50と反射率検出回路
46が示されている。チルトセンサ45はLED(発光
ダイオード)と2個のPD(ホトダイオード)よりな
り、LEDから出射された光が光ディスク(図示せず)
で反射され2個のPDに到達する。光ディスクが傾いて
いたときにはこれらの2個のPDに到達する光の強度が
異なり、チルト誤差信号が生じる。したがって、この誤
差信号が最小となるようにチルトモータ(図示せず)を
制御して光ヘッドを最適の位置になるように制御してい
る。反射率検出回路46は上記チルトセンサの2個のP
D出力を差動アンプ47でたしあわせて、この出力をコ
ンパレータ48により基準電圧49と比較して光ディス
クの種類を識別するものである。すなわち、LDの場合
は反射率が高く、記録済みディスクの場合は反射率が低
いので、基準電圧をLDの場合の差動アンプ出力レベル
と記録済みディスクの場合の差動アンプ出力レベルのほ
ぼ中間レベルに設定し、LDの場合はHighレベルの
コンパレータ出力を、記録済みディスクの場合はLow
レベルのコンパレータ出力をシステムコントローラに送
るものである。
【0036】本実施例では、反射率検出用に2個のPD
出力を用いたが片側のPD出力のみを用いても良い。
【0037】図7には、上記再生プレーヤ部5のRF信
号プリアンプ回路51とフォーカストラッキング制御回
路52が示されている。ここで光ヘッドディテクタ53
は、光ヘッドに設けられている光検出器であり、光ディ
スクのフォーカス信号、トラッキング信号、RF信号等
はこの光ヘッドディテクタ53より得られる。
【0038】RF信号プリアンプ回路51では、システ
ムコントローラ33の指令により、記録済みディスクを
再生するときにはRF信号プリアンプ回路51のゲイン
切り換え回路54が働きアンプ出力が増加し、LDを再
生するときにはこのゲイン切り換え回路は動作せずプリ
アンプ55の出力がそのまま再生信号として復調回路に
送られる。
【0039】フォーカストラッキング制御回路52のう
ちフォーカス制御部56では、上記RF信号プリアンプ
回路51と同様に、システムコントローラ33の指令に
より、記録済みディスクを再生するときにはフォーカス
制御部57のゲイン切り換え回路58が働きフォーカス
エラー出力が増加してフォーカス誤差信号となり、LD
を再生するときにはこのゲイン切り換え回路58は動作
せずフォーカスエラー出力がそのままフォーカス誤差信
号となる。
【0040】また、フォーカストラッキング制御回路5
2のうちトラッキング制御部57では、システムコント
ローラ33の指令により、記録済みディスクを再生する
ときには、極性切り換え回路59による極性の切り換え
と、トラッキング制御部のゲイン切り換え回路60によ
るトラッキングエラー出力の増加とを同時に行ない、L
Dを再生するときには極性の切り換えおよびゲイン切り
換えのいずれも行なわない。
【0041】図8には、フォーカストラッキング制御回
路のうちトラッキング制御部65の一構成例が示されて
いる。この構成例では、LDの場合は極性切り換えスイ
ッチ66,67を両方とも上に倒し、光ヘッドディテク
タ68からの信号をそのまま差動アンプ69に入力しト
ラッキング誤差信号を得ている。また、記録済みディス
クの場合には極性切り換えスイッチ66,67を両方と
も下に倒し、光ヘッドディテクタ68から信号を2個の
アンプ71,72で増幅した後、極性を反転させ、上記
差動アンプ69に入力する。したがって、本実施例によ
ればシステムコントローラ70により極性切り換え部の
両スイッチ66,67を切り換えるだけでLDおよび記
録済みディスクの双方に対応できる。
【0042】図9には、フォーカストラッキング制御回
路のうちトラッキング制御部の他の構成例が示されてい
る。この構成例は記録済みディスクの場合の極性切り換
えとゲイン切り換え(ゲイン増加)を同時に行なうもの
である。すなわち、反転アンプ73を使用することによ
り、極性反転と信号増幅を同時に行なうもので、差動ア
ンプ74の出力側に切り換えスイッチ75,76と反転
アンプ73を設けることにより、記録済みディスクの場
合には切り換えスイッチ部77の両スイッチ75,76
を下に倒すことによって、極性反転とゲイン増加を同時
に行なている。従って、この例によれば増幅アンプを一
つに減らすことができる。
【0043】図10には、図5におけるチルト制御回路
31の一部が示されている。チルト制御回路で重要なの
はチルトオフセットである。チルトオフセットは2個の
PD出力のバランスをとるものあるが、バランスの位置
が光ディスクの反射率により異なるため、可変ボリュー
ムで構成されたチルトオフセットを2式78,79(チ
ルトオフセット1、チルトオフセット2)用意して、L
Dの場合に2個のPD出力のバランスが最適になるよう
にチルトオフセット1の可変ボリューム設定しておき、
記録済みディスクの場合に2個のPD出力のバランスが
最適になるようにチルトオフセット2の可変ボリューム
設定しておく。
【0044】LDを再生するときには、システムコント
ローラ33の指令により、切り換えスイッチ回路の3個
のスイッチ80,81,82を上に倒してチルトオフセ
ット1が働くようにし、記録済みディスクを再生すると
きには、システムコントローラ33の指令により、切り
換えスイッチ回路の3個のスイッチ80,81,82を
下に倒してチルトオフセット2が働くようにしている。
さらに、必要に応じてチルト誤差信号増幅回路83のゲ
インを切り換えてもよい。
【0045】図11には、上記再生プレーヤ部5の他の
実施例が示されている。この実施例においては反射率検
出回路85の入力信号として光ヘッドからの反射率信号
を用いており、そのほかは上記実施例と同じである。
【0046】図12には、図11に示したプレーヤ部の
反射率検出回路85の一構成例が示されている。この実
施例においては、フォーカス用4分割ディテクタの和信
号(4D和信号)の大きさを2個のコンパレータ86,
87にて検出している。すなわちコンパレータ1の基準
電圧1をLDの4D和信号レベルと記録済みディスクの
4D和信号レベルの中間に設定し、コンパレータ2の基
準電圧2を記録済みディスクの4D和信号レベルと光デ
ィスク無しの状態の4D和信号レベルの中間に設定す
る。この設定状態でコンパレータ1およびコンパレータ
2の出力がともにHighレベルならばシステムコント
ローラ33がLDと識別し、コンパレータ1の出力がL
owレベルでコンパレータ2がHighレベルならば記
録済みディスクと識別し、コンパレータ1およびコンパ
レータ2の出力がともにLowレベルならば光ディスク
無しと識別する。
【0047】上述した実施例の記録済みディスクではガ
ードバンド部の反射率を低く設定して、ノイズレベルの
低減をはかったが、例えば二つの記録ビームを用いて未
記録ディスクに情報記録を行ないながらガードバンド部
にも直流記録(記録ビームを変調しないで記録を行なう
方法)を行なうことにより、トラッキングの極性反転を
不用とすることができる。このガードバンド部にも記録
を行なうことは記録済みディスクの作成前後に行なうこ
ともできる。このトラッキングの極性反転をなくせば、
上述した各ゲインおよびオフセットの切り換えだけで上
記2種類の光ディスクに対応でき、今後さらに高C/N
のディスクが開発されたときには非常に有効となる。さ
らには、回路の各ゲインのダイナミックレンジが広がれ
ば、各ゲイン切り換えは不用となる。
【0048】図13には、図1に示したシステムを複数
台用いて、高精細映像ソフトをマルチ映像システムで高
画質に映しだすマルチ映像システムの一実施例が示され
ている。この実施例においては、ハイビジョンの高精細
ソフト88を画面分割装置89によりNTSC信号に6
分割し、各々の画面を記録装置90(図1の記録信号発
生部と記録部より構成される)にて未記録ディスク(図
示せず)に記録を行ない、6種類の記録済みディスク9
1が得られる。この記録済みディスク91をコントロー
ラ92の基で再生装置93(図1のプレーヤ部)で同時
に再生し、高精細の6面マルチ映像システム94で映し
だすものである。同様のシステムをLDを用いて行なう
という提案があるが、LDを作成するには10日以上と
いう時間がかかるうえに6枚同時に記録することが困難
である。本実施例によればリアルタイムで同時に記録済
みディスクが得られるという利点があり、各種イベント
や展示博覧会等の時間が限られているユーザに最適であ
る。この実施例においては6種類のディスクを同時に記
録したが、上記記録装置1台で6回記録を行なっても良
く、この場合は記録時間が6倍になるだけであることは
言うまでもない。
【0049】前記実施例においては、映像および音声信
号を扱う場合について説明したが、これに限るものでは
なく、デジタル音声信号に替えてデジタルデータを記録
することも可能である。この場合は該データ(プログラ
ムを含む)をもとにディスクをコントロールすることが
可能であり、用途が拡大する。特に、プレゼンテーショ
ン等の使用ディスク枚数の限られた分野では、デジタル
データを記録した本発明による光ディスクシステムは最
適となる。
【0050】(実施例2)以下ハイビジョンMUSE信
号を用いた光ディスクシステムの一実施例を図面を用い
て説明する。このシステムは、ハイビジョンMUSE光
ディスク(以下MUSEディスク)と同じ記録フォーマ
ットのMUSE信号を未記録光ディスク101に記録
し、MUSEディスク102と記録済ディスク103を
同じ再生プレーヤを用いて再生する光ディスクシステム
である。
【0051】図15に上記光ディスクシステムを使った
MUSE記録再生システムのブロック図を、図16にこ
のシステムの映像ソフト再生部105のブロック図を示
す。映像ソフト再生部105は、各種類映像ソフトに対
応するようにHD−VTR111、ハイビジョンLDプ
レーヤ113その他の映像機器116が備えられてい
る。このうちの1種類だけであっても良いが、ソフト編
集する場合や書き込みサ−ビスをする場合には各種の再
生装置があった方が良い。図16に示すスイッチャ11
5は上記の再生装置からの信号を切り換える装置であ
り、編集時に効果的である。
【0052】再生装置としてハイビジョンLDプレ−ヤ
113を用いるとき、再生映像出力はMUSEディスク
固有のアドレス信号および制御信号を含んでいる場合が
ある。この映像信号をそのまま使用すると光ディスクシ
ステムの記録信号に妨害をおよぼすことがあるため、こ
れらのアドレス信号および制御信号を削除するMUSE
ディスクコ−ド削除回路114を設けている。なお本M
USEディスクコード削除回路114は省略することも
可能である。
【0053】HD−VTRを用いるとき、TBC(タイ
ムベースコレクタ)回路112により映像同期信号を補
正することが必要となる場合がある。また、実施例1に
示した業務用VTRの場合と同じくタイムコ−ド信号を
使って記録信号発生部をコントロ−ルすることができ
る。なお本TBC回路112は省略することも可能であ
る。
【0054】図17に上記光ディスクシステムの記録信
号発生部のブロック図を示す。
【0055】映像ソフト再生部105から出力されたR
GBのハイビジョン信号はMUSEエンコーダ106に
よってMUSE信号に変換される。記録信号発生部10
7では、アドレス信号および制御信号の付加、FM変
調、パイロット信号の挿入等を行う。まず、MUSE信
号にコ−ドデ−タ発生回路120から出力されるアドレ
ス信号および制御信号を付加する。映像ソフトの再生に
HD−VTRを用いる場合、コードデータ発生回路12
0はタイムコード信号をもとに動作させることができH
D−VTRの再生信号に合わせてハイビジョンLD固有
のアドレス信号、制御信号などのコードデータを正確に
付加することができる。そしてコードデータを付加した
MUSE信号はFM変調器121によりFM変調され
る。
【0056】また、MUSE信号以外にも16ビット2
チャンネルの信号を記録することができる。例えばデジ
タル音声信号を記録する場合はEFM変調器122によ
りCDフォーマットと同じEFM変調を行い、情報信号
処理回路123においてFM変調を行った後のMUSE
信号と共に合成処理される。さらにパイロット信号発生
回路124から発生するハイビジョンLDの規格に基づ
いたパイロット信号を合成して記録信号となる。
【0057】上記記録信号を記録部108において未記
録ディスク101に記録する。記録部の構造および記録
動作は実施例1に示したLDの場合と同様であり、図4
に示すとおりである。
【0058】未記録ディスクとして使用する書き込み可
能光ディスクは実施例1と同様のディスクである。前述
したようにこの光ディスクは記録前後の記録膜の位相差
とグルーブの位相差の干渉効果を利用するもので、広い
周波数帯域においてC/N60dB以上の高C/Nが得
られる。従ってLDに比べて高帯域を有するMUSE信
号を直接FM変調し記録した場合にも信号の劣化が少な
く、ハイビジョンLDと同じ信号フォーマットでの記録
が可能である。光ディスクは、幅0.4μm、光学的深
さλ/8(λは670nm)、ピッチ1.1μmのグル
ーブ(溝)を有するアクリル樹脂基板上に膜厚30nm
のSb2Se3と膜厚25nmのBiの2層からなる記録
膜および紫外線硬化樹脂からなる保護膜から構成されて
いる。
【0059】本光ディスクは、トラックピッチをせばめ
記録周波数を高くすることで高密度化を図ることで、信
号周波数12.5MHz、ノイズ帯域30kHzで60
dB以上の高C/Nが得られる。さらに、この光ディス
クは、反射光量の変化による信号検出を行っているた
め、ハイビジョンLDと同じ光ヘッドを用いることがで
きる。
【0060】MUSE信号を記録した上記光ディスクと
再生専用のハイビジョンLDを再生するプレーヤ部10
9の構造を図18に示す。実施例1と同様に、MUSE
信号を記録した上記光ディスクはMUSEディスクに比
べて以下の2点が異なる。
【0061】1)反射率が20〜30%であり、MUS
Eディスクより低い。
【0062】2)ガードバンド部の反射率が記録トラッ
ク部より低い(MUSEディスクはガードバンド部の方
が高い。) したがって記録済みディスクとMUSEディスクを再生
するため、プレーヤ部は反射率の違いだけ各種ゲインを
切り換えるとともに、トラッキングの極性を切り換える
ことが必要である。これらの切り換え動作は実施例1と
同様の方法で行うことができ、図18に示す反射率検出
回路130からのディスク識別信号によってシステムコ
ントローラ131が光ディスクの種類を判別し、フォー
カストラッキング制御回路132、RF信号プリアンプ
回路133およびチルト制御回路134を切り換える方
法を実施している。なお、各回路の検出動作および制御
動作については実施例1および図6〜図13に示したと
おりである。
【0063】本実施例のプレーヤ部によれば、通常のハ
イビジョンLDプレーヤに反射率検出回路130を付加
し、フォーカストラッキング制御回路132、RF信号
プリアンプ回路133およびチルト制御回路134を切
り換えるだけでMUSEディスク102と記録済みディ
スク103の双方が再生可能である。その際、光ヘッ
ド、復調回路等を始めほとんどの部分をハイビジョンL
Dプレーヤと共通にできるので、低価格な互換プレーヤ
部を実現できる。
【0064】また、本実施例においては、映像および音
声信号を扱う場合について説明したが、これに限るもの
ではなく、デジタル音声信号に替えてデジタルデータを
記録することも可能である。この場合は該データ(プロ
グラムを含む)をもとにディスクをコントロールするこ
とが可能であり、用途が拡大する。特に、プレゼンテー
ション等の使用ディスク枚数の限られた分野では、デジ
タルデータを記録した本発明による光ディスクシステム
は最適となる。
【0065】(実施例3)以下NTSC信号およびハイ
ビジョンMUSE信号を記録した光ディスクを用いた光
ディスクシステムの一実施例を図面を用いて説明する。
このシステムは、LD(NTSC信号)あるいはMUS
Eディスク(MUSE信号)と記録フォーマットが同じ
信号を書き込み可能光ディスクに記録し、これらの記録
済ディスクとLDおよびMUSEディスク等の再生専用
光ディスクを同一の再生プレーヤを用いて再生する光デ
ィスクシステムである。
【0066】図19に上記光ディスクシステムのブロッ
ク図を示す。記録する信号の種類によって、映像ソフト
再生部および記録信号発生部での信号処理方法が異な
る。
【0067】まずNTSC映像ソフト再生部140で
は、実施例1および図2に示したNTSC映像ソフト再
生部、ハイビジョン映像ソフト再生部141では実施例
2および図15に示した映像ソフト再生部105を用い
て各再生装置からの出力信号の同期調整と余分な信号の
削除を行う。
【0068】図20に記録信号発生部を示す。記録信号
発生部143ではコードデータ発生回路145から発生
したアドレス信号などのコード信号を付加し、FM変調
器146を用いてFM変調した後デジタル音声信号と共
に情報信号処理回路148を用いて合成処理を行う。た
だし、MUSE信号を記録する場合はコード信号を付加
およびFM変調を行った後パイロット信号発生回路14
4を用いてパイロット信号を挿入する。
【0069】NTSCおよびMUSE記録信号発生部か
ら出力された信号は記録部150において未記録ディス
ク151に記録される。記録部は実施例1,2で用いた
ものと同様であり、図4に示すとおりである。
【0070】未記録ディスクとして使用する書き込み可
能光ディスクの組成および動作原理は実施例1および2
とであるが、記録信号の種類によってSb2Se3の膜
厚とグルーブの形状が異なる。NTSC信号を記録する
ときはSb2Se3の膜厚34nm、グルーブの幅0.
7μm、光学的深さλ/8(λは780nm)、ピッチ
1.6μmとなり、MUSE信号を記録するときはSb
2Se3の膜厚30nm、グルーブ幅0.4μm、光学
的深さλ/8(λは670nm)、ピッチ1.1μmと
なる。
【0071】図21に上記光ディスクシステムのプレー
ヤ部155のブロック図を示す。上記光ディスクシステ
ムにおいてLD153、MUSEディスク154、LD
またはMUSEディスクフォーマットの記録済ディスク
152を同一プレーヤで再生するには、ディスクの種類
(再生専用と記録済ディスク)の判別および映像信号
(NTSCとMUSE信号)の判別を行わなければなら
ない。
【0072】再生専用ディスク153、154と記録済
ディスク152では以下に示す相違点がある。
【0073】1)反射率が20〜30%と再生専用ディ
スクより低い。
【0074】2)ガードバンド部の反射率が記録トラッ
ク部より低い。(再生専用ディスクはガードバンド部の
方が高い。) したがって、プレーヤ部は上記の相違点を用いてディス
クの種類を判別し、さらにこれらの相違点に対応するた
め反射率の違いだけ各種ゲインを切り換えるとともに、
トラッキングの極性を切り換えることが必要となる。こ
れらの切り換え動作は実施例1と同様の方法で行うこと
ができ、図21に示す反射率検出回路160からのディ
スク識別信号によってシステムコントローラ161が光
ディスクの種類を判別し、フォーカストラッキング制御
回路162、RF信号プリアンプ回路163およびチル
ト制御回路164を切り換える方法を実施している。な
お、各回路の検出動作および制御動作については実施例
1および図6〜図12に示したとおりである。
【0075】RF信号プリアンプ回路163から出力信
号の種類をMUSE/NTSC判別回路165によって
判別する。出力信号がNTSCの場合はNTSC復調回
路166、MUSE信号の場合はMUSE復調回路16
7とMUSEデコーダ156によって音声信号と映像信
号に復調される。
【0076】NTSCとMUSE信号の判別は、出力信
号の映像FM搬送波周波数をサンプリングし比較するこ
とによって行う。図22にNTSC信号の周波数配置を
図23にMUSE信号の周波数配置を示す。NTSC信
号の映像FM搬送波周波数は7.6〜9.3MHzであ
るのに対し、MUSE信号は10.6〜14.4MHz
であり、フィルタを使って両者を判別することができ
る。また、NTSCとMUSE信号の判別は両者の同期
信号を使って行うこともできる。NTSCの同期信号は
負極性であるが、MUSE信号の場合同期信号は正極性
であり、同期信号の極性を判定することによって両者を
判別することができる。さらにパイロット信号を用いて
映像信号の種類を判別することも可能である。MUSE
フォーマットのディスクは、図23に示すようにパイロ
ット信号を周波数多重で挿入することになっている。パ
イロット信号は、MUSE同期信号が正極同期のため一
般的には検知しにくいという問題を克服する目的で同期
用に2.278MHzに挿入される信号である。パイロ
ット信号はNTSCフォーマットのディスクにはないた
め、パイロット信号を検知することによってNTSCと
MUSE信号を判別することが可能である。ただし、N
TSCフォーマットでは2.3MHz±100kHzと
2.8MHz±100kHzに音声FM搬送波の領域が
あるため、パイロット信号の検知以外に記録レベルの比
較なども合わせて行うことが望ましい。
【0077】本実施例のプレーヤ部155によれば通常
のハイビジョンLDプレーヤに反射率検出回路160お
よびNTSC復調回路166を付加し、フォーカストラ
ッキング制御回路162、RF信号プリアンプ回路16
3およびチルト制御回路164を切り換えるだけでMU
SEディスク、LDおよびそれらの記録フォーマットを
用いた記録済みディスクの4種類のディスクが再生可能
である。その際、光ヘッドを始めほとんどの部分をハイ
ビジョンLDプレーヤと共通にできるので、低価格な互
換プレーヤ部を実現することができる。
【0078】また、本実施例においては、映像および音
声信号を扱う場合について説明したが、これに限るもの
ではなく、デジタル音声信号に替えてデジタルデータを
記録することも可能である。この場合は該データ(プロ
グラムを含む)をもとにディスクをコントロールするこ
とが可能であり、用途が拡大する。特に、プレゼンテー
ション等の使用ディスク枚数の限られた分野では、デジ
タルデータを記録した本発明による光ディスクシステム
は最適となる。
【0079】(実施例4)以下NTSC信号、ハイビジ
ョンMUSE信号を用いた動画および静止画を一枚の光
ディスクに記録再生する光ディスクシステムの一実施例
を図面を用いて説明する。このシステムは、1枚の書き
込み可能光ディスクを用いて数種類の映像信号を記録再
生する光ディスクシステムである。またこの記録済ディ
スクとLDおよびMUSEディスク等の再生専用光ディ
スクを同一の再生プレーヤを用いて再生する光ディスク
システムである。
【0080】図24に上記光ディスクシステムのシステ
ムブロック図を示す。記録する信号の種類が異なる場
合、実施例3で述べたように映像ソフト再生部および記
録信号発生部での信号処理方法が異なる。
【0081】NTSC信号は実施例1図2に示したNT
SC映像ソフト再生部170、MUSE信号は実施例2
図15に示したハイビジョン映像ソフト再生部171を
用いて各再生装置からの出力信号の同期調整と余分な信
号の削除を行う。また、静止画を扱う場合信号をNTS
Cまたはハイビジョン信号に変換して記録を行うが、本
実施例ではそのうちNTSC信号に変換する場合につい
て説明する。
【0082】記録信号発生部175は実施例3図20に
示したものと同じであり、アドレス信号などのコード信
号を付加しFM変調した後デジタル音声信号と共に合成
処理を行う。静止画の場合も音声信号との合成を除いて
同様の処理を行う。MUSE信号については、コード信
号の付加およびFM変調を行った後合成処理をする前に
パイロット信号発生回路を用いてパイロット信号の挿入
を行う。
【0083】記録信号発生部175から出力された信号
は記録部177において未記録ディスク176に記録さ
れる。記録部は実施例1,2で用いたものと同じであ
り、図4に示すとおりである。静止画は1フレームの記
録を行う。
【0084】光ディスクは既に実施例1,2,3で述べ
た図14に示す追記形あるいは書換え形光ディスクを用
いる。本実施例では幅0.4μm、深さλ/8(λは6
70nm)、グルーブ(溝)のピッチを1.1μmとす
る。
【0085】図25に、上記光ディスクシステムのプレ
ーヤ部のブロック図を示す。記録済光ディスクには2種
類の信号が記録されているため、この光ディスクを再生
するには映像信号の判別を行わなければならない。NT
SCとMUSE信号の判別方法は実施例3で述べた映像
FM搬送波周波数による判別、同期信号による判別また
はパイロット信号の有無による判別のいずれかを用い
る。
【0086】記録した信号が動画のときは光ヘッドで信
号読み出しRFプリアンプ回路を通った出力信号の種類
をMUSE/NTSC判別回路により判別した後、NT
SC信号はNTSC復調回路、MUSE信号はMUSE
復調回路とMUSEデコーダによって音声信号と映像信
号に復調される。静止画の場合は静止画が記録されてい
るフレームのアドレスを指定し、システムコントローラ
により光ヘッドの位置を固定し再生する。
【0087】記録情報を再生する順番を入替える場合ま
た指定した情報のみを再生する場合は、再生順序および
再生情報のアドレスを確認し再び記録部においてアドレ
ス部分を書換える。
【0088】またLD、MUSEディスク等の再生専用
ディスクを同一プレーヤで再生するために、ディスクの
種類(再生専用または記録済ディスク)の判別および回
路の切り換えを行う。これらの判別方法および切り換え
動作は実施例1、2、3と同様の方法で行う。図6に示
す反射率検出回路からのディスク識別信号によってシス
テムコントローラが光ディスクの種類を判別し、フォー
カストラッキング制御回路、RF信号プリアンプ回路お
よびチルト制御回路を切り換える方法を実施している。
なお、各回路の検出動作および制御動作については実施
例1および図6〜図12に示したとおりである。
【0089】本実施例の光ディスクシステムによれば1
枚の光ディスクに数種類の信号を記録し再生することが
でき、アドレスを書換えることにより外部からの制御な
しで記録情報の再生順序を自由に設定することができ
る。本実施例は特に再生情報が限られており再生時に煩
わしい外部制御が難しいプレゼンテーション等の分野に
は最適である。また、映像および音声信号を扱う場合に
ついて説明したが、これに限るものではなく、デジタル
音声信号に替えてデジタルデータを記録することも可能
である。この場合は該データ(プログラムを含む)をも
とにディスクをコントロールすることが可能であり、用
途が拡大する。
【0090】
【発明の効果】映像ソフトを作成すればこのソフトをも
とに記録済みディスクが得られ、記録済みディスクと再
生専用光ディスクを同一の再生プレーヤで再生できるた
め、自分でオリジナル映像ディスクを作成できると共
に、これまでの再生専用光ディスクのソフト資産を有効
に活用できる。また、記録済みディスクはリアルタイム
で作成できるため、再生専用光ディスク作成に比べてデ
ィスクの作成時間を大幅に短縮することができる。さら
に、LD、MUSEディスク等の再生専用光ディスクを
作成するにはクリーンルーム等の大がかりな装置が必要
であるが、本発明による光ディスクシステムは小型の記
録装置を設置するだけで、通常のオフィス環境で未記録
ディスクから記録済みディスクを作成することができ
る。
【0091】記録済みディスクと再生専用光ディスクを
再生する互換再生プレーヤは、光ヘッドおよび映像処理
回路を共通にできるために、低価格な互換再生プレーヤ
を提供できる。また、NTSCおよびハイビジョン信号
を記録した再生専用ディスクと記録再生用ディスクを再
生する場合は、上記互換プレーヤに各信号に対応した復
調回路を加えることによって同一のプレーヤを使って簡
単に再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る光ディスクシステムの一実施例
を示す要部ブロック図である。
【図2】図1の映像ソフトと映像ソフト再生部のブロッ
ク図である。
【図3】図1の記録信号発生部のブロック図である。
【図4】図1の記録部のブロック図である。
【図5】図1の再生プレーヤ部のブロック図である。
【図6】この発明に係る光ディスクシステムに用いられ
るプレーヤ部の反射率検出回路の一例を示す回路図であ
る。
【図7】この発明に係る光ディスクシステムに用いられ
るプレーヤ部のRF信号プリアンプ回路およびフォーカ
ストラッキング制御回路の一例を示す回路ブロック図で
ある。
【図8】この発明に係る光ディスクシステムに用いられ
るプレーヤ部のトラッキング制御回路の一例を示す回路
図である。
【図9】この発明に係る光ディスクシステムに用いられ
るプレーヤ部のトラッキング制御回路の他の例を示す回
路図である。
【図10】この発明に係る光ディスクシステムに用いら
れるプレーヤ部のチルト制御回路の一例を示す回路図で
ある。
【図11】この発明に係る光ディスクシステムに用いら
れるプレーヤ部の他の例を示すブロック図である。
【図12】図11の反射率検出回路の一例を示す回路図
である。
【図13】この発明に係る光ディスクシステムの他の例
を示す要部ブロック図である。
【図14】この発明に用いて好適な書き込み可能光ディ
スクの要部断面図である。
【図15】この発明に係る光ディスクシステムの他の実
施例を示す要部ブロック図である。
【図16】図15の映像ソフトと映像ソフト再生部のブ
ロック図である。
【図17】図15の記録信号発生部のブロック図であ
る。
【図18】図15のプレーヤ部のブロック図である。
【図19】この発明に係る光ディスクシステムの他の実
施例を示す要部ブロック図である。
【図20】図19の映像ソフトと記録信号発生部のブロ
ック図である。
【図21】図19のプレーヤ部のブロック図である。
【図22】光ディスクに記録する信号の周波数配置であ
る。
【図23】光ディスクに記録する信号の周波数配置であ
る。
【図24】この発明に係る光ディスクシステムの他の実
施例を示す要部ブロック図である。
【図25】図24のプレーヤ部のブロック図である。
【符号の説明】
2 映像ソフト再生部 3 記録信号発生部 4 記録部 5 再生プレーヤ部 6 記録済みディスク 7 再生専用ディスク 8 未記録ディスク 10 LDプレーヤ 11 家庭用VTR 12 業務用VTR 14 LDコード削除回路 15 TBC回路 209 アクリル樹脂基板 210 グルーブ 211 ランド 212 Sb2Se3膜 213 Bi膜 214 保護膜 215 対物レンズ LD…レーザディスク、TBC…タイムベースコレク
タ、VTR…ビデオテープレコーダ、HD−VTR…ハ
イビジョンビデオテープレコーダ、LED…発光ダイオ
ード、PD…ホトダイオード、TV…テレビジョン、H
DTV…ハイビジョンテレビジョン。
フロントページの続き (72)発明者 森谷 宏一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 柳原 仁 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 小西 捷雄 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 田中 克之 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 野呂 良彦 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所映像メディア研究所内 (72)発明者 小寺 喜衛 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地株式 会社日立製作所AV機器事業部内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き込み可能な映像用光ディスクを用いた
    光ディスクシステムにおいて、C/N(信号周波数8M
    Hz,ノイズ帯域30kHz)が60dB以上の書き込
    み可能な光ディスクを用い、該光ディスクに再生専用光
    ディスクと同じ記録フォーマットで記録を行う記録装置
    と、該記録装置で記録された上記光ディスクと上記再生
    専用光ディスクを同一の装置で再生する再生装置を備え
    たことを特徴とする光ディスクシステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の再生専用光ディスクはNT
    SC信号を用いたLD(レーザディスク)とし、上記記
    録装置で記録される上記光ディスクの記録フォーマット
    がNTSC信号をダイレクトにFM変調したNTSCダ
    イレクトFM記録であることを特徴とする請求項1の光
    ディスクシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2記載の記録装置
    は、LDプレーヤ、家庭用VTR、業務用VTRなどの
    少なくとも1つを含む映像ソフト再生部と、該映像ソフ
    ト再生部からの再生出力信号にLD固有の番地信号およ
    び制御コードデータを付加してFM変調を行う記録信号
    発生部と、該記録信号発生部からの記録信号を上記光デ
    ィスクに記録する記録部とを備えたことを特徴とする請
    求項1または請求項2の光ディスクシステム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の映像ソフト再生部が、上記
    LDプレーヤの再生信号からLD固有の番地信号および
    制御コードデータを削除する手段を備えたことを特徴と
    する請求項3の光ディスクシステム。
  5. 【請求項5】請求項3記載の映像ソフト再生部が、上記
    家庭用VTRの再生信号中の同期信号を時間軸誤差補正
    手段を通して補正する手段を備えたことを特徴とする請
    求項3の光ディスクシステム。
  6. 【請求項6】上記再生装置は、請求項2記載の再生専用
    光ディスクと上記記録装置で記録される上記光ディスク
    とを識別するディスク識別手段を備え、該ディスク識別
    手段からの信号によってトラッキングの極性とゲインを
    切り換えることを特徴とする請求項1または請求項2の
    光ディスクシステム。
  7. 【請求項7】請求項1記載の再生専用光ディスクはハイ
    ビジョンMUSE信号を用いたハイビジョンLDとし、
    上記記録装置で記録される上記光ディスクの記録フォー
    マットがハイビジョンMUSE信号をダイレクトにFM
    変調したMUSEダイレクトFM記録であることを特徴
    とする請求項1の光ディスクシステム。
  8. 【請求項8】請求項7記載の記録装置は、ハイビジョン
    LDプレーヤ、HDVTR(ハイビジョンVTR)など
    の少なくとも1つを含む映像ソフト再生部と、該映像ソ
    フト再生部からの出力信号をMUSE信号に変換するM
    USEエンコーダと、該MUSE信号に番地信号と制御
    コードデータを付加しFM変調するとともにパイロット
    信号の付加を行う記録信号発生部と、該記録信号発生部
    からの記録信号を上記光ディスクに記録する記録部とを
    備えたことを特徴とする請求項7の光ディスクシステ
    ム。
  9. 【請求項9】請求項7または請求項8記載の映像ソフト
    再生部が、上記ハイビジョンLDプレーヤの再生信号か
    らハイビジョンLD固有の番地信号および制御コードデ
    ータを削除する手段を備えたことを特徴とする請求項7
    または請求項8の光ディスクシステム。
  10. 【請求項10】請求項7記載の再生装置が、請求項7記
    載の再生専用光ディスクと請求項8記載の記録装置で記
    録される上記光ディスクとを識別するディスク識別手段
    を備え、該ディスク識別手段からの信号によってトラッ
    キングの極性とゲインを切り換えることを特徴とする請
    求項7の光ディスクシステム。
  11. 【請求項11】請求項1記載の再生装置は、上記再生専
    用光ディスクとしてNTSC信号を用いたLDおよびハ
    イビジョンMUSE信号を用いたハイビジョンLDを再
    生することができ、上記書き込み可能な光ディスクとし
    て請求項2および請求項7記載の書き込み可能な光ディ
    スクを再生することができる再生装置であって、該再生
    専用光ディスクと該書き込み可能な光ディスクとを識別
    するディスク識別手段を備え、該ディスク識別手段から
    の信号によってトラッキングの極性とゲインを切り換え
    るとともに、上記NTSC信号と上記ハイビジョンMU
    SE信号とを識別する信号識別手段を備え、該信号識別
    手段からの信号によってFM復調回路を切り換えること
    を特徴とする請求項1の光ディスクシステム。
  12. 【請求項12】上記再生装置は、上記光ディスクの傾き
    を検出するチルトセンサを備え、上記ディスク識別手段
    は、該チルトセンサからの出力信号を用いて識別を行う
    ことを特徴とする請求項6、請求項10または請求項1
    1記載の光ディスクシステム。
  13. 【請求項13】上記再生装置は再生用光ヘッドを備え、
    上記ディスク識別手段は、該ヘッドからの出力されるデ
    ィスク反射光に比例する出力信号を用いて識別を行うこ
    とを特徴とする請求項6、請求項10または請求項11
    記載の光ディスクシステム。
  14. 【請求項14】上記再生装置は高周波信号プリアンプ回
    路およびFM復調回路を備え、請求項11記載の信号識
    別手段は、該高周波信号プリアンプ回路からのFM搬送
    波周波数信号あるいはパイロット信号、あるいは該FM
    復調回路の同期信号出力を用いることを特徴とする請求
    項11の光ディスクシステム。
  15. 【請求項15】上記再生装置は、トラッキングの極性切
    り換えとトラッキングのゲインを増加を別々に行うトラ
    ッキング制御回路を備えたことを特徴とする請求項6、
    請求項10または請求項11の光ディスクシステム。
  16. 【請求項16】上記記載の再生装置は、トラッキングの
    極性切り換えと同時にトラッキングのゲインを増加する
    トラッキング制御回路を備えたことを特徴とする請求項
    6、請求項10または請求項11の光ディスクシステ
    ム。
  17. 【請求項17】高精細映像ソフトを複数の分割画面に対
    応して分割することにより、請求項1記載の記録装置に
    て複数の上記光ディスクを記録し、該複数の光ディスク
    を複数の請求項6記載の再生装置で再生することによっ
    て、複数の画面で上記高精細映像ソフトを再生するよう
    に構成した光ディスクシステム。
  18. 【請求項18】請求項1記載の再生装置は、請求項1記
    載の記録装置によって1枚の光ディスクにNTSC信号
    とMUSE信号を記録された上記書き込み可能光ディス
    クを再生することができ、上記再生専用光ディスクとし
    てNTSC信号を用いたLDおよびハイビジョンMUS
    E信号を用いたハイビジョンLDを再生することができ
    る再生装置であって、該再生専用光ディスクと該書き込
    み可能な光ディスクとを識別するディスク識別手段を備
    え、該ディスク識別手段からの信号によってトラッキン
    グの極性とゲインを切り換えるとともに、上記NTSC
    信号と上記ハイビジョンMUSE信号とを識別する信号
    識別手段を備え、該信号識別手段からの信号によってF
    M復調回路を切り換えることを特徴とする請求項1の光
    ディスクシステム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4739623B2 (ja) * 1999-06-25 2011-08-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 不完全なビデオストリームの記録

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