JPH06248873A - 管の推進工法 - Google Patents

管の推進工法

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JPH06248873A
JPH06248873A JP3577393A JP3577393A JPH06248873A JP H06248873 A JPH06248873 A JP H06248873A JP 3577393 A JP3577393 A JP 3577393A JP 3577393 A JP3577393 A JP 3577393A JP H06248873 A JPH06248873 A JP H06248873A
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JP
Japan
Prior art keywords
pipe
propulsion
pushing
divided
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP3577393A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Fuchimoto
克巳 渕元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな推力で推進距離を増大させる。 【構成】 外管14は軸線方向に複数の部分14a,1
4b,14c,14d,14eに分割する。各部分には
中押し用突起17a,17b,17c,17d,17e
が設けられる。中押し管16には、中押し用突起17a
〜17eと個別的に係合する中押し用羽根18a〜18
eが出没可能に設けられる。中押し管16を元押し装置
19によって元押しし、中押し用突起17a〜17eに
中押し用羽根18a〜18eを係合させながら、各部分
14a〜14eを個別的に推進させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス管などを地中に埋
設するための非開削工法の一種である管の推進工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、地中埋設管を敷設するにあた
っては、地盤を掘削し、管を配置した後で地盤を埋め戻
す開削工法が行われている。開削工法では、地盤を掘削
するために多くの動力を必要とする。また交通の妨げと
なり、路面の修復に時間がかかる。このため非開削工法
である管の推進工法が広く行われるようになってきてい
る。
【0003】図5は、先行技術による管の推進工法の実
施状態を示す。地盤1において、管を埋設すべき区間の
両端には発進立坑2と到達立坑3が構築される。発進立
坑2と到達立坑3との間には、非開削工法である推進工
法による横坑が掘進機5によって掘進される。掘進機5
の後方には、一定の長さに区切られた管6,7,…,8
が積み重ねられ、元押し装置9によって押される。元押
し装置9にはジャッキが備えられ、そのジャッキの補強
壁10に対する反力が推進力となる。
【0004】元押し装置9のジャッキを伸ばして掘進機
5および管6,7,…,8を前進させた後、ジャッキを
収縮させて新たな管を継足し、再び元押しを行うことを
繰返す。この元押しの繰返しによって、管6,7,…,
8が軸線方向に継足され、横坑4が掘進機5によって掘
削されて、最終的に到達立坑3に到達する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示すような従来
からの管の推進工法においては、地盤1と管6,7,
…,8の外周面との間に摩擦力が発生する。元押し装置
9は、この摩擦力および掘進機5の先端貫入抵抗に打勝
つだけの推進力を発生する必要がある。継足された管
6,7,…8の長さが長くなると、摩擦力が大きくな
り、必要な推進力も大きくなる。この推進力は、管6,
7,…8を軸線方向に伝達されるので、推進力が大きく
なると管6,7,…8が座屈するおそれがある。また推
進力は、補強壁10の反力として発生されるので、補強
壁10が耐えられる反力の限界が推進力の限界となる。
このように推進力には限界があるので、図5に示すよう
な管の推進工法によって掘進可能な発進立坑2および到
達坑3間の距離も限界が生じる。
【0006】本発明の目的は、推進限界を増加させて小
さな推力で長距離を推進させることができる管の推進工
法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、さや管を被せ
た内管を元押しして地中に埋設する管の推進工法におい
て、さや管を、軸線方向に複数に分割し、分割されたさ
や管の各部分は内管に対して摺動変位可能とし、内管を
分割されたさや管の各部分に順次係合させながら元押し
し、分割された各部分を個別的に推進させることを特徴
とする管の推進工法である。
【0008】
【作用】本発明に従えば、さや管を被せた内管を元押し
して管を埋設する。さや管を軸線方向に複数の分割し、
分割された各部分を内管に対して摺動変位可能とする。
内管を分割されたさや管の各部分に順次係合させながら
元押しし、分割された各部分を個別的に推進させる。こ
のような、いわば尺取方式で推進させるので、地盤との
間の摩擦力は、個別的に推進される分割されたさや管の
各部分に発生する。さや管全体が同時に推進されないの
で、発生する摩擦力は小さくなる。これによって必要な
推進力も小さくてすみ、長距離にわたる管を小さい推力
で推進させることができる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例の概略的な構成を
示す。地盤11に構築される発進立坑12から、本管1
3および外管14を含む同軸構造の管が水平方向に埋設
される。本管13および外管14の先端には、掘進機1
5が設けられる。掘進機15の先端にはカッターディス
ク15aが設けられ、地盤11を掘削する。さや管であ
る外管14は、軸線方向に複数の部分14a,14b,
14c,14d,14eに分割される。外管14と本管
13との間には、内管である中押し管16が挿通され
る。外管14の各部分14a,14b,14c,14
d,14eの内側には、中押し用突起17a,17b,
17c,17d,17eがそれぞれ設けられる。中押し
管16の表面には、中押し用突起17a,17b,17
c,17d,17eと係合可能な中押し用羽根18a,
18b,18c,18d,18eがそれぞれ出没自在に
設けられる。なお、図1では、中押し用羽根18bのみ
が突出している状態を示す。
【0010】中押し管16の後端は、発進立坑12内に
突出し、元押し装置19によって元押しされる。元押し
装置19は、発進立坑12内の補強壁20によってバッ
クアップされている。元押し装置19には、中押し管1
6を元押しするための元押しヘッド21および元押しの
ための推進力を発生する元押しジヤッキ22が含まれ
る。
【0011】外管14の分割された各部分14a,14
b,14c,14d,14eはそれぞれ中押し管16に
対して摺動可能であり、相互間をゴムシート23a,2
3b,23c,23dによって伸縮可能に連結される。
ゴムシート23a,23b,23c,23dは、各部分
14a,14b,14c,14d,14eに、地盤11
中から土砂や水分が浸入することを防止する。外管1
4、中押し管16および本管13の間にはパイピング・
スムーサ24a,24b,24c,24dがそれぞれ設
けられ、相互に摺動変位可能としている。
【0012】図2は、図1に示す外管14の複数に分割
された部分14a,14b間の中間摺動部の構造を示
す。図2(1)は1つの部分14aと次の部分14bと
が当接している状態、図2(2)は1つの部分14aと
次の部分14bとが離れている状態を示す。部分14
a,14b同士が当接している状態では、後方の部分1
4bの先端に形成されるフランジ25bと前方の部分1
4aの後端に形成されるフランジ25aとが当接してい
る。フランジ25bと26aとの間には、連結部材27
が挿通される。連結部材27の両端には、ストッパ2
8,29が形成される。図2(1)に示すような状態で
外管14を元押しすると、要する推進力F1は外管が連
結された長さが増大するに従って増大する。本実施例に
よれば、図2(2)に示すように、内管16を元押しし
て、連結部材27のストッパ28,29間が許容する長
さだけ、前方の部分14aを後方の部分14bとは独立
に推進することができる。このため推進時に発生する摩
擦力は、部分14aと地盤11との間にのみ発生する。
【0013】図3は、図1に示す実施例の推進状態を示
す。図3(1)では、外管の各部分14a,14b,1
4c,14d,14eを一体として元押ししている状態
を示す。このとき、中押し管16に設けられている中押
し用羽根18a,18b,18c,18d,18eは、
全て引込まれている。中押し用羽根18a〜18eは、
たとえば油圧シリンダによって出没可能に設置される。
図3(2)では、前方の部分14aに設けられる中押し
用突起17aに対して、中押し用羽根18aを突出させ
て係合させ、中押し管16を元押しする状態を示す。こ
れによって外管14の部分14aは、次の部分14bに
対して間隔ΔLがあくまで推進される。図3(3)で
は、次の部分14bの中押し用突起17bに係合する中
押し用羽根18bが突出され、部分14bが推進され
る。次の図3(4)では、さらに次の部分14cが同様
に推進される。
【0014】図3(2)〜図3(4)に示すΔLの推進
時には、長さL1の各部分14a,14b,14cのみ
が推進される。このため地盤との間にも、この長さL1
の部分のみからの摩擦力が発生する。必要な推力は、推
進される部分と地盤との摩擦力と先端貫入抵抗との和で
あるので、外管14全体が推進されるときに比べて分割
された各部分14a〜14eが推進されるときの推進力
は遥かに小さくすることができる。
【0015】図4は、本実施例による推力の低減効果を
示す。本管単独ではその座屈に対する耐力Fiから、推
進距離はLiである。さや管単独では、その耐力Foか
ら推進距離はLoである。本実施例によれば、分割され
た各部分をそれぞれ単独で推進するので、推力は小さく
なり、推進距離はたとえばLnまで増大させることがで
きる。
【0016】本実施例では、さや管を外管14と中押し
管16に分け、さらに内側に本管13としてたとえばガ
ス本管を挿入しているので、ガス本管に対しては中押し
用羽根18a〜18eなどを設ける細工を行う必要はな
い。このような中押し用羽根18などを設ければ、ガス
本管を中押し管としても使用することができるのは勿論
である。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、さや管を
軸線方向に複数の分割し、分割された各部分を個別的に
推進させるので、地盤との間に発生する摩擦力が小さく
なり、必要な推力も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の概略的な構成を示す断面図
である。
【図2】図1に示す外管14の連結部分を示す拡大断面
図である。
【図3】図1に示す実施例の推進状態を示す拡大断面図
である。
【図4】図1に示す実施例の推力と推進距離との関係を
示すグラフである。
【図5】従来からの管の推進工法を示す概略的な断面図
である。
【符号の説明】
11 地盤 12 発進立坑 13 本管 14 さや管 14a〜14e 部分 15 掘進機 16 中押し管 17a〜17e 中押し用突起 18a〜18e 中押し用羽根 19 元押し装置 20 補強壁 21 元押しヘッド 22 元押しジャッキ 23a〜23d ゴムシート 27 連結部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 さや管を被せた内管を元押しして地中に
    埋設する管の推進工法において、 さや管を、軸線方向に複数に分割し、 分割されたさや管の各部分は内管に対して摺動変位可能
    とし、 内管を分割されたさや管の各部分に順次係合させながら
    元押しし、分割された各部分を個別的に推進させること
    を特徴とする管の推進工法。
JP3577393A 1993-02-24 1993-02-24 管の推進工法 Pending JPH06248873A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3577393A JPH06248873A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 管の推進工法

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JP3577393A JPH06248873A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 管の推進工法

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JPH06248873A true JPH06248873A (ja) 1994-09-06

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ID=12451207

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JP3577393A Pending JPH06248873A (ja) 1993-02-24 1993-02-24 管の推進工法

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JP (1) JPH06248873A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100360560B1 (ko) * 1999-05-03 2002-11-13 주식회사 동양굴착산업 비개착식 터널 구조물 시공장치 및 그에 따른 시공방법
KR100381669B1 (ko) * 1999-10-27 2003-04-23 주식회사 동양굴착산업 터널 굴착장치 및 그에 따른 터널 굴착방법
JP2011047170A (ja) * 2009-08-26 2011-03-10 Sanwa Kizai Co Ltd ケーシング回転推進型地盤掘削装置およびそれを用いた掘削工法

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KR100381669B1 (ko) * 1999-10-27 2003-04-23 주식회사 동양굴착산업 터널 굴착장치 및 그에 따른 터널 굴착방법
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