JPH06241238A - 伸縮軸用シール装置 - Google Patents

伸縮軸用シール装置

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JPH06241238A
JPH06241238A JP5053129A JP5312993A JPH06241238A JP H06241238 A JPH06241238 A JP H06241238A JP 5053129 A JP5053129 A JP 5053129A JP 5312993 A JP5312993 A JP 5312993A JP H06241238 A JPH06241238 A JP H06241238A
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spline
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spline tube
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Kiyoshi Sadakata
清 定方
Shuhei Ikeda
周平 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】余分な作業やシール部材以外の部品を不要と
し、スプラインチューブ9内への泥水等の進入を確実に
防止しつつ、伸縮軸の伸縮に要する力の低減を図る。 【構成】スプラインチューブ9の内外は、第一、第二、
第三の隙間20、25、28を介して連通する。シール
部材19の支持筒部23の内周面に形成した第一のシー
ルリップ29、29の内周縁がスプラインチューブ9の
外周面に当接して、第三の隙間28、28を塞ぐ。折れ
曲がり部24の内周縁に形成された第二のシールリップ
30の内周縁はスプラインシャフト10の外周面に当接
する。第一のシールリップ29は第二のシールリップ3
0に比べ、圧力変化によりシールを破られる方向に変形
し易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る伸縮軸用シール装
置は、例えば伸縮式ステアリング装置に組み込まれたス
テアリングシャフトの伸縮部内側への、泥水等の進入防
止を図る。
【0002】
【従来の技術】例えばキャブオーバ型のトラック等に於
いて、運転者の体格や運転姿勢に合わせてステアリング
ホイールの高さ位置や前後位置を調節する為に従来か
ら、図7に示す様な構造の高さ位置調節装置が使用され
ている。ステアリングホイール1の位置調節を行なう際
には、レバー2を操作する事により、固定ブラケット3
に対する昇降ブラケット4の変位を自在として、前記ス
テアリングホイール1を所望位置迄移動させる。その
後、前記レバー2を逆方向に移動させ、前記昇降ブラケ
ット4を固定ブラケット3に対し固定する。
【0003】前記ステアリングホイール1は、ステアリ
ングシャフト5の上端部に固定されており、このステア
リングシャフト5はステアリングコラム6の内側に回転
のみ自在に支持されており、前記昇降ブラケット4はこ
のステアリングコラム6の外周面に固定されているの
で、上述の様に前記昇降ブラケット4を固定ブラケット
3に対し固定すれば、前記ステアリングホイール1の位
置が、移動調節後の位置に固定される。
【0004】前記ステアリングシャフト5の下端部と、
ステアリングギヤ(図示省略)の入力軸7の上端部と
は、伸縮自在な伝達軸8により結合している。この伝達
軸8は、内周面に雌スプライン溝を有するスプラインチ
ューブ9と、この雌スプライン溝と係合する雄スプライ
ン溝を外周面に有するスプラインシャフト10とを、互
いの軸方向に亙る変位のみを自在に組み合わせたもの
で、前記スプラインシャフト10の上端部と前記ステア
リングシャフト5の下端部とを上部自在継手11によ
り、前記スプラインチューブ9の下端部と前記入力軸7
の上端部とを下部自在継手12により、それぞれ結合し
ている。前記ステアリングホイール1の高さ位置調節に
伴なって前記ステアリングシャフト5の下端位置が変化
した場合には、前記伝達軸8が伸縮する事でこの変位を
吸収する。
【0005】ところで、上述の様なステアリングホイー
ル1の位置調節装置に組み込まれる伝達軸8は、運転席
下方等、車両の走行に伴なって泥水等がかかる場所に設
置される。従って、前記スプラインチューブ9の内側へ
の泥水等の進入を防止し、このスプラインチューブ9内
周面と前記スプラインシャフト10外周面との錆付きを
防止する為の考慮が必要である。
【0006】この為従来から、例えば実開昭60−26
328号公報に記載されている様に、前記スプラインチ
ューブ9の上端開口部にシール部材を設け、このスプラ
インチューブ9内への泥水等の進入防止を図る事が行な
われている。図8〜11は、この公報に記載された構造
を示している。
【0007】前記スプラインチューブ9の上端部には、
金属製の保持筒13を、その上端部がこのスプラインチ
ューブ9の上端縁よりも上方に突出する状態で固定して
いる。そして、この保持筒13の上端部内側に、ゴム等
の弾性材製で環状のシール部材14を保持している。こ
のシール部材14の内周縁は二股に形成されて、図10
に示す様に、スプラインシャフト10の外周面に、その
全周に亙って当接している。このスプラインシャフト1
0の外周面に付着し、この外周面に沿って流下する泥水
等は、前記シール部材14に阻止されて、前記スプライ
ンチューブ9内への進入を防止される。
【0008】ところで、前記伝達軸8を構成するスプラ
インチューブ9の下端部は塞がれている為、前記シール
部材14によりスプラインチューブ9の上端開口が塞が
れた場合、この伝達軸8の伸縮時にスプラインチューブ
9内に前記スプラインシャフト10が出入りすると、こ
のスプラインチューブ9内の圧力が変化する。この結
果、前記伝達軸8を伸縮させる為に要する力、更には前
記ステアリングホイール1の高さ位置調節する為に要す
る力が大きくなると言った問題を生じる。
【0009】この様な問題を解決する為に従来は、例え
ば図12〜13に示す様に、スプラインチューブ9の一
部に、このスプラインチューブ9の内外を連通する通気
口15、15を設けている。そして、前記スプラインチ
ューブ9の外周面で各通気口15、15の開口部を覆う
位置にカバー16を被着し、各通気口15、15を通じ
ての、前記スプラインチューブ9内への泥水等の進入防
止を図っている。尚、前記カバー16の内周面とスプラ
インチューブ9の外周面との間には、下方のみ開口し
た、円筒状の隙間17を設けている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構造の様に、
スプラインチューブ9内への泥水等の進入を防止するシ
ール部材14と、このスプラインチューブ9内の空気給
排用の通気口15、15とを独立して設ける構造の場
合、スプラインチューブ9に通気口15、15を穿設す
る作業やカバー16を被着する作業等、シール部材14
装着以外の作業が必要になる。又、カバー16がシール
部材14とは独立した部品として必要になり、部品の製
作及び管理が面倒になる。
【0011】本発明の伸縮軸用シール装置は、上述の様
な事情に鑑みて発明されたもので、通気口を穿設する等
の余分な作業や、カバー等シール部材以外の部品を不要
とし、スプラインチューブ内への泥水等の進入を確実に
防止しつつ、しかも伸縮軸の伸縮に要する力が大きくな
る事を防止するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の伸縮軸用シール
装置は、前述した従来の伸縮軸用シール装置と同様に、
内周面に雌スプライン溝を有するスプラインチューブ
と、この雌スプライン溝と係合する雄スプライン溝を外
周面に有し、前記スプラインチューブの上端開口からこ
のスプラインチューブ内に挿入されたスプラインシャフ
トと、前記スプラインチューブの上端部に外嵌固定さ
れ、このスプラインチューブの上端開口部内周縁と前記
スプラインシャフトの中間部外周面との間の水密保持を
図る弾性材製のシール部材とを備えている。
【0013】特に、本発明の伸縮軸用シール装置に於い
ては、前記スプラインチューブの内周面と前記スプライ
ンシャフトの外周面との間には第一の隙間が存在する。
又、前記シール部材は、前記スプラインチューブの上端
部に外嵌支持自在な支持筒部と、この支持筒部の上端部
に設けられ、前記スプラインチューブの上端縁よりも上
方に突出して直径方向内側に折れ曲がった折れ曲がり部
とを備えている。又、前記折れ曲がり部の下面と前記ス
プラインチューブの上端縁との間には第二の隙間が、前
記支持筒部の内周面と前記スプラインチューブの外周面
との間には第三の隙間が、それぞれ存在する。又、前記
支持筒部の内周面には、その内周縁を前記スプラインチ
ューブの外周面に当接させて前記第三の隙間を塞ぐ第一
のシールリップが形成されており、前記折れ曲がり部の
内周縁には、その内周縁を前記スプラインシャフトの外
周面に当接させ、前記折れ曲がり部の内周縁と前記スプ
ラインシャフトの外周面との間を全周に亙ってシールす
る第二のシールリップが形成されている。そして、前記
第一のシールリップは前記第二のシールリップに比べ、
圧力変化によりシールを破られる方向に変形し易いもの
である事を特徴としている。
【0014】
【作用】上述の様に構成される本発明の伸縮軸用シール
装置の作用は、次の通りである。先ず、スプラインシャ
フトの外周面に付着した泥水等がこの外周面に沿って流
下した場合、第二のシールリップがこの泥水等を堰止
め、この泥水等がスプラインチューブ内に進入するのを
防止する。
【0015】伸縮軸を伸縮させる事で、前記スプライン
チューブ内の気圧が変化した場合には、第一のシールリ
ップが変形する事で、この第一のシールリップの両側に
存在する空間同士の間での空気の給排を許容する。この
結果、前記スプラインチューブの内外が、第一〜第三の
隙間を介して連通し、このスプラインチューブ内に空気
を給排する。前記第一のリップは泥水等がかかりにくい
場所に設けられており、この第一のリップは小さな圧力
差で変形するもので良い。従って、前記伸縮軸の伸縮時
に、前記スプラインチューブ内外の圧力差が大きくなる
事はなく、伸縮軸の伸縮に要する力が大きくなる事もな
い。
【0016】
【実施例】図1〜4は本発明の実施例を示している。ス
テアリング装置の伝達軸8(図7)等として使用される
伸縮軸18は、内周面に雌スプライン溝を有するスプラ
インチューブ9に、外周面に雄スプライン溝を有するス
プラインシャフト10を、前記スプラインチューブ9の
上端開口から挿入し、前記雌、雄両スプライン溝同士を
互いに係合させる事で構成されている。前記スプライン
チューブ9の上端部には、ゴム等の弾性材により造られ
たシール部材19を外嵌固定し、このシール部材19に
より、前記スプラインチューブ9の上端開口部内周縁と
前記スプラインシャフト10の中間部外周面との間の水
密保持を図っている。
【0017】図2に示す様に、前記雄スプライン溝の谷
部21、21の深さ寸法D21は、前記雌スプライン溝の
山部22、22の高さ寸法H22よりも少し大きく(D21
>H22)している。従って、これら谷部21、21と山
部22、22との間には、第一の隙間20、20が形成
される。
【0018】前記シール部材19は、前記スプラインチ
ューブ9の上端部に外嵌支持自在な支持筒部23と、こ
の支持筒部23の上端部に設けられ、前記スプラインチ
ューブ9の上端縁よりも上方に突出して直径方向内側に
折れ曲がった、内向フランジ状の折れ曲がり部24とを
有する。この折れ曲がり部24の下面24aと前記スプ
ラインチューブ9の上端縁9aとの一方又は双方には突
起等を形成しており、これら下面24aと上端縁9aと
がその全周に亙って密接する事はない。従って、前記折
れ曲がり部24の下面24aと前記スプラインチューブ
9の上端縁9aとの間には第二の隙間25が形成されて
いる。
【0019】一方、前記支持筒部23は、円筒形の外周
面形状と、前記スプラインチューブ9の外周面に合わせ
て波形に形成した内周面形状とを有する。但し、前記支
持筒部23内周面の山部26、26の高さ寸法H26は、
前記スプラインチューブ9外周面の谷部27、27の深
さ寸法D27よりも小さくしている。従って、前記支持筒
部23の内周面と前記スプラインチューブ9の外周面と
の間には第三の隙間28が形成されている。
【0020】前記支持筒部23の内周面でこの支持筒部
23の下端縁よりも少し上方に寄った部分には、第一の
シールリップ29、29を形成している。前記スプライ
ンシャフト10外周面の谷部27、27の形状に合わ
せ、前記山部26、26の頂部に形成された各第一のシ
ールリップ29、29は、前記第三の隙間28、28を
塞ぐ。この第一のシールリップ29、29は、比較的薄
肉で剛性が低い。従って、各第一のシールリップ29、
29の両側に圧力差が生じた場合には、比較的簡単に弾
性変形し、前記第三の隙間28、28を通じての空気の
流通を自在とする。
【0021】一方、前記折れ曲がり部24の内周縁に
は、第二のシールリップ30を形成している。この第二
のシールリップ30の内周縁は、前記従来のシール部材
14(図10参照)と同様、全周に亙って前記スプライ
ンシャフト10の外周面に当接する。この第二のシール
リップ30は、所謂セルフシール型と呼ばれるもので、
シールすべき流体の圧力によりその内周縁を前記スプラ
インシャフト10の外周面に押圧する。従って、この第
二のシールリップ30は、前記第一のシールリップ29
に比べ、圧力変化によりシールを破られる方向に変形し
にくい。
【0022】上述の様に構成される本発明の伸縮軸用シ
ール装置の作用は、次の通りである。先ず、スプライン
シャフト10の外周面に付着した泥水等がこの外周面に
沿って流下した場合、図3に示す様に、前記第二のシー
ルリップ30がこの泥水等を堰止め、この泥水等がスプ
ラインチューブ9内に進入するのを防止する。上述の様
に前記第二のシールリップ30は、セルフシール型と呼
ばれ、シール能力の高いものであるから、前記泥水等の
進入防止は確実に図られる。
【0023】ステアリングホイール1(図7)の高さ位
置を調節する等の為、前記伸縮軸18を伸縮させると、
前記スプラインチューブ9内の気圧が変化する。例え
ば、前記ステアリングホイール1を下降させ、前記伸縮
軸18を縮めた場合には、前記スプラインチューブ9内
の圧力が上昇する。この圧力は、前記第一、第二、第三
の隙間20、25、28を介して、各第一のシールリッ
プ29、29の上面に加わり、各第一のシールリップ2
9、29を下方に向け弾性変形させ、各第一のシールリ
ップ29、29の内周縁と前記谷部27、27の底面と
を離隔させる。
【0024】この結果、前記スプラインチューブ9の内
外が、前記第一、第二、第三の隙間20、25、28を
介して連通し、このスプラインチューブ9内の空気の排
出を行なう。第一のシールリップ29、29は、小さな
圧力差で変形するもので良い。従って、前記伸縮軸18
の収縮時に、前記スプラインチューブ9内の圧力が少し
高くなっただけで、前記空気の排出が行なわれる。この
為、前記スプラインシャフト10の下端面に作用する圧
力もそれ程高くはならず、前記伸縮軸18を縮めるべ
く、前記スプラインシャフト10を前記ステアリングチ
ューブ9内に押し込むのに要する力が大きくなる事もな
い。
【0025】反対に前記ステアリングホイール1を上昇
させ、前記伸縮軸18を伸ばす場合には、前記スプライ
ンチューブ9内の圧力が下降する。この結果、前記各第
一のシールリップ29、29の下面に加わる大気圧によ
って、各第一のシールリップ29、29が上方に向け弾
性変形し、各第一のシールリップ29、29の内周縁と
前記谷部27、27の底面とが離隔して、前記スプライ
ンチューブ9内に外気が導入される。前記第一のシール
リップ29、29は、前記支持筒部23の下端よりも少
し上側で泥水等がかかりにくい場所に設けられているの
で、外気導入の際にも泥水等を吸い込む事がない。この
様に、伸縮軸18を伸長させる場合も、前記スプライン
チューブ9内の圧力低下は低くて済み、前記スプライン
シャフト10の上端面に作用する圧力もそれ程高くはな
らず、前記伸縮軸18を伸ばすべく、前記スプラインシ
ャフト10を前記ステアリングチューブ9から引き出す
のに要する力が大きくなる事もない。
【0026】図5〜6は前記シール部材19をスプライ
ンチューブ9に固定する方法を示している。シール部材
19の支持筒部23の内周面に突条31を形成し、この
突条31と、スプラインチューブ9外周面の山部32、
32の頂部に形成した係止溝33、33とを係合させて
いる。前記突条31と係止溝33、33との係合時に、
折れ曲がり部24の下面とスプラインチューブ9の上端
縁との間に第二の隙間25が形成される。
【0027】
【発明の効果】本発明の伸縮軸用シール装置は、以上に
述べた通り構成され作用する為、通気口を穿設する等の
余分な作業や、カバー等シール部材以外の部品を不要と
し、スプラインチューブ内への泥水等の進入を確実に防
止しつつ、しかも伸縮軸の伸縮に要する力が大きくなる
事を防止出来る。従って、高性能で信頼性の高い伸縮軸
を安価に提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す、図7のイ部に相当する
縦断側面図。
【図2】図1のロ−ロ断面図。
【図3】泥水等の進入を阻止する状態を示す、図1と同
様の図。
【図4】伸縮軸を縮める際の空気の流れを示す、図1の
ハ部に相当する図。
【図5】図2のニ−ニ断面図。
【図6】図5のホ−ホ断面図。
【図7】伸縮軸を組み込んだステアリング装置の縦断側
面図。
【図8】従来のシール装置を組み込んだ伸縮軸の第1例
を示す半部縦断側面図。
【図9】図8のヘ−ヘ断面図。
【図10】同ト−ト断面図。
【図11】図8のチ部拡大図。
【図12】従来のシール装置を組み込んだ伸縮軸の第2
例を示す半部縦断側面図。
【図13】図12のリ−リ断面図。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 レバー 3 固定ブラケット 4 昇降ブラケット 5 ステアリングシャフト 6 ステアリングコラム 7 入力軸 8 伝達軸 9 スプラインチューブ 9a 上端縁 10 スプラインシャフト 11 上部自在継手 12 下部自在継手 13 保持筒 14 シール部材 15 通気口 16 カバー 17 隙間 18 伸縮軸 19 シール部材 20 第一の隙間 21 谷部 22 山部 23 支持筒部 24 折れ曲がり部 24a 下面 25 第二の隙間 26 山部 27 谷部 28 第三の隙間 29 第一のシールリップ 30 第二のシールリップ 31 突条 32 山部 33 係止溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周面に雌スプライン溝を有するスプラ
    インチューブと、この雌スプライン溝と係合する雄スプ
    ライン溝を外周面に有し、前記スプラインチューブの上
    端開口からこのスプラインチューブ内に挿入されたスプ
    ラインシャフトと、前記スプラインチューブの上端部に
    外嵌固定され、このスプラインチューブの上端開口部内
    周縁と前記スプラインシャフトの中間部外周面との間の
    水密保持を図る弾性材製のシール部材とを備えた伸縮軸
    用シール装置に於いて、前記スプラインチューブの内周
    面と前記スプラインシャフトの外周面との間には第一の
    隙間が存在し、前記シール部材は、前記スプラインチュ
    ーブの上端部に外嵌支持自在な支持筒部と、この支持筒
    部の上端部に設けられ、前記スプラインチューブの上端
    縁よりも上方に突出して直径方向内側に折れ曲がった折
    れ曲がり部とを備え、前記折れ曲がり部の下面と前記ス
    プラインチューブの上端縁との間には第二の隙間が存在
    し、前記支持筒部の内周面と前記スプラインチューブの
    外周面との間には第三の隙間が存在し、前記支持筒部の
    内周面には、その内周縁を前記スプラインチューブの外
    周面に当接させて前記第三の隙間を塞ぐ第一のシールリ
    ップが形成されており、前記折れ曲がり部の内周縁に
    は、その内周縁を前記スプラインシャフトの外周面に当
    接させ、前記折れ曲がり部の内周縁と前記スプラインシ
    ャフトの外周面との間を全周に亙ってシールする第二の
    シールリップが形成されており、前記第一のシールリッ
    プは前記第二のシールリップに比べ、圧力変化によりシ
    ールを破られる方向に変形し易いものである事を特徴と
    する伸縮軸用シール装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006009230A1 (ja) * 2004-07-21 2006-01-26 Nsk Ltd. 車両ステアリング用伸縮軸
EP2787255A1 (de) * 2013-04-03 2014-10-08 Dorma GmbH&Co. Kg Dichtanordnung sowie ein mit der Dichtanordnung ausgestatteter Flügelbetätiger
US9296410B2 (en) 2013-12-17 2016-03-29 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering device

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WO2006009230A1 (ja) * 2004-07-21 2006-01-26 Nsk Ltd. 車両ステアリング用伸縮軸
EP2787255A1 (de) * 2013-04-03 2014-10-08 Dorma GmbH&Co. Kg Dichtanordnung sowie ein mit der Dichtanordnung ausgestatteter Flügelbetätiger
US9296410B2 (en) 2013-12-17 2016-03-29 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering device

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