JPH062488Y2 - 種子供給装置 - Google Patents

種子供給装置

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JPH062488Y2
JPH062488Y2 JP12861187U JP12861187U JPH062488Y2 JP H062488 Y2 JPH062488 Y2 JP H062488Y2 JP 12861187 U JP12861187 U JP 12861187U JP 12861187 U JP12861187 U JP 12861187U JP H062488 Y2 JPH062488 Y2 JP H062488Y2
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JP
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seed
drum
gel
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peripheral surface
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JP12861187U
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JPS6434912U (ja
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靖司 河野
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、種子を大粒球状化して播種し易くすることに
より播種精度を高めると共に、種子を栄養物質や殺菌剤
等を含んだ被覆剤によって保護することを目的として行
われる種子のゲル被覆加工装置に用いられる種子供給装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
種子のコーティングは主として次の2つの目的を果すた
めに行なわれてきた。
(a)播種された種子が土壌中に流出したり、表土付近の
種子が鳥類等の食害を受ける弊害を防止する。
(b)播種前に殺菌、発芽促進処理等の予措を行う。
このような種子コーティングに使用された従来の被覆装
置は、種子へバインダーを吹付ける噴霧部分と種子を転
動させながら被覆剤を転着させるドラム部分との2つを
有する構造の装置がほとんどであり、大量の種子が処理
できるものの種子に許容限度以上の負荷がかかり種子に
割れを生じたり、或は、種子表面の被覆層の厚さが均一
に仕上がらないことが多いなどの欠点があった。
そこで、本出願人は種子に割を生ずることなく被覆層の
厚さを均一化し、更に種子を大粒球状化して播種し易く
する種子のゲル被覆装置を提案した(特願昭62−13
9970号、特願昭62−146897号参照)。
この種子のゲル被覆装置は、第4図の要部断面正面図に
示すように、装置のケイシングに立設された2個の側壁
Pにゲル押出部A及び種子供給装置Bが固着される。
ゲル押出部Aはノズル本体1の中央に縦方向に貫通する
孔が設けられ、該孔にブッシュ2が圧入固定されてブッ
シュ2の内面にプランジャー挿入孔3が形成され、プラ
ンジャー挿入孔3の下部には下方に向かって小径となる
テーパー形状の弁座4が設けられ、プランジャー挿入孔
3の内部に筒状の切断用プランジャー5が昇降自在に嵌
着される。
切断用プランジャー5の外周には鍔部6が周設され、ノ
ズル本体1の上面に着設されたばね受7と鍔部6との間
にばね8が装着される。
従って、切断用プランジャー5は下方に付勢されて切断
用プランジャー5の下端部は弁座4を閉鎖する。
ノズル本体1の両側面にはシリンダーケイシング9,1
0が着設され、シリンダーケイシング9の内部には一端
がプランジャー挿入孔3に連通し他端がピストン11の
シリンダーに連通するゲル流通12が設けられる(第6
図参照)。
又、シリンダーケイシング10の内部には一端がプラン
ジャー挿入孔3に連通し他端がピストン13のシリンダ
ーに連通するゲル流路14が設けられる(第6図参
照)。
シリンダーケイシング9及び10にはそれぞれ電磁弁1
5,16が着設され、電磁弁15はピストン11を作動
し、電磁弁16はピストン13を作動する。
ゲル押出部Aの上方に配設される種子供給装置Bは、第
4図及び第5図に示すように、側壁Pに保持部材17,
18が固着され、保持部材17,18の内面にシール材
19を介してドラム20が回転可能に支承される。
保持部材17は負圧源に連通する管路21を有し、ドラ
ム20は管路21方向の端部が開口されその反対側に回
転軸22が設けられる。
回転軸22はベルト23を介して電動機24の回転が伝
達される。
ドラム20は小孔25が穿設され、内周面の下方にドラ
ム20の内周面に接し小孔を閉塞する閉鎖部材26が配
設される。
ドラム20の外方には種子27を貯留する種子貯留槽2
8が設けられる。
従って、ドラム20の回転により小孔25に吸着された
種子27は小孔25が下方に位置したとき閉鎖部材26
によって閉鎖された小孔25が吸引力を失うため落下し
切断用プランジャー5の内部に供給されるようになって
いる 以上のように構成された種子のゲル被覆装置の作用を第
6図の模式的略図に基いて説明する。
第6図(イ)に示すように、ゲル流路12,14及びシ
リンダー挿入孔3内にはゲルが充たされ、ピストン11
及び13はシリンダー挿入孔3より遠ざかる後退位置に
ある。
次に、電子供給装置Bの回転軸22の回転に同期して電
磁弁16が作動し、ピストン13が前進しゲルを押圧す
ると、ゲルの昇圧によって切断用プランジャー5がばね
8に抗して上昇し、弁が開らかれてゲル29が吐出され
る(第6図(ロ)参照)。
次に、電磁弁16によりピストン13が後退するとゲル
流路14が減圧されてリードバルブ(図示しない)より
ゲルが補充されると共に、切断用プランジャー5が下降
し弁が閉ざされる。
そして、吐出されたゲル29は粘着力により落下するこ
となく垂れ下る。
このとき、種子供給装置Bの小孔25が閉鎖部材26に
よって閉塞され、吸引力を失った小孔25より種子27
が落下し切断用プランジャー5の内部を通過してゲル2
9上に供給される(第6図(ハ)参照)。
次に、電磁弁15が作動してピストン11が前進し、再
び切断用プランジャー5が上昇してゲル29が流出す
る。
このとき既に吐出されていたゲル29が垂下しているた
め、新らたに吐出されたゲル29によって内部に気泡3
0及び種子28が封じこめられる(第6図(ニ)参
照)。
次に、電磁弁15が作動してピストン11が後退しリー
ドバルブ(図示しない)よりゲル流路12にゲルが補充
されると共に、切断用プランジャー5が下降し弁が閉鎖
される。
垂下したゲル29は増加した重量を支え切れず下方に落
下し、落下中に表面張力により球形化されて下方の硬化
液内に落ちる。
かくして、種子のゲル被覆の一サイクルが完了し、次々
とゲル被覆が連続して行なわれる。
第3図は貯留槽32に種子27を直接補充する手間を省
き、種子27を充満した種子容器31を着脱可能にセッ
トするものである。
種子容器31は種子27の収容能力を大とするため縦方
向に長く、受台となる貯留槽32に着脱自在に載置さ
れ、載置されたときドラム20に近接する側壁に開口3
3が設けられる。
かくして、手作業である種子27の補充作業が簡単とな
り、種子容器31の種子収容能力を大としたため種子の
補充頻度が少くてすむようになった。
〔考案が解決しようとする問題点〕 以上のように、種子補充に便利な種子容器31には次の
ような問題点が生ずることがあった。
すなわち、種子27相互の接触摩擦が大であり種子容器
31内にブリッジが形成されることがあり、ブリッジが
形成されると種子27の小孔25への供給が途絶え、連
続して行なわれるゲル被覆に重大な支障をきたすことに
なる。
本考案はかかる問題点を解決するためになされたもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は種子容器内に簡単なブリッジ防止機構を設け、
無動力によりブリッジ防止機構を作動するようにしたも
のであり、回転可能に支障されたドラムの内部を負圧源
に連通し、ドラムの外周面に小孔を設け、ドラムの下方
の内周面に小孔を負圧源より遮断する閉鎖部材を設け、
ドラム外周面に接触する種子を小孔に吸着し、小孔が閉
鎖部材に閉鎖されたとき種子が落下供給される種子供給
装置において、上記ドラムの内部に磁石を固着すると共
に、上記ドラムの外周面に接触し且つ上記小孔に近接す
る壁面に開口を有し、内部に上記磁石に吸引されて撓む
板ばねを有する種子供給容器を着脱可能に設けた。
〔作用〕
ドラムの内部に設けられた磁石がドラムの一回転毎に種
子供給容器の板ばねに接近し板ばねを吸引しながら移動
するため、板ばねに撓みを生ずる。
板ばねの撓みによって板ばねの周囲の種子は撹拌される
のでブリツジは破壊される。
板ばねの撓みはドラムの回転に伴って繰返し生ずるた
め、ブリッジ防止は絶え間なく行われ、種子容器の開口
より種子が供給されなくなる虞れはない。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1図において、ドラム20は内部が負圧源に連通して
いるため負圧となり、外周面より内部に貫通する小孔2
5が設けられ、シール材を介して保持部材17,18に
回転可能に支障されることは従来例と同様である。
貯留槽32には種子容器34が着脱自在に載置される。
種子容器34は、第3図に示す種子容器31と同様に、
種子の収容能力を大とするため縦方向に長く、ドラム2
0に近接する側壁に開口33が設けられるが、種子容器
34内に板ばね35が着設される点で異なる。
板ばね35は開口33の反対側の側壁に一端が固定さ
れ、開口33方向に向かう自由端側が固定端よりも低く
なる傾斜を有し、板ばね35の先端に磁石吸引力を高め
るための屈曲部35aが設けられる。
又、ドラム20内には小孔25のほぼ反対側に永久磁石
36が着設される。
種子供給装置のその他の構成は従来例と同様である。
以上のように構成された種子供給装置の作用を説明す
る。
ドラム20が矢印37方向に回転すると、磁石36は一
回転毎に開口33に接近し板ばね35の屈曲部35aを
吸引する。
吸引された板ばね35はドラム20の回転方向に撓みを
生じ、磁石36が遠ざかると再び旧形状に戻る。
この板ばね35の撓みにより板ばね35上の多数の種子
27が撹拌され種子27のブリッジ生成が防止される。
かくして、ドラム20の回転期間中はドラム20の一回
転毎にブリッジ防止が連続して行なわれるため、種子2
7はブリッジを形成することなく開口33より供給され
る。
以上の実施例では、ドラム20の回転方向を矢印37方
向としたが、ドラム20の外周面の小孔25周辺部に種
子27を収容する凹部を設けることによりドラム20の
回転方向を矢印37の反対方向とすることもできる。
種子容器34には、第2図で示すように、開口33を開
閉する蓋38と蓋38の開閉用案内路39が設けられ、
蓋38を閉鎖した後に種子容器34内に種子27が補充
され、種子容器34を貯留槽32に載置する迄は開口3
3より種子27がこぼれ落ちないようになっている。
〔効果〕
本考案の次の効果を有する。
(1)ドラム内に永久磁石を着設し、種子容器内に永久磁
石に吸引されて撓みを生ずる板ばねを設けるだけの簡単
な構造で種子容器内の種子のブリッジ形式を確実に防止
することができた。
(2)このブリッジ防止機構はドラム一回転毎に作動を繰
り返すため極めて信頼性が高いが、動力源が不要であ
り、従って動力源の制御機構も不要である。
(3)ブリッジ形成のおそれのない種子容器は種子収容能
力を増大することができ、しかも、種子供給装置に着脱
可能であるため、種子容器内に種子を種類別に貯留する
ことができ、種子カートリッジとして使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、 第1図は種子容器及びドラムの縦断面図、 第2図は種子容器の縦断面図、 第3図は従来例における種子容器とドラムの縦断面図、 第4図は種子のゲル被覆装置の要部断面正面図、 第5図は種子供給装置の縦断面図、 第6図は種子のゲル被覆過程説明用の略図である。 A…ゲル押出部、B…種子供給装置、P…側壁、1…ノ
ズル本体、3…プランジャー挿入孔、5…切断用プラン
ジャー、11,13…ピストン、12,14…ゲル流
路、20…ドラム、25…小孔、26…閉鎖部材、27
…種子、29…ゲル、30…気泡、31,34…種子容
器、33…開口、35…板ばね、36…磁石、38…
蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転可能に支承された円筒状のドラムの外
    周面に小孔を穿設し、上記ドラムの内部に連通する負圧
    源を設けると共に上記ドラムの下方の内周面に接触して
    上記小孔を負圧源より遮断する閉鎖部材を設け、上記ド
    ラムの外周面に接触する種子を吸着した小孔が上記閉鎖
    部材に閉塞されたとき吸着力を遮断されて種子を下方に
    落下供給する種子供給装置において、上記ドラムの内部
    に磁石を固着すると共に、上記ドラムの外周面に接触し
    且つ上記小孔に近接する壁面に開口を有し、内部に上記
    磁石に吸引されて撓む板ばねを有する種子供給容器を着
    脱可能に設けたことを特徴とする種子供給装置。
JP12861187U 1987-08-26 1987-08-26 種子供給装置 Expired - Lifetime JPH062488Y2 (ja)

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JP12861187U JPH062488Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 種子供給装置

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JP12861187U JPH062488Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 種子供給装置

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Publication Number Publication Date
JPS6434912U JPS6434912U (ja) 1989-03-03
JPH062488Y2 true JPH062488Y2 (ja) 1994-01-26

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