JPH0624570Y2 - センサ付きころがり軸受 - Google Patents

センサ付きころがり軸受

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JPH0624570Y2
JPH0624570Y2 JP1987149172U JP14917287U JPH0624570Y2 JP H0624570 Y2 JPH0624570 Y2 JP H0624570Y2 JP 1987149172 U JP1987149172 U JP 1987149172U JP 14917287 U JP14917287 U JP 14917287U JP H0624570 Y2 JPH0624570 Y2 JP H0624570Y2
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JP
Japan
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stress
outer ring
bearing
sensor
ring
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JP1987149172U
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JPS6453617U (ja
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昌之 北村
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、軸受作用荷重の計測に用いるセンサ付きころ
がり軸受に関する。
<従来の技術> 従来から、ころがり軸受に作用する荷重を計測する場
合、例えばストレーンゲージなどの応力センサを用い
て、転動体荷重による応力(転動体の転走により軌道輪
に作用する応力)をとらえて、それに基づき軸受作用荷
重を推定することが一般的に行われる。
従来は内外軌道輪の例えば外輪の外周面に応力センサを
取り付けていた。第8図および第9図に従来の応力セン
サの取付形態を示す。ここではころがり軸受を単列の深
溝玉軸受とする。
即ち、外輪1の外周面の一部に前記応力センサ2を貼り
付けて、外輪1が楕円状などに変形する場合の曲げ応力
を検出するようにいていた。そして、外輪1が固定され
るハウジング4の内周面の一部には前記応力センサ2の
逃げ用凹部5が設けられており、応力センサ2の端子3
は外輪1の端面に取り付けられている。
なお、図において、符号6は転動体としてのボール、7
は内輪、8はシャフトをそれぞれ示している。
第10図に計測器の概略を示す構成ブロック図を示してい
る。図において、符号9はブリッジ回路、10はアンプ、
11は検出結果を記録するレコーダである。ブリッジ回路
9は、抵抗R,R,Rおよび応力センサ2の電気
抵抗rbと、抵抗R,rbの中点およびR,R
中点に接続された電源eiとを備えており、出力端子が
アンプ10に接続されている。
このような従来方式では、外輪1の外周面に貼り付けた
応力センサ2を用いた前記計測器で、軸受動作中におい
て外輪1が楕円に変形する場合の曲げ応力を計測し、こ
の曲げ応力を転動体荷重による応力としてとらえてい
た。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、このような構成を有する従来例には、次のよ
うな問題点がある。
ハウジング4が振動したような場合にも、その振動が外
輪1に伝わって外輪1が楕円に変形することがある。つ
まり、このような外力が生じた場合に、転動体荷重によ
り外輪1に作用する曲げ応力に対して、前記外力により
外輪1に作用する曲げ応力が干渉してしまうことにな
る。
したがって、従来方式において、前記のような外力が外
輪1に加わるときに計測器で計測された外輪1の曲げ応
力は、転動体荷重による外輪1の曲げ応力に外力による
外輪1の曲げ応力を加えたものであったので、実質的に
正確な転動体荷重による応力をとらえてはいなかった。
そのために信頼性の高い軸受作用荷重を推定できるに至
らなかった。
また、図示しないが、特公昭52-10027号公報のように、
外輪1の外周面に凹部を設けて、その底面に前記応力セ
ンサ2を貼り付けたり、あるいは外輪1ではなく内輪7
に応力センサ2を貼り付けることもあるが、いずれの場
合も応力センサ2を軌道輪の周面に円周方向または軸方
向に沿って貼り付けるため、前述と同様の結果となる。
本考案はこのような事情に鑑みて創案されたもので、外
力が軌道輪に加わるような状態であっても、転動体荷重
による軌道輪の変形に基づく応力だけを計測できるよう
にし、信頼性の高い軸受作用荷重の推定を行えるように
することを目的としている。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、このような目的を達成するために、次のよう
な構成をとる。
即ち、本考案にかかるセンサ付きころがり軸受は、内輪
の内周面または外輪の外周面の少なくとも軌道に対向す
る位置に凹部を設け、 この凹部の側壁に径方向の歪みを検出する応力センサを
取り付けていることに特徴を有するものである。
<作用> この構成による作用は、次のとおりである。
応力センサは軌道輪の径方向の変形に基づく圧縮応力を
検出することになる。
この場合、軌道輪に外力が加わったとしてもそれによっ
て軌道輪に生じる応力はほとんど円周方向の曲げ応力だ
けとなり、前記外力による圧縮応力が僅かしか生じな
い。
ゆえに、本考案構成によれば、外力の加担に関係なく、
ほぼ転動体荷重による軌道輪の圧縮応力のみが応力セン
サで検出されることになる。
<実施例> 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図および第2図に本考案の第1実施例を示してい
る。これらの図において、従来例にかかる第8図および
第9図に付した符号と同一の符号は、本実施例において
も、その符号が示す部品,部分等と同様のものを指す。
本実施例において従来例と異なる構成は、次のとおりで
ある。
即ち、外輪1の外周面において、軌道1aの軸方向中央
位置近傍に凹部12を設け、この凹部12に軸受の軸線に直
交する面13(実用新案登録請求の範囲に記載の側壁に相
当)を形成し、そこに径方向の歪みを検出するように応
力センサ2を貼り付けていることである。
その他の構成は従来例と同様であるので、説明を省略す
る。
仮にハウジング4の振動などによる外力が外輪1に加担
されても、それによる外輪1の歪みは円周方向に生ずる
だけで、径方向へは僅かしか生じないことに着目し、本
実施例では、応力センサ2で、外輪1の径方向の歪みに
基づく圧縮応力を検出するようにしている。
そのために、応力センサ2を用いた計測器(従来例で説
明したものと同じ構成とする)には転動体荷重による外
輪1の圧縮応力だけが計測されることになる。つまり、
正確な転動体荷重による応力をとらえることができるの
で、信頼性の高い軸受作用荷重を推定できる結果とな
る。
ところで、一般的に、外力が外輪1に加わらない理想的
な状態において、外輪1の圧縮応力は例えば数十kgf/
mm2の単位で計測されるが、外輪1の曲げ応力は数kgf
/mm2の単位で計測されることが判っている。そのた
め、仮に外力が加担したときに外輪1の圧縮応力が僅か
ながら生じたとしても、前述のように検出レンジが大き
いので誤差は少なくて済むが、検出レンジの小さい曲げ
応力の場合(従来方式)には前記同様に僅かでも外力の
影響があると誤差が大きくなる点も指摘される。
なお、以上の説明では、応力センサ2を取り付ける面13
を軸線に対して直交する面であると説明しているが、そ
の面13を所定角度傾斜させてもかまわない。この傾斜角
度としては60度以内にするのが好ましい。また、上記実
施例では応力センサ2を軌道輪の端面に平行な面に取り
付けるようにしているが、本考案はこれに限定されず、
軸受の軸線を含む面あるいは軸受の軸線を含む面に対し
て傾斜する面に応力センサ2を取り付けるようにしても
かまわない。
さらに、第3図は別の実施例で、外輪1の外周面に切欠
き状の凹部12を設け、その側壁13に応力センサ2を貼り
付けたものである。第4図および第5図はさらに別の実
施例で、外輪1の外周面に条溝状の凹部12を設け、その
側壁14に応力センサ2を貼り付けたものである。
ところで、上記各実施例では外輪1に応力センサ2を貼
り付けた例を示しているが、内輪7に適用することも可
能である。また、単列の深溝玉軸受について適用してい
るが、本考案はこれに限定されず、例えば第6図および
第7図に示すように複列の深溝玉軸受にも適用できる
し、またその他のころがり軸受全般に適用できる。な
お、第6図には複列の深溝玉軸受の外輪の上半部の縦断
面を、第7図には複列の深溝玉軸受の内輪の上半部の縦
断面をそれぞれ示している。
<考案の効果> 本考案においては、軌道輪の径方向の歪みに基づく圧縮
応力が軌道輪の円周方向の歪みに基づく曲げ応力に比べ
て、外力が軌道輪に加担したときの影響が非常に少ない
ことに着目して、軌道輪の径方向の歪みに基づく圧縮応
力を転動体荷重による応力としてとらえるように構成し
た。
つまり、ハウジングの振動などによる外力が軌道輪に対
して加わる,加わらないに関係なく、応力センサを用い
る計測器の計測結果はほぼ転動体荷重による圧縮応力だ
けとなる。
そのため、正確な転動体荷重による応力をとらえること
ができて、信頼性の高い軸受作用荷重を推定できる結果
となる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の第1実施例にかかり、第
1図は上半部の縦断面図、第2図は第1図のII−II線矢
視断面図である。 第3図ないし第5図は本考案の他の実施例にかかり、第
3図および第4図は上半部の縦断面図、第5図は第4図
のV−V線矢視断面図である。また、第6図および第7
図は本考案の別の実施例にかかり、いずれも軌道輪の上
半部を示している。 さらに、第8図および第9図は従来例にかかり、第8図
は側面図、第9図は第8図のIX−IX線矢視断面図、第10
は計測器の概略を示す構成ブロック図である。 1……外輪 1a……軌道 2……応力センサ 7……内輪 12……凹部 13,14……応力センサの取付面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内輪の内周面または外輪の外周面の少なく
    とも軌道に対向する位置に凹部を設け、 この凹部の側壁に径方向の歪みを検出する応力センサを
    取り付けていることを特徴とするセンサ付きころがり軸
    受。
JP1987149172U 1987-09-29 1987-09-29 センサ付きころがり軸受 Expired - Lifetime JPH0624570Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987149172U JPH0624570Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29 センサ付きころがり軸受

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JP1987149172U JPH0624570Y2 (ja) 1987-09-29 1987-09-29 センサ付きころがり軸受

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JPS6453617U JPS6453617U (ja) 1989-04-03
JPH0624570Y2 true JPH0624570Y2 (ja) 1994-06-29

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Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS538161Y2 (ja) * 1973-06-05 1978-03-03
JPS5210027A (en) * 1975-07-14 1977-01-26 Hitachi Ltd Automatic input_output device
JPS5967617U (ja) * 1982-10-29 1984-05-08 株式会社東芝 軸受保護装置
JPS61228119A (ja) * 1985-04-02 1986-10-11 Koyo Seiko Co Ltd 軸受におけるアコ−ステイツク・エミツシヨン検出装置

Also Published As

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JPS6453617U (ja) 1989-04-03

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