JPH06242100A - ガス状有害物質を比色検出する1つまたは多数の通路の形で支持体内に設けられた反応帯域のための支持体 - Google Patents

ガス状有害物質を比色検出する1つまたは多数の通路の形で支持体内に設けられた反応帯域のための支持体

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JPH06242100A
JPH06242100A JP6015257A JP1525794A JPH06242100A JP H06242100 A JPH06242100 A JP H06242100A JP 6015257 A JP6015257 A JP 6015257A JP 1525794 A JP1525794 A JP 1525794A JP H06242100 A JPH06242100 A JP H06242100A
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リーガー ユタ
Wolfgang Breithaupt
ブライトハウプト ヴォルフガング
Joachim Marcoll
マルコル ヨアヒム
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス状有害物質を比色検出する1つ以上の通
路の形で支持体内に設けられた反応帯域のための支持
体。 【構成】 フィルム複合体が試薬支持フィルムを有し、
この試薬支持フィルム上で反応帯域には試薬が塗布され
ており、この反応帯域が通路フィルムで被覆されてお
り、この通路フィルムが反応帯域を流動通路で覆ってお
り、この流動通路が一面で側壁によって反応帯域をこの
反応帯域の隣接部もしくは周囲と分離しており、他面通
路接続部を有し、この通路接続部を通して、検出すべき
有害物質が反応帯域に侵入し、試薬支持フィルムがFE
Pからなり、このFEPがコロナ放電によって表面処理
されている。 【効果】 反応帯域の敷設を異なる指示薬を用いて均一
の敷設密度で実現させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通路への貫流の際に反
応帯域の基面の1つの面上に被膜として施こされている
色指示薬との呈色反応を生じる、ガス状有害物質を比色
検出する1つまたは多数の通路の形で支持体に接して設
けられた反応帯域のための支持体に関し、この場合に
は、個々の通路または多数の通路が支持体上に設けられ
ている。
【0002】
【産業上の利用分野】この種の支持体は、ドイツ連邦共
和国特許第3902402号明細書の記載から公知であ
る。
【0003】公知の支持体の場合には、通路の形の凹所
が設けられており、この凹所は、比色検出反応のための
色指示薬および付加的な反応成分を有している。この場
合、反応成分は、空気中の同じ反応成分を数回検出する
かまたは異なるガス成分を検出するかに応じて、通路全
てにおいて同一であっても異なっていてもよい。通路は
全て検出すべき有害物質のための少なくとも1つの入口
開口を有しており、この有害物質は、通路を通して吸い
込まれる(貫流可能な試験管)かまたは通路内に拡散さ
れる(拡散試験管)。従って、個々の通路は全て、空気
中のガス状成分を比色検出するための従来の個々の試験
官と同様に作用する。多数の平行に配置された通路を支
持体上に配置することによって、ガス状有害物質を比色
検出するためのマルチ型測定装置が小型化された形で得
られる。チップ状のオプトエレクトロニック走査装置に
より評価される。そのために、送り装置および検出装置
は、個々の通路の全てに対して同じ高さで同一の隔たり
をもって案内され、かつ変色された通路帯域によって反
射された光を評価する。変色帯域の長さは、通路が試験
管として貫流部中に設計されているかまたは有害物質の
拡散により線量計として設計されているかに応じて、検
出試料中に含有されている試験されたガス成分の濃度に
ついての情報を提供するかまたは試験されたガス成分の
量についての情報を提供する。
【0004】公知の支持体の場合、反応帯域は、通路と
して僅かな深さを有する切欠きの形で支持体材料の基材
中に設けられている。通路凹所の事後の被覆もしくは敷
設は、困難な完成条件下でのみ可能であり、かつ通路凹
所の全体区間の走りに沿っての反応成分、殊に色指示薬
のできるだけ均一な分布に関しての不満足な結果をもた
らす。このことは、反応成分の導入が一般に乳濁液から
行なわれ、したがって通路凹所内で液体の表面張力およ
び懸濁液中の固体成分の不規則な分布によって必然的に
案内通路内での反応成分の不規則で緻密な分布を生じる
という根拠に基づく。この問題は、種々の通路内で異な
る試薬用支持体を多種多様のガス成分の検出のために使
用する場合には、なお重大なこととなり、したがって種
々の表面張力および懸濁液中に分布された種々の固体の
反応担体を有する異なる懸濁液を使用する場合にも重大
なこととなる。案内通路に沿っての反応成分の不規則な
分布により、変動する変色の表示が生じ、この表示は、
検出すべき有害物質によって必ずしも行なわれず、した
がって測定結果の誤差を生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、記
載された種類の支持体を、反応帯域の簡単に実施すべき
個別的に変化可能な敷設を場合により異なる必要とされ
る指示薬を用いて均一の敷設密度で実現させることがで
きるように改善することである。この場合には、色指示
薬についての検出すべき有害物質の完全な反応が可能で
あることに特に価値があるはずである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、前記支持体
がサンドイッチ状のフィルム複合体として形成されてお
り、このフィルム複合体が1つの試薬支持フィルムを有
し、この試薬支持フィルム上で全ての反応帯域には試薬
が平面的に通路の走りを規定するように塗布されてお
り、この反応帯域が通路フィルムで被覆されており、こ
の通路フィルムが反応帯域の走りに従って帯域の全てを
流動通路で覆っており、この流動通路が一面で側壁によ
って全ての反応帯域をこの反応帯域の隣接部もしくは周
囲と、空間的および流動的に分離しており、他面少なく
とも1つの通路接続部を有し、この通路接続部を通し
て、検出すべき有害物質が反応帯域に侵入し、試薬支持
フィルムがFEP(ペルフルオルエチレンプロピレン)
からなり、このFEPがコロナ放電によって表面処理さ
れている(FEPc)ことによって解決される。
【0007】検出通路の形成に必要とされる要素を通路
の形の反応帯域の被覆の準備に適当な構成群、即ち一緒
に構成した状態でフィルム複合体として存在する本質的
に平らなフィルム中に分布させることによって、全ての
個々の作業過程に最適化された完成技術を利用すること
ができる。即ち、反応帯域は、フィルム状の試薬担体上
で液体を表面上にもたらすための公知の技術によって形
成させることができ;そのために、例えば反応帯域の走
りを規定するマスクが試薬支持フィルム上に置かれ、マ
スクが覆っていない区間は相応する検出に必要とされる
液体で充填されており、この液体は、溶剤の蒸発または
乾燥の後に反応成分、殊に色指示薬が固体の形で残留す
る。マスクを取り外した後、反応帯域は、シュプールと
して試薬支持フィルム上に残存する。異なる表面張力ま
たは反応帯域に沿っての反応成分の均一が不十分な分布
は、排除される。それというのも、FEPc−フィルム
は、まさに極性試薬の付着に関連して特に良好な付着特
性を有するからである。反応帯域が乾燥した後に初め
て、通路フィルムは、反応帯域の走りと同様に被覆する
ようにもたらされ、この通路フィルムは、その側で初め
て全ての個々の反応帯域とともに通路壁を達成する。こ
の場合も、通路構造体が1つのフィルム内に合体されて
いることは、有利である。それというのも、通路構造体
は、簡単な形でフィルム区間として形成されることがで
き、この通路構造体は、その側で指示薬で被覆されてい
てはならないからであり、この場合このフィルム区間の
間に存在するウェブは、その下方にある試薬支持フィル
ムと簡単に1つのユニットに溶接することができ、した
がってそれぞれ隣接する通路は、互いに密に閉鎖されて
いる。通路区間の上方には、通路壁を密閉する被覆フィ
ルムが置かれている。こうして形成された閉鎖通路の開
始部および/または終端部には、通路開口が備えられて
おり、この通路開口を介して検出すべき有害物質は、反
応帯域に侵入する。通路開口は、その側でフィルム膜に
よって密閉されていてもよく、さらに同時に、このフィ
ルム膜は、通路フィルム上に引張られた付加的な被覆フ
ィルムの構成成分である。この封止は、支持体を試験管
としてもたらした際に貫通され、このことは、例えばド
イツ連邦共和国特許第3902402号明細書に記載の
公知技術水準により公知であるように、機械的に行なわ
れてもよいし、通路への貫流のために吸込ポンプを取り
付ける際に同時に行なってもよい。
【0008】FEPc−フィルムの特に良好な付着特性
は、1回施こされた色指示薬および呈色反応に必要とさ
れる付加的な試薬がフィルムの折り返しまたは折り畳み
の際にも良好な付着安定性を示すということに表われて
いる。
【0009】更に、FEPc−フィルム上には、数多く
の塗布方法を用いて試薬を施こすことができ;これに
は、印刷(スクリーン印刷)とともに刷毛を用いての塗
布または型押印刷、回転塗布、噴霧法もしくは吹付塗が
属する。
【0010】ポリフルオルエチレンプロピレンからなる
フィルムは、種々の製造業者によって提供され;このフ
ィルムは、デュポン(E. du Pont)からは“TEFLO
NFEPフルオルカーボンフィルム タイプC”の商標
で提供される。ガラスおよび従来の“テフロン”それ自
体が試薬支持体フィルムのための材料として適当である
としても、上記の性質は、コロナ放電で処理された特殊
なFEP−フィルムによって初めて達成される(コロナ
放電の種類は、米国特許第3676181号明細書に記
載されている)。被膜の付着特性および寿命は、この特
殊なフィルムの場合に初めて支持される。殊に、極性物
質を例えば乳濁液から噴霧もしくは吹付けによって塗布
することは、意外なことに記載したFEPc−フィルム
の場合に特に容易に湿潤の困難なしに順調にゆくことが
判明した。このことは、FEPが根本的に非湿潤性の性
質であるとされるPTFE−化合物(商品名TEFLO
N)である場合に予想しなかった結果であると見なすこ
とができる。
【0011】その上、FEPcからなるフィルムは、良
好な溶接特性を示し、それによって形成すべき流動通路
の確実で直接的な溶接がフィルム複合体の場合に可能に
なる。
【0012】反応帯域の走りは、簡単な方法で、試薬支
持フィルム上に、ゾル−ゲル方法(欧州特許出願公開第
94060号公報)により得られる前縮合物からの付着
層を塗布することによって確定することができる。この
平らに塗布された前縮合物上には、例えば色指示薬で含
浸されたシリカゲル玉が塗布される。また、前縮合物
は、定義された位置で点状に、点状マトリックスを形成
するように支持フィルム上に印刷され、したがって引続
きこの付着点でのみ含浸されたシリカゲルが施こされ
る。
【0013】呈色反応に必要とされる試薬を先に不可能
とされる多種多様な変法によってもたらす1つの方法
は、反応帯域が点状マトリックスの形で形成されている
ことによって明らかになる。このマトリックス構造は、
溶液または乳濁液の個々の液滴が貯蔵容器から液滴発生
装置により反応帯域に沿って意図的に施こされることに
よって得られる。液滴発生装置は、ピエゾセラミックノ
ズルの原理により作業し、この液滴発生装置を用いた場
合には、液体を滴下法でナノリットルの範囲内で配量す
ることが可能である(所謂、商業的に入手可能なインキ
ジェットプリンターによって知られているインキジェッ
ト印刷法)。この種の装置は、マイクロドロップ社(Mi
crodrop GmbH, Deutschland)によって販売されてお
り、かつ刊行物:Feinwerktechnik und Messtechnik
99(1991)11,第459〜463頁に記載さ
れている。反応帯域上にもたらされた液滴は、試薬支持
フィルム上で点状の斑点として拡散し;この場合には、
再び試薬支持フィルムとして材料FEPcを選択するこ
とが有利であることが判明する。それというのも、良好
な付着特性は、直接に極性の液体から液滴の殆ど円形の
表面形成を生じるからであり、したがって平滑な閉鎖さ
れた点縁部が得られる。この性質は、反応帯域において
液滴の大きさによって定義可能で再現可能な表面敷設に
役立つ。それによって、試薬帯域に沿っての試薬の不変
の表面分布を可能にする液体量の正確な配量が可能にな
ると思われ、したがって正確な色の表示は、試薬のでき
るだけ僅かな使用の際に定められている。
【0014】更に、反応帯域上での個々の点の表面分布
を変えることによって検出感度を変化させることができ
る:例えば、拡散通路の場合には、試薬を希釈するこ
と、即ち試薬液滴を用いての表面敷設が僅かになること
によって、拡散区間に亘って変色表示の線状化を達成す
ることができる。必要な場合には、変色帯域の長さと検
出すべき有害物質の量/濃度との間の線状の関係式と別
の関係式は、試薬液滴を用いる敷設の相応する変化によ
って実現させることができる。反応帯域上での点密度に
おける勾配の発生によるこのような検出感度の変化は、
貫流される通路(試験管)の場合にもしばしば検出感度
の変化を可能にする。多くの場合には、点を有する領域
が点なしの領域を随伴するように反応帯域の表面上での
点を分布させることが望ましく、したがって点領域内で
の変色の進行は緩徐であるが、しかし点領域から点領域
への変色の進行は迅速である。
【0015】反応帯域上への試薬の塗布は、所謂“一槽
法での調製”で実施することができる:この場合には、
支持体物質としてのシリカゲルの製造のための成分以外
に呈色反応に必要とされる試薬(指示薬)は、共通の容
器(槽)中に存在し、この容器から試薬帯域上への塗布
に必要とされる量が取り出される。液滴発生装置を使用
する場合には、この容器は、直接貯蔵容器として使用す
ることができ、この貯蔵容器から液滴の発生に必要とさ
れる量が直接取り出される。所謂、ゾル−ゲル方法は、
例えば欧州特許出願公開第94060号公報に記載され
ているように、適当な調製法であることが判明した。そ
の後に、差当たり前縮合物が製造され、引続きこの前縮
合物に検出に特異的な成分が添加される。NH3、NO2
およびH2Sの検出には、例示的に反応帯域を引続き被
覆するためのこの種の溶液の組成および製造が記載され
る: 前縮合物: テトラメトキシシラン20ml エタノール 20ml をガラス容器中に入れ、かつ氷水中で電磁撹拌装置を用
いて撹拌し、 0.01モルのHCl 10ml を添加し、かつ約5分間撹拌する。前縮合物を差当たり
24時間後に後加工する。
【0016】記載した前縮合物は、テトラメトキシシラ
ンを用いる代わりにテトラエトキシシランを用いても同
様に良好に沈殿されることができる。更に、前縮合物
は、長い時間に亘って加工可能であり、即ち所謂可使時
間は延長させることができる。添加される酸の量は、加
工時間の長さに対する他のパラメーターとして変動可能
である。エタノールは、希釈成分として使用される。
【0017】本明細書中で記載される前縮合物は、試薬
支持フィルムと指示薬で含浸された試薬支持体との間の
付着助剤として使用することも適当である。
【0018】NH3−被覆溶液: ブロムフェノールブルー溶液(BPB溶液): ブロムフェノールブルー2g エタノール 90ml に電磁撹拌機を用いて BPB溶液45ml 前縮合物 15ml を混合する。
【0019】NO2−被覆溶液: o−トリジン溶液: o−トリジン 0.425g エタノール 93ml エチレングリコール7ml に電磁撹拌機を用いて o−トリジン溶液42.5ml 前縮合物 10ml を混合する。
【0020】H2S−被覆溶液: Pb酢酸塩溶液: Pb酢酸塩 5g エチレングリコール1.5ml に50mlの目盛フラスコ中で若干量のメタノールを添
加し、かつ超音波によって混合する。メタノールを補充
する。
【0021】エタノール 32ml Pb−酢酸塩溶液2.8g 前縮合物 5ml を電磁撹拌機を用いて混合する。
【0022】記載した実施例は、全て所謂“一槽法での
調製”に当てはまることができ、即ち全ての必要とされ
る成分は、共通に1つの槽中で調製することができる。
別の被覆溶液および前縮合物の際の成分の多様性および
濃度に依存して、成分は別々に加工されなければなら
ず、場合によってはまた別個に試薬支持フィルム上に塗
布されなければならない。
【0023】被覆を液滴発生装置を用いて実施する場合
には、個々の反応帯域上に特に簡単な方法で多数の異な
る点状マトリックスを施こすことができる。即ち、第1
の点状マトリックスは、NH3(アンモニア)を検出す
るための試薬を含有することができ、第2の点状マトリ
ックスは、H2Sを検出するための試薬を含有すること
ができる。従って、二重に表示する比色検出装置が得ら
れるかまたは横方向の敏感性を消去するための第2の有
害物質表示装置を採用することができる。種々の部分領
域に設けられた点状マトリックスに対する種々の部分領
域の配置は、順次に存在するように設けられていてもよ
いし、互いに平行に流動方向もしくは拡散方向に向かっ
て設けられていてもよい。配置のためのもう1つの方法
は、第1の点状マトリックスを塗布することにあり、こ
の点状マトリックスは、個々の点の間の十分に幅広の中
間空間を備えており、したがって第2のマトリックスの
点は、意図的にこの中間空間内に置かれていてもよい。
公知の液滴発生装置を用いての微量配量は、この液滴の
再現可能な正確な位置決めを可能にし、そのために専ら
液滴発生装置の開口に沿っての高度に正確な商業的に入
手できるX−Yシフトを位置決めすることが必要であ
り、このX−Yシフトは、コンピューターにより制御さ
れた駆動装置を用いて点状マトリックスの望ましい形状
に応じて移動される。この場合には、反応帯域上での個
々の液滴の位置が標準的であるだけでなく、全ての個々
のマトリックス点上にもたらされる液滴数も確定するこ
とができる。
【0024】点状マトリックスの形状は、使用者に文字
数字併用方式の筆跡を得させることをも可能にし、この
筆跡は、呈色反応が行なわれた後に明らかに目で見て試
薬支持フィルムの下地から取り除かれる。この筆跡は、
言葉(“MAK値を超えた”)として認めることができ
るかまたは数(“40ppm”)として認めることがで
きるか、或いは言葉と数の組合せとして認めることがで
きる。
【0025】多数の順次に存在する部分領域は、検出す
べき有害物質に対して直接に表示する色試薬を使用する
ことができないかまたは簡単な方法で長時間安定性で得
ることができない場合に有利に設けることができる。こ
のような場合には、指示薬層には、変換層を前接続する
ことができ、この変換層は、検出すべき有害物質を化学
的方法で成分に分解するような試薬を含有し、この変換
層の中、少なくとも1つは、次の指示薬層と呈色反応を
生じる。適当な前層(変換領域)および指示薬層の選択
のために、当該有害物質には、試験管技術から公知の試
薬を使用することができる。
【0026】また、部分領域は、第1の点状マトリック
スの点上に液滴指示薬からなる1つまたはそれ以上の液
滴が正確に配量され、この液滴が第2または場合によっ
ては第3の点状マトリックスおよび第1の点状マトリッ
クスを覆う他のマトリックスを形成するので、重ねて配
置されていてもよい。このような配置は、例えば色指示
薬が作用を十分な湿潤の際に初めて示すような場合に設
けることができる。従って、第2の点状マトリックス
は、湿分を放出する層である。そのために、湿分は、例
えば検出試料から取り出すことができる(空気湿分)か
または水性試料(水分析)の際に何れにせよ存在する。
他面、湿分は、多孔質の含浸された支持体中でシリカゲ
ルの調製によって十分に先に含有されていてもよい(湿
分の蓄積)。他の使用の場合には、試験ガスの乾燥が設
けられており、むしろ検出すべき有害物質は試薬と反応
される。こうして、付加的な点状マトリックスは、乾燥
層として存在する。別の使用の場合には、NOXの検出
に関する。この場合、第1の点状マトリックスは、NO
Xのための色指示薬を含有し、均一に覆ってその上に存
在する、NOXに晒された第2の点状マトリックスは、
NOXをNO2に変換するための酸化剤を有する。このよ
うな酸化剤は、例えばクロム(VI)塩および過マンガ
ン酸塩である。
【0027】フィルム複合体は、試薬支持フィルムとと
もになお通路フィルム、保護フィルムおよび基礎フィル
ムを有する。こうして構成されたフィルム複合体は、ド
イツ連邦共和国特許第3902402号明細書に記載さ
れているように、支持体上部と支持体下部との間に固定
的に収容され、こうしてチップ状の支持体を形成し、こ
の支持体は、光学的走査装置を用いて電子的に評価され
ることができる。
【0028】フィルム複合体の好ましい構成は、円形の
実施形式に見ることができ、このフィルム複合体は、相
応して形成された支持体上部および支持体下部によって
覆われており、この場合通路接続部は、フィルム複合体
の円形周縁部に接して設けられている。更に、反応通路
は、中央部に向かって延び、この中央部で吸引ポンプの
ための1つの接続部が存在する。吸引の間、反応層は、
検出すべき有害物質の存在に応じて多少とも深く変色
し、この有害物質の量または濃度は、変色の深さについ
て色標準を用いての色比較により評価されることができ
る。中心の接続部を欠く場合には、同じ支持体は拡散板
(Diffusionsplakette)として利用することができ、こ
の場合には検出すべき有害物質は、周縁部から中央部に
向かって拡散する。次に、評価は上記の記載と同様に行
なわれる。また、拡散の開始は、中央部で行なうことが
でき、したがって有害物質は、拡散板内で反応帯域の表
面に接し円板状のフィルム複合体の周縁部に沿って拡散
される。
【0029】好ましくは、FEPcからなるフィルム
は、簡単な拡散板が検出すべき有害物質に直接に晒され
るような場合に使用される。下層としての支持体上でF
EPcフィルムは、固定されるかまたは接着され、この
FEPcフィルムの周囲の方向に向いた表面は、1つま
たはそれ以上の、種々の領域に存在する色指示薬および
比色検出に必要とされる他の化学薬品で被覆され、指示
薬には、検出すべき有害物質が自由に侵入する。有害物
質の量および暴露時間に応じて、指示薬は多少とも強力
に変色する。
【0030】指示薬としては、試験管で使用される公知
の物質が使用され、この物質は、FEPcフィルムの意
外にも良好な付着特性のために困難なしに施こすことが
でき;この場合には、フィルム複合体中の通路帯域で述
べられたパターンおよび感度の点で互い違いの被膜を塗
布することもできる。
【0031】
【実施例】本発明の1実施例は図面につき示されてお
り、かつ以下に記載されている。
【0032】図1には、チップ状の支持体1が示されて
おり、この支持体は、支持体上部2および支持体下部3
(図2)から構成されており、この場合部材2,3の間
には、フィルム複合体4が張設されている。透明のプラ
スチック材料からなる上部2は、10本の平行に走る反
応帯域5を自由に一瞥させることができ、この反応帯域
は、反応通路5のための底面として構成されている。通
路6の終端部には、入口開口7が備えられており、この
入口開口を通じて検出すべきガス混合物は、図示されて
いないポンプを用いて吸引されるかまたは片側だけに開
口がある場合には、拡散により通路6に沿って反応帯域
5に移動することができる。入口開口7は、シール8で
閉鎖されており、このシールは、測定の実施のために突
き破られる。入口開口7は、通路接続部9を介して通路
6と接続している。支持体上部2の表面上には、データ
領域10が印刷されており、このデータ領域は、比色検
出装置の使用についての技術的情報および取扱いの説明
を内容として含んでいる。これらの情報は、使用者によ
って解読可能であるかまたは図示されていない評価装置
によりバーコードを用いて理解可能である。この種の評
価装置は、ドイツ連邦共和国特許第3902402号明
細書に記載されている。矢印11は、支持体1のどの側
がまず評価装置中に差し込まれるかを示している。差し
込んでいる間に、データ領域は読み取られ、データ領域
中に含まれている情報は評価装置に渡される。支持体1
は、最初に利用されなかった反応帯域6が光学的評価装
置の上に達するまで評価装置中に押し込まれる。この評
価装置は、発光器および受光器の1つの装置を有し、こ
の装置は、一定の波長で反応帯域5の走りに沿って変色
を走査する。
【0033】シール8を突き破ると同時に1つのポンプ
が接続され、このポンプは、試験すべき測定ガスを通路
6を通じて吸引する。測定試料中の検出すべきガス成分
の含量に応じて、反応帯域5は多少とも変色する。この
ことは、評価装置によって把握され、かつ処理されて測
定値となる。第1の通路(6)の評価を行なった後、支
持体1は、隣接する第2の通路6へ自動的に運搬され、
第2の通路の評価は、前記の記載と同様に行なわれる。
こうして、必要な場合には、異なるガスを10回まで検
査することができかつ測定することができる。
【0034】図2は、図1の線I−Iによる支持体1か
らの通路6に沿った断面図を示し、この場合フィルム複
合体4は、点状マトリックス13を有する試薬支持フィ
ルム12を備えている。点状マトリックス13は、フィ
ルム12上での液滴斑点の定義された配置からなり、こ
のフィルムは、通路6内で検査すべきガスに晒されてい
る。支持体上部2は、入口開口7上に存在するシール8
を有し、このシールは、例えば図示されていないガス供
給ポンプを接続するために突き破られる。入口開口7を
介して、検査すべきガスは、通路6、ひいては施こされ
た指示薬を有する点状マトリックス13に侵入する。支
持体上部2と支持体下部3とは、環状に延びている接着
継目14を介して結合しており、それによってフィルム
複合体4は、2つの部材2,3の間で締め付けられてい
る。
【0035】指示薬は、点状マトリックスの形の代わり
に、シリカゲル球上に含浸されて存在していてもよく、
このシリカゲル球は、試薬支持フィルム12上で反応帯
域18に沿って塗布されている。球13は、今や液滴の
位置を占めている。この場合、図2に示された支持体の
残りの部材は、不変のままであり、したがって同じ参照
符号で示すことができる。従って、図2は、反応帯域1
8上での点状マトリックスの被覆ならびにシリカゲルの
被覆の1つの実施例を示す。
【0036】図3に示された基礎フィルムは、専ら角部
に4個の同心配置孔もしくは固定孔15を有する簡単な
矩形のFEPフィルム(コロナ放電による前処理なし)
からなる。同じ基礎フィルム16は、被覆フィルム17
として使用することもできる。図4には、FEP、タイ
プC(FEPc)からなる試薬支持フィルム12が図示
されており、この試薬支持フィルムは、個々の互いに平
行に走る反応帯域18を有し、この反応帯域は、比色検
出に必要とされる試薬で被覆されている。反応帯域18
は、塗布された被膜19からなり、この被膜は、有害物
質の検出に必要とされる全ての試薬を有する懸濁液(一
槽法による調製)から得られたものであった。
【0037】図5による通路フィルム31は、反応帯域
18の走りと一致して穿孔部を有し、この穿孔部は、検
査すべきガス成分のための通路21として使用される。
全ての通路21は、通路接続部9を介して入口開口7と
結合されている。通路21の穿孔部は、後に通路フィル
ム31を試薬支持フィルム12上に設置する際に通路壁
を形成し、この通路壁上には被覆フィルム17が置か
れ、したがって通路21は、互いに分離され、ならびに
周囲と分離される。
【0038】反応帯域18上の点状マトリックス13の
1つの例は、図6に示されており、この場合には、唯1
つの反応帯域18のみが示されている。試薬支持フィル
ム12上で円形で拡げられた多数の液滴13は、点状マ
トリックスを形成し、この点状マトリックスは、反応帯
域18の走りをも規定している。全ての個々の液滴13
は、液滴発生装置20(図12)を用いて試薬支持フィ
ルム12上にもたらされ、かつ呈色反応に必要とされる
試薬を含有している。
【0039】図7には、図6の線II−IIによる点状
マトリックス13が示されており、この点状マトリック
スは、2つの部分領域A,Bに分割されており、その内
の1つのAは、流動的に別のBの前方で反応帯域18上
に存在している。前方の部分領域Aは、液滴13からな
り、この液滴は、部分領域Bの次の液滴13によって呈
色反応で検出可能であるような成分中で検出すべき物質
を変換するための化学薬品を含有する。従って、部分領
域Aは変換領域であり、部分領域Bは指示薬領域であ
る。
【0040】図8には、2つの互いに平行に走る部分領
域CおよびDが点状マトリックス13として示されてお
り、この場合全ての部分領域C,Dは液滴13を含有
し、液滴は、それぞれ異なる有害物質を検出するための
指示薬を含有する。
【0041】図9に示された部分領域E,Fは、互いに
入り交じった点状マトリックス13と見なすことができ
る:部分領域Eの点13の間の空隙には、部分領域Fの
点13が嵌め込まれている。
【0042】点状マトリックス13のこの種々の実施形
式は、専ら多数の他の変形の1つの選択であり、この場
合には、例えば部分領域は、ストリップ状で並置してか
または順次に試薬支持フィルム12上に配置されている
かまたは種々の試薬を有する点13は、一列内で交互に
現われ、こうして点状で交互の部分領域を形成する。従
って、“部分領域”の概念は、幅広い解釈で理解するこ
とができることは明らかである。
【0043】2つの積み重なっている部分領域G,Hの
配置のための1つの例は、図10による断面図で示され
ている。試薬支持フィルム(FEPc)12には、NO
2のための指示薬を有する液滴13からなる第1の被膜
が塗布されている。この指示薬は、純粋なシリカゲルか
らなる液滴13によって被覆されており、この液滴は、
保護被膜(中間層)として、液滴13から形成されたそ
の上に存在する部分領域Hに対して作用を有し、この液
滴は、NO2中の検出すべきNOXの変換のための酸化剤
を含有する。液滴中に存在する、NO2のための指示薬
の安定性に関連して酸化剤による部分領域G中の液滴1
3の望ましくない変化を回避するために、シリカゲルか
らなる中間層は適当であり、この中間層は、NO2中の
NOXの変換に対して酸化作用を制限することができ
る。
【0044】付加的に、外側の変換領域Hの上には、他
の部分領域Iが施こされており、この部分領域は、液滴
13から形成されており、この液滴の試薬は、検査すべ
き物質混合物(ガス状または液状)からなる、検出また
は検出反応を損なうかまたは妨害する可能性のある成分
を濾過しかつ呈色反応への関与を排除するために吸着特
性を有する。
【0045】全体的に試薬支持フィルム12上には、3
重の点状マトリックス13から形成された部分領域G,
H,Iの3層の積層が存在し、この場合には、異なる組
成の3つの液滴は、均一の被覆になるように互いに上下
に位置決めされている。
【0046】個々の部分領域A〜Iの液滴の種々の組成
の相違を明示するために、異なるハッチングが選択され
た。
【0047】図11には、線量計装置(Dosimeterplake
tte)の実施形式のための他の可能性が示されている。
円形のフィルム複合体は、矩形の透明な支持体上部と下
部との間に固定されている。試薬支持フィルム12は、
表面全体が液滴13からなる点状マトリックスで被覆さ
れている。従って、反応帯域18は、同様に試薬支持フ
ィルム12の表面全体に亘って拡がっている。フィルム
複合体4の周縁部から通路開口9は出発し、この通路開
口を通じて検出すべき有害物質は、反応帯域18中に拡
散することができる。通路開口9は、上部2と図面の下
側にある下部3との縁部で穿孔部を限定している。接続
部19は、支持体上部2の中心に設けられており、この
支持体上部には、必要に応じて、線量計を濃度−測定装
置(Konzentrations-Messplakette)として利用するた
めに吸込ポンプ(図示されていない)を接続することが
できる。(そのために、試料空気の定義された量がこの
装置によって吸い込まれる。これから生じる、反応帯域
18上での変色の深さは、試料空気中に含有されている
検出すべき有害物質の濃度に対する1つの尺度であ
る。)この装置を線量計として使用する場合には、中央
部の接続部19は、緊密に設けられるかまたは始めから
省略されている。
【0048】試薬支持フィルム12上への点状マトリッ
クス13の施与を明示するために、図12には、液滴発
生装置20が図示されており、この液滴発生装置は、液
体21で充填された毛管22からなり、この毛管は、ピ
エゾセラミック素子23で部分的に被覆されている。液
体21は、望ましい呈色反応に必要とされる全ての試薬
の溶液からなり、かつ貯蔵容器24中に貯蔵されてい
る。公知のインキジェットプリンターの場合と同様に、
ノズル25から毛管22の端部で少量の液体nl〜pl
が液滴13として試薬支持フィルム12上に噴射され
る。フィルム12は、X−Yシフト26上に収容され、
このX−Yシフトは、図示されていない駆動装置によっ
て1つの平面内で互いに依存せずに2つの方向に沿って
移動することができる。
【0049】X−Yシフトは、液滴発生装置20と同期
的に作業し、したがって相応する制御の際に試薬支持フ
ィルム12上に点状マトリックス13が発生される。
【0050】液滴の発生は、発生装置の制御によって電
圧をピエゾセラミック素子の電極に印加した際に液滴は
変形し、それによって非圧縮性の液体中で著しく迅速に
圧力上昇が発生することによって行なわれる。この圧力
上昇は、音波速度と一緒に毛管22に沿ってノズル25
にまで伝達される。微細な液体柱は、速度が高まるにつ
れてノズル25を去り、順次に液滴13を形成する。失
われた液体容量は、毛管力によって貯蔵容器24から再
び供給される。容器24は、通気口および再供給口28
を有する。
【0051】試験板(Pruefplakette)の特に簡単な実
施形式は、図13に示されている。この平面図は、専ら
支持体下部3ならびに縁部30からなる支持体1を示
し、この縁部上には、反応帯域13としての色指示薬で
被覆されているFEPcからなるフィルム12が接着さ
れている。反応帯域13は、検出すべき有害物質に直接
に晒されている。この有害物質が色指示薬上に入ると直
ちに、有害物質は色指示薬との呈色反応を生じ、それに
よって指示薬は、多少とも強力に変色される。
【図面の簡単な説明】
【図1】多数の反応帯域を有するチップ状支持体を示す
平面図。
【図2】図1の線I−Iによる通路状反応帯域に沿って
の支持体を示す断面図。
【図3】基礎シートもしくは被覆シートを示す平面図。
【図4】試薬支持フィルムを示す平面図。
【図5】通路フィルムを示す平面図。
【図6】点状マトリックスの形の反応帯域の1つを示す
平面図。
【図7】図6の線II−IIによる2つの順次に存在す
る部分領域中の点状マトリックスを示す平面図。
【図8】2つの並置の部分領域中の点状マトリックスを
示す平面図。
【図9】2つの互いに入り交じった部分領域中の点状マ
トリックスを示す平面図。
【図10】点状マトリックスの2つの重なり合った部分
領域を示す断面図。
【図11】線量計装置を示す平面図。
【図12】配量装置を示す系統図。
【図13】試験板を示す平面図。
【符号の説明】
1 チップ状支持体、 2 支持体上部、 3 支持体
下部、 4 フィルム複合体、 5 反応帯域、 6
反応通路、 7 入口開口、 8 シール、9 通路接
続部、 10 データ領域、 11 矢印、 12 試
薬支持フィルム、 13 点状マトリックス、 15
同心配置孔もしくは固定孔、 16基礎フィルム、 1
7 被覆フィルム、 18 反応帯域、 19 被膜、
20 液滴発生装置、 21 通路、 22 毛管、
23 ピエゾセラミック素子、 24 貯蔵容器、
25 ノズル、 26 X−Yシフト、 27 発生器
制御装置、 28 再充填口、 29 液体、 30
縁部、 31 通路フィルム、 A,B,C,D,E,
F,G,H,I 部分領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴォルフガング ブライトハウプト ドイツ連邦共和国 ゼードルフ ヴィーゼ ングルント 18 (72)発明者 ヨアヒム マルコル ドイツ連邦共和国 リューベック フンデ シュトラーセ 81

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通路への貫流の際に反応帯域の基面の1
    つの面上に被膜として施こされている色指示薬との呈色
    反応を生じる、ガス状有害物質を比色検出する1つまた
    は多数の通路の形で支持体内に設けられた反応帯域のた
    めの支持体において、該支持体がサンドイッチ状のフィ
    ルム複合体(4)として形成されており、このフィルム
    複合体が1つの試薬支持フィルム(12)を有し、この
    試薬支持フィルム上で反応帯域(18)には試薬が平面
    的に通路の走りを規定するように塗布されており、この
    反応帯域が通路フィルム(31)で被覆されており、こ
    の通路フィルムが反応帯域の走りに従って帯域(18)
    の全てを流動通路(21)で覆っており、この流動通路
    が一面で側壁(23)によって全ての反応帯域をこの反
    応帯域の隣接部もしくは周囲と、空間的および流動的に
    分離しており、他面少なくとも1つの通路接続部(9)
    を有し、この通路接続部を通して、検出すべき有害物質
    が反応帯域(18)に侵入し、試薬支持フィルム(1
    2)がFEP(ペルフルオルエチレンプロピレン)から
    なり、このFEPがコロナ放電によって表面処理されて
    いる(FEPc)ことを特徴とする、ガス状有害物質を
    比色検出する1つまたは多数の通路形で支持体内に設け
    られた反応帯域のための支持体。
  2. 【請求項2】 反応帯域が試薬支持フィルム(12)上
    に施こされた付着層(18)によって形成されており、
    この付着層上には、色指示薬で含浸されたシリカゲルボ
    ール(13)が試薬担体として施こされている、請求項
    1記載の支持体。
  3. 【請求項3】 反応帯域が点状マトリックス(13)の
    形で形成されており、この点状マトリックスが前置可能
    な網目スクリーン中で液滴発生装置(20)として作業
    する供給ヘッドを用いて、呈色反応に必要とされる試薬
    からの懸濁液で充填された溜め(27)から供給されか
    つFEPcフィルム(12)上に施こされる個々の液滴
    (13)からなる、請求項1記載の支持体。
  4. 【請求項4】 懸濁液がゾル−ゲル方法で得られる被覆
    溶液からなる、請求項3記載の支持体。
  5. 【請求項5】 固体の支持体上部(2)および固体の支
    持体下部(3)が設けられており、これら支持体上部と
    支持体下部との間にはフィルム複合体(4)が固定的に
    収容されている、請求項1から4までのいずれか1項に
    記載の支持体。
  6. 【請求項6】 反応帯域(18)が多数の順次にかまた
    は平行に互いに設けられた部分領域(A,B,C,D,
    E,F)に分割されており、この部分領域が種々の反応
    成分によって区別されている、請求項3から6までのい
    ずれか1項に記載の支持体。
  7. 【請求項7】 色指示薬を反応成分として含有する部分
    領域(B)に、検出すべき物質を呈色反応を可能にする
    反応生成物に変換する試薬を含有する変換領域(A)が
    前接続されている、請求項6記載の支持体。
  8. 【請求項8】 第1の呈色反応のための色指示薬を含有
    する部分領域(C)と平行に第2の部分領域(D)が配
    置されており、この第2の部分領域は、第1の色指示薬
    とは異なる、第2の呈色反応のための第2の色指示薬を
    含有している、請求項6記載の支持体。
  9. 【請求項9】 第1の部分領域(G)に試験すべきガス
    試料の検出のために試薬支持フィルム(12)上に点状
    マトリックス(13)として塗布されており、部分領域
    (G)の点状マトリックス(13)上に少なくとも1つ
    の第2の部分領域(I)が塗布されており、この第2の
    部分領域の点状マトリックス(13)が均一の被覆にな
    るように部分領域(G)の点状マトリックス(13)上
    に施こされている、請求項6記載の支持体。
  10. 【請求項10】 フィルム複合体(4)が円形に形成さ
    れており、通路接続部(9)が円形周縁部から出発して
    中心点に向かって延びており、かつ試薬支持フィルム
    (12)の全体面が反応帯域(18)として形成されて
    いる、請求項1から9までのいずれか1項に記載の支持
    体。
  11. 【請求項11】 フィルム複合体(4)が円形に形成さ
    れており、通路接続部(19)がフィルム複合体(4)
    の中心点から出発して円形周縁部に向かって延びてお
    り、かつ試薬支持フィルム(12)の全体面が反応帯域
    (18)として形成されている、請求項1から9までの
    いずれか1項に記載の支持体。
  12. 【請求項12】 反応帯域上に施こされた色指示薬と一
    緒に呈色反応を生じるガス状有害物質を連続的に検出す
    る反応帯域のための支持体において、支持体(1)上に
    FEP(ペルフルオルエチレンプロピレン)からなるフ
    ィルム(12)が固定されており、このフィルムはコロ
    ナ放電によって表面処理されている(FEPc)ことを
    特徴とする、ガス状有害物質を連続的に検出する反応帯
    域のための支持体。
  13. 【請求項13】 反応帯域が被膜(13)の形でフィル
    ム(12)上に施こされており、かつ直接に有害物質に
    晒されている、請求項12記載の支持体。
JP6015257A 1993-02-10 1994-02-09 ガス状有害物質を比色検出する1つまたは多数の通路の形で支持体内に設けられた反応帯域のための支持体 Pending JPH06242100A (ja)

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DE4303860A DE4303860C2 (de) 1993-02-10 1993-02-10 Träger für den kolorimetrischen Gasnachweis in Folienverbundbauweise
DE4303860.3 1993-02-10

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EP (1) EP0610667A1 (ja)
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