JPH06246081A - 自動縫いミシンのエッジ位置測定装置 - Google Patents
自動縫いミシンのエッジ位置測定装置Info
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- JPH06246081A JPH06246081A JP5056476A JP5647693A JPH06246081A JP H06246081 A JPH06246081 A JP H06246081A JP 5056476 A JP5056476 A JP 5056476A JP 5647693 A JP5647693 A JP 5647693A JP H06246081 A JPH06246081 A JP H06246081A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発光素子の針板への埋め込みを可能とし、低
コスト化を図り、しかも除去手段により外乱光の影響を
除去する共に、経時変化やミシン振動による光量変動を
なくして、品質及び信頼性を向上し、さらに電球交換等
も不要にして、保守性を向上する。 【構成】 2枚の被縫製物のそれぞれに対して、複数個
のLED素子3aを並設した薄板状LEDパネルと、ソ
ーラセル4とを、被縫製物を介挿可能にして対向配置
し、LED素子3aをオンオフさせるスイッチング手段
10と、ソーラセル4に受光された光量から、LED素
子3aオフ時に受光された外乱光量分を除去する除去手
段13と、この除去手段13から出力されるLED素子
3aの光量分に基づいて、縁部の位置を検出する位置検
出手段16とを具備してなるもの。
コスト化を図り、しかも除去手段により外乱光の影響を
除去する共に、経時変化やミシン振動による光量変動を
なくして、品質及び信頼性を向上し、さらに電球交換等
も不要にして、保守性を向上する。 【構成】 2枚の被縫製物のそれぞれに対して、複数個
のLED素子3aを並設した薄板状LEDパネルと、ソ
ーラセル4とを、被縫製物を介挿可能にして対向配置
し、LED素子3aをオンオフさせるスイッチング手段
10と、ソーラセル4に受光された光量から、LED素
子3aオフ時に受光された外乱光量分を除去する除去手
段13と、この除去手段13から出力されるLED素子
3aの光量分に基づいて、縁部の位置を検出する位置検
出手段16とを具備してなるもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動縫いミシンのエッ
ジ位置測定装置に関する。
ジ位置測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば異なる曲線の布端カーブを
持つ2枚の生地を、その布端を揃えながら自動的に縫い
合わせるミシンとしては、例えば特公平3−44548
号公報記載のミシン等が知られている。この自動縫いミ
シンにおいては、上下に重ねられる生地に対して、それ
ぞれの縁部の位置を検出するための発光素子と受光素子
とが、分離板を介して上下方向に1対づつ重ねられてお
り、針落ち点近傍に配設されている。発光素子としては
受光素子を均一に照射するために直線状白熱電球が、受
光素子としてはソーラセル(太陽電池)が一般的に用い
られている。
持つ2枚の生地を、その布端を揃えながら自動的に縫い
合わせるミシンとしては、例えば特公平3−44548
号公報記載のミシン等が知られている。この自動縫いミ
シンにおいては、上下に重ねられる生地に対して、それ
ぞれの縁部の位置を検出するための発光素子と受光素子
とが、分離板を介して上下方向に1対づつ重ねられてお
り、針落ち点近傍に配設されている。発光素子としては
受光素子を均一に照射するために直線状白熱電球が、受
光素子としてはソーラセル(太陽電池)が一般的に用い
られている。
【0003】各生地は、上下に配設される素子間を送り
時に分離板によりそれぞれ上下に分けられて通過し得る
ようになっており、この生地通過時に遮光される受光素
子の光量の変化量に基づいて、生地の縁部の位置がそれ
ぞれ割り出されるようになっている。この縁部の位置情
報はCPUに入力され、各生地は、送り方向と直角をな
す方向にそれぞれ移動されて、縁部が合わされて縫い合
わされるようになっている。
時に分離板によりそれぞれ上下に分けられて通過し得る
ようになっており、この生地通過時に遮光される受光素
子の光量の変化量に基づいて、生地の縁部の位置がそれ
ぞれ割り出されるようになっている。この縁部の位置情
報はCPUに入力され、各生地は、送り方向と直角をな
す方向にそれぞれ移動されて、縁部が合わされて縫い合
わされるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動縫いミシンにおいては、以下の問題点がある。すなわ
ち、ソーラセルが直線状白熱電球以外の他の白熱灯や蛍
光灯等の室内灯や、太陽光等の外乱光も受光してしまう
上に、白熱電球のフィラメントの経時変化やミシン振動
による光量変動があるので、正確な生地の縁部位置が割
り出せず、従って品質及び信頼性が低下するという問題
がある。また、針板に下布用の発光素子を埋め込まなけ
ばならないが、直線状白熱電球は比較的厚く、しかもこ
の部位には糸切り機構等が存在しスペースに余裕がない
ので、ミシン外部に白熱電球を設け、この外部電球の光
を多数の光ファイバにより所定位置まで導いており、従
って装置が大がかりになり、高コストになるという問題
がある。また、フィラメントの断線、寿命により電球交
換等をしなければならず、保守が煩雑になるという問題
もある。
動縫いミシンにおいては、以下の問題点がある。すなわ
ち、ソーラセルが直線状白熱電球以外の他の白熱灯や蛍
光灯等の室内灯や、太陽光等の外乱光も受光してしまう
上に、白熱電球のフィラメントの経時変化やミシン振動
による光量変動があるので、正確な生地の縁部位置が割
り出せず、従って品質及び信頼性が低下するという問題
がある。また、針板に下布用の発光素子を埋め込まなけ
ばならないが、直線状白熱電球は比較的厚く、しかもこ
の部位には糸切り機構等が存在しスペースに余裕がない
ので、ミシン外部に白熱電球を設け、この外部電球の光
を多数の光ファイバにより所定位置まで導いており、従
って装置が大がかりになり、高コストになるという問題
がある。また、フィラメントの断線、寿命により電球交
換等をしなければならず、保守が煩雑になるという問題
もある。
【0005】そこで本発明は、低コスト化がなされると
共に、品質及び信頼性並びに保守性の向上が図れる自動
縫いミシンのエッジ位置測定装置を提供することを目的
とする。
共に、品質及び信頼性並びに保守性の向上が図れる自動
縫いミシンのエッジ位置測定装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動縫いミシン
のエッジ位置測定装置は上記目的を達成するために、2
枚の被縫製物の縁部をそれぞれ検知し、その縁部の各位
置情報に基づき、縁部位置をそれぞれ制御しながら、前
記2枚の被縫製物を自動的に縫い合わせるミシンにおい
て、前記2枚の被縫製物のそれぞれに対して、複数個の
LED素子を並設した薄板状LEDパネルと、ソーラセ
ルとを、前記被縫製物を介挿可能にして対向配置し、前
記LED素子をオンオフさせるスイッチング手段と、前
記ソーラセルに受光された光量から、前記LED素子オ
フ時に受光された外乱光量分を除去する除去手段と、こ
の除去手段から出力されるLED素子の光量分に基づい
て、前記縁部の位置を検出する位置検出手段とを具備し
てなることを特徴としている。
のエッジ位置測定装置は上記目的を達成するために、2
枚の被縫製物の縁部をそれぞれ検知し、その縁部の各位
置情報に基づき、縁部位置をそれぞれ制御しながら、前
記2枚の被縫製物を自動的に縫い合わせるミシンにおい
て、前記2枚の被縫製物のそれぞれに対して、複数個の
LED素子を並設した薄板状LEDパネルと、ソーラセ
ルとを、前記被縫製物を介挿可能にして対向配置し、前
記LED素子をオンオフさせるスイッチング手段と、前
記ソーラセルに受光された光量から、前記LED素子オ
フ時に受光された外乱光量分を除去する除去手段と、こ
の除去手段から出力されるLED素子の光量分に基づい
て、前記縁部の位置を検出する位置検出手段とを具備し
てなることを特徴としている。
【0007】
【作用】このような手段における自動縫いミシンのエッ
ジ位置測定装置によれば、複数個のLED素子を並設し
た薄板状LEDパネルは、針板への埋め込みを可能と
し、低コスト化をなすよう働く。また、除去手段は外乱
光の影響を除去し、しかも発光素子としてのLED素子
は経時変化やミシン振動による光量変動がなく、品質及
び信頼性を向上するよう働く。また、LED素子は電球
交換等が不要であり、保守性を向上するよう働く。
ジ位置測定装置によれば、複数個のLED素子を並設し
た薄板状LEDパネルは、針板への埋め込みを可能と
し、低コスト化をなすよう働く。また、除去手段は外乱
光の影響を除去し、しかも発光素子としてのLED素子
は経時変化やミシン振動による光量変動がなく、品質及
び信頼性を向上するよう働く。また、LED素子は電球
交換等が不要であり、保守性を向上するよう働く。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示す自動縫いミシンの
エッジ位置測定装置の回路図、図2はLEDパネル及び
ソーラセルの側面図をそれぞれ示しており、本装置は、
異なる曲線の布端カーブを持つ2枚の生地を、その布端
を揃えながら自動的に縫い合わせるミシンに適用されて
いる。図2において、符号1はミシンヘッドを、2は縫
製針をそれぞれ示しており、針2の針落ち点の近傍に
は、面発光LEDパネル3と、例えば単結晶タイプのソ
ーラセル4とが、上下方向に重なるように対向配置され
ている。この面発光LEDパネル3及びソーラセル4
は、分離板5を介して上布用と下布用とがあり、両者は
重ねられた状態となっている。
する。図1は本発明の一実施例を示す自動縫いミシンの
エッジ位置測定装置の回路図、図2はLEDパネル及び
ソーラセルの側面図をそれぞれ示しており、本装置は、
異なる曲線の布端カーブを持つ2枚の生地を、その布端
を揃えながら自動的に縫い合わせるミシンに適用されて
いる。図2において、符号1はミシンヘッドを、2は縫
製針をそれぞれ示しており、針2の針落ち点の近傍に
は、面発光LEDパネル3と、例えば単結晶タイプのソ
ーラセル4とが、上下方向に重なるように対向配置され
ている。この面発光LEDパネル3及びソーラセル4
は、分離板5を介して上布用と下布用とがあり、両者は
重ねられた状態となっている。
【0009】面発光LEDパネル3は、図4に示される
ように、プリント基板3bと、このプリント基板3b上
に、例えば縦横または直線状に等間隔に配設される複数
個のLED素子チップ3aと、これらLED素子チップ
3aを囲うケース3dと、このケース3dの反プリント
基板側を覆う光拡散用の半透明のフィルム3cとから構
成されており、LED素子チップ3a発光時に、拡散フ
ィルム3c表面から均一な光量が得られるようになって
いる。この面発光LEDパネル3は薄板状をなしてお
り、従来の直線状白熱電球より厚みが薄くなっている。
従って、下布用の面発光LEDパネル3は、図2に示さ
れるように、針板への配設(埋め込み)が可能となって
いる。
ように、プリント基板3bと、このプリント基板3b上
に、例えば縦横または直線状に等間隔に配設される複数
個のLED素子チップ3aと、これらLED素子チップ
3aを囲うケース3dと、このケース3dの反プリント
基板側を覆う光拡散用の半透明のフィルム3cとから構
成されており、LED素子チップ3a発光時に、拡散フ
ィルム3c表面から均一な光量が得られるようになって
いる。この面発光LEDパネル3は薄板状をなしてお
り、従来の直線状白熱電球より厚みが薄くなっている。
従って、下布用の面発光LEDパネル3は、図2に示さ
れるように、針板への配設(埋め込み)が可能となって
いる。
【0010】上記面発光LEDパネル3とソーラセル4
との間は、上布、下布用共にそれぞれ一定距離、離間し
ており、その間を上布、下布が縫製時にそれぞれ通過可
能になっている。
との間は、上布、下布用共にそれぞれ一定距離、離間し
ており、その間を上布、下布が縫製時にそれぞれ通過可
能になっている。
【0011】次に、上記発光LEDパネル3及びソーラ
セル4を備えるエッジ位置測定装置の回路構成につい
て、以下説明する。図1において、符号10はタイマー
用IC(NE555)10aと抵抗R1〜R3及びコン
デンサC1,C2よりなるスイッチング手段としてのパ
ルス発振器を、11はこの発振器10に接続され、Pチ
ャンネルMOSトランジスタQ1と上記複数個(2×1
8=36個)のLED素子チップ3a及び抵抗R5,R
6よりなる光パルス出力部を、12は上記ソーラセル4
とオペアンプ12a(TA75559P)及び抵抗R7
よりなる光量検出回路を、13はこの光量検出回路12
及び発振器10に接続され、トランジスタQ2とコンデ
ンサC3及び抵抗R8,R9よりなる除去手段としての
パルス分検出回路を、14は上記発振器10に接続さ
れ、比較器14a(LM339)及び抵抗R12,R1
3よりなる比較回路を、15はこの比較回路14及び上
記パルス分検出回路13に接続され、オペアンプ15a
(TA75559P)とダイオードd1とコンデンサC
4及び抵抗R11よりなるピーク値検出回路をそれぞれ
示しており、このピーク値検出回路15の出力線は、位
置検出手段16に接続されている。
セル4を備えるエッジ位置測定装置の回路構成につい
て、以下説明する。図1において、符号10はタイマー
用IC(NE555)10aと抵抗R1〜R3及びコン
デンサC1,C2よりなるスイッチング手段としてのパ
ルス発振器を、11はこの発振器10に接続され、Pチ
ャンネルMOSトランジスタQ1と上記複数個(2×1
8=36個)のLED素子チップ3a及び抵抗R5,R
6よりなる光パルス出力部を、12は上記ソーラセル4
とオペアンプ12a(TA75559P)及び抵抗R7
よりなる光量検出回路を、13はこの光量検出回路12
及び発振器10に接続され、トランジスタQ2とコンデ
ンサC3及び抵抗R8,R9よりなる除去手段としての
パルス分検出回路を、14は上記発振器10に接続さ
れ、比較器14a(LM339)及び抵抗R12,R1
3よりなる比較回路を、15はこの比較回路14及び上
記パルス分検出回路13に接続され、オペアンプ15a
(TA75559P)とダイオードd1とコンデンサC
4及び抵抗R11よりなるピーク値検出回路をそれぞれ
示しており、このピーク値検出回路15の出力線は、位
置検出手段16に接続されている。
【0012】次に、このエッジ位置測定装置の回路動作
について、以下説明する。先ず、タイマー用IC(NE
555)10aにより、コンデンサC1端子電圧は、図
5(a)に示されるようになり、端子3からは、図5
(b)に示されるようなパルス出力がなされる。ここ
で、発振器10の発振周期及びパルス巾は、抵抗R1〜
R3及びコンデンサC1の充放電時定数により決定され
る。
について、以下説明する。先ず、タイマー用IC(NE
555)10aにより、コンデンサC1端子電圧は、図
5(a)に示されるようになり、端子3からは、図5
(b)に示されるようなパルス出力がなされる。ここ
で、発振器10の発振周期及びパルス巾は、抵抗R1〜
R3及びコンデンサC1の充放電時定数により決定され
る。
【0013】上記パルスが光パルス出力部11に入力さ
れると、パルスがローレベルの時にMOSトランジスタ
Q1がオンし、ハイレベルの時にオフするようになって
おり、MOSトランジスタQ1がオンすると、面発光L
EDパネル3の各LED素子3aがパルス発光する。こ
こで、抵抗R6はLED電流を制限しており、抵抗R5
はMOSトランジスタQ1がオフした時に、LED素子
群両端の残留電荷を放電させて、光の立ち下がりを速め
ている。
れると、パルスがローレベルの時にMOSトランジスタ
Q1がオンし、ハイレベルの時にオフするようになって
おり、MOSトランジスタQ1がオンすると、面発光L
EDパネル3の各LED素子3aがパルス発光する。こ
こで、抵抗R6はLED電流を制限しており、抵抗R5
はMOSトランジスタQ1がオフした時に、LED素子
群両端の残留電荷を放電させて、光の立ち下がりを速め
ている。
【0014】上記各LED素子3aがパルス発光する
と、図3に示されるように、ソーラセル4及び送り動作
中の布7側に均一な照射がなされ、ソーラセル4にあっ
ては、布7により遮蔽されてない部分が照射されること
になる。なお、本実施例においては、布7は光を透過さ
せない厚布が用いられている。
と、図3に示されるように、ソーラセル4及び送り動作
中の布7側に均一な照射がなされ、ソーラセル4にあっ
ては、布7により遮蔽されてない部分が照射されること
になる。なお、本実施例においては、布7は光を透過さ
せない厚布が用いられている。
【0015】ソーラセル4が照射されると、その光量に
比例して光電流が発生するが、抵抗R7にその光電流と
同量の電流が流れて光電流を打ち消すので、オペアンプ
12aの正負入力間は0ボルトに保たれる。従って、オ
ペアンプ12aの出力電圧は、ソーラセルの光電流に抵
抗R7の抵抗値を乗じた値となり、光量検出回路12か
らは、図5(c)に示されるような出力がなされる。な
お、図5(c)において、LED素子3aオン時に上方
に突出している部分Aは、LED素子3aの光量のみに
対応する電圧を、LED素子3aオフ時の斜線Bは、白
熱灯や蛍光灯等の室内灯や、太陽光等の外乱光の光量に
対応する電圧をそれぞれ示している。
比例して光電流が発生するが、抵抗R7にその光電流と
同量の電流が流れて光電流を打ち消すので、オペアンプ
12aの正負入力間は0ボルトに保たれる。従って、オ
ペアンプ12aの出力電圧は、ソーラセルの光電流に抵
抗R7の抵抗値を乗じた値となり、光量検出回路12か
らは、図5(c)に示されるような出力がなされる。な
お、図5(c)において、LED素子3aオン時に上方
に突出している部分Aは、LED素子3aの光量のみに
対応する電圧を、LED素子3aオフ時の斜線Bは、白
熱灯や蛍光灯等の室内灯や、太陽光等の外乱光の光量に
対応する電圧をそれぞれ示している。
【0016】微分回路により構成されるパルス分検出回
路13においては、LED素子3aオフ時には、トラン
ジスタQ2が導通しており、従ってその出力は0ボルト
となっている。さてここで、LED素子3aのオン直前
の光量検出回路12の出力電圧が、例えば4ボルトと仮
定すると、トランジスタQ2がオンしているので、コン
デンサC3には4ボルト分の電荷がある。ここで、LE
D素子3aがオンすると、同時にトランジスタC3がオ
フし、光量検出回路12の出力電圧が、例えば7ボルト
に変化したとすると、コンデンサC3には、上述のよう
に、4ボルト分の電荷があるために、パルス分検出回路
13からは、(7−4)=3ボルトのパルス電圧が出力
されることになる。但し、R8<<R9
路13においては、LED素子3aオフ時には、トラン
ジスタQ2が導通しており、従ってその出力は0ボルト
となっている。さてここで、LED素子3aのオン直前
の光量検出回路12の出力電圧が、例えば4ボルトと仮
定すると、トランジスタQ2がオンしているので、コン
デンサC3には4ボルト分の電荷がある。ここで、LE
D素子3aがオンすると、同時にトランジスタC3がオ
フし、光量検出回路12の出力電圧が、例えば7ボルト
に変化したとすると、コンデンサC3には、上述のよう
に、4ボルト分の電荷があるために、パルス分検出回路
13からは、(7−4)=3ボルトのパルス電圧が出力
されることになる。但し、R8<<R9
【0017】因に、LED素子3aのオン中はトランジ
スタQ2がオフしているために、C3×R9の時定数で
パルス分検出回路13の電圧が下がるが、C3×R9>>
(LED素子3aのオン時のパルス巾)の条件により、
パルス電圧値は、LED素子3aオン中、一定と見做せ
る。
スタQ2がオフしているために、C3×R9の時定数で
パルス分検出回路13の電圧が下がるが、C3×R9>>
(LED素子3aのオン時のパルス巾)の条件により、
パルス電圧値は、LED素子3aオン中、一定と見做せ
る。
【0018】そして、再びLED素子3aがオフする
と、トランジスタQ2が導通し、その出力は0ボルトと
なる。ここでもし、トランジスタQ2がないとすると、
C3×R9の時定数がかなり大きいために、LED素子
3aのオフ時の外乱光のみによる電圧に対して、コンデ
ンサC3の端子電圧の応答が遅れ、パルス出力電圧は一
定しなくなる。このようにして、パルス分検出回路13
から出力される電圧を示したのが、図5(d)であり、
同図に示されるように、図5(c)で説明した外乱光の
光量に対応する電圧Bは除去されており、LED素子3
aの光量のみに対応する電圧Aのみが出力されることに
なる。
と、トランジスタQ2が導通し、その出力は0ボルトと
なる。ここでもし、トランジスタQ2がないとすると、
C3×R9の時定数がかなり大きいために、LED素子
3aのオフ時の外乱光のみによる電圧に対して、コンデ
ンサC3の端子電圧の応答が遅れ、パルス出力電圧は一
定しなくなる。このようにして、パルス分検出回路13
から出力される電圧を示したのが、図5(d)であり、
同図に示されるように、図5(c)で説明した外乱光の
光量に対応する電圧Bは除去されており、LED素子3
aの光量のみに対応する電圧Aのみが出力されることに
なる。
【0019】上記パルス分検出回路13の出力はピーク
値検出回路15に入力され、このピーク値検出回路15
において、そのピーク値がホールドされる。この波形を
表したのが、図5(e)である。ここで、上記パルス分
検出回路13の出力は、布の縁部の位置により増減する
が、ピーク値をそのまま後段の位置検出手段16に出力
すると、パルス分検出回路13の出力が前のLED素子
3a点灯時の値より減少した場合には、前のピーク値が
位置検出手段に出力されてしまうので、本実施例におい
ては、比較回路14を設けて、これに対処している。す
なわち、図5(f)に示される発振器10中の波形と閾
値hとを比較し、LED素子3aオン直前のタイミング
を検出して、次のパルスが来る直前で図5(e)に示さ
れる電圧を0ボルトにリセットしている。従って、位置
検出手段16には、図5(g)に示されるような波形が
出力されることになる。
値検出回路15に入力され、このピーク値検出回路15
において、そのピーク値がホールドされる。この波形を
表したのが、図5(e)である。ここで、上記パルス分
検出回路13の出力は、布の縁部の位置により増減する
が、ピーク値をそのまま後段の位置検出手段16に出力
すると、パルス分検出回路13の出力が前のLED素子
3a点灯時の値より減少した場合には、前のピーク値が
位置検出手段に出力されてしまうので、本実施例におい
ては、比較回路14を設けて、これに対処している。す
なわち、図5(f)に示される発振器10中の波形と閾
値hとを比較し、LED素子3aオン直前のタイミング
を検出して、次のパルスが来る直前で図5(e)に示さ
れる電圧を0ボルトにリセットしている。従って、位置
検出手段16には、図5(g)に示されるような波形が
出力されることになる。
【0020】位置検出手段16は、公知のA/D変換入
力付マイクロコンピュータにより構成されており、図6
に示されるような、ピーク値検出回路15の出力電圧と
ソーラセル6の端部から布縁部までの距離x(図3参
照)との関係を示すデータテーブルが記憶されている。
従って、上記ピーク値検出回路15の出力電圧により、
布7の縁部の位置を検出することができるようになって
いる。なお、図5(a)〜図5(g)の波形図は、図1
中の符号a〜gの地点のそれにそれぞれ対応している。
力付マイクロコンピュータにより構成されており、図6
に示されるような、ピーク値検出回路15の出力電圧と
ソーラセル6の端部から布縁部までの距離x(図3参
照)との関係を示すデータテーブルが記憶されている。
従って、上記ピーク値検出回路15の出力電圧により、
布7の縁部の位置を検出することができるようになって
いる。なお、図5(a)〜図5(g)の波形図は、図1
中の符号a〜gの地点のそれにそれぞれ対応している。
【0021】このように、本実施例においては、発光素
子を薄板状の面発光LEDパネル3としたので、該面発
光LEDパネル3を針板へ埋め込むことが可能となり、
従来のような大がかりな構成が不要となって、低コスト
化が可能となっている。また、パルス分検出回路13に
より外乱光の影響を除去し、しかもLED素子3a自体
が経時変化やミシン振動による光量変動がないので、品
質及び信頼性の向上が可能となっている。ここで、パル
スにより発光させているので、LED素子3aの連続点
灯より発光強度を上げられるようになっており、しかも
発光強度を外乱より高く設定することが可能であり、従
って外乱を除去し易くなっている。また、LED素子3
aは電球交換等が不要なので、保守性の向上も可能とな
っている。
子を薄板状の面発光LEDパネル3としたので、該面発
光LEDパネル3を針板へ埋め込むことが可能となり、
従来のような大がかりな構成が不要となって、低コスト
化が可能となっている。また、パルス分検出回路13に
より外乱光の影響を除去し、しかもLED素子3a自体
が経時変化やミシン振動による光量変動がないので、品
質及び信頼性の向上が可能となっている。ここで、パル
スにより発光させているので、LED素子3aの連続点
灯より発光強度を上げられるようになっており、しかも
発光強度を外乱より高く設定することが可能であり、従
って外乱を除去し易くなっている。また、LED素子3
aは電球交換等が不要なので、保守性の向上も可能とな
っている。
【0022】以上本発明者によってなされた発明を実施
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、LED素子3aを拡散フィ
ルム3cの真下に並設した構成(図4参照)を採ってい
るが、アクリル等の導光板の両サイドに等間隔にLED
素子3aを並設し、導光板の下側に乱反射シートを配置
する構成を採っても良い。また、LED素子3aの並設
間隔を狭めれば、拡散フィルム3cがなくても良い。
例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に
限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で
種々変形可能であるというのはいうまでもなく、例え
ば、上記実施例においては、LED素子3aを拡散フィ
ルム3cの真下に並設した構成(図4参照)を採ってい
るが、アクリル等の導光板の両サイドに等間隔にLED
素子3aを並設し、導光板の下側に乱反射シートを配置
する構成を採っても良い。また、LED素子3aの並設
間隔を狭めれば、拡散フィルム3cがなくても良い。
【0023】また、上記実施例においては、ソーラセル
4として単結晶タイプを用いているが、アモルファスタ
イプも使用可能である。
4として単結晶タイプを用いているが、アモルファスタ
イプも使用可能である。
【0024】また、発振器10としてタイマー用IC
(NE555)10aを用いているが、各種のマルチバ
イブレータや、プログラマブルユニジャンクショントラ
ンジスタ(PUT)、ユニジャンクショントランジスタ
(UJT)等の発振素子を用いることも可能である。ま
た、繰り返し信号としてCPUのクロック、CPU等の
出力パルス、ミシン主軸に関連して発生するパルスや、
これらのパルス列を利用することもまた可能である。
(NE555)10aを用いているが、各種のマルチバ
イブレータや、プログラマブルユニジャンクショントラ
ンジスタ(PUT)、ユニジャンクショントランジスタ
(UJT)等の発振素子を用いることも可能である。ま
た、繰り返し信号としてCPUのクロック、CPU等の
出力パルス、ミシン主軸に関連して発生するパルスや、
これらのパルス列を利用することもまた可能である。
【0025】また、光量検出回路12を、ソーラセル4
に対して抵抗R7を直列に接続する回路に代えることも
可能である。
に対して抵抗R7を直列に接続する回路に代えることも
可能である。
【0026】また、パルス分検出回路13を、LED素
子3aオン直前の電圧値をホールドし、この電圧値とL
ED素子3aオン時の電圧値との差分をとるように構成
しても良い。
子3aオン直前の電圧値をホールドし、この電圧値とL
ED素子3aオン時の電圧値との差分をとるように構成
しても良い。
【0027】さらにまた、上記実施例においては、布7
として光を透過させない厚布が用いられているが、光を
透過させる薄布を用いることも可能である。この場合に
は、予め位置検出手段16において、図6に点線で示さ
れるような、薄布用のデータテーブルを記憶させてお
き、該データテーブルを使用するようにすれば良い。
として光を透過させない厚布が用いられているが、光を
透過させる薄布を用いることも可能である。この場合に
は、予め位置検出手段16において、図6に点線で示さ
れるような、薄布用のデータテーブルを記憶させてお
き、該データテーブルを使用するようにすれば良い。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように本発明の自動縫いミシ
ンのエッジ位置測定装置によれば、複数個のLED素子
を並設した薄板状LEDパネルを、針板へ埋め込むこと
が可能となるので、低コスト化が可能となる。また、除
去手段により外乱光の影響を除去できると共に、LED
素子自体は経時変化やミシン振動による光量変動がない
ので、品質及び信頼性を向上できる。また、LED素子
は電球交換等が不要なので、保守性を向上できる。
ンのエッジ位置測定装置によれば、複数個のLED素子
を並設した薄板状LEDパネルを、針板へ埋め込むこと
が可能となるので、低コスト化が可能となる。また、除
去手段により外乱光の影響を除去できると共に、LED
素子自体は経時変化やミシン振動による光量変動がない
ので、品質及び信頼性を向上できる。また、LED素子
は電球交換等が不要なので、保守性を向上できる。
【図1】本発明の一実施例を示す自動縫いミシンのエッ
ジ位置測定装置の回路図である。
ジ位置測定装置の回路図である。
【図2】LEDパネル及びソーラセルの側面図である。
【図3】図2中の上布用のLEDパネル及びソーラセル
の拡大図である。
の拡大図である。
【図4】LEDパネルの一部破断斜視図である。
【図5】回路動作を説明するためのタイミングチャート
である。
である。
【図6】ピーク値検出回路出力電圧と被縫製物の縁部位
置との関係図である。
置との関係図である。
3 LEDパネル 3a LED素子 4 ソーラセル 7 被縫製物 10 スイッチング手段 13 除去手段 16 位置検出手段
Claims (1)
- 【請求項1】 2枚の被縫製物の縁部をそれぞれ検知
し、その縁部の各位置情報に基づき、縁部位置をそれぞ
れ制御しながら、前記2枚の被縫製物を自動的に縫い合
わせるミシンにおいて、 前記2枚の被縫製物のそれぞれに対して、複数個のLE
D素子を並設した薄板状LEDパネルと、ソーラセルと
を、前記被縫製物を介挿可能にして対向配置し、 前記LED素子をオンオフさせるスイッチング手段と、 前記ソーラセルに受光された光量から、前記LED素子
オフ時に受光された外乱光量分を除去する除去手段と、 この除去手段から出力されるLED素子の光量分に基づ
いて、前記縁部の位置を検出する位置検出手段と、 を具備してなる自動縫いミシンのエッジ位置測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5056476A JPH06246081A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 自動縫いミシンのエッジ位置測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5056476A JPH06246081A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 自動縫いミシンのエッジ位置測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06246081A true JPH06246081A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13028161
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5056476A Pending JPH06246081A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | 自動縫いミシンのエッジ位置測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06246081A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000299498A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Hitachi Ltd | 光送信器及び光通信システム |
CN105986377A (zh) * | 2015-02-06 | 2016-10-05 | 台达电子工业股份有限公司 | 一种缝纫机及其对射式电眼装置和自动更正方法 |
CN116065304A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-05-05 | 天津航天机电设备研究所 | 一种航天器圆形柔性太阳翼的复合基板机器缝合连接工艺 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5056476A patent/JPH06246081A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000299498A (ja) * | 1999-04-14 | 2000-10-24 | Hitachi Ltd | 光送信器及び光通信システム |
CN105986377A (zh) * | 2015-02-06 | 2016-10-05 | 台达电子工业股份有限公司 | 一种缝纫机及其对射式电眼装置和自动更正方法 |
CN105986377B (zh) * | 2015-02-06 | 2018-10-09 | 台达电子工业股份有限公司 | 一种缝纫机及其对射式电眼装置和自动更正方法 |
CN116065304A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-05-05 | 天津航天机电设备研究所 | 一种航天器圆形柔性太阳翼的复合基板机器缝合连接工艺 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990713 |