JPH06242973A - 仮想計算機システムにおけるvmへのvpマシンチェックの通知方法 - Google Patents

仮想計算機システムにおけるvmへのvpマシンチェックの通知方法

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JPH06242973A
JPH06242973A JP2587993A JP2587993A JPH06242973A JP H06242973 A JPH06242973 A JP H06242973A JP 2587993 A JP2587993 A JP 2587993A JP 2587993 A JP2587993 A JP 2587993A JP H06242973 A JPH06242973 A JP H06242973A
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virtual
machine check
control program
control
machine
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Yukiyoshi Omura
幸好 大村
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、仮想計算機システムにおける仮想
計算機(VM)へのVPマシンチェックの通知方法に関し、対
応する仮想計算機の仮想CPU を停止させることなく、VP
マシンチェックを通知して、ベクトルレジスタの値が保
証されていないことを認識できるようにする。 【構成】 所定の仮想計算機(VM)を制御する制御プログ
ラムが、所定の仮想計算機(VM)のベクトルレジスタを退
避・復元しているとき、VPマシンチェックが発生して
も、対応するVMの仮想CPU を停止させないで、そのVPマ
シンチェックの情報を記憶しておき、対応するVMの仮想
CPU で実行されるOSで、一般のベクトル命令を発行した
ことを上記制御プログラムが検出したとき、仮想CPU
に、上記VPマシンチェックの情報を通知し、VM配下のOS
のマシンチェックハンドラに制御を渡して、その対処を
委ねるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】近年、仮想計算機システムは、オ
ペレイティングシステム(OS)のバージョンアップや移行
のためのツールとしての利用から、実計算機を有効的に
使用する1手段などのように利用分野が、日々拡大して
いる。
【0002】そのため、仮想計算機システムの信頼性に
対する要求が増加している。然して、従来の仮想計算機
システムにおいては、仮想計算機の切り換える制御を行
う制御プログラムにおいて、上記仮想計算機を切り換え
る制御時に行う、ベクトルレジスタの退避・復元中にお
いて、VPマシンチェックが発生すると、従来の仮想計
算機システムでは、上記VPマシンチェックの詳細情報
が得られないことに起因して、上記切り換え制御に対応
する仮想計算機を停止せざるを得ない問題があり、仮想
計算機システムの信頼度を低下させていた。
【0003】このようなことから、上記VPマシンチェ
ックが発生したとき、対応する仮想計算機を停止させる
ことなく、VPマシンチェックを通知して、処理を続け
ることができる制御方法が必要とされる。
【0004】
【従来の技術】図6は、仮想計算機システムにおけるV
Pマシンチェックの従来の処理方法を説明する図であ
る。
【0005】図6は、仮想計算機システムを模式的に示
しており、制御プログラム(CP) 1が、複数個の各仮想計
算機(VM) 2に割当てられている、仮想CPU 21に対して、
CPU時間 (図6で“時間”で示す)を時分割に与えるこ
とにより、各仮想計算機(VM)2が時分割で動作する。
【0006】上記制御プログラム(CP) 1が各仮想計算機
(VM) 2の切り換え制御を行うとき、それぞれの仮想計算
機(VM) 2が使用していた汎用レジスタ, ベクトルレジス
タ,コントロールレジスタ,CPUタイマ等を、所定のデー
タ域 19 に退避, 復元することで、各仮想計算機 2は、
自己に与えられた時間で、各オペレイティングシステム
(OS1〜) 20の制御の元にアプリケーションを実行する。
【0007】上記制御プログラム(CP) 1が、例えば、ベ
クトルレジスタ等を退避、復元しているとき、ハードウ
ェアエラーが発生すると、VPマシンチェックとして、
マシンチェック割り込みが発生する。
【0008】このときのVPマシンチェック情報として
は、命令損傷と,詳細情報の有無を指示する、例えば、
バックアップビットであるが、従来方法では、図示され
ていないバックアップビットは“0”であり、詳細情報
が得られないものであった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来、制御プロ
グラム(CP) 1がベクトルレジスタの退避・復元している
時に、VPマシンチェックが発生した場合は、上記のよ
うに詳細情報が得られないものである為、そのマシンチ
ェックに対する回復が不可能として、動作していた処理
単位{ここでは、仮想計算機 (以下、VMということが
ある) 2 の仮想CPU 21 が制御する処理単位}を異常
終了させていた。
【0010】その結果として、退避・復元しようとして
いたベクトルレジスタに対応したVM 2の仮想CPU 2
1 がマシンチェック停止状態となる。そのため、前述の
ように、仮想計算機システムの信頼性に対する要求が増
加しているにもかかわらず、現状では、信頼性が高い仮
想計算機システムとは言えなかった。
【0011】本発明は上記従来の欠点に鑑み、仮想計算
機システムにおいて、1)VMの仮想CPUのベクトル
レジスタを制御プログラム(CP)が退避・復元中にVPマ
シンチェックが発生しても、対応するVMの仮想CPU
をチェック停止状態にしない。2)VMの仮想CPUに
はVPマシンチェックを通知して、その時点でのベクト
ルレジスタの値が保証されていないことを通知し、後
は、VM配下のオペレイティングシステム(OS1〜) に、
その対処を委ねることができるVPマシンチェックの通
知方法を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理説
明図である。上記の問題点は、下記のように構成したV
Pマシンチェックの通知方法によって解決される。
【0013】仮想計算機システムにおいて、複数の仮想
計算機 2の切り換え制御をする制御プログラム 1が、上
記仮想計算機 2の切り換え制御時に、上記仮想計算機 2
のベクトルレジスタを退避・復元しているときにVPマ
シンチェックの発生を検出すると、検出したVPマシン
チェックを、上記制御プログラム 1配下の所定のデータ
域 10 に記憶しておき、対応する仮想計算機 2配下のオ
ペレイティングシステム 20 上で実行される、一般のベ
クトル命令の発行を監視して、対応する仮想計算機 2
配下のオペレイティングシステム 20 上で実行される、
一般のベクトル命令の発行を検出したとき、上記仮想
計算機 2配下の仮想CPU 21に、上記制御プログラム 2配
下の所定のデータ域 10 に記憶しておいたVPマシンチ
ェックを通知し、上記仮想計算機 2配下の上記仮想CPU
21が実行するオペレイティングシステム20 のマシンチ
ェックハンドラ 20aに制御を渡して、その対処を委ねる
ように構成する。
【0014】
【作用】上記の課題を解決するための手段としては、以
下に記すハードウェア機構を利用する。 a:VMの仮想CPUでベクトル命令を実行しようとし
た時にオペレーション例外にする. b:VMの仮想CPUが動作している時に発生するオペ
レーション例外すべてを,制御プログラム(CP)に割り出
し、オペレーション例外となった命令の命令コードを制
御プログラムのデータ域に格納する。 c:VMの仮想CPUで1命令実行すると、制御プログ
ラム(CP)に割り出す。
【0015】又、ソフトウェア機構として、以下の機構
を用意する。 A:ベクトルレジスタの退避ルーチン,ベクトルレジス
タの復元ルーチンに、VPマシンチェックが発生した時
の異常出口を設け、その異常出口では、上記ハードウェ
ア機構のaとbをそれぞれ有効にする。
【0016】B:マシンチェック処理では、VPマシン
チェックが発生して異常出口が登録されている時に、そ
の異常出口に制御を渡す。 C:上記ハードウェア機構のaとbにより制御プログラ
ム(CP)に割り出された時、オペレーション例外となった
命令がベクトル命令であれば、ハードウェア機構のaと
bを無効にする。そして、ベクトル命令の種類を識別
し、マシンチェック反映か,上記ハードウェア機構のc
を有効にする。
【0017】D:ハードウェア機構のcにより制御プロ
グラム(CP) 2に割り出された時、上記ハードウェア機構
のcを無効にし、ハードウェア機構のaとbをそれぞれ
有効にする。
【0018】即ち、本発明においては、元々、仮想計算
機システムに備わっている、例えば、ハードウェア機構
として、上記VMでのベクトル命令をオペレーション例
外とする機能aと、VMでのオペレーション例外が発生
したとき、制御プログラム(CP)に割り出す機能bと、V
Mで1命令の実行が完了すると、制御プログラム(CP)に
割り出す機能cとがあり、制御プログラム(CP)には、マ
シンチェックハンドラと、割り出しハンドラ等があるこ
とに着目して、複数の仮想計算機(VM)の切り換え制御を
する制御プログラム(CP)が、上記仮想計算機(VM)の切り
換え制御時に、上記仮想計算機(VM)のベクトルレジスタ
を退避・復元しているときにVPマシンチェックの発生
を検出すると、検出したVPマシンチェックを、上記制
御プログラム(CP)配下の所定のデータ域に記憶してお
き、対応する仮想計算機(VM)配下のオペレイティングシ
ステム(OS1〜) 上で実行される、一般のベクトル命令
の発行を監視するようにする。
【0019】仮想計算機システムでは、制御レジスタ等
を扱うベクトル命令と、一般のベクトルレジスタを扱う
ベクトル命令があり、上記制御レジスタを扱うベクトル
命令に、上記VPマシンチェックを通知すると、システ
ムダウンとなることがあるので、上記制御レジスタを扱
うベクトル命令と、一般のベクトルレジスタを扱うベク
トル命令とを識別する必要がある。
【0020】そこで、本発明では、上記ハードウェア機
構としての、VMでのベクトル命令をオペレーション例
外とする機能aと、VMでのオペレーション例外が発生
したとき、制御プログラム(CP)に割り出す機能bと、V
Mで1命令の実行が完了すると、制御プログラム(CP)に
割り出す機能cとを用いて、上記ベクトル命令の識別を
行う。
【0021】図2, 図3は、本発明の一実施例での制御
の流れ図である。上記ベクトル命令の種別の識別を、図
2,図3を使用して説明する。先ず、制御プログラム(C
P) 1において、ベクトルレジスタに、VMの値を復元中
に、ハードウェアがVPマシンチェックを検出すると、
制御プログラム(CP)配下のマシンチェックハンドラによ
り制御プログラム(CP) 1に割り込む。{図2の処理ステ
ップ 100,101参照} 制御プログラム(CP) 1では、例えば、異常出口機能 (図
4参照)が登録されていると、異常出口に制御が渡り、
上記ハードウェア機構の「VMでのベクトル命令をオペ
レーション例外にする機能」aと、「VMでのオペレー
ション例外を制御プログラム(CP) 1に割り出す機能」b
を有効にして、所定のVMをディスパッチ(使用権を与
える)する。{図2の処理ステップ 102参照} ディスパッチされたVM配下のオペレイティングシステ
ム(OS) 20 において、制御系のベクトル命令(制御レジ
スタ等を扱うベクトル命令)が発行されると、上記有効
にされたハードウェア機構a,bにより、制御系のベク
トル命令の実行前に、制御プログラム(CP) 2に割り出さ
れる。{図2の処理ステップ 103,104参照} 割り出された制御プログラム(CP) 2では、上記ハードウ
ェア機構a,bを無効にして、上記ベクトル命令が、上
記制御系のベクトル命令であることを、例えば、命令コ
ード,ベクトル命令のレジスタ指定部等を見て認識する
と、上記VPマシンチェックを通知することを抑止し
て、他のハードウェア機構である「VMで1命令の実行
が完了すると制御プログラムに割り出す機能」cを有効
にして、上記VMを再度ディスパッチする。{図2の処
理ステップ 105参照} 上記VM配下のオペレイティングシステム(OS) 20 で
は、制御系のベクトル命令を実行し、実行が完了する
と、上記ハードウェア機構cにより、ベクトル命令実行
後に制御プログラム(CP) 2に割り出す。{図2の処理ス
テップ 106,107参照} 割り出された制御プログラム(CP) 2では、上記ハードウ
ェア機構cを無効として、前述のハードウェア機構a,
bを有効にして、上記VMをディスパッチする。{図2
の処理ステップ 108参照} ディスパッチされたVM配下のオペレイティングシステ
ム(OS) 20 において、一般のベクトル命令 (一般のベク
トルレジスタを扱うベクトル命令) が発行されると、上
記有効にされたハードウェア機構a,bにより、上記一
般のベクトル命令の実行前に、制御プログラム(CP) 2に
割り出す。{図2,図3の処理ステップ109,110参照} 割り出された制御プログラム(CP) 2では、上記ハードウ
ェア機構a,bを無効にして、上記ベクトル命令が、上
記一般のベクトル命令であることを、例えば、命令コー
ド,ベクトル命令のレジスタ指定部等を見て認識する
と、上記ハードウェア機構a,bを無効にして、VPマ
シンチェックをVMに通知する為の環境を整える。
【0022】具体的には、図1に示したVPマシンチェ
ック情報(VPマシンチェックが発生したアドレス,マ
シンチェックの詳細情報)を、対応するVMの所定のデ
ータ域に設定して、VMのマシンチェックハンドラ{図
1参照}をディスパッチする。{図3の処理ステップ 1
11参照} このようにして、上記処理ステップ 101で、制御プログ
ラム(CP) 2のマシンチェックハンドラが検出したVPマ
シンチェックが、VMのマシンチェックハンドラに割り
込みを発生させる。
【0023】VMのマシンチェックハンドラでは、上記
所定のデータ域に設定されているVPマシンチェックの
情報を見て、リカバリ処理とか、動作していたジョブの
アベンド(異常終了)を行う。{図3の処理ステップ 1
12参照}
【0024】上記の手段を実施することにより、制御プ
ログラム(CP)がベクトルレジスタを退避・復元中に発生
したVPマシンチェックを、対応するVMの仮想CPU
に通知することが可能となり、従来のように、対応する
VMの動作を停止させることが無くなり、仮想計算機シ
ステムにおける信頼性が向上できる効果が得られる。
【0025】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1は、本発明の原理説明図であり、図2,
図3は、本発明の一実施例での制御の流れ図であり、図
4は、本発明の一実施例の構成例図であり、図5は、本
発明で使用するハードウェア機構で行われる制御の流れ
図である。
【0026】本発明においては、所定の仮想計算機(VM)
2を制御する制御プログラム(CP) 1が、仮想計算機(VM)
2のベクトルレジスタを退避・復元しているとき、VPマ
シンチェックが発生しても、対応する仮想計算機(VM) 2
の仮想CPU 21を停止させないで、そのVPマシンチェック
の情報を、制御プログラム(CP) 1配下の所定のデータ域
10 に記憶しておき、対応する仮想計算機(VM) 2の仮想
CPU 21で実行される一般のベクトル命令を発行したこ
とを上記制御プログラム(CP) 1が検出したとき、仮想CP
U 21に、上記VPマシンチェックの情報を通知し、仮想計
算機(VM) 2配下のオペレイティングシステム(OS) 20 の
マシンチェックハンドラ 20aに制御を渡して、その対処
を委ねるようにする手段が、本発明を実施するのに必要
な手段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物
を示している。
【0027】以下、図1を参照しながら、図2〜図5を
用いて、本発明の仮想計算機システムにおけるVMへの
VPマシンチェックの通知方法を説明する。本発明にお
いては、前述のように、元々、仮想計算機システムに備
わっている以下に記すハードウェア機構(図4参照)を
利用する。
【0028】ハードウェア機構a:VM 2の仮想CPU
21 でベクトル命令を実行しようとした時にオペレーシ
ョン例外にする. ハードウェア機構b:VM 2の仮想CPU 21 が動作し
ている時に発生するオペレーション例外すべてを、制御
プログラム(CP) 1に割り出し、オペレーション例外とな
った命令の命令コードを制御プログラム(CP) 1のデータ
域 11 に格納する。{図1, 図4参照} ハードウェア機構c:VM 2の仮想CPU 21 で1命令
実行すると、制御プログラム(CP) 1に割り出す。
【0029】上記ハードウェア機構a,b,cの制御の
流れを図示すると、図5に示すものとなる。以下、図
1,図4,図5を参照しながら、図2,図3によって、
本発明によるVPマシンチェックの通知方法を詳細に説
明する。
【0030】(1) ベクトル機構が有効なVM 2の仮想C
PU 21 をディスパッチするため、前回ディスパッチが
終了した時に退避していたベクトルレジスタの値を、ベ
クトルレジスタに復元する。
【0031】この時、ベクトルレジスタの復元ルーチン
(図4参照)12の動作開始時に異常出口 14 を登録して
おく。{図2の処理ステップ 100参照} (2) (1) で制御プログラム(CP) 1がベクトルレジスタを
復元している時、VPマシンチェックの条件が成立し、
ハードウエアが制御プログラム(CP) 1に対してマシンチ
ェック割り込みを発生させる。
【0032】(3) 制御プログラム(CP) 1のマシンチェッ
クハンドラ (図4参照) 13では、VPマシンチェックで
あることを認識したので、異常出口 (図4参照) 14が登
録されていれば、異常出口 14 へと制御を渡す。
【0033】(4) 異常出口(図4参照) 14では、復元し
ようとしていたベクトルレジスタに対応したVM 2の仮
想CPU 21 で、ベクトル命令がオペレーション例外と
なり、そのオペレーション例外により制御プログラムに
割り出されるように環境を設定する{図4のハードウェ
ア機構aとbを有効にする。}{図2の処理ステップ10
1,102参照} (5) VM 2をディスパッチして、VM 2が一般のベクト
ル命令を実行するのを待つ。
【0034】(6) VM 2の仮想CPU 21 が制御系のベ
クトル命令 (制御レジスタを扱うベクトル命令) を実行
しようとした。{図2の処理ステップ 103参照} (7) ハードウエア{図4のハードウェア機構aとb}
は、VM 2の仮想CPU21 で制御系ベクトル命令を実
行しようとしたため、制御プログラム(CP) 1からの指示
により、ベクトル命令をオペレーション例外にし、且
つ、オペレーション例外となる命令の命令コードを所定
のデータ域 11 に格納して、制御プログラム(CP) 1へ割
り出す。{図2の処理ステップ 104参照} (8) 制御プログラム(CP) 1の割り出しハンドラ(図4参
照)16は、オペレーション例外となった命令がベクトル
命令であり、VPマシンチェック制御中であることを認
識した時、図4のハードウエア機構aとbを無効にす
る。
【0035】(9) オペレーション例外となったベクトル
命令が、制御系ベクトル命令であることを認識すると、
制御系のベクトル命令の1命令の実行が完了したら、制
御プログラム(CP) 1に割り出す環境を設定する。具体的
には、図4のハードウェア機構cを有効にする。
【0036】(10) 制御系ベクトル命令の1命令だけを
実行させるため、VM 2をディスパッチする。{図2の
処理ステップ 105参照} (11) VM 2の仮想CPU 21 で、制御系ベクトル命令
の1命令の実行が完了した。{図2の処理ステップ 106
参照} (12) 図3のハードウエア機構cは、VM 2の仮想CP
U 21 で1命令の実行が完了したので、制御プログラム
(CP) 1からの実行完了指示により、制御プログラム(CP)
1へ割り出す。{図2の処理ステップ 107参照} (13) 制御プログラム(CP) 1の割り出しハンドラ(図4
参照)16は、1命令の実行が完了したことを認識して、
図4のハードウエア機構cを無効にする。
【0037】(14) 一般のベクトル命令が実行される
ことを期待して、VM 2の仮想CPU21 で、ベクトル
命令がオペレーション例外となり、そのオペレーション
例外により制御プログラムに割り出されるように環境を
設定する。具体的には、図4のハードウェア機構aとb
を有効にする。
【0038】(15) VM 2をディスパッチして、VM 2
が一般のベクトル命令を実行するのを待つ。{図2の
処理ステップ 108参照} (16) VM 2の仮想CPU 21 が、一般のベクトル命令
を実行しようとした。{図2の処理ステップ 109参
照} (17) 図4のハードウエア機構aとbは、VM 2の仮想
CPU 21 で、一般のベクトル命令を実行しようとし
たため、制御プログラム(CP) 1からの指示により、上記
一般のベクトル命令をオペレーション例外にし、且
つ、オペレーション例外となる命令の命令コードを、前
記の制御プログラム(CP) 1のデータ域 11 に格納して、
制御プログラム(CP) 1へ割り出す。{図3の処理ステッ
プ 110参照} (18) 制御プログラム(CP) 1の割り出しハンドラ(図4
参照)16は、オペレーション例外となった命令が、一般
のベクトル命令であり、VPマシンチェック制御中で
あることを認識した時、図4のハードウエア機構aとb
を無効にする。
【0039】(19) オペレーション例外となったベクト
ル命令が一般のベクトル命令なので、VPマシンチェ
ックを反映することが可能であると認識し、図3のマシ
ンチェック通知機構 18 により、VPマシンチェックを
通知する環境を設定する。
【0040】具体的には、前述のように、図1に示した
VPマシンチェック情報(VPマシンチェックが発生し
たアドレス,マシンチェックの詳細情報)を、対応する
VMの所定のデータ域に設定して、VM 2のマシンチェ
ックハンドラ{図1参照}20a をディスパッチする。
{図2の処理ステップ 111参照} (20) VM 2の仮想CPU 21 では、VPマシンチェッ
クが発生して、その時点でのベクトルレジスタの値が保
証されていないことを認識して、例えば、ジョブアベン
ドなのど処置を取る。
【0041】或いは、上記マシンチェック詳細情報を見
て、命令損傷で、前述のバックアップビットが“1”で
あると、対象のレジスタのリカバリを行う。このよう
に、本発明によるマシンチェックの通知方法は、所定の
仮想計算機(VM)を制御する制御プログラム(CP)が、仮想
計算機のベクトルレジスタを退避・復元しているとき、
VPマシンチェックが発生しても、対応するVMの仮想CPU
を停止させないで、そのVPマシンチェックの情報を記憶
しておき、対応するVMの仮想CPU で実行されるOSで、一
般のベクトル命令を発行したことを上記制御プログラ
ム(CP)が検出したとき、仮想CPU に、上記VPマシンチェ
ックの情報を通知し、VM配下のOSのマシンチェックハン
ドラに制御を渡して、その対処を委ねるようにしたとこ
ろに特徴がある。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よるマシンチェック通知方法によれば、以下の効果があ
る。
【0043】1) VMの仮想CPUのベクトルレジスタ
を制御プログラムが退避・復元中にVPマシンチェック
が発生しても,対応するVMの仮想CPUがチェック停
止状態とならない。
【0044】2) VMの仮想CPUが、一般のベクトル
命令を実行しようとした時にVPマシンチェックが通知
されるため、VM配下のOSで,ベクトルレジスタの値
が保証されていないことを容易に認識することができ
る。
【0045】3) VM配下のOSでは、動作していた処
理(ジョブなど)別に、発生した異常の回復処理を実行
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の一実施例での制御の流れ図(その1)
【図3】本発明の一実施例での制御の流れ図(その2)
【図4】本発明の一実施例の構成例図
【図5】本発明で使用するハードウェア機構で行われる
制御の流れ図
【図6】仮想計算機システムにおけるVPマシンチェッ
クの従来の処理方法を説明する図
【符号の説明】
1 制御プログラム(CP) 10 データ域
(マシンチェック情報) 11 データ域 (命令コード) 12 ベクトルレ
ジスタ退避復元機構 13 マシンチェックハンドラ 14 異常出口機
構 15 ディスパッチャ 16 割り出しハ
ンドラ機構 18 マシンチェック通知機構 2 仮想計算機(VM) 20 仮想計算機(VM)配下のオペレイティングシステム
(OS1〜) 20a 仮想計算機(VM)配下のマシンチェックハンドラ 21 仮想CPU a,b,c ハードウェア機構 一般のベクトル命令

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮想計算機システムにおいて、複数の仮想
    計算機(2) の切り換え制御をする制御プログラム(1)
    が、上記仮想計算機(2) の切り換え制御時に、上記仮想
    計算機(2) のベクトルレジスタを退避・復元していると
    きにVPマシンチェックの発生を検出すると、検出した
    VPマシンチェックを、上記制御プログラム(1) 配下の
    所定のデータ域(10)に記憶しておき、 対応する仮想計算機(2) 配下のオペレイティングシステ
    ム(20)上で実行される、一般のベクトル命令 () の発
    行を監視して、対応する仮想計算機(2) 配下のオペレイ
    ティングシステム(20)上で実行される、一般のベクトル
    命令 () の発行を検出したとき、上記仮想計算機(2)
    配下の仮想CPU(21) に、上記制御プログラム(2) 配下の
    所定のデータ域(10)に記憶しておいたVPマシンチェッ
    クを通知し、 上記仮想計算機(2) 配下の上記仮想CPU(21) が実行する
    オペレイティングシステム(20)のマシンチェックハンド
    ラ(20a) に制御を渡して、その対処を委ねることを特徴
    とする仮想計算機システムにおけるVMへのVPマシン
    チェックの通知方法。
JP2587993A 1993-02-16 1993-02-16 仮想計算機システムにおけるvmへのvpマシンチェックの通知方法 Withdrawn JPH06242973A (ja)

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JP (1) JPH06242973A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008545205A (ja) * 2005-06-30 2008-12-11 インテル コーポレイション 命令群トラッピングによってosコンテキスト切替を最適化するシステム及び方法

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