JPH06249984A - 原子燃料用端栓 - Google Patents
原子燃料用端栓Info
- Publication number
- JPH06249984A JPH06249984A JP5059482A JP5948293A JPH06249984A JP H06249984 A JPH06249984 A JP H06249984A JP 5059482 A JP5059482 A JP 5059482A JP 5948293 A JP5948293 A JP 5948293A JP H06249984 A JPH06249984 A JP H06249984A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- end plug
- fuel rod
- fuel
- tool
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 原子燃料の燃料棒被覆管やシンブル管に取着
される端栓において、グリッパツールに簡単な構成のも
のを使用できるようにして、燃料棒の支持格子への挿入
を、簡便かつ低コストにて行わしめる。 【構成】 端栓７の先端に雄ねじ状の突起９あるいは雌
ねじ状の孔、または、奥で拡径する長孔の何れか１つを
設けた構成を特徴としている。
される端栓において、グリッパツールに簡単な構成のも
のを使用できるようにして、燃料棒の支持格子への挿入
を、簡便かつ低コストにて行わしめる。 【構成】 端栓７の先端に雄ねじ状の突起９あるいは雌
ねじ状の孔、または、奥で拡径する長孔の何れか１つを
設けた構成を特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、原子燃料用の端栓に係
り、詳しくは、燃料集合体の組立てに際し、燃料棒の支
持格子等への挿入を、機械にて容易に行わしめるための
端栓の構造に関するものである。
り、詳しくは、燃料集合体の組立てに際し、燃料棒の支
持格子等への挿入を、機械にて容易に行わしめるための
端栓の構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】原子燃料集合体は、例えば図７に示す加
圧水型原子炉（ＰＷＲ）のものでは、多数の燃料棒１を
並列し、かつシンブル管５等を混入して複数の支持格子
２で支持せしめた燃料束部と、それを固定する上部ノズ
ル３と下部ノズル４とで構成されている。そして、上記
燃料棒１の被覆管の上下端部やシンブル管５の下端部に
は、管に挿入される挿入部がやや小径となった概略円柱
状の端栓６が取り付けられている。
圧水型原子炉（ＰＷＲ）のものでは、多数の燃料棒１を
並列し、かつシンブル管５等を混入して複数の支持格子
２で支持せしめた燃料束部と、それを固定する上部ノズ
ル３と下部ノズル４とで構成されている。そして、上記
燃料棒１の被覆管の上下端部やシンブル管５の下端部に
は、管に挿入される挿入部がやや小径となった概略円柱
状の端栓６が取り付けられている。
【０００３】一方、この燃料集合体の組立方法として
は、例えば図６に示すように、定盤１９上の所定位置に
支持格子２を横置きすると共に、固定枠２０と固定ボル
ト２１で固定し、燃料棒１を水平方向から１本ずつ若し
くは複数本同時に、治具２２等にて押し込み又は引き込
みをすることにより、支持格子２のセルに挿入して行く
方法がある。
は、例えば図６に示すように、定盤１９上の所定位置に
支持格子２を横置きすると共に、固定枠２０と固定ボル
ト２１で固定し、燃料棒１を水平方向から１本ずつ若し
くは複数本同時に、治具２２等にて押し込み又は引き込
みをすることにより、支持格子２のセルに挿入して行く
方法がある。
【０００４】この場合、ＭＯＸ燃料を使用することなど
を想定すると、上記燃料棒の挿入は機械による自動化が
望ましく、そのためには、例えば特公平４−７０５９７
号公報等に示されるように、燃料棒の端栓を何らかの手
段で把持できるようにすることが好ましい。
を想定すると、上記燃料棒の挿入は機械による自動化が
望ましく、そのためには、例えば特公平４−７０５９７
号公報等に示されるように、燃料棒の端栓を何らかの手
段で把持できるようにすることが好ましい。
【０００５】即ち、上記公報に記載のものでは、端栓の
先端から軸方向に小径の孔を穿設すると共に、この孔の
奥を拡径して大径の孔を形成せしめ、この孔に、先端部
が拡径しうるグリッパツールを挿入することにより、燃
料棒を機械により把持できるようにしている。
先端から軸方向に小径の孔を穿設すると共に、この孔の
奥を拡径して大径の孔を形成せしめ、この孔に、先端部
が拡径しうるグリッパツールを挿入することにより、燃
料棒を機械により把持できるようにしている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法においては、上記の如く端栓を介し燃料棒を把
持できるにしても、上記グリッパツールに拡径機能をも
たせるために、該ツールに複雑な構成を必要とする欠点
を有し、燃料棒を複数、同時挿入する場合は、グリッパ
ツールも多数になるため、コスト的にも有利であるとは
いえない。
来の方法においては、上記の如く端栓を介し燃料棒を把
持できるにしても、上記グリッパツールに拡径機能をも
たせるために、該ツールに複雑な構成を必要とする欠点
を有し、燃料棒を複数、同時挿入する場合は、グリッパ
ツールも多数になるため、コスト的にも有利であるとは
いえない。
【０００７】本発明は、叙上の如き実状に対処し、端栓
に新規な構成を見出すことにより、燃料棒の支持格子へ
の挿入を、簡便かつ低コストにて行わしめることを目的
とするものである。
に新規な構成を見出すことにより、燃料棒の支持格子へ
の挿入を、簡便かつ低コストにて行わしめることを目的
とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的に適合す
る本発明の原子燃料用端栓の特徴は、先ず第１のもの
は、前述の如き概略円柱状の端栓において、この端栓よ
りも小径で、周面にねじが刻設された雄ねじ状の突起
を、上記端栓の先端部から軸方向に突設したところにあ
る。また、本発明第２の原子燃料用端栓は、内面にねじ
が刻設された雌ねじ状の孔を、上記端栓の先端部から軸
方向に穿設したことを特徴する。そしてさらに、本発明
第３の原子燃料用端栓は、端栓の先端部から軸方向に、
長円状または長方形状の長孔を穿設すると共に、上記長
孔の奥に、この孔の長径または長辺と概略等しい直径の
円孔を形成せしめたことを特徴とするものである。
る本発明の原子燃料用端栓の特徴は、先ず第１のもの
は、前述の如き概略円柱状の端栓において、この端栓よ
りも小径で、周面にねじが刻設された雄ねじ状の突起
を、上記端栓の先端部から軸方向に突設したところにあ
る。また、本発明第２の原子燃料用端栓は、内面にねじ
が刻設された雌ねじ状の孔を、上記端栓の先端部から軸
方向に穿設したことを特徴する。そしてさらに、本発明
第３の原子燃料用端栓は、端栓の先端部から軸方向に、
長円状または長方形状の長孔を穿設すると共に、上記長
孔の奥に、この孔の長径または長辺と概略等しい直径の
円孔を形成せしめたことを特徴とするものである。
【０００９】
【作用】上記本発明の第１及び第２の端栓においては、
グリッパツールとして、上記端栓の突起または孔と螺合
する、雌ねじ部または雄ねじ部を備えた簡便な構成のツ
ールを用い、このツールにより燃料棒を把持する如く係
合させることが可能である。
グリッパツールとして、上記端栓の突起または孔と螺合
する、雌ねじ部または雄ねじ部を備えた簡便な構成のツ
ールを用い、このツールにより燃料棒を把持する如く係
合させることが可能である。
【００１０】また、上記本発明の第３の端栓において
は、長孔と略同形の先端部を有するグリッパツールを用
い、このツールの先端部を上記長孔に挿入すると共に、
奥の円孔にて９０°程度回転させることにより、ツール
と燃料棒とを係合させることが可能である。
は、長孔と略同形の先端部を有するグリッパツールを用
い、このツールの先端部を上記長孔に挿入すると共に、
奥の円孔にて９０°程度回転させることにより、ツール
と燃料棒とを係合させることが可能である。
【００１１】
【実施例】以下、さらに添付図面を参照して、本発明の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【００１２】図１は本発明第１実施例の原子燃料用端栓
を示す斜視図、図２は同第２実施例の端栓を示す斜視
図、図３は同第３実施例の端栓を先端側から見た図、図
４は図３のＸ−Ｘ線断面図である。
を示す斜視図、図２は同第２実施例の端栓を示す斜視
図、図３は同第３実施例の端栓を先端側から見た図、図
４は図３のＸ−Ｘ線断面図である。
【００１３】これら端栓は、図７に示す如き燃料集合体
の一部である、燃料棒１の被覆管１ａの上下端部やシン
ブル管５の下端部に固定されるものであり、上記各管に
挿入されるやや小径の挿入部１８を有する概略円柱状を
呈している。
の一部である、燃料棒１の被覆管１ａの上下端部やシン
ブル管５の下端部に固定されるものであり、上記各管に
挿入されるやや小径の挿入部１８を有する概略円柱状を
呈している。
【００１４】そして、本発明の第１実施例の端栓７は、
図１に示すように、端栓本体７ａの円柱の径よりも小径
で、周面にねじ８が刻設された雄ねじ状の突起９が、そ
の先端部中心から軸方向に突設されている。
図１に示すように、端栓本体７ａの円柱の径よりも小径
で、周面にねじ８が刻設された雄ねじ状の突起９が、そ
の先端部中心から軸方向に突設されている。
【００１５】また、本発明の第２実施例の端栓１０は、
内面にねじ１１が刻設された雌ねじ状の孔１２が、端栓
の先端部から軸方向に穿設されている。
内面にねじ１１が刻設された雌ねじ状の孔１２が、端栓
の先端部から軸方向に穿設されている。
【００１６】さらにまた、本発明の第３実施例の端栓１
３は、その先端部から軸方向に、長円状（長方形状でも
よい）の長孔１４が穿設されると共に、上記長孔１４の
奥に、この孔１４の長径（または長辺）と概略等しい直
径の円孔１５が形成されている。
３は、その先端部から軸方向に、長円状（長方形状でも
よい）の長孔１４が穿設されると共に、上記長孔１４の
奥に、この孔１４の長径（または長辺）と概略等しい直
径の円孔１５が形成されている。
【００１７】しかして、上記本発明の第１実施例及び第
２実施例の端栓７，１０においては、グリッパツールと
して、上記端栓７，１０の突起９または孔１２と螺合す
る、雌ねじ部または雄ねじ部を備えた簡便な構成のツー
ル（図示せず）を用い、このツールまたは燃料棒１を回
転させることにより、極めて簡単にツールと燃料棒とを
係合させることが可能である。
２実施例の端栓７，１０においては、グリッパツールと
して、上記端栓７，１０の突起９または孔１２と螺合す
る、雌ねじ部または雄ねじ部を備えた簡便な構成のツー
ル（図示せず）を用い、このツールまたは燃料棒１を回
転させることにより、極めて簡単にツールと燃料棒とを
係合させることが可能である。
【００１８】また、上記本発明の第３実施例の端栓１３
においては、図５に示すような、長孔１４と略同形の先
端部１６を有するグリッパツール１７を用い、このツー
ル１７の先端部１６を上記長孔１４に挿入せしめ、奥の
円孔１５にて９０°程度回転させることにより、ツール
１７と燃料棒とを係合させることが可能である。
においては、図５に示すような、長孔１４と略同形の先
端部１６を有するグリッパツール１７を用い、このツー
ル１７の先端部１６を上記長孔１４に挿入せしめ、奥の
円孔１５にて９０°程度回転させることにより、ツール
１７と燃料棒とを係合させることが可能である。
【００１９】即ち、上記本発明の各端栓によれば、端栓
自体も既存の方法で容易に加工しうると共に、グリッパ
ツールとしても上記の如く簡単な構成のものを使用する
ことができ、これによって燃料棒の支持格子への挿入
を、簡便かつ低コストにて行わしめることが可能であ
る。
自体も既存の方法で容易に加工しうると共に、グリッパ
ツールとしても上記の如く簡単な構成のものを使用する
ことができ、これによって燃料棒の支持格子への挿入
を、簡便かつ低コストにて行わしめることが可能であ
る。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原子燃料
用端栓は、端栓の先端に雄ねじ状の突起や雌ねじ状の
孔、あるいは奥で拡径する長孔を各々設けたものであ
り、夫々に、端栓自体の加工も容易である上に、グリッ
パツールとしても簡単な構成のものを使用できるように
して、これにより燃料棒の支持格子への挿入を、簡便
に、しかも低コストにて行わしめるとの顕著な効果を奏
するものである。
用端栓は、端栓の先端に雄ねじ状の突起や雌ねじ状の
孔、あるいは奥で拡径する長孔を各々設けたものであ
り、夫々に、端栓自体の加工も容易である上に、グリッ
パツールとしても簡単な構成のものを使用できるように
して、これにより燃料棒の支持格子への挿入を、簡便
に、しかも低コストにて行わしめるとの顕著な効果を奏
するものである。
【図１】本発明第１実施例の原子燃料用端栓を示す斜視
図である。
図である。
【図２】同第２実施例の端栓を示す斜視図である。
【図３】同第３実施例の端栓を先端側から見た図であ
る。
る。
【図４】図３のＸ−Ｘ線断面図である。
【図５】本発明の第３実施例の端栓に使用するグリッパ
ツールの斜視図である。
ツールの斜視図である。
【図６】燃料棒の支持格子への挿入例を示す組立説明図
である。
である。
【図７】燃料集合体の概要図である。
１ 燃料棒 ２ 支持格子 ３ 上部ノズル ４ 下部ノズル ５ シンブル管 ６ 端栓 ７ 端栓 ８ ねじ ９ 突起 １０ 端栓 １１ ねじ １２ 孔 １３ 端栓 １４ 長孔 １５ 円孔 １６ ツールの先端部 １７ グリッパツール １８ 挿入部（端栓）
Claims (3)
- 【請求項１】 燃料棒被覆管の上下端部や制御棒案内シ
ンブル管の下端部に固定される略円柱状の端栓におい
て、この端栓よりも小径で、周面にねじが刻設された雄
ねじ状の突起を、上記端栓の先端部から軸方向に突設し
たことを特徴とする原子燃料用端栓。 - 【請求項２】 燃料棒被覆管の上下端部や制御棒案内シ
ンブル管の下端部に固定される略円柱状の端栓におい
て、内面にねじが刻設された雌ねじ状の孔を、上記端栓
の先端部から軸方向に穿設したことを特徴する原子燃料
用端栓。 - 【請求項３】 燃料棒被覆管の上下端部や制御棒案内シ
ンブル管の下端部に固定される略円柱状の端栓におい
て、この端栓の先端部から軸方向に、長円状または長方
形状の長孔を穿設すると共に、上記長孔の奥に、この孔
の長径または長辺と概略等しい直径の円孔を形成せしめ
たことを特徴とする原子燃料用端栓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5059482A JPH06249984A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 原子燃料用端栓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5059482A JPH06249984A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 原子燃料用端栓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249984A true JPH06249984A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13114575
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5059482A Withdrawn JPH06249984A (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 原子燃料用端栓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06249984A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013124866A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Nuclear Fuel Ind Ltd | パイプ状試験片の延長治具 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP5059482A patent/JPH06249984A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013124866A (ja) * | 2011-12-13 | 2013-06-24 | Nuclear Fuel Ind Ltd | パイプ状試験片の延長治具 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |