JPH062448U - 座標情報の入力装置 - Google Patents
座標情報の入力装置Info
- Publication number
- JPH062448U JPH062448U JP049613U JP4961391U JPH062448U JP H062448 U JPH062448 U JP H062448U JP 049613 U JP049613 U JP 049613U JP 4961391 U JP4961391 U JP 4961391U JP H062448 U JPH062448 U JP H062448U
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- input device
- coordinate information
- ball
- sphere
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】座標情報入力装置から被回転球体を取り出して
掃除するといった煩雑なメンテナンス作業が不要で、ケ
ース本体の構造も簡単な座標情報の入力装置を提供す
る。 【構成】ケース本体2内に回転自在に配設された被回転
球体13と、この被回転球体13に直交する二方向より
回転自在にそれぞれ当接する一対のローラと、これらの
ローラの回転をそれぞれ検出する検出部とからなる座標
入力装置10において、上記ケース本体2の底部には被
回転球体13の一部が露出せしめられるように貫通穴1
2cが穿設されたリテーナ8が取り付けられており、こ
の貫通穴12cの上縁には被回転球体13の回転にとも
ない該被回転球体表面に当接褶動するスポンジ状部材3
1が設けられている。
掃除するといった煩雑なメンテナンス作業が不要で、ケ
ース本体の構造も簡単な座標情報の入力装置を提供す
る。 【構成】ケース本体2内に回転自在に配設された被回転
球体13と、この被回転球体13に直交する二方向より
回転自在にそれぞれ当接する一対のローラと、これらの
ローラの回転をそれぞれ検出する検出部とからなる座標
入力装置10において、上記ケース本体2の底部には被
回転球体13の一部が露出せしめられるように貫通穴1
2cが穿設されたリテーナ8が取り付けられており、こ
の貫通穴12cの上縁には被回転球体13の回転にとも
ない該被回転球体表面に当接褶動するスポンジ状部材3
1が設けられている。
Description
【0001】
本考案は、座標情報の入力装置に係り、特に装置内部に埃等が侵入することが ないようにした座標情報入力装置に関するものである。
【0002】
従来、コンピュータに接続されて、その表示装置の画面上でカーソルを移動さ せる際に、座標情報を入力するための座標情報の入力装置として、図5及び図6 に示すような所謂マウスと呼ばれる装置が知られている。
【0003】 図5は、このような座標入力情報入力装置1の全体を示す斜視図であり、該座 標情報入力装置1は、ケース本体2内に、ボール状の被回転球体3(以下ボール と言う)が収容されており、さらに、図6の開蓋した平面図に示すように、上記 ボール3に直交する二方向に当接し該ボール3の回転に伴いそれぞれ回転せしめ られる一対のローラ4,5と、これら一対のローラ4,5の回転をそれぞれ検出 する検出手段6,7とで、主として構成されている。
【0004】 このような座標情報表示装置1によれば、上記ボール3が、ケース本体2の底 面に取り外し可能に嵌合されたリテーナ8の貫通穴8aからその一部が露出せし められているから、使用者は、この座標情報入力装置1を例えばテーブル等の上 に置いて、ケース本体2の底部をテーブル面に押しつけるようにして、これを手 で移動させることにより、ケース本体2の底部から露出したボール3をテーブル 面との摩擦により回転させることができる。
【0005】 このボール3の動きは、ローラ4,5を介して各検出部6,7により検出され 、その座標情報信号がコンピュータ本体(図示せず)に送られる。かくして、C RT等の表示装置の画面上でカーソルを移動することができるようになっている 。
【0006】
ところで、上記した座標情報の入力装置1にあっては、これに組み込まれるボ ール3はテーブル面等との摩擦により回転せしめられる必要があることから、そ の表面がある程度粗面化されて摩擦係数が高くなるように形成されている。
【0007】 このため、該座標情報入力装置1を使用するうちに、テーブル面の埃やチリ等 がボール3の表面に付着してケース内にまきこまれ、この埃等が該ボール表面3 からローラ4,5に移り、これらの動作が円滑に行われなくなってしまい、検出 部6,7における座標情報の検出精度が低下するという問題があった。
【0008】 本考案は上記した問題に鑑み、座標情報の入力装置の外部の埃等がケース本体 内の機械的構成に付着せず、高い検出精度を維持することができる座標情報の入 力装置を提供することを目的とする。
【0009】
上記目的は、本考案にあっては、ケース本体内に回転自在に配設された被回転 球体と、この被回転球体に直交する二方向より回転自在にそれぞれ当接する一対 のローラと、これらのローラの回転をそれぞれ検出する検出部とからなる座標入 力装置において、上記ケース本体の底部には被回転球体の一部が露出せしめられ るように貫通穴が穿設されたリテーナが取り付けられており、この貫通穴の上縁 領域には被回転球体の回転にともない該被回転球体表面に当接褶動するスポンジ 状部材が設けられている座標情報の入力装置により、達成される。
【0010】
上記構成によれば、被回転球体がテーブル面等との摩擦により回転せしめられ る際に、該テーブル面等に埃等が存在していて、この埃等が被回転球体表面に付 着しても、リテーナの貫通穴の上縁領域に配設されたスポンジ状部材が、被回転 球体表面に付着した埃等を拭い取ることになる。
【0011】 このため、これら埃やチリ等は装置本体内に殆ど侵入することがなく、被回転 球体表面は常に清潔に保つことができるから、この被回転球体に当接する一対の ローラの各表面が汚れることはない。
【0012】 したがって、これらローラは被回転球体の回転に伴って円滑に従動することと なり、これらのローラの回転を検出する検出部においても正確な座標情報が検出 されることとなる。
【0013】
以下、本考案を適用した好適な実施例を図1乃至図4を参照しながら詳細に説 明する。
【0014】 図1は、本実施例に係る座標情報の入力装置10の内部構造を示す開蓋状態の 平面図である。この座標情報入力装置10は、後述する底部の構造を除いて、例 えば図5に示されているような従来の座標情報入力装置1と同様の合成樹脂製ケ ース2を備えている。
【0015】 このケース本体2は、使用者が手で持って操作するのに適する形状と大きさを 備えており、その上面にはケース本体2内に収容された図示しないマイクロスイ ッチを押下するための複数のスイッチボタン11が配設されている。またケース 本体2は、例えば上側ケース2aと下側ケース2bに分割されており、この上側 のケース2aを開蓋すると図1に示す内部構造が現れる。
【0016】 図1を参照すると、本実施例に係る座標情報入力装置10は、下側ケース2b に回転自在に収容されたボール状の被回転球体13(以下ボールと言う)と、こ のボール13に直交する二方向より回転自在にそれぞれ当接する一対のローラ1 4,15と、これらのローラの回転をそれぞれ検出する検出部16,17とを備 えている。
【0017】 上記ボール13は、例えば比較的耐久性のある合成樹脂製球体により構成され ており、下側ケース2bに配設されたフレーム18内に回転自在に収容され、後 述するようにその一部を底部に露出させるようにして収められている。
【0018】 上記一対のローラ14,15は、下側ケース2bに設けられたフレーム18に の軸受けに支承された回転軸14a,15aに取り付けられていて、ボール13 に対して直交する2方向から当接せしめられており、該ボール13の回転により 、従動するようになっている。
【0019】 これにより、ボール13の動きはローラ14が矢印X−X’方向の,ローラ1 4がY−Y’方向の動きに分解し、それぞれ回転軸14a,15aを介して検出 部16,17に伝えるようになっている。
【0020】 上記検出部16,17は基本的に同一の構造でなる公知のロータリーエンコー ダで構成されいる。すなわち、これを検出部16について説明すると、回転軸1 4aの端部には放射状に形成されたスリット(図示せず)を備えた円盤状のシャ ッタ板16aが取り付けられており、このシャッタ板16aの両側には、該シャ ッタ板16aを挟むようにして発光素子21a及び21bと受光素子22a,2 2bが対向して配設されている。
【0021】 したがって、ボール13が回転すると、そのY−Y’方向の動きに応じてシャ ッタ板16aが回転し、発光素子21a,21bから受光素子22a,22bに 至る光路が間欠的に遮られることから、これら受光素子22a,22bはパルス 信号を生成する。
【0022】 同様にして検出部17からは、ボール13のX−X’方向の動きがパルス信号 に変換されて生成され、これらの信号はプリント基板25に伝えられて、この基 板上の図示しない適宜の処理回路を経てリード線26を介してコンピュータ本体 に伝えられる。
【0023】 これにより、ボール13の動きに応じてコンピュータのディスプレイ上でカー ソルが移動するようになっている。
【0024】 尚、上記プリント基板25とは別に、ボール13の上方で上側ケースに支持さ れた別のプリント基板(図示せず)が設けられており、該基板上には、図5に示 した押ボタン11に対応して複数のマイクロスイッチが実装されている。この基 板は図1のプリント基板25の処理回路と電気的に接続されていて、押しボタン 11の操作によりディスプレイ上のカーソル位置の確定並びに移動開始が指示さ れるようになっている。
【0025】 以上の構成は、従来の画像情報入力装置と同様であるが、本実施例に係る画像 情報入力装置10においては、ボール13の回転に従動するローラ14,15に 図1に示すようなハケ状の部材30がそれぞれ当接褶動するように備えられてい る。
【0026】 このハケ状の部材30は、例えば図2に示すように、合成樹脂製の板状ベース 30aにある程度剛性を備えた短い毛髪状部材30bを多数植設して形成されて いて、図1に示すように多数の毛髪状部材30bがボール13の表面に当接する ような位置に固定される。
【0027】 すなわち、本実施例にあっては、図2のようにフレーム18に対してビス止め することにより取り付けることができ、また板状ベースに図示するような断面L 字状のフランジを設ければ、これを下側ベース2bの上面に接着材や両面テープ 等を利用して固定することにより取り付けてもよい。
【0028】 このハケ状部材30は、ボール13の回転に伴いこれと当接しているローラ1 4,15が回転する際に、ボール13の表面に埃等が付着していて、これが各ロ ーラ14,15に移っても、該ハケ状部材の多数の毛髪状部材30bの先端部が これを擦りおとすことになる。このためローラ14,15の円滑な回転を保つこ とができ、座標情報を検出する検出部16,17の精度を高い状態で維持するこ とができる。
【0029】 尚、本書でハケ状部材とは、ローラ14,15の表面の埃等を擦ったり、拭っ たりして除去できるものであれば、図示する形態に限られるものではなく、種々 の態様のものが適用できる。
【0030】 さらに、本実施例にあっては、ボール13の表面に付着した埃等により、座標 情報の検出精度に悪影響がでることを防止するため、図3に示すような構成を採 用している。
【0031】 図3は、本実施例に係る座標情報の入力装置10に用いられるケース本体2の ボール13が収容されるべき箇所の構造を、他の構成を省略して示す概略断面図 である。
【0032】 下側ケース2bには、貫通穴8aが穿設されたリテーナ8が嵌合されている。 この貫通穴8aは少なくともボール13の直径より小さく形成され、ケース本体 2内のボール13の一部がこの貫通穴8aから外部に露出せしめられるようにな っている。
【0033】 このリテーナ8の貫通穴8aの上縁部には、図示するように輪状の段部が設け られており、該段部の上面には、図4に示すようなスポンジ状部材31が取り付 けられている。
【0034】 このスポンジ状部材31は、本実施例にあっては、例えば発泡ウレタンやフェ ルト等の柔軟な材料で形成されたリング体でなっていて、ボール13の表面に弾 性的に接触している。
【0035】 これにより、ボール13が回転することにより、その表面にチリや埃等が付着 しても、これがケース本体2内に侵入することなく、直ちにこのスポンジ状部材 により拭いとられることになる。
【0036】 かくして、座標情報の入力装置10の外部の埃等が、そのケース本体2内の機 械的構成に付着し、その動作を妨げることがなくなるから、該座標情報の入力装 置10を長期間使用しても検出精度が低下することがない。
【0037】 尚、本実施例によるスポンジ状部材は、ボール表面に柔軟に接触し、その汚れ を拭うことができるものであれば、図示の態様のものに限られないことは言うま でもない。
【0038】
以上述べた通り、本考案によれば、座標情報の入力装置の外部の埃等がケース 本体内の機械的構成に付着し、その動作を妨げることがなくなるから高い検出精 度を維持することができ、優れた座標情報の入力装置を提供することができる。
【図1】本考案の実施例に係る座標情報の入力装置の構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図2】図1の実施例に用いられるハケ状部材の一例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図3】図1の実施例のケース本体の構造を示す要部断
面図である。
面図である。
【図4】図1の実施例に用いられるスポンジ状部材の一
例を示す斜視図である。
例を示す斜視図である。
【図5】従来の座標情報の入力装置の一例を示す斜視図
である。
である。
【図6】図5の座標情報の入力装置の構造を示す平面図
である。
である。
2 ケース本体 2a 上側ケース 2b 下側ケース 8 リテーナ 10 座標情報の入力装置 11 押しボタン 13 ボール(被回転球体) 14,15 ローラ 16,17 検出部 18 フレーム 30 ハケ状部材 31 スポンジ状部材
Claims (1)
- 【請求項1】 ケース本体内に回転自在に配設された被
回転球体と、該被回転球体に直交する二方向より回転自
在にそれぞれ当接する一対のローラと、これらのローラ
の回転をそれぞれ検出する検出部とからなる座標入力装
置において、上記ケース本体の底部には上記被回転球体
の一部が露出せしめられるように貫通穴が穿設されたリ
テーナが取り付けられており、該貫通穴の上縁には被回
転球体の回転にともない該被回転球体表面に当接褶動す
るスポンジ状部材が設けられていることを特徴とする、
座標情報の入力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP049613U JPH062448U (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 座標情報の入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP049613U JPH062448U (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 座標情報の入力装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062448U true JPH062448U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12836089
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP049613U Pending JPH062448U (ja) | 1991-05-31 | 1991-05-31 | 座標情報の入力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062448U (ja) |
-
1991
- 1991-05-31 JP JP049613U patent/JPH062448U/ja active Pending
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