JPH0624772Y2 - 加速度検出器 - Google Patents
加速度検出器Info
- Publication number
- JPH0624772Y2 JPH0624772Y2 JP1987160958U JP16095887U JPH0624772Y2 JP H0624772 Y2 JPH0624772 Y2 JP H0624772Y2 JP 1987160958 U JP1987160958 U JP 1987160958U JP 16095887 U JP16095887 U JP 16095887U JP H0624772 Y2 JPH0624772 Y2 JP H0624772Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acceleration
- primary coil
- steel ball
- inclination
- directions
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は加速度検出器、特に自動車等に搭載し、この傾
斜を検知して盗難防止や車体姿勢制御等を行うようにし
た加速度検出器に関する。
斜を検知して盗難防止や車体姿勢制御等を行うようにし
た加速度検出器に関する。
(従来の技術) 上記加速度検出器は、例えば特公昭52−44096号
に示すように、衝突時のエアバックに用いられる衝突検
出用や記録用等に使用されるものであるが、従来、この
種の加速度検出器は、一般に第4図乃至第6図に示すも
のが用いられていた。
に示すように、衝突時のエアバックに用いられる衝突検
出用や記録用等に使用されるものであるが、従来、この
種の加速度検出器は、一般に第4図乃至第6図に示すも
のが用いられていた。
即ち、円筒状の一次コイル1′の内部に案内円筒2を介
して精密に加工した鋼球3を配置し、この一次コイル
1′の外周を円筒状の永久磁石4で覆うとともに、この
一次コイル1′と永久磁石4との間に左右を正極(+)
と負極(−)にした二次コイル5′を、この正極(+)
と負極(−)の境目に上記鋼球3が位置するように装着
したものであった。
して精密に加工した鋼球3を配置し、この一次コイル
1′の外周を円筒状の永久磁石4で覆うとともに、この
一次コイル1′と永久磁石4との間に左右を正極(+)
と負極(−)にした二次コイル5′を、この正極(+)
と負極(−)の境目に上記鋼球3が位置するように装着
したものであった。
そして、一次コイル1′に電流を流し、二次コイル5′
の電圧を測定することにより、相互インダクタンスの変
化を応用して、鋼球3に作用する加速度Gを測定するも
のであった。
の電圧を測定することにより、相互インダクタンスの変
化を応用して、鋼球3に作用する加速度Gを測定するも
のであった。
即ち、鋼球3に加速度Gが加えられない時には、永久磁
石4の磁力により、鋼球3を二次コイル5′の中央の正
極(+)と負極(−)との中間に位置させて、両者の間
の電圧差を無くし、加速度Gが加えられた時に、この作
用によって鋼球3をこの加えられた方向と逆方向に振ら
せ、これによって生じる一次コイル1′との相互インダ
クタントの変化による二次コイル5′の電圧の変化を測
定することによりこの加速度を測定し、加速度Gがなく
なった時に、永久磁石4の磁力で鋼球3を二次コイル
5′の中央に引き戻すようにしたものであった。
石4の磁力により、鋼球3を二次コイル5′の中央の正
極(+)と負極(−)との中間に位置させて、両者の間
の電圧差を無くし、加速度Gが加えられた時に、この作
用によって鋼球3をこの加えられた方向と逆方向に振ら
せ、これによって生じる一次コイル1′との相互インダ
クタントの変化による二次コイル5′の電圧の変化を測
定することによりこの加速度を測定し、加速度Gがなく
なった時に、永久磁石4の磁力で鋼球3を二次コイル
5′の中央に引き戻すようにしたものであった。
また、実開昭60−56275号として、重りと台座と
の間に、加速度を測定しようとする多方向に関連づけて
複数の応力検出器を並べて構成し、各応力検出器により
検出された応力信号を加減算し各方向ごとの加速度とす
るようにした多方向加速度計が提案されている。
の間に、加速度を測定しようとする多方向に関連づけて
複数の応力検出器を並べて構成し、各応力検出器により
検出された応力信号を加減算し各方向ごとの加速度とす
るようにした多方向加速度計が提案されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記第4図乃至第6図に示すものは、円
筒内の鋼球移動方向のみの一方向の加速度しか測定する
ことができないため、エアバックに用いられる衝突検出
用や記録用、或いは一次元の振動や傾斜等を測定する時
に使用するには適しても、例えば自動車に搭載して、こ
の二次元の傾斜を測定することは一般に困難であり、ま
た実開昭60−56275号公報に示すものは、複数の
応力検出器を使用しているため、構造的に複雑となって
取扱いがかなり面倒であると考えられる。
筒内の鋼球移動方向のみの一方向の加速度しか測定する
ことができないため、エアバックに用いられる衝突検出
用や記録用、或いは一次元の振動や傾斜等を測定する時
に使用するには適しても、例えば自動車に搭載して、こ
の二次元の傾斜を測定することは一般に困難であり、ま
た実開昭60−56275号公報に示すものは、複数の
応力検出器を使用しているため、構造的に複雑となって
取扱いがかなり面倒であると考えられる。
本考案は上記に鑑み、例えば自動車等の二次元の加速度
や傾斜を、比較的簡単な構造で、しかも確実かつ容易に
測定することができるものを提供することを目的とす
る。
や傾斜を、比較的簡単な構造で、しかも確実かつ容易に
測定することができるものを提供することを目的とす
る。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、トロイダルコア状に
一次コイルを形成し、この内部に鋼球を配置するととも
に、この鋼球が上記一次コイルの中心に位置するよう永
久磁石を設置し、更に上記一次コイルの外側に左右を正
極と負極とした一対の検出用の二次コイルを、この正極
と負極の境目に上記鋼球を位置させ夫々直交する方向に
配設したものである。
一次コイルを形成し、この内部に鋼球を配置するととも
に、この鋼球が上記一次コイルの中心に位置するよう永
久磁石を設置し、更に上記一次コイルの外側に左右を正
極と負極とした一対の検出用の二次コイルを、この正極
と負極の境目に上記鋼球を位置させ夫々直交する方向に
配設したものである。
(作用) 而して、一次コイルの内部に配置した鋼球が、これに作
用する加速度によって移動したときに、一次コイルとの
相互インダクタンスの変化による差動変圧によって生じ
る二次コイルの電圧変化を、夫々直交する二方向、即ち
X−Y方向で同時に測定し、これによって自動車等の二
次元の傾斜を直接測定することができるようにしたもの
である。
用する加速度によって移動したときに、一次コイルとの
相互インダクタンスの変化による差動変圧によって生じ
る二次コイルの電圧変化を、夫々直交する二方向、即ち
X−Y方向で同時に測定し、これによって自動車等の二
次元の傾斜を直接測定することができるようにしたもの
である。
(実施例) 第1図乃至第3図は、本考案の一実施例を示し、一次コ
イル1はトロイダルコア状に形成され、この一次コイル
1の内部には精密に加工された鋼球3が配置されている
とともに、この一次コイル1の上下方向中央には、上記
鋼球3がこの一次コイル1の中心に位置するよう永久磁
石4が設置されている。
イル1はトロイダルコア状に形成され、この一次コイル
1の内部には精密に加工された鋼球3が配置されている
とともに、この一次コイル1の上下方向中央には、上記
鋼球3がこの一次コイル1の中心に位置するよう永久磁
石4が設置されている。
上記一次コイル1の外側の、夫々直交する2方向、即ち
X−Y方向には、中央を境に一方を正極(+)、他方を
負極(−)としたこの直交する2方向の加速度や傾斜を
夫々検出するための一対の二次コイル5a,5bが、こ
の中央の境に上記鋼球3が位置するよう配設されてい
る。
X−Y方向には、中央を境に一方を正極(+)、他方を
負極(−)としたこの直交する2方向の加速度や傾斜を
夫々検出するための一対の二次コイル5a,5bが、こ
の中央の境に上記鋼球3が位置するよう配設されてい
る。
而して、一次コイル1に一定の電流を流しておき、この
一次コイル1と直交する二次コイル5a,5bとの相互
インダスタンスの変化による夫々の差動変圧電圧Vx,
Vyを測定して、直交する2方向の加速度Gや傾斜を同
時に測定するのである。
一次コイル1と直交する二次コイル5a,5bとの相互
インダスタンスの変化による夫々の差動変圧電圧Vx,
Vyを測定して、直交する2方向の加速度Gや傾斜を同
時に測定するのである。
即ち、加速度Gが加えられていない時や傾斜がない時に
は、鋼球3は両二次コイル5a,5bの正極(+)と負
極(−)の夫々の中間に位置するため、この二次コイル
5a,5bの電圧Vx,Xyの変化はない。そして、加
速度Gが、X方向に加えられると、この方向と正反対の
方向に鋼球3が振れて、この方向に配置された一方の二
次コイル5aの電圧Vxが、Y方向に加えられると、同
様にしてこの方向に配置された他方の二次コイル5bの
電圧Vyが夫々変化する。また、傾斜が生じた時にも同
様に電圧が変化する。この両変化を測定することによ
り、夫々直交する2方向の加速度Gや傾斜を測定するこ
とができる。又、任意の方向に加速度又は傾斜が生じた
場合でもVx,Vyの各々に電圧が変化する為、この加
速度又は傾斜も測定することができる。そして、加速度
Gや傾斜がなくなると、永久磁石4の磁力で鋼球3は一
次コイル1の中央に引き戻されて、上記電圧Vx,Vy
の変化はなくなるのである。
は、鋼球3は両二次コイル5a,5bの正極(+)と負
極(−)の夫々の中間に位置するため、この二次コイル
5a,5bの電圧Vx,Xyの変化はない。そして、加
速度Gが、X方向に加えられると、この方向と正反対の
方向に鋼球3が振れて、この方向に配置された一方の二
次コイル5aの電圧Vxが、Y方向に加えられると、同
様にしてこの方向に配置された他方の二次コイル5bの
電圧Vyが夫々変化する。また、傾斜が生じた時にも同
様に電圧が変化する。この両変化を測定することによ
り、夫々直交する2方向の加速度Gや傾斜を測定するこ
とができる。又、任意の方向に加速度又は傾斜が生じた
場合でもVx,Vyの各々に電圧が変化する為、この加
速度又は傾斜も測定することができる。そして、加速度
Gや傾斜がなくなると、永久磁石4の磁力で鋼球3は一
次コイル1の中央に引き戻されて、上記電圧Vx,Vy
の変化はなくなるのである。
(考案の効果) 本考案は上記のような構成であるので、一つの検出器で
直交する2方向の加速度や傾斜を同時に、しかも確実か
つ容易に測定することができ、従ってコストパフォーマ
ンスが高いばかりでなく、取付け場所が一ケ所で済む。
直交する2方向の加速度や傾斜を同時に、しかも確実か
つ容易に測定することができ、従ってコストパフォーマ
ンスが高いばかりでなく、取付け場所が一ケ所で済む。
更に、構造的に比較的簡単で、取扱いが容易であるとい
った効果がある。
った効果がある。
第1図第2図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第
1図は平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図は原理の説明に付する説明図、第4図乃至第6図は従
来例を示す、第4図は平面図、第5図は第4図のB−B
線断面図、第6図は原理の説明に付する説明図である。 1……一次コイル、3……鋼球、4……永久磁石、5
a,5b……二次コイル。
1図は平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第3
図は原理の説明に付する説明図、第4図乃至第6図は従
来例を示す、第4図は平面図、第5図は第4図のB−B
線断面図、第6図は原理の説明に付する説明図である。 1……一次コイル、3……鋼球、4……永久磁石、5
a,5b……二次コイル。
Claims (1)
- 【請求項1】トロイダルコア状に一次コイルを形成し、
この内部に鋼球を配置するとともに、この鋼球が上記一
次コイルの中心に位置するよう永久磁石を設置し、更に
上記一次コイルの外側に左右を正極と負極とした一対の
検出用の二次コイルを、この正極と負極の境目に上記鋼
球を位置させ夫々直交する方向に配設したことを特徴と
する加速度検出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987160958U JPH0624772Y2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 加速度検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987160958U JPH0624772Y2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 加速度検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0166072U JPH0166072U (ja) | 1989-04-27 |
JPH0624772Y2 true JPH0624772Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31443481
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987160958U Expired - Lifetime JPH0624772Y2 (ja) | 1987-10-21 | 1987-10-21 | 加速度検出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624772Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-21 JP JP1987160958U patent/JPH0624772Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0166072U (ja) | 1989-04-27 |
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