JPH06243363A - 環境監視システムの試験方法 - Google Patents

環境監視システムの試験方法

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JPH06243363A
JPH06243363A JP5013893A JP5013893A JPH06243363A JP H06243363 A JPH06243363 A JP H06243363A JP 5013893 A JP5013893 A JP 5013893A JP 5013893 A JP5013893 A JP 5013893A JP H06243363 A JPH06243363 A JP H06243363A
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smoke
particle
environment monitoring
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煙感知器が粒子数カウント式のものである場
合に、煙がどの程度発生しているかの具体的な指標を与
える煙粒子の粒子数カウント機能を正確に試験できる。 【構成】 伝送中継器T1からテスト信号TSTが送ら
れると、テスト用光源21からは所定期間内に所定回数
のパルス光が発生する。このパルス光は、粒子検出用受
光素子12に直接入射し、粒子検出用受光素子12は、
煙粒子による散乱光を受光した場合と全く同様にこれに
反応する。そして、粒子検出用受光素子12から出力さ
れる検知信号は、増幅器14で増幅され、比較器15で
基準電圧と比較されて、粒子信号(パルス信号)PTと
して出力される。この粒子信号PTは、伝送中継器T1
の粒子数計数部42に送られ、そこでカウントされて、
受信装置RCではその結果に基づきカウント機能の良否
を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、煙感知器を用いている
環境監視システムの試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、煙感知器を検査するのに、保守点
検者がその都度煙探知器の設置場所に出向く労を省き、
かつ、実際の煙を用いる必要をなくすため、例えば、特
開昭59−187246号に示されているような光電式
煙感知器の機能検査装置が知られている。この機能検査
装置は、煙検出用発光素子と、該発光素子から直接受光
することのない位置に設けた煙検出用受光素子と、該煙
検出用発光素子からの光出力を受光する監視用受光素子
と、その受光出力に応じた光出力を煙検出用受光素子に
直接照射する検査用発光素子とを有し、上記検査用発光
素子と煙検出用発光素子とが同時に発光する検査状態
と、煙検出用発光素子のみが発光する煙検出状態とを交
互に発生せしめ、各々の状態時の煙検出用受光素子出力
を常時監視することにより、機能状態判別と火災検出を
並行して行なうようになっている。また、火災受信機か
らの制御命令により検査用発光素子の光出力を定常値よ
り増加させて、感知器の機能状態信号を火災受信機へ送
出するようになっている。
【0003】このように、この機能検査装置では、受信
機からの遠隔操作により感知器の機能状態を認識可能に
し、また、煙を用いた感知器機能検査方法とほぼ同等の
検査結果を得ることを意図している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の検査装置では、煙感知器が粒子数カウント式の
ものである場合に、煙がどの程度発生しているかの具体
的な指標を与える煙粒子のカウント機能を正確に試験す
ることができないという欠点があった。また、このカウ
ント機能を煙感知器の他の機能と独立させて、カウント
機能だけを単独に試験することができないという欠点が
あった。
【0005】本発明は、保守点検者がその都度煙感知器
の設置場所に出向く労を省き、かつ、実際の煙を用いる
必要をなくすとともに、煙感知器が粒子数カウント式の
ものである場合に、煙がどの程度発生しているのかの具
体的な指標を与える煙粒子の粒子数カウント機能を正確
に試験することができ、さらには、このカウント機能だ
けを他の機能と分離して単独に試験することの可能な環
境監視システムの試験方法を提供することを目的として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、粒子数カウント式煙感知器を
用いている環境監視システムの試験方法であって、受信
装置からのテスト命令に基づいて、所定期間内に所定回
数のパルス光をテスト用光源から発生させて、環境監視
システムの試験を行なうようになっている。所定期間内
に所定回数のパルス光を粒子数カウント機能部に与えて
カウント動作を行なわせ、その結果に基づき良否を判定
するので、煙がどの程度発生しているかの具体的な指標
を与える煙粒子の粒子数カウント機能を正確に試験する
ことができ、さらには、このカウント機能だけを他の機
能と分離して単独に試験することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る粒子数カウント式煙感知器を
用いた環境監視システムの構成例を示す図である。この
環境監視システムは、例えば、クリーンルームや電算室
等の高風量空間での環境及び煙の監視を行なうのに用い
られるようになっている。図1を参照すると、環境監視
システムは、所定の設置場所にそれぞれ配置された粒子
カウント式煙感知器DT1〜DTnと、煙感知器DT1
DTnの各々に対して設けられている伝送中継器T1〜T
nと、伝送中継器T1〜Tnに所定の制御動作を行なわせ
るためのコマンドを与えたり、煙感知器DT1〜DTn
おける感知結果を伝送中継器T1〜Tnから受信したりす
る機能を有する受信装置RCとを備えている。
【0008】ここで、煙感知器DT1〜DTnには、それ
ぞれ対応したサンプリングパイプSP1〜SPnから設置
場所ごとの空気が送られ、各煙感知器DT1〜DTnは、
送られた空気中に含まれる一定の粒径以上の粒子を感知
するようになっている。
【0009】図2には1つの煙感知器,例えばDT1
構成例が示されている。なお、他の煙感知器DT2〜D
nも煙感知器DT1と同じ構成のものであるとする。図
2を参照すると、煙感知器DT1は、光源11と、光源
11から出射される光を直接受光することのない位置に
設置されている粒子検出用受光素子12と、光源11か
ら出射される光を直接受光する位置に配置されている光
源監視用受光素子13と、粒子検出用受光素子12から
の出力信号を増幅する増幅器14と、増幅器14によっ
て増幅された信号を所定の基準電圧と比較して、この信
号が一定の粒径以上の粒子に基づくものであるか否かを
判別し、一定の粒径以上の粒子に基づくと判別したとき
に粒子信号PTを伝送中継器T1に出力する比較器15
と、光源監視用受光素子13からの出力信号を増幅する
増幅器16と、増幅器16によって増幅された信号を所
定の基準電圧と比較して、例えば光源11からの光出力
レベルを調整するための光源監視信号MNTを出力する
比較器17とを有している。
【0010】さらに、本実施例の煙感知器DT1は、シ
ステム全体の動作,特に粒子検出用受光素子12以後の
カウント機能部の動作を検査するために、テスト用光源
21と、発振回路22と、テスト信号判別回路23とを
有しており、伝送中継器T1から後述のように、テスト
信号TSTがテスト信号判別回路23に送られ、テスト
信号判別回路23においてこれが判別されると、テスト
信号判別回路23は、テスト確認信号CFを伝送中継器
1に返送するとともに、発振回路22を駆動して、テ
スト用光源21を所定期間の間、一定の周期で点滅させ
るようになっている。より詳しくは、テスト用光源21
は、受信装置RCからのテストコマンドに基づき、所定
期間内に一定の周期で所定回数パルス駆動されて、テス
ト用光源21からは、所定期間に所定回数のパルス光が
発生し、該パルス光は、粒子検出用受光素子に直接入射
するようになっている。
【0011】また、図3には1つの伝送中継器,例えば
1と受信装置RCの構成例が示されている。なお、図
3には図示しないが、他の伝送中継器T2〜Tnも伝送中
継器T1と同じ構成のものであるとする。図3を参照す
ると、受信装置RCは、通常のモード時において煙感知
器DT1〜DTnからの検知結果を伝送中継器T1〜Tn
介して受信し、所定の処理を行なう受信部31と、テス
ト起動部32と、データ判別部33と、標準カウント範
囲設定部34と、良否判定部35と、記憶部36と、表
示部37と、故障出力部38と、無効処理部39とを有
している。
【0012】また、伝送中継器,例えばT1は、テスト
信号発生部41と、煙感知器DT1から出力される粒子
信号(パルス)PTの個数をカウントする粒子数計数部
42とを有している。
【0013】受信装置RCにおいて、受信部31は、主
に通常モード時に機能するものであって、通常モード時
に、伝送中継器T1の粒子数計数部42に定期的に転送
コマンドCOMTRを与え、粒子数計数部42において
所定期間内に計数された煙粒子の個数のカウント値CN
Tを粒子数計数部42から転送させて、火災監視などの
所定の処理を行なうようになっている。
【0014】また、受信装置RC,伝送中継器T1にお
いて、テスト起動部32,標準カウント範囲設定部3
4,良否判定部35,記憶部36,表示部37,故障出
力部38,無効処理部39,テスト信号発生部41は、
主に、システムの動作を検査するテストモード用に設け
られている。
【0015】すなわち、受信装置RCのテスト起動部3
2は、テストモードを起動させるためのものであって、
テストモードの起動時に、先ず、伝送中継器T1のテス
ト信号発生部41にテストコマンドCOMTSTを与え
るようになっている。なお、テスト起動部32は、例え
ば、テストスイッチ等により手動で入力がなされたとき
にテストコマンドCOMTSTを発生するよう構成され
ていても良い。あるいは、内蔵タイマ等により一定時間
毎に自動的にテストコマンドCOMTSTを発生するよ
う構成されていても良い。さらには、受信装置RC自体
が起動したときに、自動的にテストコマンドCOMTS
Tを発生するよう構成されていても良い。
【0016】また、伝送中継器T1のテスト信号発生部
41は、テスト起動部32からテストコマンドCOMT
STを受けたときに、テスト信号TSTを煙感知器DT
1のテスト信号判別回路23に与えるようになってい
る。なお、このテストモード時に、煙感知器DT1〜D
nにおいて、光源11を付勢せず、また、サンプリン
グパイプからの空気が煙感知器DT1〜DTn内に送り込
まれないような制御を行なっても良し、あるいは、光源
11,サンプリングパイプを通常通りに稼働させたまま
にしておいても良い。すなわち、光源11,サンプリン
グパイプが通常通りに稼働している状態であっても、テ
スト用光源21から出射するパルス光の個数が正常雰囲
気中での煙検出パルス数の10倍以上のものである場合
には、正常雰囲気中での煙検出パルス数がカウント数に
加算されてもテスト結果には差程影響を与えない。ま
た、テストが多少雰囲気の悪いときになされる場合をも
考慮するならば、受信装置RCにおいて、テスト前一定
時間のパスル数の平均値を記憶しておき、テスト時のカ
ウント値からこの平均値を減算し、この減算結果をテス
ト時の最終的なカウント値として良否の判定を行なうこ
ともできる。
【0017】また、伝送中継器T1の粒子数計数部42
は、テストモード時に、煙感知器DT1のテスト信号判
別回路23からのテスト確認信号CFを受けると、この
時点から所定の期間(テストモード期間)内に煙感知器
DT1から出力される粒子信号(パルス)PTの生起個
数をカウントするようになっている。また、テストモー
ド期間の終了時に、粒子数計数部42には、受信装置R
Cのテスト起動部32からの転送コマンドCOMTRが
与えられ、このコマンドに従い、粒子数計数部42は所
定期間(テストモード期間)内に計数した煙粒子の個数
のカウント値CNTを受信装置RCに転送するようにな
っている。なお、この際、粒子数計数部42は、煙粒子
の個数のカウント値CNTのデータに、これがテストデ
ータであることを識別させるため識別データを付帯させ
ても良い。
【0018】また、受信装置RCのデータ判別部33
は、粒子数計数部42から送られたデータ,すなわちカ
ウント値CNTが通常モード時のものであるか、テスト
モード時のものであるかを判別し、通常モード時のもの
であると判別したときには、カウント値CNTのデータ
を受信部31に与え、一方、テストモード時のものであ
ると判別したときには、カウント値CNTのデータを良
否判定部35に与えるようになっている。すなわち、前
述のように、テストモード時に送られるカウント値CN
Tのデータに識別データを付帯させる場合には、データ
判別部33は、この識別データが付帯されているか否か
により、テストモード時のものであるか否かを判別する
ようになっている。
【0019】また、受信装置RCの標準カウント範囲設
定部34には、既定の発振周波数およびサンプリング時
間に基づき算定されたカウント値CNTの標準の値の範
囲(すなわち標準カウント範囲)が予め設定されてお
り、良否判定部35は、テストモード時に、伝送中継器
1の粒子数計数部42において計数された煙粒子の個
数のカウント値が標準カウント範囲内にあるか否かを調
べることにより、煙感知器DT1および伝送中継器T1
カウント機能の良否を判定するようになっている。
【0020】また、受信装置RCの記憶部36は、例え
ば、メモリあるいは記録装置によって構成されており、
良否判定部35における判定結果が格納あるいは記録さ
れるようになっている。また、故障出力部38は、例え
ばディスプレイや音響装置などによって構成されてお
り、良否判定部35において良否の判定結果が出力され
たときに、この判定結果を可視表示にしたりブザー音で
オペレータに知らせるようになっている。また、無効処
理部39は、良否判定部35において良否の判定結果が
出力されたときに、この後の通常モード時に、煙感知器
DT1から送られるデータを無効にする処理を行なうよ
うになっている。なお、無効処理部39による無効状態
はシステム復旧等の操作で解除することができる。
【0021】また、受信装置RCの表示部37には、テ
ストモード時に粒子計数部42で計数された煙粒子の個
数のカウント値データが、デジタル値あるいは棒グラフ
式のアナログ値で一定時間表示されるようになってい
る。
【0022】次にこのような構成の環境監視システムの
動作について説明する。なお、以下では便宜上、1つの
煙感知器DT1,1つの伝送中継器T1だけを例にとって
説明する。先ず、テスト起動部32によってテストモー
ドが起動されてない通常のモード時には光源11を付勢
し、サンプリングパイプSP1からの空気を煙感知器D
1の煙粒子監視エリアARに送り込む。この空気中に
煙粒子が含まれている場合、煙感知器DT1の粒子検出
用受光素子12には、煙粒子監視エリアAR内を通過す
る煙粒子によって散乱された光(散乱光)が入射し、粒
子検出用受光素子12はこれを煙粒子検出信号として出
力する。粒子検出用受光素子から出力された検出信号
は、増幅器14によって増幅されて比較器15に加わ
り、比較器15では、増幅器14で増幅された検出信号
を基準電圧と比較して、検出信号のレベルが基準電圧よ
りも大きいときに、これを所定粒径以上の粒子として検
出し、粒子信号PTをパルス信号で出力する。
【0023】また、通常モード時には、受信装置RCの
受信部31からは、伝送中継器T1に対し、粒子数カウ
ント値データの転送コマンドCOMTRが定期的に送出
され、伝送中継器T1の粒子数計数部42は、煙感知器
DT1からの粒子信号(パルス信号)PTを一定時間カ
ウントし、転送コマンドCOMTRを受けた時点でその
カウント値データを受信部31に与える。受信部31で
は、このカウント値データに基づき、環境の煙濃度等を
把握することができる。
【0024】また、煙感知器DT1の光源監視受光素子
13には、光源11からの光が直接入射し、比較機17
からは、光源11の光出力レベル等を判断する光源監視
信号MNTが出力され、この光源監視信号MNTによっ
て光源11の光出力レベル等が自動調整される。
【0025】次に、受信装置RCのテスト起動部32に
おいて、テストモードの起動がなされ、テスト起動部3
2からテストコマンドCOMTSTが伝送中継器T1
送出されると、伝送中継器T1のテスト信号発生部41
からは、図4(a)に示すようなテスト信号TSTが煙
感知器DT1に送出される。
【0026】煙感知器DT1のテスト信号判別回路23
は、伝送中継器T1からテスト信号TSTが送られる
と、これを判別して、伝送中継器T1へ図4(b)に示
すようにテスト確認信号CFを返送するとともに、内部
の発振回路22を起動する。これにより、発振回路22
は、テスト信号TSTがオンとなっている期間(T1
中、テスト用光源21を一定の周期(T2)で所定回
数、駆動し、図4(c)に示すように、テスト用光源2
1から、所定期間(T1)内に所定回数のパルス光を発
生させる。
【0027】このように、本実施例では、テストモード
時に、テスト用光源21から、煙粒子によるパルス的な
散乱光に対応したパルス光を擬似的に発生させることが
できる。
【0028】テスト用光源21から出力されたパルス光
は、粒子検出用受光素子12に直接入射し、粒子検出用
受光素子12は、煙粒子による散乱光を受光した場合と
全く同様にこれに反応する。そして、粒子検出用受光素
子12から出力される検知信号は、通常モード時と同様
に、増幅器14により増幅され、比較器15で基準電圧
と比較されて、最終的に粒子信号(パルス信号)PTと
して出力される。煙感知器DT1の比較器15から出力
された粒子信号(パルス信号)PTは、伝送中継器T1
の粒子数計数部42に送られ、粒子数計数部42では、
煙感知器DT1のテスト信号判別回路23からのテスト
確認信号CFを受けた時点から一定時間の間(すなわち
テストモード期間中)、煙感知器DT1からの粒子信号
(パルス信号)PTをカウントする。
【0029】次の段階で、受信装置RCからは、伝送中
継器T1に対し、転送コマンドCOMTRが送られる。
これにより、伝送中継器T1の粒子数計数部42は、上
記テストモ−ド期間中にカウントしたデータを受信装置
RCに返送する。なお、この際、粒子数計数部42は、
このデータに前述のようにテストモード時のものである
旨の識別データを付帯させる。
【0030】受信装置RCは、伝送中継器T1の粒子数
計数部42から返送されたデータを受信すると、先ず、
データ判別部33において、これがテストモード中のデ
ータであると判別してこれを良否判定部35に送る。良
否判定部35では、このデータに基づいて、煙感知器D
1および伝送中継器T1のカウント機能(より詳しく
は、煙感知器DT1の粒子検出用受光素子12,増幅器
14,比較器15,および伝送中継器T1の粒子数計数
部42)の良否を判定する。
【0031】すなわち、良否判定部35は、粒子数計数
部42から送られたデータ,すなわちカウント値が標準
カウント範囲設定部34に予め設定されている標準カウ
ント範囲内にあるか否かにより、カウント機能部の良否
を判定する。
【0032】具体的に、テストモード期間(T1)中に
テスト用光源21から例えば20個のパルス光を出力す
るように発振回路22が設計されているときには、標準
カウント範囲設定部34には、例えば“16”〜“2
4”の標準カウント範囲を予め設定することができる。
この場合に、実際のテスト期間(T1)中に、テスト用
光源21から20個のパルス光が出力されて、伝送中継
器T1の粒子数計数部42から例えば“19”のカウン
トデータが出力されたときには、良否判定部35は、こ
のカウントデータ“19”が上記標準カウント範囲内に
あるので、カウント機能は良好であると判定する。これ
に対し、粒子数計数部42から例えば“14”のカウン
トデータが出力されたときには、良否判定部35は、こ
のカウントデータ“14”が上記標準カウント範囲外に
あるので、カウント機能は不良であると判定する。
【0033】良否判定部35における判定結果は、記憶
部36に記憶され、また、不良と判定されたときには、
故障出力部38に可視あるいはブザー音等で故障出力を
行なう。これにより、オペレータは、カウント機能が不
良であることを正確にかつ迅速に知ることができる。ま
た、不良と判定された場合、無効処理部39は、その後
の通常モード時に煙感知器DT1から伝送中継器T1を介
して送られたデータを無効にする。これにより、データ
の信頼性を高めることができる。なお、この無効状態
は、システム復旧等の操作で解除することができる。
【0034】また、粒子数計数部42から返送されたカ
ウントデータは、上記のように良否判定部35に送られ
るとともに、表示部37にも送られ、表示部37では、
このカウントデータ自体をデジタル値あるいは棒グラフ
式のアナログ値で一定時間表示する。この表示を見るこ
とにより、オペレータは、カウントデータがどの程度の
ものであったかを具体的に知ることができる。例えば、
カウントデータが“16”であった場合には、良否判定
部35では正常であると判定されるが、このデータ“1
6”は、標準カウント範囲の境界にあるので、表示部3
7の表示から、オペレータは、カウント機能が劣化し始
めていることなどを知ることができる。
【0035】テスト起動部32では、テストモード開始
時から一定期間が経過すると、テストモードを終了さ
せ、制御を受信部31に渡す。これにより、通常モード
に切替り、システムは、通常通りの煙感知動作を行な
う。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、粒子数カウント式煙感知器を用いている環境監視シ
ステムの試験を、受信装置からのテスト命令に基づい
て、所定期間内に所定回数のパルス光をテスト用光源か
ら発生させて行なうので、保守点検者がその都度煙感知
器の設置場所に出向くことなく、かつ、実際の煙を用い
ることなく、煙がどの程度発生しているかの具体的な指
標を与える煙粒子の粒子数カウント機能を正確に試験す
ることができ、さらには、このカウント機能だけを他の
機能と分離して単独に試験することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粒子数カウント式煙感知器を用い
た環境監視システムの構成例を示す図である。
【図2】粒子数カウント式煙感知器の構成例を示す図で
ある。
【図3】伝送中継器および受信装置の構成例を示す図で
ある。
【図4】本発明に係る環境監視システムの動作を説明す
るための図である。
【符号の説明】
11 光源 12 粒子検出用受光素子 13 光源監視用受光素子 14,16 増幅器 15,17 比較器 21 テスト用光源 22 発振回路 23 テスト信号判別回路 31 受信部 32 テスト起動部 33 データ判別部 34 標準カウント範囲設定部 35 良否判定部 36 記憶部 37 表示部 38 故障出力部 39 無効処理部 41 テスト信号発生部 42 粒子数計数部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子数カウント式煙感知器を用いている
    環境監視システムの試験方法であって、受信装置からの
    テスト命令に基づいて、所定期間内に所定回数のパルス
    光をテスト用光源から発生させて、環境監視システムの
    試験を行なうことを特徴とする環境監視システムの試験
    方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の環境監視システムの試験
    方法において、前記テスト用光源は、実際の煙粒子によ
    るパルス的な散乱光に対応したパルス光を擬似的に発生
    するように駆動されることを特徴とする環境監視システ
    ムの試験方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の環境監視
    システムの試験方法において、前記所定回数のパルス光
    を環境監視システムの粒子数カウント機能部に与えてカ
    ウント動作を行なわせ、粒子数カウント機能部から出力
    されたカウントデータに基づき粒子数カウント機能部の
    良否を判定させることを特徴とする環境監視システムの
    試験方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の環境監視システムの試験
    方法において、前記テスト命令は、受信装置の起動時に
    受信装置から出力されるか、または、テストスイッチ等
    の操作により受信装置から出力されるか、または、タイ
    マ監視により一定時間毎に受信装置から出力されること
    を特徴とする環境監視システムの試験方法。
  5. 【請求項5】 請求項3記載の環境監視システムの試験
    方法において、粒子数カウント機能部の良否の判定は、
    前記所定回数のパルス光を粒子数カウント機能部に与え
    たときに粒子数カウント機能部から出力されるカウント
    データが予め設定されている標準カウント範囲内にある
    か否かによりなされることを特徴とする環境監視システ
    ムの試験方法。
  6. 【請求項6】 請求項3記載の環境監視システムの試験
    方法において、粒子数カウント機能部の良否の判定結果
    を所定の記憶部に記憶するとともに、不良と判定された
    場合には故障出力を行なうことを特徴とする環境監視シ
    ステムの試験方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の環境監視システムの試験
    方法において、不良と判定されたときには、その後の通
    常モード時に煙感知器から送られるカウントデータをシ
    ステムが復旧するまで無効とすることを特徴とする環境
    監視システムの試験方法。
  8. 【請求項8】 請求項3記載の環境監視システムの試験
    方法において、さらに粒子数カウント機能部から出力さ
    れたカウントデータ自体を表示することを特徴とする環
    境監視システムの試験方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101949151B1 (ko) * 2018-05-17 2019-02-18 주식회사 창성에이스산업 배터리 기동형 연기 감지식 일체형 에어로졸 소화장치

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