JPH06241791A - 標尺検出機能付き電子レベル及び標尺 - Google Patents
標尺検出機能付き電子レベル及び標尺Info
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- JPH06241791A JPH06241791A JP5051342A JP5134293A JPH06241791A JP H06241791 A JPH06241791 A JP H06241791A JP 5051342 A JP5051342 A JP 5051342A JP 5134293 A JP5134293 A JP 5134293A JP H06241791 A JPH06241791 A JP H06241791A
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- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
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- G01C15/002—Active optical surveying means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Remote Sensing (AREA)
- Measurement Of Optical Distance (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] 本発明は標尺のパターン像を光電変換器によ
り電気信号に変換し、得られた電気信号を利用して高低
差等を自動的に計測することのできる電子レベル及び標
尺に係わり、特に、電子レベルを水平方向に回動させる
ための駆動手段を備え、標尺を自動的に検出すると共
に、自動合焦させることのできる標尺検出機能付き電子
レベル及び標尺を提供することを目的とする。 [構成] 本発明は、光電変換器を有する測定光学系が
パターンの信号を形成し、合焦部が光電変換器上にパタ
ーンを形成させる様になっており、発光手段が外部に投
光し、受光手段が投光された光の反射光を受光し、回動
駆動手段が、電子レベルの回動軸を中心に水平方向に回
動させる様になっている。そして信号処理部が、受光手
段の受光信号に基づき、回動駆動手段を駆動制御すると
共に、光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及
び前記標尺までの水平距離を計測する様になっている。
り電気信号に変換し、得られた電気信号を利用して高低
差等を自動的に計測することのできる電子レベル及び標
尺に係わり、特に、電子レベルを水平方向に回動させる
ための駆動手段を備え、標尺を自動的に検出すると共
に、自動合焦させることのできる標尺検出機能付き電子
レベル及び標尺を提供することを目的とする。 [構成] 本発明は、光電変換器を有する測定光学系が
パターンの信号を形成し、合焦部が光電変換器上にパタ
ーンを形成させる様になっており、発光手段が外部に投
光し、受光手段が投光された光の反射光を受光し、回動
駆動手段が、電子レベルの回動軸を中心に水平方向に回
動させる様になっている。そして信号処理部が、受光手
段の受光信号に基づき、回動駆動手段を駆動制御すると
共に、光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及
び前記標尺までの水平距離を計測する様になっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は標尺のパターン像を光電
変換器により電気信号に変換し、得られた電気信号を利
用して高低差等を自動的に計測することのできる電子レ
ベル及び標尺に係わり、特に、電子レベルを水平方向に
回動させるための駆動手段を備え、標尺を自動的に検出
すると共に、自動合焦させることのできる標尺検出機能
付き電子レベル及び標尺に関するものである。
変換器により電気信号に変換し、得られた電気信号を利
用して高低差等を自動的に計測することのできる電子レ
ベル及び標尺に係わり、特に、電子レベルを水平方向に
回動させるための駆動手段を備え、標尺を自動的に検出
すると共に、自動合焦させることのできる標尺検出機能
付き電子レベル及び標尺に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から直接水準測量等を行う場合に
は、レベル(水準儀)と標尺が使用されていた。即ち、
測量者が、標尺の目盛りをレベルを使用して目視するこ
とにより高低差を測定していた。この古典的なレベルに
よる測量は、測量者による読み誤りが発生していた。こ
の読み誤りを解消するために、標尺の目盛り作業を電子
的に行う電子レベルが開発された。この電子レベルは例
えば、標尺側から所定信号を包含させた光を発光させ、
この光を電子レベル側で受光して識別し、標尺の目盛り
を読み取る様に構成されていた。
は、レベル(水準儀)と標尺が使用されていた。即ち、
測量者が、標尺の目盛りをレベルを使用して目視するこ
とにより高低差を測定していた。この古典的なレベルに
よる測量は、測量者による読み誤りが発生していた。こ
の読み誤りを解消するために、標尺の目盛り作業を電子
的に行う電子レベルが開発された。この電子レベルは例
えば、標尺側から所定信号を包含させた光を発光させ、
この光を電子レベル側で受光して識別し、標尺の目盛り
を読み取る様に構成されていた。
【0003】本出願人は、電子的に高低差を読み取るこ
とのできる電子レベルを開発した。この電子レベル1
は、図2に示す様に、第1のパターンAと第2のパター
ンBと第3のパターンRが等間隔(p)で繰り返し配置
されている電子レベル用標尺2を使用している。即ち、
3種のパターンを1組として各ブロックが連続して形成
されており、最も左側に配置されたブロックを、0ブロ
ックと定義し、R(0)、A(0)、B(0)と記載す
れば、R(1)、A(1)、B(1)、R(2)、A
(2)、B(2)、・・・・・・・・と繰り返し配置さ
れている。なお、全てのパターンが等間隔pで繰り返さ
れているので、この間隔に対応した信号を基準信号とす
ることができる。
とのできる電子レベルを開発した。この電子レベル1
は、図2に示す様に、第1のパターンAと第2のパター
ンBと第3のパターンRが等間隔(p)で繰り返し配置
されている電子レベル用標尺2を使用している。即ち、
3種のパターンを1組として各ブロックが連続して形成
されており、最も左側に配置されたブロックを、0ブロ
ックと定義し、R(0)、A(0)、B(0)と記載す
れば、R(1)、A(1)、B(1)、R(2)、A
(2)、B(2)、・・・・・・・・と繰り返し配置さ
れている。なお、全てのパターンが等間隔pで繰り返さ
れているので、この間隔に対応した信号を基準信号とす
ることができる。
【0004】そして例えば第3のパターンRは、黒幅8
mmで固定幅となっており、第1のパターンAは、60
0mmで1周期となる様に黒部分の幅を変調しており、
第2のパターンBは、570mmで1周期となる様に黒
部分の幅を変調している。
mmで固定幅となっており、第1のパターンAは、60
0mmで1周期となる様に黒部分の幅を変調しており、
第2のパターンBは、570mmで1周期となる様に黒
部分の幅を変調している。
【0005】ここで電子レベル用標尺2の水平位置を求
める原理を説明すると、電子レベル用標尺2の第1のパ
ターンAは、600mmで1周期となる様に黒部分の幅
を変調しているので、変調幅を0〜10mmとすれば、
第1のパターンの幅DAは、以下の式で与えられる。
める原理を説明すると、電子レベル用標尺2の第1のパ
ターンAは、600mmで1周期となる様に黒部分の幅
を変調しているので、変調幅を0〜10mmとすれば、
第1のパターンの幅DAは、以下の式で与えられる。
【0006】 DA=5*(1+SIN(2*π*X/600−π/2))・・・第1式
【0007】となる。但し、X=(10mm、40m
m、70mm・・・・・・である)。
m、70mm・・・・・・である)。
【0008】同様に、電子レベル用標尺2の第2のパタ
ーンBは、570mmで1周期となる様に黒部分の幅を
変調しているので、第2のパターンの幅DBは、以下の
式で与えられる。
ーンBは、570mmで1周期となる様に黒部分の幅を
変調しているので、第2のパターンの幅DBは、以下の
式で与えられる。
【0009】 DB=5*(1+SIN(2*π*X/570+π/2))・・・第2式
【0010】となる。但し、X=(20mm、50m
m、80mm・・・・・・である)。
m、80mm・・・・・・である)。
【0011】そして第1のパターンAと第2のパターン
Bとは、周期が僅かに異なっているため、両者の最小公
倍数である距離で同様のパターンが現れる。この例では
600mmと570mmの最小公倍数である11400
mmで同様のパターンが現れる。従って第1のパターン
Aによる信号と、第2のパターンBによる信号との位相
差は、0〜11400mmの範囲で0〜2πまで変化す
ることになる。
Bとは、周期が僅かに異なっているため、両者の最小公
倍数である距離で同様のパターンが現れる。この例では
600mmと570mmの最小公倍数である11400
mmで同様のパターンが現れる。従って第1のパターン
Aによる信号と、第2のパターンBによる信号との位相
差は、0〜11400mmの範囲で0〜2πまで変化す
ることになる。
【0012】即ち、水平位置における第1のパターンA
による信号の位相をφAとし、水平位置における第2の
パターンBによる信号の位相をφBとすれば、電子レベ
ル用標尺2における水平位置Hは、
による信号の位相をφAとし、水平位置における第2の
パターンBによる信号の位相をφBとすれば、電子レベ
ル用標尺2における水平位置Hは、
【0013】 H=11400*((φB−φA−π)/(2π))mm ・・・・第3式
【0014】となる。
【0015】次に、電子レベル1と電子レベル用標尺2
との距離を演算する必要がある。
との距離を演算する必要がある。
【0016】上記電子レベル1で電子レベル用標尺2を
読み取り、フーリエ変換を施せば、図4のパワースペク
トルに示す様に、第1のパターンAの周期成分と、第2
のパターンBの周期成分と、第3のパターンRと第1の
パターンAと第2のパターンBの1組(1ブロック)と
した周期成分(基準信号の3倍の周期となる)と、基準
信号(パターンの等間隔ピッチ(p)に対応するもの)
の周期成分とが得られる。そしてスペクトル群で最も周
期の小さいものは、基準信号(パターンの等間隔ピッチ
(p)に対応するもの)であり、この等間隔ピッチは既
知であるからレンズの結像公式により、電子レベル1と
電子レベル用標尺2との距離を演算することができる。
読み取り、フーリエ変換を施せば、図4のパワースペク
トルに示す様に、第1のパターンAの周期成分と、第2
のパターンBの周期成分と、第3のパターンRと第1の
パターンAと第2のパターンBの1組(1ブロック)と
した周期成分(基準信号の3倍の周期となる)と、基準
信号(パターンの等間隔ピッチ(p)に対応するもの)
の周期成分とが得られる。そしてスペクトル群で最も周
期の小さいものは、基準信号(パターンの等間隔ピッチ
(p)に対応するもの)であり、この等間隔ピッチは既
知であるからレンズの結像公式により、電子レベル1と
電子レベル用標尺2との距離を演算することができる。
【0017】次に水準高の測定原理を、まず遠距離測定
の場合を説明する。
の場合を説明する。
【0018】電子レベル1で読み取られた電子レベル用
標尺2の像を、リニアセンサで電気信号に変換し、この
信号をフーリエ変換すれば、等間隔ピッチpに相当する
信号を得ることができる。ここで、高速フーリエ変換で
求められた位相をθとし、水平位置に相当するリニアセ
ンサのアドレス位置(第mビット目)の位相をθmとす
れば、
標尺2の像を、リニアセンサで電気信号に変換し、この
信号をフーリエ変換すれば、等間隔ピッチpに相当する
信号を得ることができる。ここで、高速フーリエ変換で
求められた位相をθとし、水平位置に相当するリニアセ
ンサのアドレス位置(第mビット目)の位相をθmとす
れば、
【0019】 H1=(θm/360゜)*p ・・・・・第4式
【0020】となる。即ち、等間隔ピッチp内を精密に
水平位置H1を測定することができる(精測定)。
水平位置H1を測定することができる(精測定)。
【0021】また水平位置を求めるためには、電子レベ
ル用標尺2に形成された等間隔ピッチpのパターン開始
位置からの概略位置を求める必要がある。そこでリニア
センサの出力信号を、基準信号(等間隔ピッチpに相当
する信号)の前後半ピッチ分で積分する。更にこの積分
値を3つ毎に間引けば(プロダクト検波)、第1のパタ
ーンAに相当する信号1と、第2のパターンBに相当す
る信号2と、第3のパターンRに相当する信号3とが得
られる。しかしながら第3のパターンRは、幅が変調さ
れていない上、第1のパターンAと第2のパターンBの
最大変調幅が10mmに対して、第3のパターンRは8
mmしかないので、第3のパターンRに相当する信号3
は、積分値が略一定であり、信号1や信号2に比較して
約80%の値となる。
ル用標尺2に形成された等間隔ピッチpのパターン開始
位置からの概略位置を求める必要がある。そこでリニア
センサの出力信号を、基準信号(等間隔ピッチpに相当
する信号)の前後半ピッチ分で積分する。更にこの積分
値を3つ毎に間引けば(プロダクト検波)、第1のパタ
ーンAに相当する信号1と、第2のパターンBに相当す
る信号2と、第3のパターンRに相当する信号3とが得
られる。しかしながら第3のパターンRは、幅が変調さ
れていない上、第1のパターンAと第2のパターンBの
最大変調幅が10mmに対して、第3のパターンRは8
mmしかないので、第3のパターンRに相当する信号3
は、積分値が略一定であり、信号1や信号2に比較して
約80%の値となる。
【0022】そして、第3のパターンRと、第1のパタ
ーンAと、第2のパターンBとは、定められた順番に繰
り返して配置されているので、間引かれた信号が、第3
のパターンR、第1のパターンA、第2のパターンBの
何れであるか、決定することができる。そして、(A−
R)と(B−R)の水平位置における位相を求め、第3
式に代入すれば、電子レベル用標尺2の何れの位置の、
第1のパターンA、第2のパターンB、第3のパターン
Rの組合せであるか決定することができ、電子レベル用
標尺2における水平位置を求めることができる。(粗測
定)
ーンAと、第2のパターンBとは、定められた順番に繰
り返して配置されているので、間引かれた信号が、第3
のパターンR、第1のパターンA、第2のパターンBの
何れであるか、決定することができる。そして、(A−
R)と(B−R)の水平位置における位相を求め、第3
式に代入すれば、電子レベル用標尺2の何れの位置の、
第1のパターンA、第2のパターンB、第3のパターン
Rの組合せであるか決定することができ、電子レベル用
標尺2における水平位置を求めることができる。(粗測
定)
【0023】以上の様に水準高Hは、水平位置における
基準信号の位相を求め(精測定)、また、水平位置に相
当する基準信号が、電子レベル用標尺2のパターン開始
位置を基準に何れの位置にあるかを、第1のパターン
A、第2のパターンBの位相差より求め(粗測定)、こ
れら精測定H1と粗測定H2を桁合わせすることにより求
めることができる。
基準信号の位相を求め(精測定)、また、水平位置に相
当する基準信号が、電子レベル用標尺2のパターン開始
位置を基準に何れの位置にあるかを、第1のパターン
A、第2のパターンBの位相差より求め(粗測定)、こ
れら精測定H1と粗測定H2を桁合わせすることにより求
めることができる。
【0024】次に近距離測定の場合を説明する。
【0025】この場合にはリニアセンサの出力の立ち上
がり、立ち下がりエッジを求めるため出力信号を微分す
る。これらのエッジにより、黒部分のエッジ間の間隔を
求めることができる。更に、黒部分の中心に相当するビ
ットを求める。このビットの間隔が、第1のパターン
A、第2のパターンB、第3のパターンRの等間隔ピッ
チpである基準信号となる。
がり、立ち下がりエッジを求めるため出力信号を微分す
る。これらのエッジにより、黒部分のエッジ間の間隔を
求めることができる。更に、黒部分の中心に相当するビ
ットを求める。このビットの間隔が、第1のパターン
A、第2のパターンB、第3のパターンRの等間隔ピッ
チpである基準信号となる。
【0026】そして水平位置に相当するアドレス位置
(第mビット)の前後の基準信号の位置を求めると、基
準信号の幅は、電子レベル用標尺2上で10mmに相当
するため、前後の基準信号をそれぞれNf(第Nf ビッ
ト)、Nb(第Nbビット)とすれば、
(第mビット)の前後の基準信号の位置を求めると、基
準信号の幅は、電子レベル用標尺2上で10mmに相当
するため、前後の基準信号をそれぞれNf(第Nf ビッ
ト)、Nb(第Nbビット)とすれば、
【0027】 H1= ((m−Nf)/(Nb−Nf))*10 ・・・第5式
【0028】となる。(精測定)
【0029】また、基準信号のスタート位置をNe、最
終位置をNs とし、個数をnとすれば、各基準信号の間
隔の平均は、
終位置をNs とし、個数をnとすれば、各基準信号の間
隔の平均は、
【0030】k=(Ne−Ns)/n
【0031】となり、このkから、電子レベル1と電子
レベル用標尺2との概略距離を求めることができる。
レベル用標尺2との概略距離を求めることができる。
【0032】そして黒部分の幅を最初より3個毎に間引
き、一定幅である第3のパターンRを認識し、第3のパ
ターンR、第1のパターンA、第2のパターンBの順に
配置されていることから、第3のパターンR、第1のパ
ターンA、第2のパターンBの対応が決定される。
き、一定幅である第3のパターンRを認識し、第3のパ
ターンR、第1のパターンA、第2のパターンBの順に
配置されていることから、第3のパターンR、第1のパ
ターンA、第2のパターンBの対応が決定される。
【0033】更に水平位置に相当するリニアセンサ15
のアドレス位置(第mビット目)を含む基準信号が、第
3のパターンR、第1のパターンA、第2のパターンB
の何れに属するかを定めると共に、この何番目ブロック
に該当するかを決定する。即ち、R(n)、A(n)、
B(n)であれば、n番目のブロックということにな
る。
のアドレス位置(第mビット目)を含む基準信号が、第
3のパターンR、第1のパターンA、第2のパターンB
の何れに属するかを定めると共に、この何番目ブロック
に該当するかを決定する。即ち、R(n)、A(n)、
B(n)であれば、n番目のブロックということにな
る。
【0034】そして第1式のDAの値からnを求めるこ
とができる。そして2個のnから条件に合致したnaを
選択し、更に周期からnを求め、第2のパターンBの幅
DBを算出する。更に第2式に代入した後、DBを比較
し、一致した時のnが求めるブロック番号となる。この
ブロック番号から、概略水準高H2(粗測定)を、各パ
ターン毎に求めることができる。
とができる。そして2個のnから条件に合致したnaを
選択し、更に周期からnを求め、第2のパターンBの幅
DBを算出する。更に第2式に代入した後、DBを比較
し、一致した時のnが求めるブロック番号となる。この
ブロック番号から、概略水準高H2(粗測定)を、各パ
ターン毎に求めることができる。
【0035】従って、第3のパターンR、第1のパター
ンA、第2のパターンBに相当する信号の黒部分の幅よ
り基準信号を求め、水平位置に相当するアドレス位置の
基準信号を定めることにより精測定を行い、第1のパタ
ーンA、第2のパターンBに相当する信号の位相差によ
り粗測定を行い、これら精測定H1と粗測定H2を桁合わ
せすることにより、水準高を求めることができる。
ンA、第2のパターンBに相当する信号の黒部分の幅よ
り基準信号を求め、水平位置に相当するアドレス位置の
基準信号を定めることにより精測定を行い、第1のパタ
ーンA、第2のパターンBに相当する信号の位相差によ
り粗測定を行い、これら精測定H1と粗測定H2を桁合わ
せすることにより、水準高を求めることができる。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の電
子レベルは、高低差を自動的に求めることができるが、
標尺を正確に視準する必要があり、この作業は専ら使用
者が接眼部から目視により行うのが実状であった。これ
らの作業は、標尺を移動する度に行わなければならず、
極めて面倒であり測量作業能率が向上しないという問題
点があった。
子レベルは、高低差を自動的に求めることができるが、
標尺を正確に視準する必要があり、この作業は専ら使用
者が接眼部から目視により行うのが実状であった。これ
らの作業は、標尺を移動する度に行わなければならず、
極めて面倒であり測量作業能率が向上しないという問題
点があった。
【0037】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
案出されたもので、入射方向と反対方向に光を反射させ
るための反射部を備えた標尺を視準して、高低差及び該
標尺までの水平距離を自動的に求める電子レベルであっ
て、該標尺パターンの信号を形成するための光電変換器
を有する測定光学系を含む望遠鏡光学系と、外部に投光
するためのコリメート光学系を備えた発光手段と、この
発光部から投光された光の反射光を受光するための受光
手段と、前記電子レベルの回動軸を中心に水平方向に回
動させるための回動駆動手段と、前記受光手段の受光信
号に基づき、前記回動駆動手段を駆動制御すると共に、
前記光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及び
前記標尺までの水平距離を計測するための信号処理部と
から構成されている。
案出されたもので、入射方向と反対方向に光を反射させ
るための反射部を備えた標尺を視準して、高低差及び該
標尺までの水平距離を自動的に求める電子レベルであっ
て、該標尺パターンの信号を形成するための光電変換器
を有する測定光学系を含む望遠鏡光学系と、外部に投光
するためのコリメート光学系を備えた発光手段と、この
発光部から投光された光の反射光を受光するための受光
手段と、前記電子レベルの回動軸を中心に水平方向に回
動させるための回動駆動手段と、前記受光手段の受光信
号に基づき、前記回動駆動手段を駆動制御すると共に、
前記光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及び
前記標尺までの水平距離を計測するための信号処理部と
から構成されている。
【0038】更に本発明は光電変換器と受光手段とを、
同一の受光素子から構成することもできる。
同一の受光素子から構成することもできる。
【0039】また本発明は、測長方向に等ピッチで配列
されたパターンを有し、入射方向と反対方向に光を反射
させるための反射部を備えた標尺を視準して、高低差及
び該標尺までの水平距離を自動的に求める電子レベルで
あって、該標尺パターンの信号を形成するための光電変
換器を有する測定光学系とこの光電変換器上に該パター
ンを形成させるための合焦部とを含む望遠鏡光学系と、
前記光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及び
前記標尺までの水平距離を計測すると共に、前記光電変
換器の出力をフーリエ変換するための信号処理部と、こ
の信号処理部の出力レベルに基づき、前記合焦部の制御
を行うための合焦制御部とから構成されされている。
されたパターンを有し、入射方向と反対方向に光を反射
させるための反射部を備えた標尺を視準して、高低差及
び該標尺までの水平距離を自動的に求める電子レベルで
あって、該標尺パターンの信号を形成するための光電変
換器を有する測定光学系とこの光電変換器上に該パター
ンを形成させるための合焦部とを含む望遠鏡光学系と、
前記光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及び
前記標尺までの水平距離を計測すると共に、前記光電変
換器の出力をフーリエ変換するための信号処理部と、こ
の信号処理部の出力レベルに基づき、前記合焦部の制御
を行うための合焦制御部とから構成されされている。
【0040】そして本発明の標尺は、入射方向と反対方
向に光を反射させるための反射部を標尺の長手方向に形
成している。
向に光を反射させるための反射部を標尺の長手方向に形
成している。
【0041】更に本発明の電子レベル用標尺は、測長方
向に等ピッチで配列された電子的読取用パターンを有
し、入射方向と反対方向に光を反射させるための反射部
を備えることもできる。
向に等ピッチで配列された電子的読取用パターンを有
し、入射方向と反対方向に光を反射させるための反射部
を備えることもできる。
【0042】
【作用】以上の様に構成された本発明は、入射方向と反
対方向に光を反射させるための反射部を備えた標尺を視
準して、高低差及び該標尺までの水平距離を自動的に求
める電子レベルであり、望遠鏡光学系の光電変換器を有
する測定光学系と合焦部とが、パターンの像を形成する
様になっている。コリメート光学系を備えた発光手段
が、外部に投光し、受光手段が、発光部から投光された
光の反射光を受光し、回動駆動手段が、電子レベルの回
動軸を中心に水平方向に回動させる様になっている。そ
して信号処理部が、受光手段の受光信号に基づき、回動
駆動手段を駆動制御すると共に、光電変換器の出力信号
を演算処理して、高低差及び前記標尺までの水平距離を
計測する様になっている。
対方向に光を反射させるための反射部を備えた標尺を視
準して、高低差及び該標尺までの水平距離を自動的に求
める電子レベルであり、望遠鏡光学系の光電変換器を有
する測定光学系と合焦部とが、パターンの像を形成する
様になっている。コリメート光学系を備えた発光手段
が、外部に投光し、受光手段が、発光部から投光された
光の反射光を受光し、回動駆動手段が、電子レベルの回
動軸を中心に水平方向に回動させる様になっている。そ
して信号処理部が、受光手段の受光信号に基づき、回動
駆動手段を駆動制御すると共に、光電変換器の出力信号
を演算処理して、高低差及び前記標尺までの水平距離を
計測する様になっている。
【0043】更に本発明は光電変換器と受光手段とを、
同一の受光素子にすることもできる。
同一の受光素子にすることもできる。
【0044】また本発明は、合焦部が光電変換器上に該
パターンを形成し、信号処理部が、光電変換器の出力信
号を演算処理して、高低差及び標尺までの水平距離を計
測すると共に、光電変換器の出力をフーリエ変換を施
し、合焦制御部が、信号処理部の出力レベルに基づき、
合焦部の制御を行う様になっている。
パターンを形成し、信号処理部が、光電変換器の出力信
号を演算処理して、高低差及び標尺までの水平距離を計
測すると共に、光電変換器の出力をフーリエ変換を施
し、合焦制御部が、信号処理部の出力レベルに基づき、
合焦部の制御を行う様になっている。
【0045】そして本発明の標尺は、この標尺の長手方
向に形成された反射部が、入射方向と反対方向に光を反
射させる様になっている。
向に形成された反射部が、入射方向と反対方向に光を反
射させる様になっている。
【0046】更に本発明の電子レベル用標尺は、測長方
向に等ピッチで配列された電子的読取用パターンを有
し、反射部が、入射方向と反対方向に光を反射させる様
になっている。
向に等ピッチで配列された電子的読取用パターンを有
し、反射部が、入射方向と反対方向に光を反射させる様
になっている。
【0047】
【0048】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
【0049】図1〜図3に示す様に、本第1実施例の測
量装置は、電子レベル1と、電子レベル用標尺2とから
なっている。電子レベル1は、図3に示す様に整準装置
100上に載置されており、図1に示す様に、対物レン
ズ部11と、コンペンセータ12と、ビームスプリッタ
13と、接眼レンズ部14と、リニアセンサ15と、演
算処理手段16と、発光手段6000と、受光手段70
00と、回動駆動手段8000とから構成されている。
量装置は、電子レベル1と、電子レベル用標尺2とから
なっている。電子レベル1は、図3に示す様に整準装置
100上に載置されており、図1に示す様に、対物レン
ズ部11と、コンペンセータ12と、ビームスプリッタ
13と、接眼レンズ部14と、リニアセンサ15と、演
算処理手段16と、発光手段6000と、受光手段70
00と、回動駆動手段8000とから構成されている。
【0050】対物レンズ部11は、電子レベル用標尺2
の電子的読取用パターンの像を形成するためのものであ
る。本実施例の対物レンズ部11は、対物レンズとイン
ターナルレンズとから構成されており、合焦部に相当す
るインターナルレンズを移動させることにより、電子レ
ベル用標尺2のパターンの像に対するピント合わせを行
うことができる。コンペンセータ12は、電子レベル1
の光軸が多少傾いても、視準線を自動的に水平にするた
めの自動補償機構であり、水平光線を上下に変化させて
結像させるものである。ビームスプリッタ13は、光を
接眼レンズ部14方向と、リニアセンサ15方向に分割
させるためのものである。接眼レンズ部14は、測量者
が、電子レベル用標尺2を目視するためのものである。
なお対物レンズ部11と接眼レンズ部14とが、視準光
学系に該当し、対物レンズ部11とリニアセンサ15と
が測定光学系に該当する。
の電子的読取用パターンの像を形成するためのものであ
る。本実施例の対物レンズ部11は、対物レンズとイン
ターナルレンズとから構成されており、合焦部に相当す
るインターナルレンズを移動させることにより、電子レ
ベル用標尺2のパターンの像に対するピント合わせを行
うことができる。コンペンセータ12は、電子レベル1
の光軸が多少傾いても、視準線を自動的に水平にするた
めの自動補償機構であり、水平光線を上下に変化させて
結像させるものである。ビームスプリッタ13は、光を
接眼レンズ部14方向と、リニアセンサ15方向に分割
させるためのものである。接眼レンズ部14は、測量者
が、電子レベル用標尺2を目視するためのものである。
なお対物レンズ部11と接眼レンズ部14とが、視準光
学系に該当し、対物レンズ部11とリニアセンサ15と
が測定光学系に該当する。
【0051】リニアセンサ15は、対物レンズ部11に
よって形成された電子レベル用標尺2のパターン像を電
気信号に変換するためのものである。本実施例では、C
CDリニアセンサが使用されている。このリニアセンサ
15は、ホトダイオードを少なくとも1次元的に配置し
たリニアイメージセンサであれば、何れのセンサを採用
することができる。
よって形成された電子レベル用標尺2のパターン像を電
気信号に変換するためのものである。本実施例では、C
CDリニアセンサが使用されている。このリニアセンサ
15は、ホトダイオードを少なくとも1次元的に配置し
たリニアイメージセンサであれば、何れのセンサを採用
することができる。
【0052】演算処理手段16は信号処理部に該当する
もので、アンプ161と、サンプルホールド162と、
A/D変換器163と、RAM164と、クロックドラ
イバ165と、マイクロコンピュータ166とから構成
されている。この演算処理手段16には、表示器167
が接続されている。
もので、アンプ161と、サンプルホールド162と、
A/D変換器163と、RAM164と、クロックドラ
イバ165と、マイクロコンピュータ166とから構成
されている。この演算処理手段16には、表示器167
が接続されている。
【0053】発光手段6000は外部に光を射出するた
めのもので、発光ダイオードドライバー6100と、発
光ダイオード6200と、コリメート光学系6300と
からなっている。発光ダイオードドライバー6100
は、マイクロコンピュータ166の指令に基づき、発光
ダイオード6200を発光させるためのものである。
めのもので、発光ダイオードドライバー6100と、発
光ダイオード6200と、コリメート光学系6300と
からなっている。発光ダイオードドライバー6100
は、マイクロコンピュータ166の指令に基づき、発光
ダイオード6200を発光させるためのものである。
【0054】受光手段7000は、発光部6000から
投光された光の反射光を受光するためのもので、受光素
子7100と、アンプ7200と、コンパレータ730
0とから構成されている。受光素子7100は、発光部
6000から投光された光の反射光を受光して電気信号
に変換するためのものである。本実施例では電荷結合素
子(CCD)が採用されているが、光を電気信号に変換
することのできる光センサであれば何れのセンサーを採
用することができる。反射光はビームスプリッタ131
で、受光手段7000の光学系に分離される様に構成さ
れている。
投光された光の反射光を受光するためのもので、受光素
子7100と、アンプ7200と、コンパレータ730
0とから構成されている。受光素子7100は、発光部
6000から投光された光の反射光を受光して電気信号
に変換するためのものである。本実施例では電荷結合素
子(CCD)が採用されているが、光を電気信号に変換
することのできる光センサであれば何れのセンサーを採
用することができる。反射光はビームスプリッタ131
で、受光手段7000の光学系に分離される様に構成さ
れている。
【0055】アンプ7200は、受光素子7100の検
出信号を増幅するものであり、コンパレータ7300
は、受光素子7100の検出信号が一定以上となり、光
の入射が確認されるとマイクロコンピュータ166に制
御信号を出力するためのものである。
出信号を増幅するものであり、コンパレータ7300
は、受光素子7100の検出信号が一定以上となり、光
の入射が確認されるとマイクロコンピュータ166に制
御信号を出力するためのものである。
【0056】図1及び図3に示す様に回動駆動手段80
00は、電子レベル1の回動軸を中心に水平方向に回動
させるためのものである。回動駆動手段8000は、モ
ータドライバ8100と、第1のモータ8200とから
構成されている。モータドライバ8100は、マイクロ
コンピュータ166の指令に基づき、第1のモータ82
00を回動させるためのものである。第1のモータ82
00は、歯車減速機構8210等を介して、電子レベル
1の回動軸を中心に水平方向に回動させるためのもので
ある。
00は、電子レベル1の回動軸を中心に水平方向に回動
させるためのものである。回動駆動手段8000は、モ
ータドライバ8100と、第1のモータ8200とから
構成されている。モータドライバ8100は、マイクロ
コンピュータ166の指令に基づき、第1のモータ82
00を回動させるためのものである。第1のモータ82
00は、歯車減速機構8210等を介して、電子レベル
1の回動軸を中心に水平方向に回動させるためのもので
ある。
【0057】次に電子レベル用標尺2は、図2に示す様
に、第1のパターンAと第2のパターンBと第3のパタ
ーンRから構成される電子的読取用パターン21が等間
隔(p)で繰り返し配置されている。更に本実施例の電
子レベル用標尺2には、図6に示す様に、電子的読取用
パターン21の側部に反射部材23が形成されている
に、第1のパターンAと第2のパターンBと第3のパタ
ーンRから構成される電子的読取用パターン21が等間
隔(p)で繰り返し配置されている。更に本実施例の電
子レベル用標尺2には、図6に示す様に、電子的読取用
パターン21の側部に反射部材23が形成されている
【0058】この反射部材23は入射方向と反対方向に
光を反射させるための反射部に該当するもので、電子レ
ベル1の発光手段6000から射出された光を反射させ
ることができる。本実施例の反射部材23は、反射素材
が塗布されている反射テープから構成されている。
光を反射させるための反射部に該当するもので、電子レ
ベル1の発光手段6000から射出された光を反射させ
ることができる。本実施例の反射部材23は、反射素材
が塗布されている反射テープから構成されている。
【0059】ここで本実施例の電子レベル1に搭載され
た演算処理手段16を詳細に説明する。アンプ161
は、リニアセンサ15からの電気信号を増幅するもので
あり、サンプルホールド162は、増幅された電気信号
をクロックドライバ165からのタイミング信号でサン
プルホールドするものである。A/D変換器163は、
サンプルホールドされた電気信号をA/D変換するため
のものである。そしてRAM164は、A/D変換され
たデジタル信号を記憶するためのものである。またマイ
クロコンピュータ166は、各種演算処理を行うもので
ある。
た演算処理手段16を詳細に説明する。アンプ161
は、リニアセンサ15からの電気信号を増幅するもので
あり、サンプルホールド162は、増幅された電気信号
をクロックドライバ165からのタイミング信号でサン
プルホールドするものである。A/D変換器163は、
サンプルホールドされた電気信号をA/D変換するため
のものである。そしてRAM164は、A/D変換され
たデジタル信号を記憶するためのものである。またマイ
クロコンピュータ166は、各種演算処理を行うもので
ある。
【0060】そして、対物レンズ部11とコンペンセー
タ12とビームスプリッタ13と接眼レンズ部14と
は、望遠鏡光学系に該当するものであり、リニアセンサ
15は光電変換器に該当するものである。
タ12とビームスプリッタ13と接眼レンズ部14と
は、望遠鏡光学系に該当するものであり、リニアセンサ
15は光電変換器に該当するものである。
【0061】ここでマイクロコンピュータ166が果た
す機能を図5に基づいて説明すると、演算処理手段16
は、基準信号形成部1661と、パターン信号形成部1
662と、ブロック検出部1663と、算出部1664
と、回動駆動制御部1674とからなっている。基準信
号形成部1661は、リニアセンサ15から得られた電
気信号から、遠距離測定の場合には、高速フーリエ変換
により等間隔ピッチpに相当する基準信号を形成し、近
距離測定の場合には、リニアセンサ15の出力信号を微
分し、立ち上がり、立ち下がりエッジから基準信号を形
成する。
す機能を図5に基づいて説明すると、演算処理手段16
は、基準信号形成部1661と、パターン信号形成部1
662と、ブロック検出部1663と、算出部1664
と、回動駆動制御部1674とからなっている。基準信
号形成部1661は、リニアセンサ15から得られた電
気信号から、遠距離測定の場合には、高速フーリエ変換
により等間隔ピッチpに相当する基準信号を形成し、近
距離測定の場合には、リニアセンサ15の出力信号を微
分し、立ち上がり、立ち下がりエッジから基準信号を形
成する。
【0062】パターン信号形成部1662は、遠距離測
定の場合には、基準信号の前後半ピッチ分で積分し、こ
の積分値を3つ毎に間引く(プロダクト検波)ことによ
り、第1のパターン信号と第2のパターン信号を形成
し、近距離測定の場合には、間引き動作により、第1の
パターン信号と第2のパターン信号を形成する。
定の場合には、基準信号の前後半ピッチ分で積分し、こ
の積分値を3つ毎に間引く(プロダクト検波)ことによ
り、第1のパターン信号と第2のパターン信号を形成
し、近距離測定の場合には、間引き動作により、第1の
パターン信号と第2のパターン信号を形成する。
【0063】ブロック検出部1663は、近距離測定の
場合に、第1のパターンAの幅DA及び第2のパターン
Bの幅DBを比較することにより、水平位置に相当する
ブロックが何番目のブロックであるかを決定する。
場合に、第1のパターンAの幅DA及び第2のパターン
Bの幅DBを比較することにより、水平位置に相当する
ブロックが何番目のブロックであるかを決定する。
【0064】算出部1664は、遠距離測定の場合に
は、視準線付近の第1のパターン信号と第2のパターン
信号の位相から高低差を算出し、近距離測定の場合に
は、特定されたブロックに基づき高低差を算出する様に
なっている。
は、視準線付近の第1のパターン信号と第2のパターン
信号の位相から高低差を算出し、近距離測定の場合に
は、特定されたブロックに基づき高低差を算出する様に
なっている。
【0065】回動駆動制御部1674は、受光手段70
00の受光信号に基づき、回動駆動手段8000を駆動
制御して、電子レベル1を電子レベル用標尺2に向けて
位置決めすることができる。
00の受光信号に基づき、回動駆動手段8000を駆動
制御して、電子レベル1を電子レベル用標尺2に向けて
位置決めすることができる。
【0066】即ち、受光素子7100は電荷結合素子か
ら構成されているので、蓄積時間を一定にして回動駆動
手段8000が電子レベル1を回動させ、電子レベル1
の発光手段6000から射出された光が、電子レベル用
標尺2の反射部材23で反射されて受光手段7000に
入射すると、図7に示す様に、リニアセンサ15の出力
が増大する。従って受光素子7100の出力が増大した
位置で、回動駆動手段8000の駆動を停止させれば、
電子レベル1を電子レベル用標尺2に向けて位置決めす
ることができる。
ら構成されているので、蓄積時間を一定にして回動駆動
手段8000が電子レベル1を回動させ、電子レベル1
の発光手段6000から射出された光が、電子レベル用
標尺2の反射部材23で反射されて受光手段7000に
入射すると、図7に示す様に、リニアセンサ15の出力
が増大する。従って受光素子7100の出力が増大した
位置で、回動駆動手段8000の駆動を停止させれば、
電子レベル1を電子レベル用標尺2に向けて位置決めす
ることができる。
【0067】なお演算処理手段16は、距離測定部に該
当する機能をも果たしており、前述の方式により、電子
レベル1と電子レベル用標尺2との水平概略距離を計算
することができる。
当する機能をも果たしており、前述の方式により、電子
レベル1と電子レベル用標尺2との水平概略距離を計算
することができる。
【0068】そして表示器167は、算出部1664で
算出された高低差を表示するもので、液晶表示等の表示
手段を採用してもよく、更に、外部記憶手段等に出力さ
せる構成としてもよい。
算出された高低差を表示するもので、液晶表示等の表示
手段を採用してもよく、更に、外部記憶手段等に出力さ
せる構成としてもよい。
【0069】以上の様に構成された本実施例の作用を図
8に基づいて説明する。
8に基づいて説明する。
【0070】まずステップ1(以下、S1と略する。)
で、発光手段6000を駆動して発光ダイオード620
0から光を外部に射出する。次にS2では、回動駆動手
段8000を駆動して電子レベル1を回動させる。そし
てS3では、受光素子7100の出力の増大を検出する
ことにより、電子レベル用標尺2の反射部材23で反射
された反射光が、受光手段7000に入射したか否かを
判断する。S3で反射光の入射を確認した場合には、S
4に進み、回動駆動手段8000を駆動を停止させて電
子レベル1を固定する。なおS3で反射光の入射を確認
できない場合には、反射光の入射があるまで、回動駆動
手段8000を駆動して電子レベル1を回動させる。
で、発光手段6000を駆動して発光ダイオード620
0から光を外部に射出する。次にS2では、回動駆動手
段8000を駆動して電子レベル1を回動させる。そし
てS3では、受光素子7100の出力の増大を検出する
ことにより、電子レベル用標尺2の反射部材23で反射
された反射光が、受光手段7000に入射したか否かを
判断する。S3で反射光の入射を確認した場合には、S
4に進み、回動駆動手段8000を駆動を停止させて電
子レベル1を固定する。なおS3で反射光の入射を確認
できない場合には、反射光の入射があるまで、回動駆動
手段8000を駆動して電子レベル1を回動させる。
【0071】そしてS5では作業者が手動により、電子
レベル用標尺2の電子的読取用パターン21にピントが
合う様に、対物レンズ部11の合焦作業を行う。合焦作
業が終了したらS6に進み、リニアセンサ15から光電
変換された信号を演算処理手段16に取り込む。更にS
7では、演算処理手段16の算出部1664を駆動し
て、高低差、水平距離等の演算を行い、S8で、表示器
167に算出部1664で算出された高低差、水平距離
等の演算結果を表示する様になっている。
レベル用標尺2の電子的読取用パターン21にピントが
合う様に、対物レンズ部11の合焦作業を行う。合焦作
業が終了したらS6に進み、リニアセンサ15から光電
変換された信号を演算処理手段16に取り込む。更にS
7では、演算処理手段16の算出部1664を駆動し
て、高低差、水平距離等の演算を行い、S8で、表示器
167に算出部1664で算出された高低差、水平距離
等の演算結果を表示する様になっている。
【0072】次に、本実施例の第1変形例を図9に基づ
いて説明する。上述の実施例では、受光手段7000が
独立して存在していたが、本第1変形例は、リニアセン
サ15を受光手段7000と共用させたものである。
いて説明する。上述の実施例では、受光手段7000が
独立して存在していたが、本第1変形例は、リニアセン
サ15を受光手段7000と共用させたものである。
【0073】即ち、電子レベル用標尺2の反射部材23
で反射された反射光は、ビームスプリッタ131で分離
され、ビームスプリッタ130を通過してリニアセンサ
15に入射する様になっている。
で反射された反射光は、ビームスプリッタ131で分離
され、ビームスプリッタ130を通過してリニアセンサ
15に入射する様になっている。
【0074】以上の様に構成された第1変形例は、部品
点数が減少してコストダウンを図ることができるという
効果がある。なおその他の構成は、上述の実施例と同様
であるから説明を省略する。
点数が減少してコストダウンを図ることができるという
効果がある。なおその他の構成は、上述の実施例と同様
であるから説明を省略する。
【0075】次に自動合焦機能を備えた第2実施例を図
10に基づいて説明する。本第2実施例は、対物レンズ
部11と、コンペンセータ12と、ビームスプリッタ1
3と、接眼レンズ部14と、リニアセンサ15と、演算
処理手段16と、合焦駆動部17と、発光手段6000
と、受光手段7000と、回動駆動手段8000とから
構成されている。
10に基づいて説明する。本第2実施例は、対物レンズ
部11と、コンペンセータ12と、ビームスプリッタ1
3と、接眼レンズ部14と、リニアセンサ15と、演算
処理手段16と、合焦駆動部17と、発光手段6000
と、受光手段7000と、回動駆動手段8000とから
構成されている。
【0076】本第2実施例の対物レンズ部11は、対物
レンズ111とインターナルレンズ112とから構成さ
れており、インターナルレンズ112を移動させること
により、電子レベル用標尺2のパターンの像に対するピ
ント合わせを行うことができる。従ってインターナルレ
ンズ112と合焦駆動部17とが、合焦部に該当するた
めのものである
レンズ111とインターナルレンズ112とから構成さ
れており、インターナルレンズ112を移動させること
により、電子レベル用標尺2のパターンの像に対するピ
ント合わせを行うことができる。従ってインターナルレ
ンズ112と合焦駆動部17とが、合焦部に該当するた
めのものである
【0077】またマイクロコンピュータ166が果たす
機能を図11に基づいて説明すると、演算処理手段16
は、基準信号形成部1661と、パターン信号形成部1
662と、ブロック検出部1663と、算出部1664
と、合焦制御部1665と、パターン認識部1666
と、回動駆動制御部1674とから構成されている。
機能を図11に基づいて説明すると、演算処理手段16
は、基準信号形成部1661と、パターン信号形成部1
662と、ブロック検出部1663と、算出部1664
と、合焦制御部1665と、パターン認識部1666
と、回動駆動制御部1674とから構成されている。
【0078】合焦制御部1665は、リニアセンサ15
から得られた電気信号に対してフーリエ変換を施し、こ
のフーリエ変換出力レベルが最大となる様に、合焦駆動
部17を制御するためのものである。なおフーリエ変換
は、基準信号形成部1661の高速フーリエ変換を利用
することができる。即ち演算処理手段16は、信号処理
部の機能をも有している。
から得られた電気信号に対してフーリエ変換を施し、こ
のフーリエ変換出力レベルが最大となる様に、合焦駆動
部17を制御するためのものである。なおフーリエ変換
は、基準信号形成部1661の高速フーリエ変換を利用
することができる。即ち演算処理手段16は、信号処理
部の機能をも有している。
【0079】更にパターン認識部1666は、電子レベ
ル用標尺2のパターン像によるパワースペクトルのパタ
ーンを検索するために、パターンマッチングを行うため
のものである。
ル用標尺2のパターン像によるパワースペクトルのパタ
ーンを検索するために、パターンマッチングを行うため
のものである。
【0080】合焦駆動部17は、インターナルレンズ1
12を移動させるためのものであり、ドライバ171と
第2のモータ172とからなり、図3に示す様に第2の
モータ172の回動軸に形成された歯車装置173によ
り、インターナルレンズ112を前後に移動させること
ができる。なお第2のモータ172の回動軸には、手動
でピント合わせ可能とする様に、摘み部174が形成さ
れている。
12を移動させるためのものであり、ドライバ171と
第2のモータ172とからなり、図3に示す様に第2の
モータ172の回動軸に形成された歯車装置173によ
り、インターナルレンズ112を前後に移動させること
ができる。なお第2のモータ172の回動軸には、手動
でピント合わせ可能とする様に、摘み部174が形成さ
れている。
【0081】合焦駆動部17は、演算処理手段16の合
焦制御部1665の演算結果に基づき、インターナルレ
ンズ112を所定量移動させるためのものである。この
本実施例の合焦駆動部17は歯車装置173が採用され
ているが、超音波モータ等を採用することもでき、イン
ターナルレンズ112を往復移動させることができるも
のであれば、何れの駆動手段を採用することができる。
焦制御部1665の演算結果に基づき、インターナルレ
ンズ112を所定量移動させるためのものである。この
本実施例の合焦駆動部17は歯車装置173が採用され
ているが、超音波モータ等を採用することもでき、イン
ターナルレンズ112を往復移動させることができるも
のであれば、何れの駆動手段を採用することができる。
【0082】ここで合焦制御部1665の合焦制御原理
を説明する。電子レベル用標尺2は等間隔ピッチpで配
列されており、更に、個々の線幅が変調されている。こ
のパターンをリニアセンサ15等の1次元センサで読み
取り、この出力信号をフーリエ変換すれば、図4に示す
様なパワースペクトルを得ることができる。
を説明する。電子レベル用標尺2は等間隔ピッチpで配
列されており、更に、個々の線幅が変調されている。こ
のパターンをリニアセンサ15等の1次元センサで読み
取り、この出力信号をフーリエ変換すれば、図4に示す
様なパワースペクトルを得ることができる。
【0083】横軸をサイクルとすれば、
【0084】nh/(p/d*f) cyc
le/nビット
le/nビット
【0085】にピークが現れる。
【0086】ここで、pは電子レベル用標尺2のパター
ンの間隔であり、dは電子レベル用標尺2と電子レベル
1との距離、fは電子レベル1の光学系の焦点距離、n
はフーリエ変換を行う1次元センサビット数であり、h
は1次元センサビット間隔である。
ンの間隔であり、dは電子レベル用標尺2と電子レベル
1との距離、fは電子レベル1の光学系の焦点距離、n
はフーリエ変換を行う1次元センサビット数であり、h
は1次元センサビット間隔である。
【0087】そしてピークレベルは、合焦の位置がずれ
るに従って低下する。従って、ピークレベルを監視しな
がら合焦動作を実行し、ピークレベル点を検出すること
により、合焦制御を行うことができる。
るに従って低下する。従って、ピークレベルを監視しな
がら合焦動作を実行し、ピークレベル点を検出すること
により、合焦制御を行うことができる。
【0088】以上の様に構成された本第2実施例の作用
を図12に基づいて説明する。
を図12に基づいて説明する。
【0089】まずステップ1(以下、S1と略する。)
で、発光手段6000を駆動して発光ダイオード620
0から光を外部に射出する。次にS2では、回動駆動手
段8000を駆動して電子レベル1を回動させる。そし
てS3では、受光素子7100の出力の増大を検出する
ことにより、電子レベル用標尺2の反射部材23で反射
された反射光が、受光手段7000に入射したか否かを
判断する。S3で反射光の入射を確認した場合には、S
4に進み、回動駆動手段8000を駆動を停止させて電
子レベル1を固定し、発光手段6000の駆動を停止さ
せて発光ダイオード6200を消灯させる。なおS3で
反射光の入射を確認できない場合には、反射光の入射が
あるまで、回動駆動手段8000を駆動して電子レベル
1を回動させる。
で、発光手段6000を駆動して発光ダイオード620
0から光を外部に射出する。次にS2では、回動駆動手
段8000を駆動して電子レベル1を回動させる。そし
てS3では、受光素子7100の出力の増大を検出する
ことにより、電子レベル用標尺2の反射部材23で反射
された反射光が、受光手段7000に入射したか否かを
判断する。S3で反射光の入射を確認した場合には、S
4に進み、回動駆動手段8000を駆動を停止させて電
子レベル1を固定し、発光手段6000の駆動を停止さ
せて発光ダイオード6200を消灯させる。なおS3で
反射光の入射を確認できない場合には、反射光の入射が
あるまで、回動駆動手段8000を駆動して電子レベル
1を回動させる。
【0090】次にS5では、演算処理手段16の合焦制
御部1665が、合焦駆動部17を駆動させてインター
ナルレンズ112を無限大より近方に向かって定速移動
させる。そしてS6に進んで、リニアセンサ15よりデ
ータを取り込む様になっている。次にS7では演算処理
手段16がフーリエ変換を行い、S8では前回のデータ
と比較する。そしてS9では、フーリエ変換の変換出力
レベルがピークを越えたか判断する。即ち、フーリエ変
換の変換出力レベルが最大値を越えたか否か判断するも
のである。S9で、フーリエ変換の変換出力レベルが最
大値を越えたと判断した場合には、S10に進んで、合
焦制御部1665が合焦駆動部17を制御してインター
ナルレンズ112を停止させる。なおS9で、フーリエ
変換の変換出力レベルが最大値を越えないと判断した場
合には、S6に戻る様になっている。
御部1665が、合焦駆動部17を駆動させてインター
ナルレンズ112を無限大より近方に向かって定速移動
させる。そしてS6に進んで、リニアセンサ15よりデ
ータを取り込む様になっている。次にS7では演算処理
手段16がフーリエ変換を行い、S8では前回のデータ
と比較する。そしてS9では、フーリエ変換の変換出力
レベルがピークを越えたか判断する。即ち、フーリエ変
換の変換出力レベルが最大値を越えたか否か判断するも
のである。S9で、フーリエ変換の変換出力レベルが最
大値を越えたと判断した場合には、S10に進んで、合
焦制御部1665が合焦駆動部17を制御してインター
ナルレンズ112を停止させる。なおS9で、フーリエ
変換の変換出力レベルが最大値を越えないと判断した場
合には、S6に戻る様になっている。
【0091】更にS10でインターナルレンズ112を
停止させた後、S11に進み、合焦制御部1665が、
合焦駆動部17を駆動させてインターナルレンズ112
を近方から無限大に向かって、前回の位置から更に低い
速度で定速移動させる。次にS12ではリニアセンサ1
5よりデータを取り込み、S13では演算処理手段16
がフーリエ変換を行う。そしてS14では、前回のデー
タと比較し、フーリエ変換の変換出力レベルがピークを
越えたか判断する。S14でフーリエ変換の変換出力レ
ベルが最大値を越えたと判断した場合には、合焦したこ
ととなり、S15に進んで合焦制御部1665が、合焦
駆動部17を制御してインターナルレンズ112を停止
させる。S14でフーリエ変換の変換出力レベルがピー
クを越えないと判断した場合には、S12に戻り合焦制
御を継続する様になっている。
停止させた後、S11に進み、合焦制御部1665が、
合焦駆動部17を駆動させてインターナルレンズ112
を近方から無限大に向かって、前回の位置から更に低い
速度で定速移動させる。次にS12ではリニアセンサ1
5よりデータを取り込み、S13では演算処理手段16
がフーリエ変換を行う。そしてS14では、前回のデー
タと比較し、フーリエ変換の変換出力レベルがピークを
越えたか判断する。S14でフーリエ変換の変換出力レ
ベルが最大値を越えたと判断した場合には、合焦したこ
ととなり、S15に進んで合焦制御部1665が、合焦
駆動部17を制御してインターナルレンズ112を停止
させる。S14でフーリエ変換の変換出力レベルがピー
クを越えないと判断した場合には、S12に戻り合焦制
御を継続する様になっている。
【0092】そしてインターナルレンズ112を停止さ
せた後、S16に進み、演算処理手段16の算出部16
64を駆動して、高低差、水平距離等の演算を行い、S
17で、表示器167に算出部1664で算出された高
低差、水平距離等の演算結果を表示する様になってい
る。
せた後、S16に進み、演算処理手段16の算出部16
64を駆動して、高低差、水平距離等の演算を行い、S
17で、表示器167に算出部1664で算出された高
低差、水平距離等の演算結果を表示する様になってい
る。
【0093】以上の様に本第2実施例は、フーリエ変換
の変換出力レベルの最大値を検索することにより、合焦
制御を行うことができる。
の変換出力レベルの最大値を検索することにより、合焦
制御を行うことができる。
【0094】以上の様に構成された第2実施例は、合焦
制御を除き、第1実施例と同様であるから、説明を省略
する。
制御を除き、第1実施例と同様であるから、説明を省略
する。
【0095】
【効果】以上の様に構成された本発明は、標尺パターン
の信号を形成するための光電変換器を有する測定光学系
を含む望遠鏡光学系と、外部に投光するためのコリメー
ト光学系を備えた発光手段と、この発光部から投光され
た光の反射光を受光するための受光手段と、前記電子レ
ベルの回動軸を中心に水平方向に回動させるための回動
駆動手段と、前記受光手段の受光信号に基づき、前記回
動駆動手段を駆動制御すると共に、前記光電変換器の出
力信号を演算処理して、高低差及び前記標尺までの水平
距離を計測するための信号処理部とから構成されている
ので、電子レベルが自動的に標尺と対向する様に位置決
めすることができ、標尺を移動しても直に視準可能とな
るので、測量作業能率が向上するという卓越した効果が
ある。
の信号を形成するための光電変換器を有する測定光学系
を含む望遠鏡光学系と、外部に投光するためのコリメー
ト光学系を備えた発光手段と、この発光部から投光され
た光の反射光を受光するための受光手段と、前記電子レ
ベルの回動軸を中心に水平方向に回動させるための回動
駆動手段と、前記受光手段の受光信号に基づき、前記回
動駆動手段を駆動制御すると共に、前記光電変換器の出
力信号を演算処理して、高低差及び前記標尺までの水平
距離を計測するための信号処理部とから構成されている
ので、電子レベルが自動的に標尺と対向する様に位置決
めすることができ、標尺を移動しても直に視準可能とな
るので、測量作業能率が向上するという卓越した効果が
ある。
【0096】更に本発明は、この光電変換器上に該パタ
ーンを形成させるための合焦部と、前記光電変換器の出
力信号を演算処理して、高低差及び前記標尺までの水平
距離を計測すると共に、前記光電変換器の出力をフーリ
エ変換するための信号処理部と、この信号処理部の出力
レベルに基づき、前記合焦部の制御を行うための合焦制
御部とから構成されているので、自動的に合焦を行うこ
とができ、スピーディに測量作業を行うことができると
いう卓越した効果がある。そして新規な合焦ユニットを
必要とせず、合焦部に合焦駆動部を追加するのみで自動
合焦制御を行うことができ、構成が簡潔となってコスト
安となるという卓越した効果がある。
ーンを形成させるための合焦部と、前記光電変換器の出
力信号を演算処理して、高低差及び前記標尺までの水平
距離を計測すると共に、前記光電変換器の出力をフーリ
エ変換するための信号処理部と、この信号処理部の出力
レベルに基づき、前記合焦部の制御を行うための合焦制
御部とから構成されているので、自動的に合焦を行うこ
とができ、スピーディに測量作業を行うことができると
いう卓越した効果がある。そして新規な合焦ユニットを
必要とせず、合焦部に合焦駆動部を追加するのみで自動
合焦制御を行うことができ、構成が簡潔となってコスト
安となるという卓越した効果がある。
【0097】
【図1】本発明の実施例の電子レベル1の構成を示す図
である。
である。
【図2】本実施例の電子レベル用標尺2を説明する図で
ある。
ある。
【図3】本実施例の電子レベル1の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図4】出力信号のパワースペクトラムを示す図であ
る。
る。
【図5】本実施例の演算処理手段16の構成を示す図で
ある。
ある。
【図6】本実施例の電子レベル用標尺2を説明する図で
ある。
ある。
【図7】受光手段7000の出力信号を説明する図であ
る。
る。
【図8】本実施例の作用を説明する図である。
【図9】本実施例の変形例を説明する図である。
【図10】本発明の第2実施例の構成を説明する図であ
る。
る。
【図11】第2実施例の演算処理手段16の構成を示す
図である。
図である。
【図12】第2実施例の作用を説明する図である。
1 電子レベル 11 対物レンズ部 12 コンペンセータ 13 ビームスプリッタ 14 接眼レンズ部 15 リニアセンサ 16 演算処理手段 17 合焦駆動部 1661 基準信号形成部 1662 パターン信号形成部 1663 ブロック検出部 1664 算出部 1665 合焦制御部 1666 パターン認識部 1674 回動駆動制御部 2 電子レベル用標尺 21 電子的読取用パターン 23 反射部材 6000 発光手段 7000 受光手段 8000 回動駆動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大友 文夫 東京都板橋区蓮沼町75番1号 株式会社ト プコン内
Claims (5)
- 【請求項1】入射方向と反対方向に光を反射させるため
の反射部を備えた標尺を視準して、高低差及び該標尺ま
での水平距離を自動的に求める電子レベルであって、該
標尺パターンの信号を形成するための光電変換器を有す
る測定光学系を含む望遠鏡光学系と、外部に投光するた
めのコリメート光学系を備えた発光手段と、この発光部
から投光された光の反射光を受光するための受光手段
と、前記電子レベルの回動軸を中心に水平方向に回動さ
せるための回動駆動手段と、前記受光手段の受光信号に
基づき、前記回動駆動手段を駆動制御すると共に、前記
光電変換器の出力信号を演算処理して、高低差及び前記
標尺までの水平距離を計測するための信号処理部とから
構成されていることを特徴とする標尺検出機能付き電子
レベル。 - 【請求項2】光電変換器と受光手段とが、同一の受光素
子から構成されている請求項1記載の電子レベル。 - 【請求項3】測長方向に等ピッチで配列されたパターン
を有し、入射方向と反対方向に光を反射させるための反
射部を備えた標尺を視準して、高低差及び該標尺までの
水平距離を自動的に求める電子レベルであって、該標尺
パターンの信号を形成するための光電変換器を有する測
定光学系とこの光電変換器上に該パターンを形成させる
ための合焦部とを含む望遠鏡光学系と、前記光電変換器
の出力信号を演算処理して、高低差及び前記標尺までの
水平距離を計測すると共に、前記光電変換器の出力をフ
ーリエ変換するための信号処理部と、この信号処理部の
出力レベルに基づき、前記合焦部の制御を行うための合
焦制御部とから構成されされていることを特徴とする標
尺検出機能付き電子レベル。 - 【請求項4】入射方向と反対方向に光を反射させるため
の反射部を標尺の長手方向に形成したことを特徴とする
標尺。 - 【請求項5】測長方向に等ピッチで配列された電子的読
取用パターンを有し、入射方向と反対方向に光を反射さ
せるための反射部を備えた電子レベル用標尺。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05134293A JP3407143B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 標尺検出機能付き電子レベル及び標尺 |
US08/197,074 US5537200A (en) | 1993-02-16 | 1994-02-16 | Electronic leveling apparatus having a leveling staff detection function, and leveling staff used with the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05134293A JP3407143B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 標尺検出機能付き電子レベル及び標尺 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06241791A true JPH06241791A (ja) | 1994-09-02 |
JP3407143B2 JP3407143B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=12884262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05134293A Expired - Fee Related JP3407143B2 (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 標尺検出機能付き電子レベル及び標尺 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5537200A (ja) |
JP (1) | JP3407143B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013221831A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Topcon Corp | 電子レベル |
US8881413B2 (en) | 2011-07-04 | 2014-11-11 | Kabushiki Kaisha Topcon | Staff for electronic level |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3460074B2 (ja) * | 1995-11-24 | 2003-10-27 | 株式会社トプコン | 電子レベルの水平位誤差補正機構 |
JP3670075B2 (ja) * | 1996-03-06 | 2005-07-13 | 株式会社トプコン | 適正高さ表示装置 |
JP3683350B2 (ja) * | 1996-07-24 | 2005-08-17 | 株式会社ソキア | 電子レベル用標尺及び電子レベル |
JP3796535B2 (ja) * | 1997-10-21 | 2006-07-12 | 株式会社ソキア | 電子レベル |
US6473714B1 (en) * | 1998-09-29 | 2002-10-29 | Kabushiki Kaisha Topcon | Inclination measuring apparatus |
JP2000266540A (ja) * | 1999-03-17 | 2000-09-29 | Topcon Corp | 電子レベル |
JP4465671B2 (ja) * | 1999-07-19 | 2010-05-19 | 株式会社トプコン | 電子式測量機 |
WO2008014813A1 (en) * | 2006-08-01 | 2008-02-07 | Trimble Jena Gmbh | Electronic leveling apparatus and method |
US7321215B1 (en) * | 2006-08-09 | 2008-01-22 | Powerchip Semiconductor Corp. | Wireless 3D auto-offset system for robot arms |
US8720074B2 (en) | 2011-12-06 | 2014-05-13 | Trimble Navigation Limited | Robotic leveling |
EP2741049A1 (de) | 2012-12-05 | 2014-06-11 | Leica Geosystems AG | Laserstrahlhorizontalitätstreue- Überprüfvorrichtung und ebensolches Verfahren |
US12061084B2 (en) * | 2018-11-23 | 2024-08-13 | Ozyegin Universitesi | Geodetic levelling staff and method of use thereof |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE787649A (fr) * | 1971-09-20 | 1973-02-19 | Blount & George Inc | Systeme de poursuite ou de depistage a l'aide d'un instrument d'optiqu |
US4029415A (en) * | 1975-02-03 | 1977-06-14 | Dakota Electron, Inc. | Laser land-surveying apparatus with digital display |
JPS57172210A (en) * | 1981-04-16 | 1982-10-23 | Tokyo Optical Co Ltd | Measuring machine |
DE3321990C2 (de) * | 1983-06-18 | 1986-12-18 | Nestle & Fischer, 7295 Dornstetten | Meßlatte für ein laseroptisches Nivelliersystem |
CH676043A5 (ja) * | 1983-12-30 | 1990-11-30 | Wild Leitz Ag |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP05134293A patent/JP3407143B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-02-16 US US08/197,074 patent/US5537200A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8881413B2 (en) | 2011-07-04 | 2014-11-11 | Kabushiki Kaisha Topcon | Staff for electronic level |
JP2013221831A (ja) * | 2012-04-16 | 2013-10-28 | Topcon Corp | 電子レベル |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3407143B2 (ja) | 2003-05-19 |
US5537200A (en) | 1996-07-16 |
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