JPH062454Y2 - 刷子ホルダにおける刷子仮保持装置 - Google Patents

刷子ホルダにおける刷子仮保持装置

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JPH062454Y2
JPH062454Y2 JP1989077486U JP7748689U JPH062454Y2 JP H062454 Y2 JPH062454 Y2 JP H062454Y2 JP 1989077486 U JP1989077486 U JP 1989077486U JP 7748689 U JP7748689 U JP 7748689U JP H062454 Y2 JPH062454 Y2 JP H062454Y2
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JP
Japan
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brush
commutator
tip
locking
brush holder
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JP1989077486U
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JPH0318659U (ja
Inventor
文雄 伊藤
Original Assignee
株式会社三ツ葉電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、仮保持した刷子を確実に外すことができる刷
子ホルダにおける刷子仮保持装置に関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、刷子ホルダに収容される刷子は、コンミテータ
に押圧状に摺接するよう弾機によって付勢されて刷子ホ
ルダから常時突出する構成になっているが、コンミテー
タを組込むに際し、突出する刷子が邪魔であるため、刷
子を付勢力に抗して刷子ホルダ内に深く没入させておく
ことが要求される。そこで従来、刷子から延設されるピ
グテールを刷子ホルダ側に設けた係止部材に係止させて
刷子を刷子ホルダ内に深く没入させておき、そしてコン
ミテータをセット後、ピグテールを係止部材から外すよ
うにしていたが、ピグテールの外し作業が面倒かつ煩雑
である許りでなく、一つでも外し忘れがあれば不良とな
ることもあって、信頼性の確保の点で問題となる。
そこで特開昭57−34748号公報に示す如く、刷子
を係止腕で没入状態に仮保持しておき、コンミテータ先
端部の押し込み作動によって係止腕による刷子の仮保持
解除をするよう構成したものが提唱されるが、このもの
は、係止腕を復元力に抗して刷子仮保持姿勢にセットす
るものであるため、この仮保持状態で長期間保管した場
合、係止腕のパーマネント現象によって係止解除後も係
止位置付近に残ったままとなって良好な仮保持解除が成
されない許りでなく、係止解除された後の係止腕は、何
の役に立つこと無く刷子ホルダ近傍にこれを支持するも
のが無い不安定な状態で残っており、そうしてこれが振
動等によって不用意に揺れてコンミテータに接触したり
する惧れがあってさらに改善する必要があった。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができる刷子ホルダにおける刷子仮保持装置を提
供することを目的として創案されたものであって、コン
ミテータに押圧状に摺接する刷子を収容する刷子ホルダ
において、前記刷子ホルダのコンミテータ先端側の面板
部に、該面板部の一部を構成しかつ先端側に向けて弾性
変形可能に構成された係止腕を形成し、該係止腕のコン
ミテータと対向する遊端部には、深く没入せしめた刷子
に係止して仮保持すべくホルダ室内側に向けて突出した
係止爪を形成する一方、係止腕から軸芯方向コンミテー
タ先端側に向けて延出形成した連結腕の先端部には、コ
ンミテータの通常セット範囲ではコンミテータ先端より
も先端側に位置して干渉しないが、通常セット範囲を越
えて先端方向にスラスト変位したコンミテータ先端部に
干渉して先端側に押しやられ係止腕を係止爪の刷子仮保
持解除を行うべく弾性変形させる解除爪片を形成したこ
とを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によって、仮止め状態に保持
した刷子を、コンミテータの押し込み作動によって自動
解除できるようにしたものでありながら、係止腕が不安
定状態で残ることが無いようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はモータヨークであって、該モータヨー
ク1には、永久磁石2が一体固着されると共に、アマチ
ュアコア3のコア軸3aが自由回動自在に軸承されてお
り、またモータヨーク1の開口部に組付けられるエンド
ブラケット4には刷子ホルダステー5が一体組付けされ
ている。刷子ホルダステー5には刷子ホルダ6が形成さ
れ、そして該刷子ホルダ6に収容される刷子7は、弾機
8によって軸芯側に向けて弾圧付勢され、これによって
刷子7はアマチュアコア3に形成されるコンミテータ9
に押圧状に摺接する構成になっていること等は何れも従
来通りである。尚、10は刷子7から延設されるピグテ
ールである。
前記刷子ホルダ6には、コンミテータ9のライザ9a側
の面板にピグテール10が遊嵌する貫通溝6aが形成さ
れているが、逆にコンミテータ先端側の面板には刷子7
の仮保持用の係止腕11が形成されている。つまり刷子
ホルダ6の先端側板面には、天井部からコンミテータ9
に対向する遊端部まで至る一対の長溝6cが形成されて
おり、この両長溝6cに挟まれる杆状部材によって係止
腕11が形成されるものであるが、係止腕11の遊端部
(コア軸3aの軸芯側端部)には、ホルダ室内側に向け
て係止爪11aが突出形成されている。そして刷子ホル
ダ6内に深く没入させた刷子に係止して仮保持するよう
に構成されている。また逆の先端側に向けて連結腕11
bが突出形成されているが、この連結腕11bの先端部
にはコア軸3aの軸芯側に向けて解除爪片11cが折曲
形成されている。しかもこの解除爪片11cは、コンミ
テータ9の通常セット範囲では、コンミテータ9の先端
位置よりも先端側に位置して互いに干渉することが無い
位置にあるが、例えばアマチュアコア3のスラスト方向
の遊び調整を最大の所まで移動したような通常でない状
態(モータを組込んだ時には、その様な所までは変化し
ないよう軸受等の部材で移動規制されて使用される)に
おいて、アマチュアコア3をスラスト方向先端側(矢印
方向)に変位させると、コンミテータ9の先端部が解除
爪片11cに干渉係止してこれを先端側に強制的に押し
やり、これによって係止腕11は復元可能な範囲で弾性
的に湾曲変形して、係止爪11aがホルダ室外に変位し
て前記仮保持の解除をする構成になっている。
一方、前記刷子7には、係止爪11aに対応する側にガ
イド溝7aが刻設されるが、該ガイド溝7aは、コンミ
テータ9に摺接する先端部(コア軸芯側端部)までには
至らずここは塞がれた(溝が形成されていない)構成に
なっている。そして刷子7は、弾機8に抗して前述した
ように深く没入させ、ガイド溝7aの無い先端部を、ホ
ルダ室内に突出する係止爪11aに係止させることによ
って刷子ホルダ6から突出することの無い仮止め状態に
収納保持されるが、仮保持解除されて、コンミテータ9
に摺接すべく突出した状態では、係止爪11aがガイド
溝7aに嵌入する構成になっている。
叙述の如く構成された本考案の実施例において、モータ
を組付けるに際し、前述したように弾機8を圧縮しなが
ら刷子7を刷子ホルダ6内に深く没入させて、ガイド溝
7aのない先端部を係止爪11aに係止して没入状態に
仮保持しておく。この状態で刷子ホルダステー5が組込
まれたエンドブラケット4をモータヨーク1に組込むこ
とになるが、このときコア軸3aをスラスト方向に通常
セット状態を越えてスラスト方向に大きく変位させる
と、コンミテータ9の先端部が解除爪片11cに干渉し
てこれを先端側に押しやって係止腕11を弾性的に湾曲
変形させることになり、これによって係止爪11aの刷
子7の仮保持が解除され、刷子7は弾機8の付勢力を受
けて刷子ホルダ6から突出してコンミテータ9に押圧状
に摺接する。しかる後、アマチュアコア3のスラスト調
整をしてアマチュアコア3を所定の通常使用位置にセッ
トすれば、コンミテータ9の解除爪片11cに対する干
渉が無くなって両者は離間し、そして係止腕11は、係
止爪11aがホルダ室内にセットされる元状態に復元す
るが、係止爪11aは、刷子7のガイド溝7aに嵌入
し、今度は刷子7のガイド作用を行うことになる。
この様に本考案においては、刷子7を仮保持し、この仮
保持をコンミテータ9による押し込み作動によって自動
的に解除するものであり、従って、従来のようにピグテ
ール10で仮保持するもののように、ピグテールの面倒
な外し作業を不要としたものであるが、刷子7を仮保持
するための係止腕11は、刷子7の仮保持状態では従来
のように弾性変形したものではなく自然状態になってい
るので、長期保存によるパーマネント変形の惧れが無
い。そして仮保持解除された後は、係止爪11aが刷子
ガイド溝7aに嵌入するため、係止腕11は確実に元姿
勢に復元して刷子ホルダ6の先端側面板の一部を構成す
ることになると共に、係止爪11aは刷子7のガイド部
材としての役割も果たすこととなり、部材の有効利用が
できる。
しかも解除爪片11cは通常セット状態ではコンミテー
タ9とは干渉しない先端側に位置しているため、モータ
駆動に何ら支障を来すことが無いのである。
因みに、通常セット範囲を超えて移動可能なアマチュア
コアを通常セット範囲にセットする手段としては、コア
軸3aの先端側に調整螺子3b軸芯方向出没自在に螺装
して行なうことや、軸受で移動規制する等の通常知られ
た手段を用いることができることは、云う迄もない。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであ
るから、刷子を係止腕に設けた係止爪によって仮保持
し、この仮保持をコンミテータによる押し込み作動によ
って自動的に解除するものであり、従って、ピグテール
を係止して仮保持するもののように、ピグテールの面倒
な外し作業を不要としたものであるが、この係止腕は、
弾性変形した状態ではなく自然状態で刷子の仮保持をし
ているので、長期保存によるパーマネント変形の惧れが
無く、従って仮保持解除後に確実に元状態に復元するこ
とになる。そして復元後は、係止爪が刷子ガイド溝に嵌
入して邪魔になることがないため、係止腕は刷子ホルダ
の先端側面板の一部を構成すると共に、係止爪は刷子の
ガイド部材としての役割も果たすこととなり、部材の有
効利用ができる。しかも解除爪片は通常セット状態では
コンミテータとは干渉しない先端側に位置しているた
め、モータ駆動に何ら支障を来すことが無いのである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る刷子ホルダにおける刷子仮保持装
置の実施例を示したものであって、第1図はモータの断
面図、第2図は刷子ホルダの側断面図、第3図は刷子の
斜視図、第4図は刷子ホルダの正面図、第5図は刷子ホ
ルダの底面図、第6図、第7図は組付け過程を示す側面
図である。 図中、3はアマチュアコア、3aはアマチュアコア軸、
6は刷子ホルダ、7は刷子、7aはガイド溝、8は弾
機、9はコンミテータ、11は係止腕、11aは係止
爪、11bは連結腕、11cは解除爪片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンミテータに押圧状に摺接する刷子を収
    容する刷子ホルダにおいて、前記刷子ホルダのコンミテ
    ータ先端側の面板部に、該面板部の一部を構成しかつ先
    端側に向けて弾性変形可能に構成された係止腕を形成
    し、該係止腕のコンミテータと対向する遊端部には、深
    く没入せしめた刷子に係止して仮保持すべくホルダ室内
    側に向けて突出した係止爪を形成する一方、係止腕から
    軸芯方向コンミテータ先端側に向けて延出形成した連結
    腕の先端部には、コンミテータの通常セット範囲ではコ
    ンミテータ先端よりも先端側に位置して干渉しないが、
    通常セット範囲を越えて先端方向にスラスト変位したコ
    ンミテータ先端部に干渉して先端側に押しやられ係止腕
    を係止爪の刷子仮保持解除を行うべく弾性変形させる解
    除爪片を形成したことを特徴とする刷子ホルダにおける
    刷子仮保持装置。
JP1989077486U 1989-06-30 1989-06-30 刷子ホルダにおける刷子仮保持装置 Expired - Lifetime JPH062454Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0318659U JPH0318659U (ja) 1991-02-25
JPH062454Y2 true JPH062454Y2 (ja) 1994-01-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020137472A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 有限会社ヒカル・オーキッド 観賞植物用の鉢集合システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020137472A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 有限会社ヒカル・オーキッド 観賞植物用の鉢集合システム

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JPH0318659U (ja) 1991-02-25

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