JPH0624177U - バン型自動車用後方扉開度保持具 - Google Patents
バン型自動車用後方扉開度保持具Info
- Publication number
- JPH0624177U JPH0624177U JP5634492U JP5634492U JPH0624177U JP H0624177 U JPH0624177 U JP H0624177U JP 5634492 U JP5634492 U JP 5634492U JP 5634492 U JP5634492 U JP 5634492U JP H0624177 U JPH0624177 U JP H0624177U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- main body
- shaft
- rear door
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は貨物の積卸しをする場合、簡単な操
作で、後方扉がボデ−の側面に接して突出せず、しかも
確実に保持されるため、走行車や歩行者の邪魔になら
ず、安心して荷物の積卸しが出来る。又、本考案品を使
用しない時には、ボデ−の側面から殆ど突出しないと共
に車両が走行中でもガタを生じることがなくなり、且
つ、扉と金属製係止部材が走行中に当ることもないの
で、従来のような係止部材が扉に当って損傷させ腐食す
る心配もなく、しかも従来のような金属製係止部材の交
換作業が不要となる。 【構成】 長尺な押え板1と直角に固着した軸2と、該
軸2を弾性部材4で常時付勢して収納させた円筒状の保
持具本体3と、該保持具本体3を固定させる取付板8と
から少なくとも構成する。
作で、後方扉がボデ−の側面に接して突出せず、しかも
確実に保持されるため、走行車や歩行者の邪魔になら
ず、安心して荷物の積卸しが出来る。又、本考案品を使
用しない時には、ボデ−の側面から殆ど突出しないと共
に車両が走行中でもガタを生じることがなくなり、且
つ、扉と金属製係止部材が走行中に当ることもないの
で、従来のような係止部材が扉に当って損傷させ腐食す
る心配もなく、しかも従来のような金属製係止部材の交
換作業が不要となる。 【構成】 長尺な押え板1と直角に固着した軸2と、該
軸2を弾性部材4で常時付勢して収納させた円筒状の保
持具本体3と、該保持具本体3を固定させる取付板8と
から少なくとも構成する。
Description
【0001】
本考案は貨物の積卸しする際に後方扉が270度開かれて、側面に当るまで開 くことが出来るバン型自動車に於いて、前記後方扉が閉まらぬように保持するバ ン型自動車用後方扉開度保持具に関する。
【0002】
従来のバン型自動車用後方扉には90度用開度保持具と、270度用開度保持 具とが取付けられている。その構造としては、前記90度用開度保持具の場合、 扉側に取付ける略L形状の係止片と、開口部側に取付ける円筒状の係止部とから 成る。また前記270度用開度保持具の場合、扉側に取付ける2つの交叉する輪 と、該輪の先端に取付けた係止片と、ボデ−の側面に突設させた金属製係止部と から成る。
【0003】
しかしながら、前記270度用開度保持具を用いる場合、金属製係止部の突出 分と、係止片を取付けた2つの交叉する輪の長さ分の合計が、ボデ−の側面と扉 との隙間となり、該扉がその分だけボデ−の側面から突出する。このため、特に 路上に止めて荷物の積卸しをする際、他車の通行の邪魔になる恐れがあると共に 通行人の邪魔になる恐れもあり、非常に危険であった。
【0004】 更に前記扉側に取付けた係止片は、開度を保持しない走行時に、ブラブラさせ た状態で垂下しているため、車両の振動で扉と係止片がぶつかり合って前記扉の 表面を傷つけて外観が悪くなると共にその係止片のぶつかった扉の当り面から水 が侵入して扉の芯材を腐食させる恐れがあった。また前記係止片が密閉用パッキ ンに当って損傷する恐れもあった。しかも前記金属製係止部がボデ−の側面から 突出されているので、物にぶつかって変形や損傷する恐れがあり、この金属製係 止部の交換作業が非常に面倒であった。
【0005】 又、後方扉が3枚から成り、特に2枚の扉が道路側に開かれる場合(図4参照 )、前記2枚の扉が折曲されて遊びを生じるため、係止片を係止部に引掛ける作 業がなかなか思うように行えず面倒であると共に、前記係止部が扉で隠れて外か ら見えなくなるため、一旦扉の裏側を覗いて係止部の位置を確認した後、係止片 を引掛けなければならず面倒である等の問題点があった。
【0006】 本考案は簡単な操作で扉がボデ−の側面に接した状態で確実に開度を保持する と共に使用しない時にはボデ−の側面から突出しないバン型自動車用後方扉開度 保持具を提供するにある。
【0007】
上記問題点を解決するために本考案は成されたものであり、つまり長尺な押え 板と直角に固着した軸と、該軸を弾性部材で常時付勢して収納させた円筒状の保 持具本体と、該保持具本体を固定させる取付板とから少なくとも構成する。
【0008】
次に本考案の作用について説明する。予め取付板(8)に止ネジやボルト等を 用い、保持具本体(3)をボデ−の下方に固定させておく。尚、本考案品を取付 けると、前記保持具本体(3)が水平状態となる「図2(a)参照」。又、本考 案品の取付け箇所は、両側面に取付ける場合と、道路側だけ取付ける場合とがあ り、用途により決定する。先ず後方の扉(9)を270度開いてボデ−の側面と 当接させる。次に把手(7)を手に持って引張ることにより、押え板(1)はボ デ−の側面よりも外側に突出する「図2(b)参照」。その後、把手(7)が引 張られた状態のままで押え板(1)を上方に回転して始めの位置と直角、つまり 垂直状態にする。この時、押え板(1)は扉(9)との間に隙間が空いている「 図2(c)参照」。次に把手(7)が引張られている力を弱めると、前記押え板 (1)は弾性部材(4)によって引き戻され、扉(9)に当接する「図2(d) 参照」。その後、把手(7)から手を離すと、扉(9)は押え板(1)で押圧さ れた状態を保持し続けるため、前記扉(9)は270度開度した状態が保持され るのである。
【0009】 次に扉(9)を閉じる場合には、先ず把手(7)を手に持って引張ることによ り、押え板(1)は扉(9)との間に隙間が空く「図2(c)参照」。次に押え 板(1)を回転させて水平に倒し「図2(b)参照」、ボデ−の下方に当らぬよ うに把手(7)を引張る力が弛められることにより、前記押え板(1)は弾性部 材(4)によって自然に引き戻される。この時、押え板(1)は押えガイド(3 2)の折曲部の上に収まるように戻すことにより、押え板(1)は走行中でもガ タ付くこと無く保持され、且つ、前記押え板(1)はボデ−の側面から凹んだ状 態で収納されるのである「図2(a)参照」。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。(1)は一端側を略コの字状 に折曲させた押え板であり、(2)は押え板(1)と直角で且つ他端側に固着し た軸である。(3)はパイプ(31)と、該パイプ(31)の一端に固着した略 L字状の押えガイド(32)とから成る円筒状の保持具本体である。(4)は保 持具本体(3)の内部に装着させた弾性部材であり、該弾性部材(4)としては コイルスプリングを用いる。尚、前記弾性部材(4)は保持具本体(3)の内部 にセットされた際、軸(2)を常時引き戻す方向に弾性力が付勢されている。( 5)は平座金であり、(6)は軸(2)の先端と螺合するナットである。(7) は押え板(1)に固着させた把手であり、(8)は保持具本体(3)の外周と固 着させた取付板であり、該取付板(8)はボデ−の下方に取付けて固定される。
【0011】
本考案はこのように構成させたことにより、下記に記載する効果を有する。
【0012】 本考案は手で引張り出して回転させるだけの簡単な操作で良く、しかも確実 に開度を保持し続けることが出来るので、扉(9)がボデ−の側面に接し殆ど突 出しない状態となり、走行車や歩行者の邪魔にならず、安心して荷物の積卸しが 出来る。
【0013】 本考案品は使用しない時、ボデ−の側面から凹み、その側面から全く突出し ないので、従来の金属製係止部が物にぶつかって変形したり損傷したりすること がなく、従って前記金属製係止部の交換作業が不要となる。
【0014】 本考案品は押え板(1)が収納されている状態でも弾性部材(4)で常時付 勢されて引張られ、車両が走行中でもガタを生じることがなくなると共に前記扉 (9)と走行中に当ることがないるので、従来のような係止片が扉(9)に当っ て損傷させ前記扉(9)を腐食させる心配がなくなる。
【図1】本考案の実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の作用を示す説明図である。
【図3】本考案の使用状態を示す説明図である。
【図4】後扉が3枚である場合の従来の開度保持状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 押え板 2 軸 3 保持具本体 4 弾性部材 8 取付板 9 扉
Claims (1)
- 【請求項1】 扉(9)を押える押え板(1)と、該押
え板(1)と直角に固着した軸(2)と、該軸(2)を
弾性部材(4)で常時付勢して収納させた保持具本体
(3)と、該保持具本体(3)を固定させる取付板
(8)とから少なくとも構成したことを特徴とするバン
型自動車用後方扉開度保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5634492U JPH0624177U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | バン型自動車用後方扉開度保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5634492U JPH0624177U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | バン型自動車用後方扉開度保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0624177U true JPH0624177U (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=13024620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5634492U Pending JPH0624177U (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | バン型自動車用後方扉開度保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624177U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009235793A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shinmaywa Industries Ltd | ロック装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371417A (en) * | 1976-12-03 | 1978-06-24 | Caterpillar Tractor Co | Door supporting hinge device |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP5634492U patent/JPH0624177U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5371417A (en) * | 1976-12-03 | 1978-06-24 | Caterpillar Tractor Co | Door supporting hinge device |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009235793A (ja) * | 2008-03-27 | 2009-10-15 | Shinmaywa Industries Ltd | ロック装置 |
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