JPH0624191U - 住宅における設備機器の説明書等の収納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種設備機器の取扱説明書や保証書等を一箇
所にまとめて保管しておくことができるようにした収納
装置を提供する。 【構成】 収納ボックス（１）を壁体（２）に埋込ん
で、この収納ボックス（１）内に説明書・保証書（６）
を収納するようにする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、住宅における各種設備機器の説明書などの収納装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

特に、アパートにおいては、厨房や風呂の湯沸かし器等のガス器具、エアコン 等の設備機器を予め設置してある場合が多い。この場合、これらの使用説明書や 保証書等は、新しく入居する入居者に手渡されるが、これらの書類をまとめて設 置するものがなく、一般に入居者が適当に保管している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

そのため、従来においては、入居者が転々と変わるうちに、これらの説明書や 保証書等が失われる場合が多いという不都合がある。また、一戸建て住宅におい ても同様であって、これらの説明書や保証書を、一箇所にまとめて保管しておけ ば良いが、往々にして別々に保管している場合が多く、いつの間にか失われて、 取扱いの方法がわからなくなり、或は故障したときに保証書が見付からないとい った問題がある。

【０００４】 この考案は、このような従来の欠点を解消して、それら各種設備機器の取扱説 明書や保証書等を一箇所にまとめて保管しておくことができるようにした収納装 置を提供することを目的とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記の課題を解決するため、この考案では、住宅内に設置される各種設備機器 の説明書・保証書をまとめて収納できる収納ボックスを壁体内に埋め込んで設置 したことを特徴とする。

【０００６】 また、上記において、収納ボックスに外開き式の開閉蓋を設け、この開閉蓋の 裏面に説明書・保証書を収納する収納部を設けることが考えられる。

【０００７】

【実施例】

図１及び２において、収納ボックス（１）は、その全体の厚さが、壁体（２） 内に収まる程度の厚さとされるとともに、壁体（１）外側面に露出する開口部（ ４）に横開き式の開閉扉（５）を設けて、この扉（５）の内側に、必要な説明書 や保証書等（６）を上から放り込むことができるようなかご状の収容部（３）を 設けたものである。

【０００８】 上記において、収容部（３）は、金属板等や木材等によって通常の箱型のもの とすることや、図のようなかご型のものとすること等が考えられる。このように 、扉（５）の裏面に収容部（３）を設けることで、説明書・保証書等（６）の取 り出しが容易となる利点がある。すなわち、収容ボックス（１）自体は、埋め込 む壁体（２）の厚さに制限されるから、比較的薄くせざるを得ず、また、外観上 それほど大きくすることも出来ないから、ボックス（１）へ直接収容することに すると、その狭いボックス（１）内からの取り出しなどが困難になる不都合があ るが、このように開閉扉（３）の裏面に収容することによって、扉（５）を開い た状態での解放空間で説明書・保証書等（６）を出し入れできる。

【０００９】 図３は、開閉扉（３）を収納ボックス（１）の下端側で枢着して、その上端側 を下向きに回動させて開く上開き式として、その扉の上方から説明書・保証書等 （６）を入れるようにしたものである。

【００１０】 なお、収納ボックス（１）を埋め込む壁体（２）は、厨房の内壁、居間の内壁 その他取出しが容易で、かつ使用後に比較的収納し易い位置を選べばよい。

【００１１】

【考案の効果】

以上のように、この考案によれば、各種設備機器などの取扱説明書等を収納す るボックスが、壁体内に予め埋め込まれているので、アパートにおいては、予め この収納ボックス内に取扱説明書及び保証書等を入れておけば、入居者は逐次こ れを取り出して見ることができるとともに、再びこのボックス内に収容するよう にしておけば失われることがないという効果がある。また、一戸建て住宅におい ても、このボックス内にまとめて収容することにすれば、同様に失われることが なく、随時必要な時にいつでも見ることができる。更に、予め一体となったボッ クスを埋め込んで設置することから、取付け作業も容易である。加えて、開閉蓋 の裏面に収容部を設けることによって、書類の取出し及び収納が容易となる効果 が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例を示す収納ボックスを埋め込
んだ壁面の斜視図である。

【図２】同じく正面図である。

【図３】収納ボックスの別の実施例を示す斜視図であ
る。

【符号の説明】

（１） 収納ボックス （２） 壁体 （３） 収容部 （４） 開口部 （５） 開閉扉 （６） 説明書・保証書等

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 長谷川 司朗 大阪市北区中之島６丁目２番27号 積水ハ ウス株式会社内 (72)考案者 工藤 正人 大阪市北区中之島６丁目２番27号 積水ハ ウス株式会社内

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 住宅内に設置される各種設備機器の説明
   書・保証書類をまとめて収納できる収納ボックスを壁体
   内に埋め込んで設置したことを特徴とする住宅における
   設備機器の説明書等の収納装置。
2. 【請求項２】 収納ボックスに外開き式の開閉蓋を設
   け、この開閉蓋の裏面に説明書・保証書を収納する収納
   部を設けたことを特徴とする請求項１の住宅における設
   備機器の説明書等の収納装置。