JPH0624532A - 管状コンベヤー用コンベヤーベルト - Google Patents
管状コンベヤー用コンベヤーベルトInfo
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- JPH0624532A JPH0624532A JP5123054A JP12305493A JPH0624532A JP H0624532 A JPH0624532 A JP H0624532A JP 5123054 A JP5123054 A JP 5123054A JP 12305493 A JP12305493 A JP 12305493A JP H0624532 A JPH0624532 A JP H0624532A
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- belt
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ゴム或はゴム様のプラスチック材料製のコン
ベヤーベルトであり、ベルトが管状になり両縁が重なり
合うようになった管状ベルトコンベヤーに最適な管状コ
ンベヤー用コンベヤーベルトの提供。 【構成】 複数の同様な鋼鉄ロープ２を張力担持体とし
てゴム製材料のコンベヤーベルト１の長手方向に埋め込
み、さらにこれら鋼鉄ロープをコンベヤーベルト１の横
方向に互いに等間隔で配置する。また特にこれらの鋼鉄
ロープ２の伸長率を高いものとする。さらにコンベヤー
ベルト１の走行側７には、連続する、横方向に腰の強い
インサート３が設けられる。このインサート３は、コン
ベヤーベルト１のほぼ全幅に亙って延在し、横方向に鋼
鉄コードが配されたものである。さらに別のインサー卜
４がコンベヤーベルト１の支持側６に設けられている。
しかしながらこのインサート４は、ベルトが管状になっ
た時に重なり合うコンベヤーベルト１の両縁領域５には
達していない。
ベヤーベルトであり、ベルトが管状になり両縁が重なり
合うようになった管状ベルトコンベヤーに最適な管状コ
ンベヤー用コンベヤーベルトの提供。 【構成】 複数の同様な鋼鉄ロープ２を張力担持体とし
てゴム製材料のコンベヤーベルト１の長手方向に埋め込
み、さらにこれら鋼鉄ロープをコンベヤーベルト１の横
方向に互いに等間隔で配置する。また特にこれらの鋼鉄
ロープ２の伸長率を高いものとする。さらにコンベヤー
ベルト１の走行側７には、連続する、横方向に腰の強い
インサート３が設けられる。このインサート３は、コン
ベヤーベルト１のほぼ全幅に亙って延在し、横方向に鋼
鉄コードが配されたものである。さらに別のインサー卜
４がコンベヤーベルト１の支持側６に設けられている。
しかしながらこのインサート４は、ベルトが管状になっ
た時に重なり合うコンベヤーベルト１の両縁領域５には
達していない。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトが管状になる際
に両縁が重なり合う管状コンベヤー用のコンベヤーベル
トに関し、特にゴムまたはゴム様のプラスチック材料で
構成され、さらにこの材料中に張力担持体として、ベル
トの幅を横断する方向に互いに等間隔で配置されたベル
ト長手方向に延在する鋼鉄ロープが埋め込まれたコンベ
ヤーベルトに関する。
に両縁が重なり合う管状コンベヤー用のコンベヤーベル
トに関し、特にゴムまたはゴム様のプラスチック材料で
構成され、さらにこの材料中に張力担持体として、ベル
トの幅を横断する方向に互いに等間隔で配置されたベル
ト長手方向に延在する鋼鉄ロープが埋め込まれたコンベ
ヤーベルトに関する。
【０００２】
【従来の技術と問題点】ホースコンベヤー、パイプコン
ベヤーなどと称される管状ベルトコンベヤーには、機械
的手段が用いられ、装荷領域の下流側でしかして排出領
域の上流側でコンベヤーベルトを閉じた管或はパイプ状
にするようになっている。より最近の構造では、コンベ
ヤーベルトを両縁で重ね合わせるようにして「管」を閉
止するようにしている。管状ベルトの形成のためには、
コンベヤーベルトの構造が、高度の要求事項を満たさな
くてはならず、この要求事項は、通常のコンベヤーベル
トの要求事項とは比べものにならないものである。通常
のコンベヤーベルトとしての要求事項、すなわち良好な
桶状の形状の形成、高引っ張り強度、鋼鉄補強材の耐腐
食性ならびにベルトの支持側と走行側の抵抗などが前提
としてあるが、管状ベルトコンベヤーでは、しっかりと
突起なく重なり合い、可能な限りに於て円形を形成する
ことが特に重要である。この点を達成するには、コンベ
ヤーベルトの外面の縁部分は、外方に反れてはならず、
内面側縁部分も内方に反れてはならない。さらに管状に
なったとしても、コンベヤーベルトは、垂直並びに水平
平面内で充分可撓性があり、すなわち屈曲性がなくては
ならない。よって、どんな曲げが生じたとしても形状が
安定に維持され、正確にトラックに沿って走行できるベ
ルトでなければならない。最後に、通常頂部にある重ね
合わせが片側にずれるようなごとく、パイプ状となった
コンベヤーベルトがねじれが生じないようにする必要も
ある。
ベヤーなどと称される管状ベルトコンベヤーには、機械
的手段が用いられ、装荷領域の下流側でしかして排出領
域の上流側でコンベヤーベルトを閉じた管或はパイプ状
にするようになっている。より最近の構造では、コンベ
ヤーベルトを両縁で重ね合わせるようにして「管」を閉
止するようにしている。管状ベルトの形成のためには、
コンベヤーベルトの構造が、高度の要求事項を満たさな
くてはならず、この要求事項は、通常のコンベヤーベル
トの要求事項とは比べものにならないものである。通常
のコンベヤーベルトとしての要求事項、すなわち良好な
桶状の形状の形成、高引っ張り強度、鋼鉄補強材の耐腐
食性ならびにベルトの支持側と走行側の抵抗などが前提
としてあるが、管状ベルトコンベヤーでは、しっかりと
突起なく重なり合い、可能な限りに於て円形を形成する
ことが特に重要である。この点を達成するには、コンベ
ヤーベルトの外面の縁部分は、外方に反れてはならず、
内面側縁部分も内方に反れてはならない。さらに管状に
なったとしても、コンベヤーベルトは、垂直並びに水平
平面内で充分可撓性があり、すなわち屈曲性がなくては
ならない。よって、どんな曲げが生じたとしても形状が
安定に維持され、正確にトラックに沿って走行できるベ
ルトでなければならない。最後に、通常頂部にある重ね
合わせが片側にずれるようなごとく、パイプ状となった
コンベヤーベルトがねじれが生じないようにする必要も
ある。
【０００３】搬送距離が長かったり、或は高い負荷が課
されるなどの理由でコンベヤーベルトの引っ張り強度を
高める必要がある場合、通常張力担持体として鋼鉄ロー
プを埋め込んだ構造が好ましい。この場合に、鋼鉄コー
ドの弾性伸長率は小さいことが非常に好ましいと考えら
れる。
されるなどの理由でコンベヤーベルトの引っ張り強度を
高める必要がある場合、通常張力担持体として鋼鉄ロー
プを埋め込んだ構造が好ましい。この場合に、鋼鉄コー
ドの弾性伸長率は小さいことが非常に好ましいと考えら
れる。
【０００４】ベルトが管状となった時、管状コンベヤー
ベルトが両縁での重ね合わさるようになった本発明の課
題となる一般的な管状コンベヤーは、ドイツ公開特許第
３９１０９１１号で開示されている。このコンベヤーベ
ルトは、ゴムまたはゴム様のプラスチック材料製であ
り、また複数の鋼鉄コードが張力担持体として、この材
料中に埋め込まれ、コンベヤーベルトの長手方向に延在
している。この張力担持体は、コンベヤーベルトの幅方
向を横切って一様に分布するように配置されている。こ
の既知のコンベヤーベルトの鋼鉄コードは、重なり合う
領域（「Ａ」）でその他の領域（「Ｂ」）より小さい半
径となっているか、或は鋼鉄コードの引っ張り強度がこ
れらの領域でそれぞれ異なっている。このようにコンベ
ヤーベルトの構造を異ならせた設計的処理は、上述の管
状コンベヤーベルトに対する要求事項を少なくとも部分
的に満たすようにするためである
ベルトが両縁での重ね合わさるようになった本発明の課
題となる一般的な管状コンベヤーは、ドイツ公開特許第
３９１０９１１号で開示されている。このコンベヤーベ
ルトは、ゴムまたはゴム様のプラスチック材料製であ
り、また複数の鋼鉄コードが張力担持体として、この材
料中に埋め込まれ、コンベヤーベルトの長手方向に延在
している。この張力担持体は、コンベヤーベルトの幅方
向を横切って一様に分布するように配置されている。こ
の既知のコンベヤーベルトの鋼鉄コードは、重なり合う
領域（「Ａ」）でその他の領域（「Ｂ」）より小さい半
径となっているか、或は鋼鉄コードの引っ張り強度がこ
れらの領域でそれぞれ異なっている。このようにコンベ
ヤーベルトの構造を異ならせた設計的処理は、上述の管
状コンベヤーベルトに対する要求事項を少なくとも部分
的に満たすようにするためである
【０００５】しかしながら、このような特に既知の構成
のものでは、曲率半径の小さなコンベヤーベルトの曲面
処理特性に関して、かつ桶状の形状形成の長さに関し
て、限定的に可能なものである。さらに、異なる鋼鉄コ
ードを有する鋼鉄コードコンベヤーベルト或は鋼鉄コー
ドの分布を異ならせて配置した鋼鉄コードコンベヤーベ
ルトを製造するには、多々不経済である。
のものでは、曲率半径の小さなコンベヤーベルトの曲面
処理特性に関して、かつ桶状の形状形成の長さに関し
て、限定的に可能なものである。さらに、異なる鋼鉄コ
ードを有する鋼鉄コードコンベヤーベルト或は鋼鉄コー
ドの分布を異ならせて配置した鋼鉄コードコンベヤーベ
ルトを製造するには、多々不経済である。
【０００６】
【発明が解決しようとしている課題】本発明の目的は、
製造が容易で、ねじれが少なく、かつベルトが円形とさ
れ締め付けられた際に良好な曲面処理により特性化され
る管状方法で両縁が重なり合う鋼鉄コードコンベヤーベ
ルトを提供することである。
製造が容易で、ねじれが少なく、かつベルトが円形とさ
れ締め付けられた際に良好な曲面処理により特性化され
る管状方法で両縁が重なり合う鋼鉄コードコンベヤーベ
ルトを提供することである。
【０００７】
【課題を解決する手段】本発明によれば、以上の目的
は、鋼鉄コード或は鋼鉄ロープは全て同様なものであ
り、高弾性伸長度のものを配置した、上述の種類の管状
コンベヤー用のコンベヤーベルトにより達成される。ロ
ープが高伸長度であるために、可撓性で、両側方向に偏
向し、かつ安定した固有の形状の管状コンベヤーベルト
が得られることとなる。
は、鋼鉄コード或は鋼鉄ロープは全て同様なものであ
り、高弾性伸長度のものを配置した、上述の種類の管状
コンベヤー用のコンベヤーベルトにより達成される。ロ
ープが高伸長度であるために、可撓性で、両側方向に偏
向し、かつ安定した固有の形状の管状コンベヤーベルト
が得られることとなる。
【０００８】
【発明の構成と作用】管状コンベヤーベルトの長所は、
特殊な鋼鉄ロープ或はコードを使用しているために、構
造が簡単でかつ全て同一の鋼鉄コードを使用したベルト
が良好な曲面処理特性を有し、かつ管状コンベヤーベル
トの特別な要求事項を満たしている点にある。コンベヤ
ーベルトの曲面形成により、曲面の内側に配した鋼鉄コ
ードは緩和され、しかして反対側に配置したコードは伸
長される。凹曲面の場合、重ね合わせの領域は、曲面の
内側となり、結果としてベルトの両縁のコードに対して
緩和が生じることとなる。よって、本発明により高伸長
度のロープを使用することにより、負荷が少ない場合に
於てもベルトの両縁で充分な伸長度が確保され、確実に
密閉された重ね合わせが得られ、もってきれいな管状形
状が得られる。どんな場合であっても、本発明による管
状コンベヤーベルトの全コンポーネントが最適な態様で
協働し、高い作業能率のかつ使用寿命の長いコンベヤー
ベルト組立体に最良の状態が与えられることとなる。
特殊な鋼鉄ロープ或はコードを使用しているために、構
造が簡単でかつ全て同一の鋼鉄コードを使用したベルト
が良好な曲面処理特性を有し、かつ管状コンベヤーベル
トの特別な要求事項を満たしている点にある。コンベヤ
ーベルトの曲面形成により、曲面の内側に配した鋼鉄コ
ードは緩和され、しかして反対側に配置したコードは伸
長される。凹曲面の場合、重ね合わせの領域は、曲面の
内側となり、結果としてベルトの両縁のコードに対して
緩和が生じることとなる。よって、本発明により高伸長
度のロープを使用することにより、負荷が少ない場合に
於てもベルトの両縁で充分な伸長度が確保され、確実に
密閉された重ね合わせが得られ、もってきれいな管状形
状が得られる。どんな場合であっても、本発明による管
状コンベヤーベルトの全コンポーネントが最適な態様で
協働し、高い作業能率のかつ使用寿命の長いコンベヤー
ベルト組立体に最良の状態が与えられることとなる。
【０００９】本発明のさらなる好適な展開は、従属クレ
ームに記載されている通りである。すなわち、鋼鉄ロー
プの伸長度は、公称強度の２％から２０％で測定して、
好ましくは０．３％以上であり、さらに好ましくは同様
に公称強度の２％から２０％で測定して０．３５％以上
である。鋼鉄ロープの伸長度の値は、ＩＳＯ規格９８６
５に規定の方法による。すなわち、被試験コンベヤーベ
ルトから長手方向に丸ごと厚みの試料を切り取って、ベ
ルトの公称強度の２％から２０％の範囲の正弦状の引っ
張り応力を課して測定することが推奨されている。ここ
で伸長率とは、公称強度の２％の負荷で、または２０％
の負荷で、或は無負荷での鋼鉄ロープの長さの比率であ
る。
ームに記載されている通りである。すなわち、鋼鉄ロー
プの伸長度は、公称強度の２％から２０％で測定して、
好ましくは０．３％以上であり、さらに好ましくは同様
に公称強度の２％から２０％で測定して０．３５％以上
である。鋼鉄ロープの伸長度の値は、ＩＳＯ規格９８６
５に規定の方法による。すなわち、被試験コンベヤーベ
ルトから長手方向に丸ごと厚みの試料を切り取って、ベ
ルトの公称強度の２％から２０％の範囲の正弦状の引っ
張り応力を課して測定することが推奨されている。ここ
で伸長率とは、公称強度の２％の負荷で、または２０％
の負荷で、或は無負荷での鋼鉄ロープの長さの比率であ
る。
【００１０】管状直径が大きい場合、横方向に腰の強い
インサートを特別に配置することによりベルトの固有の
安定性と抵抗を改良しなければならない。この目的で、
一つ或はそれ以上の数のインサートをコンベヤーベルト
の支持側或は走行側またはその双方に配置すると特に好
適である。しかしながら、これらインサートは、コンベ
ヤーベルトの両縁領域には配置しないようにする。この
横方向の補強の目的は、ベルトの解放状態を与え、さら
には管状形状を与える復元力を与えることである。横方
向に腰の強いインサートからコンベヤーベルトに加えら
れる復元力により、コンベヤーベルトは、排出領域で開
く傾向を有することになる。被搬送材料を中間で導入す
るための解放もこれにより与えられる。さらに、この復
元力は、曲部を通過する際にベルトに作用する力に反作
用を与えるものであり、よって所望の管状形状を維持す
ることができる。
インサートを特別に配置することによりベルトの固有の
安定性と抵抗を改良しなければならない。この目的で、
一つ或はそれ以上の数のインサートをコンベヤーベルト
の支持側或は走行側またはその双方に配置すると特に好
適である。しかしながら、これらインサートは、コンベ
ヤーベルトの両縁領域には配置しないようにする。この
横方向の補強の目的は、ベルトの解放状態を与え、さら
には管状形状を与える復元力を与えることである。横方
向に腰の強いインサートからコンベヤーベルトに加えら
れる復元力により、コンベヤーベルトは、排出領域で開
く傾向を有することになる。被搬送材料を中間で導入す
るための解放もこれにより与えられる。さらに、この復
元力は、曲部を通過する際にベルトに作用する力に反作
用を与えるものであり、よって所望の管状形状を維持す
ることができる。
【００１１】上述の改良構成の代わりに、一つまたはそ
れ以上の数のインサートをコンベヤーベルトの支持側で
その両縁領域を除いて配置し、及び／もしくは一つまた
はそれ以上の数のインサートをベルトの走行側でほぼベ
ルトの全幅に亙り配置するようにすることも効果的であ
る。本件に関して「横方向に腰が強い」と言うことは、
長手方向より横方向が腰が強いことを意昧するものであ
り、また「ほぼベルトの全幅に亙り」とは、コンベヤー
ベルトの縁部の保護、すなわち両縁領域は含まず、よっ
て腐食並びに摩耗の問題が生じない。好ましくは、走行
側の連続する横方向に腰の強いインサートとして、横糸
方向に鋼鉄コードを配し、縦糸方向に繊維フィラメント
或はコードを配したファブリックとすることが好まし
い。上記の繊維フィラメント或はコードは、例えばポリ
アミド製でも良く、基本的には鋼鉄コードをともに保持
するものであれば良い。支持側に配置されるインサート
を得るには、縦糸方向と横糸方向に合成フィラメント或
は合成コードを配置したファブリックを使用することが
好ましい。
れ以上の数のインサートをコンベヤーベルトの支持側で
その両縁領域を除いて配置し、及び／もしくは一つまた
はそれ以上の数のインサートをベルトの走行側でほぼベ
ルトの全幅に亙り配置するようにすることも効果的であ
る。本件に関して「横方向に腰が強い」と言うことは、
長手方向より横方向が腰が強いことを意昧するものであ
り、また「ほぼベルトの全幅に亙り」とは、コンベヤー
ベルトの縁部の保護、すなわち両縁領域は含まず、よっ
て腐食並びに摩耗の問題が生じない。好ましくは、走行
側の連続する横方向に腰の強いインサートとして、横糸
方向に鋼鉄コードを配し、縦糸方向に繊維フィラメント
或はコードを配したファブリックとすることが好まし
い。上記の繊維フィラメント或はコードは、例えばポリ
アミド製でも良く、基本的には鋼鉄コードをともに保持
するものであれば良い。支持側に配置されるインサート
を得るには、縦糸方向と横糸方向に合成フィラメント或
は合成コードを配置したファブリックを使用することが
好ましい。
【００１２】
【実施例】本発明を、図１を参照して実施例の形で説明
する。図１に示すコンベヤーベルト１は、ゴム製のもの
であり、複数の鋼鉄ロープ２で構成される張力担持体を
有するものである。これら鋼鉄ロープ２は、コンベヤー
ベルト１の長手方向に延在し、コンベヤーベルト１のゴ
ム製本体に埋め込まれている。さらに鋼鉄ロープ２は、
全て同様のものであり、すなわち、全て同じ物理的性質
を有し、同一の直径であり、同一面に配置されている。
また、これらの鋼鉄ロープ２は、コンベヤーベルト１の
横方向に同一の間隔で配置され、すなわちコンベヤーベ
ルト１の幅方向に一様に配されている。これらの鋼鉄ロ
ープ２は、特殊なロープであり、鋼鉄コードコンベヤー
ベルトに使用されていないものであり、ＩＳＯ規格９８
５６に準拠し、公称強度の２％から２０％で測定して
０．３％以上の比較的高い伸長率を有するものである。
する。図１に示すコンベヤーベルト１は、ゴム製のもの
であり、複数の鋼鉄ロープ２で構成される張力担持体を
有するものである。これら鋼鉄ロープ２は、コンベヤー
ベルト１の長手方向に延在し、コンベヤーベルト１のゴ
ム製本体に埋め込まれている。さらに鋼鉄ロープ２は、
全て同様のものであり、すなわち、全て同じ物理的性質
を有し、同一の直径であり、同一面に配置されている。
また、これらの鋼鉄ロープ２は、コンベヤーベルト１の
横方向に同一の間隔で配置され、すなわちコンベヤーベ
ルト１の幅方向に一様に配されている。これらの鋼鉄ロ
ープ２は、特殊なロープであり、鋼鉄コードコンベヤー
ベルトに使用されていないものであり、ＩＳＯ規格９８
５６に準拠し、公称強度の２％から２０％で測定して
０．３％以上の比較的高い伸長率を有するものである。
【００１３】連続する、横方向に腰の強いインサート３
が鋼鉄ロープ２の下で、コンベヤーベルト１の走行側７
に埋め込まれている。この走行側７は、管状形となった
時に外側となる。「連続する」は、インサート３すなわ
ち補強材がコンベヤーベルト１のほぼ全幅に亙って延在
するが、コンベヤーベルト１の縁部分には達していない
ことを意味し、これにより、腐食並びに摩耗の問題が生
じない。
が鋼鉄ロープ２の下で、コンベヤーベルト１の走行側７
に埋め込まれている。この走行側７は、管状形となった
時に外側となる。「連続する」は、インサート３すなわ
ち補強材がコンベヤーベルト１のほぼ全幅に亙って延在
するが、コンベヤーベルト１の縁部分には達していない
ことを意味し、これにより、腐食並びに摩耗の問題が生
じない。
【００１４】連続する、横方向に腰の強いインサート３
は、横糸方向にすなわちコンベヤーベルト１の横方向に
比較的屈曲に抵抗性のある鋼鉄コードを配し、縦糸方向
すなわちコンベヤーベルト１の長手方向にポリアミドの
繊維コードを配したファブリックである。ポリアミド・
コードはファブリックの粘着性を保持するためのみのも
のである。
は、横糸方向にすなわちコンベヤーベルト１の横方向に
比較的屈曲に抵抗性のある鋼鉄コードを配し、縦糸方向
すなわちコンベヤーベルト１の長手方向にポリアミドの
繊維コードを配したファブリックである。ポリアミド・
コードはファブリックの粘着性を保持するためのみのも
のである。
【００１５】コンベヤーベルト１は、鋼鉄ロープ２上方
の支持側６にさらに別の繊維インサート４を有する。こ
のインサート４は、コンベヤーベルト１の中央領域のみ
に配置されており、コンベヤーベルト１の作動中管状形
となった時に互いに重なり合う両縁領域５には、いずれ
も達していない。繊維インサート４すなわち横方向補強
材は、同様にファブリック製であるが、しかしながら、
縦糸方向並びに横糸方向の双方に合成フィラメント或は
合成コードを配されたものである。合成フィラメント或
は合成コードの材料としては、例えば、ポリエステルが
ある。走行側７のインサート３と同様に支持側６のイン
サート４は、コンベヤーベルト１の引っ張り強度に貢献
するものでなく、横方向に腰の強さを与えるものであ
る。また、インサート４は、走行側のインサート３と協
働するものでなく、何故ならこれら二つのインサート
３、４は、コンベヤーベルト１の高さ方向に隔置されて
いるからである。
の支持側６にさらに別の繊維インサート４を有する。こ
のインサート４は、コンベヤーベルト１の中央領域のみ
に配置されており、コンベヤーベルト１の作動中管状形
となった時に互いに重なり合う両縁領域５には、いずれ
も達していない。繊維インサート４すなわち横方向補強
材は、同様にファブリック製であるが、しかしながら、
縦糸方向並びに横糸方向の双方に合成フィラメント或は
合成コードを配されたものである。合成フィラメント或
は合成コードの材料としては、例えば、ポリエステルが
ある。走行側７のインサート３と同様に支持側６のイン
サート４は、コンベヤーベルト１の引っ張り強度に貢献
するものでなく、横方向に腰の強さを与えるものであ
る。また、インサート４は、走行側のインサート３と協
働するものでなく、何故ならこれら二つのインサート
３、４は、コンベヤーベルト１の高さ方向に隔置されて
いるからである。
【００１６】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高弾性
伸長度の鋼鉄コード或は鋼鉄ロープを配置することによ
り、可撓性で、両側方向に偏向し、かつ安定した固有の
形状の管状コンベヤーベルト（鋼鉄コードコンベヤーベ
ルト）を得ることができ、製造が容易で、ねじれが少な
く、かつベルトが円形とされ締め付けられた際に良好な
曲面処理により特性化される管状方法で両縁が重なり合
う管状コンベヤー用コンベヤーベルトを実現することが
できる。
伸長度の鋼鉄コード或は鋼鉄ロープを配置することによ
り、可撓性で、両側方向に偏向し、かつ安定した固有の
形状の管状コンベヤーベルト（鋼鉄コードコンベヤーベ
ルト）を得ることができ、製造が容易で、ねじれが少な
く、かつベルトが円形とされ締め付けられた際に良好な
曲面処理により特性化される管状方法で両縁が重なり合
う管状コンベヤー用コンベヤーベルトを実現することが
できる。
【図１】本考案に係る管状コンベヤー用コンベヤーベル
トの一実施例を示す断面図である。
トの一実施例を示す断面図である。
１ コンベヤーベルト ２ 鋼鉄ロープ ３、４ インサート ５ 縁領域 ６ 支持側 ７ 走行側
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート ベゲーマン ドイツ連邦共和国、2104 ハンブルグ 92、ホーゲンブルック 52ｂ
Claims (7)
- 【請求項１】 管状コンベヤー用コンベヤーベルトにし
て、当該コンベヤーベルトは、ベルトが管状になる際に
コンベヤーベルトの縁が重なり合わされ、当該コンベヤ
ーベルトは、ゴムまたはゴム様のプラスチック材料製で
あり、この材料の中に、複数の鋼鉄ロープ２が張力担持
体としてコンベヤーベルト１の長手方向に延在するよう
に埋め込まれ、当該鋼鉄ロープ２は、当該コンベヤーベ
ルト１の横幅にわたり互いに等間隔で配置されるように
なっているコンベヤーベルトに於て、（ａ）前記鋼鉄ロ
ープ２は、全て同様のものであり、（ｂ）当該鋼鉄ロー
プ２は、伸長率の高いものである、ことを特徴とする管
状コンベヤー用コンベヤーベルト。 - 【請求項２】 請求項１に記載のコンベヤーベルト１に
於て、前記鋼鉄ロープ２は、公称強度の２％から２０％
で測定して０．３％以上の伸長率を有することを特徴と
するコンベヤーベルト。 - 【請求項３】 請求項１に記載のコンベヤーベルト１に
於て、前記鋼鉄ロープ２は、公称強度の２％から２０％
で測定して０．３５％以上の伸長率を有することを特徴
とするコンベヤーベルト。 - 【請求項４】 請求項１から３のいずれか一項に記載の
コンベヤーベルト１に於て、一つまたはそれ以上の数の
インサートが支持側６及び／または走行側７に配置さ
れ、しかしてこれらインサートは、コンベヤーベルトの
両縁領域５には設けられていないことを特徴とするコン
ベヤーベルト。 - 【請求項５】 請求項１から３のいずれか一項に記載の
コンベヤーベルト１に於て、一つあるいはそれ以上の数
のインサート４が支持側６に設けられ、しかしてこれら
は，コンベヤーベルト１の両縁領域５には設けられてお
らず、及び／または一つあるいはそれ以上の数のインサ
ート３が走行側７に設けられ、しかしてこれらは当該ベ
ルトの全幅をほぼ横断して延在していることを特徴とす
るコンベヤーベルト。 - 【請求項６】 請求項４或は５に記載のコンベヤーベル
ト１に於て、前記走行側７の前記インサート３は、横糸
方向が鋼鉄コードで縦糸方向がフィラメント或はコード
を配されたファブリックであることを特徴とするコンベ
ヤーベルト。 - 【請求項７】 請求項４或は５に記載のコンベヤーベル
ト１に於て、前記支持側６の前記インサート４は、縦糸
及び横糸が合成繊維或は合成コードで織成されファブリ
ック製であることを特徴とするコンベヤーベルト。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE4212824A DE4212824C1 (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | |
| DE4212824.2 | 1992-04-16 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0624532A true JPH0624532A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=6456995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5123054A Pending JPH0624532A (ja) | 1992-04-16 | 1993-04-14 | 管状コンベヤー用コンベヤーベルト |
Country Status (10)
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|---|---|
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| EP (1) | EP0565902B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0624532A (ja) |
| AT (1) | ATE146755T1 (ja) |
| CA (1) | CA2093370A1 (ja) |
| DE (1) | DE4212824C1 (ja) |
| DK (1) | DK0565902T3 (ja) |
| ES (1) | ES2096122T3 (ja) |
| GR (1) | GR3022888T3 (ja) |
| ZA (1) | ZA932385B (ja) |
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| FR1603134A (ja) * | 1968-07-08 | 1971-03-22 | ||
| FR1596491A (ja) * | 1968-07-08 | 1970-06-22 | ||
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-
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- 1992-04-16 DE DE4212824A patent/DE4212824C1/de not_active Expired - Lifetime
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1993
- 1993-03-19 EP EP93104529A patent/EP0565902B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-19 DK DK93104529.8T patent/DK0565902T3/da active
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- 1993-03-19 ES ES93104529T patent/ES2096122T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-03-25 US US08/037,039 patent/US5328023A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-04-02 ZA ZA932385A patent/ZA932385B/xx unknown
- 1993-04-05 CA CA002093370A patent/CA2093370A1/en not_active Abandoned
- 1993-04-14 JP JP5123054A patent/JPH0624532A/ja active Pending
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- 1997-03-21 GR GR970400570T patent/GR3022888T3/el unknown
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| CA2093370A1 (en) | 1993-10-17 |
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