JPH0624576Y2 - 直線ベアリングユニット - Google Patents

直線ベアリングユニット

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JPH0624576Y2
JPH0624576Y2 JP10821488U JP10821488U JPH0624576Y2 JP H0624576 Y2 JPH0624576 Y2 JP H0624576Y2 JP 10821488 U JP10821488 U JP 10821488U JP 10821488 U JP10821488 U JP 10821488U JP H0624576 Y2 JPH0624576 Y2 JP H0624576Y2
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JP
Japan
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rail
bearing
cover
rolling
rolling groove
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JP10821488U
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English (en)
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JPH0230525U (ja
Inventor
博 寺町
Original Assignee
テイエチケー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は産業機械、工作機械等の滑動部分に利用される
直線ベアリングユニットに関する。
「従来の技術」 ベアリングブロックをごみ、水分及び異物などが付着し
易い箇所で使用する場合に、従来第6図に示す如くジャ
バラ1の一端11をレール2側に固定し、他端12をベアリ
ングブロックのベアリング本体3側に固定されている。
従って、ベアリング本体の前進あるいは後退(移動)と
共にジャバラ1も伸縮することによって工作機械などの
摺動部分における防塵効果を高めている。
「考案が解決しようとする課題」 ところが、工作機械を含めてごみ、粉塵の比較的多い繊
維機械等にジャバラを使用すると、該ジャバラがベアリ
ング本体の移動に付随して収縮するさいに、レールの外
周面と接触することにより、ジャバラの収縮により、ジ
ャバラ内にエアーと一緒にごみ、粉塵等が吸い込まれる
こともあるため、これらがレールの転走溝(軌道面とも
いう。)に付着し、該転走溝を損傷せしむる危惧があ
る。
また、レールの長さに比例してジャバラのひだの部分が
増加するため、該ジャバラが収縮したさいにこれを収容
するスペースが必要となる。
そこで、本考案はレール上をテーブルと共にベアリング
本体が前進あるいは後退しても、レールを覆うカバーは
伸縮することがなく、かつレール及びテーブルとの接触
することのない非接触状態に配設することが本考案の技
術的課題である。
「課題を解決するための手段」 上記せる諸欠点を解消する本考案の技術的課題は次の構
成からなる。
すなわち、軸方向に形成された転動体転走溝を有するレ
ールと該レールに被せられ、前記レールの転走溝に対向
する転動体転走溝を有し、かつ該転走溝の両端部を接続
することによって無限循環路が形成されるベアリング本
体と前記レールの転動体転走溝と前記ベアリング本体の
転走溝との間に介装される転動自在な多数の転動体とで
形成される直線ベアリングにおいて、ベアリング本体と
レール間に転動体を介装して形成されるベアリングブロ
ックと該ブロックに取り付ける相手部材の内周面間に空
間部が形成され、該空間部に前記レールの外周面並びに
相手部材の内周面に対して非接触状態にカバーが配設さ
れると共に該カバーの一端若しくは両端が前記レール若
しくはレールが固定される部材に固定されていることを
特徴とする直線ベアリングユニットおよびベアリング本
体は左右取付部はフランジ状に形成されると共にその中
央内面には転動体を案内する転走溝が形成され、また前
記ベアリング本体に取り付けられ、相手部材となるテー
ブルの下側に前記ベアリング本体の外周凸部に略一致す
る凹部が形成され、かつ両者間に形成される空間部には
非接触状態でカバーが配設されており、さらに、該カバ
ーが断面略コ字形に形成されていることを特徴とする請
求項1記載の直線ベアリングユニットを提供することに
ある。
「作用」 カバーがベアリング本体とテーブル間に形成された空間
部に非接触状態に配設されると同時に該カバーの前後に
形成したフランジがレールの両端面に固定されることに
より、カバーがレールの転動体転走溝を覆い、また、前
記ベアリング本体と共にテーブルが前進あるいは後退す
るもカバーとの接触は全くあり得ない。
また、該カバーの形状が断面略コ字形であるから、十分
な剛性を有し、長尺でも撓むことのない安定したカバー
としての防塵機能を十分発揮することができる。
「実施例」 以下図に基いて本考案の好適例を説明する。
第1図はカバーが相手部材とベアリング本体間に非接触
状態に配設されている状態を示す本考案の直線ベアリン
グユニットの一部縦断面図、第2図は相手部材を取り除
いたベアリングブロックの側面図、第3図は第1図A−
A線断面図、第4図はカバーをレールの端面に組付け固
定される状態を示す一部断面正面図、第5図はカバーの
斜視図、第6図はカバーの公知例を示す斜視図である。
100はベアリングブロックで、該ベアリングブロック100
はボール条列を対設し、上下左右のどの方向にも均一な
定格荷重をもつ四方向等荷重形のベアリング本体101と
レール200間にボールの如き転動体102を介装して形成さ
れる。
前記ベアリング本体101はその中央内面に断面略U字状
溝が形成され、該逆U字状溝の内周に転動体102を案内
する4条列の転走溝103,103…が形成され、該転走溝10
3,103…の両端に接続して転動体102を循環すべくベアリ
ング本体101の前後端に端蓋107,107がビス1071を介して
取り付けられると共に該端蓋107の内面には方向転換溝1
072が形成され、さらに該方向転換溝1072に連通する通
路108,108…が前記ベアリング本体101に形成されること
により無限循環路が形成され、そしてレール200側に向
かって垂下してスカート部104が形成されると共にベア
リング本体101の外周側壁105より軸方向直角に延長して
フランジ状の取付部106が左右に平行して形成される。
該左右の取付部108の上面には取付面1061が形成され、
かつ所要箇所には取り付け用穴1062が形成されている。
転動体102を介して前記ベアリング本体101が支承される
レール200の左右側壁には前記4条列の転走溝103に対応
する4条列の転動体転走溝202,202…が形成されると共
にレール200の下面203が軌道台201に形成された上面204
にボルト207を介して組付け固定し、さらに、サイドプ
レート205に止めねじ208を介してレール200が固定され
ている。
そして該レール200の前後端面にはカバー400の前後に形
成されたフランジ401を組付け固定すべくビス穴206が形
成されている。
300は工作機械あるいは繊維機械等のテーブルで、該テ
ーブル300の所要箇所に断面略コ字形の凹部301,301…が
軸方向に形成されると共に該凹部301,301…を挟んでベ
アリング本体101の取り付け穴1062に一致する取り付け
用ねじ穴305が形成され、さらに前記凹部301の内周頂壁
302及び側壁303と前記ベアリング本体101の外周頂壁108
及び外周側壁105,105間には所定隙間がそれぞれ設けら
れている。
前記カバー400は適宜金属材料あるいは合成樹脂材料を
もって頂壁402及び側壁403を備えた断面略コ字形に形成
され、かつ該カバー400の前後には内方に折り曲げたフ
ランジ401が形成されている。
404は前記フランジ401に形成された取り付け用穴で該取
り付け用穴404にビス405を介してカバー400のフランジ4
01がレール200の端面に固定される。
501はグリースニップルで該グリースニップル501はベア
リング本体101の取付部106のサイドに固定され、該ニッ
プル501にパイプ502を介して端蓋107側に装着され、さ
らに端蓋108を介してベアリング本体101内にグリースが
補給される。
以上ベアリング本体101については端蓋付き四方向等荷
重形について説明したが、ベアリング本体101はこれに
限定されるものでなく、例えばベアリング本体の内面に
4条列の転走溝すなわち負荷ボール用転走溝と4条列の
転走溝すなわち無負荷ボール用転走溝が形成されると共
にこれら転走溝の両端部に接続する方向転換用環状溝が
前記転走溝に対し直角方向に形成され、該方向転換用環
状溝により無限循環路が形成され、これにより端蓋を必
要としないベアリング本体及びベアリング本体の内面に
負荷ボール用転走溝が形成され、無負荷ボール用転走溝
をベアリング本体の外側壁に形成され、これら転走溝を
接続して無限循環路を形成する端蓋が取り付けられたベ
アリング本体も当然本考案の技術的範囲内にあることは
勿論である。
また、本考案実施例は転動体の1つボールにて図示され
ているが、該ボールに限定されるものでなく、ころにお
き換えても同一の作用効果を奏するものにして、当然本
考案の技術的範囲にあることは勿論である。
また、本明細書において非接触状態とは完全な非接触を
意味するものでなく、僅少接触でも滑り機能を備えたも
のであれば当然本考案の技術的範囲内にあることは勿論
である。
「考案の効果」 本考案は以上の如き、ベアリング本体と相手部材例えば
テーブルとの間に形成される空間部にカバーが配設され
ると共に、該カバーの前後端フランジがレールの端面に
組付け固定されるか若しくはレールが固定される軌道台
あるいはベッドの如き部材に固定されているので、レー
ル上をベアリング本体と共にテーブルが前進あるいは後
退するも、該ベアリングの外周面とテーブル側の内周面
が前記カバーの内外壁に対し非接触状態が維持され、こ
ろがり軸受機能を十分発揮することができる。
また、レールの転走溝がカバーの左右コーナによって覆
われているので、雰囲気の劣悪な使用場所でも有害な異
物の侵入を阻止することができる。
また、カバーの形状がコ字形であるため、剛性を備え、
長尺にもかゝわらず撓むことなくカバーは保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図はカバーが相手部材とベアリング本体間に非接触
状態に配設されている状態を示す本考案の直線ベアリン
グユニットの一部縦断面図、第2図は相手部材を取り除
いたベアリングブロックの側面図、第3図は第1図A−
A縦断面図、第4図はカバーをレールの端面に組付け固
定される状態を示す一部断面正面図、第5図はカバーの
斜視図、第6図はカバーの公知例を示す斜視図である。 符号の説明 101:ベアリング本体 102:転動体 103:転走溝 106:取付部 107:端蓋 200:レール 202:転動体転走溝 301:凹部 300:相手部材 400:カバー 401:フランジ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に形成された転動体転走溝を有する
    レールと該レールに被せられ、前記レールの転走溝に対
    向する転動体転走溝を有し、かつ該転走溝の両端部を接
    続することによって無限循環路が形成されるベアリング
    本体と前記レールの転動体転走溝と前記ベアリング本体
    の転走溝との間に介装される転動自在な多数の転動体と
    で形成される直線ベアリングにおいて、ベアリング本体
    とレール間に転動体を介装して形成されるベアリングブ
    ロックと該ブロックに取り付ける相手部材の内周面間に
    空間部が形成され、該空間部に前記レールの外周面並び
    に相手部材の内周面に対して非接触状態にカバーが配設
    されると共に該カバーの一端若しくは両端が前記レール
    若しくはレールが固定される部材に固定されていること
    を特徴とする直線ベアリングユニット。
  2. 【請求項2】ベアリング本体は左右取付部はフランジ状
    に形成されると共にその中央内面には転動体を案内する
    転走溝が形成され、また前記ベアリング本体に取り付け
    られ、相手部材となるテーブルの下側に前記ベアリング
    本体の外周凸部に略一致する凹部が形成され、かつ両者
    間に形成される空間部には非接触状態でカバーが配設さ
    れており、さらに、該カバーが断面略コ字形に形成され
    ていることを特徴とする請求項1記載の直線ベアリング
    ユニット。
JP10821488U 1988-08-19 1988-08-19 直線ベアリングユニット Expired - Lifetime JPH0624576Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10821488U JPH0624576Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 直線ベアリングユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10821488U JPH0624576Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 直線ベアリングユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0230525U JPH0230525U (ja) 1990-02-27
JPH0624576Y2 true JPH0624576Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31343333

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10821488U Expired - Lifetime JPH0624576Y2 (ja) 1988-08-19 1988-08-19 直線ベアリングユニット

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