JPH0624698Y2 - 積層型熱交換器コア - Google Patents
積層型熱交換器コアInfo
- Publication number
- JPH0624698Y2 JPH0624698Y2 JP1987162896U JP16289687U JPH0624698Y2 JP H0624698 Y2 JPH0624698 Y2 JP H0624698Y2 JP 1987162896 U JP1987162896 U JP 1987162896U JP 16289687 U JP16289687 U JP 16289687U JP H0624698 Y2 JPH0624698 Y2 JP H0624698Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- shaped member
- heat exchanger
- side wall
- exchanger core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車用インタークーラやオイルクーラ等に用
いることができる積層型熱交換器のコアであって、その
厚み方向にアルミニュームの押し出し材からなる溝型部
材を順次積層すると共に、その内部にインナーフィンを
配置したものに関する。
いることができる積層型熱交換器のコアであって、その
厚み方向にアルミニュームの押し出し材からなる溝型部
材を順次積層すると共に、その内部にインナーフィンを
配置したものに関する。
この種の熱交換器は一般に、多数のプレート部材の両側
に一対のバー材を介装して順次積層し、そのバー材とプ
レート材とに囲まれた空間にフィンを内装する。このよ
うにして組み立てられた組み立て体を適当な治具で保持
し、高温の炉内に全体を挿入し、予めプレート材等に被
覆されたろう材を溶融させ、各接触部間をろう付け固定
していた。
に一対のバー材を介装して順次積層し、そのバー材とプ
レート材とに囲まれた空間にフィンを内装する。このよ
うにして組み立てられた組み立て体を適当な治具で保持
し、高温の炉内に全体を挿入し、予めプレート材等に被
覆されたろう材を溶融させ、各接触部間をろう付け固定
していた。
又、実開昭60−101592号公報記載の積層型熱交
換器コアが第3図及び第4図に示すものとして提案され
ていた。この積層型熱交換器は、エレメントの一つとし
てアルミニューム製の押出し材からなるI型部材10を用
いる。このI型部材10は、その幅方向両側に側壁部1が
配置され、その側壁中央に溝底部2の両縁が位置されて
いる。夫々の側壁部1の上下両面には、載置面3が僅か
に段付に形成されている。そして、このI型部材10を第
4図に示す如く、プレート6を介して積層すると共に、
各プレート6と溝底部2間にフィン5を介装し、夫々の
接触部を互いにろう付け固定したものである。
換器コアが第3図及び第4図に示すものとして提案され
ていた。この積層型熱交換器は、エレメントの一つとし
てアルミニューム製の押出し材からなるI型部材10を用
いる。このI型部材10は、その幅方向両側に側壁部1が
配置され、その側壁中央に溝底部2の両縁が位置されて
いる。夫々の側壁部1の上下両面には、載置面3が僅か
に段付に形成されている。そして、このI型部材10を第
4図に示す如く、プレート6を介して積層すると共に、
各プレート6と溝底部2間にフィン5を介装し、夫々の
接触部を互いにろう付け固定したものである。
前者のバー材とプレート材とを用いる積層型熱交換器
は、各構成部品の全てが独立しているため、組み立てが
面倒で量産性に欠ける欠点がある。
は、各構成部品の全てが独立しているため、組み立てが
面倒で量産性に欠ける欠点がある。
次に、後者のI型部材10を用いる積層型熱交換器は、コ
アの長手方向にのみしか、熱交換媒体を流通することが
できない欠点がある。一般に熱交換器は、二つの流体を
互いに分離して流通させる必要があるが、後者の熱交換
器コアは一方向にしか流体を流通しえないので、二つの
流体の分離のために構造が極めて複雑とならざるを得な
い。又、各I型部材10の間に夫々プレート6を載置する
必要があり、プレートを多数必要とするため組み立ても
比較的面倒である欠点があった。
アの長手方向にのみしか、熱交換媒体を流通することが
できない欠点がある。一般に熱交換器は、二つの流体を
互いに分離して流通させる必要があるが、後者の熱交換
器コアは一方向にしか流体を流通しえないので、二つの
流体の分離のために構造が極めて複雑とならざるを得な
い。又、各I型部材10の間に夫々プレート6を載置する
必要があり、プレートを多数必要とするため組み立ても
比較的面倒である欠点があった。
そこで本考案は、部品点数が少なく且つ各部材の位置決
めが容易であると共に、二つの熱交換媒体を容易に分離
して流通できる積層型熱交換器コアを提供することを目
的とし、その構成は次の通りである。
めが容易であると共に、二つの熱交換媒体を容易に分離
して流通できる積層型熱交換器コアを提供することを目
的とし、その構成は次の通りである。
即ち、全体が浅い溝状に一体的に形成され、その両側壁
部1の厚さが溝底部2のそれよりも厚く形成されると共
に、両側壁部1上端部にその内面側へ逆L字状に突設さ
れ、その突出部外面に前記溝底部2平面に平行な載置面
3及びその載置面3の縁に形成されたストッパ面7が段
付状に形成された複数の溝型部材4と、 その溝型部材4に内装されるフィン5と、 を具備し、積層方向に隣り合う夫々の前記溝型部材4の
側壁部1が互いに直交するように、下側の溝型部材4の
前記載置面3に上側の前記溝型部材4の底面が嵌着して
互いにろう付け固定された積層型熱交換器コアである。
部1の厚さが溝底部2のそれよりも厚く形成されると共
に、両側壁部1上端部にその内面側へ逆L字状に突設さ
れ、その突出部外面に前記溝底部2平面に平行な載置面
3及びその載置面3の縁に形成されたストッパ面7が段
付状に形成された複数の溝型部材4と、 その溝型部材4に内装されるフィン5と、 を具備し、積層方向に隣り合う夫々の前記溝型部材4の
側壁部1が互いに直交するように、下側の溝型部材4の
前記載置面3に上側の前記溝型部材4の底面が嵌着して
互いにろう付け固定された積層型熱交換器コアである。
次に、図面に基づいて本考案の実施例につき説明する。
第1図は本考案の熱交換器コアの要部分解説明図であ
り、第2図は同熱交換器コアの要部斜視図である。この
コアの主要部は、溝型部材4とフィン5とからなる。溝
型部材4は、第1図に示す如く全体が浅い溝状に形成さ
れたアルミニューム又はその合金材からなる押し出し成
形品である。この溝型部材4の側壁部1の肉厚は、溝底
部2のそれよりも厚く形成され且つ、側壁部1の上端部
は逆L字状に突設形成される。それと共に、側壁部1の
縁部に立ち上がり部が形成され、そこにストッパ面7が
構成される。又、載置面3の先端は溝底部2側に断面爪
状に突設され、その端面にフィン支持面8を形成する。
り、第2図は同熱交換器コアの要部斜視図である。この
コアの主要部は、溝型部材4とフィン5とからなる。溝
型部材4は、第1図に示す如く全体が浅い溝状に形成さ
れたアルミニューム又はその合金材からなる押し出し成
形品である。この溝型部材4の側壁部1の肉厚は、溝底
部2のそれよりも厚く形成され且つ、側壁部1の上端部
は逆L字状に突設形成される。それと共に、側壁部1の
縁部に立ち上がり部が形成され、そこにストッパ面7が
構成される。又、載置面3の先端は溝底部2側に断面爪
状に突設され、その端面にフィン支持面8を形成する。
次に、フィン5はこの実施例ではマルチエントリー型の
もの及びコルゲート型のものを夫々用いている。
もの及びコルゲート型のものを夫々用いている。
このような各部品の表面には、予め少なくとも一方側に
ろう材が被覆され或いは各接触部にろう箔が載置され
る。そして、第2図に示す如く各溝型部材4の側壁部が
上下方向に互い違いに直交するように配置され、各溝型
部材4間にはフィン5が内装される。そして、積層方向
の最上下端には、プレート6が配置され、全体が一体的
にろう付け固定されるものである。そして、互いに直交
する面にダクト11,11の開口端が接合され、夫々のダク
ト11,11に二つの異なった熱交換媒体を導き、各部材間
にそれを流通させて熱交換を行うものである。
ろう材が被覆され或いは各接触部にろう箔が載置され
る。そして、第2図に示す如く各溝型部材4の側壁部が
上下方向に互い違いに直交するように配置され、各溝型
部材4間にはフィン5が内装される。そして、積層方向
の最上下端には、プレート6が配置され、全体が一体的
にろう付け固定されるものである。そして、互いに直交
する面にダクト11,11の開口端が接合され、夫々のダク
ト11,11に二つの異なった熱交換媒体を導き、各部材間
にそれを流通させて熱交換を行うものである。
本考案の積層型熱交換器のコアは以上のような構成から
なり、部品点数が少なく組み立て容易で量産性に適する
ものとなる。しかも、上下方向に隣接する溝型部材4
は、その側壁部1が互いに直交する方向に配置されてい
るため、二つの熱交換媒体を夫々直交方向に互いに分離
して導くことが容易なコアを提供できる。
なり、部品点数が少なく組み立て容易で量産性に適する
ものとなる。しかも、上下方向に隣接する溝型部材4
は、その側壁部1が互いに直交する方向に配置されてい
るため、二つの熱交換媒体を夫々直交方向に互いに分離
して導くことが容易なコアを提供できる。
第1図は本考案の熱交換器コアの要部分解説明図、第2
図は同熱交換器コアの要部斜視略図、第3図は従来型熱
交換器コアのエレメントの一部を示す斜視図、第4図は
従来型熱交換器コアの斜視図。 1……側壁部、2……溝底部 3……載置面、4……溝型部材 5……フィン、6……プレート 7……ストッパ面、8……フィン支持面 9……空間部、10……I型部材 11……ダクト
図は同熱交換器コアの要部斜視略図、第3図は従来型熱
交換器コアのエレメントの一部を示す斜視図、第4図は
従来型熱交換器コアの斜視図。 1……側壁部、2……溝底部 3……載置面、4……溝型部材 5……フィン、6……プレート 7……ストッパ面、8……フィン支持面 9……空間部、10……I型部材 11……ダクト
Claims (1)
- 【請求項1】全体が浅い溝状に一体的に形成され、その
両側壁部1の厚さが溝底部2のそれよりも厚く形成され
ると共に、両側壁部1上端部にその内面側へ逆L字状に
突設され、その突出部外面に前記溝底部2平面と平行な
載置面3及びその載置面3の縁に形成されたストッパ面
7が段付状に形成された複数の溝型部材4と、 その溝型部材4に内装されるフィン5と、 を具備し、積層方向に隣り合う夫々の前記溝型部材4の
側壁部1が互いに直交するように、下側の溝型部材4の
前記載置面3に上側の前記溝型部材4の底面が嵌着して
互いにろう付け固定された積層型熱交換器コア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987162896U JPH0624698Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 積層型熱交換器コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987162896U JPH0624698Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 積層型熱交換器コア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0167484U JPH0167484U (ja) | 1989-04-28 |
JPH0624698Y2 true JPH0624698Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31447139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987162896U Expired - Lifetime JPH0624698Y2 (ja) | 1987-10-23 | 1987-10-23 | 積層型熱交換器コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624698Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005207726A (ja) * | 2003-12-22 | 2005-08-04 | Showa Denko Kk | 熱交換器およびその製造方法 |
-
1987
- 1987-10-23 JP JP1987162896U patent/JPH0624698Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0167484U (ja) | 1989-04-28 |
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