JPH06249124A - 流体機械の可動翼 - Google Patents

流体機械の可動翼

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Publication number
JPH06249124A
JPH06249124A JP5040936A JP4093693A JPH06249124A JP H06249124 A JPH06249124 A JP H06249124A JP 5040936 A JP5040936 A JP 5040936A JP 4093693 A JP4093693 A JP 4093693A JP H06249124 A JPH06249124 A JP H06249124A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brush
movable blade
blade
guide vane
fluid machine
Prior art date
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Pending
Application number
JP5040936A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Miura
誠二 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Publication of JPH06249124A publication Critical patent/JPH06249124A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Hydraulic Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】静止壁と可動翼端面との間隙の漏れを防止し
て、流体機械の効率低下を防止する。 【構成】静止部と対向する可動翼の翼の端面にブラシ1
2を備えた。また、翼の端面に備えるブラシ12を合成
樹脂で構成し、さらに、使用状況に応じ端面に備えるブ
ラシ12を化学繊維で構成した。 【効果】可動翼を有する流体機械の損失を低減し、流体
機械の高効率化を達成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流体機械、例えば、水車
やポンプ水車、ポンプの構成要素である可動翼の改良に
係り、特に、高効率が要求されるこの種の流体機械の可
動翼の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に従来技術によるポンプ水車の主軸
方向の断面を示す。1は渦巻ケーシング、2は上カバ
ー、3は下カバー、4はステーベーン、5はガイドベー
ン、6はステム、7はランナを示している。ステム6の
軸心まわりに回動する可動翼であるガイドベーン5は渦
巻ケーシング1,ステーベーン4からランナ7に至る水
流の流路中において、上,下カバー2,3の間に設置さ
れて流量を調節している。ガイドベーン5及びステーベ
ーン4はいずれもランナ7を中心にして複数枚放射状に
配置されている。水車運転時には渦巻ケーシング1から
の水流は矢印8で示す方向に流れる。図4は従来技術に
よるガイドベーンとランナ羽根付近の配置及び水流の流
入状態、すなわち、ランナ羽根入口の速度三角形を示
す。この図でαはガイドベーンの出口角度、βはランナ
の入口角度である。これらの角度は水車の所望の特性に
応じて設計されている。9はランナの回転方向、10は
ガイドベーンに沿った流れ、11はガイドベーンの上,
下端面から漏れ出た流れを示す。速度三角形のUはラン
ナの周速度成分、Cはガイドベーンからの流出分である
絶対速度成分、Wは相対速度成分であり、回転している
ランナ羽根にはWの状態で入る。Wの角度がβと一致し
ていればランナ羽根には衝突しないでスムーズに流入す
る。本図では、Cの角度はガイドベーンに沿った流れ1
0の角度である。漏れ流れ11はCの方向とは異なる場
合があり、その結果、Wの方向も変化する場合がある。
そのときには、ランナ羽根に衝突するように流入して、
ランナ羽根入口で流れの方向が急変し、損失を発生す
る。一般にこの損失は衝突損失と呼ばれている。
【0003】従来、この種の流体機械では、上記のよう
な好ましくない流動状態は当然発生するものとみなさ
れ、画期的対策は現在までのところほとんど見られ無
い。また、かかる翼端面からの漏れによって発生する衝
突損失の絶対値そのものが小さいとみなされ、無視され
てきた傾向がある。しかし、近年、一層の省エネルギの
時代を迎え、無駄を少しでも低減させることが要求され
るようになった。すなわち、機器の高効率化が重要視さ
れるようになった。この問題に対処しようとして、特開
平4−246279 号公報では、水車のガイドベーンの上,下
端面に複数個の細孔を設け、これらの複数個の細孔を導
管と連通管を介して吸出し管に連通し、ガイドベーンの
上,下端面と静止壁との間隙を流れる漏洩流をガイドベ
ーンと吸出し管との差圧によって細孔から吸出し、漏洩
流による水車性能の低下を防止する方法がとられてい
る。しかし、本手法ではガイドベーンの細孔加工や吸出
し管までの連通管、途中に吸引量を制御する流量制御弁
を必要とし、構成が複雑となり、それに伴って製作コス
トが上昇する恐れがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は構造簡
単でしかも低コストのエネルギ損失の小さい流体機械の
可動翼を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体機械の可動翼は静止部と対向する翼の
端面にブラシを備えた。また、翼の端面に備えるブラシ
が合成樹脂で構成される。さらに、使用状況に応じ端面
に備えるブラシが化学繊維で構成される。
【0006】
【作用】前述したように、損失の発生原因は静止壁と翼
端面との間隙の漏れにある。この漏れ、すなわち、図4
の11の流れを無くし、すべての流れを図4の10の流
れにしてやればよい。本発明では間隙をふさぐブラシを
備えることによって漏れを抑えた。そうすることによ
り、流体機械の効率低下を防止した。さらに、本発明で
はブラシの材質について検討を進め、対摩耗性,柔軟
性,加工性,対腐食性に優れた合成樹脂と合成繊維をブ
ラシの材質とした。そうすることにより、ブラシ、すな
わち、可動翼の信頼性が確保できた。
【0007】
【実施例】以下、図面に従い本発明の実施例について説
明する。ここではポンプ水車のガイドベーンの場合につ
いて説明するが、ポンプ水車のガイドベーンに特に限定
するものではない。図1は本発明によるガイドベーンを
採用しているポンプ水車の主軸方向の断面図であり、図
2は本発明によるガイドベーン単体を示している。12
は漏洩水を断ちきるブラシである。本実施例は以上のよ
うな構成となっているので、間隙からの漏れによる損失
発生を防止している。ブラシの設置方法はガイドベーン
への直接埋込式でもよいし、予めガイドベーンの一部を
構成する薄板片に接着もしくは埋め込んで、それをガイ
ドベーンの主要本体に取り付けてもよい。また、ブラシ
の密度,形状はガイドベーンの特性に応じ適宜選定され
ることは勿論である。
【0008】本発明の他の実施例を図5に示す。図5は
可動翼斜流ポンプの羽根車付近を示しており、12はブ
ラシ、13は羽根車の可動翼羽根、14は羽根車のボス
部、15は案内羽根、16はケーシング、18は水流方
向である。本実施例では可動翼羽根13の羽根車のボス
側翼端における翼の作用面(圧力面)側から反作用面
(負圧面)側への漏れ流れ、すなわち、高圧の流体が無
意味に低圧側に流出することを防止し、羽根車内の圧力
上昇をスムーズ化させる効果を持っている。
【0009】さらに、本発明の他の実施例を図6に示
す。図6はカプラン水車の縦断面図である。ガイドベー
ンとランナ可動翼羽根の両端それぞれにブラシ12を装
備している。ランナ可動翼羽根13の両端のブラシはラ
ンナ可動翼羽根の両端で高圧の流体が羽根になんらの作
用もせずに低圧側に流出することを防いでいる。なお、
ランナ可動翼羽根13の外周側端面のブラシは摩擦損失
が小さい材質で構成されており、摺動抵抗の発生を極力
抑えている。本実施例の場合にはランナ可動翼羽根13
の外周翼端の漏洩水の存在によって発生する隙間キャビ
テーションを防止できる。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、可動翼を有する流体機
械の損失を低減でき、流体機械の高効率化を達成でき
る。高効率化とはエネルギを無駄なく利用しているので
省資源化と同等のものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すポンプ水車の縦断面
図。
【図2】図1の実施例のガイドベーンの斜視図。
【図3】従来例を示すポンプ水車の縦断面図。
【図4】従来技術によるポンプ水車のガイドベーンとラ
ンナ付近の配置と流れの説明図。
【図5】本発明の一実施例を示す可動翼斜流ポンプの説
明図。
【図6】本発明の一実施例を示すカプラン水車の説明
図。
【符号の説明】
5…ガイドベーン、12…ブラシ、13…可動翼羽根。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止部と対向する翼の端面にブラシを備え
    たことを特徴とする流体機械の可動翼。
  2. 【請求項2】請求項1において、翼の端面に備えるブラ
    シが合成樹脂で構成される流体機械の可動翼。
  3. 【請求項3】請求項1において、翼の端面に備えるブラ
    シが化学繊維で構成される流体機械の可動翼。
JP5040936A 1993-03-02 1993-03-02 流体機械の可動翼 Pending JPH06249124A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5040936A JPH06249124A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 流体機械の可動翼

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JP5040936A JPH06249124A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 流体機械の可動翼

Publications (1)

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JPH06249124A true JPH06249124A (ja) 1994-09-06

Family

ID=12594391

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JP5040936A Pending JPH06249124A (ja) 1993-03-02 1993-03-02 流体機械の可動翼

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JP (1) JPH06249124A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003012265A (ja) * 2001-06-26 2003-01-15 Nippon Steel Corp 金属ストリップコイルリフター
CN107339187A (zh) * 2017-06-13 2017-11-10 国网新疆电力公司疆南供电公司 防气蚀水轮机导叶和防气蚀导水机构

Cited By (3)

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