JPH062410U - クローラ型車両 - Google Patents
クローラ型車両Info
- Publication number
- JPH062410U JPH062410U JP3598392U JP3598392U JPH062410U JP H062410 U JPH062410 U JP H062410U JP 3598392 U JP3598392 U JP 3598392U JP 3598392 U JP3598392 U JP 3598392U JP H062410 U JPH062410 U JP H062410U
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 遠隔操作装置を備えた安価なクローラ型車両
を提供する。 【構成】 車両の進行方向に対応した複数の押ボタンス
イッチのオン・オフ走行指令信号を送信する遠隔送信機
41を備え、車両本体に、遠隔送信機41から押ボタンスイ
ッチのオン・オフ走行指令信号を受信し、この受信信号
をコントローラ26’へ伝送する受信機29を設け、コント
ローラ26’により左右の各クローラ2を制御する構成と
する。 【効果】 作業員は遠隔より厳しい環境に晒されること
なく、最適な位置に車両を移動させ、さらにその位置を
変更でき、よって作業員の負担を軽減でき、安全を図る
ことができるとともに、ジョイスティックを用いるとき
に必要なA/D変換器、マイクロコンピュータが不要に
なり、安価に提供することができる。
を提供する。 【構成】 車両の進行方向に対応した複数の押ボタンス
イッチのオン・オフ走行指令信号を送信する遠隔送信機
41を備え、車両本体に、遠隔送信機41から押ボタンスイ
ッチのオン・オフ走行指令信号を受信し、この受信信号
をコントローラ26’へ伝送する受信機29を設け、コント
ローラ26’により左右の各クローラ2を制御する構成と
する。 【効果】 作業員は遠隔より厳しい環境に晒されること
なく、最適な位置に車両を移動させ、さらにその位置を
変更でき、よって作業員の負担を軽減でき、安全を図る
ことができるとともに、ジョイスティックを用いるとき
に必要なA/D変換器、マイクロコンピュータが不要に
なり、安価に提供することができる。
Description
【0001】
本考案は、左右の各クローラによって走行自在に構成されるクローラ型車両に 関するものである。
【0002】
従来のクローラ型車両を人工降雪機を例にあげて説明する。 図5は人工降雪機の正面図および側面図、図6は制御構成図である。
【0003】 人工降雪機本体1は左右の各クローラ3により駆動され、その後端には、先端 に水と空気の混合粒子を噴出するノズル4を設けたブロア5が設置されている。 このブロア5はティルトシリンダ6により上下方向に、スウィングシリンダ7に より左右方向に自在に向きが変えられるよう構成されている。
【0004】 また、運転席8には、走行操作用のハンドル9、シフトレバー10、およびアク セルペダル11が設けられ、さらにエンジン12の回転数操作用のスロットルレバー 13、走行/作業(降雪)切換スイッチやブロア5の向きを操作するレバースイッ チなどを備えた降雪操作パネル14が設けられている。
【0005】 さらに、人工降雪機本体1内には、図5に示すように、エンジン12に直結され た電気制御方式のハイドロスタティックポンプ(以下HSTポンプと略す)15、 このHSTポンプ15により駆動される油圧駆動モータ(以下HSTモータと略す )16,17および油圧モータ18,19、エンジン12に直結されたチャージングポンプ 20、油圧モータ18により駆動され、空気を圧縮してノズル4へ供給するコンプレ ッサ21などが設けられている。右クローラ3Aを駆動するHSTモータ16と、油圧 モータ18は電磁切換弁22により切り換えられ、また左クローラ3Bを駆動するHS Tモータ17と、ブロア5を駆動する油圧モータ19は電磁切換弁23により切り換え られる。またチャージングポンプ20は、電磁切換弁24を介してティルトシリンダ 6に吐出油を供給し、電磁切換弁25を介してスウィングシリンダ7に吐出油を供 給する。
【0006】 また、走行操作用のハンドル9、シフトレバー10、およびアクセルペダル11の 操作信号、降雪操作パネル14の操作信号を入力し、HSTポンプ15を制御し、H STモータ16,17、油圧モータ18,19の回転数を制御するコントローラ26が設け られている。
【0007】 上記構成による走行時の作用について説明する。 作業員は、走行時、降雪操作パネル14の走行/作業切換スイッチを走行側に切 り換え、スロットルレバー13をフルスロットにしてエンジン12の回転数を最大に し、次にハンドル9、シフトレバー10、およびアクセルペダル11を操作する。こ の操作により、コントローラ26は、HSTポンプ15を制御し、左右のクローラ3A ,3B用のHSTモータ16,17の回転をそれぞれ制御して速度を調節し、また左右 のクローラ3A,3Bの速度に差を生じさせることで操舵を行っている。
【0008】
以上説明したように、クローラ型車両の走行操作は、作業員により主にハンド ル9、シフトレバー10、およびアクセルペダル11を操作して行われるが、クロー ラ型車両は環境の厳しい場所で使用されることが多く、遠隔操作で走行できるこ とが望まれている。このような車両の速度および方向を操作する遠隔操作装置と して、ジョイスティックを用いた比例制御方式の遠隔操作装置が知られている。
【0009】 しかし、ジョイスティックを用いた遠隔操作装置では、図7に示すように、送 信機28内に、送信信号変換回路31、アンテナ32に加えて、ジョイスティック33で はその操作位置をxy方向のそれぞれのポテンショメータ34,35により検出して いることから、検出したxy方向のそれぞれのアナログ信号をディジタル信号に 変換するA/D変換器36,37と、これらディジタル信号を処理するマイクロコン ピュータ38が必要になり、よって高価なものにならざるを得ないという問題があ った。図7において、39は受信機29のアンテナ、40は受信機29の受信変換回路で ある。
【0010】 本考案は上記問題を解決するものであり、遠隔操作装置を備えたクローラ型車 両を安価に提供することを目的とするものである。
【0011】
上記目的を達成するために本考案のクローラ型車両は、走行コントローラによ りそれぞれ制御される左右の各クローラによって、走行自在に構成されるクロー ラ型車両であって、車両の進行方向に対応した複数の押ボタンスイッチのオン・ オフ走行指令信号を送信する遠隔送信機を備え、車両本体に、前記遠隔送信機か ら前記押ボタンスイッチのオン・オフ走行指令信号を受信し、この受信信号を前 記走行コントローラへ伝送する受信機を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
上記本考案の構成によると、作業員は遠隔から遠隔送信機の押ボタンスイッチ を操作することにより、そのオン・オフ走行指令信号は受信機を介して走行コン トローラへ伝送され、走行コントローラによりクローラが制御され、走行速度お よび向きが変えられる。
【0013】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図5,図 6の構成と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
【0014】 図1は本考案の一実施例を示す人工降雪機の制御構成図である。 図1において、41は電波をメディアとする遠隔送信機であり、この遠隔送信機 41には、図2に示すように、その操作面に、前方向押ボタンスイッチ42、後方向 押ボタンスイッチ43、左方向押ボタンスイッチ44、右方向押ボタンスイッチ45、 および高速/低速切換スイッチ46が設けており、これらスイッチ42〜46は送信信 号変換回路31に接続されている。
【0015】 送信信号変換回路31は、速度、方向に応じて表1、および表2に示すように操 作されるスイッチ42〜46のオン・オフ指令信号を送信信号に変換し、受信機29へ 出力する。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】 遠隔送信機41からの電波信号は受信機29で受信されコントローラ26’へ伝送さ れる。 コントローラ26’は、受信機29より入力した信号の高速/低速の速度指令、お よびクローラ3A,3Bの走行方向指令を判定する。そして、車両の発進、停止に際 して、図3に示すように、HSTポンプ15への出力に、速度勾配をもたせている 。また低速から高速、あるいは高速から低速への変速時にも、速度勾配をもたせ ている。
【0019】 上記構成により、作業員が、遠隔より遠隔送信機41の高速/低速切換スイッチ 46の操作により速度を選択し、続いて前方向押ボタンスイッチ42、後方向押ボタ ンスイッチ43、左方向押ボタンスイッチ44、右方向押ボタンスイッチ45の操作に より走行方向を選択すると、そのオン・オフ走行指令信号は、遠隔送信機41と受 信機29を介してコントローラ26’へ伝達され、コントローラ26’により操作信号 に応じて従来の如く車両の走行制御が行われる。
【0020】 このように、作業員は遠隔より人工降雪機の走行制御を行うことができ、よっ て厳しい環境に晒されることなく、降雪に最適な位置に人工降雪機を移動させ、 さらにその位置を変更でき、よって作業員の負担を軽減でき、安全を図ることが できるとともに、ジョイスティックを用いるときに必要な遠隔送信機のA/D変 換器、マイクロコンピュータが不要になり、安価に構成することができる。また 、発進、停止、変速時に、HSTポンプ15への出力に、速度勾配をもたせること により、車両の急発進、急停止を防止することができる。
【0021】 また、遠隔送信機41に、図4に示すように、その操作面に、前進左右方向のそ れぞれの押ボタンスイッチ47,48、後進左右方向のそれぞれの押ボタンスイッチ 49,50を設けることにより、人工降雪機の走行を制御することができる。これら スイッチ47〜50は、方向、速度に応じて、表3、表4に示すように操作される。
【0022】
【表3】
【0023】
【表4】
【0024】 なお、遠隔送信機41に、複数の車両から走行制御を行う特定の車両を選択する 車両選択スイッチを設け、選択した車両の走行を制御するようにすることもでき 、また人工降雪機本体1の上部に大きな受信表示灯を設け、遠隔送信機41におい て、車両選択スイッチにより特定の車両が選択されると、受信機29を介して選択 された車両の前記受信表示灯を点灯し、遠隔から受信している車両を確認するよ うにすることも可能である。また、遠隔送信機41に車両の走行方向に対応するラ ンプを設け、受信機29から逆に走行方向信号を受信してこれらランプを点灯する ようにすることもできる。さらに、遠隔送信機41は電波をメディアとしているが 、レーザ光など用いた光送受信手段を使用することも可能である。
【0025】
上記構成の本考案によると、作業員は遠隔から遠隔送信機の押ボタンスイッチ を操作することにより車両を走行させることができ、よって作業員は、厳しい環 境に晒されることなく、最適な位置に移動させることができるとともに、ジョイ スティックを用いるときに必要なA/D変換器、マイクロコンピュータが不要に なり、安価に構成することができる。
【図1】本考案の一実施例を示す人工降雪機の制御構成
図である。
図である。
【図2】同人工降雪機の遠隔送信機と受信装置の構成図
である。
である。
【図3】同人工降雪機の発進・停止時にコントローラか
らHSTポンプへ出力される信号波形図である。
らHSTポンプへ出力される信号波形図である。
【図4】本考案の他の実施例における人工降雪機の遠隔
送信機の平面図である。
送信機の平面図である。
【図5】人工降雪機の正面図および側面図である。
【図6】従来の人工降雪機の制御構成図である。
【図7】従来の人工降雪機の遠隔送信機と受信装置の構
成図である。
成図である。
1 人工降雪機本体 3 クローラ 15 HSTポンプ 16,17 HSTモータ 26’ コントローラ 29 受信機 41 遠隔送信機 42〜45,47〜50 方向スイッチ 46 高速/低速選択スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 走行コントローラによりそれぞれ制御さ
れる左右の各クローラによって、走行自在に構成される
クローラ型車両であって、 車両の進行方向に対応した複数の押ボタンスイッチのオ
ン・オフ走行指令信号を送信する遠隔送信機を備え、車
両本体に、前記遠隔送信機から前記押ボタンスイッチの
オン・オフ走行指令信号を受信し、この受信信号を前記
走行コントローラへ伝送する受信機を設けたことを特徴
とするクローラ型車両。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3598392U JPH062410U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | クローラ型車両 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3598392U JPH062410U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | クローラ型車両 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062410U true JPH062410U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12457114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3598392U Withdrawn JPH062410U (ja) | 1992-05-29 | 1992-05-29 | クローラ型車両 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH062410U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013114327A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Chiba Inst Of Technology | 無人走行体の遠隔操縦システム |
-
1992
- 1992-05-29 JP JP3598392U patent/JPH062410U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013114327A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Chiba Inst Of Technology | 無人走行体の遠隔操縦システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19960801 |