JPH06247640A - 紙葉類の分離装置 - Google Patents

紙葉類の分離装置

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JPH06247640A
JPH06247640A JP3517593A JP3517593A JPH06247640A JP H06247640 A JPH06247640 A JP H06247640A JP 3517593 A JP3517593 A JP 3517593A JP 3517593 A JP3517593 A JP 3517593A JP H06247640 A JPH06247640 A JP H06247640A
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Yutaka Nagasawa
豊 長沢
Masao Okayama
正男 岡山
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Abstract

(57)【要約】 【構成】収納箱26の下方部に設けられ集積した紙幣を
1枚ずつ分離する繰り出しローラ45と送り出しローラ
46と自重の荷重分担を受け持ち搬送抵抗力を軽減する
回転支持手段を紙幣の反搬出側近傍に設け、かつ堆積紙
幣を加振する紙幣加振手段を有する。 【効果】収納箱内に多数枚の紙幣が自重堆積された場合
でも繰り出しローラでの押圧力の過多を軽減して紙幣の
分離性能の安定化が図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に金融機関などで使
用される現金自動取引装置や自動支払機などにおいて、
多数枚の紙幣を堆積収納した収納箱の下側から紙幣を1
枚ずつ安定して分離し搬送する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】収納箱に自重堆積された紙幣等の紙葉類
を分離搬送する装置は、例えば、特開昭57−8890号公報
に開示されている。この分離搬送装置には、紙幣を収納
箱に搬送側に傾斜して収納し、収納された紙幣の最下面
中央に接する偏心ローラと傾斜下部側に位置する搬送ロ
ーラとこの搬送ローラに接する摩擦ローラが設けられて
いる。そして、偏心ローラを回転させることにより収納
紙幣の重なりをほぐし、搬送ローラと摩擦ローラからな
る分離部で紙幣を分離し、搬送する。このように構成さ
れた装置では、堆積された紙幣が多数枚になると偏心ロ
ーラ(繰り出しローラに相当)にかかる自重圧による過
大な押圧力のために繰り出し時に紙幣が重送を起こした
り、繰り出しミスを起こし分離性能が低下する。また、
紙幣を傾斜して収納する関係上、紙幣収納性が悪くな
る。
【0003】その他、特開平2−198929 号公報に記載の
ように、プッシャーローラ(繰り出しローラに相当)と
同軸のシャフトに固定したカムでペーパーガイド(紙幣
類分離ガイドに相当)を上下させ、収納紙幣の重なりを
ほぐして紙葉類の繰り出しを行うものがある。この場合
でも、多数枚自重堆積した紙葉類では、繰り出しローラ
に自重圧による過大な押圧力がかかり、上記と同様に分
離性能が低下する。また、ペーパーガイドは搬送ローラ
と摩擦ローラからなる分離部側の一端を支点にして回動
させて上下動させるようにしているので、ペーパーガイ
ドの傾きが変化し分離部側では上側の紙葉が下側の紙葉
よりも早く分離部に侵入することがあり重送(ダブルフ
ィード)が発生しやすくなることがある。さらに、傾斜
して加振するため紙葉類の収納整列性が悪くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記問
題点を解決するためになされたもので、堆積収納手段に
多数枚自重堆積された紙葉類を下側から分離する場合
に、繰り出しローラにかかる自重圧による過大な押圧力
を軽減して、紙幣の重送や繰り出しミスが起きない安定
した分離ができる紙葉類の分離装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の紙葉類の分離装置は、紙葉類を積み重ねて
収納する堆積収納手段とこの堆積収納手段の下方部分に
設けられ、堆積収納手段から、順次、紙葉類を分離搬送
する分離搬送手段とを備える紙葉類の分離装置におい
て、前記分離搬送手段には、紙葉類の堆積収納手段に紙
葉類が堆積されることにより分離搬送手段に加わる下方
行への自重を分担支持し紙葉類の繰り出し搬送抵抗力を
軽減する回転支持手段と自重堆積した紙葉類を加振する
紙葉類加振手段および紙葉類分離ガイド手段とを備えた
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成によれば、多数枚自重堆積された紙葉
類は、その自重が一端は紙葉類の反搬出側近傍に設けた
回転支持手段である空転ローラに受け持たれ、分離搬送
時の搬送抵抗力が軽減される。繰り出しローラが回転す
ると、これに同期してカムが回転し紙葉類分離ガイドを
加振する。この場合、まずカムの最小径部が紙葉類分離
ガイドの下面に当接することにより、紙葉類分離ガイド
がほぼ水平に持ち上げられる。その後さらにカムが回転
してカムの最大径部が当接し紙葉類分離ガイドが堆積し
た紙幣と共に最上部へ持ち上げられた後、紙葉類分離ガ
イドが下降してそれとともに堆積している紙葉類が落下
して来るところを繰り出しローラのゴム部が紙葉類分離
ガイドの上面を通過し、堆積している紙葉類の最下部と
ゴム部とが当接して、最下部の紙葉類が繰り出されるこ
とになる。
【0007】このように、紙葉類の自重の一部を反搬出
側近傍に設けた回転支持手段である空転ローラに受け持
たせ、かつ紙葉分離ガイドを加振することにより、繰り
出しローラにかかる自重圧による過大な押圧力を軽減し
て、紙幣の重送や繰り出しミスが起きない安定した紙葉
類の分離を行う。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図3を
参照して説明する。
【0009】図1は本発明の紙葉類の分離装置に係る紙
幣分離装置の側面図であり、図3は平面図である。
【0010】これらの図において、分離部19は、積み
重ねられた紙幣Bを収納する収納箱26,紙幣分離ガイ
ド59,該紙幣分離ガイド59に形成された開口を通し
て当接する繰り出しローラ45と、その繰り出しローラ
45により1枚ずつに分離された紙幣を収納箱26から
送り出す送り出しローラ46及びこれに対向する抵抗ロ
ーラ47や空転ローラ105,偏心カム106などを備
えている。繰り出しローラ45は、その外周に所定角度
分だけ摩擦部材48を設けており、また、送り出しロー
ラ46の外周にも所定角度分だけ摩擦部材49を、さら
に抵抗ローラ47の外周全周に摩擦部材50を設けてい
る。繰り出しローラ45における摩擦部材48の外周表
面は凹凸形状をしており、内側は中空部51を有してい
る。
【0011】繰り出しローラ45の軸52の一端には歯
付きプーリ54を、また送り出しローラ46の軸53の
一端には歯付きプーリ55を取付け、それら歯付きプー
リ54,55間に歯付きベルト56を巻き掛けている。
そして各ローラの軸52,53の各端はブラケット57
により回転自在に支持されている。このブラケット57
の延長部分は、収納箱26の後壁に設けたフレーム25
に取付けたばね58により吊り上げられ、繰り出しロー
ラ45を紙幣Bの方向に付勢している。さらにこのばね
58に近い位置のブラケット延長端にはフォトセンサ1
00を設けており、このセンサの出力端は後述する押板
兼セパレータを制御するセパレータ制御部101に接続
している。
【0012】また、前記空転ローラ105は、ステイ1
07により収納箱26に固定されており紙幣分離ガイド
59に形成された開口を通して紙幣Bに当接し堆積紙幣
の自重を一部受け持っている。偏心カム106と対向す
る紙幣分離ガイド59の部分にはベアリング108が取
り付けてあり、偏心カム106と摺動するようになって
いる。2本の偏心カム106を備えた軸109には、そ
れぞれギヤ110を取り付け互いに噛み合わせている。
そして、送り出しローラ46に近い偏心カム軸109の
一端には、歯付きプーリ54を、また送り出しローラ4
6の軸53の一端には歯付きプーリ55を取付け、それ
ら歯付きプーリ54,55間に歯付きベルト111を巻
き掛けている。
【0013】送り出しローラ46は、ステッピングモー
タ103により駆動され、そのステッピングモータ10
3は繰り出し制御部102によって回転制御される。繰
り出しローラ45,偏心カム106は、送り出しローラ
46の回転に連動してそれぞれ歯付きベルト56,11
1を介して回転駆動される。かくして紙幣Bは、収納箱
26内に積み重ねられた紙幣の一番下から1枚ずつ分離
され、収納箱26から矢印C方向に送り出される。
【0014】この他、堆積紙幣が少ない場合の分離に備
え、紙幣の上方から繰り出しローラ側へ押圧力を付加す
る押板60a,60bと、紙幣の収納手段側と分離搬送
手段側を仕切るセパレータとを兼ねる押板兼セパレータ
60を有している。
【0015】図に示すように、この押板兼セパレータ6
0は収納箱26内を上下に移動する。押板兼セパレータ
60の一端は移動ステージ61に結合し、この移動ステ
ージ61は収納箱26の後壁の外側に設置されたボール
ねじ63とねじ結合し、かつボールねじ63と並行に設
置されたガイド軸64と摺動自在に嵌合している。以下
は図示していないが、ボールねじ63とガイド軸64は
それぞれ上方と下方で上部支持板65,下部支持板66
により支持されており、ボールねじ63の上端には、歯
付きプーリ67が付き、これに順次歯付きベルト70,
モータ側歯付きプーリ69およびモータ68が取り付け
られている。ボールねじ63はこのモータ68によって
回転駆動するようにしている。この他、移動ステージ6
1上には、押板兼セパレータ60の上下方向の位置を検
出するためのセンサ104を設置している。
【0016】ところで、押板兼セパレータ60は2枚の
板60a,60bを突き合わせて図示していないばねで
連結し、力が加わると突合せ部分で折れ曲がるように構
成しており、60aの一端には続離手段として傘歯車,
モータが設けられ、60aの一端は、傘歯車(図示せ
ず)を介して、移動ステージ61に回動自在に取り付
き、移動ステージ61上に配したモータ62により駆動
される。このとき、押板兼セパレータ60は一端を回転
中心に回動する。
【0017】押板兼セパレータ60は、収納箱内26の
堆積紙幣が少ないときに、押板として作用させ分離時に
使用する。即ち、収納箱26の下部に設けたフォトセン
サ100が押圧力不足を検出し、この検出信号により押
板兼セパレータ制御部101はモータ68を駆動してボー
ルねじ63を回転させる。これにより移動ステージ61
が下降し、押板兼セパレータ60により、堆積紙幣の上
から押圧力を付加する。
【0018】また押板兼セパレータ60がセパレータと
して機能する場合、すなわち、収納箱26内に収納され
た紙幣の内容を調査(紙幣の在高管理)をする場合など
には、上下移動する移動ステージ61に設置したセンサ
104は、紙幣の分離により発生した第2の分離部19
側の紙幣高さの減少を検出する。このセンサの信号によ
り押板兼セパレータ制御部101はモータ68を駆動し
て、ボールねじ63を回転させる。これにより、移動ス
テージ61は下降し、押板兼セパレータ60を、逐次変
化する第2の分離部19側の紙幣高さに追随させること
ができる。
【0019】以上のように構成した紙幣の分離装置の動
作を以下に説明する。
【0020】収納箱26内に堆積した紙幣の分離は、以
下のように行われる。すなわち、図1に示すように繰り
出しローラ45及び送り出しローラ46は、ステッピン
グモータ103により矢印の方向に回転し、繰り出しロ
ーラ45の摩擦部材48が紙幣分離ガイド59の上に堆
積した紙幣のうち、最下部の紙幣に当接すると、その紙
幣は図の左方向に送られ、送り出しローラ46,抵抗ロ
ーラ47により紙幣が1枚ずつ送り出される。
【0021】紙幣は、繰り出しローラ45の回転により
摩擦部材48が最下部の紙幣に当接する度に送り出され
る。この時、摩擦部材48は繰り出しローラボス71の
外周面より突出しているが、この突出部が紙幣に衝撃的
に当接することにより紙幣Bとの大きな加振力が発生し
ないように摩擦部材48の内側には中空部51を設けて
おり、この摩擦部材48が内側に変形することにより吸
振作用を持たせている。このため、繰り出しローラ45
における摩擦部材48の紙幣Bに対する押圧力は、比較
的安定したものとなり、紙幣Bは所定の繰り出し搬送力
が与えられながら1枚ずつ分離される。
【0022】収納箱26内に収納された多数枚の紙幣
は、その自重の一部が紙幣の反搬出側近傍に設けた回転
支持手段である空転ローラ105に受け持たれ、搬送抵
抗力が小さい状態にある。繰り出しローラ45が回転す
るとこれと同期して、偏心カム106が回転し紙幣分離
ガイド59を加振する。これには、まず偏心カム106
の最小径部が紙幣分離ガイド59の下面に当接すること
により、紙幣分離ガイド59がほぼ水平に保ちながら持
ち上げられる。その後、偏心カム106の最大径部が紙
幣分離ガイド59の下面に当接しさらに回転が進むと、
紙幣分離ガイド59が下降して堆積している紙幣Bも落
下してくる。この動作に同期して繰り出しローラ45の
ゴム部48が紙幣分離ガイド59の上面を通過し、落下
している紙幣Bの最下部とゴム部48とが当接して、最
下部の紙幣Bが繰り出されることになる。
【0023】このように、多数枚堆積紙幣の自重の一部
を反搬出側近傍に設けた回転支持手段である空転ローラ
105に受け持たせ、かつ紙幣分離ガイド59を加振す
ることにより、紙幣のさばき効果も入れながら繰り出し
ローラ45にかかる紙幣の自重圧による過大な押圧力を
軽減して、紙幣Bの重送や繰り出しミスが起きない安定
した紙幣の分離ができる。
【0024】ここで、紙幣分離ガイド59の加振は偏心
カムにより行わせたが、電磁力を利用して加振を行って
もよく、この場合は、堆積紙幣の自重により加振力の調
整がさらに容易になる。
【0025】本実施例では、紙幣の加振手段を分離ガイ
ド手段と偏心カムとにより行ったが、繰り出しローラの
みを偏心させても効果があることがわかっている。
【0026】なお、紙幣の堆積枚数が少ない場合は、前
述したように押板兼セパレータ60がモータ68により
駆動されるボールねじ63にねじ結合した移動ステージ
61の下降につれて下降し、堆積紙幣上に載ることによ
り紙幣Bに適正な押圧力が与えられるようになる。
【0027】また、紙葉類の分離手段には、オーバーラ
ップ式摩擦分離機構を適用したが、他に例えば圧接式摩
擦分離機構、あるいは真空吸着式分離機構を適用するこ
とも可能である。
【0028】図3は、本発明の一実施例を現金自動取引
装置の現金取扱部に適用した例を示す図である。
【0029】この現金取扱部は、その上部に紙幣の入出
金口や紙幣をチェックする要素などを、またその下部に
は紙幣を蓄えるボックスなどを備えている。なお本発明
の一実施例である紙幣の分離装置は下部に設置した金種
ボックス,金庫に備え付けられている。
【0030】現金取扱部1の上部には、入出金を行う入
出金口2と、その入出金口2から投下された紙幣Bを1
枚ずつに分離して内部に取り込む第1の分離部3と、取
り込まれた紙幣に重なりがないことをチェックする2枚
検知器8と、紙幣の真偽,金種,表裏,損券(損傷が著
しい券)等を判別し、かつ紙幣の枚数,金額をカウント
する判別計数手段としての鑑別部6と、その鑑別部6に
より裏券と判定された紙幣を表になるよう反転する表裏
反転機構9と、鑑別部6から送り出された真券を一時的
に保管する一時スタッカ10と、鑑別部6により偽券と
判定された紙幣を入出金口2に戻すための集積部4とが
設けられている。また、この集積部4には、支払時の紙
幣が送りこまれた際に、この払出し紙幣を入出金口2に
押し出す押出し機5が設けられている。この他、表裏反
転機構9の後方には、支払時に鑑別部6により鑑別不能
と判定された紙幣を受け入れるリジェクトボックス7が
設けられている。リジェクトボックス7には、損券や搬
送異常による斜行或いは搬送間隔異常が発生した鑑別不
能な紙幣Bが回収される。
【0031】一方、現金取扱部1の下部には、一時スタ
ッカ10から供給される紙幣を金種別にスタックして保
管する第1の金種ボックス11(万円リサイクルボック
ス11),第2の金種ボックス12(万円リサイクルボ
ックス12),第3の金種ボックス13(千円リサイク
ルボックス13)と、始業時に紙幣Bを各金種ボックス
に補充または供給し、終業時等にこれを回収する金庫1
4とを順次並べて設置してある。
【0032】これら紙幣リサイクル用のリサイクルボッ
クス11,12,13及び金庫14には、本発明の一実
施例の紙幣分離装置が備えられている。即ち、リサイク
ルボックス11,12,13及び金庫14には、いずれ
にも1枚ずつ送られてきた紙幣をボックス内に取り込む
収納部17と、1枚ずつスタックして取り込んだ紙幣
を、積み重ねた紙幣の下から再び1枚ずつ分離して取り
出すために分離搬送手段としての分離部19とを備えて
いる。
【0033】そして、現金取扱部1に設けられた第1の
分離部3,集積部4,一時スタッカ10,金種ボックス
11〜13,金庫間などにある各要素間は、紙幣を挟ん
で搬送する搬送ベルト16a,16bにより連結してい
る。
【0034】また、鑑別部6からでた紙幣は、搬送異常
が起きていない正常券が一時スタッカ10へ、鑑別不能
券がリジェクトボックス7へと紙幣の流れる方向が2方
向に分けられるが、このような分岐点には紙幣の搬送方
向を切り換えるためのゲートを設けている。
【0035】現金取扱部1は、次のような動作を行う。
すなわち、入金時に入出金口2に投入された紙幣Bは、
第1の分離部3により1枚ずつに分離され、鑑別部6で
紙幣の真偽や金種の判別が行われ、表裏反転機構9を通
過した後、真券はゲート22により一時スタッカ10に
送られて一旦貯留される。この際、真券と判別できなか
った紙幣は入出金口2の紙幣集積部4へ戻され顧客に返
される。その後、顧客による計数金額の確認が済むと、
紙幣は再び1枚ずつに分離され鑑別部6を通った後、裏
券は表裏反転機構9で表になるように反転した後、表券
はそのまま金種別に万円リサイクルボックス11,1
2,千円リサイクルボックス13へ収納される。
【0036】一方、出金時は、顧やと要求金額に応じて
万円リサイクルボックス11,12及び千円リサイクル
ボックス13から所定枚数の紙幣を第2の分離部19に
より分離した後、これらの紙幣は2枚検知器8で重なり
をチェックされ、鑑別部6を通りゲート22で方向転換
して入出金口2へ払い出される。この際、2枚検知器8
で2枚と数えられた紙幣7や鑑別部6で斜行や間隔異常
と判断された紙幣は、鑑別部6を通過した後、別のゲー
トにより方向転換させられ、リジェクト(損券)ボックス
7へ収納される。
【0037】金庫14の紙幣をリサイクルボックス1
1,12および13へ装填する際には、現金取扱部1の
動作は、金庫14の底部に設けた第2の分離部19によ
り積み重ねられた紙幣の下から1枚ずつ分離した後、そ
れぞれ紙幣は鑑別部6を通り、そこでの金種の判別結果
に基づいて、万円リサイクルボックス11,12或いは
千円リサイクルボックス13へ収納される。この場合、
金種の判定ができなかった紙幣は再び金庫14側へ戻さ
れ、ゲート21による金庫後部に設けた装填リジェクト
ボックス15へ送られる。
【0038】各リサイクルボックス11,12および1
3から金庫14への紙幣の回収動作は、各リサイクルボ
ックス11,12および13から分離された紙幣を鑑別
部6を通すことによって金額を確認しながら金庫14へ
紙幣を回収することになる。
【0039】さらに、この現金取扱部1によれば、各リ
サイクルボックス11,12および13や金庫14内に
収納された金額をそれぞれ確認することができる。即
ち、後述するセパレータ(分離押圧板兼用)を使用する
ことによりそれぞれのリサイクルボックス11,12お
よび13や金庫14から紙幣を分離した後に、鑑別部6
を通して金額を確認しながら再び元のボックスへ紙幣を
戻すことによって行うことができる。
【0040】実施例では、本発明を紙幣の収納,移送,
分離手段を有する紙幣取扱い装置に適用した場合を示し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の紙
葉類,プリペイドカードや他の薄板状物などの取扱い装
置などにも広く適用可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、堆積紙幣の自重圧軽減
効果とさばき効果が得られる。また、収納箱26内に多
数枚の紙葉類が自重堆積された場合でも繰り出しローラ
での押圧力の過多を軽減して紙葉類を下側から順次1枚
ずつ安定に分離して搬送できる紙葉類分離装置が提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す紙幣分離装置の側面
図。
【図2】本発明の一実施例を示す紙幣分離装置の平面
図。
【図3】本発明の一実施例を搭載した現金自動取引装置
の現金取扱部を示す側面図。
【符号の説明】
26…収納箱、45…繰り出しローラ、46…送り出し
ローラ、47…抵抗ローラ、48,49,50…摩擦部
材、51…中空部、52…繰り出しローラ軸、53…送
り出しローラ軸、54,55…歯付きプーリ、56…歯
付きベルト、57…ブラケット、58…ばね、59…紙
幣分離ガイド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を積み重ねて収納する堆積収納手段
    と前記堆積収納手段の下方部分に設けられ、前記堆積収
    納手段から、順次、前記紙葉類を分離搬送する分離搬送
    手段とを備える紙葉類の分離装置において、前記分離搬
    送手段には、前記堆積収納手段に前記紙葉類が堆積され
    ることにより分離搬送手段に加わる下方行への自重を分
    担支持し前記紙葉類の繰り出し搬送抵抗力を軽減する回
    転支持手段と、自重堆積した前記紙葉類を加振する紙葉
    類加振手段および紙葉類分離ガイド手段とを設けたこと
    を特徴とする紙葉類の分離装置。
JP3517593A 1993-02-24 1993-02-24 紙葉類の分離装置 Pending JPH06247640A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010139205A1 (zh) * 2009-06-05 2010-12-09 广州广电运通金融电子股份有限公司 薄片材料分离机构

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