JPH06245946A - 患者用おむつ - Google Patents

患者用おむつ

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JPH06245946A
JPH06245946A JP5063182A JP6318293A JPH06245946A JP H06245946 A JPH06245946 A JP H06245946A JP 5063182 A JP5063182 A JP 5063182A JP 6318293 A JP6318293 A JP 6318293A JP H06245946 A JPH06245946 A JP H06245946A
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JP
Japan
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diaper
patient
diaper cover
defecation
urination
Prior art date
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JP5063182A
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English (en)
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Rie Nakamura
リエ 仲村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 おむつカバー12とその内側に添設される排
便排尿用シート13とからなる患者用おむつにおいて、
おむつカバー12の装着や、排便排尿用シート13の交
換、局部の洗浄等の作業を迅速かつ容易にできるように
する。 【構成】 おむつカバー12の前面12aを左右に分離
して、マジックファスナー18、19等で着脱自在にす
る。おむつカバー12の下端には、排便排尿用シート1
3の管状部分15が抜き出される挿通孔20を形成す
る。また、おむつカバー12の前面12aと後面12b
の、足抜き出し部21の上縁に帯体24、25を設け、
マジックファスナー27、28で着脱自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば安静を必要とす
る入院患者などがそのまま排尿、排便をできるようにし
たおむつに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、おむつには、布や紙のものが
使用されている。すなわち、吸水性の布片や紙片を肌に
当てがい、その上を防水性のおむつカバーで覆うように
したものである。そして、入院患者などのおむつとして
も、同様なものが使用され、特に改良されることもなく
現在まで使用され続けている。
【0003】しかしながら、上記従来のおむつについて
は、排尿、排便をしたときに、排泄物がそのまま体に付
着し、患者に不快感を与える他、衛生上も好ましくな
い。このため、排尿、排便の都度、おむつを取替えるこ
とを要し、更に、おむつの取替えの際には、患者の体を
その都度丹念に洗浄するため、看護を行う者の労力負担
が大きい。また、取替え及び洗浄のたびに患者の体を動
かすので、厳重な安静を必要とする患者においては、疲
労により病状を悪化させる虞れがある。
【0004】このため、本出願人は、おむつカバーの内
側に、フィルム製の排尿排便用シートを敷き、おむつカ
バーの下端に孔を設け、前記シートに排尿管を一体成形
し、この排尿管を前記孔を通して外部に出すようにした
患者用おむつを既に提案している(実開昭61−579
17号、特開昭61−234853号)。
【0005】また、実開昭55−173312号や、実
開昭52−155399号には、排泄された尿や便を廃
棄するための管状部分を設けた排尿排便用の装身具が開
示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の患者用おむつは、患者の身体に装着するとき、ある
いはおむつを開いて内部のシートを取り替えたり、患者
の身体をきれいにするときに、患者の足や腰を上げなけ
ればならず、作業を迅速に行いにくく、おむつに付着し
た尿や便が周囲に付着して汚れやすいという問題があっ
た。
【0007】したがって、本発明の目的は、患者の身体
への装着や、内部のシートの取り替え、患者の身体の洗
浄などの作業がしやすくされた患者用おむつを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による患者用おむつは、おむつカバーと、そ
の内面に添設される、管状部分を有する排尿排便用シー
トとを備え、前記おむつカバーは、前面が左右に別れて
接離自在に構成されており、この前面を接続した状態に
おいて、下端に前記排尿排便用シートの管状部分を抜き
出す挿通孔が形成され、前面の両側部と後面の両側部と
を接離自在に連結する帯体が設けられた構造をなすこと
を特徴とする。
【0009】本発明の好ましい態様によれば、前記おむ
つカバーの後面の外側に着脱自在に取付けられるクッシ
ョンを備えている。
【0010】本発明の更に好ましい態様によれば、前記
おむつカバーを着用したとき、前記排尿排便用シートの
挿通孔が、肛門の直下にくるように形成されている。
【0011】
【作用】本発明のおむつカバーは、前面を左右に分離
し、帯体を外した状態で、患者の身体に着用する。この
とき、患者の腰をやや上げさせて、患者の身体の側方か
ら腰の下に入れればよく、足を上げさせたりする必要が
ない。そして、おむつカバーの内面に排尿排便用シート
を添設し、その管状部分を挿通孔となる部分から外側に
出した状態にして、前面の左右に別れた部分を接続す
る。更に、前面の両側部と後面の両側部の足の上部に位
置する部分を、帯体で接続することにより着用させるこ
とができる。また、排尿排便用シートを取り替えたり、
患者の身体を洗浄するときには、必要により帯体を外し
て、おむつカバーの前面を左右に開くだけでよく、極め
て簡単な操作で取り替えや洗浄ができる。
【0012】本発明の好ましい態様において、おむつカ
バーの後面の外側に着脱自在に取付けられるクッション
を設けた場合には、おむつカバーの後面にこのクッショ
ンを挿入することにより、排尿排便用シートから腰を浮
かせて、便等が直接身体に付着しにくくすることができ
る。
【0013】本発明の別の好ましい態様においては、お
むつカバーを着用したとき、排尿排便用シートの挿通孔
が、肛門の直下にくるように形成されていることによ
り、排尿排便用シートの管状部分を肛門の直下に配置
し、排泄された便等が管状部分を通って外部に流出しや
すいようにすることができる。
【0014】
【実施例】図1〜6には、本発明による患者用おむつの
一実施例が示されている。図1に示すように、この患者
用おむつ11は、おむつカバー12と、その内側に添設
される排便排尿用シート13とで構成されている。
【0015】図5を併せて参照すると、排便排尿用シー
ト13は、例えば合成樹脂フィルム等でできており、お
むつカバー12の内側に添設される、前後2枚に別れた
幅広部分14と、この幅広部分14から一体に延設され
た管状部分15とを有している。また、幅広部分14に
は、更に大きな排便用シート16を重ねて用いるように
してもよい。また、前面側の幅広部分14の内側には、
男性の排尿器を挿入保持するためのバンド17を設けて
もよい。この排便排尿用シート13は、安価な合成樹脂
フィルムで形成され、基本的には使い捨てにされる。
【0016】再び図1を参照すると、おむつカバー12
は、前面12aの中央部を左右に分離され、この分離し
た部分がマジックファスナー18、19によって着脱自
在に接合されるようになっている。このマジックファス
ナー18、19を接合した状態において、おむつカバー
12の下端部には、排便排尿用シート13の管状部分1
5を外側に抜き出すための挿通孔20が形成されてい
る。なお、図示を省略したが、この管状部分15を覆う
ように、おむつカバー12の下端に接続される管状のカ
バーを別に設けてもよい。
【0017】おむつカバー12の前面12aのマジック
ファスナー18、19を接合した状態において、おむつ
カバー12の両側は、足のつけね部分が抜き出される足
抜き出し部21をなしている。この足抜き出し部21に
は、図3に示すように、内部にゴム22が挿通されたフ
リル23が形成され、このフリル23によって足の外周
に密着すると共に、尿や便が外側に漏れないようにされ
ている。
【0018】同じくおむつカバー12の前面12aのマ
ジックファスナー18、19を接合した状態において、
前面12aの両側には、後面12bに向けて伸びる帯体
24が取付けられている。また、後面12bの両側に
は、前面12aに向けて伸びる帯体25が取付けられて
いる。なお、帯体25の先端は、更に長く伸びてベルト
26をなしている。帯体24の外側と、帯体25の内側
には、それぞれマジックファスナー27、28が取付け
られており、これらのマジックファスナー27、28を
接合することにより、帯体24、25が連結されるよう
になっている。
【0019】なお、おむつカバー12の後面12bの外
側には、図4に示すクッション29を着脱自在に取付け
るためのマジックファスナー30が取付けられている。
これに対応して、クッション29の両側にもマジックフ
ァスナー31が取付けられている。
【0020】次に、この患者用おむつ11の使用方法に
ついて説明する。図6は使用状態を示す説明図である
が、患者Aは、ベッドBに仰向けになって横たわってい
る。この状態で、本発明のおむつ11を着用するには、
まず、おむつカバー12の前面12aを分離した状態に
して、患者Aの側方から臀の下に入れる。そして、おむ
つカバー12の後面12bを臀の下に配置したら、排尿
排便用シート13の幅広部分14をその内側に入れる。
そして、排尿排便用シート13の管状部分15を挿通孔
20の部分から外側に出るように配置する。
【0021】そして、おむつカバー12の前面12aの
左右に別れた部分を、マジックファスナー18、19で
連結する。そして、おむつカバー12の両側の足抜き出
し部21に足のつけね部分を位置させ、前面12aの帯
体24と後面12bの帯体25とをマジックファスナー
27、28によって連結する。更に、ベルト26の両端
を縛っておむつカバー12をしっかりと装着する。
【0022】本発明では、この状態で挿通孔20が患者
Aの肛門の直下に配置されるようにすることが好まし
く、それによって患者Aの便が直ちに排便排尿用シート
13の管状部分に入る。なお、排便の際には、クッショ
ン29をおむつカバー12の後面12aの外側にマジッ
クファスナー30、31によって取付け、患者Aの腰を
ベットBから浮かせて便が付着しにくくすることができ
る。また、尿も、排便排尿用シート13の管状部分15
を通して外部に排出することができる。管状部分15か
ら排出された尿や便は、図示しない袋等に収容されて廃
棄される。
【0023】この状態で、排便排尿用シート13を取り
替えると共に患者Aの局部を洗浄する場合には、ベルト
26をほどき、おむつカバー12の前面12aのマジッ
クファスナー18、19を開き、前面12aを左右に分
離するだけで、おむつカバー12の内部を広げることが
できるので、排便排尿用シート13の取り替え及び局部
の洗浄を迅速かつ容易に行える。
【0024】なお、上記実施例においては、着脱自在に
連結する構造としてマジックファスナーが用いられてい
るが、これに限らず、ホック、ボタン、ジッパー等の各
種の留め具を用いることができる。
【0025】また、患者がベットから起きて歩こうとす
るときには、排便排尿用シート13の管状部分15及び
おむつカバー12の挿通孔20の部分を折り曲げてテー
プ等で固定できるようにしておけば、歩行中に管状部分
15から便や尿が漏れてしまうことを防止できる。
【0026】更に、排便排尿用シート13の管状部分1
5を覆うように、別途細長い筒状のカバーを作り、おむ
つカバー12の挿通孔20の回りに着脱自在に取付けら
れるようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
おむつカバーと、その内面に添設される排尿排便用シー
トとを備えた患者用おむつにおいて、おむつカバーの前
面を左右に分離して着脱自在としたので、おむつカバー
を患者の側方から臀の下に挿入して装着することがで
き、また、おむつカバーの前面を左右に開いて排便排尿
用シートの取り替えや局部の洗浄を行うことができる。
したがって、患者の身体をあまり動かさないで、簡単か
つ迅速に作業ができ、看護をする者の労力を軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による患者用おむつの一実施例を示す正
面図である。
【図2】同患者用おむつに用いられるおむつカバーを広
げた状態の平面図である。
【図3】図2におけるIII-III 線に沿った断面図であ
る。
【図4】同患者用おむつに用いられるクッションを示す
正面図である。
【図5】同患者用おむつに用いられる排便排尿用シート
を示す斜視図である。
【図6】同患者用おむつを着用した状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
11 患者用おむつ 12 おむつカバー 12a 前面 12b 後面 13 排便排尿用シート 14 幅広部分 15 管状部分 18、19 マジックファスナー 20 挿通孔 21 足抜き出し部 24、25 帯体 26 ベルト 27、28 マジックファスナー 29 クッション 30、31 マジックファスナー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 おむつカバー(12)と、その内面に添
    設される、管状部分(15)を有する排尿排便用シート
    (13)とを備えた患者用おむつ(11)において、前
    記おむつカバー(12)は、前面(12a)が左右に別
    れて接離自在に構成されており、この前面(12a)を
    接続した状態において、下端に前記排尿排便用シート
    (13)の管状部分(15)を抜き出す挿通孔(20)
    が形成され、前面(12a)の両側部と後面(12b)
    の両側部とを接離自在に連結する帯体(24、25)が
    設けられた構造をなすことを特徴とする患者用おむつ。
  2. 【請求項2】 前記おむつカバー(12)の後面(12
    b)の外側に着脱自在に取付けられるクッション(2
    9)を備えている請求項1記載の患者用おむつ。
  3. 【請求項3】 前記おむつカバー(12)を着用したと
    き、前記排尿排便用シート(13)の挿通孔(20)
    が、肛門の直下にくるように形成されている請求項1又
    は2記載の患者用おむつ。
JP5063182A 1993-02-26 1993-02-26 患者用おむつ Pending JPH06245946A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130226A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Shigenobu Takane 排便器具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006130226A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Shigenobu Takane 排便器具
JP4721690B2 (ja) * 2004-11-09 2011-07-13 高根 ひとみ 排便器具

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