JPH06241613A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JPH06241613A JPH06241613A JP5045734A JP4573493A JPH06241613A JP H06241613 A JPH06241613 A JP H06241613A JP 5045734 A JP5045734 A JP 5045734A JP 4573493 A JP4573493 A JP 4573493A JP H06241613 A JPH06241613 A JP H06241613A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat exchanger
- inlet
- outlet
- outlet pipe
- pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱交換器の縮みを許容でき、出入口パイプの
膨張弁への接続が容易にできるように図った熱交換器を
提供することを目的とする。 【構成】 熱交換器1のコアに一体に設けた冷媒の出入
口パイプ7,8に継手部(ブロック型継手11)を介し
て膨張弁12を取付けて成る熱交換器であって、一方の
出入口パイプ8の先端に熱交換器の積層方向に該出入口
パイプ8のスライドを許容して嵌挿する補助パイプ部1
0を設け、該出入口パイプ8をこの補助パイプ部10を
介して前記継手部(ブロック型継手11)に固定する。
膨張弁への接続が容易にできるように図った熱交換器を
提供することを目的とする。 【構成】 熱交換器1のコアに一体に設けた冷媒の出入
口パイプ7,8に継手部(ブロック型継手11)を介し
て膨張弁12を取付けて成る熱交換器であって、一方の
出入口パイプ8の先端に熱交換器の積層方向に該出入口
パイプ8のスライドを許容して嵌挿する補助パイプ部1
0を設け、該出入口パイプ8をこの補助パイプ部10を
介して前記継手部(ブロック型継手11)に固定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主に車両用空調装置
に用いられる熱交換器に関する。
に用いられる熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にこの種の熱交換器においては、熱
交換器のコアを一体ろう付けで組み付けた後に、冷媒の
出入口パイプを溶接等によって接続し、この溶接された
出入口パイプに膨張弁を接続するようにしていた。
交換器のコアを一体ろう付けで組み付けた後に、冷媒の
出入口パイプを溶接等によって接続し、この溶接された
出入口パイプに膨張弁を接続するようにしていた。
【0003】しかし、このように出入口パイプを溶接す
るタイプのものは、熱交換器の組付に余分な工数を必要
とする欠点がある。
るタイプのものは、熱交換器の組付に余分な工数を必要
とする欠点がある。
【0004】そのため、従来の熱交換器において、予め
冷媒の出入口パイプを熱交換器のコアに一体に形成し、
これにブロック型の継手部を介して膨張弁を取り付ける
ようにしたものが公知である(例えば、実開昭64─2
8762号公報参照)。
冷媒の出入口パイプを熱交換器のコアに一体に形成し、
これにブロック型の継手部を介して膨張弁を取り付ける
ようにしたものが公知である(例えば、実開昭64─2
8762号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
行技術のように冷媒の出入口パイプをコアに一体成形す
るタイプのものは、熱交換器がろう付けの際に積層方向
内側に縮むから、その一対の出入口パイプの間の間隔が
熱交換器の縮み具合に応じて変化する。
行技術のように冷媒の出入口パイプをコアに一体成形す
るタイプのものは、熱交換器がろう付けの際に積層方向
内側に縮むから、その一対の出入口パイプの間の間隔が
熱交換器の縮み具合に応じて変化する。
【0006】そのため、例えば先行技術のように熱交換
器内部の冷媒通路のパス数が2パスのように少ないもの
は、出入口パイプを熱交換器の中央近接に設ければその
両者の間隔の縮みを許容できるが、冷媒通路のパス数を
4パスや6パスのように多く設けるタイプのものは、出
入口パイプが各々熱交換器の端部寄りに位置するから、
この両者のパイプの間隔はかなり広がり、その結果、パ
イプ間の縮みが大きくなり、出入口パイプを膨張弁に接
続するための寸法出しが非常に困難であるという不具合
があった。
器内部の冷媒通路のパス数が2パスのように少ないもの
は、出入口パイプを熱交換器の中央近接に設ければその
両者の間隔の縮みを許容できるが、冷媒通路のパス数を
4パスや6パスのように多く設けるタイプのものは、出
入口パイプが各々熱交換器の端部寄りに位置するから、
この両者のパイプの間隔はかなり広がり、その結果、パ
イプ間の縮みが大きくなり、出入口パイプを膨張弁に接
続するための寸法出しが非常に困難であるという不具合
があった。
【0007】そこで、この発明は上記問題点に鑑み、熱
交換器の縮みを許容でき、出入口パイプの膨張弁への接
続が容易にできるようにした熱交換器を提供することを
目的とする。
交換器の縮みを許容でき、出入口パイプの膨張弁への接
続が容易にできるようにした熱交換器を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明に係る熱交換器は、熱交換器のコアに一体
に設けた冷媒の出入口パイプに継手部を介して膨張弁を
取付けて成る熱交換器であって、前記出入口パイプの少
なくとも一方のパイプ先端に熱交換器の積層方向に該出
入口パイプのスライドを許容して挿嵌する補助パイプ部
を設け、該少なくとも一方の出入口パイプをこの補助パ
イプ部を介して前記継手部に固定するようにしたもので
ある。
に、この発明に係る熱交換器は、熱交換器のコアに一体
に設けた冷媒の出入口パイプに継手部を介して膨張弁を
取付けて成る熱交換器であって、前記出入口パイプの少
なくとも一方のパイプ先端に熱交換器の積層方向に該出
入口パイプのスライドを許容して挿嵌する補助パイプ部
を設け、該少なくとも一方の出入口パイプをこの補助パ
イプ部を介して前記継手部に固定するようにしたもので
ある。
【0009】
【作用】したがって、熱交換器が炉中でろう付けされる
際に、継手部に固定された補助パイプ部とそれが接続さ
れる冷媒の出入口パイプとの間が熱交換器の縮みに応じ
てスライドするので、両者の出入口パイプの間隔がろう
付けの際に縮小しても膨張弁を接続する継手部分の寸法
に影響を与えることがなく、そのため、上記課題を達成
することができるものである。
際に、継手部に固定された補助パイプ部とそれが接続さ
れる冷媒の出入口パイプとの間が熱交換器の縮みに応じ
てスライドするので、両者の出入口パイプの間隔がろう
付けの際に縮小しても膨張弁を接続する継手部分の寸法
に影響を与えることがなく、そのため、上記課題を達成
することができるものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面により説明す
る。
る。
【0011】図1乃至図6において、熱交換器1は、下
方に一対のタンク2,3を有するチューブエレメント4
をコルゲート状のフィン5を介して複数段積層し、その
積層方向両端にエンドプレート6,6を配すると共に、
チューブエレメント4の積層方向途中に冷媒の出入口パ
イプ7,8を配設し、該出入口パイプ7,8の先端部が
補助パイプ部9,10を有するブロック型継手11に固
定して構成されている。そしてこのブロック型継手11
には、補助パイプ部9,10を介して膨張弁12が接続
されるようになっている。
方に一対のタンク2,3を有するチューブエレメント4
をコルゲート状のフィン5を介して複数段積層し、その
積層方向両端にエンドプレート6,6を配すると共に、
チューブエレメント4の積層方向途中に冷媒の出入口パ
イプ7,8を配設し、該出入口パイプ7,8の先端部が
補助パイプ部9,10を有するブロック型継手11に固
定して構成されている。そしてこのブロック型継手11
には、補助パイプ部9,10を介して膨張弁12が接続
されるようになっている。
【0012】チューブエレメント4は、略矩形状のもの
で、2枚の成形プレート15,16を最中合わせにして
構成され、その一端側に一対のタンク2,3が形成され
ていると共に、このタンク2,3の一方から他方にかけ
て略U字状の冷媒通路17が形成されている。また、こ
のチューブエレメント4の他端側には、チューブエレメ
ント突当部18が曲折形成されている。
で、2枚の成形プレート15,16を最中合わせにして
構成され、その一端側に一対のタンク2,3が形成され
ていると共に、このタンク2,3の一方から他方にかけ
て略U字状の冷媒通路17が形成されている。また、こ
のチューブエレメント4の他端側には、チューブエレメ
ント突当部18が曲折形成されている。
【0013】上記構成のチューブエレメント4は、一端
側で隣接するタンク2,3を当接すると共に、他端側で
隣接するチューブエレメント突当部18を当接させて複
数段積層され、その積層された各チューブエレメント4
の冷媒通路17に当接するようチューブエレメント間に
フィン5が介挿され、さらに積層方向両端にエンドプレ
ート6,6を配して熱交換器のコアを形成している。
側で隣接するタンク2,3を当接すると共に、他端側で
隣接するチューブエレメント突当部18を当接させて複
数段積層され、その積層された各チューブエレメント4
の冷媒通路17に当接するようチューブエレメント間に
フィン5が介挿され、さらに積層方向両端にエンドプレ
ート6,6を配して熱交換器のコアを形成している。
【0014】この熱交換器のコアにおいて当接されたタ
ンク2,3は、隣接する同士が図示しない開口を介して
連通し、前方略中央に設けた開口を形成しない盲タンク
19によって前方のタンクの連通部分を左右2つに区画
し、後方のタンクにおいては全てが隣あうタンク同士で
連通されており、全体として、冷媒を供給,移動、集合
排出する4つのタンク群20,21,22,23を構成
するようになっている。そして冷媒の供給,排出側とな
るタンク群20,23には、下記する冷媒の出入口パイ
プ7,8が一体に配設されるようになっている。
ンク2,3は、隣接する同士が図示しない開口を介して
連通し、前方略中央に設けた開口を形成しない盲タンク
19によって前方のタンクの連通部分を左右2つに区画
し、後方のタンクにおいては全てが隣あうタンク同士で
連通されており、全体として、冷媒を供給,移動、集合
排出する4つのタンク群20,21,22,23を構成
するようになっている。そして冷媒の供給,排出側とな
るタンク群20,23には、下記する冷媒の出入口パイ
プ7,8が一体に配設されるようになっている。
【0015】出入口パイプ7,8は、その一端側が各タ
ンク群20,23に介挿(タンク群20,23の途中に
介挿)されていると共に、他端側がブロック型継手11
に一体形成された下記する補助パイプ部9,10の反膨
張弁側接続端に嵌合接続されるようになっている。ここ
で、一方の出入口パイプ7は、ブロック型継手11に直
に臨むように直管型となっているのに対し、他方の出入
口パイプ8は、ブロック型継手11に遠方から臨むよう
に曲折型となっている。
ンク群20,23に介挿(タンク群20,23の途中に
介挿)されていると共に、他端側がブロック型継手11
に一体形成された下記する補助パイプ部9,10の反膨
張弁側接続端に嵌合接続されるようになっている。ここ
で、一方の出入口パイプ7は、ブロック型継手11に直
に臨むように直管型となっているのに対し、他方の出入
口パイプ8は、ブロック型継手11に遠方から臨むよう
に曲折型となっている。
【0016】なお、この出入口パイプ7,8の一端側
は、従来前方側のタンク群20,23を突き抜けて後方
側のタンク群21,22まで延設されていたが、この出
入口パイプ7,8を挟むタンク2,3と該出入口パイプ
7,8との間に空間が画成される結果、この空間部分に
おいて寒気に凍結破壊を起こすおそれがあるので、図3
に示されるようにチューブエレメントと出入口パイプ
7,8とが別体のものにおいては、出入口パイプ7,8
の接続は前方側だけで行うのが望ましい。
は、従来前方側のタンク群20,23を突き抜けて後方
側のタンク群21,22まで延設されていたが、この出
入口パイプ7,8を挟むタンク2,3と該出入口パイプ
7,8との間に空間が画成される結果、この空間部分に
おいて寒気に凍結破壊を起こすおそれがあるので、図3
に示されるようにチューブエレメントと出入口パイプ
7,8とが別体のものにおいては、出入口パイプ7,8
の接続は前方側だけで行うのが望ましい。
【0017】補助パイプ部9,10は、一端側が膨張弁
12を接続するためにブロック型継手11の上面部から
突出され、他端側が各出入口パイプ7,8の他端側(先
端部)に臨むように開口されている。そして、この補助
パイプ部9,10の出入口パイプ7,8と接続する部位
は、出入口パイプ7,8を嵌挿できるよう径が大きくな
っている。
12を接続するためにブロック型継手11の上面部から
突出され、他端側が各出入口パイプ7,8の他端側(先
端部)に臨むように開口されている。そして、この補助
パイプ部9,10の出入口パイプ7,8と接続する部位
は、出入口パイプ7,8を嵌挿できるよう径が大きくな
っている。
【0018】特に、一方の出入口パイプ8の先端は、熱
交換器の積層方向の縮みに応じてスライドできるよう、
この出入口パイプ8の軸方向に余裕を持たせて補助パイ
プ部10に挿入されている。
交換器の積層方向の縮みに応じてスライドできるよう、
この出入口パイプ8の軸方向に余裕を持たせて補助パイ
プ部10に挿入されている。
【0019】なお、出入口パイプ7,8を挿入する補助
パイプ部10の開口部分には、両面にろう材がクラッド
されたリング状のワッシャ24,25が嵌合されてお
り、このワッシャ24,25によって出入口パイプ7,
8のブロック型継手11へのろう付けが確実になされる
ようになっている。
パイプ部10の開口部分には、両面にろう材がクラッド
されたリング状のワッシャ24,25が嵌合されてお
り、このワッシャ24,25によって出入口パイプ7,
8のブロック型継手11へのろう付けが確実になされる
ようになっている。
【0020】上記のように、コア部分に出入口パイプ
7,8を一体に設け、該出入口パイプ7,8にブロック
型継手11を組み付けられた熱交換器1は、治具で固定
され、高温の炉中で一体にろう付けされる(図1乃至図
3および図6参照)。
7,8を一体に設け、該出入口パイプ7,8にブロック
型継手11を組み付けられた熱交換器1は、治具で固定
され、高温の炉中で一体にろう付けされる(図1乃至図
3および図6参照)。
【0021】しかるに、熱交換器がろう付けされる過程
において、各チューブエレメント4にクラッドされたろ
う材は融けていくから、このろう材の溶融に伴って熱交
換器はチューブエレメントの積層方向内側に向けて縮ん
でいく。そして、熱交換器に一体に設けられた一方の曲
折型の出入口パイプ8も、矢印で示すように、この縮み
に応じてブロック型継手11の補助パイプ部10の内側
にスライドしていき、この移動は熱交換器の縮みの終了
によって停止され、この段階で出入口パイプ8と補助パ
イプ部10との位置決めがなされ、該出入口パイプ8と
補助パイプ部10とはろう接される。
において、各チューブエレメント4にクラッドされたろ
う材は融けていくから、このろう材の溶融に伴って熱交
換器はチューブエレメントの積層方向内側に向けて縮ん
でいく。そして、熱交換器に一体に設けられた一方の曲
折型の出入口パイプ8も、矢印で示すように、この縮み
に応じてブロック型継手11の補助パイプ部10の内側
にスライドしていき、この移動は熱交換器の縮みの終了
によって停止され、この段階で出入口パイプ8と補助パ
イプ部10との位置決めがなされ、該出入口パイプ8と
補助パイプ部10とはろう接される。
【0022】上記の結果、熱交換器1が縮んでも、その
縮みに伴う出入口パイプ8の移動はブロック型継手11
の内部で吸収されるから、補助パイプ部9,10の間隔
のみを膨張弁の接続において考慮すれば足りる。すなわ
ち、熱交換器のコアの収縮は、縮み方向に移動する出入
口パイプ8と補助パイプ部10との接合代の巾で調節さ
れるだけであり、ブロック型継手11の補助パイプ部
9,10の間隔には何ら影響がないので、図4及び図5
に示すように、ブロック型継手11への膨張弁12の取
付けを容易に行うことが可能となる。
縮みに伴う出入口パイプ8の移動はブロック型継手11
の内部で吸収されるから、補助パイプ部9,10の間隔
のみを膨張弁の接続において考慮すれば足りる。すなわ
ち、熱交換器のコアの収縮は、縮み方向に移動する出入
口パイプ8と補助パイプ部10との接合代の巾で調節さ
れるだけであり、ブロック型継手11の補助パイプ部
9,10の間隔には何ら影響がないので、図4及び図5
に示すように、ブロック型継手11への膨張弁12の取
付けを容易に行うことが可能となる。
【0023】なお、ブロック型継手11には、2つのボ
ルト挿通孔26,27が設けられており、該ボルト挿通
孔26,27にボルト28を挿通してブロック型継手1
1に膨張弁12がボルト締めされるようになっている。
ルト挿通孔26,27が設けられており、該ボルト挿通
孔26,27にボルト28を挿通してブロック型継手1
1に膨張弁12がボルト締めされるようになっている。
【0024】次に、図7および図8を参照しつつこの発
明の第2の実施例を説明する。ただし、熱交換器1のコ
アは、上記第1の実施例と同一であるので、その説明は
省略する。また、第1の実施例の構成部分に相当する部
位には、同一符号に記号Aを付して説明する。
明の第2の実施例を説明する。ただし、熱交換器1のコ
アは、上記第1の実施例と同一であるので、その説明は
省略する。また、第1の実施例の構成部分に相当する部
位には、同一符号に記号Aを付して説明する。
【0025】この第2の実施例が上記第1の実施例と相
違する点は、膨張弁12を接続するブロック型継手11
の代わりにプレスで曲折したプレート継手11Aを使用
しているところにある。
違する点は、膨張弁12を接続するブロック型継手11
の代わりにプレスで曲折したプレート継手11Aを使用
しているところにある。
【0026】プレート継手11Aは、略L字状に曲折さ
れており、このプレート継手11Aの上面には、一方の
出入口パイプ8Aが接続されたパイプ状の補助パイプ部
10Aの先端部と他方の出入口パイプ7Aの先端部とを
挿入して加締め固定する溝32,33が形成されてい
る。また、プレート継手11Aの側面には、一方の出入
口パイプ8Aを挿入するための開口部34が形成され、
この開口部34には出入口パイプ8Aをろう接するろう
材がクラッドされたワッシャ24Aが嵌合されている。
なお、この補助パイプ部10A及び出入口パイプ7Aの
先端にはひも出し30,31が設けられており、該ひも
出し30,31によってプレート継手11Aに確実に固
定されるようになっている。
れており、このプレート継手11Aの上面には、一方の
出入口パイプ8Aが接続されたパイプ状の補助パイプ部
10Aの先端部と他方の出入口パイプ7Aの先端部とを
挿入して加締め固定する溝32,33が形成されてい
る。また、プレート継手11Aの側面には、一方の出入
口パイプ8Aを挿入するための開口部34が形成され、
この開口部34には出入口パイプ8Aをろう接するろう
材がクラッドされたワッシャ24Aが嵌合されている。
なお、この補助パイプ部10A及び出入口パイプ7Aの
先端にはひも出し30,31が設けられており、該ひも
出し30,31によってプレート継手11Aに確実に固
定されるようになっている。
【0027】この熱交換器の積層方向内側に向けて曲折
された出入口パイプ8Aは、補助パイプ部10Aの他端
部に設けた拡管部10A’内に、熱交換器の収縮に伴っ
て積層方向にスライドするよう、出入口パイプ8Aの先
端がその軸方向に余裕を持って補助パイプ部10Aに挿
入されている。
された出入口パイプ8Aは、補助パイプ部10Aの他端
部に設けた拡管部10A’内に、熱交換器の収縮に伴っ
て積層方向にスライドするよう、出入口パイプ8Aの先
端がその軸方向に余裕を持って補助パイプ部10Aに挿
入されている。
【0028】係る構成の熱交換器1は、補助パイプ部1
0A及び出入口パイプ7Aをプレート継手11Aの溝3
2,33に挿入して加締め固定しつつ、出入口パイプ8
Aの先端部を補助パイプ部10Aの拡管部10A’内に
嵌挿し、組付けられる。そして、高温の炉中で一体ろう
付けされる。
0A及び出入口パイプ7Aをプレート継手11Aの溝3
2,33に挿入して加締め固定しつつ、出入口パイプ8
Aの先端部を補助パイプ部10Aの拡管部10A’内に
嵌挿し、組付けられる。そして、高温の炉中で一体ろう
付けされる。
【0029】しかるに、この第2の実施例に係る熱交換
器は、前記第1の実施例に係る熱交換器と同様に、熱交
換器がろう付けされる過程において、各チューブエレメ
ント4にクラッドされたろう材は融けていくから、この
ろう材の溶融に伴って熱交換器はチューブエレメントの
積層方向内側に向けて縮んでいく。そして、熱交換器に
一体に設けられた一方の曲折型の出入口パイプ8Aも、
この縮みに応じて補助パイプ部10Aの奥側にスライド
していき、この移動は熱交換器の縮みの終了によって停
止され、この段階で出入口パイプ8Aと補助パイプ部1
0Aとの位置決めがなされ、該出入口パイプ8Aと補助
パイプ部10Aはろう接される。
器は、前記第1の実施例に係る熱交換器と同様に、熱交
換器がろう付けされる過程において、各チューブエレメ
ント4にクラッドされたろう材は融けていくから、この
ろう材の溶融に伴って熱交換器はチューブエレメントの
積層方向内側に向けて縮んでいく。そして、熱交換器に
一体に設けられた一方の曲折型の出入口パイプ8Aも、
この縮みに応じて補助パイプ部10Aの奥側にスライド
していき、この移動は熱交換器の縮みの終了によって停
止され、この段階で出入口パイプ8Aと補助パイプ部1
0Aとの位置決めがなされ、該出入口パイプ8Aと補助
パイプ部10Aはろう接される。
【0030】その結果、熱交換器が縮んでも、その縮み
に伴う出入口パイプ8Aの移動は、出入口パイプ8Aと
補助パイプ部10Aとの間で吸収されるから、前記実施
例と同様の作用効果を得ることができるものである。
に伴う出入口パイプ8Aの移動は、出入口パイプ8Aと
補助パイプ部10Aとの間で吸収されるから、前記実施
例と同様の作用効果を得ることができるものである。
【0031】なお、この第2の実施例では、ブロック型
継手11の代わりにプレスで曲折したプレート継手11
Aを使用しているから、第1の実施例に係る熱交換器よ
りも軽量であるという利点を有する。また、上述の実施
例では、補助パイプ部を設ける継手部をブロック型また
はプレート型で形成したが、出入口パイプ先端の軸方向
の移動を吸収する補助パイプ部を固定するものであれ
ば、継手部の形状はどのようにしてもよい。
継手11の代わりにプレスで曲折したプレート継手11
Aを使用しているから、第1の実施例に係る熱交換器よ
りも軽量であるという利点を有する。また、上述の実施
例では、補助パイプ部を設ける継手部をブロック型また
はプレート型で形成したが、出入口パイプ先端の軸方向
の移動を吸収する補助パイプ部を固定するものであれ
ば、継手部の形状はどのようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
熱交換器のコアの収縮による出入口パイプの移動を該出
入口パイプとそれに接続される補助パイプ部との間で吸
収するようにしたから、膨張弁を容易に取付けることが
できるという効果を奏するものである。
熱交換器のコアの収縮による出入口パイプの移動を該出
入口パイプとそれに接続される補助パイプ部との間で吸
収するようにしたから、膨張弁を容易に取付けることが
できるという効果を奏するものである。
【図1】本発明の第1の実施例に係る熱交換器の正面図
である。
である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る熱交換器の側面図
である。
である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る熱交換器の底面図
である。
である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る熱交換器に膨張弁
を接続した正面図である。
を接続した正面図である。
【図5】本発明の第1の実施例に係る熱交換器に膨張弁
を接続した側面図である。
を接続した側面図である。
【図6】本発明の第1の実施例に係る熱交換器の要部斜
視図である。
視図である。
【図7および図8】本発明の第2の実施例に係る熱交換
器の要部を表す図である。
器の要部を表す図である。
1 熱交換器 7,7A,8,8A 出入口パイプ 9,10,10A 補助パイプ部 11 ブロック型継手 11A プレート継手 12 膨張弁
Claims (1)
- 【請求項1】 熱交換器のコアに一体に設けた冷媒の出
入口パイプに継手部を介して膨張弁を取付けて成る熱交
換器であって、 前記出入口パイプの少なくとも一方のパイプ先端に熱交
換器の積層方向に該出入口パイプのスライドを許容して
挿嵌する補助パイプ部を設け、該少なくとも一方の出入
口パイプをこの補助パイプ部を介して前記継手部に固定
するようにしたことを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5045734A JPH06241613A (ja) | 1993-02-10 | 1993-02-10 | 熱交換器 |
US08/174,806 US5370176A (en) | 1993-02-10 | 1993-12-29 | Heat exchanger apparatus |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007003093A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Sanden Corp | 積層型熱交換器およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-02-10 JP JP5045734A patent/JPH06241613A/ja active Pending
Cited By (1)
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JP2007003093A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Sanden Corp | 積層型熱交換器およびその製造方法 |
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