JPH0624739B2 - 多層構造樹脂成形品の成形装置 - Google Patents
多層構造樹脂成形品の成形装置Info
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- JPH0624739B2 JPH0624739B2 JP28624486A JP28624486A JPH0624739B2 JP H0624739 B2 JPH0624739 B2 JP H0624739B2 JP 28624486 A JP28624486 A JP 28624486A JP 28624486 A JP28624486 A JP 28624486A JP H0624739 B2 JPH0624739 B2 JP H0624739B2
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- Japan
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- molding
- layer resin
- mold
- cavity
- resin material
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
- B29C45/1642—Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
- B29C2045/7343—Heating or cooling of the mould heating or cooling different mould parts at different temperatures
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、樹脂材料を多層構造とした多層構造製品の成
形装置に関し、特に構造部材として表面をスキン層樹脂
とし、内側をコア層樹脂として、コア層樹脂をスキン層
樹脂で挾み込んだ所謂サンドイッチ構造のサンドイッチ
成形品を成形するための多層構造樹脂製品の成形装置に
関する。
形装置に関し、特に構造部材として表面をスキン層樹脂
とし、内側をコア層樹脂として、コア層樹脂をスキン層
樹脂で挾み込んだ所謂サンドイッチ構造のサンドイッチ
成形品を成形するための多層構造樹脂製品の成形装置に
関する。
電気製品,映像機器,事務機等には、樹脂材料による成
形品,部品が多く用いられている。例えば映像機器のカ
メラのボディやレンズ鏡筒、特にボディ本体,上蓋,鏡
筒の固定筒,カム筒,外装環等には樹脂材料を成形加工
し、複雑形状を少ない工程で美しく仕上げる様に樹脂成
形加工品が用いられている。
形品,部品が多く用いられている。例えば映像機器のカ
メラのボディやレンズ鏡筒、特にボディ本体,上蓋,鏡
筒の固定筒,カム筒,外装環等には樹脂材料を成形加工
し、複雑形状を少ない工程で美しく仕上げる様に樹脂成
形加工品が用いられている。
このような樹脂成形加工した成形品については、強度を
必要とする構造強度上の面と、その他、他部材との摺動
のための摺動性等を必要とする機能上の面とが要求され
る場合が多い。この場合、強度を増すためにはポリカー
ボネイト樹脂材料にカーボンやガラスファイバー繊維を
混ぜた混合材(以下PC+C+F材と称する。)等が用
られるが、このような混合材では成形品の表面にガラス
ファイバーが表出し、このために摺動部材として使用す
る場合には、相手部材を削り取る作用を生じて切削粉を
発生するという難である。このような切削粉は、例えば
カメラにおいてはレンズ表面に付着して光学性能への悪
影響を及ぼしたり、他の可動部材に付着して悪影響する
問題となる。
必要とする構造強度上の面と、その他、他部材との摺動
のための摺動性等を必要とする機能上の面とが要求され
る場合が多い。この場合、強度を増すためにはポリカー
ボネイト樹脂材料にカーボンやガラスファイバー繊維を
混ぜた混合材(以下PC+C+F材と称する。)等が用
られるが、このような混合材では成形品の表面にガラス
ファイバーが表出し、このために摺動部材として使用す
る場合には、相手部材を削り取る作用を生じて切削粉を
発生するという難である。このような切削粉は、例えば
カメラにおいてはレンズ表面に付着して光学性能への悪
影響を及ぼしたり、他の可動部材に付着して悪影響する
問題となる。
上述したような強度の向上と摺動性の向上という相反す
るような2つの機能を高める目的に沿った樹脂成形品を
製造する方法として特公昭50-28464号公報によ
るサンドイッチ成形法が従来より知られている。このサ
ンドイッチ成形法は、成形に用いる型のキャビティ内に
まずスキン層樹脂材料を射出し、次いでコア層樹脂材料
を射出し、後から射出したコア層樹脂はスキン層樹脂の
内側を進入してスキン層樹脂をキャビティの先に押し進
めるとともに、スキン層樹脂をキャビティの周壁に押し
出し、もってキャビティ内をスキン層樹脂とコア層樹脂
で充満したときにコア層樹脂がスキン層樹脂でサンドイ
ッチ状に挾まれた構造になるという成形法である。この
ようなサンドイッチ成形法(以下SW成形法と称す
る。)による成形品は、コア層樹脂に例えば前述の混合
機(PC+C+F)を用い、表面のスキン層樹脂にポリ
カーボネイト機(PC-N)を用いることにより、強度
の確保と、表面における摺動性の確保という相反する目
的を、一つの部材に都合よく付与することができる方法
として有用なものということができる。
るような2つの機能を高める目的に沿った樹脂成形品を
製造する方法として特公昭50-28464号公報によ
るサンドイッチ成形法が従来より知られている。このサ
ンドイッチ成形法は、成形に用いる型のキャビティ内に
まずスキン層樹脂材料を射出し、次いでコア層樹脂材料
を射出し、後から射出したコア層樹脂はスキン層樹脂の
内側を進入してスキン層樹脂をキャビティの先に押し進
めるとともに、スキン層樹脂をキャビティの周壁に押し
出し、もってキャビティ内をスキン層樹脂とコア層樹脂
で充満したときにコア層樹脂がスキン層樹脂でサンドイ
ッチ状に挾まれた構造になるという成形法である。この
ようなサンドイッチ成形法(以下SW成形法と称す
る。)による成形品は、コア層樹脂に例えば前述の混合
機(PC+C+F)を用い、表面のスキン層樹脂にポリ
カーボネイト機(PC-N)を用いることにより、強度
の確保と、表面における摺動性の確保という相反する目
的を、一つの部材に都合よく付与することができる方法
として有用なものということができる。
ところで、一般に上記のような電気製品,カメラ,複写
機等に使用される樹脂成形品においては、表面に目盛表
示を設けるようにした部材として利用される場合も多
い。
機等に使用される樹脂成形品においては、表面に目盛表
示を設けるようにした部材として利用される場合も多
い。
例えば複写機では複写濃度を選択するために利用される
濃度目盛がある。第4図はこのような濃度選択部の一例
を示し、複写機本体の操作盤1上に操作スライダー2を
設け、スライダー2のスライド操作を濃度指標4a,4
b,…上に合わせることにより濃い指標4aから淡い指
標4nに濃度設定をすることができる様になっている。
濃度目盛がある。第4図はこのような濃度選択部の一例
を示し、複写機本体の操作盤1上に操作スライダー2を
設け、スライダー2のスライド操作を濃度指標4a,4
b,…上に合わせることにより濃い指標4aから淡い指
標4nに濃度設定をすることができる様になっている。
第5図は濃度選択のための他の例を示し、この例は濃度
マーク6a,6bの間に目盛8の表示を設け、濃度選択
ボタン10のプラスボタン,マイナスボタンの押下操作
によって、可動指標12が目盛8上を移動できるように
構成したものである。
マーク6a,6bの間に目盛8の表示を設け、濃度選択
ボタン10のプラスボタン,マイナスボタンの押下操作
によって、可動指標12が目盛8上を移動できるように
構成したものである。
またかかる目盛は、前述複写機に限らず、カメラの露出
補正用目盛や電気製品例えばテレビジョン,ビデオ機器
等の音量調整目盛としても同様に構成されて利用される
場合が多い。
補正用目盛や電気製品例えばテレビジョン,ビデオ機器
等の音量調整目盛としても同様に構成されて利用される
場合が多い。
本発明は以上の背景の下において、前述の目盛付の操作
盤、あるいは複写機,カメラ等を、その部材の成形加工
時に一体に成形することを可能とした成形装置を提供す
ることにあり、特に、上述の前述サンドイッチ成形法に
よって目盛表示付の部材等を一体的に成形した多層構造
の樹脂製品を成形する装置を提供することを目的とす
る。
盤、あるいは複写機,カメラ等を、その部材の成形加工
時に一体に成形することを可能とした成形装置を提供す
ることにあり、特に、上述の前述サンドイッチ成形法に
よって目盛表示付の部材等を一体的に成形した多層構造
の樹脂製品を成形する装置を提供することを目的とす
る。
而して上記目的の実現のためになされた本発明よりなる
多層構造樹脂成形品の成形装置の特徴は、樹脂材料が充
填されるキャビティを提供する型と、該型のキャビティ
内にサンドイッチ成形のための各樹脂を射出するための
射出機構と、該型を加熱する加熱手段とを備え、サンド
イッチ成形法により多層構造樹脂成形品を成形するため
に用いられる成形装置であって、上記型を加熱する加熱
手段は、キャビティに臨む内壁面の一部に、周囲壁面と
は異なった温度の線状領域又は面状領域を形成可能に設
けたところにある。
多層構造樹脂成形品の成形装置の特徴は、樹脂材料が充
填されるキャビティを提供する型と、該型のキャビティ
内にサンドイッチ成形のための各樹脂を射出するための
射出機構と、該型を加熱する加熱手段とを備え、サンド
イッチ成形法により多層構造樹脂成形品を成形するため
に用いられる成形装置であって、上記型を加熱する加熱
手段は、キャビティに臨む内壁面の一部に、周囲壁面と
は異なった温度の線状領域又は面状領域を形成可能に設
けたところにある。
本発明において上記構成を採用したのは、型の内面に接
するスキン層樹脂材料の温度状態に相違を与えることに
よって、コア層樹脂材料の充填時に、スキン層樹脂材料
の流動性に相違をもたせ、これによってスキン層の層厚
を部分的に変化させることで、成形品の表面の一部に周
囲とは異なる濃淡の模様を形成可能とし、この模様を例
えば上記した濃淡表示の目盛として利用できるようにす
るためである。
するスキン層樹脂材料の温度状態に相違を与えることに
よって、コア層樹脂材料の充填時に、スキン層樹脂材料
の流動性に相違をもたせ、これによってスキン層の層厚
を部分的に変化させることで、成形品の表面の一部に周
囲とは異なる濃淡の模様を形成可能とし、この模様を例
えば上記した濃淡表示の目盛として利用できるようにす
るためである。
このような濃淡表示の目盛として利用する例としては、
例えばスキン層樹脂材料としてポリカーボネイトを用
い、かつ型の異なる温度領域を、周囲の型内面の温度よ
りも数10℃程度高くした複数領域(これら各領域の温
度も相互に異ならしめる)として成形加工を行なうよう
にする場合を挙げることができる。このようにすれば、
成形された製品の該当部分は、スキン層が周囲に比べて
薄く、しかも複数領域でそのスキン層の厚みも異なるよ
うに与えられることができるため、これを濃淡表示の目
盛として利用することが可能となる。
例えばスキン層樹脂材料としてポリカーボネイトを用
い、かつ型の異なる温度領域を、周囲の型内面の温度よ
りも数10℃程度高くした複数領域(これら各領域の温
度も相互に異ならしめる)として成形加工を行なうよう
にする場合を挙げることができる。このようにすれば、
成形された製品の該当部分は、スキン層が周囲に比べて
薄く、しかも複数領域でそのスキン層の厚みも異なるよ
うに与えられることができるため、これを濃淡表示の目
盛として利用することが可能となる。
上記のようなスキン層樹脂材料としては、例えばポリメ
チルメタクリレート,ポリカーボネート,ポリスチレン
等が好ましく用いられる。またコア層樹脂材料として
は、例えばポリメチルメタクリレート,ポリカーボネー
ト,等に顔料を複数種5〜30%混入させたものが好ま
しく用いられる。
チルメタクリレート,ポリカーボネート,ポリスチレン
等が好ましく用いられる。またコア層樹脂材料として
は、例えばポリメチルメタクリレート,ポリカーボネー
ト,等に顔料を複数種5〜30%混入させたものが好ま
しく用いられる。
本発明において、型の内面の一部に周囲とは異なった温
度を示す領域を形成させる具体的な装置としては、例え
ば型の一部に、周囲とは熱的に遮断されかつ適宜のヒー
タを埋設した領域を区画させる形式のものを例示できる
が、特にかかる構成に限定されるものではない。上記ヒ
ーターの代わりに高周波コイルを用い、各領域でコイル
巻き数又は型材質(誘電率を変える。)を変えても良
い。
度を示す領域を形成させる具体的な装置としては、例え
ば型の一部に、周囲とは熱的に遮断されかつ適宜のヒー
タを埋設した領域を区画させる形式のものを例示できる
が、特にかかる構成に限定されるものではない。上記ヒ
ーターの代わりに高周波コイルを用い、各領域でコイル
巻き数又は型材質(誘電率を変える。)を変えても良
い。
以下本発明の実施例を図を参照して詳述する。
第1図は成形機全体を示し、22,24はスキン層樹脂
材料A及びコア層樹脂材料Bを射出する第1・第2の射
出ユニットを示している。26は固定プレート取付部材
であり、前記第1・第2射出ユニット22,24と接続
する。28は前記固定プレート取付部材26に取付けた
固定プレートであり、固定プレート取付部材26のスプ
ルー26a,26bと継がるスプルー28a,28b、
及びスプルー28aと28bを接続するスプルー28c
を有する。
材料A及びコア層樹脂材料Bを射出する第1・第2の射
出ユニットを示している。26は固定プレート取付部材
であり、前記第1・第2射出ユニット22,24と接続
する。28は前記固定プレート取付部材26に取付けた
固定プレートであり、固定プレート取付部材26のスプ
ルー26a,26bと継がるスプルー28a,28b、
及びスプルー28aと28bを接続するスプルー28c
を有する。
30は前記固定プレート28に固定したランナープレー
トであり、固定プレート28のスプルー28bの一端と
接続するランナー30aを有する。32は成形品を成形
するためのキャビティー32aを提供する型板、34は
可動板、36は内部コア部材をそれぞれ示している。
トであり、固定プレート28のスプルー28bの一端と
接続するランナー30aを有する。32は成形品を成形
するためのキャビティー32aを提供する型板、34は
可動板、36は内部コア部材をそれぞれ示している。
第2図は、第1図の32b部分を一部拡大し示した図で
ある。この第2図において、キャビティ32aの囲壁の
一部は、型板32を間欠させてその間セラミック,アス
ベスト等からなる断熱部材38A,38B…を挾み込
み、これら断熱部材の間に位置する型部材32A,32
B,32Cにそれぞれヒーター40a,40b,40c
を配置して構成されている。これらヒーター40a,4
0b,40cは、不図示の温度コントローラーによって
加熱温度が制御され、各ヒーター40a,40b,40
cの各温度T1,T2,T3と型板全体の温度tとは、
例えばt>T1>T2>T3の関係になるようにヒータ
ー温度が制御される。
ある。この第2図において、キャビティ32aの囲壁の
一部は、型板32を間欠させてその間セラミック,アス
ベスト等からなる断熱部材38A,38B…を挾み込
み、これら断熱部材の間に位置する型部材32A,32
B,32Cにそれぞれヒーター40a,40b,40c
を配置して構成されている。これらヒーター40a,4
0b,40cは、不図示の温度コントローラーによって
加熱温度が制御され、各ヒーター40a,40b,40
cの各温度T1,T2,T3と型板全体の温度tとは、
例えばt>T1>T2>T3の関係になるようにヒータ
ー温度が制御される。
次ぎに、上記構成の成形装置の操作について述べる。初
めにスキン層樹脂材料Aを第1射出ユニット32から各
スプルー及びランナーを通してキャビティー32a内に
射出する。
めにスキン層樹脂材料Aを第1射出ユニット32から各
スプルー及びランナーを通してキャビティー32a内に
射出する。
次いで、コア層樹脂材料Bを第2射出ユニット24から
同様にキャビティ32a内に射出する。キャビティ32
a内に射出されたコア層樹脂材料Bは、射出圧力によっ
て先にキャビティ32a内に射出されているスキン層樹
脂Aを押し進め、更に、スキン層樹脂材料Aの中に入り
込み、スキン層樹脂材料Aをキャビティ32aの周壁に
押し出すように進む(第3図参照)。
同様にキャビティ32a内に射出する。キャビティ32
a内に射出されたコア層樹脂材料Bは、射出圧力によっ
て先にキャビティ32a内に射出されているスキン層樹
脂Aを押し進め、更に、スキン層樹脂材料Aの中に入り
込み、スキン層樹脂材料Aをキャビティ32aの周壁に
押し出すように進む(第3図参照)。
第3図においてコア層樹脂材料の射出によってキャビテ
ィの先に押し進められ又、キャビティの周壁に押し出さ
れたスキン層樹脂材料は、キャビティの周壁に接しなが
ら前方に押し出され、その際第2図に示した型部材の各
部32A〜32Cの各温度による影響を受ける。
ィの先に押し進められ又、キャビティの周壁に押し出さ
れたスキン層樹脂材料は、キャビティの周壁に接しなが
ら前方に押し出され、その際第2図に示した型部材の各
部32A〜32Cの各温度による影響を受ける。
例えば、型部材32,コア部材36の温度tを80℃〜
100℃,型部材32Aのヒーター40aの加熱温度T
1を120℃,ヒーター40bの加熱温度T2を130
℃,ヒーター40cの加熱温度T3を140℃と設定
し、夫夫射出温度300℃の加熱状態でキャビティ32
a内に樹脂を射出すると、スキン層樹脂材料Aはキャビ
ティの周壁に押され、又キャビティ前方に押し出される
につれ冷やされて徐々にその流動性を失って固化してい
く。
100℃,型部材32Aのヒーター40aの加熱温度T
1を120℃,ヒーター40bの加熱温度T2を130
℃,ヒーター40cの加熱温度T3を140℃と設定
し、夫夫射出温度300℃の加熱状態でキャビティ32
a内に樹脂を射出すると、スキン層樹脂材料Aはキャビ
ティの周壁に押され、又キャビティ前方に押し出される
につれ冷やされて徐々にその流動性を失って固化してい
く。
そして、型部材32cの温度T3は、次の型部材32B
の温度T2より高いのでスキン層樹脂材料Aの冷却は型
部材32Bより遅くなる。それ故に、コア層樹脂材料B
により押し出されるスキン層樹脂材料Aの当該部分での
厚さ寸法t5は、型部材32Bの部分でのスキン層樹脂
材料の厚さ寸法t4に比べて第3図に示す如く薄くな
る。同様に型部材32Aの部分の厚さ寸法は型部材32
Bの部分と比べて厚くなる。
の温度T2より高いのでスキン層樹脂材料Aの冷却は型
部材32Bより遅くなる。それ故に、コア層樹脂材料B
により押し出されるスキン層樹脂材料Aの当該部分での
厚さ寸法t5は、型部材32Bの部分でのスキン層樹脂
材料の厚さ寸法t4に比べて第3図に示す如く薄くな
る。同様に型部材32Aの部分の厚さ寸法は型部材32
Bの部分と比べて厚くなる。
またモーター32A,32B,32Cの存る型部材の場
所を通過したスキン層樹脂材料は、ヒーターのない型板
の温度80〜100℃による冷却作用を受け冷却して固
化していく。この後は、キャビティ32a内にスキン層
樹脂Aとコア層樹脂Bの充填射出を終了し、常法に従っ
て型の冷却,型移動,成形品の取り出しの作業を行な
う。
所を通過したスキン層樹脂材料は、ヒーターのない型板
の温度80〜100℃による冷却作用を受け冷却して固
化していく。この後は、キャビティ32a内にスキン層
樹脂Aとコア層樹脂Bの充填射出を終了し、常法に従っ
て型の冷却,型移動,成形品の取り出しの作業を行な
う。
上記によって得られた成形品は、例えばこれがレンズ鏡
筒の外装部材の場合、円筒部の円筒肉厚のスキン層樹脂
の肉厚寸法がt1>t3>t4>t5と変化しており、
例えばスキン層樹脂材料Aとしてポリカーボネイトを用
い、コア層樹脂材料Bとしてガラスファイバーとカーボ
ンを混入したポリカーボネイト(PC+C+GF)を用
いると、スキン層の寸法の厚さに応じてコア層樹脂の濃
度が変化し、この濃度の変化を先に述べた第4図の濃・
淡目盛表示の代りに用いたり、あるいは第5図の濃・淡
表示,指標8の代りに用いることができる。
筒の外装部材の場合、円筒部の円筒肉厚のスキン層樹脂
の肉厚寸法がt1>t3>t4>t5と変化しており、
例えばスキン層樹脂材料Aとしてポリカーボネイトを用
い、コア層樹脂材料Bとしてガラスファイバーとカーボ
ンを混入したポリカーボネイト(PC+C+GF)を用
いると、スキン層の寸法の厚さに応じてコア層樹脂の濃
度が変化し、この濃度の変化を先に述べた第4図の濃・
淡目盛表示の代りに用いたり、あるいは第5図の濃・淡
表示,指標8の代りに用いることができる。
以上のように、本発明の成形装置によれば、サンドイッ
チ成形によるスキン層樹脂の厚さ寸法を温度制御によっ
て変化させることによりコア層樹脂材料の透過濃度を濃
淡変化させて、成形部材の成形時に目盛表示部を同時に
成形加工することが可能となり、これにより例えば複写
機,電気機器等の成形作業を簡易とすることができる効
果がある。
チ成形によるスキン層樹脂の厚さ寸法を温度制御によっ
て変化させることによりコア層樹脂材料の透過濃度を濃
淡変化させて、成形部材の成形時に目盛表示部を同時に
成形加工することが可能となり、これにより例えば複写
機,電気機器等の成形作業を簡易とすることができる効
果がある。
また、従来の目盛表示のように濃淡標識を印刷・彫刻す
る加工を必要とせず、工程の短縮化も可能となる効果も
ある。
る加工を必要とせず、工程の短縮化も可能となる効果も
ある。
図面第1図は本発明よりなる成形型の構成概要一例を示
す一部断面図、第2図は第1図の一部拡大断面図、第3
図は第1図に型を用いた場合の成形作用を説明するため
の図である。 第4図及び第5図は従来一般的に使用されている目盛表
示の使用態様を説明するための図である。 1:操作盤、2:操作スライダー 4:濃度指標群 4a,4b,4c,…:濃度指標 6a,6b:濃度マーク 8:目盛、10:濃度選択ボタン 12:可動指標、22:第1射出ユニット 24:第2射出ユニット 26:固定プレート取付け部材 26a,26b:スプルー、28:固定プレート 28a,28b,28c:スプルー 30:ランナープレート、30a:ランナー 32:型板 32A,32B,32C:型部材 32a:キャビティ、34:可動板 36:コア部材 38A,38B,38C,38D:断熱部材 40a,40b,40c:ヒーター
す一部断面図、第2図は第1図の一部拡大断面図、第3
図は第1図に型を用いた場合の成形作用を説明するため
の図である。 第4図及び第5図は従来一般的に使用されている目盛表
示の使用態様を説明するための図である。 1:操作盤、2:操作スライダー 4:濃度指標群 4a,4b,4c,…:濃度指標 6a,6b:濃度マーク 8:目盛、10:濃度選択ボタン 12:可動指標、22:第1射出ユニット 24:第2射出ユニット 26:固定プレート取付け部材 26a,26b:スプルー、28:固定プレート 28a,28b,28c:スプルー 30:ランナープレート、30a:ランナー 32:型板 32A,32B,32C:型部材 32a:キャビティ、34:可動板 36:コア部材 38A,38B,38C,38D:断熱部材 40a,40b,40c:ヒーター
Claims (2)
- 【請求項1】樹脂材料が充填されるキャビティを提供す
る型と、該型のキャビティ内にサンドイッチ成形のため
の各樹脂を射出するための射出機構と、該型を加熱する
加熱手段とを備え、サンドイッチ成形法により多層構造
樹脂成形品を成形するために用いられる成形装置であっ
て、上記型を加熱する加熱手段は、キャビティに臨む内
壁面の一部に、周囲型面とは異なった温度の線状領域又
は面状領域を形成可能に設けたことを特徴とする多層構
造樹脂成形品の成形装置。 - 【請求項2】周囲型面とは異なった温度の上記面状領域
が、段階的に温度の異なる複数領域からなることを特徴
とする特許請求の範囲第(1)項記載の多層構造樹脂成形
品の成形装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28624486A JPH0624739B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 多層構造樹脂成形品の成形装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28624486A JPH0624739B2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 | 多層構造樹脂成形品の成形装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0624739B2 true JPH0624739B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=17701850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28624486A Expired - Lifetime JPH0624739B2 (ja) | 1986-03-13 | 1986-12-01 | 多層構造樹脂成形品の成形装置 |
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-
1986
- 1986-12-01 JP JP28624486A patent/JPH0624739B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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