JPH0624758Y2 - コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠 - Google Patents

コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠

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JPH0624758Y2
JPH0624758Y2 JP1987116576U JP11657687U JPH0624758Y2 JP H0624758 Y2 JPH0624758 Y2 JP H0624758Y2 JP 1987116576 U JP1987116576 U JP 1987116576U JP 11657687 U JP11657687 U JP 11657687U JP H0624758 Y2 JPH0624758 Y2 JP H0624758Y2
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範郎 藤川
茂 勝田
賀彦 川田
昌宏 淡路
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、コンクリートの強度試験用供試体を製造す
るのに使用される型枠に関する。
従来技術とその問題点 JISにコンクリートの強度試験用供試体の作り方が規
定されており、この中に供試体を作る型枠についても規
定されている。従来、このような型枠としては、金属鋳
物が用いられていた。したがって、生産性が悪くて高価
である、重量が大きくて取扱いが困難である、保守管理
に費用および手間がかかるというような種々の問題があ
った。
そこで、このような問題を解決した型枠として、紙やプ
ラスチックなどからなる筒状胴と、胴の下端に下方から
被せられて下端開口を閉鎖する被せ底蓋とよりなり、被
せ底蓋が胴の下端と同一水平面上に位置する平坦部を備
えているコンクリート強度試験用供試体の製造用型枠
(特開昭62−22048号公報参照)が提案されてい
る。
しかしながら、この型枠では、使用前の保管時や輸送時
に落下等によって底部の周縁に大きな衝撃力が加わる
と、この衝撃力が上記平坦部に伝わり、平坦部が変形す
ることがある。このような型枠を用いて供試体を形成す
れば、得られた供試体の底面の平面度が低下したり、供
試体の底面が水平面に対して傾斜することになる。
この考案の目的は、上記諸問題を一挙に解決したコンク
リート強度試験用供試体の製造用型枠を提供することに
ある。
問題点を解決するための手段 この考案によるコンクリート強度試験用供試体の製造用
型枠は、筒状胴と、胴の下端に固定されて開口を閉鎖す
る底蓋とよりなり、胴が紙、紙を主体とする複合材、プ
ラスチック、またはプラスチックを主体とする複合材で
形成され、底蓋が、胴の周壁下端を全周にわたって挟着
する横断面略U字形の環状挟着部、胴の下端と同一水平
面上に位置せしめられた平坦部、および挟着部の内側壁
上端と平坦部の周縁とを連結し、かつ上方に向かって径
方向外方に傾斜した連結部よりなるものである。
紙製胴としては、強度のある単層の厚紙からなるもの、
2層以上の厚紙からなるものなどが用いられる。厚紙と
しては板紙や紙管原紙等を用いるのがよい。また、紙製
胴の場合には、内周面に防水性および離型性を付与する
目的で、胴全体のうち少なくとも内周面に、パラフィ
ン、ワックス等を用いて表面処理を施しておくのがよ
い。
紙を主体とする複合材製胴としては、紙製の芯体と、芯
体の内周面全体を覆いかつ芯体内周面に接着剤で接着さ
れた内張と、芯体の外周面全体を覆いかつ芯体外周面に
接着剤で接着された外張とからなるものが用いられる。
芯体は、1層または2層以上の厚紙からなる。内張とし
ては、合成樹脂被覆紙、合成樹脂被覆アルミニウム(ア
ルミニウム合金も含む。以下同じ)箔または薄板、撥水
剤含浸紙等が用いられる。合成樹脂被覆紙および合成樹
脂被覆アルミニウム箔または薄板の場合には、合成樹脂
被覆層が胴内面側にくるようにして使用される。合成樹
脂被覆アルミニウム箔または薄板の場合には、芯体への
接着のためにその胴外面側にクラフト紙等を予め貼着し
ておくのがよい。外張としては、内張と同様なものが使
用される。但し、合成樹脂被覆紙、および同アルミニウ
ム箔または薄板の場合には、合成樹脂被覆層は胴外面側
にくるようになされる。
プラスチックを主体とする複合材製胴としては、たとえ
ば強度のあるプラスチック層の内面をアルミニウム層で
覆い、さらにその内面を合成樹脂層で覆ったものが用い
られるが、このようなものに限定されない。アルミニウ
ム層は、プラスチック層にアルミニウム箔または薄板を
貼り合わせたり、プラスチック層にアルミニウムを蒸着
したりすることにより形成される。上記プラスチックと
しては、たとえばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
エチレンテレフタレート等のポリオレフィン系の熱可塑
性合成樹脂からなるものが用いられる。
また上記において、胴がプラスチックからなる場合に
は、プラスチック製胴としては単層のプラスチックから
なるものおよび2層以上のプラスチックからなるものが
用いられる。上記において、プラスチックとしては、た
とえばポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテ
レフタレート等のポリオレフィン系の熱可塑性合成樹脂
からなるものが用いられる。
紙を主体とする複合材製胴や、プラスチック製胴および
プラスチックを主体とする複合材製胴の場合にも、その
内面に離型性を付与するためにパラフィン、ワックス等
を用いて表面処理を施しておくことが好ましい。
また、上記において胴は、圧縮強度試験または引張強度
試験のための供試体を製造するものである場合には円筒
状、曲げ強度試験のための供試体を製造するものである
場合には断面正方形の角筒状である。また、胴は、コン
クリート打込みのさいに変形したり、漏水したりするこ
とのないものとしておく。
以下、この考案の実施例を、図面を参照して説明する。
全図面を通じて同一部分および同一部材には同一符号を
付す。
実施例1 この実施例は第1図および第2図に示されているもので
ある。
第1図および第2図において、コンクリート強度試験用
供試体の製造用型枠(1)は、紙を主体とした複合材製円
筒胴(2)と、胴(2)の下端に固定されてその下端開口を閉
鎖する金属製底蓋(3)とよりなる。
胴(2)は、らせん状に巻かれた3層の帯状板紙(5)からな
る筒状芯体(4)と、らせん状に巻かれて芯体(4)の内周面
全体を覆いかつ芯体(4)内周面に接着剤(図示略)で接
着された内張(6)と、芯体(4)の外周面にらせん状に巻か
れて外周面全体を覆いかつ芯体(4)外周面に接着剤(図
示略)で接着された外張(7)とからなる。筒状芯体(4)に
おける各帯状板紙(5)の側縁どうしは突き合せ状となさ
れている。内張(6)は、アルミニウム箔と、アルミニウ
ム箔の胴内面側にラミネートされたプラスチックフィル
ムと、アルミニウム箔の胴外面にラミネートされたクラ
フト紙とよりなる。外張(7)は、胴外面側がワックス等
の合成樹脂によりコーティングされて防水性の付与され
たクラフト紙よりなる。また、胴(2)の上端部は、端部
の耐水性を高めかつ芯体(4)に水が浸み込むのを防止す
るために、第1図に示すように外方に断面円弧状となる
ように曲げられている。またこれに変えて、第3図に示
すように外側下方に曲げられ、かつ内側上方に折返され
ていてもよく、さらに第4図に示すように外方に水平に
曲げられ、かつ下方に折返されていてもよい。また、胴
(2)の周壁上端部に、フェノール系、ポリエチレン系等
の合成樹脂やパラフィンなどを含浸または塗布したり、
胴(2)の上端部を、水に浸透させない金属箔、耐水紙、
オレフィン系プラスチックフィルム等で覆っておいても
よい。
底蓋(3)は、胴(2)の下端開口内でかつ胴(2)の下端と同
一水平面上に位置する平坦部(10)と、胴(2)の周壁下端
を全周にわたって挟着する横断面略U字形の環状挟着部
(11)と、平坦部(10)の周縁と挟着部(11)の内側壁(11a)
上端とを連結し、かつ上方に向かって径方向外方に傾斜
した連結部(12)とよりなる。挟着部(11)の外側壁(11b)
の先端には内方折返し部(13)が設けられている。
上記型枠(1)を製造するにあたっては、まず第5図に示
すように胴(2)を上下逆向きに配置する。また、底蓋(3)
の挟着部(11)における内側壁(11a)の縁には、先端が内
側壁(11a)を向いたカール(16)を有するフランジ(15)を
設けておく。そして、胴(2)を上下動自在のリフタ(図
示略)上に載せ、底蓋(3)を、その挟着部(11)の内側壁
(11a)が胴(2)内周面に密着するように胴(2)の上端に被
せ、両者の中心を合わせる。この状態でリフタを上昇さ
せ、チャック(17)の環状壁(18)を底蓋(3)の内側壁(11a)
と連結部(12)との間に差込む。その後、胴(2)をチャッ
ク(17)およびリフタで上下から加圧した状態でチャック
(17)およびリフタを回転させて胴(2)をその軸線のまわ
りに回転させながら、第1加工ロール(図示略)をチャ
ック(17)の方へ近ずける。第1加工ロールの周面には、
底蓋(3)のフランジ(15)を予備的に変形させる環状の外
方折返し壁形成溝が全周にわたって設けられている。そ
して、底蓋(3)のフランジ(15)を第1加工ロールの溝に
巻込んでフランジ(15)の外側略半分を下方に屈曲させる
とともにその先端部を内側でかつ上方に折返し、その先
端をフランジ(15)の下面に接触させる。続いて、第2加
工ロール(図示略)をチャック(17)の方に近づける。第
2加工ロールの周面には、第1加工ロールによって予備
的に変形されたフランジ(15)を完全に変形させて挟着部
(11)の外側壁(11b)および内方折返し部(13)をつくる側
壁形成溝が全周にわたって設けられている。第2加工ロ
ールをチャック(17)に近づけることによって、蓋(3)の
フランジ(15)の略外側半分を第2加工ロールの溝とチャ
ック(17)の環状壁(18)の外周面との間に圧縮充填するこ
とにより仕上げ加工を行ない内方折返し部(13)を有する
外側壁(11b)を形成し、外側壁(11b)と内側壁(11a)とで
胴(2)の周壁を強く挾む。
実施例2 この実施例は第6図に示されているものである。
第6図において、金属製底蓋(3)は、2重巻締めにより
胴(2)に固定されている。すなわち、実施例1で使用し
たのと同じ底蓋(3)およびチャック(17)を使用し、2重
巻締め用加工ロールを用いて底蓋(3)を胴(2)に固定す
る。そして、胴(2)の下端に形成されたフランジ(20)
が、挟着部(11)の外側壁(11b)と内方折返し部(13)とで
挾まれている。
考案の効果 この考案の型枠によれば、胴が、紙、紙を主体とする複
合材、プラスチックまたはプラスチックを主体とする複
合材からなるので、従来の金属鋳物製型枠に比較して軽
量で取扱いが容易である。しかも、従来のものに比較し
て価格が安くなるので使い捨てとすることができ、従来
のように保守、管理に費用や手間がかからない。
また、底蓋が、胴の下端と同一水平面上に位置せしめら
れた平坦部を備えているので、これを水平な台等の上に
置いて使用すれば、コンクリートを打込むさいにも底蓋
の平坦部が変形するのを防止でき、その結果供試体を常
に規定の寸法、形状に形成することができる。
さらに、底蓋が、胴の周壁下端を全周にわたって挟着す
る横断面略U字形の環状挟着部、胴の下端と同一水平面
上に位置せしめられた平坦部、および挟着部の内側壁上
端と平坦部の周縁とを連結し、かつ上方に向かって径方
向外方に傾斜した連結部よりなるので、この型枠の保管
時や輸送時に、落下等によって底部周縁、すなわち胴の
周壁下端部および挟着部に衝撃力が加わったとしても、
この衝撃力は連結部によって吸収され、底蓋の平坦部が
変形するのを防止することができる。したがって、供試
体を常に規定の形状、寸法に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図はこの考案の実施例1を示し、第1図
は中間部を省略して示す縦断面図、第2図は第1図の部
分拡大図、第3図は胴上端部の変形例を示す部分断面
図、第4図は胴上端部の他の変形例を示す部分断面図、
第5図は底他の胴への取付け方を示す一部切欠き斜視図
である。第6図はこの考案の実施例2を示す第1図相当
の図である。 (1)……コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠、
(2)……胴、(3)……底蓋、(11)……挟着部、(11a)……
内側壁、(12)……連結部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状胴と、胴の下端に固定されてその下端
    開口を閉鎖する底蓋とよりなり、胴が紙、紙を主体とす
    る複合材、プラスチック、またはプラスチックを主体と
    する複合材で形成され、底蓋が、胴の周壁下端を全周に
    わたって挟着する横断面略U字形の環状挟着部、胴の下
    端と同一水平面上に位置せしめられた平坦部、および挟
    着部の内側壁上端と平坦部の周縁とを連結し、かつ上方
    に向かって径方向外方に傾斜した連結部よりなるコンク
    リート強度試験用供試体の製造用型枠。
JP1987116576U 1987-07-28 1987-07-28 コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠 Expired - Lifetime JPH0624758Y2 (ja)

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JP1987116576U JPH0624758Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠

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JPS6421346U JPS6421346U (ja) 1989-02-02
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JP1987116576U Expired - Lifetime JPH0624758Y2 (ja) 1987-07-28 1987-07-28 コンクリート強度試験用供試体の製造用型枠

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6222048A (ja) * 1985-07-22 1987-01-30 Soubu Namakon Kk コンクリ−ト強度試験用供試体の作成容器

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JPS6421346U (ja) 1989-02-02

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