JPH06247148A - 開閉可能な車輌ルーフ - Google Patents

開閉可能な車輌ルーフ

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JPH06247148A
JPH06247148A JP33846193A JP33846193A JPH06247148A JP H06247148 A JPH06247148 A JP H06247148A JP 33846193 A JP33846193 A JP 33846193A JP 33846193 A JP33846193 A JP 33846193A JP H06247148 A JPH06247148 A JP H06247148A
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JP
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canopy
cover
lever
fixed
vehicle roof
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Pending
Application number
JP33846193A
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English (en)
Inventor
Fueruberu Manfureeto
フェルベル マンフレート
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Daikyo Webasto Co Ltd
Original Assignee
Daikyo Webasto Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06247148A publication Critical patent/JPH06247148A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60JWINDOWS, WINDSCREENS, NON-FIXED ROOFS, DOORS, OR SIMILAR DEVICES FOR VEHICLES; REMOVABLE EXTERNAL PROTECTIVE COVERINGS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES
    • B60J7/00Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs
    • B60J7/02Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes
    • B60J7/04Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels
    • B60J7/05Non-fixed roofs; Roofs with movable panels, e.g. rotary sunroofs of sliding type, e.g. comprising guide shoes with rigid plate-like element or elements, e.g. open roofs with harmonica-type folding rigid panels pivoting upwardly to vent mode and moving downward before sliding to fully open mode

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 天蓋駆動装置を備えた車輌ルーフにおいて、
天蓋の駆動操作性を損なうことなく、しかも簡単な構造
を用いて、極めて偏平な構造を実現する。 【構成】 固定ルーフ面にはフレーム2を介して案内レ
ール3が固定される。カバーは、昇降装置によって駆動
される後部すべりシュー4に樞着される。該カバーの後
縁の後方には、引張要素10を含み一端で後方へ向く力
をスライド天蓋6に加えるための作動装置のための方向
変更装置9を固定したスライダ8が、案内レール3に摺
動自在に設けられる。作動装置は、引張要素10と引張
ワイヤ11とから成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カバーの上昇運動時に
換気間隙を解放するため、カバーの下方に配置されたス
ライド天蓋を後方へ強制的に摺動する駆動装置を有す
る、請求項1の前段に記載の開閉可能な車輌ルーフに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ドイツ
特許公開第3722293号に記載のこの種の車輌ルー
フの場合、旋回レバーは、通水樋に固定の旋回軸に軸支
され、この場合、上記レバーの一端に設けたボルトが、
可動の天蓋に設けたミゾと係合し、他端は、別のボルト
によって、後部すべりシューに樞着された駆動機構に結
合される。この車輌ルーフの場合、通水樋に旋回軸を設
けたことによって、かなりの構造高さが必要である。カ
バーの上昇運動時に天蓋を駆動する別の公知の装置も、
カバー上昇機構の範囲またはその前方に設けてあり、ス
ペース的の理由から、極めて偏平なルーフには不適であ
る。
【0003】本発明の課題は、天蓋駆動装置を備え、構
造高さが極めて低い開閉可能な車輌ルーフを提供するこ
とにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び作用】この課題は、請
求項1の特徴記載部分に開示の特徴によって解決され
る。カバー後縁の後方でガイドに摺動自在に軸支したス
ライダに引張要素を含む作動装置の方向変更装置を設け
たことによって、駆動装置は、本質的に、カバーの上昇
または摺動に必要な機構部分が設けられていないので十
分なスペースが得られる範囲に移動される。
【0005】好ましい実施例にもとづき、方向変更装置
は、弧状部分を有する案内パイプから形成され、作動装
置の部分を形成し、カバーに一端を固定し、後部すべり
シューに樞着され案内パイプの直線部分に導入され圧力
伝達にも適した引張要素を他端に固定した引張ワイヤ
は、上記案内パイプによって案内される。この構成の場
合、引張ワイヤは、バネワイヤから構成するのが合目的
的である。この実施例の場合、天蓋は、方向変更装置を
介して可撓性引張ワイヤによって後方へ引張られる。
【0006】引張ワイヤは、全構造高さに本質的に影響
を与えることなく通水樋の下方を通過させ得るよう、約
1mmの径に細く構成できる。後部すべりシューに結合
された剛な引張/押圧要素に上記引張ワイヤを取付けた
ことによって、天蓋の部分的開放状態において後部すべ
りシューを引き戻す場合、引張ワイヤにおいてのみルー
プが形成されるが、上記ループは、天蓋上に正しく置か
れ、一方、圧力を引張ワイヤに伝達する部材は、屈曲を
生ずることなく引張ワイヤに力を加えるのに十分な程度
に剛に構成されている。引張ワイヤとしてバネワイヤを
使用したことによって、上記ワイヤの特に好適な正しい
ループ形成が保証される。
【0007】引張ワイヤのループは、天蓋上面に設けた
偏平なポケットに受容するのが好ましい。別の実施例の
場合、作動装置は、後部すべりシューに一端で樞着され
たテレスコピックロッドと、上記ロッドの他端に回転自
在に軸支され、レバー中心範囲に設けた案内ロッドで方
向変更装置を形成する連結路に係合し、天蓋に固定の天
蓋摺動部材に他端で少なくとも間接的に作用する牽引レ
バーとから形成される。この構成の場合、牽引レバー
は、基本位置では(即ち、カバーの閉鎖状態では)通水
樋の後ろで通水樋にほぼ平行な位置に配置される。
【0008】好ましくはスライダに直接に形成された連
結路の弧状形状によって、牽引レバーは、カバー上昇の
ために後部すべりシューを前方へ移動する際、通水樋の
後部コーナのまわりに案内されるので、上記通水樋と同
一高さに配置でき、従って、現行技術とは異なり、構造
高さを有利に減少できる。有利な構成にもとづき、牽引
レバーの他端に駆動ボルトを担持し、連結路の中心の近
傍にスライダに設けた旋回軸のまわりに後方へ旋回でき
且つ曲線状外側輪郭によって旋回時にスライド天蓋の当
該エッジに沿ってすべり転動する操作レバーのスリット
に上記駆動ボルトを係合させれば、後部すべりシューの
変位ストロークを変更せずに天蓋の変位ストロークを増
大できる。更に、牽引レバーから旋回レバーへの補足変
成によって、スライド天蓋の変位ストロークをかなり増
大できる。
【0009】牽引レバーおよび操作レバーは、カバーを
閉じた基本位置において、カバー後縁を下方から被う通
水樋の後方にほぼ平行に位置するよう、スライダに樞着
するのが有利である。操作レバーを使用する場合も、こ
の操作レバーは、記述のように、通水樋とほぼ同一高さ
に配置できる。方向変更装置を担持するスライダに、同
時に、通水樋を固定した構成は、特に有利である。かく
して、スライドチルトルーフの場合、通水樋のための補
足の摺動ガイドは不要である。
【0010】更に、後方への天蓋の摺動運動を制限する
ため天蓋上面に設けたストッパと共働する当接面をスラ
イダに設ければ、有利である。
【0011】
【実施例】図面を参照して、以下に、本発明の実施例を
説明する。図1は、スライド天蓋が閉鎖位置にある車輌
ルーフ(カバーなし)の斜視図である。図2は、カバー
が上昇位置にある場合にスライド天蓋を部分的に開いた
状態を示す図1に対応する図面である。
【0012】図3は、スライド天蓋を完全に引戻した状
態を示す図1に対応する図面である。図4は、スライド
天蓋および昇降機構が基本位置にある別の実施例の略平
面図である。図5は、カバーが上昇位置にある状態を示
す図4に対応する図面である。
【0013】図6は、天蓋を完全に開いた状態を示す図
4に対応する図面である。図7は、カバー下降のために
すべりシューを引込んだ状態を示す図4に対応する図面
である。図1に示したように、固定ルーフ面1には、開
閉可能な車輌ルーフ(この場合、スライドチルトルー
フ)のフレーム2が挿入されており、このフレームに
は、ルーフ開口部の両側に相互に平行に延びる案内レー
ル3が固定されている。カバー(図示していない)は、
昇降装置(図示していない)によって、案内レール3に
沿って可動に案内され駆動ケーブル(図示していない)
によって駆動できる後部すべりシュー4に樞着されてい
る。
【0014】旋回軸によってカバーを軸支した前部すべ
りシューは、本発明とは無関係であるので、同じく、図
示していない。カバー(図示していない)の後縁は、基
本位置、即ち、カバーの閉鎖状態において、車輌縦方向
に直角にルーフ開口部の全巾にわたって延びる通水樋5
によって下方から被われる。この通水樋は、カバー後縁
の範囲に侵入する水を捕集し、案内レール3の範囲の集
水ミゾに排出する。
【0015】ルーフ開口部は、カバー(図示していな
い)以外に、カバー下方に案内レール3に可動に支持さ
れたスライド天蓋6によって被われる。スライド天蓋6
は、カバーの位置に関係なく、グリップシェル7との係
合にもとづき、手操作で摺動させることができる。カバ
ーの上昇時により大きい換気効果を達成するため、通
常、カバーの上昇運動時、前部で換気間隙16(図2)
が解放されるようにスライド天蓋を後方へ強制的に摺動
させる。このため、本発明にもとづき、カバー後縁の後
方には、即ち、通水樋5の後方には、案内レール3に沿
って摺動でき、方向変更装置9を固定したスライダ8が
設けてある。
【0016】図1〜3の実施例の場合、この方向変更装
置9は、湾曲部分と、ほぼ通水樋の高さまで達する直線
部分とを有するパイプから構成される。方向変更装置9
は、作動装置の運動の方向変更に役立つ。作動装置は、
第1実施例の場合、剛な引張要素10と、この要素に固
定された可撓性の引張ワイヤ11とからなる。引張要素
10は、後部すべりシュー4に樞着されており、後部す
べりシューの前進時(図2)もなお後端が方向変更装置
9のパイプ内にあるような長さを有する。
【0017】引張要素10は、後部すべりシュー4の後
退時に引張ワイヤ11に圧力も伝達するのに十分な程度
に剛である。引張ワイヤ11は、駆動部材12によって
スライド天蓋6に固定されている。引張ワイヤは、径が
約1mmのバネワイヤから作製され、従って、全ルーフ
の構造高さに不利な影響を与えることなく、通水樋5の
下方を通過させることができる。
【0018】スライド天蓋6の上面には、側部の範囲
に、アングル状ストッパ13が設けてある。このストッ
パは、スライド天蓋6を完全に引戻した場合(図3)、
スライダ8の当接面14と共働し、後方へのスライド天
蓋6の摺動運動を制限する。スライド天蓋6の上面に
は、更に、偏平なポケット15を形成すれば有利であ
る。このポケットには、図3から明らかなように、スラ
イド天蓋6を完全に引戻した際に形成される引張ワイヤ
11のループを導入できる。
【0019】以下に、図1のカバーおよびスライド天蓋
の閉鎖位置から出発して第1実施例の機能を説明する。
カバーを上昇する駆動装置(図示していない)を作動す
ると、後部すべりシュー4が、駆動ケーブル(図示して
いない)によって前方へ、即ち、図1の右方へ移動され
る。カバーが完全に上昇されると、上記シューは、図2
の位置を取り、即ち、図1の位置(図2に破線で示した
位置)から変位量X1を走行する。後部すべりシュー4
のこの移動時、引張要素10は、同一量X1だけ前方へ
移動され、かくして、上記引張要素に固定され方向変更
装置9によって方向変更される引張ワイヤ11が、駆動
部材12を介してスライド天蓋6を量X2だけ後方へ移
動する。この際にスライド天蓋6の前縁の前方に生ずる
換気間隙16を図2に斜線で示した。
【0020】図2に実線で示した位置において、駆動機
構(図示していない)によって後部すべりシュー4を破
線で示した位置に引戻し、カバー後縁を再び閉鎖位置に
置くと、この際に同時に引張要素10が引戻されるの
で、引張ワイヤ11について、ループ形状11A(図2
に破線で示した)が生ずる。この場合、引張ワイヤ11
としてバネワイヤを使用し且つ方向変更装置9に関して
駆動部材12を設けたことによって、常に、引張ワイヤ
11の所定のループが生ずる。
【0021】スライド天蓋6を手操作で量X3だけ移動
させて完全に引戻し(図3)、ストッパ13がスライダ
8の当接面14に当接した場合、引張ワイヤ11は、よ
り大きいS字状ループを形成する。この場合、このルー
プの大半は、スライド天蓋6の上面のポケット15に受
容される。完全に開放するためカバー(図示していな
い)を下降し固定ルーフ面の下方に後退させる場合、ス
ライド天蓋6は、スライダ8に固定の方向変更装置9お
よび同じくスライダ8に固定の通水樋5とともに、上記
運動に追従する。
【0022】第2実施例を示す図4〜7において、同一
部材には、第1実施例に対して20を加えた参照数字を
付した。従って、固定ルーフ面を21で示し、固定ルー
フ面に挿入したフレームを22で示し、フレームに固定
の案内レールを23で示し、案内レール23に可動に案
内した後部すべりシューを24で示した。後部すべりシ
ュー24(第1実施例と同様、車輌の左側にのみ示し
た)は、同じく、駆動ケーブル(図示していない)を介
してスライドチルトルーフのカバー駆動装置(図示して
いない)に結合されている。
【0023】昇降機構を介して後部すべりシュー24に
結合されたカバーは、本発明にとって重要でないので、
図4〜7においても示していない。カバーの下方でフレ
ーム22の案内レールに側面で案内したスライド天蓋2
6の後縁には、上方へ向く縁が設けてある。車輌縦方向
に直角に全ルーフ開口部にわたって延び、カバー閉鎖時
にはカバー後縁を下方から被う通水樋25は、案内レー
ル23に案内されたスライダ28に固定されている。こ
のスライダ28には、方向変更装置として連結路29が
設けてある。連結路を直接に加工する代わりに、もちろ
ん、対応する連結路を備えた部材をスライダ28に固定
することもできる。
【0024】スライダ28は、平面図で見て、折曲げら
れた形成を有し、その1つの脚は、車輌縦方向へ延び、
案内レール23にスライダ28を案内するのに役立ち、
別の脚は、通水樋25の後方に車輌縦方向に直角に延び
る。連結路29は、同様に、湾曲した形状を有し、スラ
イダ28の双方の脚に達する。連結路29には、牽引レ
バー31のほぼ中心に固定された案内ボルト37が係合
する。牽引レバー31は、カバーを閉じた基本位置(図
4)では、通水樋25の後方に通水樋に対して平行に且
つ同一の高さに位置する。牽引レバーの外方へ向く端
部、即ち、案内レール23に向く端部は、ヒンジによっ
て、他端を後部すべりシュー24に固定したテレスコピ
ックロッド30に結合されている。
【0025】テレスコピックロッド30は、案内レバー
23にほぼ平行に延びている。スライダ28には、湾曲
した連結路29の中心の近傍に、ヒンジによって、操作
レバー35が固定されている。この操作レバーは、基本
位置(図4)では、通水樋25と牽引レバー31との間
に通水樋に平行に位置する。操作レバー35は、同じく
通水樋25に平行に延び、牽引レバー31の内側端に設
けた駆動ボルト33と係合する縦スリット34を有す
る。操作レバー35は、その内側の端面、即ち、車輌中
心に向く端面に、後部縦縁に移行する曲線状外部輪郭3
6を有する。この輪郭は、カバーおよびスライド天蓋2
6の基本位置では、スライド天蓋26の縁32に当接す
る。
【0026】以下に、第2実施例の機能を説明する。カ
バーの上昇運動を誘起する駆動ケーブル(図示していな
い)によって後部すべりシュー24を図4の位置から図
5の位置まで量X1だけ前方へ移動した場合、牽引レバ
ー31は、その案内ボルト37によってテレスコピック
ロッド30を介して連結路29に沿って前外方へ案内さ
れ、この場合、旋回される。この場合、連結路29は、
牽引レバー31が通水樋25の後部コーナを通過するよ
う、牽引レバー31の長さおよび巾に合わせてある(図
5)。
【0027】駆動ボルト33が操作レバー35のスリッ
ト34に係合しているので、上記運動時、牽引レバー3
1が、操作レバー35を後外方へ旋回する。この場合、
曲線状輪郭36が、スライド天蓋26の縁32に沿って
転動し、このスライド天蓋を量X2だけ後方へ押す。図
5から明らかなように、牽引レバー31に直接に曲線状
外側輪郭36を形成できる。しかしながら、この場合、
変位ストロークX2が、極めて小さくなる。補足の操作
レバー35によって、この操作レバーと牽引レバー31
との間のてこ比にもとづき、スペースを増大しなくと
も、本質的に大きい変位ストロークが得られる。
【0028】牽引レバー31および操作レバー35は、
常に、通水樋25の後方または外側にとどまり、従っ
て、通水樋と同一高さに配置できる。スライドチルトル
ーフの上記範囲には機構は全く設けられていないので、
ルーフの構造高さを大きくする必要はない。図5から明
らかなように、第2実施例の場合も、スライド天蓋26
の上面には、スライド天蓋26を完全に引戻した場合に
スライダ28の当接面39と共働して後方へのスライド
天蓋26の以降の摺動を阻止するストッパ38が設けて
ある。
【0029】スライド天蓋駆動機構の基本位置(図4、
6)では、後部すべりシュー24およびスライダ28
は、相互間隔X0を有する。この場合、テレスコピック
ロッド30は、完全に引出された状態にある。テレスコ
ピックロッド30は、相互に摺動させ得る2つの部分
(図示していない)からなり、カバーを下降して固定ル
ーフ面の下方に走行させるために後部すべりシュー24
とスライダ28との間に僅かな間隔X4を保持して後部
すべりシュー24を後退させた場合に統合される。この
場合も、第1実施例の場合と同様、カバー(図示してい
ない)を上記のように固定ルーフ面の下方に後方へ走行
させた場合、テレスコピックロッド30とスライダ28
と牽引レバー31と操作レバー35とからなる全天蓋摺
動機構は摺動運動に追従する。
【0030】2つの実施例について説明した上記ルーフ
によって、極めて偏平な構造を実現でき、しかも、上昇
運動時のスライド天蓋の自動的駆動の利点が失われるこ
とはない。この場合、第1実施例は、部材が少なく簡単
であるので、特に簡単に実現できる。
【0031】
【発明の効果】天蓋駆動装置を備えた車輌ルーフにおい
て、天蓋の駆動操作性を損なうことなく、しかも簡単な
構造を用いて、極めて偏平な構造を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】スライド天蓋が閉鎖位置にある車輌ルーフ(カ
バーなし)の斜視図である。
【図2】カバーが上昇位置にある場合にスライド天蓋を
部分的に開いた状態を示す図1に対応する図面である。
【図3】スライド天蓋を完全に引戻した状態を示す図1
に対応する図面である。
【図4】スライド天蓋および昇降機構が基本位置にある
別の実施例の略平面図である。
【図5】カバーが上昇位置にある状態を示す図4に対応
する図面である。
【図6】天蓋を完全に開いた状態を示す図4に対応する
図面である。
【図7】カバー下降のためにすべりシューを引込んだ状
態を示す図4に対応する図面である。
【符号の説明】
1,21 固定ルーフ面 3,23 側部案内レール 4,24 後部すべりシュー 5,25 通水樋 6,26 スライド天蓋 8,28 スライダ 9,29 方向変更装置 10,30 引張要素 11 引張ワイヤ(作動装置) 12 駆動部材(作動装置) 13,38 ストッパ 14,39 当接面 15 ポケット 31 牽引レバー(作動装置) 32 突出縁(作動装置) 33 駆動ボルト 34 スリット 35 操作レバー(作動装置) 36 曲線状外側輪郭 37 案内ロッド

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定ルーフ面(1,21)に固定した側
    部案内レール(3,23)に可動に支持され、後部すべ
    りシュー(4,24)の昇降機構およびカバー前縁近傍
    の軸によって旋回自在に支持したカバーと;後部すべり
    シュー(4,24)に作用する駆動ケーブルと;カバー
    下方に摺動可能なよう支持されたスライド天蓋(6,2
    6)と;カバー上昇時に換気間隙(16)の解放のため
    にスライド天蓋(6,26)を後方へ強制的に摺動させ
    る駆動装置と;を有する開閉可能な車輌ルーフにおい
    て、カバー後縁の後方には、引張要素(10,30)を
    含み一端で後方へ向く力をスライド天蓋(6,26)に
    加える作動装置(11,12;31,35,32)のた
    めの方向変更装置(9,29)を固定したスライダ
    (8,28)が案内レール(3,23)に摺動自在に設
    けてあることを特徴とする開閉可能な車輌ルーフ。
  2. 【請求項2】 方向変更装置(9)が、弧状部分を有す
    る案内パイプから形成され、作動装置の部分を形成し、
    カバーに一端を固定し、後部すべりシュー(4)に樞着
    され案内パイプの直線部分に導入され圧力伝達にも適し
    た引張要素(10)を他端に固定した引張ワイヤ(1
    1)が、上記案内パイプによって案内されることを特徴
    とする請求項1に記載の開閉可能な車輌ルーフ。
  3. 【請求項3】 引張ワイヤ(11)が、バネ鋼からなる
    ことを特徴とする請求項2に記載の開閉可能な車輌ルー
    フ。
  4. 【請求項4】 スライド天蓋(6)の上面には、スライ
    ド天蓋(6)に固定された引張装置の部材(11)を受
    容するポケット(15)が設けてあることを特徴とする
    請求項1〜3の1つに記載の開閉可能な車輌ルーフ。
  5. 【請求項5】 作動装置は、後部すべりシュー(24)
    に一端で樞着されたテレスコピックロッド(30)と、
    上記ロッドの他端に回転自在に軸支され、レバー中心範
    囲に設けた案内ロッド(37)で方向変更装置を形成す
    る連結路(29)に係合し、スライド天蓋(26)に固
    定の天蓋摺動部材(縁32)に他端で少なくとも間接的
    に作用する牽引レバー(31)とから形成されることを
    特徴とする請求項1に記載の開閉可能な車輌ルーフ。
  6. 【請求項6】 連結路(29)が、スライダ(28)に
    直接に形成されていることを特徴とする請求項5に記載
    の開閉可能な車輌ルーフ。
  7. 【請求項7】 牽引レバー(31)の他端には、操作レ
    バー(35)のスリット(34)に係合する駆動ボルト
    (33)が担持され、上記操作レバーが、スライダ(2
    8)に設けた旋回軸のまわりに後方へ旋回でき、基本位
    置においてルーフ中心に向くレバー端面には、後縁に移
    行し、操作レバー(35)の旋回時にスライド天蓋(2
    6)の突出縁(32)に沿ってすべり転動する曲線状外
    側輪郭(36)が設けてあることを特徴とする請求項5
    または6に記載の開閉可能な車輌ルーフ。
  8. 【請求項8】 牽引レバー(31)および操作レバー
    (35)が、カバーを閉じた基本位置では、カバー後縁
    を下方から被う通水樋(25)の後方にほぼ平行に位置
    することを特徴とする請求項5〜7の1つに記載の開閉
    可能な車輌ルーフ。
  9. 【請求項9】 牽引レバー(31)および操作レバー
    (35)が、通水樋(25)とほぼ同一の高さに配置さ
    れていることを特徴とする請求項8に記載の開閉可能な
    車輌ルーフ。
  10. 【請求項10】 スライダ(8,28)には、閉鎖され
    たカバーの後縁を下方から被う通水樋(5、25)が固
    定されていることを特徴とする請求項1〜9の1つに記
    載の開閉可能な車輌ルーフ。
  11. 【請求項11】 スライダ(8,28)には、天蓋摺動
    運動の制限のためにスライド天蓋(6,26)に設けた
    ストッパ(13,38)と共働する当接面(14,3
    9)が設けてあることを特徴とする請求項1〜10の1
    つに記載の開閉可能な車輌ルーフ。
JP33846193A 1993-02-27 1993-12-28 開閉可能な車輌ルーフ Pending JPH06247148A (ja)

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