JPH06245104A - 画質補正回路 - Google Patents
画質補正回路Info
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- JPH06245104A JPH06245104A JP50A JP2826293A JPH06245104A JP H06245104 A JPH06245104 A JP H06245104A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 2826293 A JP2826293 A JP 2826293A JP H06245104 A JPH06245104 A JP H06245104A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 白潰れの発生を防止すると共に、十分な輪郭
強調量を得る。 【構成】 輪郭強調信号はアンバランス補正制御回路14
に与えられて、白レベル補正部と黒レベル補正部の振幅
比が調整される。比較回路13は映像信号ピーク検出回路
13からの白ピークの検出電圧Vp と画質補正制御電圧検
出回路11からの検出電圧Vcpとを比較して、アンバラン
ス補正制御回路14を制御している。入力映像信号の白ピ
ークレベルが比較的高い場合には、アンバランス補正制
御回路14は輪郭強調信号の白レベル補正部分を十分に抑
制しており、白潰れが発生することはない。また、入力
映像信号の白ピークレベルが比較的低い場合には、アン
バランス補正制御回路14からの輪郭強調信号によって、
白レベル側及び黒レベル側のいずれも十分に輪郭強調さ
れる。
強調量を得る。 【構成】 輪郭強調信号はアンバランス補正制御回路14
に与えられて、白レベル補正部と黒レベル補正部の振幅
比が調整される。比較回路13は映像信号ピーク検出回路
13からの白ピークの検出電圧Vp と画質補正制御電圧検
出回路11からの検出電圧Vcpとを比較して、アンバラン
ス補正制御回路14を制御している。入力映像信号の白ピ
ークレベルが比較的高い場合には、アンバランス補正制
御回路14は輪郭強調信号の白レベル補正部分を十分に抑
制しており、白潰れが発生することはない。また、入力
映像信号の白ピークレベルが比較的低い場合には、アン
バランス補正制御回路14からの輪郭強調信号によって、
白レベル側及び黒レベル側のいずれも十分に輪郭強調さ
れる。
Description
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、画質補正回路に関し、
特に、絵柄の輪郭を強調することにより尖鋭度を向上さ
せるものに好適の画質補正回路に関する。
特に、絵柄の輪郭を強調することにより尖鋭度を向上さ
せるものに好適の画質補正回路に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、テレビジョン受像機等において
は、絵柄の輪郭を強調することにより、尖鋭度を向上さ
せるようにした画質補正回路が採用されている。この画
質補正回路においては、遅延回路の入力端をハイインピ
ーダンスにすることにより発生する反射を利用して、映
像信号の輪郭部にオーバーシュート及びプリシュートを
付加して尖鋭度を向上させるようにしたものがある。
は、絵柄の輪郭を強調することにより、尖鋭度を向上さ
せるようにした画質補正回路が採用されている。この画
質補正回路においては、遅延回路の入力端をハイインピ
ーダンスにすることにより発生する反射を利用して、映
像信号の輪郭部にオーバーシュート及びプリシュートを
付加して尖鋭度を向上させるようにしたものがある。
【0004】図3はこのような従来の画質補正回路を示
す回路図である。また、図4(a)及至(g)は夫々入
力映像信号、反転アンプ3の出力、段階波、輪郭強調信
号、白側スライス回路5の出力、画質補正信号及び出力
映像信号を示している。
す回路図である。また、図4(a)及至(g)は夫々入
力映像信号、反転アンプ3の出力、段階波、輪郭強調信
号、白側スライス回路5の出力、画質補正信号及び出力
映像信号を示している。
【0005】入力端子1を介して入力される入力映像信
号(図4(a))は、遅延回路2及び加算回路4に与え
られる。遅延回路2は入力映像信号を時間τだけ遅延さ
せて出力する。この遅延信号は反転アンプ3によって反
転され、反転アンプ3からは図4(b)に示す信号が加
算回路4に出力される。遅延回路2は入力インピーダン
ス不整合となっており、遅延回路2の入力端には遅延回
路2による反射成分(遅延時間2τの入力映像信号)と
入力映像信号との合成信号である段階波(図4(c))
が現れる。これらの段階波及び反転アンプ3の出力は加
算回路4において加算され、加算回路4からは図4
(d)に示す輪郭強調信号が出力される。この輪郭強調
信号は白側スライス回路5に与えられ、白側スライス回
路5は、図4(e)の破線部分に示すように、輪郭強調
信号の負極性側、すなわち、映像信号の白レベル側を補
正する部分の振幅を制限する。これにより、入力映像信
号の振幅が大きく、且つ画質補正量が大きい場合であっ
ても、表示される映像の白が潰れてしまうことを防止す
るようにしている。この白側スライスされた輪郭強調信
号と加算回路4からの輪郭強調信号とは加算回路6によ
って加算され、反転アンプ7によって反転される。これ
により、図4(f)に示す画質補正信号が生成される。
この画質補正信号と遅延回路2からの遅延信号とが加算
回路8によって加算されて、図4(g)に示すように、
絵柄の輪郭が強調された出力映像信号が得られる。
号(図4(a))は、遅延回路2及び加算回路4に与え
られる。遅延回路2は入力映像信号を時間τだけ遅延さ
せて出力する。この遅延信号は反転アンプ3によって反
転され、反転アンプ3からは図4(b)に示す信号が加
算回路4に出力される。遅延回路2は入力インピーダン
ス不整合となっており、遅延回路2の入力端には遅延回
路2による反射成分(遅延時間2τの入力映像信号)と
入力映像信号との合成信号である段階波(図4(c))
が現れる。これらの段階波及び反転アンプ3の出力は加
算回路4において加算され、加算回路4からは図4
(d)に示す輪郭強調信号が出力される。この輪郭強調
信号は白側スライス回路5に与えられ、白側スライス回
路5は、図4(e)の破線部分に示すように、輪郭強調
信号の負極性側、すなわち、映像信号の白レベル側を補
正する部分の振幅を制限する。これにより、入力映像信
号の振幅が大きく、且つ画質補正量が大きい場合であっ
ても、表示される映像の白が潰れてしまうことを防止す
るようにしている。この白側スライスされた輪郭強調信
号と加算回路4からの輪郭強調信号とは加算回路6によ
って加算され、反転アンプ7によって反転される。これ
により、図4(f)に示す画質補正信号が生成される。
この画質補正信号と遅延回路2からの遅延信号とが加算
回路8によって加算されて、図4(g)に示すように、
絵柄の輪郭が強調された出力映像信号が得られる。
【0006】この画質補正量(輪郭強調量)は可変抵抗
VRによって調整可能である。すなわち、電源端子9と
基準電位点との間には抵抗R1 、可変抵抗VR及び抵抗
R2の直列回路が接続されており、加算回路8には可変
抵抗VRの摺動端から抵抗R3 を介して画質補正制御電
圧Vc が与えられている。加算回路8はこの画質補正制
御電圧Vc に基づいて、画質補正信号の振幅を調整して
遅延信号と加算する。例えば、高レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、加算回路8は比較的大
振幅の画質補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量
が多い出力映像信号を出力し、低レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、比較的低レベルの画質
補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量が少ない出
力映像信号を出力する。このように、画質補正制御電圧
Vc によって画質の補正量を可変にして、視聴者の好み
に応じた画質補正を可能にしている。
VRによって調整可能である。すなわち、電源端子9と
基準電位点との間には抵抗R1 、可変抵抗VR及び抵抗
R2の直列回路が接続されており、加算回路8には可変
抵抗VRの摺動端から抵抗R3 を介して画質補正制御電
圧Vc が与えられている。加算回路8はこの画質補正制
御電圧Vc に基づいて、画質補正信号の振幅を調整して
遅延信号と加算する。例えば、高レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、加算回路8は比較的大
振幅の画質補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量
が多い出力映像信号を出力し、低レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、比較的低レベルの画質
補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量が少ない出
力映像信号を出力する。このように、画質補正制御電圧
Vc によって画質の補正量を可変にして、視聴者の好み
に応じた画質補正を可能にしている。
【0007】しかしながら、前述したように、白側スラ
イス回路が輪郭強調信号の負極性の振幅を制限して映像
の白潰れが発生することを防止しており、白レベル側の
画質補正量は低減されている。このスライス動作は映像
信号の振幅に拘らず行われ、輪郭部における映像信号振
幅が小さい場合でも、白側の画質補正量は低く、十分な
画質補正効果を得ることができない。
イス回路が輪郭強調信号の負極性の振幅を制限して映像
の白潰れが発生することを防止しており、白レベル側の
画質補正量は低減されている。このスライス動作は映像
信号の振幅に拘らず行われ、輪郭部における映像信号振
幅が小さい場合でも、白側の画質補正量は低く、十分な
画質補正効果を得ることができない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、上述した
従来の画質補正回路においては、表示画面上の映像の白
潰れを防止するために、白側スライス回路によって輪郭
強調信号の振幅を制限して白側の画質補正量を低減させ
ており、輪郭部における映像信号の振幅が小さい場合で
も白側の画質補正量が低減されてしまい。有効な画質補
正が行われないという問題点があった。
従来の画質補正回路においては、表示画面上の映像の白
潰れを防止するために、白側スライス回路によって輪郭
強調信号の振幅を制限して白側の画質補正量を低減させ
ており、輪郭部における映像信号の振幅が小さい場合で
も白側の画質補正量が低減されてしまい。有効な画質補
正が行われないという問題点があった。
【0009】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであって、映像信号の絵柄に応じて画質補正量を制御
することにより、映像の白潰れを発生させることなく、
十分な画質補正効果を得ることができる画質補正回路を
提供することを目的とする。 [発明の構成]
のであって、映像信号の絵柄に応じて画質補正量を制御
することにより、映像の白潰れを発生させることなく、
十分な画質補正効果を得ることができる画質補正回路を
提供することを目的とする。 [発明の構成]
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画質補正回
路は、入力映像信号の高域成分を検出して画質補正信号
を出力する画質補正信号出力手段と、輪郭強調量を指示
するための直流電位に基づいて前記画質補正信号のレベ
ルを調整しこの画質補正信号を前記入力映像信号に加算
することにより輪郭を強調して出力する加算回路と、前
記直流電位と前記入力映像信号のレベルとを比較し、比
較結果に基づいて、前記入力映像信号の白レベル側を補
正する前記画質補正信号の部分と黒レベル側を補正する
前記画質補正信号の部分との振幅比を変化させて前記加
算回路に与える画質補正信号補正手段とを具備したもの
である。
路は、入力映像信号の高域成分を検出して画質補正信号
を出力する画質補正信号出力手段と、輪郭強調量を指示
するための直流電位に基づいて前記画質補正信号のレベ
ルを調整しこの画質補正信号を前記入力映像信号に加算
することにより輪郭を強調して出力する加算回路と、前
記直流電位と前記入力映像信号のレベルとを比較し、比
較結果に基づいて、前記入力映像信号の白レベル側を補
正する前記画質補正信号の部分と黒レベル側を補正する
前記画質補正信号の部分との振幅比を変化させて前記加
算回路に与える画質補正信号補正手段とを具備したもの
である。
【0011】
【作用】本発明において、加算回路は画質補正信号補正
手段からの画質補正信号のレベルを直流電位に応じて調
整した後入力映像信号に加算して輪郭強調した出力を得
ている。画質補正信号補正手段は輪郭強調量を指示する
ための直流電位と入力映像信号とのレベルを比較する。
画質補正信号補正手段は、入力映像信号のレベルが比較
的高い場合には、輪郭強調により映像信号の白潰れが発
生しないように、映像信号の白レベル側を補正する画質
補正信号の部分の振幅を抑制する。これにより、入力映
像信号の白レベル部分に加算される画質補正信号の振幅
は低下することになり、白側の輪郭強調量が低下して白
潰れの発生が防止される。
手段からの画質補正信号のレベルを直流電位に応じて調
整した後入力映像信号に加算して輪郭強調した出力を得
ている。画質補正信号補正手段は輪郭強調量を指示する
ための直流電位と入力映像信号とのレベルを比較する。
画質補正信号補正手段は、入力映像信号のレベルが比較
的高い場合には、輪郭強調により映像信号の白潰れが発
生しないように、映像信号の白レベル側を補正する画質
補正信号の部分の振幅を抑制する。これにより、入力映
像信号の白レベル部分に加算される画質補正信号の振幅
は低下することになり、白側の輪郭強調量が低下して白
潰れの発生が防止される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1は本発明に係る画質補正回路の一実施
例を示すブロック図である。図1において図3と同一物
には同一符号を付してある。
て説明する。図1は本発明に係る画質補正回路の一実施
例を示すブロック図である。図1において図3と同一物
には同一符号を付してある。
【0013】入力端子1には正極性の入力映像信号が入
力される。この入力映像信号は遅延回路2及び加算回路
4に与えられる。遅延回路2は入力映像信号を時間τだ
け遅延させて反転アンプ3、加算回路8及び映像信号ピ
ーク検出回路13に出力するようになっている。遅延回路
2の入力端はインピーダンス不整合となっており、入力
映像信号は遅延回路2によって反射し遅延回路2の入力
端には段階波が現れるようになっている。反転アンプ3
は遅延回路2からの遅延信号を反転させて加算回路4に
出力する。加算回路4は、遅延回路2の入力端からの段
階波と反転アンプ3の出力とを加算することにより輪郭
強調信号を発生して、白側スライス回路5に出力すると
共に、アンバランス補正制御回路14を介して加算回路6
に出力するようになっている。
力される。この入力映像信号は遅延回路2及び加算回路
4に与えられる。遅延回路2は入力映像信号を時間τだ
け遅延させて反転アンプ3、加算回路8及び映像信号ピ
ーク検出回路13に出力するようになっている。遅延回路
2の入力端はインピーダンス不整合となっており、入力
映像信号は遅延回路2によって反射し遅延回路2の入力
端には段階波が現れるようになっている。反転アンプ3
は遅延回路2からの遅延信号を反転させて加算回路4に
出力する。加算回路4は、遅延回路2の入力端からの段
階波と反転アンプ3の出力とを加算することにより輪郭
強調信号を発生して、白側スライス回路5に出力すると
共に、アンバランス補正制御回路14を介して加算回路6
に出力するようになっている。
【0014】白側スライス回路5は、従来と同様に、輪
郭強調信号の映像信号の白レベル側を補正する部分(以
下、白レベル補正部という)の振幅を制限する。アンバ
ランス補正制御回路14は後述する比較回路12から制御電
圧Vanが与えられており、この制御電圧Vanに基づい
て、加算回路4からの輪郭強調信号の白レベル補正部の
振幅を抑制し、映像信号の黒レベル側を補正する部分
(以下、黒レベル補正部という)を伸張させて出力する
ようになっている。すなわち、アンバランス補正制御回
路14は、比較的低レベルの制御電圧Vanが与えられた場
合には、輪郭強調信号の白レベル補正部の振幅を抑制量
を小さくして、例えば、白レベル補正部と黒レベル補正
部の振幅比を1:1にした輪郭強調信号を出力する。ま
た、アンバランス補正制御回路14は、比較的高レベルの
制御電圧Vanが与えられると、輪郭強調信号の白レベル
補正部の振幅を十分に抑制して、例えば、白レベル補正
部と黒レベル補正部の振幅比を1:2及至4にした輪郭
強調信号を出力するようになっている。
郭強調信号の映像信号の白レベル側を補正する部分(以
下、白レベル補正部という)の振幅を制限する。アンバ
ランス補正制御回路14は後述する比較回路12から制御電
圧Vanが与えられており、この制御電圧Vanに基づい
て、加算回路4からの輪郭強調信号の白レベル補正部の
振幅を抑制し、映像信号の黒レベル側を補正する部分
(以下、黒レベル補正部という)を伸張させて出力する
ようになっている。すなわち、アンバランス補正制御回
路14は、比較的低レベルの制御電圧Vanが与えられた場
合には、輪郭強調信号の白レベル補正部の振幅を抑制量
を小さくして、例えば、白レベル補正部と黒レベル補正
部の振幅比を1:1にした輪郭強調信号を出力する。ま
た、アンバランス補正制御回路14は、比較的高レベルの
制御電圧Vanが与えられると、輪郭強調信号の白レベル
補正部の振幅を十分に抑制して、例えば、白レベル補正
部と黒レベル補正部の振幅比を1:2及至4にした輪郭
強調信号を出力するようになっている。
【0015】白側スライス回路5からの白側スライスさ
れた輪郭強調信号とアンバランス補正制御回路14からの
輪郭強調信号とは加算回路6に与えられる。加算回路6
は2入力を加算して反転アンプ7に出力する。反転アン
プ7は加算回路6の出力を反転させて画質補正信号とし
て加算回路8に出力するようになっている。加算回路8
はこの画質補正信号と遅延回路2からの遅延信号とを加
算することにより、入力映像信号の絵柄の輪郭を強調し
た出力映像信号を出力端子10に出力する。
れた輪郭強調信号とアンバランス補正制御回路14からの
輪郭強調信号とは加算回路6に与えられる。加算回路6
は2入力を加算して反転アンプ7に出力する。反転アン
プ7は加算回路6の出力を反転させて画質補正信号とし
て加算回路8に出力するようになっている。加算回路8
はこの画質補正信号と遅延回路2からの遅延信号とを加
算することにより、入力映像信号の絵柄の輪郭を強調し
た出力映像信号を出力端子10に出力する。
【0016】この画質補正量(輪郭強調量)は可変抵抗
VRによって調整可能である。すなわち、電源端子9と
基準電位点との間には抵抗R1 、可変抵抗VR及び抵抗
R2の直列回路が接続されており、加算回路8には可変
抵抗VRの摺動端から抵抗R3 を介して画質補正制御電
圧Vc が与えられている。加算回路8はこの画質補正制
御電圧Vc に基づいて、画質補正信号の振幅を調整して
遅延信号と加算する。例えば、高レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、加算回路8は比較的大
振幅の画質補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量
が多い出力映像信号を出力し、低レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、比較的低レベルの画質
補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量が少ない出
力映像信号を出力する。
VRによって調整可能である。すなわち、電源端子9と
基準電位点との間には抵抗R1 、可変抵抗VR及び抵抗
R2の直列回路が接続されており、加算回路8には可変
抵抗VRの摺動端から抵抗R3 を介して画質補正制御電
圧Vc が与えられている。加算回路8はこの画質補正制
御電圧Vc に基づいて、画質補正信号の振幅を調整して
遅延信号と加算する。例えば、高レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、加算回路8は比較的大
振幅の画質補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量
が多い出力映像信号を出力し、低レベルの画質補正制御
電圧Vc が入力された場合には、比較的低レベルの画質
補正信号と遅延信号とを加算して画質補正量が少ない出
力映像信号を出力する。
【0017】本実施例においては、遅延回路2からの映
像信号は映像信号ピーク検出回路13にも与えられてい
る。映像信号ピーク検出回路13は、入力映像信号をクラ
ンプした後、その白ピークを検出して直流電位に変換
し、白ピークの検出電圧Vp として比較回路12に出力す
るようになっている。一方、抵抗R3 の一端に発生する
画質補正制御電圧Vc は画質補正制御電圧検出回路11に
も与えられている。画質補正制御電圧検出回路11は、画
質補正制御電圧Vc に基づいた検出電圧Vcpを発生して
比較回路12に出力する。比較回路12は白ピークの検出電
圧Vp と検出電圧Vcpとの直流電位を比較して、いずれ
か大きい方の電圧を制御電圧Vanとしてアンバランス補
正制御回路14に与えるようになっている。なお、検出電
圧Vp ,Vcpの直流電位の変動幅は、所定の範囲内の値
となるように設定されている。
像信号は映像信号ピーク検出回路13にも与えられてい
る。映像信号ピーク検出回路13は、入力映像信号をクラ
ンプした後、その白ピークを検出して直流電位に変換
し、白ピークの検出電圧Vp として比較回路12に出力す
るようになっている。一方、抵抗R3 の一端に発生する
画質補正制御電圧Vc は画質補正制御電圧検出回路11に
も与えられている。画質補正制御電圧検出回路11は、画
質補正制御電圧Vc に基づいた検出電圧Vcpを発生して
比較回路12に出力する。比較回路12は白ピークの検出電
圧Vp と検出電圧Vcpとの直流電位を比較して、いずれ
か大きい方の電圧を制御電圧Vanとしてアンバランス補
正制御回路14に与えるようになっている。なお、検出電
圧Vp ,Vcpの直流電位の変動幅は、所定の範囲内の値
となるように設定されている。
【0018】次に、このように構成された画質補正回路
の動作について図2の説明図を参照して説明する。
の動作について図2の説明図を参照して説明する。
【0019】入力端子1には正極性の入力映像信号が入
力される。この入力映像信号は遅延回路2によって時間
τだけ遅延され、反転アンプ3によって反転されて負極
性の映像信号となって加算回路4に与えられる。一方、
遅延回路2の入力端はインピーダンス不整合となってお
り、入力映像信号は遅延回路2によって反射する。これ
により、遅延回路2の入力端にはこの反射成分と入力映
像信号との合成信号である段階波が現れ加算回路4に与
えられる。加算回路4はこの段階波と反転アンプ3から
の映像信号とを加算することにより輪郭強調信号を得
る。輪郭強調信号は白側スライス回路5に与えられて白
レベル補正部がスライスされて加算回路6に与えられ
る。
力される。この入力映像信号は遅延回路2によって時間
τだけ遅延され、反転アンプ3によって反転されて負極
性の映像信号となって加算回路4に与えられる。一方、
遅延回路2の入力端はインピーダンス不整合となってお
り、入力映像信号は遅延回路2によって反射する。これ
により、遅延回路2の入力端にはこの反射成分と入力映
像信号との合成信号である段階波が現れ加算回路4に与
えられる。加算回路4はこの段階波と反転アンプ3から
の映像信号とを加算することにより輪郭強調信号を得
る。輪郭強調信号は白側スライス回路5に与えられて白
レベル補正部がスライスされて加算回路6に与えられ
る。
【0020】一方、遅延回路2からの映像信号は映像信
号ピーク検出回路13にも与えられている。映像信号ピー
ク検出回路13は映像信号のピークレベルを検出して検出
電圧Vp を出力する。また、輪郭補正量を制御する画質
補正制御電圧Vc は画質補正制御電圧検出回路11に与え
られて、そのレベルに基づく検出電圧Vcpが得られてい
る。比較回路12は検出電圧Vp ,Vcpを比較して、いず
れか大きいレベルの信号を制御電圧Vanとしてアンバラ
ンス補正制御回路14に出力する。アンバランス補正制御
回路14は制御電圧Vanに基づいて、加算回路4からの輪
郭強調信号の白レベル補正部の振幅を抑制する。すなわ
ち、白レベルの振幅が大きい程、輪郭強調信号の白レベ
ル補正部の振幅を小さくするように作用する。
号ピーク検出回路13にも与えられている。映像信号ピー
ク検出回路13は映像信号のピークレベルを検出して検出
電圧Vp を出力する。また、輪郭補正量を制御する画質
補正制御電圧Vc は画質補正制御電圧検出回路11に与え
られて、そのレベルに基づく検出電圧Vcpが得られてい
る。比較回路12は検出電圧Vp ,Vcpを比較して、いず
れか大きいレベルの信号を制御電圧Vanとしてアンバラ
ンス補正制御回路14に出力する。アンバランス補正制御
回路14は制御電圧Vanに基づいて、加算回路4からの輪
郭強調信号の白レベル補正部の振幅を抑制する。すなわ
ち、白レベルの振幅が大きい程、輪郭強調信号の白レベ
ル補正部の振幅を小さくするように作用する。
【0021】いま、検出電圧Vcpが図2に示すように比
較的低レベルで(画質補正量が小さい)、白ピーク検出
電圧Vp が図2に示すように比較的高レベルであるもの
とする。この場合には、比較回路12は検出電圧Vp を選
択して制御電圧Vanとしてアンバランス補正制御回路14
に出力する。そうすると、アンバランス補正制御回路14
は、図2に示すように、画質補正信号の白レベル補正部
を十分に抑制し、白レベル補正部と黒レベル補正部との
振幅比を、例えば、1:3にした輪郭強調信号を加算回
路6に出力する。
較的低レベルで(画質補正量が小さい)、白ピーク検出
電圧Vp が図2に示すように比較的高レベルであるもの
とする。この場合には、比較回路12は検出電圧Vp を選
択して制御電圧Vanとしてアンバランス補正制御回路14
に出力する。そうすると、アンバランス補正制御回路14
は、図2に示すように、画質補正信号の白レベル補正部
を十分に抑制し、白レベル補正部と黒レベル補正部との
振幅比を、例えば、1:3にした輪郭強調信号を加算回
路6に出力する。
【0022】加算回路6は白側スライス回路5からの輪
郭強調信号とアンバランス補正制御回路14からの白レベ
ル補正部が十分に抑制された輪郭強調信号とを加算し
て、白レベル側の輪郭強調量が少ない画質補正信号を出
力する。この画質補正信号は反転アンプ7によって反転
されて加算回路8に与えられ、加算回路8は画質補正制
御電圧Vc に基づく補正量で遅延回路2からの映像信号
と加算して出力する。これにより、入力映像信号の白ピ
ークレベルが大きくても、白潰れが発生することはな
い。
郭強調信号とアンバランス補正制御回路14からの白レベ
ル補正部が十分に抑制された輪郭強調信号とを加算し
て、白レベル側の輪郭強調量が少ない画質補正信号を出
力する。この画質補正信号は反転アンプ7によって反転
されて加算回路8に与えられ、加算回路8は画質補正制
御電圧Vc に基づく補正量で遅延回路2からの映像信号
と加算して出力する。これにより、入力映像信号の白ピ
ークレベルが大きくても、白潰れが発生することはな
い。
【0023】逆に、映像信号の白ピークレベルが比較的
低く、検出電圧Vcpが検出電圧Vpよりも大きい場合に
は、比較回路12は検出電圧Vcpを制御電圧Vanとしてア
ンバランス補正制御回路14に与える。この場合には、図
2に示すように、アンバランス補正制御回路14からは白
レベル補正部と黒レベル補正部の振幅比が1:1の輪郭
強調信号が出力される。すなわち、この場合には、入力
映像信号の白レベル側も黒レベル側と同様に十分に輪郭
強調される。映像信号の白ピークレベルが低いことか
ら、白レベル側において十分な補正を行っても白潰れは
発生しない。
低く、検出電圧Vcpが検出電圧Vpよりも大きい場合に
は、比較回路12は検出電圧Vcpを制御電圧Vanとしてア
ンバランス補正制御回路14に与える。この場合には、図
2に示すように、アンバランス補正制御回路14からは白
レベル補正部と黒レベル補正部の振幅比が1:1の輪郭
強調信号が出力される。すなわち、この場合には、入力
映像信号の白レベル側も黒レベル側と同様に十分に輪郭
強調される。映像信号の白ピークレベルが低いことか
ら、白レベル側において十分な補正を行っても白潰れは
発生しない。
【0024】このように、本実施例においては、映像信
号の白ピークレベルが大きい場合には、白レベル補正部
が十分に抑制された輪郭強調信号がアンバランス補正制
御回路14から出力されるようになっており、輪郭強調し
た場合でも映像信号が白潰れとなることはない。また、
比較的白ピークレベルが小さい映像信号が入力された場
合には、アンバランス補正制御回路14からは、白レベル
補正部が抑圧されていない輪郭強調信号が出力されるよ
うになっており、白レベル側においても十分な輪郭補正
量を得ることができる。
号の白ピークレベルが大きい場合には、白レベル補正部
が十分に抑制された輪郭強調信号がアンバランス補正制
御回路14から出力されるようになっており、輪郭強調し
た場合でも映像信号が白潰れとなることはない。また、
比較的白ピークレベルが小さい映像信号が入力された場
合には、アンバランス補正制御回路14からは、白レベル
補正部が抑圧されていない輪郭強調信号が出力されるよ
うになっており、白レベル側においても十分な輪郭補正
量を得ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、映
像信号の絵柄に応じて画質補正量を制御することによ
り、映像の白潰れを発生させることなく、十分な画質補
正効果を得ることができるという効果を有する。
像信号の絵柄に応じて画質補正量を制御することによ
り、映像の白潰れを発生させることなく、十分な画質補
正効果を得ることができるという効果を有する。
【図1】本発明に係る画質補正回路の一実施例を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図2】実施例の動作を説明するための説明図。
【図3】従来の画質補正回路を示すブロック図。
【図4】従来例の動作を説明するためのタイミングチャ
ート。
ート。
1…入力端子 2…遅延回路 3…反転アンプ 4,6,8…加算回路 11 …画質補正制御電圧検出回路 12 …比較回路 13 …映像信号ピーク検出回路 14 …アンバランス補正制御回路 R1 〜R3 …抵抗 VR…可変抵抗
Claims (1)
- 【請求項1】 入力映像信号の高域成分を検出して画質
補正信号を出力する画質補正信号出力手段と、 輪郭強調量を指示するための直流電位に基づいて前記画
質補正信号のレベルを調整しこの画質補正信号を前記入
力映像信号に加算することにより輪郭を強調して出力す
る加算回路と、 前記直流電位と前記入力映像信号のレベルとを比較し、
比較結果に基づいて、前記入力映像信号の白レベル側を
補正する前記画質補正信号の部分と黒レベル側を補正す
る前記画質補正信号の部分との振幅比を変化させて前記
加算回路に与える画質補正信号補正手段とを具備したこ
とを特徴とする画質補正回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50A JPH06245104A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 画質補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50A JPH06245104A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 画質補正回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06245104A true JPH06245104A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12243665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50A Pending JPH06245104A (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 画質補正回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06245104A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010139944A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Sony Corp | 表示装置、表示データ処理装置、表示データ処理方法 |
JP2013218338A (ja) * | 2013-05-14 | 2013-10-24 | Sony Corp | 表示装置 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP50A patent/JPH06245104A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010139944A (ja) * | 2008-12-15 | 2010-06-24 | Sony Corp | 表示装置、表示データ処理装置、表示データ処理方法 |
US8786523B2 (en) | 2008-12-15 | 2014-07-22 | Sony Corporation | Display device, display data processing device, and display data processing method |
US9286822B2 (en) | 2008-12-15 | 2016-03-15 | Sony Corporation | Display device, display data processing device, and display data processing method |
JP2013218338A (ja) * | 2013-05-14 | 2013-10-24 | Sony Corp | 表示装置 |
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