JPH06246519A - Ncボーリング装置 - Google Patents

Ncボーリング装置

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JPH06246519A
JPH06246519A JP3226993A JP3226993A JPH06246519A JP H06246519 A JPH06246519 A JP H06246519A JP 3226993 A JP3226993 A JP 3226993A JP 3226993 A JP3226993 A JP 3226993A JP H06246519 A JPH06246519 A JP H06246519A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加工中間部に細径のくびれ部が存在するワーク
を、高い同軸度精度で両側から同時に容易に加工できる
NCボーリング装置を提供する。 【構成】第1ユニット部4に、一体に回転且つ軸方向相
対移動可能に第1スピンドル25と第2スピンドル29を同
軸に設け、第1スピンドル25先端に第1ツールヘッド26
を固定し、ワーク3を挟んで反対側に突出する第2スピ
ンドル29先端に加工直前にドローバー36によって第2ツ
ールヘッド40をクランプして固定する。これにより、A
Cサーボモータ7を駆動して両スピンドル25,29を介し
て両ツールヘッド26,40を回転させつつ、第1スピンド
ル25と第2スピンドル29を互いに反対方向に移動させる
ことでワーク3を両側から同時に加工でき、同軸度の高
い加工が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、NCボーリング装置に
関し、特に、ワークの加工部間に細径のくびれ部があ
り、一方向からの中ぐり加工が難しいワークの加工に好
適なNCボーリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボーリング装置は、中空加工物の内面加
工等に使用されるもので、一般的には、加工物を加工す
るツールを保持するためのツールヘッドが1つであり、
一方向から加工するものが多い。ところで、例えば自動
車における車輪取付け用のハブ内面のベアリング嵌合部
のように、その間に細径のくびれ部があるような加工物
では、一方向からの加工が難しく、上述の通常のボーリ
ング装置は使用できない。
【0003】このため、このようなハブのベアリング嵌
合部のボーリング加工のように、内面加工部間に細径の
くびれ部が存在するようなワークを加工する場合、従来
では、水平対向型のボーリング装置を使用している。こ
のものは、それぞれツールヘッドを備えた互いに独立の
ユニットをワークを挟んで対向配置し、各ユニットを駆
動してワークの両側から各ユニットをワーク方向に接近
させながらそれぞれ独立のツールヘッドで、細径くびれ
部の両側の加工部位をボーリング加工するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな水平対向型ボーリング装置では、対向配置するユニ
ットが互いに独立したものでありツールヘッドも独立し
ているので、互いのツールヘッドを同軸上に高い精度で
配置することが難しい。このため、ワークの加工部位の
同軸度の精度を今まで以上に高めることは難しい。
【0005】本発明は上記の事情に鑑みなされたもの
で、加工部間に細径くびれ部が存在し一方向から同時加
工が難しいワークを、高い同軸度精度で且つ容易に加工
できるNCボーリング装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のNC
ボーリング装置は、基台上の略中央部に設けられ加工す
るワークを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部を
挟んで対向配置され前記ワーク保持部に対して接近及び
離間方向に移動可能に前記基台上に設けられた第1及び
第2ユニット部と、該第1及び第2各ユニットをそれぞ
れスライド駆動する第1及び第2ユニットの各駆動手段
とを有し、前記第1ユニット部は、ハウジングに回転可
能に軸支され前記ワーク保持部側端部に加工ツール保持
用の中空の第1ツールヘッドが同心状に着脱自由に取り
付けられる中空の第1スピンドルと、第1スピンドル及
び第1ツールヘッドを貫通し、当該第1スピンドル及び
第1ツールヘッドに対して一体回転且つ軸方向移動可能
な中空の第2スピンドルと、該第2スピンドルに軸方向
相対移動可能に貫通するドローバーと、前記第2スピン
ドルのワーク保持部側とは反対側端部に取付けられ前記
ドローバーを第2スピンドルに対してスライド駆動する
ドローバー駆動手段と、前記第2スピンドルを第1スピ
ンドル及び第1ツールヘッドに対してスライド駆動する
第2スピンドル駆動手段と、前記第1スピンドルを回転
駆動する第1スピンドル駆動手段とを備えて構成され、
前記第2ユニット部は、前記ドローバー先端部によって
クランプされて前記第1ツールヘッドと対向配置されて
前記第2スピンドル先端部に固定可能な加工ツール保持
用の第2ツールヘッドを着脱可能に保持するツールヘッ
ド保持部を備えて構成されてなり、且つ、ワーク加工時
に、第1及び第2スピンドルを回転させつつ互いに相反
する方向に移動させてワーク両側からワークを同時加工
すべく前記第1及び第2ユニットの各駆動手段及び各ス
ピンドル駆動手段を制御するNC制御手段を備えて構成
した。
【0007】
【作用】かかる構成において、第1ツールヘッドと第2
ツールヘッドは、ワークを挟んで対向配置され、しか
も、第1ツールヘッド保持用の第1スピンドル内部を貫
通させて第2ツールヘッド保持用の第2スピンドルを配
置するため、両ツールヘッドが略同心上に配置されるた
め、細径のくびれ部を挟んで位置する加工部位を高精度
の同軸度で且つ容易に加工することが可能である。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明のNCボーリング装置の一実施例
を示す全体図である。図1において、基台1上の略中央
部には、図示しないトランスファ装置によって搬入・搬
出されるワーク保持部としての治具2が配置されてい
る。該治具2内に、例えばハブ等のワーク3がクランプ
されている。そして、前記治具3を挟んで図中右側に第
1ユニット部4が、図中左側に第2ユニット部5がそれ
ぞれ対向配置されている。
【0009】前記第1ユニット部4には、ユニット部駆
動用のACサーボモータ6、第1スピンドル回転駆動用
のスピンドルモータ7及び第2スピンドル駆動用のAC
サーボモータ8等が備えられており、第1ユニット部4
は、前記ACサーボモータ6によってボールスクリュー
方式で基台1に対して前記治具2の接近及び離間方向に
移動可能に構成されている。また、第2ユニット部5に
は、後述する第2ツールヘッド40を着脱可能に保持する
ツールヘッド保持部としてのツールヘッド保持具9が備
えられており、第2ユニット部5は、油圧方式で基台1
に対して前記治具2の接近及び離間方向に移動可能に構
成されている。そして、前記ACサーボモータ6,8、
スピンドルモータ7、第2ユニット部5の油圧機構等
は、NC制御手段としてのNCコントロールユニット及
びシーケンサユニット10によって後述する図5及び図6
に示すフローチャートに示す如く駆動制御される。
【0010】次に、前記第1ユニット部5の詳細な構成
を図2〜図4を参照しながら説明する。図2において、
ハウジング21内に、前記スピンドルモータ7の軸部にキ
ー嵌合された駆動軸22が軸支されている。該駆動軸22外
周には第1ギヤ23が一体に結合され、該第1ギヤ23に噛
合する第2ギヤ24が第1スピンドル25外周にキー嵌合し
て設けられている。
【0011】前記第1スピンドル25は、中空略円筒状で
ハウジング21内に回転可能に軸支され、ワーク3を保持
する治具2側端部に加工ツール保持用の中空の第1ツー
ルヘッド(クイル)26が同心状に着脱自由に取り付けら
れている。前記第1ツールヘッド26は、加工するワーク
の形状に応じて外形が形成され、外周にワーク3を加工
するためのチップが着脱自由に取付け可能に形成されて
いる。前記第1スピンドル25の内面には、保持部材26を
介して又は直接にメタル軸受27が2ヵ所に設けられる共
に、これらメタル軸受27間に、略円筒状で内面にスプラ
イン歯が形成されたスプライン部材28が固定されてい
る。そして、第1スピンドル25及び第1ツールヘッド26
を貫通して第2スピンドル29が設けられている。
【0012】第2スピンドル29は、ワーク3の最小内径
より小径で中空状をなし、第1スピンドル25内面の前記
スプライン部材28にスプライン嵌合するスプライン歯が
形成されており、前記第1スピンドル25及び第1ツール
ヘッド26に対して一体に回転するよう構成されている。
また、図3に示すように、第2スピンドル駆動用のAC
サーボモータ8は、ナット30(図2参照)に螺合する雄
ねじ31とからなるボールスクリューがカップリング32を
介して結合され、前記雄ねじ31は基端側と先端側がハウ
ジング21に軸受33,34を介して軸支されている。そし
て、ACサーボモータ8の回転駆動によって雄ねじ31が
回転すると、回転方向に応じてナット30が移動し、図2
に示すように、ナット30と一体になった軸受部35を介し
て第2スピンドル29が、第1スピンドル25及び第1ツー
ルヘッド26に対して軸方向に移動するようになってい
る。従って、第2スピンドル29は、第1スピンドル25及
び第1ツールヘッド26に対して一体回転且つ軸方向相対
移動可能に構成されている。
【0013】前記第2スピンドル29内には、第2ツール
ヘッド40をクランプして第2スピンドル29先端に固定す
るためのドローバー36が貫通している。該ドローバー36
の基端部には、図3に示すように、第2スピンドル29の
基端部に結合されたドローバー駆動手段としての回転流
体圧シリンダ37のロッド38が結合している。前記回転流
体圧シリンダ37は、内部のピストン両側の流体室に対し
てハウジング21に固定されたロータリジョイント39を介
して作動流体の給排が行われ、ドローバー36を第2スピ
ンドル29に対して軸方向に移動させる。
【0014】前記第2ツールヘッド40の詳細を図4に示
し説明する。図4において、第2ツールヘッド40は、略
円筒中空状で第2スピンドル29の先端部にキー嵌合可能
なヘッド本体41の外周にワーク加工用のチップ(図示せ
ず)が着脱自由に取付けられるようになっている。そし
て、前記ヘッド本体41の内部には、周囲に複数のボール
42を設けたクランパ43と、該クランパ43の外周とヘッド
本体内周との間にスライド可能に設けられるスリーブ44
と、該スリーブ44を常時、第2スピンドル先端部側(図
中左方向)に弾性付勢するスプリング45等を備えてい
る。そして、第2スピンドル29との結合以前の状態で
は、スリーブ44はスプリング45の弾性力によって止め輪
46で規制される位置まで移動しており、この状態では、
スリーブ44内面の凹部44aがクランパ43のボール42の位
置にあり、前記ボール42がスリーブ44側に突出可能な状
態にある。この時に、第2ツールヘッド40と第2スピン
ドル29の接近動作によってドローバー36の先端部がクラ
ンパ43内に進入する。ドローバー36先端部がクランパ43
内に進入した後、更に第2ツールヘッド40と第2スピン
ドル29が接近すると、第2スピンドル29先端部がスリー
ブ44に当接してスリーブ44をスプリング45の弾性力に抗
して押し付け、スリーブ44は図4に示す位置となる。こ
の状態で、スリーブ44の内面によってボール42は、クラ
ンパ43内面から突出する。そして、ドローバー36を後退
(図4中左方向に移動)させると、ドローバー36の先端
部がボール42に係合し、第2ツールヘッド40がドローバ
ー36でクランプされて第2スピンドル29と一体に結合さ
れ、第2スピンドル29と第2ツールヘッド40とが一体に
回転可能となる。
【0015】次に、本実施例のNCボーリング装置の動
作を図5、図6及び図7のフローチャート及びタイミン
グチャートを参照しながら説明する。まず、加工サイク
ルがスタートすると、トランスファ装置によってワーク
3が治具2に搬入され、ワーク3をクランプし、ワーク
3のクランプ確認動作が実行される。また、加工サイク
ルのスタートでトランスファ装置によるワーク搬入と同
時に第1ユニット部4のワーク加工のためのスピンドル
及びツールヘッドの位置決め等のためのオリエンテーシ
ョンを開始する。
【0016】ワーク3のクランプ確認が行われると、次
にACサーボモータ6を駆動して第1ユニット部4を加
工原位置(加工開始点)まで早送りで治具2側に前進さ
せる。第1ユニット部4が加工原位置に到達したことを
確認すると、次に第2ユニット部5を油圧駆動によって
同じく早送りで治具2側に前進させる。この第2ユニッ
ト部5の前進動作に伴って、ドローバー36の先端部が、
前記第2ユニット部5のツールヘッド保持部9に保持さ
れている第2ツールヘッド40内に進入し、また、第2ス
ピンドル29の先端部が第2ツールヘッド40内のスリーブ
44に当接してスリーブ44をスプリング45の弾性力に抗し
て図4中右方向に押し付けて行く。そして、第2ユニッ
ト部5が所定の前進端まで到達した時には、図4に示す
ように、第2スピンドル29先端部に、第2ツールヘッド
40がキー嵌合状態となって結合されると共に、ドローバ
ー36は鎖線で示す位置にあり、また、スリーブ44内面に
よってクランパ43のボール42が内方に突出した状態に規
制される。
【0017】第2ユニット部5が所定の前進端まで到達
するとこの確認動作を実行する。そして、前進端到達が
確認されると、次には、回転流体圧シリンダ37への作動
流体の給・排を制御してドローバー36を後退させる。こ
れにより、ドローバー36の先端が図4の実線位置でボー
ル42と係合し、第2ツールヘッド40をクランプして第2
スピンドル29先端に一体に結合させる。そして、第2ツ
ールヘッド40の着座確認を行い、ツールヘッド保持具9
の緩め動作を実行して図4の矢印方向に移動させて、第
2ツールヘッド40をツールヘッド保持具9から解放す
る。これにより、ワーク3を挟んで2つのツールヘッド
26,40が同軸上に対向配置される。
【0018】次に、スピンドルモータ7を駆動して第1
及び第2スピンドル25,29の回転を開始すると同時に、
第2ユニット部5の後退動作を実行する。前記第1及び
第2スピンドル25,29の回転機構は、スピンドルモータ
7が回転すると、そのロッドにキー嵌合した駆動軸22を
介して第1ギヤ23が回転する。この第1ギヤ23の回転
は、第2ギヤ24を介して第1スピンドル25に伝達され、
第1スピンドル25及び第1ツールヘッド26が回転する。
また、第1スピンドル25が回転すると、スプライン部材
28を介して第2スピンドル29が回転し流体回転シリンダ
37及びドローバー36も一体に回転し、第2ツールヘッド
40が回転する。従って、第1及び第2スピンドル25,2
9、第1及び第2ツールヘッド26,40が、スピンドルモ
ータ7の駆動によって一体に回転を開始する。
【0019】そして、第1及び第2ツールヘッド26,40
の回転動作と同時に、ACサーボモータ6を駆動して第
1ユニット部4を前進させて第1スピンドル25及び第1
ツールヘッド26を前進させると同時に、ACサーボモー
タ8を駆動しておねじ31とナット30とからなるボールス
クリューを介して第2スピンドル29を第1スピンドル25
に対して第1ユニット部4とは反対側に後退移動させ
て、第2ツールヘッド40をワーク3側に前進させ、第1
ツールヘッド26と第2ツールヘッド40によりワーク3の
切削加工を開始する。この際には、第1ユニット部4上
に第2スピンドル29があるので、第1ユニット部4の前
進速度より第2スピンドル29の後退速度は速く設定され
ている。
【0020】次に、第2スピンドル29が後退端に到達し
たことを確認すると、第2ツールヘッド40側のワーク切
削加工終了と判断して、ACサーボモータ8を逆回転さ
せて第2スピンドル29を早送りで前進させる。次いで、
第1ユニット部4が前進端に到達したことを確認する
と、第1ツールヘッド26側のワーク切削加工終了と判断
して、スピンドルモータ7の回転を停止させて第1及び
第2スピンドル25,29及び第1及び第2ツールヘッド2
6,40の回転を停止させると共に、ACサーボモータ6
を逆回転させて第1ユニット部4を早送りで後退させ
る。そして、第1ユニット部4が加工原位置に到達した
こと及び第2スピンドル29が前進端にあることを確認す
る。
【0021】次に、第1ユニット部4のスピンドルやツ
ールヘッドのオリエンテーションを行い、更に、第2ユ
ニット部5を早送りでワーク側に前進移動させ、前進端
に到達したことの確認動作を行う。次に、流体回転シリ
ンダ37の作動流体の給・排を逆に行い、ドローバー36を
前進させ、第2ツールヘッド40のクランプを解除(アン
クランプ)する。そして、第2ユニット部5のツールヘ
ッド保持具9を締めて第2ツールヘッド40を、第2ユニ
ット部5側に保持させる。
【0022】このツールヘッド保持具9による第2ツー
ルヘッド40の保持動作が完了したら、第1及び第2ユニ
ット部4,5をそれぞれ後退させる。そして、各ユニッ
ト部4,5の後退端の到達を確認した後、切削加工した
ワーク3のクランプを解除(アンクランプ)し、トラン
スファ装置によってワーク3を搬出する。かかる本実施
例のNCボーリング装置によれば、第1ユニット部4
に、2つのツールヘッド26,40をワークを挟んで互いに
対向させ、且つ、同軸に配置できるので、加工中間部に
細径のくびれ部が存在するワーク3でも、同軸度の精度
の高い加工を極めて容易に施すことができる。また、本
実施例では、両ツールヘッド26,40共に着脱自由である
ため、多品種加工に対応できる。更に、第2ツールヘッ
ド40は、ATC(オートツールチェンジ)による自動段
取替えが可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つのユニット部に、2つのツールヘッドをワークを挟ん
で互いに対向させ、且つ、同軸に配置し、両ツールヘッ
ドを互いに反対方向に移動させてワーク両側から同時加
工が可能に構成したので、加工中間部に細径のくびれ部
が存在するワークでも、同軸度の精度の高い加工を極め
て容易に且つ効率的に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNCボーリング装置の一実施例を
示す概略全体図
【図2】同上実施例の第1ユニット部のスピンドル回転
駆動部の構成図
【図3】同上実施例の第1ユニット部の第2スピンドル
及びドローバーのスライド駆動部の構成図
【図4】同上実施例の第2ツールヘッドのクランプ機構
を示す拡大構成図
【図5】同上実施例の加工行程を説明するフローチャー
【図6】同上実施例の加工行程を説明するフローチャー
【図7】同上実施例の加工行程を説明するタイミングチ
ャート
【符号の説明】
1 基台 2 治具 3 ワーク 4 第1ユニット部 5 第2ユニット部 6 ACサーボモータ(第1ユニット部駆動用) 7 スピンドルモータ 8 ACサーボモータ(第2スピンドルスライド用) 9 ツールヘッド保持具 10 NCコントロールユニット及びシーケンサユニン
ト 25 第1スピンドル 26 第1ツールヘッド 29 第2スピンドル 36 ドローバー 37 流体回転シリンダ 40 第2ツールヘッド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台上の略中央部に設けられ加工するワー
    クを保持するワーク保持部と、該ワーク保持部を挟んで
    対向配置され前記ワーク保持部に対して接近及び離間方
    向に移動可能に前記基台上に設けられた第1及び第2ユ
    ニット部と、該第1及び第2各ユニットをそれぞれスラ
    イド駆動する第1及び第2ユニットの各駆動手段とを有
    し、 前記第1ユニット部は、ハウジングに回転可能に軸支さ
    れ前記ワーク保持部側端部に加工ツール保持用の中空の
    第1ツールヘッドが同心状に着脱自由に取り付けられる
    中空の第1スピンドルと、第1スピンドル及び第1ツー
    ルヘッドを貫通し、当該第1スピンドル及び第1ツール
    ヘッドに対して一体回転且つ軸方向移動可能な中空の第
    2スピンドルと、該第2スピンドルに軸方向相対移動可
    能に貫通するドローバーと、前記第2スピンドルのワー
    ク保持部側とは反対側端部に取付けられ前記ドローバー
    を第2スピンドルに対してスライド駆動するドローバー
    駆動手段と、前記第2スピンドルを第1スピンドル及び
    第1ツールヘッドに対してスライド駆動する第2スピン
    ドル駆動手段と、前記第1スピンドルを回転駆動する第
    1スピンドル駆動手段とを備えて構成され、 前記第2ユニット部は、前記ドローバー先端部によって
    クランプされて前記第1ツールヘッドと対向配置されて
    前記第2スピンドル先端部に固定可能な加工ツール保持
    用の第2ツールヘッドを着脱可能に保持するツールヘッ
    ド保持部を備えて構成されてなり、 且つ、ワーク加工時に、第1及び第2スピンドルを回転
    させつつ互いに相反する方向に移動させてワーク両側か
    らワークを同時加工すべく前記第1及び第2ユニットの
    各駆動手段及び各スピンドル駆動手段を制御するNC制
    御手段を備えたことを特徴とするNCボーリング装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997002922A1 (de) * 1995-07-11 1997-01-30 Rudolf Gafner Werkzeughalter

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WO1997002922A1 (de) * 1995-07-11 1997-01-30 Rudolf Gafner Werkzeughalter

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