JPH06245975A - 点鼻薬容器 - Google Patents
点鼻薬容器Info
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- JPH06245975A JPH06245975A JP5035441A JP3544193A JPH06245975A JP H06245975 A JPH06245975 A JP H06245975A JP 5035441 A JP5035441 A JP 5035441A JP 3544193 A JP3544193 A JP 3544193A JP H06245975 A JPH06245975 A JP H06245975A
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- B05B11/0005—Components or details
- B05B11/0059—Components or details allowing operation in any orientation, e.g. for discharge in inverted position
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- B05B11/0005—Components or details
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- B05B11/0005—Components or details
- B05B11/0027—Means for neutralising the actuation of the sprayer ; Means for preventing access to the sprayer actuation means
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- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B1/00—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means
- B05B1/34—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to influence the nature of flow of the liquid or other fluent material, e.g. to produce swirl
- B05B1/3405—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to influence the nature of flow of the liquid or other fluent material, e.g. to produce swirl to produce swirl
- B05B1/341—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to influence the nature of flow of the liquid or other fluent material, e.g. to produce swirl to produce swirl before discharging the liquid or other fluent material, e.g. in a swirl chamber upstream the spray outlet
- B05B1/3421—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to influence the nature of flow of the liquid or other fluent material, e.g. to produce swirl to produce swirl before discharging the liquid or other fluent material, e.g. in a swirl chamber upstream the spray outlet with channels emerging substantially tangentially in the swirl chamber
- B05B1/3431—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to influence the nature of flow of the liquid or other fluent material, e.g. to produce swirl to produce swirl before discharging the liquid or other fluent material, e.g. in a swirl chamber upstream the spray outlet with channels emerging substantially tangentially in the swirl chamber the channels being formed at the interface of cooperating elements, e.g. by means of grooves
- B05B1/3436—Nozzles, spray heads or other outlets, with or without auxiliary devices such as valves, heating means designed to influence the nature of flow of the liquid or other fluent material, e.g. to produce swirl to produce swirl before discharging the liquid or other fluent material, e.g. in a swirl chamber upstream the spray outlet with channels emerging substantially tangentially in the swirl chamber the channels being formed at the interface of cooperating elements, e.g. by means of grooves the interface being a plane perpendicular to the outlet axis
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B11/00—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use
- B05B11/01—Single-unit hand-held apparatus in which flow of contents is produced by the muscular force of the operator at the moment of use characterised by the means producing the flow
- B05B11/10—Pump arrangements for transferring the contents from the container to a pump chamber by a sucking effect and forcing the contents out through the dispensing nozzle
- B05B11/1001—Piston pumps
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- Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 噴霧ノズル３３の先端部を鼻孔に差し入れ、
ポンプ機構２０を無理なく作動させる。 【構成】 容器本体１０にポンプ機構２０を装着し、ノ
ズル部材３０を設ける。ノズル部材３０は、ポンプ機構
２０の作動軸Ｃに対して鋭角に屈曲し、作動軸Ｃのまわ
りに旋回可能な噴霧ノズル３３を有する。噴霧ノズル３
３を容器本体１０の反対側に旋回し、ノズル部材３０の
頂部に親指を掛け、容器本体１０の底部に人差し指、中
指を掛けることにより、全体を倒立姿勢にして噴霧ノズ
ル３３の先端部を鼻孔に差し入れ、ポンプ機構２０を伸
縮するようにして作動させる。
ポンプ機構２０を無理なく作動させる。 【構成】 容器本体１０にポンプ機構２０を装着し、ノ
ズル部材３０を設ける。ノズル部材３０は、ポンプ機構
２０の作動軸Ｃに対して鋭角に屈曲し、作動軸Ｃのまわ
りに旋回可能な噴霧ノズル３３を有する。噴霧ノズル３
３を容器本体１０の反対側に旋回し、ノズル部材３０の
頂部に親指を掛け、容器本体１０の底部に人差し指、中
指を掛けることにより、全体を倒立姿勢にして噴霧ノズ
ル３３の先端部を鼻孔に差し入れ、ポンプ機構２０を伸
縮するようにして作動させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、鼻孔を介して投与す
る点鼻薬用の容器、殊に、容器を薬液注入器として利用
し、そのまま使い捨てるようにした点鼻薬容器に関す
る。
る点鼻薬用の容器、殊に、容器を薬液注入器として利用
し、そのまま使い捨てるようにした点鼻薬容器に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】点鼻薬は、一般に、鼻孔の奥の鼻孔内粘
膜に対して投与する必要があり、薬液の投与には、専用
の薬液注入器が用いられる。
膜に対して投与する必要があり、薬液の投与には、専用
の薬液注入器が用いられる。
【０００３】従来の薬液注入器は、たとえば、薬液を収
納する容器本体１と、容器本体１の口部に装着するポン
プ機構２と、ポンプ機構２の出口側に連結するアダプタ
３とからなっている（図１１、実開平３−１２９１５３
号公報）。アダプタ３は、先端にノズル孔３ａを有する
細長いノズル形に形成され、基部には、一対の指掛け部
３ｂ、３ｂが形成されている。このものは、アダプタ３
の先端部を鼻孔に差し入れ、容器本体１の底部に掛けた
親指と、アダプタ３の指掛け部３ｂ、３ｂに掛けた人差
し指、中指とにより、ポンプ機構２を伸縮させるように
して作動させれば、容器本体１内の薬液がノズル孔３ａ
から霧状に噴霧され、鼻孔内に薬液を投与することがで
きる。
納する容器本体１と、容器本体１の口部に装着するポン
プ機構２と、ポンプ機構２の出口側に連結するアダプタ
３とからなっている（図１１、実開平３−１２９１５３
号公報）。アダプタ３は、先端にノズル孔３ａを有する
細長いノズル形に形成され、基部には、一対の指掛け部
３ｂ、３ｂが形成されている。このものは、アダプタ３
の先端部を鼻孔に差し入れ、容器本体１の底部に掛けた
親指と、アダプタ３の指掛け部３ｂ、３ｂに掛けた人差
し指、中指とにより、ポンプ機構２を伸縮させるように
して作動させれば、容器本体１内の薬液がノズル孔３ａ
から霧状に噴霧され、鼻孔内に薬液を投与することがで
きる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術によれ
ば、使用者は、親指と、人差し指、中指とによって全体
を保持した上、アダプタの先端部を鼻孔内に差し入れて
ポンプ機構を作動させる必要があるから、そのときの手
は、不自然に屈曲させなければならず、老人や幼児等の
患者にとって、必ずしも使用し易いとはいえないという
問題があった。
ば、使用者は、親指と、人差し指、中指とによって全体
を保持した上、アダプタの先端部を鼻孔内に差し入れて
ポンプ機構を作動させる必要があるから、そのときの手
は、不自然に屈曲させなければならず、老人や幼児等の
患者にとって、必ずしも使用し易いとはいえないという
問題があった。
【０００５】また、容器本体は、使用時において、正立
姿勢となるのが普通であるから、容器本体内の薬液の全
量を確実に使い切ることが難しく、薬液が無駄になりが
ちであるという問題もあった。
姿勢となるのが普通であるから、容器本体内の薬液の全
量を確実に使い切ることが難しく、薬液が無駄になりが
ちであるという問題もあった。
【０００６】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、薬液の噴霧方向をポンプ機構の作動軸
に対して鋭角に屈曲させることによって、誰れでも簡単
に使用することができ、しかも、全体を倒立姿勢で使用
することにより薬液の全量を容易に使い切ることができ
る点鼻薬容器を提供することにある。
術の問題に鑑み、薬液の噴霧方向をポンプ機構の作動軸
に対して鋭角に屈曲させることによって、誰れでも簡単
に使用することができ、しかも、全体を倒立姿勢で使用
することにより薬液の全量を容易に使い切ることができ
る点鼻薬容器を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、薬液を収容する容器本体と、容
器本体の口部に装着するポンプ機構と、ポンプ機構の先
端に連結するノズル部材とからなり、ノズル部材は、ポ
ンプ機構の作動軸に対して鋭角に屈曲する噴霧ノズルを
有し、噴霧ノズルは、ポンプ機構の作動軸のまわりに旋
回可能であることをその要旨とする。
めのこの発明の構成は、薬液を収容する容器本体と、容
器本体の口部に装着するポンプ機構と、ポンプ機構の先
端に連結するノズル部材とからなり、ノズル部材は、ポ
ンプ機構の作動軸に対して鋭角に屈曲する噴霧ノズルを
有し、噴霧ノズルは、ポンプ機構の作動軸のまわりに旋
回可能であることをその要旨とする。
【０００８】なお、容器本体は、待避位置に旋回したノ
ズル部材を覆う着脱自在のキャップを備えることができ
る。
ズル部材を覆う着脱自在のキャップを備えることができ
る。
【０００９】また、ポンプ機構は、噴霧ノズルを使用位
置に旋回したときにのみ操作可能としてもよい。
置に旋回したときにのみ操作可能としてもよい。
【００１０】
【作用】かかる発明の構成によるときは、ノズル部材
は、ポンプ機構の作動軸に対して鋭角に屈曲する噴霧ノ
ズルを有し、しかも、噴霧ノズルは、ポンプ機構の作動
軸のまわりに旋回可能であるから、噴霧ノズルを使用位
置に旋回し、親指をノズル部材の先端に掛け、人差し指
と中指とを容器本体の底部に掛けることにより、全体を
倒立姿勢に保持し、噴霧ノズルを容易に鼻孔内に差し入
れることができる。そこで、この状態においてポンプ機
構を作動させれば、薬液を鼻孔内に噴霧し、投与するこ
とができる。また、このときの容器本体は倒立姿勢であ
るから、薬液の全量を使い切ることも容易である。
は、ポンプ機構の作動軸に対して鋭角に屈曲する噴霧ノ
ズルを有し、しかも、噴霧ノズルは、ポンプ機構の作動
軸のまわりに旋回可能であるから、噴霧ノズルを使用位
置に旋回し、親指をノズル部材の先端に掛け、人差し指
と中指とを容器本体の底部に掛けることにより、全体を
倒立姿勢に保持し、噴霧ノズルを容易に鼻孔内に差し入
れることができる。そこで、この状態においてポンプ機
構を作動させれば、薬液を鼻孔内に噴霧し、投与するこ
とができる。また、このときの容器本体は倒立姿勢であ
るから、薬液の全量を使い切ることも容易である。
【００１１】容器本体がキャップを備えるときは、キャ
ップは、不使用時において、ノズル部材をコンパクトに
覆うことができるから、携帯に便利である上、ノズル部
材が不用意に汚損するおそれもない。
ップは、不使用時において、ノズル部材をコンパクトに
覆うことができるから、携帯に便利である上、ノズル部
材が不用意に汚損するおそれもない。
【００１２】噴霧ノズルが使用位置にあるときにのみ操
作可能なポンプ機構は、噴霧ノズルがそれ以外の位置に
あるときに作動しないから、薬液を無駄に噴出させてし
まうおそれがない。
作可能なポンプ機構は、噴霧ノズルがそれ以外の位置に
あるときに作動しないから、薬液を無駄に噴出させてし
まうおそれがない。
【００１３】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【００１４】点鼻薬容器は、容器本体１０と、ポンプ機
構２０と、ノズル部材３０とを主要部材としてなる（図
１、図２）。
構２０と、ノズル部材３０とを主要部材としてなる（図
１、図２）。
【００１５】容器本体１０は、雄ねじ１１ａ付きの口部
１１を有する異形容器であり、内部には、所定量の薬液
を収容することができる。容器本体１０は、全体がほぼ
先細の卵形に形成されており、外周中間部には、段部１
２が形成されている。また、段部１２の上方には、先細
の先端部と後端部とに、浅い係合溝１３、１３が段部１
２と平行に形成されており、両側面には、段部１２をほ
ぼ半円形に上方に突出させることにより、係合部１２
ａ、１２ａが形成されている。なお、容器本体１０は、
その内部の断面形状が、全体として、口部１１に向けて
滑らかに連続するように形成されている。
１１を有する異形容器であり、内部には、所定量の薬液
を収容することができる。容器本体１０は、全体がほぼ
先細の卵形に形成されており、外周中間部には、段部１
２が形成されている。また、段部１２の上方には、先細
の先端部と後端部とに、浅い係合溝１３、１３が段部１
２と平行に形成されており、両側面には、段部１２をほ
ぼ半円形に上方に突出させることにより、係合部１２
ａ、１２ａが形成されている。なお、容器本体１０は、
その内部の断面形状が、全体として、口部１１に向けて
滑らかに連続するように形成されている。
【００１６】ポンプ機構２０は、着脱用のアダプタ４０
を介し、容器本体１０の口部１１に装着されている。
を介し、容器本体１０の口部１１に装着されている。
【００１７】ポンプ機構２０は、中間に鍔２１ａを有
し、鍔２１ａの下部を口部１１に挿入する本体部２１
と、本体部２１の上端面に突出する操作ロッド２２とを
組み合わせてなる。本体部２１には、図示しないポンプ
が内装されているものとし、このポンプは、操作ロッド
２２を軸方向に往復駆動することにより作動させること
ができる。すなわち、本体部２１には、操作ロッド２２
を図２の上方に付勢する圧縮ばねが併せ内装されてお
り、ポンプ機構２０は、操作ロッド２２の上端に押圧力
を繰り返し加えることにより、容器本体１０内の薬液を
吸引し、操作ロッド２２の上端から吐出することができ
る。なお、本体部２１の下部には、薬液を吸引するため
の吸入孔２１ｂ、２１ｂ…が形成されており、操作ロッ
ド２２の中心部には、吐出孔２２ａが軸方向に貫通して
いる（図１）。また、操作ロッド２２は、本体部２１に
対し、左右に回転可能であるものとし、その先端部は、
段２２ｂを介し、やや小径に形成されている。
し、鍔２１ａの下部を口部１１に挿入する本体部２１
と、本体部２１の上端面に突出する操作ロッド２２とを
組み合わせてなる。本体部２１には、図示しないポンプ
が内装されているものとし、このポンプは、操作ロッド
２２を軸方向に往復駆動することにより作動させること
ができる。すなわち、本体部２１には、操作ロッド２２
を図２の上方に付勢する圧縮ばねが併せ内装されてお
り、ポンプ機構２０は、操作ロッド２２の上端に押圧力
を繰り返し加えることにより、容器本体１０内の薬液を
吸引し、操作ロッド２２の上端から吐出することができ
る。なお、本体部２１の下部には、薬液を吸引するため
の吸入孔２１ｂ、２１ｂ…が形成されており、操作ロッ
ド２２の中心部には、吐出孔２２ａが軸方向に貫通して
いる（図１）。また、操作ロッド２２は、本体部２１に
対し、左右に回転可能であるものとし、その先端部は、
段２２ｂを介し、やや小径に形成されている。
【００１８】なお、本体部２１、容器本体１０は、前者
を後者の口部１１に装着するとき、前者の周囲に生じる
容器本体１０内の余剰空間ができるだけ小さくなるよう
に、その形状寸法を選定するものとする。
を後者の口部１１に装着するとき、前者の周囲に生じる
容器本体１０内の余剰空間ができるだけ小さくなるよう
に、その形状寸法を選定するものとする。
【００１９】アダプタ４０は、同心の外筒４１、内筒４
２を上方に形成し、雌ねじ４３ａを有するスカート部４
３を下方に形成してなる袋ナット状の部材である。な
お、スカート部４３の外面には、滑り止めのローレット
が刻設されている。アダプタ４０は、スカート部４３の
雌ねじ４３ａと口部１１の雄ねじ１１ａとを螺合させる
ことにより、ポンプ機構２０を口部１１に装着すること
ができる。ただし、このとき、内筒４２の天面とポンプ
機構２０の本体部２１の上端面との間、ポンプ機構２０
の鍔２１ａの下面と口部１１の上端面との間には、それ
ぞれ、パッキン４４、４５を介装するものとする。
２を上方に形成し、雌ねじ４３ａを有するスカート部４
３を下方に形成してなる袋ナット状の部材である。な
お、スカート部４３の外面には、滑り止めのローレット
が刻設されている。アダプタ４０は、スカート部４３の
雌ねじ４３ａと口部１１の雄ねじ１１ａとを螺合させる
ことにより、ポンプ機構２０を口部１１に装着すること
ができる。ただし、このとき、内筒４２の天面とポンプ
機構２０の本体部２１の上端面との間、ポンプ機構２０
の鍔２１ａの下面と口部１１の上端面との間には、それ
ぞれ、パッキン４４、４５を介装するものとする。
【００２０】ノズル部材３０は、ポンプ機構２０の操作
ロッド２２に連結されている。
ロッド２２に連結されている。
【００２１】ノズル部材３０は、外筒３１、内筒３２か
らなる本体に対し、噴霧ノズル３３を突設してなり、ポ
ンプ機構２０の操作ロッド２２の先端部を内筒３２に挿
入することにより、操作ロッド２２と一体に連結されて
いる。ただし、外筒３１の下部は、アダプタ４０の外筒
４１、内筒４２の間の間隙４６に対し、同心円状に挿入
されるものとする。また、噴霧ノズル３３は、外筒３
１、内筒３２の中心軸、すなわちポンプ機構２０の作動
軸Ｃに対し、鋭角に屈曲して突設されている。
らなる本体に対し、噴霧ノズル３３を突設してなり、ポ
ンプ機構２０の操作ロッド２２の先端部を内筒３２に挿
入することにより、操作ロッド２２と一体に連結されて
いる。ただし、外筒３１の下部は、アダプタ４０の外筒
４１、内筒４２の間の間隙４６に対し、同心円状に挿入
されるものとする。また、噴霧ノズル３３は、外筒３
１、内筒３２の中心軸、すなわちポンプ機構２０の作動
軸Ｃに対し、鋭角に屈曲して突設されている。
【００２２】噴霧ノズル３３には、ロッド３４が内挿さ
れており、また、噴霧ノズル３３の先端には、ノズルチ
ップ３５が装着されている。なお、ノズル部材３０の内
部には、内筒３２の天面から、噴霧ノズル３３内のロッ
ド３４の一端にまで連通する連通孔３０ａ、３０ｂが形
成されている。また、噴霧ノズル３３の内部には、ロッ
ド３４の一端に対面するようにして連通孔３０ｂを開口
させるために、管部３０ｃが形成されており（図３、図
４）、管部３０ｃの端面には、ロッド３４を位置決めす
るための突部３０ｃ1 、３０ｃ1 …が形成されている。
なお、管部３０ｃの周囲は、ロッド３４を収納するため
の孔３０ｄの延長部分となっており、孔３０ｄの内面に
は、突部３０ｃ1 、３０ｃ1 …に対応するようにして、
直線部３０ｄ1 、３０ｄ1 …が形成されている。
れており、また、噴霧ノズル３３の先端には、ノズルチ
ップ３５が装着されている。なお、ノズル部材３０の内
部には、内筒３２の天面から、噴霧ノズル３３内のロッ
ド３４の一端にまで連通する連通孔３０ａ、３０ｂが形
成されている。また、噴霧ノズル３３の内部には、ロッ
ド３４の一端に対面するようにして連通孔３０ｂを開口
させるために、管部３０ｃが形成されており（図３、図
４）、管部３０ｃの端面には、ロッド３４を位置決めす
るための突部３０ｃ1 、３０ｃ1 …が形成されている。
なお、管部３０ｃの周囲は、ロッド３４を収納するため
の孔３０ｄの延長部分となっており、孔３０ｄの内面に
は、突部３０ｃ1 、３０ｃ1 …に対応するようにして、
直線部３０ｄ1 、３０ｄ1 …が形成されている。
【００２３】ロッド３４は、孔３０ｄに内接する円柱体
の両端面に同形の突部３４ａ、３４ｂを形成してなる
（図３、図６）。ただし、突部３４ａ、３４ｂは、それ
ぞれ、円柱形の表面に大きな平面部３４ａ1 、３４ａ1
…、３４ｂ1 、３４ｂ1 …を形成した上（図５、図
７）、先端部にやや小径の円柱部を形成してなり、連通
孔３０ｂに対面する側の突部３４ａの先端面は、管部３
０ｃ側の突部３０ｃ1 、３０ｃ1 …に当接している（図
３）。また、ノズルチップ３５側の突部３４ｂの先端面
は、ノズルチップ３５の内面に当接している。
の両端面に同形の突部３４ａ、３４ｂを形成してなる
（図３、図６）。ただし、突部３４ａ、３４ｂは、それ
ぞれ、円柱形の表面に大きな平面部３４ａ1 、３４ａ1
…、３４ｂ1 、３４ｂ1 …を形成した上（図５、図
７）、先端部にやや小径の円柱部を形成してなり、連通
孔３０ｂに対面する側の突部３４ａの先端面は、管部３
０ｃ側の突部３０ｃ1 、３０ｃ1 …に当接している（図
３）。また、ノズルチップ３５側の突部３４ｂの先端面
は、ノズルチップ３５の内面に当接している。
【００２４】ノズルチップ３５は、天面中央部にノズル
孔３５ａを有するキャップ状の部材であり、噴霧ノズル
３３に対し、孔３０ｄに連続するやや大径の段付きの孔
３０ｅ、３０ｆに挿入するようにして装着されている
（図３、図８）。ノズルチップ３５の内面には、ノズル
孔３５ａの周囲に皿もみ３５ｂを施すとともに、ノズル
孔３５ａに対して斜めに連続する斜行溝３５ｃ、３５ｃ
…と、斜行溝３５ｃ、３５ｃ…の外周部を連結する円周
溝３５ｄとが形成されている。ただし、ここで、図４な
いし図８は、それぞれ、図３のＸ1 −Ｘ1 、Ｘ2 −Ｘ2
、Ｘ3 −Ｘ3 、Ｘ4 −Ｘ4 、Ｘ5 −Ｘ5 矢視相当の拡
大断面図である。
孔３５ａを有するキャップ状の部材であり、噴霧ノズル
３３に対し、孔３０ｄに連続するやや大径の段付きの孔
３０ｅ、３０ｆに挿入するようにして装着されている
（図３、図８）。ノズルチップ３５の内面には、ノズル
孔３５ａの周囲に皿もみ３５ｂを施すとともに、ノズル
孔３５ａに対して斜めに連続する斜行溝３５ｃ、３５ｃ
…と、斜行溝３５ｃ、３５ｃ…の外周部を連結する円周
溝３５ｄとが形成されている。ただし、ここで、図４な
いし図８は、それぞれ、図３のＸ1 −Ｘ1 、Ｘ2 −Ｘ2
、Ｘ3 −Ｘ3 、Ｘ4 −Ｘ4 、Ｘ5 −Ｘ5 矢視相当の拡
大断面図である。
【００２５】ノズル部材３０の頂部には、浅い滑らかな
凹部３０ｇが形成されている（図２）。また、ノズル部
材３０は、操作ロッド２２を左右に回転させることによ
り、全体として、ポンプ機構２０の作動軸Ｃのまわりに
回転自在となっており、したがって、噴霧ノズル３３
は、作動軸Ｃのまわりに旋回し、容器本体１０と同方向
の待避位置（同図の実線）と、それと反対方向の使用位
置（同図の二点鎖線）とをとることができる。
凹部３０ｇが形成されている（図２）。また、ノズル部
材３０は、操作ロッド２２を左右に回転させることによ
り、全体として、ポンプ機構２０の作動軸Ｃのまわりに
回転自在となっており、したがって、噴霧ノズル３３
は、作動軸Ｃのまわりに旋回し、容器本体１０と同方向
の待避位置（同図の実線）と、それと反対方向の使用位
置（同図の二点鎖線）とをとることができる。
【００２６】容器本体１０には、キャップ５０が付属し
ている（図１、図２）。キャップ５０は、全体として、
容器本体１０の段部１２に適合する下端縁を有する異形
の有底筒状部材であり、その下部内面には、容器本体１
０の係合溝１３、１３に適合する係合突部５１、５１が
形成され、下縁部には、容器本体１０の係合部１２ａ、
１２ａに適合する凹部５２、５２が形成されている。な
お、図１においては、一方の係合突部５１の一部と、一
方の凹部５２とが図示されている。また、キャップ５０
は、噴霧ノズル３３を容器本体１０の上方の待避位置に
旋回するとき（図２の実線）、ノズル部材３０の全体を
覆うようにして、容器本体１０に装着することができる
（同図の二点鎖線）。
ている（図１、図２）。キャップ５０は、全体として、
容器本体１０の段部１２に適合する下端縁を有する異形
の有底筒状部材であり、その下部内面には、容器本体１
０の係合溝１３、１３に適合する係合突部５１、５１が
形成され、下縁部には、容器本体１０の係合部１２ａ、
１２ａに適合する凹部５２、５２が形成されている。な
お、図１においては、一方の係合突部５１の一部と、一
方の凹部５２とが図示されている。また、キャップ５０
は、噴霧ノズル３３を容器本体１０の上方の待避位置に
旋回するとき（図２の実線）、ノズル部材３０の全体を
覆うようにして、容器本体１０に装着することができる
（同図の二点鎖線）。
【００２７】かかる点鼻薬容器は、キャップ５０を取り
外し、噴霧ノズル３３を容器本体１０の反対側の使用位
置に旋回することにより、鼻孔内に薬液を噴霧すること
ができる（図９）。すなわち、親指をノズル部材３０の
頂部に掛け、人差し指、中指を揃えて容器本体１０の底
部に掛けることにより、全体を倒立姿勢に保持した上、
全体を挟み込むようにして繰り返し押圧力を加えれば、
内蔵のポンプ機構２０は、容器本体１０内の薬液を吸引
し、ノズル部材３０の噴霧ノズル３３の先端から霧状に
噴出させることができる。なお、このとき、ポンプ機構
２０の操作ロッド２２の先端から吐出した薬液は、ま
ず、ノズル部材３０の連通孔３０ａ、３０ｂを介し、孔
３０ｄに至る。薬液は、孔３０ｄ内においては、ロッド
３４の外面と孔３０ｄの内面との間に形成されるギャッ
プ３０ｈ、３０ｈ…を通過することにより（図３、図
６）、十分高速となってノズルチップ３５に到達する。
薬液は、その後、ノズルチップ３５の斜行溝３５ｃ、３
５ｃ…を介して旋回流となり、ノズル孔３５ａから噴出
することにより、噴霧ノズル３３の先端から鼻孔内に霧
状に噴出する。
外し、噴霧ノズル３３を容器本体１０の反対側の使用位
置に旋回することにより、鼻孔内に薬液を噴霧すること
ができる（図９）。すなわち、親指をノズル部材３０の
頂部に掛け、人差し指、中指を揃えて容器本体１０の底
部に掛けることにより、全体を倒立姿勢に保持した上、
全体を挟み込むようにして繰り返し押圧力を加えれば、
内蔵のポンプ機構２０は、容器本体１０内の薬液を吸引
し、ノズル部材３０の噴霧ノズル３３の先端から霧状に
噴出させることができる。なお、このとき、ポンプ機構
２０の操作ロッド２２の先端から吐出した薬液は、ま
ず、ノズル部材３０の連通孔３０ａ、３０ｂを介し、孔
３０ｄに至る。薬液は、孔３０ｄ内においては、ロッド
３４の外面と孔３０ｄの内面との間に形成されるギャッ
プ３０ｈ、３０ｈ…を通過することにより（図３、図
６）、十分高速となってノズルチップ３５に到達する。
薬液は、その後、ノズルチップ３５の斜行溝３５ｃ、３
５ｃ…を介して旋回流となり、ノズル孔３５ａから噴出
することにより、噴霧ノズル３３の先端から鼻孔内に霧
状に噴出する。
【００２８】なお、使用中の容器本体１０は、倒立姿勢
であり、容器本体１０の内部には、ポンプ機構２０の本
体部２１の周りに最小の余剰空間しか形成されていな
い。そこで、容器本体１０内の薬液は、その全量を容易
に使い切ることができる。
であり、容器本体１０の内部には、ポンプ機構２０の本
体部２１の周りに最小の余剰空間しか形成されていな
い。そこで、容器本体１０内の薬液は、その全量を容易
に使い切ることができる。
【００２９】また、使用後の点鼻薬容器は、噴霧ノズル
３３を容器本体１０と同方向の待避位置に旋回し（図２
の実線）、キャップ５０を装着することにより、全体を
コンパクトに収容することができる。
３３を容器本体１０と同方向の待避位置に旋回し（図２
の実線）、キャップ５０を装着することにより、全体を
コンパクトに収容することができる。
【００３０】以上の説明において、噴霧ノズル３３に内
装するロッド３４、ノズルチップ３５の形状は、薬液を
所定の角度で鼻孔内に霧状に噴霧させることができる限
り、任意に変更することができる。さらに、ノズル部材
３０は、本体部２１に対して操作ロッド２２を回転可能
にするに代え、操作ロッド２２に対し、ノズル部材３０
を相対回転可能に連結することにより、噴霧ノズル３３
を旋回可能にしてもよい。
装するロッド３４、ノズルチップ３５の形状は、薬液を
所定の角度で鼻孔内に霧状に噴霧させることができる限
り、任意に変更することができる。さらに、ノズル部材
３０は、本体部２１に対して操作ロッド２２を回転可能
にするに代え、操作ロッド２２に対し、ノズル部材３０
を相対回転可能に連結することにより、噴霧ノズル３３
を旋回可能にしてもよい。
【００３１】
【他の実施例】ノズル部材３０は、外筒３１の内面に凹
部３１ａを形成し、アダプタ４０は、内筒４２の外周下
部に、ストッパ用の突部４２ａを形成することができる
（図１０）。凹部３１ａは、噴霧ノズル３３の反対側に
形成されており、ノズル部材３０の下端に向けてやや広
く開拡する台形状に形成されている。また、突部４２ａ
は、ノズル部材３０側の凹部３１ａと対応していないと
きは、ノズル部材３０の下端に係合し（同図の二点鎖
線）、ノズル部材３０が下降することを妨げるが、ノズ
ル部材３０を旋回し、凹部３１ａを突部４２ａの上方に
位置させるときは、突部４２ａが凹部３１ａ内に進入す
ることにより、ノズル部材３０の下降を許容することが
できる。
部３１ａを形成し、アダプタ４０は、内筒４２の外周下
部に、ストッパ用の突部４２ａを形成することができる
（図１０）。凹部３１ａは、噴霧ノズル３３の反対側に
形成されており、ノズル部材３０の下端に向けてやや広
く開拡する台形状に形成されている。また、突部４２ａ
は、ノズル部材３０側の凹部３１ａと対応していないと
きは、ノズル部材３０の下端に係合し（同図の二点鎖
線）、ノズル部材３０が下降することを妨げるが、ノズ
ル部材３０を旋回し、凹部３１ａを突部４２ａの上方に
位置させるときは、突部４２ａが凹部３１ａ内に進入す
ることにより、ノズル部材３０の下降を許容することが
できる。
【００３２】そこで、いま、突部４２ａが容器本体１０
と同方向になるように、すなわち、突部４２ａが待避位
置にある噴霧ノズル３３の下方に位置するように、アダ
プタ４０を容器本体１０に対して固定すると、ノズル部
材３０は、噴霧ノズル３３を使用位置に旋回したときに
のみ下降することができ、ポンプ機構２０は、そのとき
にのみ操作可能にすることができる。噴霧ノズル３３が
使用位置にないときは、突部４２ａがノズル部材３０の
下降を妨げ、ノズル部材３０は、ポンプ機構２０を作動
させることができないからである。
と同方向になるように、すなわち、突部４２ａが待避位
置にある噴霧ノズル３３の下方に位置するように、アダ
プタ４０を容器本体１０に対して固定すると、ノズル部
材３０は、噴霧ノズル３３を使用位置に旋回したときに
のみ下降することができ、ポンプ機構２０は、そのとき
にのみ操作可能にすることができる。噴霧ノズル３３が
使用位置にないときは、突部４２ａがノズル部材３０の
下降を妨げ、ノズル部材３０は、ポンプ機構２０を作動
させることができないからである。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ノズル部材の噴霧ノズルは、ポンプ機構の作動軸に
対して鋭角に屈曲させ、しかも、ポンプ機構の作動軸の
まわりに旋回可能にすることによって、使用者は、親指
と人差し指、中指とにより全体を倒立姿勢に保持し、噴
霧ノズルの先端を鼻孔に差し入れてポンプ機構を作動さ
せることができるから、使用に際し、手を不自然に屈曲
させる必要がなく、老人、幼児を含み、誰れでも簡単に
使用することができる上、容器本体も使用時に倒立姿勢
となるから、容器本体内の薬液の全量を容易に無駄なく
使い切ることができるという優れた効果がある。
ば、ノズル部材の噴霧ノズルは、ポンプ機構の作動軸に
対して鋭角に屈曲させ、しかも、ポンプ機構の作動軸の
まわりに旋回可能にすることによって、使用者は、親指
と人差し指、中指とにより全体を倒立姿勢に保持し、噴
霧ノズルの先端を鼻孔に差し入れてポンプ機構を作動さ
せることができるから、使用に際し、手を不自然に屈曲
させる必要がなく、老人、幼児を含み、誰れでも簡単に
使用することができる上、容器本体も使用時に倒立姿勢
となるから、容器本体内の薬液の全量を容易に無駄なく
使い切ることができるという優れた効果がある。
【図１】 全体分解斜視図
【図２】 全体構成説明図
【図３】 図２の要部拡大図
【図４】 図３のＸ1 −Ｘ1 線矢視相当拡大断面図
【図５】 図３のＸ2 −Ｘ2 線矢視相当拡大断面図
【図６】 図３のＸ3 −Ｘ3 線矢視相当拡大断面図
【図７】 図３のＸ4 −Ｘ4 線矢視相当拡大断面図
【図８】 図３のＸ5 −Ｘ5 線矢視相当拡大断面図
【図９】 使用状態説明図
【図１０】 他の実施例を示す要部分解斜視説明図
【図１１】 従来例を示す構成説明図
Ｃ…作動軸 １０…容器本体 １１…口部 ２０…ポンプ機構 ３０…ノズル部材 ３３…噴霧ノズル ５０…キャップ
Claims (3)
- 【請求項１】 薬液を収容する容器本体と、該容器本体
の口部に装着するポンプ機構と、該ポンプ機構の先端に
連結するノズル部材とからなり、該ノズル部材は、前記
ポンプ機構の作動軸に対して鋭角に屈曲する噴霧ノズル
を有し、該噴霧ノズルは、前記ポンプ機構の作動軸のま
わりに旋回可能であることを特徴とする点鼻薬容器。 - 【請求項２】 前記容器本体は、待避位置に旋回した前
記ノズル部材を覆う着脱自在のキャップを備えることを
特徴とする請求項１記載の点鼻薬容器。 - 【請求項３】 前記ポンプ機構は、前記噴霧ノズルを使
用位置に旋回したときにのみ操作可能であることを特徴
とする請求項１または請求項２記載の点鼻薬容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035441A JPH06245975A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 点鼻薬容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5035441A JPH06245975A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 点鼻薬容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06245975A true JPH06245975A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12441931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5035441A Pending JPH06245975A (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 点鼻薬容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06245975A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012250768A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-20 | Shinko Chemical Co Ltd | 噴霧容器 |
| JP2013009865A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 点鼻用容器 |
| CN116212169A (zh) * | 2023-04-23 | 2023-06-06 | 常州今人医疗科技有限公司 | 一种生理性海水鼻腔喷雾器 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP5035441A patent/JPH06245975A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012250768A (ja) * | 2011-05-10 | 2012-12-20 | Shinko Chemical Co Ltd | 噴霧容器 |
| JP2013009865A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-01-17 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 点鼻用容器 |
| CN116212169A (zh) * | 2023-04-23 | 2023-06-06 | 常州今人医疗科技有限公司 | 一种生理性海水鼻腔喷雾器 |
| CN116212169B (zh) * | 2023-04-23 | 2023-10-10 | 常州今人医疗科技有限公司 | 一种生理性海水鼻腔喷雾器 |
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