JPH06249073A - 気化器におけるメインノズルの構造 - Google Patents
気化器におけるメインノズルの構造Info
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- JPH06249073A JPH06249073A JP5053140A JP5314093A JPH06249073A JP H06249073 A JPH06249073 A JP H06249073A JP 5053140 A JP5053140 A JP 5053140A JP 5314093 A JP5314093 A JP 5314093A JP H06249073 A JPH06249073 A JP H06249073A
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- main nozzle
- main
- jet
- hole
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M19/00—Details, component parts, or accessories of carburettors, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M1/00 - F02M17/00
- F02M19/02—Metering-orifices, e.g. variable in diameter
- F02M19/0221—Metering-orifices, e.g. variable in diameter with a roughened spray stimulating surface or the like, e.g. sieves near to the nozzle orifice
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- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M19/00—Details, component parts, or accessories of carburettors, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M1/00 - F02M17/00
- F02M19/06—Other details of fuel conduits
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M9/00—Carburettors having air or fuel-air mixture passage throttling valves other than of butterfly type; Carburettors having fuel-air mixing chambers of variable shape or position
- F02M9/02—Carburettors having air or fuel-air mixture passage throttling valves other than of butterfly type; Carburettors having fuel-air mixing chambers of variable shape or position having throttling valves, e.g. of piston shape, slidably arranged transversely to the passage
- F02M9/06—Carburettors having air or fuel-air mixture passage throttling valves other than of butterfly type; Carburettors having fuel-air mixing chambers of variable shape or position having throttling valves, e.g. of piston shape, slidably arranged transversely to the passage with means for varying cross-sectional area of fuel spray nozzle dependent on throttle position
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S261/00—Gas and liquid contact apparatus
- Y10S261/39—Liquid feeding nozzles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Control Of The Air-Fuel Ratio Of Carburetors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 燃料や空気、あるいは混合気といった流体の
通路における境界層の面積を少なくでき、空燃比の最適
化による燃焼効率の向上とともにノックや息つきの解消
を図り、設計並びにセッティングを容易になし得て使用
性の向上を図りうる気化器の提供をその目的とする。 【構成】 吸気路に交差して設けられたメインノズル3
内に、先端に向かって径が漸減するテ−パ部を有するジ
ェットニ−ドル7を吸気路側から挿通し、ジェットニ−
ドル7の軸方向の移動で前記メインノズル3とジェット
ニ−ドル7間の隙間量を変えてジェットニ−ドル7の先
端側から吸入される燃料の流量を調節する気化器におい
て、上記メインノズル3の先端に固着するメインジェッ
ト13を円錐面16と平面部17とで構成し、円錐面1
6の部分に軸方向に対し30°〜90°傾いた位置に円
周等配で穿設した複数の下向斜孔18を有し、該孔18
の内面を粗面部19とした。
通路における境界層の面積を少なくでき、空燃比の最適
化による燃焼効率の向上とともにノックや息つきの解消
を図り、設計並びにセッティングを容易になし得て使用
性の向上を図りうる気化器の提供をその目的とする。 【構成】 吸気路に交差して設けられたメインノズル3
内に、先端に向かって径が漸減するテ−パ部を有するジ
ェットニ−ドル7を吸気路側から挿通し、ジェットニ−
ドル7の軸方向の移動で前記メインノズル3とジェット
ニ−ドル7間の隙間量を変えてジェットニ−ドル7の先
端側から吸入される燃料の流量を調節する気化器におい
て、上記メインノズル3の先端に固着するメインジェッ
ト13を円錐面16と平面部17とで構成し、円錐面1
6の部分に軸方向に対し30°〜90°傾いた位置に円
周等配で穿設した複数の下向斜孔18を有し、該孔18
の内面を粗面部19とした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車,自動
二輪車等ガソリン又は軽油等を燃料とするエンジンにお
ける気化器の改良に関するものである。
二輪車等ガソリン又は軽油等を燃料とするエンジンにお
ける気化器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の気化器では、従来、例えば図1
に示すごとく、エンジンに通ずる吸気路2と交る方向に
移動して吸気路2内に可変ベンチュリ部5を形成するス
ロットルバルブ6が設けられている。そして同じく吸気
路2に交差して燃料流入量を規制するメインノズル3が
設けられ、先端に向かって径が漸減するテ−パ部を有す
るジェットニ−ドル7がその基端部を前記スロットルバ
ルブに取付け、テ−パ状の先端側をメインノズル3に挿
通した構造のものが知られている。スロットルバルブ6
の軸方向移動量でメインノズル3とジェットニ−ドル7
間の隙間の量を変化させ、ベンチュリ部を流れる吸気量
に比例した燃料をメインノズル3から吸入して空燃比を
制御するようになっている。そして、ジェットニ−ドル
7の先端部形状は、テ−パ角度が一定で先端に向って先
細になる針状や、先端部近傍で円錐状となったものなど
がしられている。メインノズル3の下端にはメインジェ
ット13がねじ結合されている。
に示すごとく、エンジンに通ずる吸気路2と交る方向に
移動して吸気路2内に可変ベンチュリ部5を形成するス
ロットルバルブ6が設けられている。そして同じく吸気
路2に交差して燃料流入量を規制するメインノズル3が
設けられ、先端に向かって径が漸減するテ−パ部を有す
るジェットニ−ドル7がその基端部を前記スロットルバ
ルブに取付け、テ−パ状の先端側をメインノズル3に挿
通した構造のものが知られている。スロットルバルブ6
の軸方向移動量でメインノズル3とジェットニ−ドル7
間の隙間の量を変化させ、ベンチュリ部を流れる吸気量
に比例した燃料をメインノズル3から吸入して空燃比を
制御するようになっている。そして、ジェットニ−ドル
7の先端部形状は、テ−パ角度が一定で先端に向って先
細になる針状や、先端部近傍で円錐状となったものなど
がしられている。メインノズル3の下端にはメインジェ
ット13がねじ結合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、燃料や空
気、あるいは混合気といった流体の通路における境界層
の面積を少なくでき、空燃比の最適化による燃焼効率の
向上とともにノックや息つきの解消を図り、設計並びに
セッティングを容易になし得て使用性の向上を図りうる
気化器の提供をその目的とする。
気、あるいは混合気といった流体の通路における境界層
の面積を少なくでき、空燃比の最適化による燃焼効率の
向上とともにノックや息つきの解消を図り、設計並びに
セッティングを容易になし得て使用性の向上を図りうる
気化器の提供をその目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】吸気路に交差して設けら
れた下端にメインジェット13を備えたメインノズル3
内に先端に向かって径が漸減するテ−パ部を有するジェ
ットニ−ドル7を吸気路側から挿通し、ジェットニ−ド
ル7の軸方向の移動で前記メインノズル3とジェットニ
−ドル7間の隙間量を変えてジェットニ−ドル7の先端
側から吸入される燃料の流量を調節する気化器におい
て、上記メインノズル3の先端に固設したメインジェッ
ト13の下端を円錐面16と平面部17とで構成し、円
錐面16の部分に軸方向に対し30°〜90°傾いた位
置に円周等配で穿設した複数の下向斜孔18を有し、該
孔18の内面を粗面部19とした。又メインノズル3の
前記複数の下向斜孔18に続く燃料吸込穴の内壁面にも
粗面部19を設けた。さらに又下向斜孔18の他に上向
斜孔21を設けた。
れた下端にメインジェット13を備えたメインノズル3
内に先端に向かって径が漸減するテ−パ部を有するジェ
ットニ−ドル7を吸気路側から挿通し、ジェットニ−ド
ル7の軸方向の移動で前記メインノズル3とジェットニ
−ドル7間の隙間量を変えてジェットニ−ドル7の先端
側から吸入される燃料の流量を調節する気化器におい
て、上記メインノズル3の先端に固設したメインジェッ
ト13の下端を円錐面16と平面部17とで構成し、円
錐面16の部分に軸方向に対し30°〜90°傾いた位
置に円周等配で穿設した複数の下向斜孔18を有し、該
孔18の内面を粗面部19とした。又メインノズル3の
前記複数の下向斜孔18に続く燃料吸込穴の内壁面にも
粗面部19を設けた。さらに又下向斜孔18の他に上向
斜孔21を設けた。
【0005】
【作用】この発明によれば、メインノズル3の先端に固
設したメインジェット13の下端の円錐面16の部分の
複数の下向斜孔18あるいは上向斜孔21から燃料はス
ム−ズに流入する。燃料の流れにおいて、燃料供給路の
壁面と燃料との間に生じる境界層に粗面部19が存在す
ることによって境界層の面積が減少する。すなわち、粗
面部19の窪みにおいては、窪みに燃料が入り込むので
この部分では流れは燃料層同士間のずれとなって壁に接
した部分での流体減速性を呈しない。これによって燃料
の流れが理想流体流れと近似し、混合気生成のための燃
料供給が円滑となり、空燃比の最適化が行なわれる。
設したメインジェット13の下端の円錐面16の部分の
複数の下向斜孔18あるいは上向斜孔21から燃料はス
ム−ズに流入する。燃料の流れにおいて、燃料供給路の
壁面と燃料との間に生じる境界層に粗面部19が存在す
ることによって境界層の面積が減少する。すなわち、粗
面部19の窪みにおいては、窪みに燃料が入り込むので
この部分では流れは燃料層同士間のずれとなって壁に接
した部分での流体減速性を呈しない。これによって燃料
の流れが理想流体流れと近似し、混合気生成のための燃
料供給が円滑となり、空燃比の最適化が行なわれる。
【0006】
【実施例】図1を参照してこの発明が実施される気化器
について概略説明する。気化器本体1には、エンジンG
側へ通ずる吸気路2が形成されており、この吸気路2の
下側には吸気路2と連通するメインノズル3が設けられ
ている。また、吸気路2の上側には、スロットル機構4
が形成されており、スロットル機構4には、吸気路2と
交る方向に移動して吸気路2内に可変ベンチュリ部5を
形成するスロットルバルブ6が摺動可能に設けられてい
る。スロットルバルブ6の下端にはジェットニ−ドル7
が取付けられ、このジェットニ−ドル7の先端側にはメ
インジェット13がねじ結合されている。スロットルバ
ルブ6はばね8で付勢されており、図示しないスロット
ルレバ−で移動量を調整できるようになっている。
について概略説明する。気化器本体1には、エンジンG
側へ通ずる吸気路2が形成されており、この吸気路2の
下側には吸気路2と連通するメインノズル3が設けられ
ている。また、吸気路2の上側には、スロットル機構4
が形成されており、スロットル機構4には、吸気路2と
交る方向に移動して吸気路2内に可変ベンチュリ部5を
形成するスロットルバルブ6が摺動可能に設けられてい
る。スロットルバルブ6の下端にはジェットニ−ドル7
が取付けられ、このジェットニ−ドル7の先端側にはメ
インジェット13がねじ結合されている。スロットルバ
ルブ6はばね8で付勢されており、図示しないスロット
ルレバ−で移動量を調整できるようになっている。
【0007】また、吸気路2の下側には燃料タンク9が
形成されており、燃料供給口10から燃料が供給される
ようになっている。燃料タンク9内にはフロ−ト11が
設けられており、このフロ−ト11に接続された調整弁
12によって燃料タンク9内への燃料供給が調整され
る。なお、矢印A,E,Fはそれぞれ吸気,混合気,燃
料の流れを示している。吸気路2をその上流側P1から
下流側P2へ流れる吸気Aによって生ずる負圧作用によ
って吸引される燃料は、先ずこのメインジェット13で
粗計量される。
形成されており、燃料供給口10から燃料が供給される
ようになっている。燃料タンク9内にはフロ−ト11が
設けられており、このフロ−ト11に接続された調整弁
12によって燃料タンク9内への燃料供給が調整され
る。なお、矢印A,E,Fはそれぞれ吸気,混合気,燃
料の流れを示している。吸気路2をその上流側P1から
下流側P2へ流れる吸気Aによって生ずる負圧作用によ
って吸引される燃料は、先ずこのメインジェット13で
粗計量される。
【0008】さて、本発明はこのような気化器における
メインジェット13の構成に関るものである。図2は本
発明に係るメインジェット13の断面図である。メイン
ジェット13は図1の例では本体部の先端は平面部17
で、該平面部17と本体部とは円錐面16で結ばれてい
る。本体部内にはジェットニ−ドルを挿通する穴を有し
ている。この穴は大径孔14とそれに続く小径孔15を
有し、この小径孔15の先端はメインジェット13の中
心線20対し角θ=30°〜90°傾いた位置に複数の
下向斜孔18が円周等配で穿設されている。なお下向斜
孔18は3個程度が好ましい。下向斜孔18の内面には
ブラスト処理による微細な凹凸を有する粗面部19が設
けられている。なお加工しにくいが下向斜孔18に通ず
る大径孔14の内面にもブラスト処理されるのが好まし
い。図3のメインジェット13′は下向斜孔18近傍の
構成は図2の場合と全く同じであるが、中間部の長さL
2′を短くした他の実施例である。
メインジェット13の構成に関るものである。図2は本
発明に係るメインジェット13の断面図である。メイン
ジェット13は図1の例では本体部の先端は平面部17
で、該平面部17と本体部とは円錐面16で結ばれてい
る。本体部内にはジェットニ−ドルを挿通する穴を有し
ている。この穴は大径孔14とそれに続く小径孔15を
有し、この小径孔15の先端はメインジェット13の中
心線20対し角θ=30°〜90°傾いた位置に複数の
下向斜孔18が円周等配で穿設されている。なお下向斜
孔18は3個程度が好ましい。下向斜孔18の内面には
ブラスト処理による微細な凹凸を有する粗面部19が設
けられている。なお加工しにくいが下向斜孔18に通ず
る大径孔14の内面にもブラスト処理されるのが好まし
い。図3のメインジェット13′は下向斜孔18近傍の
構成は図2の場合と全く同じであるが、中間部の長さL
2′を短くした他の実施例である。
【0009】図4のメインジェット13″はさらに別の
例で、この場合には斜孔18の外にさらに小径孔15の
下端から斜上方に角ψ=30°〜60°の上向斜孔21
を設けたものである。この上向斜孔21にも勿論粗面部
19を設けるのは前記実施例と同様である。このように
下向きの斜孔18と上向斜孔21を設けることによって
さらにスム−ズな燃料の供給が可能となる。
例で、この場合には斜孔18の外にさらに小径孔15の
下端から斜上方に角ψ=30°〜60°の上向斜孔21
を設けたものである。この上向斜孔21にも勿論粗面部
19を設けるのは前記実施例と同様である。このように
下向きの斜孔18と上向斜孔21を設けることによって
さらにスム−ズな燃料の供給が可能となる。
【0010】以上説明したように、メインジェット13
の先端部に円周等配の複数の下向斜孔18あるいは又こ
の下向斜孔18の外にさらに上向斜孔21を設け、これ
ら斜孔にブラスト処理による粗面部19を設けた。この
ように粗面部19を設けることにより、壁面がショット
による窪みと、窪み間に形成される凸部とから構成され
ることになる。そして燃料がメインジェットの壁面に接
触して流れる場合、凸部に対しては摩擦抵抗によって燃
料の流速が減速される境界層が存在するが、窪みの部位
では、窪みに溜まる燃料とその外方を流れる燃料間のす
べり、すなわち燃料同士間のすべりとなるので流速は理
想流体に近似した状態となる。従って、粗面部19を設
けない従来の円滑面流路の場合に比較して、壁面に対す
る境界層の占有率が大幅に減少し、この結果隙間が小さ
い場合でも境界層の減速作用を少ししか受けず燃料の供
給が促進される。これによって、出力上昇につながる空
燃比を実現することができる。
の先端部に円周等配の複数の下向斜孔18あるいは又こ
の下向斜孔18の外にさらに上向斜孔21を設け、これ
ら斜孔にブラスト処理による粗面部19を設けた。この
ように粗面部19を設けることにより、壁面がショット
による窪みと、窪み間に形成される凸部とから構成され
ることになる。そして燃料がメインジェットの壁面に接
触して流れる場合、凸部に対しては摩擦抵抗によって燃
料の流速が減速される境界層が存在するが、窪みの部位
では、窪みに溜まる燃料とその外方を流れる燃料間のす
べり、すなわち燃料同士間のすべりとなるので流速は理
想流体に近似した状態となる。従って、粗面部19を設
けない従来の円滑面流路の場合に比較して、壁面に対す
る境界層の占有率が大幅に減少し、この結果隙間が小さ
い場合でも境界層の減速作用を少ししか受けず燃料の供
給が促進される。これによって、出力上昇につながる空
燃比を実現することができる。
【0011】
【効果】上に述べたような粗面部19を設けた円周等配
の複数の下向斜孔18あるいは上向斜孔21から燃料は
吸込まれるので、個々の斜孔における粗面部19の効果
が倍加され、極めて燃料供給が促進され、出力上昇につ
ながる空燃比を実現することができる。又粗面部19に
よって燃料や空気の通路抵抗が低減され、空燃比の最適
化による馬力向上並びに息つきの解消を図ることができ
る。さらに燃料流量の比例的調節が可能となるので、燃
計並びにセッティングが容易となり、よって使用性の向
上を図ることができる。さらにまた、燃料供給量ないし
吸気量の向上によって装置のコンパクト化を図ることが
できるとともに、軽量並びに製造コストの低減化を図る
ことができる。
の複数の下向斜孔18あるいは上向斜孔21から燃料は
吸込まれるので、個々の斜孔における粗面部19の効果
が倍加され、極めて燃料供給が促進され、出力上昇につ
ながる空燃比を実現することができる。又粗面部19に
よって燃料や空気の通路抵抗が低減され、空燃比の最適
化による馬力向上並びに息つきの解消を図ることができ
る。さらに燃料流量の比例的調節が可能となるので、燃
計並びにセッティングが容易となり、よって使用性の向
上を図ることができる。さらにまた、燃料供給量ないし
吸気量の向上によって装置のコンパクト化を図ることが
できるとともに、軽量並びに製造コストの低減化を図る
ことができる。
【図1】本発明を実施する気化器の断面図。
【図2】本発明のメインジェット。
【図3】同じくメインジェットの別の実施例。
【図4】同じくメインジェットのさらに別の実施例。
1 気化器本体 2 吸気路 3 メインノズル 4 スロットル機構 5 可変ベンチュリ部 6 スロットルバル
ブ 7 ジェットニ−ドル 8 ばね 9 燃料タンク 10 燃料供給口 11 フロ−ト 12 調整弁 13,13′ メインジェット 14 大径穴 15 小径穴 16 円錐面 17 平面部 18 下向斜孔 19 (斜孔内の)粗面部 20 (ニ−ドルの)中
心線 21 上向斜孔
ブ 7 ジェットニ−ドル 8 ばね 9 燃料タンク 10 燃料供給口 11 フロ−ト 12 調整弁 13,13′ メインジェット 14 大径穴 15 小径穴 16 円錐面 17 平面部 18 下向斜孔 19 (斜孔内の)粗面部 20 (ニ−ドルの)中
心線 21 上向斜孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】 さて、本発明はこのような気化器におけ
るメインジェット13の構成に関るものである。図2は
本発明に係るメインジェット13の断面図である。メイ
ンジェット13は図1の例では本体部の先端は平面部1
7で、該平面部17と本体部とは円錐面16で結ばれて
いる。本体部内にはジェットニードルを挿通する穴を有
している。この穴は大径孔14とそれに続く小径孔15
を有し、この小径孔15の先端はメインジェット13の
中心線20対し角θ=30゜〜90°傾いた位置に複数
の下向斜孔18が円周等配で穿設されている。なお下向
斜孔18は3個程度が好ましい。下向斜孔18の内面に
はブラスト処理による微細な凹凸を有する粗面部19が
設けられている。なお加工しにくいが下向斜孔18に通
ずる大径穴14及び小径穴15の内面にもブラスト処理
されるのが好ましい。図3のメインジェット13′は下
向斜孔18近傍の構成は図2の場合と全く同じである
が、中間部の長さL2′を短くした他の実施例である。
るメインジェット13の構成に関るものである。図2は
本発明に係るメインジェット13の断面図である。メイ
ンジェット13は図1の例では本体部の先端は平面部1
7で、該平面部17と本体部とは円錐面16で結ばれて
いる。本体部内にはジェットニードルを挿通する穴を有
している。この穴は大径孔14とそれに続く小径孔15
を有し、この小径孔15の先端はメインジェット13の
中心線20対し角θ=30゜〜90°傾いた位置に複数
の下向斜孔18が円周等配で穿設されている。なお下向
斜孔18は3個程度が好ましい。下向斜孔18の内面に
はブラスト処理による微細な凹凸を有する粗面部19が
設けられている。なお加工しにくいが下向斜孔18に通
ずる大径穴14及び小径穴15の内面にもブラスト処理
されるのが好ましい。図3のメインジェット13′は下
向斜孔18近傍の構成は図2の場合と全く同じである
が、中間部の長さL2′を短くした他の実施例である。
Claims (3)
- 【請求項1】 吸気路に交差して設けられ下端にメイン
ジェット(13)を備えたメインノズル(3)内に、先端に向
かって径が漸減するテ−パ部を有するジェットニ−ドル
(7)を吸気路側から挿通し、ジェットニ−ドル(7)の軸
方向の移動で前記メインノズル(3)とジェットニ−ドル
(7)間の隙間量を変えてジェットニ−ドル(7)の先端側
から吸入される燃料の流量を調節する気化器において、
前記メインノズル(3)の先端に固設したメインジェット
(13)の下端を円錐面(16)と平面部(17)とで構成し、該円
錐面(16)の部分に軸方向に対し30°〜90°傾いた位
置に円周等配で穿設した複数の下向斜孔(18)を有し、該
斜孔(18)の内面を粗面部(19)としたことを特徴とする気
化器におけるメインノズルの構造。 - 【請求項2】 メインノズル(3)の前記複数の下向斜孔
(18)に連続する燃料吸込穴の内壁面にも粗面部を設けた
請求項1の気化器におけるメインノズルの構造。 - 【請求項3】 下向斜孔(18)の他にさらに上向斜孔(21)
を設けた請求項1又は請求項2の気化器におけるメイン
ノズルの構造。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5053140A JPH06249073A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 気化器におけるメインノズルの構造 |
DE69307294T DE69307294T2 (de) | 1993-02-19 | 1993-10-04 | Struktur einer Hauptdüse in einem Vergaser |
EP93116023A EP0611884B1 (en) | 1993-02-19 | 1993-10-04 | Structure of main nozzle in carburetor |
US08/187,078 US5427719A (en) | 1993-02-19 | 1994-01-27 | Main nozzle for carburetor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5053140A JPH06249073A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 気化器におけるメインノズルの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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