JPH06242155A - 負荷運転電流監視装置 - Google Patents

負荷運転電流監視装置

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JPH06242155A
JPH06242155A JP3222493A JP3222493A JPH06242155A JP H06242155 A JPH06242155 A JP H06242155A JP 3222493 A JP3222493 A JP 3222493A JP 3222493 A JP3222493 A JP 3222493A JP H06242155 A JPH06242155 A JP H06242155A
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JP3222493A
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Inventor
Seiji Fukushima
政治 福島
Takashi Horii
貴司 堀井
Toshiki Yamane
俊樹 山根
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】軽負荷や、無負荷状態を確実に自動的に検出で
きる負荷運転電流監視装置を提供するにある。 【構成】表示操作ユニット6のCPU8は電動機に対す
る電源オンと同時に時間カウントを開始し、始動期間t
1 に対応する時間をカウントした後、無負荷を含めた軽
負荷警報レベルと、負荷電流検出器14の検出電流値と
の比較を行う動作を開始する。比較時において、軽負荷
警報レベルを検出電流値が下回ると、CPU8は表示部
9に警報コードを表示させて、無負荷を含めて軽負荷状
態であることを知らせる。同時にネットワーク接続装置
17を通じて中央監視装置側に軽負荷状態の発生を示す
監視データを返送して軽負荷状態が発生したことを知ら
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポンプ、換気装置のフ
ァン、設備駆動等に用いられる電動機のような動力負荷
の運転電流を監視する負荷運転電流監視装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポンプ、ファン、設備駆動等に用
いられる電動機の運転電流を監視して負荷状態を把握す
る方法は、電動機と電磁接触器との間の電路に挿入した
変流器CTにより安定動作状態時の負荷電流を検出し、
この検出電流値を電流計で点検員が読み取って電動機の
状態を把握する方法が広く用いられている。また電動機
が過負荷となった場合に焼損を防止するために電動機保
護用ブレーカを設け、この電動機保護用ブレーカで過電
流を検出し遮断するように一般的になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで電動機により
駆動される負荷が換気装置のファンであったり、回転力
を伝達するものがベルトを用いたものの場合、ファンに
付設されるフィルター等の目づまりが起きたときや、ベ
ルトが切れたときに電動機が軽負荷又は無負荷状態とな
るが、このような時には負荷電流が減少し、電流計の指
示値が小さくなる。しかし上述のように電流計を点検員
が読み取る方法では、電流計を読み取って確認するまで
そのような状態となったことが分からず、特に換気装置
のファンのフィルターの目づまりのような場合には経年
変化で起きるため、電流計の指示値を記録し、その記録
結果を更に比較して判断しなければならず、その作業が
大変であった。
【0004】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、その目的とするところは軽負荷や、無負荷状態
を確実に自動的に検出できる負荷運転電流監視装置を提
供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、負荷
運転中に流れる電流を検出する電流検出手段と、電流検
出手段の検出電流値と予め設定してある基準値とを比較
して検出電流値が基準値を下回ったときに出力を発生す
る比較手段とを備えたものである。請求項2の発明は、
請求項1の発明において、電源投入から予め負荷の始動
期間に対応した一定時間をカウントするカウント手段を
備えこのカウント手段が一定時間をカウントした時点か
ら比較手段が電流検出手段の検出電流値と基準値との比
較を開始するものである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、電源投入後電流検出手段の検出電流値が上記基準値
を越えた時点から比較手段が電流検出手段の検出電流値
と基準値との比較を開始するものである。請求項4の発
明は、負荷運転中に流れる電流を検出する電流検出手段
と、電流検出手段の検出電流値のサンプリングを開始し
て電流検出手段の検出電流値の変化度合が予め設定した
基準値を越えると出力を発生する比較手段とを備えたも
のである。
【0007】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、電源投入から予め負荷の始動期間に対応した一定時
間をカウントするカウント手段を備えこのカウント手段
が一定時間をカウントした時点から比較手段が電流検出
手段の検出電流値の変化度合と基準値との比較を開始す
るものである。請求項6の発明は、負荷運転中に流れる
電流を検出する電流検出手段と、電源投入後負荷の状態
が安定状態に入るとみなされる時点より電流検出手段の
検出電流値と予め設定してある基準値とを比較して検出
電流値が第1の基準値を下回ったとき又は電流検出手段
の検出電流値の変化度合が予め設定した第2の基準値を
越えたときに出力を発生する比較手段とを備えたもので
ある。
【0008】
【作用】請求項1の発明によれば、軽負荷状態や無負荷
状態となって負荷電流が少なくなると自動的にこれを検
出することができるものであり、点検員が電流計を目視
するような手間がかからず、また発見遅れ等が生じな
い。請求項2、請求項3の発明によれば、請求項1の発
明において、負荷の状態が不安定な始動時期を除いて安
定な検出ができる。
【0009】請求項4の発明によれば、長期的な変化で
起きる軽負荷状態を確実に自動的に検出することができ
る。請求項5の発明によれば、請求項4の発明におい
て、負荷の状態が不安定な始動時期を除いて安定な検出
ができる。請求項6の発明によれば、突然起きる軽負荷
状態や無負荷状態は勿論長期的な変化で起きる軽負荷状
態を確実に自動的に検出することができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明負荷運転電流監視装置の機能を備
えた電動機1の制御盤用コントローラ5の機能のブロッ
ク構成を示しており、制御盤用コントローラ5は表示操
作ユニット6と、制御入出力部7とからなり、その内の
表示操作ユニット6は、ユニット全体の信号処理を行う
CPU8と、運転のモード設定のスイッチ、運転/停止
の手動操作スイッチ等のスイッチからなるスイッチ部1
1と、運転、停止等の状態表示を行う表示素子や運転モ
ードを表示する表示素子と運転/停止の回数や動作電流
値を表示するための表示器とからなる表示部9と、表示
部9を駆動する表示駆動部10と、これら表示駆動部1
0及びスイッチ部11とCPU8との間に介在するマン
マシンインターフェース12と、制御入出力部7とCP
U8との間でデータ授受を行うための制御入出力インタ
ーフェース13と、CT等からなる負荷電流検出器14
と、負荷電流検出器14とCPU8との間に介在する計
測入力インターフェース15と、電源部25と、設定デ
ータを書込み登録するEEPROM16と、ネットワー
クとの間をインターフェースするネットワーク接続装置
17とで構成される。
【0011】図示する制御盤用コントローラ5は一台の
電動機1の運転/停止の制御を行う一般用の単独運転系
のものを示しており、この制御盤用コントローラ5の表
示操作ユニット6は図2に示すように7セグメントの発
光ダイオードからなる3桁の数値表示部9Aと、表示さ
れている数値の単位が時間(hr)かアンペア(A)か
を示す単位表示部9Bと、電動機1の状態を発光色で示
す状態表示素子L0 と、運転モード表示のための表示素
子La、Lb、Lcとを表示部9として備え、一方スイ
ッチ部11は「手動」「切」「自動」の運転モード設定
のためのスイッチSW1 、SW2 、SW3 、運転/停止
の手動操作スイッチS1 、S2 の他にデータ設定のため
の設定切換スイッチSWaと、数値表示部9Aで表示さ
れる内容を切り換えるための表示切換スイッチSWbと
を備えている。
【0012】図3は制御盤用コントローラ5をネットワ
ークに接続したシステム例を示している。図3におい
て、制御盤用コントローラ5を内装する制御盤18には
主回路の保護、電源との開閉を行うとともに運転動作電
流を検出する負荷電流検出器14を内蔵し、また、漏
電、欠相等を検出してトリップ動作し、これらの検出電
流値や動作情報を出力する機能が備わったブレーカ4
と、電動機1の運転/停止を制御入出力部7からの制御
出力により動作する電磁接触器2と、主電源回路線とか
らなる主回路を組み込み、制御入出力部7と電磁接触器
2との間の信号線及び、表示操作ユニット6とブレーカ
4との間の信号線が配線され、更に外部のネットワーク
幹線19及BI電源主幹路20が導入され、また外部入
力装置(図示せず)の動作データや、電動機1に設けた
温度センサや振動センサを接続してあるセンサ装置21
の検出データを制御入出力部7に送るための信号線が導
入されている。
【0013】図示するシステムのネットワークは中央監
視装置22に設けた伝送ユニット23から時分割多重伝
送信号が送られ、この時分割多重伝送信号に含まれるア
ドレスが制御盤用コントローラ5の表示操作ユニット6
に設定してあるアドレス等の端末のアドレスと一致した
時に、制御盤用コントローラ5の表示操作ユニット6は
データを受け取り、またアンサーバック領域として設け
てある返送待機期間に負荷状態等のデータを返送するよ
うにして、伝送ユニット23と、各制御盤用コントロー
ラ5との間でデータの授受が行えるようにしたもので、
中央監視装置22では伝送するデータの作成や、状態の
表示が伝送ユニット23と通信によりデータの授受を行
うディスプレィステーション24により行えるようにな
っている。
【0014】ここでネットワーク幹線19は上記の時分
割多重伝送信号を伝送するための2線の信号線と、制御
盤用コントローラ5のバックアップ電源を供給するため
の2線の電源供給線とからなる4芯のケーブルで構成さ
れ、この4芯のケーブルに設けてある接続用コネクタ
(図示せず)を介して表示操作ユニット6を接続するこ
とによりネットワークと制御盤用コントローラ5とを接
続することができるようになっている。伝送ユニット2
3から送られる電源はDC24Vであり、また時分割多
重伝送信号はVP-0 が24Vのベースバンド信号であっ
て、図4(a)に示すようにスタートマークS1,S0
と、この後に続くデータ可変長のデータ送信帯DAと、
返送待機期間WTと、休止帯Eとからなり、データ送信
帯DAには制御データや宛て先を示すアドレスデータが
書き込まれる。また返送待機期間WTは表示操作ユニッ
ト6〜3C等の端末側で信号線間をインピーダンスを介
して短絡することにより電流モードの可変長の返送信号
を伝送ユニット23へ返送する期間である。
【0015】そして通常は伝送ユニット23から時分割
多重伝送信号が所定のアドレスに対してサイクリックに
伝送が為され、状態変化等が端末側である表示操作ユニ
ット6であった場合に上記スタートマークS1のタイミ
ングで電流モードの割り込み信号Siを図4(b)に示
すように発生させて返送待機期間WTのタイミングでデ
ータを伝送ユニット23に返送し、この返送に伴って伝
送ユニット23では割り込みをかけた端末のアドレスサ
ーチを行った後そのアドレスに対して時分割多重伝送信
号でアクセスし、データを端末より受け取るようになっ
ている。
【0016】制御盤用コントローラ5の表示操作ユニッ
ト6はこのようにしてネットワークを通じて電動機1を
制御するための操作データを中央監視装置22から受け
取ったり、或いは負荷動作の状態データを随時伝送ユニ
ット23へ送り、中央監視装置22側による集中監視制
御が可能となっている。次に表示操作ユニット6の動作
について説明する。まず表示操作ユニット6では操作ス
ッチSW1 〜SW3 の釦操作で運転モードが選択でき、
手動モードの選択時にはCPU8の制御の下で手動操作
スイッチS1 、S2 の操作による操作のみを受け付け、
手動操作スイッチS1 が押されると、CPU8は電動機
1 をオンさせる制御データを制御入出力部7に与え、
制御入出力部7はこの制御データに基づいて電磁接触器
2をオンさせる制御出力を発生保持する。また操作スイ
ッチS2 が押されると、CPU8は電動機1をオフさせ
る制御データを制御入出力部7に与え、制御入出力部7
はこの制御データに基づいて制御出力をオフして電磁接
触器2をオフさせ、制御出力のオフ状態を次のオンさせ
る制御データが与えられるまで保持する。
【0017】自動モードの時にはCPU8は外部入力装
置若しくはネットワークからの操作データに基づいて制
御入出部4に制御データを与え、電動機1の運転/停止
を行うようになっており、操作データを外部入力装置又
はネットワークの何れかから受け取るかは後述の設定操
作により設定できる。切モードの時には運転停止状態と
なり、制御入出力部7からの制御出力はオフとする。
【0018】ここで表示操作ユニット6の数値表示部9
A、単位表示部9Bとで、現在の運転電流値、個別警報
データ、ピーク電流値、累積運転/停止回数、積算運転
時間がモニタでき、このモニタの切換えは表示切換スイ
ッチSWbの操作で行え、また突入電流回避時間、過負
荷予告レベル、軽負荷警報レベル、停電時の際始動開始
の遅れ時間、外部制御方式等の設定が設定切換スイッチ
SWaと表示切換スイッチSWbの操作で設定ができる
ようになっている。
【0019】まずモニタでは、表示切換スイッチSWb
の押し操作の度にCPU8の制御の下で、数値表示部9
Aの表示及び単位表示部9Bの表示内容が上記の順で切
り換わり、積算運転時間の表示が終わると常時の表示つ
まり現在の運転電流値の表示に戻る。また呼出表示項目
の表示継続時間中に表示切換スイッチSWbの操作が無
ければ、常時の表示状態に戻り、また個別警報データに
おいて、報知する警報がない場合には、この表示がスキ
ップされて次の表示項目に飛ぶようにもなっている。
【0020】ここで個別警報データは、ブレーカ4のト
リップ情報、過負荷予告、軽負荷警報、ネットワークの
伝送不良、CPU8の異常、EEPROM16の異常、
制御入出力部7のリセット、表示操作ユニット6自体の
リセット等のデータであって、数字とアルファベットの
組合わせコードで表示される。運転/停止の回数は、C
PU8でカウントし、また積算運転時間もCPU8で計
測し、内蔵RAMに保持するようになっている。
【0021】データ設定は運転モードが切モードの時に
可能となっており、設定切換スイッチSWaを操作する
と、数値表示部9Aの表示内容が設定項目に応じて切り
換わり、この設定項目の表示時においてユーザ設定が行
えるものにおいては、表示状態で表示切換スイッチSW
bの操作を行うと表示数値が切り換わり、所定の数値の
表示時に設定切換スイッチSWaを操作すれば、その表
示数値が設定数値としCPU8の制御の下でEEPRO
M16に書き込まれることになる。勿論EEPROM1
6に書き込まれるデータとしてはネットワーク上の固有
アドレスもある。
【0022】次に表示操作ユニット6における負荷運転
監視装置としての機能について説明する。まず電磁接触
器2がオンされて電動機1に電源が供給される制御が為
されると、表示操作ユニット6のCPU8は図5の動作
フローチャートに示すように時間カウントを開始する。
この時間カウントは図6に示すように電動機1の状態が
不安定な始動期間t1 での負荷電流監視動作を停止する
ためのもので、このカウント期間中CPU8は予め比較
基準値として設定している無負荷を含めた軽負荷警報レ
ベルL0 と、ブレーカ4内の負荷電流検出器14の検出
電流値との比較動作を停止する。
【0023】次に始動期間の終了時点t1 に対応する時
間をカウントした後、CPU8は予め比較基準値として
設定している無負荷を含めた軽負荷警報レベルL0 と、
ブレーカ4内の負荷電流検出器14の検出電流値との比
較を行う動作を開始する。この比較動作は一定時間毎に
負荷電流検出器14の検出電流値iをサンプリングし、
その時点の検出電流値iと軽負荷警報レベルL0 との比
較動作であり、電源がオフされて電動機1の運転が停止
されるまで継続する。
【0024】比較時において、軽負荷警報レベルL0
検出電流値が下回ると、表示操作ユニット6のCPU8
は数値表示部9Aに警報コードを表示させて、無負荷を
含めて軽負荷状態であることを知らせる。同時にネット
ワーク接続装置17を通じて中央監視装置22側に軽負
荷状態の発生を示す監視データを返送して軽負荷状態が
発生したことを知らせる。
【0025】このようにして表示操作ユニット6は、運
転が開始されて電動機1が安定状態に入ると、負荷電流
検出器14の検出電流値と予め設定している軽負荷警報
レベルL0 との比較を行って、軽負荷発生を自動的に検
出し、またその警報表示を行うのである。 (実施例2)上記動作ではCPU8が始動期間に対応す
る時間カウントを電源投入時から行い、電動機1の動作
状態が不安定な時期における検出電流値と軽負荷警報レ
ベルL0 との比較動作を休止するようにしているが、電
動機1の始動期間t1 は負荷電流が急上昇した後定常運
転の電流に安定する過程であるから、図8に示すように
電源投入時から安定した状態に至るまでの間で軽負荷警
報レベルL0 を越えるのは一度であるため、この軽負荷
警報レベルL0 を越えた時点t2 の後は、安定状態に入
ると見なせ、従って電源投入時点から負荷電流検出器1
4の検出電流値を監視し、その検出電流値が軽負荷警報
レベルL0 を越えた後、上述の比較動作を開始するよう
にしても、安定した検出が行える。図7はこの場合のC
PU8の動作フローを示す。
【0026】(実施例3)上記実施例1、2は軽負荷警
報レベルL0 と、サンプリングして読みとった検出電流
値との比較を行うようにしたものであるが、換気装置の
ファンのフィルターの目づまりのように経年、経時変化
によって軽負荷状態となるような現象を検出するため
に、変化度合により、軽負荷状態を検出するようにして
も良い。
【0027】図9はこの場合の表示操作ユニット6のC
PU8の動作フローを示しており、負荷電流監視の初期
スタート時において、内蔵RAMのデータをクリアした
後、最初の電源投入による運転開始があると、電動機1
の始動期間の時間カウント後の最初のサンプリング(以
後例えば1時間毎のサンプリングする)により読みとっ
た検出電流値iを一旦前回の検出電流値として内蔵RA
Mに記憶するとともに、最大値maxとして内蔵RAM
に記憶する。
【0028】次の2回目のサンプリング時には、読みと
った検出電流値iと内蔵RAMに記憶している前回サン
プリング時の検出電流値との差D1 を求めるとともに、
最大値maxとの差D2 を求める演算を行い、この値D
1 、D2 を予め設定している基準値L1 、Lmaxと夫
々比較し、値D1 、D2 のいずれかが基準値L1 、Lm
axを越えた場合には軽負荷状態にあると判定し、警報
表示を行うのである。
【0029】いずれの値D1 、D2 も基準値L1 、Lm
axを越えていない場合には、記憶している最大値ma
xと、今回の検出電流値iとを比較して今回の検出電流
値iが記憶している最大値maxを越えている場合に
は、今回の検出電流値iを最大値maxとして内蔵RA
Mに更新記憶し、また同時に前回値として記憶される。
以後、初期状態に設定されない限り、電動機1に対する
電源がオフされて運転停止があっても内蔵RAMに最大
値maxと前回値とを記憶保持し、次の運転時にその記
憶したデータを更新することにより、経時、経年的な変
化を検出するのである。
【0030】尚上記実施例では最大値maxを利用して
経時、経年的な変化検出を行っているが、一定回数のサ
ンプリング分の検出電流値の平均値が所定割合で増減し
ているかどうか、或いは一定回数のサンプリング分の検
出電流値の傾きが一定以内にあるのかどうかを判定して
負荷状態を検出するようにしても良い。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明は、負荷運転中に流れる
電流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出電
流値と予め設定してある基準値とを比較して検出電流値
が基準値を下回ったときに出力を発生する比較手段とを
備えているので、軽負荷状態や無負荷状態となって負荷
電流が少なくなると自動的にこれを検出することができ
るものであり、点検員が電流計を目視するような手間が
かあらず、しかもベルト切れ等で突然状態変化が起きて
も発見遅れ等が生じないという効果がある。
【0032】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、電源投入から予め負荷の始動期間に対応した一定時
間をカウントするカウント手段を備えこのカウント手段
が一定時間をカウントした時点から比較手段が電流検出
手段の検出電流値と基準値との比較を開始するので、ま
た請求項3の発明は、請求項1の発明において、電源投
入後電流検出手段の検出電流値が上記基準値を越えた時
点から比較手段が電流検出手段の検出電流値と基準値と
の比較を開始するので、負荷の状態が不安定な始動時期
を除いて安定な検出ができるという効果がある。
【0033】請求項4の発明は、負荷運転中に流れる電
流を検出する電流検出手段と、電流検出手段の検出電流
値のサンプリングを開始して電流検出手段の検出電流値
の変化度合が予め設定した基準値を越えると出力を発生
する比較手段とを備えているので、ファンのフィルター
におきる目づまりのような長期的な変化で起きる軽負荷
状態を確実に自動的に検出することができるという効果
がある。
【0034】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、電源投入から予め負荷の始動期間に対応した一定時
間をカウントするカウント手段を備えこのカウント手段
が一定時間をカウントした時点から比較手段が電流検出
手段の検出電流値の変化度合と基準値との比較を開始す
るので、負荷の状態が不安定な始動時期を除いて安定な
検出ができるという効果がある。
【0035】請求項6の発明は、負荷運転中に流れる電
流を検出する電流検出手段と、電源投入後負荷の状態が
安定状態に入るとみなされる時点より電流検出手段の検
出電流値と予め設定してある基準値とを比較して検出電
流値が第1の基準値を下回ったとき又は電流検出手段の
検出電流値の変化度合が予め設定した第2の基準値を越
えたときに出力を発生する比較手段とを備えたので、突
然起きるベルト切れ等の軽負荷状態や無負荷状態は勿論
のこと、ファンのフィルターの目づまりのように長期的
な変化で起きる軽負荷状態を確実に自動的に検出するこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に用いる制御盤用コントロー
ラの回路構成図である。
【図2】同上に用いる表示操作ユニットの正面図であ
る。
【図3】同上を用いたシステム構成図である。
【図4】同上を用いたシステムの伝送信号の説明図であ
る。
【図5】同上の負荷電流監視の動作説明用フローチャー
トである。
【図6】同上の負荷電流監視のタイムチャートである。
【図7】本発明の実施例2の負荷電流監視の動作説明用
フローチャートである。
【図8】同上の負荷電流監視のタイムチャートである。
【図9】本発明の実施例3の負荷電流監視の動作説明用
フローチャートである。
【符号の説明】
6 表示操作ユニット 8 CPU 9 表示部 14 負荷電流検出器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷運転中に流れる電流を検出する電流検
    出手段と、電流検出手段の検出電流値と予め設定してあ
    る基準値とを比較して検出電流値が基準値を下回ったと
    きに出力を発生する比較手段とを備えたことを特徴とす
    る負荷運転電流監視装置。
  2. 【請求項2】電源投入から予め負荷の始動期間に対応し
    た一定時間をカウントするカウント手段を備えこのカウ
    ント手段が一定時間をカウントした時点から比較手段が
    電流検出手段の検出電流値と基準値との比較を開始する
    ことを特徴とする請求項1記載の負荷運転電流監視装
    置。
  3. 【請求項3】電源投入後電流検出手段の検出電流値が上
    記基準値を越えた時点から比較手段が電流検出手段の検
    出電流値と基準値との比較を開始することを特徴とする
    請求項1記載の負荷運転電流監視装置。
  4. 【請求項4】負荷運転中に流れる電流を検出する電流検
    出手段と、電流検出手段の検出電流値のサンプリングを
    開始して電流検出手段の検出電流値の変化度合が予め設
    定した基準値を越えると出力を発生する比較手段とを備
    えたことを特徴とする負荷運転電流監視装置。
  5. 【請求項5】電源投入から予め負荷の始動期間に対応し
    た一定時間をカウントするカウント手段を備えこのカウ
    ント手段が一定時間をカウントした時点から比較手段が
    電流検出手段の検出電流値の変化度合と基準値との比較
    を開始することを特徴とする請求項4記載の負荷運転電
    流監視装置。
  6. 【請求項6】負荷運転中に流れる電流を検出する電流検
    出手段と、電源投入後負荷の状態が安定状態に入るとみ
    なされる時点より電流検出手段の検出電流値と予め設定
    してある基準値とを比較して検出電流値が第1の基準値
    を下回ったとき又は電流検出手段の検出電流値の変化度
    合が予め設定した第2の基準値を越えたときに出力を発
    生する比較手段とを備えたことを特徴とする負荷運転電
    流監視装置。
JP3222493A 1993-02-22 1993-02-22 負荷運転電流監視装置 Withdrawn JPH06242155A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08247794A (ja) * 1995-03-13 1996-09-27 Mitsubishi Electric Corp 複合指示計器
JP2002222019A (ja) * 2001-01-29 2002-08-09 Keyence Corp 電源装置
US7119514B2 (en) 2003-02-10 2006-10-10 Omron Corporation Inverter
CN102944733A (zh) * 2012-11-16 2013-02-27 双登集团股份有限公司 蓄电池化成电流监控装置

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