JPH06245768A - アルカリプルラナーゼ及びその製造法 - Google Patents

アルカリプルラナーゼ及びその製造法

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JPH06245768A
JPH06245768A JP3839093A JP3839093A JPH06245768A JP H06245768 A JPH06245768 A JP H06245768A JP 3839093 A JP3839093 A JP 3839093A JP 3839093 A JP3839093 A JP 3839093A JP H06245768 A JPH06245768 A JP H06245768A
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勝久 佐伯
Shuji Kawai
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルカリプルラナーゼをコードする約6.3
Kbの塩基対からなり、図2に示す制限酵素地図を有する
DNA断片を含有する組換えベクターにより形質転換さ
れた形質転換体を培養してアルカリプルラナーゼを製造
する方法。 【効果】 この方法を用いれば、洗浄剤の配合成分とし
て有用なアルカリプルラナーゼを大量かつ安価に製造す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は遺伝子組換え技術により
得られる洗浄剤の配合成分として有用なアルカリプルラ
ナーゼ及びその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】プルラナーゼは、プルラン分子中に存在
するα−1,6グルコシド結合のみを切断し、最終的に
マルトトリオースを生成する酵素で、BenderとW
allenfels〔Biochem. Z.,33
4,79(1961)〕により、アエロバクター アエ
ロゲネス(Aerobacter aerogene
)から初めて発見された。その後、バチルス エスピ
ー(Bacillus sp.)〔J. Jpn.
oc. Starch Sci.,30,200(19
83)〕、バチルス アシドプルリティカス(Baci
llus acidopullulyticus)
gric. Biol. Chem.,52,2293
(1984)〕、バチルス ステアロサーモフィラス
Bacillus stearothermophi
lus)〔Eur. J. Appl.Microbi
ol. Biotechnol.,17,24(198
3)〕、ストレプトコッカス ミティス(Strept
ococcus mitis)〔Biochem.
J.,10,33(1968)〕、ラクトバチルス(
actobacillus)〔澱粉科学,28,72
(1987)〕、クロストリジウム サーモヒドロスル
フリカム(Clostridium thermohy
drosulfuricum)〔Appl. Envi
ron. Microb.,49,5(1985);
iochem. J.,246,193(198
7)〕、サーマス エスピー(Thermus
p.)〔J. Jpn. Soc. Starch
ci.,34,1(1987)〕、クロストリジウムサ
ーモスルフロゲネス(Clostridium the
rmosulfurogenes)〔Appl. Mi
crob. Biotechnol.,33,511
(1990)〕等の微生物がプルラナーゼを生産するこ
とが報告されている。
【0003】プルラナーゼはプルランのみならず、澱
粉、グリコーゲン、アミロペクチンやこれらの部分分解
により生じた分岐オリゴ糖中のα−1,6グルコシド結
合に対しても水解活性を有することが知られており、
「枝切り酵素」と呼ばれている。本酵素は、エンド型ア
ミラーゼ及びエキソ型アミラーゼと併用することによ
り、澱粉からグルコースやマルトース、マルトトリオー
ス、マルトテトラオース、マルトペンタオース、マルト
ヘキサオースなどのマルトオリゴ糖を高収率で生産する
ことも見出されており、澱粉製造工業で近年注目されて
いる。
【0004】一方、本発明者は、上述のプルラナーゼの
性質を利用し、プルラナーゼをα−アミラーゼと共に食
器用洗浄剤及び衣料用洗浄剤に配合することにより、主
に澱粉汚れに対して洗浄力が飛躍的に向上することを見
出し先に特許出願した(特開平2−132193号公
報)。
【0005】しかしながら、自然界において従来見出さ
れているプルラナーゼのほとんどが、中性ないし酸性領
域において最大かつ安定な酵素活性を示す、いわゆる中
性若しくは酸性プルラナーゼに分類されるものであり、
食器用洗浄剤及び衣料用洗浄剤組成物としての必要条件
である、アルカリ領域で最大活性を示すか、又はアルカ
リ耐性を有するプルラナーゼ、いわゆるアルカリプルラ
ナーゼ或いはアルカリ耐性プルラナーゼの存在は、極め
て少ない。なお、ここでアルカリプルラナーゼとは、至
適pHをアルカリ領域に有するものをいい、アルカリ耐性
プルラナーゼとは、至適pHを中性から酸性領域に有する
が、アルカリ領域においても至適pHにおける活性に比較
して充分な活性を有し、かつ安定性を保持するものをい
う。また、中性とはpH6〜8の範囲をいい、アルカリ性
とはそれ以上のpH範囲をいう。
【0006】従来知られているアルカリプルラナーゼ及
びアルカリ耐性プルラナーゼの生産方法としては、好ア
ルカリ性バチルス属細菌の培養によってアルカリプルラ
ナーゼを生産する方法が堀越ら(Bacillus
p.202−1)〔特公昭53−27786号公報〕及
び本発明者ら(Bacillus sp.KSM−18
76)〔特開平3−87176号公報〕により報告され
ているのみである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】好アルカリ性バチルス
属細菌が生産するアルカリプルラナーゼの遺伝子は未だ
取得されておらず、大量に生産させるべき遺伝子工学的
手段を講じることや、蛋白質工学的手法による当該酵素
の改良を行うことが困難であった。従って、本発明の目
的は遺伝子工学的手段によりアルカリプルラナーゼを大
量に生産する方法及びこれにより得られるアルカリプル
ラナーゼを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者らは鋭
意検討した結果、好アルカリ性バチルス属細菌の染色体
を原料として用い、遺伝子組換えの手法によりアルカリ
プルラナーゼ遺伝子のクローニングに成功し、この遺伝
子を用いれば全く新しいアルカリプルラナーゼが大量に
製造できることを見出し、本発明を完成した。
【0009】すなわち、本発明はアルカリプルラナーゼ
をコードする約6.3Kbの塩基対からなり、図2に示す
制限酵素地図を有するDNA断片を含有する組換えベク
ターによって形質転換された形質転換体微生物を培養
し、当該培養物よりアルカリプルラナーゼを採取するこ
とを特徴とするアルカリプルラナーゼの製造法、及び当
該方法により得られるアルカリプルラナーゼを提供する
ものである。
【0010】本発明において、アルカリプルラナーゼ遺
伝子の供与体となる微生物としては、例えばアルカリバ
チルス属細菌の一種、バチルス エスピー KSM−A
P1378が挙げられる。本菌株は、本発明者らが栃木
県栃木市の土壌より、菌体外に著量のα−アミラーゼ活
性を有するアルカリプルラナーゼYを生産する菌株とし
て分離したものであり、微工研菌寄第10886号(F
ERM P−10886)として寄託されている。当該
菌株の分類学的特性については、本発明者らによる特許
出願に係る特開平3−108482号公報に詳述されて
いる。
【0011】DNA供与菌体バチルス エスピー KS
M−1378から染色体DNAを得る方法としては、M
armurの方法〔J. Mol. Biol.,3,
208(1961)〕やSaitoとMiuraの方法
Biochim. Biophys. Acta,7
2,619(1963)〕等が挙げられるが、その他の
類似な方法を用いることもできる。
【0012】調製された染色体DNAを制限酵素で切断
することによって、アルカリプルラナーゼ遺伝子を含む
DNA断片を得ることができるが、用いる制限酵素の種
類としては、アルカリプルラナーゼ生産遺伝子に切断部
位が無い制限酵素であればいかなるものでも使用可能で
ある。また、部分的にしか切断を起こさない反応条件を
用いるのであれば、すべての制限酵素が使用可能であ
る。このように、制限酵素は用いる条件に応じて種々の
ものが選択可能である。
【0013】一方、遺伝子組換えに用いる宿主・ベクタ
ー系としては、宿主菌株がアルカリプルラナーゼ遺伝子
を発現させることができ、また、ベクターが宿主菌中で
複製可能であり、組み込んだ当該遺伝子を安定に保持出
来るものであれば、いかなるものも使用することができ
る。例えば、エシェリヒア コリ(Escherich
ia coli)K−12系統株を宿主とするEK系や
バチルス スブチリス(Bacillus subti
lis)Marburg系統株を宿主とするBM系等が
挙げられる。宿主菌株の具体例として、EK系では、H
B101株、C600株、JM109株等、BM系で
は、BD170株、MI112株等が挙げられる。ベク
ターとしては、上記に加えて、染色体DNAを切断した
制限酵素によって唯一箇所で切断されるベクターを用い
れば、染色体DNA断片との結合の際に便利である。具
体的には、染色体DNAをPst Iで切断した場合、
EK系ではpBR322、pUC12、pUC18等の
ベクター、またBM系ではpUB110、pBD8等の
ベクターが挙げられる。なお、染色体DNAの切断に用
いた制限酵素による切断点を持たない他のベクターで
も、結合の際にホモポリマー結合法〔Nelson,
T.and Brutlag,D.,Methods
in Enzymol.,68,41(1980)〕等
を用いることによって、利用することができる。上記の
染色体DNA断片と制限酵素によって切断したベクター
DNAを結合させ、組換えプラスミドを作製するが、結
合の方法としては、DNAリガーゼを用いる方法やホモ
ポリマー結合法等が挙げられる。DNAリガーゼの例示
としては、大腸菌のDNAリガーゼ及びT4ファージの
DNAリガーゼを挙げることが出来る。
【0014】このようにして調製された組換えベクター
による宿主菌株の形質転換の方法は特に限定されない
が、例えば、EK系宿主菌株の場合、塩化カルシウム法
〔Mandel,M.and Higa,A.,J.
Mol. Biol.,53,159(1970)〕や
塩化ルビジウム法〔Bolivar,F.and Ba
ckman,k.,Methods in Enzym
ol,68,253(1979)〕等、またBM系宿主
菌株の場合には、コンピテントセル法〔Content
e,S.and Dabnau,D.,Mol. Ge
n. Genet.,177,459(1979)〕や
プロトプラスト法〔Chang,S.and Cohe
n,S.N.,Mol. Gen. Genet.,1
68,111(1978)〕等を用いることができる。
【0015】形質転換株から目的とするアルカリプルラ
ナーゼ生産性遺伝子又はアルカリプルラナーゼ生産性遺
伝子を含む供与染色体DNA断片が導入された微生物を
選択、分離する方法は特に限定されないが、ベクターが
有する抗生物質耐性等のマーカー発現を利用し第一次的
に選択し、次いで宿主のアルカリプルラナーゼ活性を指
標とする第二次的選択をする方法が好適である。具体的
には、例えばベクタープラスミドとしてEK系のpBR
322を用い、このPst I切断部位に染色体DNA
のPst I切断断片を挿入した場合には、本切断部位
を含むアンピシリン耐性遺伝子が失活することから、遺
伝子中にPst I切断部位を持たないテトラサイクリ
ン耐性を指標として一次選択を行えばよい。次いで第二
次選択としては、着色プルラン〔Kanno,M.an
d Tomiura,E.,Agric. Biol.
Chem.,49.1529(1985)〕を含む適
当な寒天培地にレプリカ法によって移植し、培養を行
い、コロニーが出現した後にコロニー周辺のプルランを
分解し透明帯を形成する菌株を目的の形質転換体として
選択することができる。
【0016】かくして得られた形質転換体の組換えプラ
スミドは、通常のプラスミド或いはファージDNA調製
法〔Maniatis,T.et al.,Molec
ular Cloning,(1982)〕を用いて調
製することができ、得られた組換えプラスミドの各種制
限酵素による切断パターンを電気泳動法等によって解析
することより、得られた組換えプラスミドがベクタープ
ラスミドとアルカリプルラナーゼ遺伝子を含むDNA断
片が結合したものであることを確認することができる。
本発明におけるアルカリプルラナーゼ遺伝子は、図1に
示したようにその両端がPst I切断部位である約
6.3KbのDNA断片中に含まれている。
【0017】本発明のアルカリプルラナーゼ遺伝子を含
む組換えベクターの好適な例としては、組換えプラスミ
ドpBP101(図1)が挙げられる。上記のプラスミ
ドは、ベクタープラスミドpBR322のPst I切
断部位に図1で示したアルカリプルラナーゼ遺伝子を含
む約6.3KbのDNA断片が挿入された約10.7Kbの
組換えプラスミドである。得られた染色体DNAのPs
t I断片の詳細な制限地図を図2に示す。
【0018】形質転換体の培養には、選ばれた宿主微生
物の培養に通常用いられる培地及び培養条件が用いられ
る。培地としては合成培地、天然培地のいずれも用いる
ことができる。例えば炭素源としては、グルコース、フ
ラクトース、マルトース、ラクトース、シュークロース
等が用いられる。窒素源としては、NH4Cl、(N
4)2SO4 、カザミノ酸、酵母エキス、マルトエキ
ス、ペプトン、肉エキス、バクトトリプトン、コーン・
スティープリカーなどが用いられる。その他の栄養源と
しては、K2HPO4 、KH2PO4 、NaCl、MgS
4・7H2O、ビタミンB1 、MgCl2・7H2Oなど
が使用できる。培養はpH4〜8、温度28〜40℃で5
〜90時間通気攪拌培養により行うのが好ましい。
【0019】培養物からのアルカリプルラナーゼの採取
は、培養菌体を遠心分離により集菌後、緩衝液にて洗浄
した菌体を、通常用いられる菌体破砕法、例えば超音波
破砕法、フレンチプレス法、ガラスビーズ法、リゾチー
ム処理法等を用いて菌体を完全に破壊することにより粗
酵素液が得られる。更に得られた粗酵素液は、通常酵素
精製に用いられる方法、例えば塩析、透析、イオン交換
クロマトグラフィー法、ゲル濾過法、ハイドロキシアパ
タイト等を用いた吸着溶出法などを組み合わせることに
より精製酵素とすることができる。
【0020】前記の組換えプラスミドにより形質転換さ
れた組換え微生物の例としては、エシェリヒア コリ
HB101(pBP101)株が挙げられる。本菌株
は、エシェリヒア コリ HB101に組換えプラスミ
ドpBP101を導入したものであり、エシェリヒア属
細菌の培養に用いられる培地、例えばLB培地等で培養
することによりアルカリプルラナーゼを生産することが
できる。次にこの菌体からアルカリプルラナーゼを採取
する方法について詳述する。
【0021】得られた培養液から菌体を集菌後、トリス
−塩酸緩衝液(pH8.0)に懸濁し、超音波破砕を行
い、再度遠心分離により不溶物を取り除き、上清液を得
る。次いで、該上清液に硫安を80%飽和濃度になる様
に加え、上清液中のプルラナーゼを完全に沈澱させた。
次いで、10mMトリス/塩酸緩衝液(pH9.0)で透析
後、同緩衝液で平衡化したDEAE−トヨパール 65
0Sカラムに吸着させ、10mMトリス/塩酸緩衝液(pH
9.0)を用いて0〜1Mの食塩の濃度勾配により溶出
し、その活性画分を集め、平均分画分子量10,000
の限外濾過膜を用いて濃縮した後、0.1M食塩を含む
10mMトリス/塩酸緩衝液(pH9.0)で一夜透析す
る。透析後、0.1M食塩を含む10mMトリス/塩酸緩
衝液(pH9.0)で平衡化したセファクリルS−200
カラムに吸着後、0.1M食塩を含む同緩衝液で溶出
し、その活性画分を集める。得られた精製酵素はポリア
クリルアミドゲル電気泳動(ゲル10%)及びソジウム
ドデシル硫酸(ゲル10%)電気泳動で単一のバンドを
与え、活性収率は約4%であった。
【0022】得られた本発明のアルカリプルラナーゼの
酵素化学的性質について、以下に説明する。尚、酵素活
性の測定法は次の緩衝液(各々10mM宛)を用い、以下
の方法に従って行った。 pH4〜6 :酢酸緩衝液 pH6〜8 :トリス−塩酸緩衝液 pH8〜11 :グリシン−食塩−水酸化ナトリウム緩衝
液 pH11〜12:塩化カリウム−水酸化ナトリウム緩衝液
【0023】酵素活性測定法:各種緩衝液中にプルラン
(反応系における最終濃度は0.25%)を溶解させた
基質溶液0.9mlに、酵素液0.1mlを加え、50℃
で、30分間反応させた。反応後、3,5−ジニトロサ
リチル酸(DNS)法にて還元糖の定量を行った。即
ち、反応液1.0mlにDNS試薬1.0mlを加え、5分
間、100℃で加熱発色させ、冷却後、4.0mlの脱イ
オン水を加えて希釈し、波長535nmで比色定量した。
酵素の力価は、1分間に1μmol のグルコースに相当す
る還元糖を生成する酵素量を1単位(1U)とした。
【0024】(酵素化学的諸性質) 1)作用 プルラン及びアミロペクチンのα−1,6−グルコシド
結合を分解する。また、本酵素は表1に示す如く、澱粉
又はこれらの部分分解物のα−1,6−グルコシド結合
も加水分解する。
【0025】
【表1】
【0026】2)作用pH及び至適pH pH7.0から10.0のpH範囲で作用し、至適pHをpH
8.5から9.5の範囲に有する。pH7.5〜10.0
の範囲においても、至適pHにおける活性の40%以上の
相対活性を有する。尚、アルカリプルラナーゼの活性は
0.25%プルラン、10mM酢酸緩衝液(pH4〜6)、
トリス−塩酸緩衝液(pH6〜8)、グリシン−食塩−水
酸化ナトリウム緩衝液(pH8〜11)及び塩化カリウム
−水酸化ナトリウム緩衝液(pH11〜12)の反応系を
用い、50℃30分間反応させて測定した結果を図3に
示す。
【0027】3)pH安定性 pH6.0から10.0で極めて安定であり、pH5.5〜
10.0においても約30%以上の活性を維持する。
尚、各pHにおけるプルラナーゼ活性を0.25%プルラ
ン、10mM酢酸緩衝液(pH4〜6)、トリス−塩酸緩衝
液(pH6〜8)、グリシン−食塩−水酸化ナトリウム緩
衝液(pH8〜11)及び塩化カリウム−水酸化ナトリウ
ム緩衝液(pH11〜12)の反応系を用い、50℃で1
5分間反応させた結果を図4に示す。
【0028】4)作用温度範囲及び最適温度 40〜60℃の広範囲で作用し、その最適作用温度は約
50℃に認められる(図5)。
【0029】5)温度安定性 本酵素についてpH9.0の条件で温度を変化させ、各温
度で30分間処理することにより失活の条件を調べると
50℃までは極めて安定である(図6)。
【0030】6)分子量 ソジウムドデシル硫酸電気泳動法による分子量は約11
5,000±5,000である。
【0031】7)金属イオンの影響 1mMのHg2+及びCd2+で強く、Zn2+でも若干阻害される。
【0032】8)界面活性剤の影響 各種界面活性剤(例えば、アルキル硫酸エステルナトリ
ウム塩(AS)、ポリオシキエチレンアルキル硫酸エス
テルナトリウム塩(ES)、α−オレフィンスルフォン
酸ナトリウム(AOS)、α−スルフォン化脂肪酸エス
テルナトリウム(α−SFE)、アルキルスルフォン酸
ナトリウム(SAS)、SDS、石鹸及びソフタノー
ル)の0.05%溶液で50℃、15分間処理しても殆
ど活性阻害は受けない。
【0033】9)キレート剤の影響 キレート剤であるEDTA(10mM)、EGTA(10
mM)、クエン酸(0.0.5%)及びゼオライト(0.
05%)で殆ど活性阻害を受けない。
【0034】
【発明の効果】本発明のアルカリプルラナーゼは、従来
のプルラナーゼに比較してアルカリ性側に(pH8.5〜
9.5)に至適pHを有し、更に広いpH範囲に於いても極
めて安定である。また、至適温度も50℃であり、熱安
定性も50℃までは極めて安定である。更に、界面活性
剤、キレート剤等の洗浄剤配合成分によっても殆ど阻害
を受けない。従って、本酵素は洗浄剤組成物の配合成分
として、有利に使用することができるものであり、工業
的に極めて大きな意義を有するものである。更に本発明
によりアルカリプルラナーゼの安定な大量供給が可能に
なった。
【0035】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではないて。
【0036】実施例1 アルカリプルラナーゼを生産する好アルカリ性バチルス
属細菌の一種、バチルス エスピーKSM−AP137
8(FERM P−10886)より染色体DNAを調
製するにあたり、次に示す培地Iを用い、200ml中
で、30℃、30時間、本菌株を好気的に生育させた。
【表2】 (培地1) プルラン 0.5 % 可溶性澱粉 0.5 % トリプトン 0.2 % 酵母エキス 0.1 % KH2PO4 0.03 % (NH42SO4 0.1 % MgSO4・7H2O 0.02 % CaCl2・2H2O 0.02 % FeSO4・7H2O 0.001 % MnCl2・4H2O 0.0001% Na2CO3 0.5 % pH 10.0 (重量%)
【0037】集菌後、SaitoとMiuraの方法
Biochim. Biophys. Acta,7
2,619(1963)〕に従って、精製DNAを約2
mg得た。
【0038】実施例2 実施例1で得られた染色体DNA10μgとベクタープ
ラスミドpBR322(ベーリンガー マンハイム社
製)1.5μgを別々に制限酵素反応液(10mMトリス
−塩酸緩衝液(pH7.5)、5mM MgCl2・7H
2O,100mM NaCl,1mM メルカプトエタノー
ル)に溶解し、これに制限酵素Pst I(ベーリンガ
ー マンハイム社製)10単位を加え、37℃で2.5
時間反応を行った。なお、プラスミドpBR322は、
更にアルカリフォスファターゼ処理により、5′−リン
酸残基を切除した。反応後、フェノール処理によって制
限酵素を除去した後、エタノール沈澱を行い、得られた
DNAの沈澱及び切断したベクタープラスミドpBR3
22をリガーゼ反応液(20mM トリス−塩酸緩衝液
(pH7.5),10mM MgCl2・7H2O,10mM
ジチオスレイトール、1mMATP)50μ1に溶解し
た。これにT4 DNAリガーゼ(ベーリンガー マンハ
イム社製)2単位を加え、16℃で16時間反応を行
い、染色体DNAとベクタープラスミドの結合反応を行
った。
【0039】実施例3 実施例2で作製した組換えプラスミドによる大腸菌の形
質転換は、塩化カルシウム法〔Mandel,M.an
d Higa,A.,J.Mol.Biol.,53,
159(1970)〕に従って行った。宿主菌として
は、エシェリヒアコリ HB101株(F- hsdS
20 recA13 ara−14 proA2 la
cY1 galK2 rpsL20 xyl−5 me
tl−1supE44 leuB6 thi−1)を用
いた。形質転換処理を行った菌懸濁液をテトラサイクリ
ン(シグマ社製)20μg/mlを含むLB寒天培地
〔1.0%トリプトン(ディフコ社製)、0.5%酵母
エキス(ディフコ社製)、0.5%NaCl、1.5%
寒天(和光純薬社製)〕に塗抹し37℃で16時間培養
した。次に、出現した約10,000個の形質転換体の
コロニーをLB寒天培地(テトラサイクリン添加)にレ
プリカして増殖させた後、0.2%プルラン、0.8%
レッドプルラン〔Kanno,M.and Tomiu
ra,E.,Agric. Biol. Chem.
49,1529(1985)〕、1mg/mlのリゾチーム
を含む寒天を重層し、37℃にて5時間反応させた。目
的のアルカリプルラナーゼ遺伝子を有する株は、着色プ
ルラン簡易判定法により、本プレート上で透明なハロー
をコロニー周辺に形成する。こうしてアルカリプルラナ
ーゼ生産性を有するクローン1株を得た。
【0040】実施例4 実施例3で得られた形質転換株をLB液体培地(テトラ
サイクリン添加)に接種し、37℃で一夜前培養した
後、これを500mlのM9CA培地〔0.6%Na2
HPO4 , 0.3%KH2PO4,0.05%NaCl,
0.1%NH4Cl,0.2%カザミノ酸(ディフコ社
製),2mM MgSO4・7H2O,0.2%グルコー
ス,20μg/mlテトラサイクリン)に移植し、37℃
で4〜5時間振盪培養した。これにクロラムフェニコー
ル170mgを添加し、更に37℃で15時間振盪培養し
た。この培養液より遠心分離によって菌体を集め、アル
カリ溶菌法〔Birnboim, H.C.and Do
ly, J.,Nucleic Acids Res.
7,1513(1979)〕とセシウム クロライド−
エチジウムブロマイド密度勾配遠心法〔Radlof
f, R.,Bauer,W.and Vinogra
d,J.,Proc. Natl. Acad. Sc
i.U.S.A,57,1514(1967)〕を組み
合わせた方法〔Maniatis,T.et al.
Molecular Cloning,(1982)〕
に従って、組換えプラスミドを調製した(図1)。さら
に、詳細に解析を行うために、本プラスミドに各種制限
酵素を作用させた後、アガロースゲル電気泳動法によっ
て切断パターンの解析を行った。その結果に基づき、制
限酵素地図(図2)を作成したところ、本プラスミド
は、現在まで知られているプルラナーゼ遺伝子、例えば
バチルス ステアロサーモフィラス耐熱性プルラナーゼ
(特開平2−23872号公報)等と異なる制限酵素地
図を示す新規なものであることが判明した。そこで、本
プラスミドをpBP101と命名し、またこれによっ
て、形質転換されたエシェリヒア コリ HB101株
をエシェリヒア コリ HB101(pBP101)と
命名した。
【0041】実施例5 エシェリヒア コリ HB101(pBP101)をL
B液体培地(テトラサイクリン添加)にて培養後、集菌
した菌体をトリス−塩酸緩衝液(pH8.0)に懸濁後、
超音波破砕を行った。再度、遠心分離によって不溶物を
沈澱として取り除き、得られた上清液を無細胞抽出液と
した。対照として、HB101(pBR322)株につ
いても同様に無細胞抽出液を調製し、これらのプルラナ
ーゼ活性を測定した。プルラナーゼ活性測定法は、40
mMグリシン−食塩−水酸化ナトリウム緩衝液(pH9.
0)とプルラン(終濃度0.25%)を溶解させた基質
溶液0.9mlに酵素溶液0.1mlを加え、40℃30分
間反応させ、前記のDNS法にて還元糖の定量を行っ
た。この結果、表3に示したようにHB101(pBP
101)株の無細胞抽出液にはアルカリプルラナーゼ活
性が認められた。
【0042】
【表3】
【0043】実施例6 実施例5で得られた無細胞抽出液を用い、生産されたプ
ルラナーゼについて(1)硫安沈澱(80%飽和)、
(2)DEAE−トヨパール 650S(東洋曹逹社
製)クロマトグラフィー、(3)セファクリル S20
0(ファルマシア社製)クロマトグラフィーにより精製
を行い、アルカリプルラナーゼを得た。得られたアルカ
リプルラナーゼについてデービス(Davis D.
J.,Ann. N. Y. Acad. Sci.
121,404(1964))の方法に従って電気泳動
を行った後、クイック CBB(和光純薬社製)で染色
して単一のバンドを与えることを確認した(図7)。
【0044】実施例7 実施例6で得られたアルカリプルラナーゼについて、常
法に従ってSDS電気泳動を行った(図8)。この結果
から、本酵素の分子量は115,000±5,000で
あった。
【0045】実施例8 実施例6で得られた精製酵素を用い、生産されたプルラ
ナーゼの至適pHを測定した。その結果、本酵素における
プルラナーゼ活性はpH9.2に最適作用pHを有するアル
カリプルラナーゼであることが明らかとなった(図
3)。また、この精製酵素は、前記の酵素化学的性質を
有することを確認した。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】ベクタープラスミドpBR322を用いて調製
した組換えプラスミドpBP101の構築法を示す図で
ある。図中太線で示した6.3KbのPst I断片に相
当する部分は、バチルス エスピー KSM 1378
株由来のアルカリプルラナーゼ遺伝子を含む部分であ
る。
【図2】pBP101の制限酵素地図を示す図である。
【図3】組換えエシェリヒア コリ HB101(pB
P101)株の生産するプルラナーゼ活性の作用pH及び
至適pHを示す図である。
【図4】組換えエシェリヒア コリ HB101(pB
P101)株の生産するアルカリプルラナーゼ活性のpH
安定性を示す図である。
【図5】組換えエシェリヒア コリ HB101(pB
P101)株の生産するアルカリプルラナーゼ活性の作
用温度及び最適作用温度を示す図である。
【図6】組換えエシェリヒア コリ HB101(pB
P101)株の生産するアルカリプルラナーゼ活性の温
度安定性を示す図である。
【図7】組換えエシェリヒア コリ HB101(pB
P101)株の生産するアルカリプルラナーゼの電気泳
動の結果を示す図である。
【図8】組換えエシェリヒア コリ HB101(pB
P101)株の生産するアルカリプルラナーゼのソジウ
ムドデシル硫酸電気泳動の結果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:07) (C12N 9/44 C12R 1:19) (C12N 1/21 C12R 1:19) (C12N 15/56 C12R 1:07)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリプルラナーゼをコードする約
    6.3Kbの塩基対からなり、図2に示す制限酵素地図を
    有するDNA断片を含有する組換えベクターによって形
    質転換された形質転換体微生物を培養することにより得
    られる下記性質を有するアルカリプルラナーゼ。 1)作用 プルランのα−1,6−グルコシド結合を分解してマル
    トトリオースを生成する。また、澱粉、アミロペクチン
    又はこれらの部分分解物のα−1,6−グルコシド結合
    を加水分解する。 2)基質特異性 α−1,6−グルコシド結合で分岐した枝分れ構造を有
    する糖のうち、マルトトリオース以上の重合度を有する
    枝分れ構造を加水分解する。 3)作用pH及び至適pH 作用pHは6.5〜10.5の範囲であり、至適pHは8.
    5〜9.5の範囲である。 4)pH安定性 pH6.0から10.0の範囲で極めて安定であり、pH
    5.5〜10.5の範囲においても、30%以上の相対
    活性を有する(50℃、10分処理による)。 5)作用温度範囲及び最適温度 35〜60℃の範囲で作用し、その最適作用温度は約5
    0℃である。 6)温度安定性 50℃までは極めて安定である(pH9の10mMグリシン
    −食塩−水酸化ナトリウム緩衝液中、30分処理によ
    る)。 7)分子量 ソジウムドデシル硫酸電気泳動法による分子量は11
    5,000±5,000である。 8)金属イオンの影響 Hg2+及びCd2+で阻害される。 9)界面活性剤の影響 アルキル硫酸エステルナトリウム塩、ポリオキシエチレ
    ンアルキル硫酸エステルナトリウム塩、α−オレフィン
    スルフォン酸ナトリウム、α−スルフォン化脂肪酸エス
    テルナトリウム、アルキルスルフォン酸ナトリウム、ソ
    ジウムドデシル硫酸、石鹸又はソフタノールによって殆
    ど活性阻害を受けない。 10)キレート剤の影響 EDTA、EGTA、クエン酸及びゼオライトで殆ど活
    性阻害を受けない。
  2. 【請求項2】 アルカリプルラナーゼをコードする約
    6.3Kbの塩基対からなり、図2に示す制限酵素地図を
    有するDNA断片を含有する組換えベクターによって形
    質転換された形質転換体微生物を培養し、当該培養物よ
    りアルカリプルラナーゼを採取することを特徴とするア
    ルカリプルラナーゼの製造法。
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