JPH06248616A - 環境浄化パネル - Google Patents

環境浄化パネル

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Publication number
JPH06248616A
JPH06248616A JP5059527A JP5952793A JPH06248616A JP H06248616 A JPH06248616 A JP H06248616A JP 5059527 A JP5059527 A JP 5059527A JP 5952793 A JP5952793 A JP 5952793A JP H06248616 A JPH06248616 A JP H06248616A
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JP
Japan
Prior art keywords
porous
fine particles
metal ions
environmental purification
purification panel
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Pending
Application number
JP5059527A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroomi Ichinose
廣臣 一瀬
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  • Devices Affording Protection Of Roads Or Walls For Sound Insulation (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 防音壁や防火壁等に使用して防音・防火を図
るのと同時に空気の浄化を図る。 【構成】 多孔質体を積層した浄化体2に付着した金属
イオンを含む微粒子の触媒作用により、通気孔1Aを介
して多孔板1を通り抜けて来た排気ガス等の有毒ガスを
吸着し分解する。また、この金属イオンを含む微粒子が
多孔板1を通り抜けて侵入する微生物の殺菌も行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速道路や通行量の
多い一般道路等と周辺の地域との境界上若しくは地下
道,トンネル等に設け、防音及び/又は防火と共に空気
の浄化を図る環境浄化パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば高速道路には周辺の住宅その他の
施設への騒音防止対策として、境界上に防音壁を設置す
ることが一般的に行なわれている。通常この防音壁は、
道路境界部分に鉄等の金属やコンクリート等の材料を用
い、パネル状或は板状に形成したものであって、適宜の
手段によってつなぎ合せた構成となっており、特に遮音
以外の積極的機能は一般に備えているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
道路の周辺では、走行する車からの騒音以外に、例えば
車から排出されるCO2 やNOx 等の排気ガスが大きな
問題となっており、エンジン等の改良等が行なわれてい
るが完全ではなく、排気ガスをいかに除去するかが重要
な課題となっている。さらに、道路上の埃の飛散等も問
題となっており、これについても対策が求められてい
る。
【0004】このような事情は、特に道路境界の防音壁
に限らず、例えば家等の周囲に設ける壁等についても同
様である。さらに、例えばこの防音壁以外に、石油・化
学工場等における防火壁についても同様の問題を有して
いる。
【0005】そこで、この発明は、上記した従来の問題
点に鑑み、防音壁や防火壁等として使用するのと同時に
空気の浄化を図ることができる環境浄化パネルを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1に係る発
明は、道路の周囲に立設し、防音及び/又は防火と共に
空気の浄化を図る環境浄化パネルであって、多数の通気
孔を有し、防音及び/又は防火を図る多孔板と、金属イ
オンの触媒作用により排気ガスを吸着・分解すると共に
微量金属作用により表面及び/又は孔内に入り込む微生
物の殺菌及び埃等の吸着を行うべく大表面積の金属イオ
ンを含む微粒子を付着し、前記多孔板間に配設した不燃
性の布体若しくは多孔質体を有する浄化体とを備えたも
のである。
【0007】また、請求項2に係る環境浄化パネルは、
多孔板の外表面に金属イオンを含む微粒子を固着させた
ものである。
【0008】さらに、請求項3に係る環境浄化パネル
は、使用期間に応じて若しくは必要に応じて新しいもの
と交換させるべく、浄化体が布体若しくは多孔質体を一
体に積層しボード状に形成したものである。
【0009】
【作用】この発明では、布体若しくは多孔質体に付着し
た金属イオンを含む微粒子の触媒作用により、通気孔を
介して多孔板を通り抜けて来た排気ガスを吸着・分解す
ることができる。また、この発明では、金属イオンを含
む微粒子が多孔板を通り抜けて侵入する微生物の殺菌も
行うことができる。
【0010】
【実施例】以下この発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1はこの発明に係る環境浄化パ
ネルを示すものであり、この環境浄化パネルは、多孔板
1と、この多孔板1間に配設した浄化体2とこれらを固
定保持する固定部材3とから構成されている。
【0011】多孔板1は、この実施例では防音及び防火
を目的として設けられており、不燃性材を用いて板状に
形成されている。また、この多孔板1には、図2に示す
ように、一定径を有し、一方の面側から他方の面側へ或
は逆方向へ空気や排気ガス等が通過する通気孔1Aが多
数形成されている。さらにこの実施例の多孔板1の外表
面上には後に説明する微粒子20を固着させた構成とな
っており、適宜水等で洗浄することにより、長期間に亙
り所定の機能が発揮されるようになっている。なお、図
中符号1Bは多孔板1の設置或は交換に便利なロープ吊
下げ用の孔、また1Cは固定具4が係止する切欠きを示
すものである。
【0012】浄化体2は、通気孔1Aから流入してきた
環境汚染をもたらす虞れのある排気ガス等、例えばCO
2 ,NO,NO2 ,SO2 等の有害ガスを金属イオンの
触媒作用によって吸着し分解させるものである。この実
施例の浄化体2は、図3に示すように、微粒子20(図
4〜図6参照)、例えばセラミックス粒子が固着された
不燃性の多孔質体21(図4参照)を積層し、フレーム
部材22によってボード状にまとめて一体化させたもの
であり、多孔板1間に2枚ずつ配設されている。また、
この浄化体2には、フレーム部材22を固設した天板2
3に、初期の設置時及び使用に伴い所定の機能が低下し
たとき等に新しいものと交換する際に便利なようにフッ
ク23Aが取付けれらている。
【0013】なお、この実施例の微粒子20は、図5に
示すように、多孔質体21の孔21a及び全表面21b
に隙間なく付着させた構成のものであり、この実施例で
は所定の接着力を発揮する液状の接着剤5とこの微粒子
20とを混合させた液体中に多孔質体21を丸ごと浸漬
させて表面及び内部側に含浸させたのち熱処理を加えて
固着した構成となっている。即ち、この実施例の微粒子
20は、接着剤5により孔21aの周面に沿って固着さ
れており、さらに詳細には図6に示すように孔21aの
周面に固着された状態であって、外周面側の接着剤5に
は熱処理の際にクラック5aを発生させることにより外
気との間の接触表面積が拡大するようになっている。
【0014】そして、この微粒子20は、多孔質体21
の周囲に重金属(図略)、例えば銀(Ag)や銅(C
u)をイオン結合させた、つまりイオン化された重金属
を周囲に担持した構成となっており、これによってその
金属イオンに付着した各種ガスを金属イオンの触媒作用
によって酸化分解を行って原子レベルまで分解すると共
に、ダニ等の微生物を金属イオンの微量金属作用、換言
すれば常時発生する極微量の活性酸素(O2 )(或はオ
ゾン(O3 ))により殺菌するようになっている。な
お、この殺菌効果が発揮される微生物としては、先のダ
ニ等の他にもさらに微細な好気性・嫌気性の菌類等の如
く広範囲に、かつ長期間に亙って可能である。
【0015】また、この微粒子20は、重金属の周囲に
不快感をもたらす臭気を放つ有機化合物等が付着した場
合には、その金属イオンの微量金属作用によってその臭
気の主原因となっている有機化合物の酸化分解を行って
原子レベルまで分解し、これによってその有機化合物固
有の悪臭の発生を根本から抑えるように構成されてい
る。なお、この金属イオンを担持する微粒子20として
は各種のものが可能であるが、この実施例では一瀬工業
(株)製の商品名セラクリーンが用いられている。ま
た、この実施例では多孔質体21を積層した構成とした
が、この他例えば不燃性の布体に同様の金属イオンを含
む微粒子20を固着させた構成のものであってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
る環境浄化パネルによれば、浄化体として設けた布体若
しくは多孔質体に付着した金属イオンを含む微粒子の触
媒作用により、通気孔を介して多孔板を通り抜けて来た
排気ガス等の有毒ガスを吸着し、原子レベルまで酸化・
分解することができるので、交通量の多い道路に付設す
ることにより、環境の浄化を図ることができる。また、
金属イオンを含む微粒子が多孔板を通り抜けて侵入する
微生物の殺菌も行うことができるので、付近住民の健康
増進にも役立つものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る環境浄化パネルを示す斜視断面
図。
【図2】同パネルに使用する多孔板を示す斜視図。
【図3】同パネルに使用する浄化体を示す斜視図。
【図4】浄化体に使用する多孔質体を示す断面図。
【図5】図4のA部拡大図。
【図6】図5の拡大図。
【符号の説明】
1 多孔板 1A 通気孔 2 浄化体 20 微粒子(セラミック粒子) 21 多孔質体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路の周囲に立設し、防音及び/又は防
    火と共に空気の浄化を図る環境浄化パネルであって、 多数の通気孔を有し、防音及び/又は防火を図る多孔板
    と、 金属イオンの触媒作用により排気ガスを吸着・分解する
    と共に微量金属作用により表面及び/又は孔内に入り込
    む微生物の殺菌及び埃等の吸着を行うべく大表面積の金
    属イオンを含む微粒子を付着し、前記多孔板間に配設し
    た不燃性の布体若しくは多孔質体を有する浄化体とを備
    えたことを特徴とする環境浄化パネル。
  2. 【請求項2】 多孔板の外表面に金属イオンを含む微粒
    子を固着させたことを特徴とする請求項1に記載の環境
    浄化パネル。
  3. 【請求項3】 使用期間に応じて若しくは必要に応じて
    新しいものと交換させるべく、浄化体が布体若しくは多
    孔質体を一体に積層しボード状に形成したことを特徴と
    する請求項1に記載の環境浄化パネル。
JP5059527A 1993-02-24 1993-02-24 環境浄化パネル Pending JPH06248616A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999028596A1 (en) * 1997-12-03 1999-06-10 Van Hattum En Blankevoort B.V. Fireproof element and its fabrication
EP2243882A1 (en) * 2009-04-24 2010-10-27 ID-NL Groep - tbv BAM Infra Screen installation with air cleaning modules
KR200472066Y1 (ko) * 2011-12-07 2014-04-17 주식회사 에이브이티 방음터널 환기 장치
WO2018179351A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日立化成株式会社 二酸化炭素除去装置及び吸着剤の二酸化炭素吸着容量の回復方法

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WO1999028596A1 (en) * 1997-12-03 1999-06-10 Van Hattum En Blankevoort B.V. Fireproof element and its fabrication
EP2243882A1 (en) * 2009-04-24 2010-10-27 ID-NL Groep - tbv BAM Infra Screen installation with air cleaning modules
KR200472066Y1 (ko) * 2011-12-07 2014-04-17 주식회사 에이브이티 방음터널 환기 장치
WO2018179351A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 日立化成株式会社 二酸化炭素除去装置及び吸着剤の二酸化炭素吸着容量の回復方法

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