JPH06241617A - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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Publication number
JPH06241617A
JPH06241617A JP5045733A JP4573393A JPH06241617A JP H06241617 A JPH06241617 A JP H06241617A JP 5045733 A JP5045733 A JP 5045733A JP 4573393 A JP4573393 A JP 4573393A JP H06241617 A JPH06241617 A JP H06241617A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
inlet
outlet
fixed
outlet pipe
Prior art date
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Pending
Application number
JP5045733A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiko Nishishita
邦彦 西下
Takashi Kinugawa
貴志 衣川
Takashi Sugita
隆司 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Zexel Corp filed Critical Zexel Corp
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Priority to US08/174,806 priority patent/US5370176A/en
Priority to EP94303643A priority patent/EP0683369B1/en
Priority claimed from EP94303643A external-priority patent/EP0683369B1/en
Publication of JPH06241617A publication Critical patent/JPH06241617A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換器の縮みを許容でき、出入口パイプの
膨張弁への接続が容易にできるように図った熱交換器を
提供することを目的とする。 【構成】 熱交換器1のコアに一体に設けた冷媒の出入
口パイプ7,8に継手部(プレート型継手9)を介して
膨張弁を取付けて成る熱交換器であって、継手部(プレ
ート型継手9)に前記出入口パイプ7,8の一方を固定
すると共に、前記出入口パイプ7,8の他方を嵌挿固定
するための固定溝12を形成し、この固定溝12には前
記熱交換器の積層方向において前記他方の出入口パイプ
のスライドを許容するスライド通路部13が形成され、
該固定溝12に嵌挿された前記他方の出入口パイプ8を
前記固定溝12のスライド通路部13を加締めることに
よって前記継手部に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に車両用空調装置
に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の熱交換器においては、熱
交換器のコアを一体ろう付けで組み付けた後に、冷媒の
出入口パイプを溶接等によって接続し、この溶接された
出入口パイプに膨張弁を接続するようにしていた。
【0003】しかし、このように出入口パイプを溶接す
るタイプのものは、熱交換器の組付に余分な工数を必要
とする欠点がある。
【0004】そのため、従来の熱交換器において、予め
冷媒の出入口パイプを熱交換器のコアに一体に形成し、
これにブロック型の継手部を介して膨張弁を取り付ける
ようにしたものが公知である(例えば、実開昭64─2
8762号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように冷媒の出入口パイプをコアに一体成形す
るタイプのものは、熱交換器がろう付けの際に積層方向
内側に縮むから、その一対の出入口パイプの間隔が熱交
換器の縮み具合に応じて変化する。
【0006】そのため、例えば先行技術のように熱交換
器内部の冷媒通路のパス数が2パスのように少ないもの
は、2つの出入口パイプを熱交換器の中央近傍に設けれ
ばその両者の間隔の縮みを許容できるが、冷媒通路のパ
ス数を4パスや6パスのように多く設けるタイプのもの
は、出入口パイプが各々熱交換器の端部寄りに位置する
から、パイプの間隔はかなり広がり、その結果、パイプ
間の縮みが大きく、出入口パイプを膨張弁に接続するた
めの寸法出しが非常に困難であるという不具合があっ
た。
【0007】そこで、この発明は上記問題点に鑑み、熱
交換器の縮みを許容でき、出入口パイプの膨張弁への接
続が容易にできるように図った熱交換器を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る熱交換器は、熱交換器のコアに一体に
設けた冷媒の出入口パイプに継手部を介して膨張弁を取
付けて成る熱交換器であって、前記継手部をプレート状
に形成し、この継手部に前記出入口パイプの一方を固定
すると共に前記出入口パイプの他方を嵌挿固定するため
の固定溝を形成し、この固定溝には前記熱交換器の積層
方向において前記他方の出入口パイプのスライドを許容
するスライド通路部が形成され、該固定溝に嵌挿された
前記他方の出入口パイプが前記固定溝のスライド通路部
を加締めることにより前記継手部に固定されていること
にある。
【0009】
【作用】したがって、熱交換器が炉中でろう付けされる
際に、他方の出入口パイプは熱交換器の縮みに応じて継
手部の固定溝のスライド通路部をスライドし、ろう付け
後にパイプの位置決めがなされ、この状態で加締め固定
されることで両者の出入口パイプの間の間隔が定まる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
【0011】図1乃至図6において、熱交換器1は、下
方に一対のタンク2,3を有するチューブエレメント4
をコルゲート状のフィン5を介して複数段積層し、その
積層方向両端にエンドプレート6,6を配すると共に、
チューブエレメント4の積層方向途中に冷媒の出入口パ
イプ7,8を配設し、該出入口パイプ7,8の先端部に
プレート型継手9を固定して構成されている。そしてこ
のプレート型継手9には、膨張弁10が接続されるよう
になっている。
【0012】チューブエレメント4は、略矩形状のもの
で、2枚の成形プレート15,16を最中合わせにして
構成され、その一端側に一対のタンク2,3が形成され
ていると共に、このタンク2,3の一方から他方にかけ
て略U字状の冷媒通路17が形成されている。また、こ
のチューブエレメント4の他端側には、チューブエレメ
ント突当部18が曲折形成されている。
【0013】上記構成のチューブエレメント4は、一端
側で隣接するタンク2,3を当接すると共に、他端側で
隣接するチューブエレメント突当部18を当接させて複
数段積層され、その積層された各チューブエレメント4
の冷媒通路17に当接するようにチューブエレメント間
にフィン5を介挿し、さらに積層方向両端にエンドプレ
ート6,6を配して熱交換器のコアを形成する。
【0014】この熱交換器のコアにおいて当接されたタ
ンク2,3は、隣接する同士が図示しない開口を介して
連通し、前方略中央に設けた開口を形成しない盲タンク
19によって前方のタンクの連通部分を左右2つに区画
し、後方のタンクにおいては全てが隣会うタンク同士で
連数されており、全体として、冷媒を供給,移動、集合
排出する4つのタンク群20,21,22,23を構成
するようになっている。そして冷媒の供給,排出側とな
るタンク群20,23には、下記する冷媒の出入口パイ
プ7,8が一体に配設されるようになっている。
【0015】出入口パイプ7,8は、その一端側が各タ
ンク群20,23に介挿(タンク群20,23を構成す
るタンク2,3の当接途中に介挿)されていると共に、
他端側が下記するプレート型継手9に加締め固定される
ようになっている。ここで、一方の出入口パイプ7は、
プレート型継手9に直に臨むように上方に向けて曲折さ
れた略L字型となっているのに対し、他方の出入口パイ
プ8は、プレート型継手9に遠方から臨むようにチュー
ブエレメントの積層方向に沿って延び、その後上方に向
けて曲折されている。
【0016】なお、この出入口パイプ7,8の一端側
は、従来前方側のタンク群20,23を突き抜けて後方
側のタンク群21,22まで延設されていたが、この出
入口パイプ7,8を挟むタンク2,3と該出入口パイプ
7,8との間に空間が画成される結果、この空間部分に
おいて寒気に凍結破壊を起こすおそれがあるので、本願
のようにチューブエレメントと出入口パイプ7,8とが
別体のものにおいては、出入口パイプ7,8の接続は前
方側だけで行うのが望ましい。
【0017】プレート型継手9は、略矩形状の平板状に
形成され、その両端部に下記する固定溝11,12が形
成されている。
【0018】固定溝11,12は、冷媒の出入口パイプ
7,8の先端部を嵌挿して加締め固定するためのもの
で、このうち一方の略半円形状に形成された固定溝11
には、熱交換器をろう付けする前に予め一方の出入口パ
イプ7が嵌挿されて加締め固定されている。これに対
し、他方の略楕円形状に形成された固定溝12には、熱
交換器の収縮に伴う出入口パイプ8の横方向の移動(ス
ライド)を許容するために、該固定溝11の奥行きを深
くしてスライド通路部13を設け、このスライド通路部
13に他方の出入口パイプ8を遊嵌している。なお、こ
の出入口パイプ8は後述するように、熱交換器のろう付
け時にはプレート型継手9の固定溝12(スライド通路
部13)に遊嵌されているが、熱交換器のろう付け後に
は、加締め固定されるようになっている。
【0019】なお、出入口パイプ7,8の先端部には、
プレート型継手9への接続を確実に行うためのひも出し
14,14が膨出形成されている。
【0020】上記のように、コア部分に出入口パイプ
7,8を一体に設け、出入口パイプ7にプレート型継手
9を固定して組み付けられた熱交換器1は、治具で固定
され、高温の炉中で一体にろう付けされる(図1乃至図
3および図6参照)。
【0021】しかるに、熱交換器がろう付けされる過程
において、各チューブエレメント4にクラッドされたろ
う材は融けていくから、このろう材の溶融に伴って熱交
換器はチューブエレメントの積層方向内側に向けて縮ん
でいく。そして、熱交換器に一体に設けられた一方の出
入口パイプ8も、この縮みに応じてプレート型継手9の
固定溝12(スライド通路部13)内部奥側にスライド
して移動していき、熱交換器の収縮が終了した段階で出
入口パイプ8の位置が決定する。
【0022】その結果、熱交換器1が縮んでも、その縮
みに伴う出入口パイプ8の移動はプレート型継手9の固
定溝12(スライド通路部13)で吸収される。したが
って、熱交換器のろう付け後に出入口パイプ8を遊嵌す
る固定溝12の周縁を加締めることで該出入口パイプ8
を固定することができ、両出入口パイプ7,8間の間隔
を適切に設定することができる。これにより、適切な間
隔でプレート型継手9に固定された出入口パイプ7,8
への膨張弁10の取付けは、図4及び図5に示すよう
に、容易に行うことが可能となる。
【0023】なお、プレート型継手9には、2つのボル
ト挿通孔26,27が設けられており、該ボルト挿通孔
26,27にボルト28を挿通してプレート型継手9に
膨張弁10がボルト締めされるようになっている。
【0024】また、この実施例においては、プレート型
継手9に一対の固定溝11,12を形成し、一方の出入
口パイプ7においてもプレート型継手9を加締めること
で固定するようにしていたが、図7に示されるように、
一方の出入口パイプ7を嵌挿する孔40と他方の出入口
パイプ8を嵌挿する固定溝12とを有するプレート型継
手41を用い、一方の出入口パイプ7にあっては孔41
に挿入した後にひも出し14を形成することでプレート
型継手9に固定するようにしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
熱交換器のコアの収縮による出入口パイプの移動をプレ
ート状継手部の固定溝に設けたスライド通路で吸収する
ようにしたから、双方の出入口パイプの間隔を適切に設
定することができ、容易に膨張弁を取付けることができ
るという効果を奏するものである。また、プレート状の
継手部を用いているから、部品点数が少なく軽量である
と共に、出入口パイプを加締め固定するものであるか
ら、ろう付け部分が少なくなるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る熱交換器の正面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る熱交換器の側面図であ
る。
【図3】本発明の実施例に係る熱交換器の底面図であ
る。
【図4】本発明の実施例に係る熱交換器に膨張弁を接続
した正面図である。
【図5】本発明の実施例に係る熱交換器に膨張弁を接続
した側面図である。
【図6】本発明の実施例に係る熱交換器の要部拡大図で
ある。
【図7】本発明の熱交換器に係るプレート型継手の他の
例を示す図である。
【符号の説明】 1 熱交換器 7,8 出入口パイプ 9,41 プレート型継手 10 膨張弁 11,12 固定溝 13 スライド通路部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器のコアに一体に設けた冷媒の出
    入口パイプに継手部を介して膨張弁を取付けて成る熱交
    換器であって、 前記継手部をプレート状に形成し、この継手部に前記出
    入口パイプの一方を固定すると共に前記出入口パイプの
    他方を嵌挿固定するための固定溝を形成し、この固定溝
    には前記熱交換器の積層方向において前記他方の出入口
    パイプのスライドを許容するスライド通路部が形成さ
    れ、該固定溝に嵌挿された前記他方の出入口パイプが前
    記固定溝のスライド通路部を加締めることによって前記
    継手部に固定されていることを特徴とする熱交換器。
JP5045733A 1993-02-10 1993-02-10 熱交換器 Pending JPH06241617A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5045733A JPH06241617A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 熱交換器
US08/174,806 US5370176A (en) 1993-02-10 1993-12-29 Heat exchanger apparatus
EP94303643A EP0683369B1 (en) 1993-02-10 1994-05-20 Heat exchanger apparatus

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5045733A JPH06241617A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 熱交換器
EP94303643A EP0683369B1 (en) 1993-02-10 1994-05-20 Heat exchanger apparatus

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06241617A true JPH06241617A (ja) 1994-09-02

Family

ID=26137117

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5045733A Pending JPH06241617A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06241617A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001088445A1 (fr) * 2000-05-19 2001-11-22 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001088445A1 (fr) * 2000-05-19 2001-11-22 Zexel Valeo Climate Control Corporation Echangeur thermique

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