JPH06249658A - 軌道の変状測定方法 - Google Patents

軌道の変状測定方法

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Publication number
JPH06249658A
JPH06249658A JP6606293A JP6606293A JPH06249658A JP H06249658 A JPH06249658 A JP H06249658A JP 6606293 A JP6606293 A JP 6606293A JP 6606293 A JP6606293 A JP 6606293A JP H06249658 A JPH06249658 A JP H06249658A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
track
measuring
light wave
deformation
reflection member
Prior art date
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Pending
Application number
JP6606293A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuaki Hatayama
勝明 畑山
Hiromasa Hamada
寛正 濱田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
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Publication of JPH06249658A publication Critical patent/JPH06249658A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】軌道内に作業員が立ち入ることなく検測可能と
することにより、安全性、省力化を向上できるととも
に、昼夜に関係なく検測可能とする。 【構成】鉄道線路等の軌道5の変状を検測する方法であ
り、軌道5の近傍外部に架台1を設置し、この架台1に
設置された測量機器3から軌道5の測点cに貼着された
反射部材に向け光波を発し反射光を受光することによ
り、軌道5の検測を3次元的に行なうようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道線路等の軌道の変
状を検測する軌道の変状測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道線路等の軌道の変状を検測
するには、軌道内に作業員が立ち入って行なわれ、在来
線の場合には列車が通過する合間に、また新幹線の場合
には夜間に行なわれている。さらに、検測するには、水
準器や水糸等を用いて作業員による糸張りにより行なわ
れているのが現状である。また、作業の安全上や作業上
必要な人員として4人1組で作業が行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来における軌道変状の検測によれば、軌道内
に作業員が立ち入って行なわれるので、安全性を常時確
保しながら作業をしなければならず、作業能率が悪くな
るという問題があった。また、在来線の場合には列車通
過の合間に行なわれているので、安全上問題があった。
さらに、新幹線の場合には夜間作業に限定される不具合
がある。さらに、少なくとも作業の安全上4人1組の人
員が必要であるためにコストが嵩む不具合がある。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、軌道内に作業員が立ち入
ることなく検測可能とすることにより、安全性、省力化
を向上できるとともに、昼夜に関係なく検測できる軌道
の変状測定方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の軌道の変状測定
方法は、鉄道線路等の軌道の変状を検測する軌道の変状
測定方法であって、前記軌道の近傍外部に架台を設置
し、前記軌道に光波反射部材を設置し、前記架台に設置
された測量機器から前記軌道の光波反射部材に向け光波
を発し、前記光波反射部材で反射された前記光波の反射
光を前記測量機器で受光して、前記光波反射部材が設置
された前記軌道箇所を測量することにより、前記軌道の
検測を3次元的に行なうようにしたことを特徴とする。
また、本発明では、前記反射部材として、マイクロプリ
ズム反射ターゲットシールを用いている。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の一実施例を図面に基づき説
明する。尚、本実施例では軌道として新幹線のレールに
適用した場合を例に採って説明する。本実施例の軌道の
変状測定方法では、検測機器として、架台1と、測量機
器3と、反射部材であるマイクロプリズム反射ターゲッ
トシール(以下、反射シールという)とを用いて行なわ
れる。上記架台1は測定しようとする軌道5の近傍で軌
道5の外部の高所、例えば、図1に示すように、軌道5
の近くのビルディング9の屋上に設置されている。
【0007】上記測量機器3は、マイクロコンピュータ
を接続し、架台1上に設置される。また、目標箇所に近
赤外線の光波を照射し、反射光を受光し、さらに1点1
度の計測により水平角、鉛直角、および距離の3要素を
瞬時に算出できる構成となっている。上記反射シールは
軌道5の測点に貼着され、測量機器3から照射された光
波を反射するものであり、任意の測点に容易に着脱可能
である。
【0008】そして、新幹線の軌道5の変状を検測する
には、図1に示すように、新幹線の軌道5近傍のビルデ
ィング9の屋上に架台1を組んで設置し、この架台1上
に測量機器3を設置する。この場合、測量機器3から反
射ターゲットへ光波を照射する角度としては、45度以
内とする必要があり、45度以上のばあいには反射光波
を受光することができない。尚、図1中、7は新幹線の
軌道5であるレール、11はガードを示す。
【0009】測定時には、電柱等を目印にして測定の原
点aや基準点bの位置を決め、測定の原点aや基準点b
の他、測点cとなるレール7の横面に予め反射シールを
貼着しておき、これらの反射シールをターゲットにして
測量機器3から光波を照射することにより計測を行な
う。垂直方向をZ軸、レール7に沿う方向をX軸とし
て、最初に原点aを測定し、次に基準点bを測定する
と、この基準点bはXZ面上の点となる。この場合、X
Z面内の上記原点aからの水平方向の軸がX軸となり、
Y軸はXZ面に直交する向きとなり角座標軸が決まる。
【0010】座標軸が決まると、次にレール7に貼着さ
れた反射シールの測点cを計測することにより、測点c
の鉛直角、水平角、および距離が瞬時に算出される。そ
して、これらの算出された数値に基づいて測点cの必要
な斜距離Rや角度HA、VAを計算することにより、こ
の測点cの位置を知ることができる。つまり、原点aや
基準点bを計測して座標軸を形成し、座標軸に対する測
点cの斜距離Rや角度HA、VAを計測することによ
り、その後測点c自体の距離や角度が計算できる。この
ようにして各必要な測点を順次繰返して行なうことによ
り軌道5の変状を検測することができる。
【0011】例えば、図2〜図7に示すように、軌道5
の検測項目である軌間L(図2)、水準h(図3)、通
りdL(図4)、高低dh(図5)、大通りδL(図
6)、大だるみδh(図7)等を計測できる。尚、図4
〜図6において、実線はレール設計位置を、破線は現状
の場合を示し、図4の平面図では外側レールを、図5の
縦断面図では内側レールを、図6の平面図では外側レー
ルを、図7の縦断面図では内側レールをそれぞれ示す。
【0012】このように、本実施例の変状測定方法によ
れば、軌道5内に作業員が立ち入ることなく検測できる
ので、安全性に優れ、列車の運行中でも測定が可能とな
り夜間作業をなくすることができる。また、作業員が1
人でも検測することができるため、省力化が可能とな
り、さらに、光波による検測であるので、0.1mm単
位で検測でき、高精度の検測が可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明方法によれ
ば、鉄道線路等の軌道の変状を検測する軌道の変状測定
方法であって、前記軌道の近傍外部に架台を設置し、前
記軌道に光波反射部材を設置し、前記架台に設置された
測量機器から前記軌道の光波反射部材に向け光波を発
し、前記光波反射部材で反射された前記光波の反射光を
前記測量機器で受光して、前記光波反射部材が設置され
た前記軌道箇所を測量することにより、前記軌道の検測
を3次元的に行なうようにしたので、軌道内に作業員が
立ち入ることなく検測可能とすることにより、安全性、
省力化を向上できるとともに、昼夜に関係なく検測でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、測定方法を説明する
軌道の斜視図である。
【図2】軌間測定を説明するレールの横断面図である。
【図3】水準測定を説明するレールの横断面図である。
【図4】通り測定を説明する外側レールの平面図であ
る。
【図5】高低測定を説明する内側レールの縦断面図であ
る。
【図6】大通り測定を説明する外側レールの横断面図で
ある。
【図7】大だるみ測定を説明する内側レールの縦断面図
である。
【符号の説明】
1 架台 3 測量装置 5 軌道 c 測点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道線路等の軌道の変状を検測する軌道
    の変状測定方法であって、 前記軌道の近傍外部に架台を設置し、 前記軌道に光波反射部材を設置し、 前記架台に設置された測量機器から前記軌道の光波反射
    部材に向け光波を発し、 前記光波反射部材で反射された前記光波の反射光を前記
    測量機器で受光して、前記光波反射部材が設置された前
    記軌道箇所を測量することにより、 前記軌道の検測を3次元的に行なうようにした、 ことを特徴とする軌道の変状測定方法。
  2. 【請求項2】 前記光波反射部材として、マイクロプリ
    ズム反射ターゲットシールを用いた請求項1記載の軌道
    の変状測定方法。
JP6606293A 1993-03-01 1993-03-01 軌道の変状測定方法 Pending JPH06249658A (ja)

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JP6606293A JPH06249658A (ja) 1993-03-01 1993-03-01 軌道の変状測定方法

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JP (1) JPH06249658A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08136254A (ja) * 1994-11-11 1996-05-31 East Japan Railway Co 軌道狂い測定装置及び方法並びに曲率測定方法
JP2019011980A (ja) * 2017-06-29 2019-01-24 株式会社東横エルメス 変位測定システムおよびそれを用いた変位測定方法

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