JPH06240550A - ゴム房飾り構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は祝儀、不祝儀時に包装用の飾りとし
て用いられるゴム房に関するものであり、特にゴム紐の
付加価値を高めて飾りとしてのゴム房の格式を向上せし
めることを目的としている。 【構造】 祝儀、不祝儀時の贈進物包装用の飾りに用い
るゴム紐の先端に房を取り付けたゴム房において、房の
結び目近傍に適宜の水引細工による飾りを編み付け或い
は接着等により一体化したゴム房飾り構造としている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本考案は祝儀、不祝儀時に包装用
の飾りとして用いられるゴム房に関するものであり、特
にゴム紐の付加価値を高めて飾りとしてのゴム房の格式
を向上せしめるべく勘案したゴム房飾り構造に関するも
のである

【０００２】

【従来の技術】祝儀、不祝儀時の贈進物等には熨斗紙を
かけて、その上から水引で結ぶというのが本来の形態で
あるが、従来より簡便な方法として、ゴム紐の両端に房
を取り付け、房側を蝶結びとして輪状としたゴム房が一
般に広く知られている。これは贈進物を房ひもで蝶結び
に結ぶということが特に若い人達にはなかなかできない
ことから、ゴム紐を用いて結び目は予め蝶結びにした輪
状としたものであるが、簡便な中にも格式ある贈進物包
装飾り形態として現在は重宝されている。しかし近年に
なって、水引が従来の紙撚芯表面を着色したものだけで
はなく、紙撚芯の表面に蒸着プラスチックフイルムのテ
ープを隙間無く巻回した水引が開発され、また蒸着プラ
スチックフイルム表面の染色技術のめざましい進歩から
美麗で格式の高い水引素材が得られるようになり、それ
に伴って近年では慶事に用いられる熨斗袋の水引の結び
方も多種多様化し、本来の水引の結びの意味を逸脱した
飾り結びが多くなっている。このような水引飾りは華麗
であり特に若い人に好まれているのに対して、ゴム房に
あっては、慶事においては一般的に房の色が紅白で、そ
の他に結婚祝等で用いられる金銀、赤金、赤一色等があ
り、弔事では黒白、銀一色の他に白一色、青色、紫白、
銀白、黄白等があるものの従来より全く変っておらず、
ゴム房の製造販売業界においては新規なゴム房の開発が
待たれていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなことから出
願人は祝儀、不祝儀時の贈進物に従来から用いられてい
た水引をかける形態、特に華麗な水引飾りとゴム房によ
る包装時の簡便さを合せ持った新製品を開発せんとした
ものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明にあっては係る課
題を解決せんとして開発したものであり、祝儀、不祝儀
時の贈進物包装用の飾りに用いるゴム紐の先端に房を取
り付けたゴム房において、房の結び目近傍に適宜の水引
細工による飾りを編み付け或いは接着等により一体化し
たことを特徴とするゴム房飾り構造を呈せんとするもの
である。

【０００５】

【実施例】以下本発明に係る実施例の態様を図面に基い
て説明すれば、１はゴム房であり２は水引飾りである。
本発明実施例においては２の水引飾りは主として蒸着プ
ラスチックフイルムを紙撚芯の表面に隙間なく巻回した
ものを用いているが、水引飾り２の材料としては蒸着プ
ラスチックフイルムを巻回した水引に限定されるもので
はない。水引飾りの形態としても慶事用、弔事用でも異
なり、同じ慶事用においてもその形状は多種多用であり
実施例の形状に限定されるものではない。又ゴム房１も
通常これらの用途に用いられるゴム紐である。水引飾り
２はゴム房１に編み込み或いは接着により一体的に一体
化するものとしている。

【０００６】

【発明の効果】以上のように本発明は、祝儀、不祝儀時
の贈進物包装用の飾りに用いるゴム紐の先端に房を取り
付けたゴム房１において、房３の結び目４近傍に適宜の
水引細工による飾り２を編み付け或いは接着等により一
体化したことを特徴とするゴム房飾り構造であるから、
贈進物を房ひもで蝶結びに結ぶということが若い人達に
はなかなかできないことから、従来より簡便な方法とし
て、ゴム紐の両端に房を取り付け、房側を蝶結びとして
輪状としたゴム房が簡便な中にも格式ある贈進物包装飾
り形態として現在は重宝されているが、水引が従来の紙
撚芯表面を着色したものだけではなく、紙撚芯の表面に
蒸着プラスチックフイルムのテープを隙間無く巻回した
水引が開発され、また蒸着プラスチックフイルム表面の
染色技術のめざましい進歩から美麗で格式の高い水引素
材が得られるようになり、それに伴って近年では慶事に
用いられる熨斗袋の水引の結び方も多種多様化し、本来
の水引の結びの意味を逸脱した飾り結びが多くなり、こ
のような水引飾りが華麗であり特に若い人に好まれてい
るのに対して、ゴム房は従来より全く進歩の後が見えな
かったが、本発明によって贈進物の本来の包装形態であ
る水引飾りと扱いの簡便なゴム房を一体化したことによ
り、水引をかけるという特殊な技術も必要とせずに、し
かも容易に贈進物の表面に水引飾りを付けることができ
るものであり、又これによってゴム房の形態も一段とグ
レードアップされ華麗さと格式の高い進物品の包装が得
られるものである。しかも水引飾りとゴム房を一体化す
ることによりゴム房の格式が向上するだけでなく、水引
の業界においても新たなる需要が生じるものであり、ゴ
ム房業界にとっても水引業界にとっても誠に実用的な顕
著なる効果を得るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の形態を示す図面である。他の実
施例を示す平面図である。

【符号の説明】 １ ゴム房 ２ 水引飾り ３ 房 ４ 結び目

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成５年５月６日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【発明の名称】 ゴム房飾り構造

【特許請求の範囲】

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本考案は祝儀、不祝儀時に包装用の飾りとして用いられ
るゴム房又はゴム結びに関するものであり、特にゴム房
又はゴム結びの格式を高めて飾りとしてのゴム房又はゴ
ム結びの格式を向上せしめるべく勘案したゴム房飾り構
造に関するものである

【０００２】

【従来の技術】 祝儀、不祝儀時の贈進物等には熨斗紙をかけて、その上
から水引で結ぶというのが本来の形態であるが、従来よ
り簡便な方法として、ゴム紐の両端に房を取り付け、房
側を蝶結びとして輪状としたゴム房、又はゴム紐の両端
を蝶結びとしたゴム結びが一般に広く知られている。こ
れは贈進物を房ひもで蝶結びに結ぶということが特に若
い人達にはなかなかできないことから、ゴム紐を用いて
結び目は予め蝶結びにした輪状としたものであるが、簡
便な中にも格式ある贈進物包装飾り形態として現在は重
宝されている。しかし近年になって、水引が従来の紙撚
芯表面を着色したものだけではなく、紙撚芯の表面に蒸
着プラスチックフイルムのテープを隙間無く巻回した水
引が開発され、また蒸着プラスチックフイルム表面の染
色技術のめざましい進歩から美麗で格式の高い水引素材
が得られるようになり、それに伴って近年では慶事に用
いられる熨斗袋の水引の結び方も多種多様化し、本来の
水引の結びの意味を逸脱した飾り結びが多くなってい
る。このような水引飾りは華麗であり特に若い人に好ま
れているのに対して、ゴム房にあっては慶事においては
一般的に房の色が紅白で、その他に結婚祝等で用いられ
る金銀、赤金、赤一色等があり、弔事では黒白、銀一色
の他に白一色、青色、紫白、銀白、黄白等があるものの
従来より全く変っておらず、ゴム紐そのものもこのよう
な配色であることからゴム結びにあっても従来より全く
変らず、ゴム房又はゴム結びの製造販売業界においては
新規な製品の開発が待たれていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】このようなことから出
願人は祝儀、不祝儀時の贈進物に従来から用いられてい
た水引をかける形態、特に華麗な水引飾りとゴム房又は
ゴム結びによる包装時の簡便さを合せ持った新製品を開
発せんとしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明にあっては係る課
題を解決せんとして開発したものであり、祝儀、不祝儀
時の贈進物包装用の飾りに用いるゴム紐の先端に房を取
り付けたゴム房、又はゴム紐の両端を蝶結びとしたゴム
結びにおいて、房の結び目近傍に適宜の水引細工による
飾りを編み付け或いは接着等により一体化したことを特
徴とするゴム房飾り構造を呈せんとするものである。

【０００５】

【実施例】以下本発明に係る実施例の態様を図面に基い
て説明すれば、１はゴム房（以後の実施例の説明におい
てはゴム結びも含めてゴム房という）であり２は水引飾
りである。本発明実施例においては２の水引飾りは主と
して蒸着プラスチックフイルムを紙撚芯の表面に隙間な
く巻回したものを用いているが、水引飾り２の材料とし
ては蒸着プラスチックフイルムを巻回した水引に限定さ
れるものではない。水引飾りの形態としても慶事用、弔
事用でも異なり、同じ慶事用においてもその形状は多種
多用であり実施例の形状に限定されるものではない。又
ゴム房１も通常これらの用途に用いられるゴム紐であ
る。水引飾り２はゴム房１に編み込み或いは接着により
一体的に一体化するものとしている。尚、本発明におい
てはゴム房ゴム結びとしているが、ゴム紐には丸紐と平
紐があり、紐の形態に限定されるものではなく、また、
ゴム房を輪状としたものでなく、結びの反対側両端に金
具を取付け、該金具を包装箱に取付ける形態の場合も本
発明に包含されるものである。更に組紐の両端に房を取
付けた房紐と水引き飾りを一体化する場合もある。

【０００６】

【発明の効果】以上のように本発明は、祝儀、不祝儀時
の贈進物包装用の飾りに用いるゴム紐の先端に房を取り
付けたゴム房１、ゴム紐の両端を蝶結びとしたゴム結び
において、ゴム房１又はゴム結びの結び目４近傍に適宜
の水引細工による飾り２を編み付け或いは接着等により
一体化したことを特徴とするゴム房飾り構造であるか
ら、贈進物を房ひもで蝶結びに結ぶということが若い人
達にはなかなかできないことから、従来より簡便な方法
として、ゴム紐の両端に房を取り付け、房側を蝶結びと
して輪状としたゴム房が簡便な中にも格式ある贈進物包
装飾り形態として現在は重宝されているが、水引が従来
の紙撚芯表面を着色したものだけではなく、紙撚芯の表
面に蒸着プラスチックフイルムのテープを隙間無く巻回
した水引が開発され、また蒸着プラスチックフイルム表
面の染色技術のめざましい進歩から美麗で格式の高い水
引素材が得られるようになり、それに伴って近年では慶
事に用いられる熨斗袋の水引の結び方も多種多様化し、
本来の水引の結びの意味を逸脱した飾り結びが多くな
り、このような水引飾りが華麗であり特に若い人に好ま
れているのに対して、ゴム房は従来より全く進歩の後が
見えなかったが、本発明によって贈進物の本来の包装形
態である水引飾りと扱いの簡便なゴム房を一体化したこ
とにより、水引をかけるという特殊な技術も必要とせず
に、しかも容易に贈進物の表面に水引飾りを付けること
ができるものであり、又これによってゴム房の形態も一
段とグレードアップされ華麗さと格式の高い進物品の包
装が得られるものである。しかも水引飾りとゴム房又は
ゴム結びを一体化することによりゴム房の格式が向上す
るだけでなく、水引の業界においても新たなる需要が生
じるものであり、ゴム房業界にとっても水引業界にとっ
ても誠に実用的な顕著なる効果を得るものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明実施例の形態を示す図面である。

【符号の説明】 １ ゴム房 ２ 水引飾り ３ 房 ４ 結び目

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 祝儀、不祝儀時の贈進物包装用の飾りに
   用いるゴム紐の先端に房を取り付けたゴム房において、
   房の結び目近傍に適宜の水引細工による飾りを編み付け
   或いは接着等により一体化したことを特徴とするゴム房
   飾り構造。