JPH06250727A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

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JPH06250727A
JPH06250727A JP5038983A JP3898393A JPH06250727A JP H06250727 A JPH06250727 A JP H06250727A JP 5038983 A JP5038983 A JP 5038983A JP 3898393 A JP3898393 A JP 3898393A JP H06250727 A JPH06250727 A JP H06250727A
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JP5038983A
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Inventor
Tetsuo Harada
哲郎 原田
Yasunobu Tomita
康信 富田
Toshiyuki Yasuda
敏行 安田
Norikatsu Murota
憲克 室田
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Ishikawajima Syst Tech
ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Syst Tech
ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK
IHI Corp
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Publication date
Application filed by Ishikawajima Syst Tech, ISHIKAWAJIMA SYST TECHNOL KK, IHI Corp filed Critical Ishikawajima Syst Tech
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機種が異なる複数のNC装置が混在しても効
率良いデータ伝送を行うことができるデータ伝送システ
ムを実現する。 【作用】 データ伝送装置2では、リアルタイムオペレ
ーティングシステムRDOSが起動すると、ホストライ
ンコマンド処理HCPによりホストコンピュータ1から
加工データを受信しつつ、コンソールコマンド処理CC
Pおよびバックグラウンドファイル処理XDMの各タス
クを実行することによって、受信した加工データをNC
装置に合致するデータ形式に変換して送出する。これに
より、機種が異なる複数のNC装置が混在しても効率良
いデータ伝送を行うことが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】この発明は、例えば、NC(数値制御)装
置へ加工データを伝送するデータ伝送システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、近年の機械加工分野にお
いては、製品品質の安定化や製造コストの低減、あるい
は製品仕様の多様化に対応するため、NC(数値制御)
マシンが導入されている。NC装置では、予め加工内容
に応じたNCプログラムや加工データを記憶させてお
き、この加工データを順次読み出して機械加工する。な
お、ここで言う加工データとは、例えば、工具位置決め
用の座標データ等を指すものである。
【0003】ところで、NC装置に加工データを供給す
る記憶媒体として、これまで紙テープが多用されてき
た。記録媒体として紙テープを使用する場合には、磁気
テープとは異なり、記録された加工データの内容を識別
できたり、磁気の影響を受け難い等の利点がある反面、
加工データのパンチングに時間がかかる欠点や油汚れ、
パンチングした紙テープをNC装置へ人手を介して運搬
しなければならないという不便さ、あるいは紙テープを
繰り返して使用する際の耐久性にも欠点がある。加え
て、紙テープを保管するスペースも必要となり、その保
管量が増すほど所望の紙テープを検索する際の手間がか
かるという問題も抱えている。
【0004】そこで、こうした取り扱い上の不便さを解
消するため、加工データをNC装置側へオンラインで伝
送するデータ伝送システムが各種開発されている。この
データ伝送システムとは、例えば、パーソナルコンピュ
ータとNC装置とをシリアル伝送ラインで接続した小規
模なシステムから、所謂、CIM(Computer Integrated
Manufacturing)の確立を狙って、専用コンピュータと
NC装置とをネットワーク化した大規模なシステムまで
が種々提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のデータ伝送システムの内、小規模なシステムでは、
手軽にオンライン化が実現できる反面、効率良いデータ
伝送を行うためには、対象となるNC装置を全て同一機
種に揃えてデータ伝送形態を一元化する必要がある。つ
まり、機種が異なる複数のNC装置へ加工データを配信
する場合、加工データを一旦、各NC装置に対応したデ
ータ形式に変換した後、これを順次伝送する態様とな
る。したがって、こうした場合には、各機種毎にデータ
形式を整えて送信しなければならず、加えて送信操作が
煩雑になるため、効率良いデータ伝送が実現し得ない。
【0006】一方、NC装置をネットワーク化した大規
模なシステムでは、上述した異機種間のデータ伝送を効
率良く実現できる。このシステムでは、複数のNC装置
にそれぞれ対応する制御装置を設け、これら制御装置が
ホストコンピュータと接続されてネットワークを構成す
る。このため、ホストコンピュータは各制御装置へ加工
データを配信し、この加工データを受けた制御装置側が
自身に接続されるNC装置へ対応するデータ形式で伝送
することになる。つまり、ホストコンピュータは、各N
C装置毎のデータ形式の違いを意識する必要がなくなる
訳である。しかしながら、このような大規模なシステム
は、必然的に導入に要する費用が高額なものとなり、採
算面から勘案した場合、導入できる範囲が限定されてし
まうという弊害がある。
【0007】以上を換言すれば、簡易な構成によるシス
テムでは異機種のNC装置が存在すると、そのシステム
性能が制限され、一方、大規模なシステムではこうした
制限がない反面、導入費用が高額となる。このため、簡
易な構成であって、しかも異機種のNC装置が混在する
場合でも効率良いデータ伝送を行うことが可能なデータ
伝送システムが待望されている現状にある。この発明は
上述した事情に鑑みてなされたもので、機種が異なる複
数のNC装置が混在しても効率良いデータ伝送を行うこ
とができるデータ伝送システムを提供することを目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、加工データ
を作成するホストコンピュータと、このホストコンピュ
ータから供給される前記加工データを受信してNC装置
へ送信するデータ伝送装置とを備えるデータ伝送システ
ムにおいて、前記ホストコンピュータから供給される加
工データを第1のデータ形式に変換して一時記憶する受
信手段と、この一時記憶された前記第1のデータ形式に
よる加工データを読み出し、第2のデータ形式に変換し
て送信する送信手段と、前記受信手段および送信手段を
時分割制御する手段であって、前記ホストコンピュータ
から供給される加工データを受信させつつ、前記第1の
データ形式による加工データを前記NC装置のデータ形
式に合致する前記第2のデータ形式に変換して送信させ
る並列処理手段とを具備することを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、並列処理手段が受信手段お
よび送信手段を時分割制御し、受信手段に対してホスト
コンピュータから供給される加工データを第1のデータ
形式に変換して一時記憶させ、送信手段に対して前記第
1のデータ形式による加工データをNC装置のデータ形
式に合致する第2のデータ形式(ISO,EIA,AS
C等)に変換して送信させる。これにより、機種が異な
る複数のNC装置が混在しても効率良いデータ伝送を行
うことが可能になる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例につ
いて説明する。 A.全体構成 図1はこの発明の一実施例によるデータ伝送システムの
全体構成を示す図である。この図において、1は加工デ
ータを作成するホストコンピュータ、2はホンストコン
ピュータ1からデータ伝送ラインを介して供給される加
工データを受信すると共に、受信した加工データをNC
装置3−1〜3−4に供給するデータ伝送装置である。
このデータ伝送装置2は、ホストコンピュータ1によっ
て遠隔操作されるように構成されている。
【0011】NC装置3−1〜3−4は、RS−232
C等のシリアル伝送ラインを介してデータ伝送装置2と
接続されており、該装置2から供給される加工データに
従って所定の機械加工を行う。ここで、NC装置3−1
〜3−4は、例えば、同一のジョブショップに配置され
ているものとし、同一の加工形態を採るものとする。ま
た、これらNC装置3−1〜3−4は、それぞれ機種が
異なり、加工データの形式も各々異なるものとする。
【0012】このようなシステム構成において、データ
伝送装置2はホストコンピュータ1から供給される加工
データを受信すると共に、受信した加工データを各NC
装置に対応するデータ形式に変換しつつ、各NC装置3
−1〜3−4へ送信する。すなわち、データ伝送装置2
は後述するマルチタスク処理によって時分割動作し、ホ
ストコンピュータ1から送出される加工データを受信す
ると共に、受信した加工データを各NC装置のデータ形
式に合致するよう変換しながら各NC装置へ配信する。
【0013】したがって、従来のように、加工データを
一旦、各NC装置に対応したデータ形式にファイル変換
した後に順次伝送する態様とはならないので、極めて効
率良いデータ伝送が実現する訳である。以下では、こう
したデータ伝送を実現するデータ伝送装置2のハードウ
ェア構成およびソフトウェア構成について説明する。
【0014】B.ハードウェア構成 次に、図2を参照し、データ伝送装置2のハードウェア
構成について説明する。図において、4は装置各部を制
御するCPUであり、その動作については後述する。こ
のCPU4は、メモリアクセスがノーウェイトで実行さ
れるタイプのものであり、DMA(ダイレクトメモリア
クセス)機能をも備える。また、当該CPU4は、後述
するリアルタイムオペレーティングシステムRDOSに
基づいて動作し、マルチタスク処理環境を実現する。5
はROMであり、上記リアルタイムオペレーティングシ
ステムRDOSや、当該RDOSをロードするブートア
ッププログラム、あるいは加工データを所定のデータ形
式に変換する各種変換テーブル等が記憶されている。
【0015】6はCPU4のワークエリアとして用いら
れるRAMであり、各種演算結果やフラグデータあるい
はレジスタデータが一時記憶される。RAM6の所定記
憶エリアには、リアルタイムオペレーティングシステム
RDOSの一部が常駐するようになっている。また、こ
のRAM6には、複数のバッファエリアが確保されてお
り、これらバッファエリアは周知のリングバッファとし
て機能する。7は図示されていないキーボード等の入力
操作子およびディスプレイ等から構成されるコンソール
である。このコンソール7には、CPU4から供給され
る各種表示データが画面表示される。
【0016】8は、例えば、RS−232Cなどの仕様
で定義されるシリアルデータ伝送を行うシリアルI/O
インタフェースである。このシリアルI/Oインタフェ
ース8は、複数チャンネル分装備されており、図1に示
す接続態様では、ホストコンピュータ用が1チャンネ
ル、NC装置用が4チャンネルとなる。シリアルI/O
インタフェース8を介して行う通信は、非同期全2重方
式でなされる。
【0017】なお、当該インタフェース8を介してホス
トコンピュータ1との間でなされるデータ伝送は、周知
のX−on/X−offコードに基づくフロー制御で行
われ、一方、各NC装置3−1〜3−4との間でなされ
るデータ伝送はDCコードによるフロー制御および制御
線による伝送制御が行われる。9は、例えば、フロッピ
ディスクドライブあるいはハードディスクドライブ等か
ら構成される外部記憶装置である。この外部記憶装置9
には、ホストコンピュータ1から供給される加工データ
が登録されたり、フロッピディスクを介して加工データ
を読み込む。
【0018】C.ソフトウェア構成 図3は、データ伝送装置2のソフトウェア構成を示す図
である。この図に示すように、リアルタイムオペレーテ
ィングシステムRDOSは、リアルタイムモニタRTM
をカーネルとして、入出力処理IOおよびファイル管理
FMを備える。以下、このリアルタイムモニタRTM、
入出力処理IOおよびファイル管理FMの各機能につい
て順次説明する。
【0019】(1)リアルタイムモニタRTMの機能 リアルタイムモニタRTMでは、非同期で処理され得る
作業を「タスク」と呼ぶ処理単位に分割し、分割された
タスクが各々使用するプログラム領域やスタック領域を
用いて各タスクの処理状態を把握する。このモニタRT
Mが備える各機能について順次説明する。
【0020】タスク制御TAC タスク制御TACでは、モニタRTMにおいてシステム
コールされるマクロ命令に応じて各タスクを状態遷移さ
せる。例えば、起動されたタスクは、実行待ち行列に並
び、モニタRTMから実行権を付与された後に実行され
る。実行権の割り付けは、ラウンドロビン方式で行われ
る。実行中のタスクは、「事象待ち」、「タイマ完了待
ち」、「占有使用権待ち」で実行権を放棄し、待ち条件
が成立した時点で再び実行待ち行列に並ばされる。また
は、時分割で実行中のタスクは、「時分割スケジュー
ル」あるいは「実行待ち」によって実行を中断し、直ち
に待ち行列に並ぶ。なお、タスク間の情報交換は、後述
するメール管理MCによって行われる。
【0021】同期制御SC 同期制御SCでは、非同期に動作している2つのタスク
を同期させる。すなわち、一方のタスクが他方のタスク
の完了を待って、その後の処理を行わせる際にタスク間
を同期させる必要が生じる。このような同期制御では、
条件成立待ちの方法が採られ、実行権を放棄して待ち行
列に並ぶウェイト機能と、実行権を放棄せずに事象待ち
を登録するイベント機能とを備える。単一の事象待ちの
場合には、上記ウェイト機能を用い、複数のイベントの
OR条件を待つ場合にはイベント機能とウェイト機能と
を併用する。
【0022】時間制御TIM 時間制御TIMでは、一定周期毎にタスクを実行した
り、一定期間の間、タスク実行を中断させたりするもの
である。この時間制御TIMにあっては、ハードウェア
割込みでセットされ、互いに周期が異なる複数のタイマ
フラグが用いられる。
【0023】排他制御SMP 排他制御SMPとは、各タスクが入出力装置あるいはメ
モリへアクセスする場合、各タスクによるアクセスが競
合しないよう管理するものであり、この場合、「セマフ
ォ」が使用される。排他制御SMPでは、占有状態の確
認、占有権の取得、占有権の解除があり、これらによっ
てアクセス競合に基づくハングアップ等の不具合を抑え
る。
【0024】メモリ管理MM メモリ管理MMは、実メモリ空間を所定の記憶ブロック
長(例えば、4キロバイト)に分けて管理するものであ
り、タスク毎に割り当てられるメモリブロックと実行ア
ドレスとをアサインしたり、実行中にあるタスクのメモ
リブロックを読み出す等の処理を行う。なお、タスクは
全て論理アドレス空間で動作するようにアサインされ、
CPU4に内蔵されるメモリ管理ユニットMMUのレジ
スタ値を直接操作することなく、所定バイト長(例え
ば、64キロバイト)のメモリ空間にアクセスすること
が可能になっている。
【0025】メール管理MC メール管理MCは、複数のタスク間でデータを交換させ
る機能であり、あるタスクからメール発信要求を受ける
と、「発信タスク番号」、「メールアドレス」、「メー
ル長」を保管する。一方、メール受信要求を受けた場合
には、CPU4が備えるDMA(ダイレクトメモリアク
セス)転送によりメール内容をメモリへ伝送する。
【0026】(2)入出力処理IO 次に、上述したリアルタイムモニタRTMの制御の下に
機能する入出力処理IOについて説明する。入出力処理
IOは、入力ドライバID、出力ドライバOD、割込み
ハンドラIHおよびFDドライバFDDの各機能によっ
て実現される。以下、これら各機能を説明する。
【0027】入出力ドライバID,OD 入力ドライバID/出力ドライバODには、複数チャン
ネル分のシリアル通信ドライバ、所定ビット長のパラレ
ル入出力ドライバおよびプリンタ出力ドライバが用意さ
れる。これらデバイスドライバでは、デバイスのオープ
ン/クローズ、ステイタス確認および入出力機能を備
え、上述したリアルタイムモニタRTM下において、
「入出力呼出し」あるいは「デバイスドライバ呼出し」
される。
【0028】デバイスドライバ呼出しでは、入力デバイ
スあるいは出力デバイスとしてオープンされたドライバ
に対してデバイス使用フラグがセットされ、これがクロ
ーズされるまでは再オープンされることはない。したが
って、タスクはこのデバイスドライバ呼出しによって、
使用デバイスの排他制御を行うことが可能になる。上記
シリアル通信ドライバでは、ドライバレベルでX−on
/X−offコードによるフロー制御の許可、使用キャ
ラクタコードの選択を行うことが可能となっている。
【0029】割込みハンドラIH 割込みハンドラIHは、複数チャンネルのシリアル通信
ポートからデータを受信する場合に機能するものであ
り、各ポートが受信するデータを順次割込みによってリ
ングバッファに割り当てる。X−on/X−offコー
ドによるフロー制御が設定されている場合、割込みハン
ドラはリングバッファの余裕が少なくなった時点でX−
offコードを発生し、送信停止を要求する。この送信
停止の要求にもかかわらず、データが送出され続ける
と、バッファが満配となった時点で信号RTSおよび信
号DTRを制御してハードウェア的に送信側を停止させ
る。また、割込みハンドラは、リングバッファからのデ
ータ読み出しがなされ、当該バッファに余裕ができる
と、上記信号RTS,DTRをアクティブに設定すると
共に、送信側にX−onコードを送出して受信可能状態
であることを知らせる。
【0030】FDドライバFDD FDドライバFDDは、フロッピディスクドライブのヘ
ッドシーク、データの読み出し/書き込み、フォーマッ
ティング等を制御する。このドライバFDDでは、ディ
スクへのアクセス要求が衝突しないように考慮されてお
り、リード/ライト動作の途中でプロセスが切換えられ
た場合でもディスクアクセスの競合による不具合を起こ
すことがない。さらに、リードエラー/ライトエラーが
発生した場合になされる例外処理は、各タスク毎に対応
付けられており、タスク間の独立性が保たれるようにな
っている。
【0031】(3)ファイル管理FM リアルタイムオペレーティングシステムRDOSにおけ
るファイル管理FMは、所定バイト単位(例えば、25
6バイト)のブロックアクセスを行い、ファイル自体は
シーケンシャルファイルとして管理される。ファイル管
理FMの基本的な機能は、「ファイルオープン」、「フ
ァイル作成」、「ファイルクローズ」、「ファイル入出
力」、「ファイル名変更/削除」および「ディスク空き
領域の読み出し」である。
【0032】ファイル管理FMにおいて、新規ファイル
を作成する場合には、作成要求を出したタスクに対して
対応するフロッピドライブの占有を許可するセマフォが
与えられ、そのファイルがクローズされるまでの間、他
のタスクは対応フロッピドライブによる書き込み動作が
禁止される。なお、他のタスクによる対応フロッピドラ
イブによる読み出し動作は可能となる。そして、ファイ
ルのクローズ要求がなされると、ファイル管理FMは、
新規作成したファイルをディレクトリに登録し、セマフ
ォを解放する。
【0033】以上説明したリアルタイムモニタRTM、
入出力処理IOおよびファイル管理FMを備えるリアル
タイムオペレーティングシステムRDOSは、データ伝
送装置2に電源投入後、ROM5に記憶されたブートプ
ログラムにより自動的に起動され、これによりマルチタ
スク環境を実現するコンソールコマンド処理CCP、ホ
ストラインコマンド処理HCP、送信プロセス用バック
グラウンドファイル処理XDMおよびシステムメッセー
ジ処理MSGからなる4つのタスクが動作する。以下、
これらタスクの概要について概説する。
【0034】コンソールコマンド処理CCP コンソールコマンド処理CCPは、コンソール7(図2
参照)から入力されるコマンドを解釈して実行するタス
クである。コマンドは、組込命令とトランジェント命令
とに大別され、トランジェント命令はさらにメモリ常駐
タイプと非常駐タイプとに分れる。組込命令は、RAM
6のシステム領域に置かれ、どのタスクからでも共通に
コールできる。
【0035】この組込命令には、例えば、ファイル一覧
を調べるためのコマンドDIRや、ファイル内容を表示
するためのコマンドTYPE等がある。メモリに常駐す
るトランジェント命令には、頻繁に使用され、しかも独
立した処理を行うコマンドが用意されており、例えば、
所定ファイルを周辺機器へ伝送するためのコマンドXF
ER等がある。これに対し、使用頻度の少ない命令は非
常駐タイプのコマンドとして用意される。
【0036】ホストラインコマンド処理HCP ホストラインコマンド処理HCPは、ホストコンピュー
タ1から随時送出されてくる処理要求を解釈し、当該ホ
ストコンピュータ1とのデータ通信を実行するタスクで
ある。なお、この処理HCPでは、データ伝送装置2側
からホストコンピュータ1側へデータ伝送することがで
きる。この結果、ホストコンピュータ1とデータ伝送装
置2との双方向通信がなされるから、当該コンピュータ
1からデータ伝送装置2を遠隔操作することも可能とな
る。
【0037】 送信プロセス用バックグラウンドファイル処理XDM 送信プロセス用バックグラウンドファイル処理XDM
は、上述したデータ伝送用のコマンドXFERに応じて
NC装置3へ加工データを送信している間、対応するフ
ァイルから次に送出すべき加工データを先読みし、これ
を送信用データバッファへ送るタスクである。このタス
クが起動することにより加工データを間断なく送出す
る。
【0038】システムメッセージ処理MSG システムメッセージ処理MSGは、アイドリングタスク
としてシステム状況を監視とシステムメッセージの表示
を行う。
【0039】D.実施例の動作 次に、上記構成による実施例の動作について図4〜図7
を参照して説明する。なお、ここでは、本願発明の特徴
となるデータ伝送装置2のデータ伝送動作について説明
する。まず、データ伝送装置2に電源が投入されると、
ROM5に記憶されたブートプログラムがCPU4にロ
ードされ、これにより前述したリアルタイムオペレーテ
ィングシステムRDOSが起動する。当該システムRD
OSが起動すると、前述したコンソールコマンド処理C
CP、ホストラインコマンド処理HCP、送信プロセス
用バックグラウンドファイル処理XDMおよびシステム
メッセージ処理MSGからなる4つのタスクが動作し、
マルチタスク環境が実現される。
【0040】ここで、データ伝送装置2に接続されるホ
ストコンピュータ1およびNC装置3−1〜3−4が起
動された状態にある場合、操作者は、まず、ホストコン
ピュータ1から加工データの送信を要求するため、コン
ソール7から対応するコマンドを入力する。こうしてコ
マンド入力がなされると、データ伝送装置2はホストラ
インコマンド処理HCPによりホストコンピュータ1側
へデータ送信を要求する。
【0041】データ送信要求を受けたホストコンピュー
タ1は、これに応じて所定の加工データを読み出し、シ
リアル伝送ラインを介してデータ伝送装置2側へ送出す
る。一方、データ伝送装置2は、ホストラインコマンド
処理HCPにより加工データを受信しながらコンソール
コマンド処理CCPおよびバックグラウンドファイル処
理XDMの各タスクを実行し、加工データをNC装置側
へ送出する。ここで、図4を参照し、ホストコンピュー
タ1から送出される加工データを受信しつつ、NC装置
側へ送出する動作について説明する。
【0042】まず、ホストコンピュータ1から送出され
る加工データは、シリアル入出力インタフェース8(以
下、SIOと称する)に入力される。SIO8に入力さ
れた加工データは、入力ドライバIDによって順次取込
まれ、変換テーブルによってアスキー形式のファイルA
SCIIとしてメモリ上に保存される。すなわち、ホス
トコンピュータ1側から供給される加工データの形式
は、アスキー形式に限らず、ISO形式、EIA形式お
よびUSER形式のいずれかの形式となり、データ伝送
装置2側では受信した加工データの形式に対応する変換
テーブルCT1を用いて全てアスキー形式のファイルA
SCIIとする。なお、上記USER形式とは、ユーザ
側で定義するデータ形式を指す。
【0043】こうしてメモリ上に格納された加工データ
は、上述したバックグラウンドファイル処理XDMによ
りNC装置側へ送出される。この場合、アスキー形式の
加工データをNC装置が要求するデータ形式に変換され
る。例えば、送出先のNC装置3−1がISO形式の加
工データを必要とする場合には、変換テーブルCT2を
用いてアスキー形式をISO形式に変換する。ISO形
式に変換された加工データは、出力ドイラバODによっ
てSIO8に供給され、当該SIO8からRS−232
C等のシリアル伝送ラインを介してNC装置3−1に送
信される。
【0044】なお、変換テーブルの指定は、加工データ
を送受信するコマンドが入力された場合、コンソールコ
マンド処理CCPによりデバイスドライバの指定と共
に、対応する変換テーブルCT1,CT2が設定され
る。このように、データ伝送装置2では、マルチタスク
環境下で加工データを受信しつつ、相手方のデータ形式
に合わせて送信するため、極めて効率良いデータ伝送形
態が実現する訳である。
【0045】次に、図5〜図7を参照し、上述したデー
タ伝送形態について説明する。まず、図5はホストコン
ピュータ1から供給される加工データを受信する際にな
されるデータフロー制御の内容を示すフローチャートで
ある。この図に示すように、まず、ホストコンピュータ
1との通信が確立すると、データ伝送装置2側から送信
要求を発し、この後、当該装置2はステップS1の処理
を行う。ステップS1では、図6に示したように、SI
O8に供給される加工データを入力ドライバによって順
次取込み、これを入力バッファ(リングバッファ)IB
へ格納する。次いで、ステップS2に進むと、入力バッ
ファIBに格納した加工データが第1リミットに達した
か否かを判断する。この第1リミットとは、入力バッフ
ァエリアIBの約4分の3の記憶容量に相当するもので
ある。
【0046】ここで、例えば、受信した加工データが第
1リミットに達していない場合には、判断結果が「N
O」となってステップS1へ戻り、加工データを順次入
力バッファIBに取込む。そして、入力バッファエリア
IBの約4分の3の記憶容量に相当する分の加工データ
を受信した時点でステップS2の判断結果が「YES」
となり、ステップS3に処理を進める。ステップS3で
は、前述した割込みハンドラIHが入力バッファIBの
余裕が少なくなった時点でX−offコードを発生し、
送信停止を要求する。
【0047】この送信停止の要求にもかかわらず、デー
タが送出され続けると、ステップS4において受信した
加工データの容量が判定される。すなわち、ステップS
4では、入力バッファIBに格納した加工データが第2
リミットに達したか否かを判断する。第2リミットと
は、入力バッファエリアIBの空き容量が残り約10バ
イト分に相当するものである。そして、この第2リミッ
トに達していない場合には、判断結果が「NO」とな
り、上述したステップS3に戻り、再度X−offコー
ドを発生し、ホストコンピュータ1に対して送信停止を
要求する。
【0048】一方、入力バッファエリアIBの空き容量
が残り約10バイトに達している場合には、判断結果が
「YES」となり、次のステップS5に進む。ステップ
S5では、入力バッファエリアIBが満配となった時点
で信号RTSおよび信号DTRを制御し、シリアル伝送
ラインをハードウェア的に遮断する。これにより、ホス
ト側のデータ送出が停止する。なお、割込みハンドラI
Hは、入力バッファのデータ読み出しが進み、当該バッ
ファに余裕ができると、上記信号RTS,DTRをアク
ティブに設定すると共に、送信側にX−onコードを送
出してフロー制御に移行し、受信可能状態であることを
ホスト側へ知らせる。
【0049】次に、上述した加工データ受信動作中にな
されるデータ送出動作を図7を参照して説明する。この
場合、コンソールコマンド処理CCPが加工データをN
C装置側へ送信し、送信すべき加工データはバックグラ
ウンドファイル処理XDMにより供給される。以下、こ
の点について説明する。バックグラウンドファイル処理
XDMでは、出力バッファOBを前方バッファエリアF
Bと後方バッファエリアRBとに分けており、コンソー
ルコマンド処理CCPがこの前方バッファエリアFBに
格納されている加工データをNC装置側へ送信している
間に、バックグラウンドファイル処理XDMが後方バッ
ファエリアRBへ次に送信すべき加工データをロードす
る。
【0050】そして、コンソールコマンド処理CCP
は、前方バッファエリアFB内の加工データを送信し尽
くすと、次に後方バッファエリアRBの加工データを順
次読み出して送信する。この送信動作中に、バックグラ
ウンドファイル処理XDMは、対応するファイルASC
IIから次に送信すべき加工データを先読みし、これを
前方バッファエリアFB側にセットする。以後、順次、
こうした動作が繰り返される。
【0051】すなわち、フォアグラウンド側では、コン
ソールコマンド処理CCPが前方バッファエリアFBあ
るいは後方バッファエリアRBのいずれかから加工デー
タを読み出してNC装置側へ送出する。一方、バックグ
ラウンド側では、バックグラウンドファイル処理XDM
がファイルASCIIから次に送信すべき加工データを
先読みしておき、上記コマンド処理CCPによって読み
出されていない方のバッファエリアへセットする。これ
により、見掛け上、間断の無い加工データ送出がなされ
る訳である。
【0052】このように、上述した実施例によれば、デ
ータ伝送装置2はマルチタスク環境下でホストコンピュ
ータ1から送出される加工データを受信すると共に、受
信した加工データを各NC装置のデータ形式に合致する
よう変換しながら各NC装置へ配信するため、従来のよ
うに、加工データを一旦、各NC装置に対応したデータ
形式に変換した後に順次伝送する態様とはならない。こ
のため、機種が異なる複数のNC装置が混在しても効率
良いデータ伝送を行うことが可能になる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、並列処理手段が受信手段および送信手段の動作を時
分割制御し、受信手段に対してホストコンピュータから
供給される加工データを第1のデータ形式に変換して一
時記憶させ、送信手段に対して前記第1のデータ形式に
よる加工データをNC装置のデータ形式に合致する第2
のデータ形式に変換して送信させるので、機種が異なる
複数のNC装置が混在しても効率良いデータ伝送を行う
ことができる。また、データの流出入制御は、ソフト方
式、ハード方式が同時に実現でき、個別に対応する必要
なく制御方式の異なるNC装置に接続が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による一実施例のシステム構成を示す
ブロック図。
【図2】同実施例におけるデータ伝送装置2の構成を示
すブロック図。
【図3】同実施例におけるデータ伝送装置2のソフトウ
ェア構成を示すブロック図。
【図4】同実施例における加工データ送受信形態を説明
するための図。
【図5】同実施例における加工データ受信動作を示すフ
ローチャート。
【図6】同実施例における加工データ受信形態を説明す
るための図。
【図7】同実施例における加工データ送信動作を説明す
るための図。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、 2…データ伝送装置(送信手段、受信手段、並列処理手
段) 3−1〜3−4…NC装置、 4…CPU(並列処理手段)、 5…ROM、 6…RAM、 7…コンソール、 8…シリアルI/Oインタフェース(送信手段、受信手
段)、 9…外部記憶装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 敏行 神奈川県横浜市磯子区新中原町1番地 石 川島播磨重工業株式会社技術研究所内 (72)発明者 室田 憲克 東京都墨田区江東橋二丁目3番10号 倉持 ビルディング第一 石川島システムテクノ ロジー株式会社江東事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工データを作成するホストコンピュー
    タと、このホストコンピュータから供給される前記加工
    データを受信してNC装置へ送信するデータ伝送装置と
    を備えるデータ伝送システムにおいて、 前記ホストコンピュータから供給される加工データを第
    1のデータ形式に変換して一時記憶する受信手段と、 この一時記憶された前記第1のデータ形式による加工デ
    ータを読み出し、第2のデータ形式に変換して送信する
    送信手段と、 前記受信手段および送信手段を時分割制御する手段であ
    って、前記ホストコンピュータから供給される加工デー
    タを受信させつつ、前記第1のデータ形式による加工デ
    ータを前記NC装置のデータ形式に合致する前記第2の
    データ形式に変換して送信させる並列処理手段とを具備
    することを特徴とするデータ伝送システム。
JP5038983A 1993-02-26 1993-02-26 データ伝送システム Withdrawn JPH06250727A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2249222A1 (en) * 2009-02-09 2010-11-10 Panasonic Corporation Robot system, robot control device, and software updating method for robot system
KR101702341B1 (ko) * 2015-08-13 2017-02-03 주식회사 그란테크 조작이 용이한 모션컨트롤러

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