JPH062409Y2 - コントロールセンターにおける母線支持装置 - Google Patents

コントロールセンターにおける母線支持装置

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JPH062409Y2
JPH062409Y2 JP1988008966U JP896688U JPH062409Y2 JP H062409 Y2 JPH062409 Y2 JP H062409Y2 JP 1988008966 U JP1988008966 U JP 1988008966U JP 896688 U JP896688 U JP 896688U JP H062409 Y2 JPH062409 Y2 JP H062409Y2
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JP
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busbar
vertical
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JP1988008966U
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JPH01113508U (ja
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貞巳 原田
昌樹 竹内
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株式会社戸上電機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種の制御装置を収納するコントロールセン
ターにおける垂直母線の支持体の構造に関する。
〔従来の技術〕
発電所や製造プラント等の設備を集中制御する場合、各
制御装置をユニット化し、そのユニットを多数段積して
一つのケース内に収納した配電盤が用いられている。ユ
ニットが多い場合には、配電盤を列盤構成にし、電力の
供給は、各配電盤を貫通するように張設した、通常3相
の水平母線より行われる。各配電盤においては、この水
平母線から各相毎に垂直母線を分岐し、各ユニットに設
けられた接触子を垂直母線に接触させることにより、ユ
ニット内の機器に給電する。
ところで、各相の垂直母線は、短絡事故電流によって母
線間に大きい電磁力が作用して撓み、これによって母線
が変形したり母線どうしの短絡事故、母線支持体の破損
を引き起こすおそれがある。また、垂直母線には各ユニ
ットの接触子が接触するために、垂直母線の幅方向の寸
法精度を一定範囲に規制する必要がある。そこで、従来
においては、垂直母線を一定高さ方向に支持するための
絶縁材料にてなる支持体を設け、これにより垂直母線の
強度及び寸法精度を保持していた。
たとえば、実公昭52-56423号公報,実開昭55-19493号公
報,実開昭58-134018号公報においては、各垂直母線の
幅方向の端部を嵌合する凹部を一定間隔で設けた一対の
絶縁部材で垂直母線の両端部を保持し、これにより垂直
母線間の間隔を保持したものが記載されている。
さらに、特開昭60-106306号公報においては、各垂直母
線間に、間隔を保持するための絶縁物を介在させること
が記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、実公昭52-56423号公報等に記載されたよ
うな、一対の絶縁部材で垂直母線の両端部を保持するも
のにおいては、分割された絶縁物で垂直母線を挟み込む
作業と、それらをコントロールセンターの外枠に組み付
ける作業が必要となり、手間と時間がかかる。また、垂
直母線を挟み付けるためのボルト等の部品を多数必要と
する。
また、特開昭60-106306号公報に記載された構造におい
ては、垂直母線間の間隔を保持するための支持体を狭い
空間で取り付け、固定する必要があり、作業が著しく煩
雑となる。
本考案は、このような従来の問題点に鑑みて案出された
ものであり、垂直母線の支持のための部品点数を少なく
するとともに固定作業の簡略化を図ることを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案のコントロールセンタ
ーにおける母線支持装置は、コントロールセンター内に
並行して配設される垂直母線の断面形状と略等しい断面
形状を有する貫通孔を、前記垂直母線の設置間隔で形成
した、絶縁物にてなる一体の母線支持体を備えたコント
ロールセンターにおいて、前記垂直母線となる導電板の
下端部付近に、該導電板の幅方向の中心に対して偏倚し
て突起を形成し、母線支持体の貫通孔の内壁に、前記突
起を貫通する孔部及び非貫通孔部をそれぞれ該貫通孔の
貫通中心軸に対する対称位置に形成したことを特徴とす
る。
この母線支持装置において、母線支持体の貫通孔の垂直
母線厚み方向の幅を垂直母線の厚みよりも若干広い寸法
とし、該貫通孔の相対向する内壁に、前記垂直母線の厚
み方向の両面に当接する突部を形成することができる。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて具体的に説
明する。
第1図は、本考案の支持装置を組み込んだコントロール
センターの実施例の構造を示す横断平面図である。図に
おいて、1はコントロールセンターの外枠、2は制御ユ
ニットを収納するユニット室、3は垂直母線室、4は外
部機器からのケーブルを通すケーブル室、5はユニット
室2の外壁と外枠1との間に形成される放熱用通気室で
ある。垂直母線室3内には、3相の場合、3本の垂直母
線6が配置される。7は垂直母線6を支持するための母
線支持体である。この母線支持体7は、たとえばガラス
繊維入りの不飽和ポリエステル樹脂(プレミックス)等
の絶縁性が高く強度の大きな材質を用い、各室を仕切る
ための内部枠8にボルト締めされた取付板9に、所定高
さ毎に取り付けられる。
第2図及び第3図は、前記母線支持体7の実施例を示す
平面図及び正面図である。これらの図に示されているよ
うに、母線支持体7には、3相分の貫通孔7a,7b,7cが設
けられている。7d,7eは垂直母線が3相4線式のときの
接地母線を通すための貫通孔である。これらの貫通孔
は、母線支持体7を半回転させても取付板9に取り付け
られるように、第2図において縦横両幅方向の中心とな
る中心点に対して点対称の形状としている。母線支持体
7の上面及び下面には、第4図に示すように、垂直母線
6間の絶縁距離を長く取るために、突条7fを形成してい
る。さらに下面側には、凹部7gを形成している。凹部7g
を上面に形成しなかったのは、上面にも形成すると、ゴ
ミが蓄積して絶縁性が却って低下するおそれがあるから
である。また、上面のゴミは、フラットな面を広くして
いるため、メンテナンス時に拭き取ることが容易であ
る。
第5図は母線支持体7の貫通孔7aの部分の拡大平面図で
ある。貫通孔7aの内壁における一方の壁面に上下に貫通
する孔部7hを、他方の壁面には下部には達しない孔部7i
をそれぞれ形成している。その様子を第6図及び第7図
に示している。前記孔部7hと7iとは、貫通孔7aの貫通中
心軸に対して回転対称位置に形成している。また、垂直
母線6となる導電板の下端部付近には、第8図に示すよ
うに、幅方向の中心に対して偏倚した位置に突起6aを形
成している。この突起6aは前記孔部7h又は7iのいずれか
に嵌入する。
すなわち、第9図に示すように、垂直母線6は取付板9
に固定された複数段の母線支持体7によって支持される
が、最下段の母線支持体7だけ、他とは左右逆向きに取
り付ける。これにより、第8図に示す母線6を第9図の
母線支持体ユニットに上部から挿入したとき、上部の各
母線支持体7に対しては、突起6aは貫通した孔部7hを支
障なく通過するが、最下段の母線支持体7においては、
非貫通の孔部7iによって突起6aが受け止められる。これ
によって、同一の母線支持体7を用い、その取付方向を
変えることだけで垂直母線6の抜け止め及び位置決めを
行うことができ、母線支持体ユニットを容易に組み立て
ることができる。
第9図に示すように、垂直母線6を母線支持体7によっ
てある間隔で平行に支持すると、通電開始時の突入電流
や短絡電流等によって各垂直母線6間に電磁反発力が発
生し、第10図に示すように垂直母線6に反りが発生す
る。母線支持体7の貫通孔7aは、垂直母線6にガタが生
じないように垂直母線6の厚みに対して余り余裕寸法を
大きくとっていない。そのため、第10図に示すように母
線支持体7の角部aに反りの力が加わり、母線支持体7
を破損するおそれがある。これに耐えるには、母線支持
体7の強度を上昇させる必要がある。すなわち、母線支
持体7の寸法を大きくし、肉厚を厚くすることになる。
これでは、コントロールセンターのコンパクト化、軽量
化及びコストダウンの要請に逆行することになる。そこ
で本実施例においては、母線支持体7の貫通孔7a〜7cの
垂直母線厚み方向の幅を垂直母線6の厚みよりも若干広
い寸法とし、垂直母線6のガタつきを防止し、位置を規
制するために、第4図に示すように、貫通孔7a〜7cの内
壁の対向面に突部7jを設けている。これによって、第11
図に示すように、突部7jと貫通孔7aの内壁との間に段差
cが生じ、第10図のものに比べて反りの程度が相当大き
くなるまでは貫通孔7aの角部bに変形力が加わらなくな
る。これにより、寸法や厚みを大きくすることなく、母
線支持体7に加わる破壊力を極力低減することができ
る。
第12図及び第13図は、母線支持体7の両端部の取付板9
に対する締付座の部分を示している。本例では、固定用
のボルト11を螺合するナット10を落とし込む穴7lを締付
座の厚みの中央部に設け、その両側に穴7lと別の方向に
開放する溝7kを形成することにより、ボルト11の軸部が
締付座の厚み方向を貫通する穴を形成している。これに
より、穴7l内にナット10を挿入してボルト11で母線支持
体7を締め付け、取付板9に取り付けることができ、取
り付けの際ナット10を手で支持しておく手間が省ける。
またボルト11を緩める場合にもナット10が落下するこ
とを防止することができ、一人での作業を簡単に行うこ
とができる。この穴7l及び溝7kは、母線支持体7の成型
時に金型により形成することができるため、後加工を要
せず、インサート金具等を必要としない。特に、溝7kの
開放方向を穴7lの開放方向と逆方向にすれば、成型時の
抜き方向と一致し、金型の構造が簡単になる。
〔考案の効果」 以上に説明したように、本考案においては、コントロー
ルセンター内に並行して配設される垂直母線の断面形状
と略等しい断面形状を有する貫通孔を形成した絶縁物に
てなる母線支持体で垂直母線を支持している。この母線
支持体は一体物であるため、従来のように、複数の支持
体による組付け作業をなくし組立工数を減らし、また部
品点数を削減して母線支持装置を安価に構成することが
できる。さらに、導電板の下端部付近に幅方向の中心に
対して偏倚して突起を形成し、母線支持体の貫通孔の内
壁に貫通孔部及び被貫通孔部を対称位置に形成すること
により、同一の母線支持体で、その取付方向を変えるだ
けで垂直母線の抜け止め及び位置決めを行うことがで
き、母線支持体ユニットを容易に組み立てることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の支持装置を組み込んだコントロールセ
ンターの実施例の構造を示す横断平面図、第2図及び第
3図は母線支持体の実施例を示す平面図及び正面図、第
4図は母線支持体の貫通孔部分の拡大断面図、第5図は
その平面図、第6図及び第7図はそれぞれ第5図のI−
I線及びII−II線における断面図、第8図は垂直母線の
突起の付設形態を示す斜視図、第9図は母線支持体ユニ
ットの正面図、第10図は垂直母線の反りの状況を示す説
明図、第11図は本考案による反りの影響を示す説明図、
第12図は母線支持体の締付座の部分の構成を示す斜視
図、第13図は第12図のIII−III線における断面図であ
る。 1:外枠、2:ユニット室 3:垂直母線室、4:ケーブル室 5:放熱用通気室、6:垂直母線 6a:突起、7:母線支持体 7a〜7e:貫通孔、7f:突条 7g:凹部、7h,7i:孔部 7j:突部、7k:溝 7l:穴、8:内部枠 9:取付板、10:ナット 11:ボルト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コントロールセンター内に並行して配設さ
    れる垂直母線の断面形状と略等しい断面形状を有する貫
    通孔を、前記垂直母線の設置間隔で形成した、絶縁物に
    てなる一体の母線支持体を備えたコントロールセンター
    において、前記垂直母線となる導電板の下端部付近に、
    該導電板の幅方向の中心に対して偏倚して突起を形成
    し、母線支持体の貫通孔の内壁に、前記突起を貫通する
    孔部及び非貫通孔部をそれぞれ該貫通孔の貫通中心軸に
    対する対称位置に形成したことを特徴とするコントロー
    ルセンターにおける母線支持装置。
  2. 【請求項2】母線支持体の貫通孔の垂直母線厚み方向の
    幅を垂直母線の厚みよりも若干広い寸法とし、該貫通孔
    の相対向する内壁に、前記垂直母線の厚み方向の両面に
    当接する突部を形成したことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載のコントロールセンターにおける
    母線支持装置。
JP1988008966U 1988-01-26 1988-01-26 コントロールセンターにおける母線支持装置 Expired - Lifetime JPH062409Y2 (ja)

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JPH01113508U JPH01113508U (ja) 1989-07-31
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54142431U (ja) * 1978-03-28 1979-10-03
JPS5829313A (ja) * 1981-08-14 1983-02-21 株式会社日立製作所 閉鎖母線の支持装置

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