JPH0624066U - 洗浄用吐出ヘッド - Google Patents

洗浄用吐出ヘッド

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JPH0624066U
JPH0624066U JP6115992U JP6115992U JPH0624066U JP H0624066 U JPH0624066 U JP H0624066U JP 6115992 U JP6115992 U JP 6115992U JP 6115992 U JP6115992 U JP 6115992U JP H0624066 U JPH0624066 U JP H0624066U
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JP
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water
nozzle
cleaning
shampoo
cleaning liquid
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JP6115992U
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English (en)
Inventor
務 東
浩司 中野
Original Assignee
東陶機器株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗髪機等の吐出装置において、洗浄や濯ぎが
速やかに行えしかも配管スペースも小さくて済むコンパ
クトな二液吐出ヘッドを提供すること。 【構成】 吐出ヘッドの本体を水や湯の供給源に接続し
て放出端の散水板から通常のシャワー散水を可能とし、
更に本体の中に組み込んだチャンバブロックに別の流路
系によってシャンプー等の洗浄液を供給し、チャンバブ
ロックの放出端のノズルからこの洗浄液を放出可能と
し、湯や水等の洗浄水とシャンプーやその他の洗浄液と
を一つの吐出ヘッドから放出できるようにする。また、
ノズルには、洗浄液をその内部で旋回させるための旋回
チャンバを設け、洗浄液が放出される前に旋回流動化す
ることによって、ノズルからの散水を拡散させてミスト
化することを可能とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、たとえば浴室や洗面化粧台用のシャワー設備,洗髪機等においてシ ャンプーや洗浄水等の異なる2種の液体を同時に又は別々に吐出できるようにし た吐出ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
シャワーを用いる設備の一つとして、ボールの中に多数のシャワーヘッドやノ ズルヘッドを組み込み、これらからシャンプーやリンス及び湯をそれぞれの噴出 の時間帯を適当に設定することによって自動的に洗髪できるようにした洗髪機が ある。
【0003】 たとえば、特公昭56−20003号公報に記載の洗髪機は、ボールの中に洗 浄用の温水を噴出するためのノズルに加えて、シャンプーを放出するための別の ノズルを備えた構成である。シャンプー用のノズルは、シャンプーだけでなく石 鹸水や温水が循環供給され、必要に応じた吐水を可能としている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、洗髪機は、そのボールの周りに各種の配管を巡らすものが一般的で あって、配管スペースを小さくすることが装置全体のコンパクト化の上で重要で ある。この点からすると、洗浄用のノズルに加えてシャンプーやその他の目的の ためのノズルを備えることは、コンパクト化の障害となりやすい。
【0005】 また、洗浄水用のノズルとシャンプーのノズルとを別々に設けると、洗浄水と シャンプーの噴出位置が異なることから、頭部に当たる領域も当然ずれてくる。 このため、頭髪に浴びせたシャンプーはそのまま下に垂れ流れるだけであって、 洗浄水の攪拌を利用した洗浄作用は期待できない。そして、濯ぎの際にも、最も シャンプーが当たる部分からずれた所に洗浄水が集中して浴びせられることにな る。このため、濯ぎを十分にするには、時間がかかるほか多量の洗浄水が必要と なる。
【0006】 このように、従来の自動洗髪機では、シャンプーと洗浄水を別々のノズルから 噴射していたので、洗浄や濯ぎの点で不十分な面がある。そして、洗髪機のほか にも洗浄水と洗浄剤の二液を使用する自動食器洗い機や特殊なシャワー設備にお いても、同様の問題がある。
【0007】 本考案において解決すべき課題は、洗浄や濯ぎが速やかに行えしかも配管スペ ースも小さくて済むコンパクトな二液吐出ヘッドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、洗髪機やその他の洗浄設備に設けられる吐出ヘッドであって、給水 及び/又は給湯源に接続した本体と、該本体の放出端に設けられ多数の散水孔を 開けた散水板と、前記本体の内部流路とは別系統として洗浄液等の供給源に連通 するチャンバブロックと、該チャンバブロックに連通し前記散水板にスロートを 含ませて位置させたノズルとからなることを特徴とする。
【0009】 また、ノズルをチャンバブロックの内部にほぼ同軸の二重管構造として組み込 み、ノズルの周壁にその内壁のほぼ接線方向に開口軸線を持つ導入孔を開け、導 入孔を開けた部分をこの導入孔からの洗浄液が旋回流動可能な内径の旋回チャン バとして形成し、更に旋回チャンバからスロートに向かう流路面積を次第に絞る 流路構造とすることもできる。
【0010】
【作用】
吐出ヘッドの本体には水,湯又はこれらが同時に供給され、本体の放出端に備 えた散水板の散水孔から放出され、通常のシャワーと同様の散水が得られる。ま た、このシャワー散水の流路とは別に設けたチャンバブロックにはシャンプー等 の洗浄液が供給され、チャンバブロックに連通して設けたノズルのスロートから 洗浄液が放出される。
【0011】 このように、一つの吐出ヘッドを水や湯の洗浄吐水と洗浄液の吐水とが同時に 又はそれぞれ別々に行うことができ、洗浄吐水と洗浄液吐水の範囲を同じ領域に 設定することが可能となる。
【0012】 また、ノズルに旋回チャンバを設けて導入孔からの洗浄液を旋回させ、スロー トに向かう絞りによって流れを増速するようにすれば、洗浄液自身が持つ旋回エ ネルギによってスロートからの洗浄液をミスト化することが可能となる。
【0013】
【実施例】
図1は本考案の二液吐出ヘッドの縦断面図、図2はその平面図であり、この実 施例では自動洗髪機のボールに組み込むものとして説明する。
【0014】 図において、二液吐出ヘッドの本体1は、上端を開放した円形の容器状に形成 され、その上端には散水板2をネジ接合によって一体化している。散水板2には 、その中心部を除いて多数の洗浄水用の散水孔2aを開け、中心には後述するシ ャンプーやリンス用のノズルヘッドの先端が嵌まり込む保持孔2bを開けたもの である。
【0015】 本体1の底部には、給水管3a及び給湯管3bを接続する。給水管3aは建屋 側の給水配管に接続し、一方給湯管3bはたとえば自動洗髪機に内蔵した電気温 水器(図示せず)に接続するものとし、それぞれの流路系には開閉用電磁弁及び 流量調整弁等を組み込む。そして、コントローラによってこれらの弁を制御する ことによって、湯と水の流量を設定し、本体1内で混合させることによって適切 な温度の混合水が得られるように操作可能とする。
【0016】 更に、本体1の内部には、シャンプーやリンスの流路を混合水流路と区画する チャンバブロック4とノズルNとを組み込む。
【0017】 チャンバブロック4は、本体1の内部に同軸上に配置され、図3(図1のA− A線矢視による横断面図)に示すように、上端に十字状のフランジ4aを形成し てこれを本体1の内壁にネジ接合して固定されている。このような十字状のフラ ンジ4aを備えることで、給水管3a及び給湯管3bに接続した本体1の底部側 は、フランジ4aの間を流路として散水板2側に連通する。また、チャンバブロ ック4の底部には、本体1の底壁を貫通する供給管4bを連結する。この供給管 4bは、シャンプーやリンス等を収納したタンク等に流路を接続したもので、流 路系に備えた切換え弁やポンプ等を利用してシャンプー又はリンス液がそれぞれ 別々に送り込まれ、これらの液をチャンバブロック4の内部へと導入する。
【0018】 ノズルNはノズルヘッド5とこれに一体としたキャップ6とによって構成する 。ノズルヘッド5は、チャンバブロック4の内周との間でネジ接合され、上端の スロート5aの周りを散水板2の保持孔2bの間に差し込んで固定したものであ る。そして、このスロート5aの周りと散水板2との間にはパッキン2cを組み 込み、混合水は散水孔2aのみから放出されるようにする。また、ノズルヘッド 5の内壁は、上流側からスロート5aにかけて流路面積が縮小していくテーパ面 5bとし、放出端に向けて流れを増速可能な形状とする。
【0019】 キャップ6はノズルヘッド5の下端に同軸上に連結したものである。そして、 これらのノズルヘッド5及びキャップ6によって形成される空間を、チャンバブ ロック4に流入したシャンプーやリンス液を旋回させるための旋回チャンバ7と する。
【0020】 キャップ6の周壁には、チャンバブロック4内のシャンプー又はリンス液を導 入して内部流れを旋回させるための導入孔6aを開ける。図4は図1のB−B線 矢視による横断面図であり、合計4個の導入孔6aはキャップ6内周面に対して 接線方向となる開口軸線の姿勢を持つ。
【0021】 図5は洗髪機のボールに吐出ヘッドを組み込んだ例を示す平面図、図6は図5 のC−C線矢視による縦断面図である。
【0022】 洗髪機のボール8の底部に合計4個,側部の内壁に1個ずつ及び奥側の内壁に 3個の吐出ヘッドの本体1が組み込まれている。また、図示の例では、奥側の上 部には幅方向に長い前頭部用の補助ノズル9を備えている。
【0023】 各吐出ヘッドの本体1には、図1で示したように、給水管3a,給湯管3b及 びシャンプー液又はリンス液のための供給管4bが接続され、内蔵した電磁開閉 弁や流量調整弁等を操作パネル8aのスイッチによって操作し、たとえばシャン プーによる洗髪及びリンス後の濯ぎまでを全て自動的に行えるように制御する。 そして、使用するときは、ボール8の上に被せたカバーに頭部を載せてその頭髪 部分に各吐出ヘッドや補助ノズル9からの散水が浴びせかけるものとする。
【0024】 以上の構成において、給水管3a及び給湯管3bからそれぞれ水と湯が本体1 に供給され、散水板2の散水孔2aから放出される。なお、供給する湯の温度や 水と湯との混合比を適当にすることで混合水の温度を調整することは無論であり 、水だけを使用する場合もある。
【0025】 このように適当な温度の混合水又は水を散水孔2aから放出することによって 、通常のシャワーとして使用できる。
【0026】 また、シャンプー液を供給管4bからチャンバブロック4の中に供給すると、 シャンプー液はキャップ6の導入孔6aから旋回チャンバ7の中に流れ込む。こ のとき、4個の導入孔6aは、キャップ6の内周壁に対してその接線方向に開口 軸線を持つので、外部からの混合水は図4に示すようにキャップ6の内周壁に沿 う流れとなる。このため、旋回チャンバ7の中の内部流れは、図中の矢印に示す ように時計方向に旋回する流れとなる。
【0027】 このような旋回流れとなってシャンプー液はスロート5a側に向かい、このと きノズルヘッド5のテーパ面5bによる流路縮小によって増速される。そして、 シャンプー液自身には、旋回チャンバ7の中で付与された旋回流動性が残ってい るので、スロート5aから高速で放出されるときには、周囲に拡散し且つミスト 状になって散水される。
【0028】 このように、ノズルヘッド5からのシャンプー液は一つの流線となって放出さ れるのではなく、拡散するミスト状となるので、広い範囲の頭髪に万遍なくシャ ンプー液を浴びせかけることができる。
【0029】 なお、シャンプーに代えてリンスをする場合でも、リンス液を供給管4bから ノズルN側に送ることによって、ミスト状のリンス液の散水が行える。また、混 合水の流路系とシャンプー又はリンスの供給系とは別々となっているので、混合 水のみによる通常のシャワーやシャンプーやリンスの放出に加えて、混合水と同 時にシャンプー液やリンス液の放出が可能である。
【0030】 このように、一つの吐出ヘッドに混合水又は水の吐出機能とシャンプーやリン ス液の吐出機能を持たせているので、それぞれのヘッドを別々に配置することが 不要となる。また、ノズルヘッド5のスロート5aが散水板2の中央に位置する ので、シャンプー液を放出した周りに確実に混合水や水を当てることができる。 このため、混合水とシャンプー液を同時に放出する場合では、混合水が頭髪に当 たってこれを波打たせることができ、シャンプーによる洗浄効果を上げることが できる。また、濯ぎの場合も、シャンプー液やリンス液が当たった部分に混合水 を当てるので、濯ぎ残しのない洗髪が行える。
【0031】 なお、洗髪機だけでなく、水や混合水に加えて各種の洗浄剤を使用するシャワ ー設備にも本考案の吐出ヘッドが利用でき、自動食器洗い機のノズルとしても有 効である。
【0032】
【考案の効果】
本考案では、水や湯と洗浄剤とを同じ領域に同時にまたは別々に噴射すること ができ、たとえばシャンプーやリンスを使う洗髪機等では洗浄やリンスが万遍な く行え、濯ぎ残しもない処理が可能となる。
【0033】 また、湯や水用の吐出ヘッドと洗浄剤用の吐出ヘッドとを分散して設けるより も、全体の組み込み数が減るので配管スペースも小さくなり、装置全体の小型化 も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の吐出ヘッドの縦断面図である。
【図2】図1の吐出ヘッドの平面図である。
【図3】図1のA−A線矢視による横断面図である。
【図4】図1のB−B線矢視による横断面図である。
【図5】本考案の吐出ヘッドを組み込んだ洗髪機のボー
ルを示す平面図である。
【図6】図5のC−C線矢視による縦断面図である。
【符号の説明】
1 本体 5a スロー
ト 2 散水板 6 キャッ
プ 2a 散水孔 6a 導入孔 3a 給水管 7 旋回チ
ャンバ 3b 給湯管 8 ボール 4 チャンバブロック 8a 操作パ
ネル 4b 供給管 9 補助ノ
ズル 5 ノズルヘッド N ノズル

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗髪機やその他の洗浄設備に設けられる
    吐出ヘッドであって、給水及び/又は給湯源に接続した
    本体と、該本体の放出端に設けられ多数の散水孔を開け
    た散水板と、前記本体の内部流路とは別系統として洗浄
    液等の供給源に連通するチャンバブロックと、該チャン
    バブロックに連通し前記散水板にスロートを含ませて位
    置させたノズルとからなる洗浄用吐出ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記ノズルを前記チャンバブロックの内
    部にほぼ同軸の二重管構造として組み込み、前記ノズル
    の周壁にその内壁のほぼ接線方向に開口軸線を持つ導入
    孔を開け、該導入孔を開けた部分を該導入孔からの洗浄
    液が旋回流動可能な内径の旋回チャンバとして形成し、
    更に前記旋回チャンバから前記スロートに向かう流路面
    積を次第に絞る流路構造を持つ請求項1記載の洗浄用吐
    出ヘッド。
JP6115992U 1992-08-31 1992-08-31 洗浄用吐出ヘッド Pending JPH0624066U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006055317A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Toho Gas Co Ltd 浴室ミスト装置用噴霧ヘッド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006055317A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Toho Gas Co Ltd 浴室ミスト装置用噴霧ヘッド
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