JPH06239356A - 気密ファスナー及びその製造方法 - Google Patents

気密ファスナー及びその製造方法

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JPH06239356A
JPH06239356A JP4061493A JP4061493A JPH06239356A JP H06239356 A JPH06239356 A JP H06239356A JP 4061493 A JP4061493 A JP 4061493A JP 4061493 A JP4061493 A JP 4061493A JP H06239356 A JPH06239356 A JP H06239356A
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JP
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soft rubber
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packing
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JP4061493A
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English (en)
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Toshio Nishino
利夫 西野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雄雌部材のいずれか一方または双方の噛合対
向壁面の長手方向に軟質ゴムパッキングが一体的に突設
せられることによって両部材の嵌合時における気密性が
格段と高められること。 【構成】 長条押出一体成形品としての雄雌部材10、
20を含み、雄部材10は嵌合部14を有し、雌部材2
0は雄部材嵌合部14と嵌合する溝部25を有すると共
に、該雌部材はその溝部25がコロナ放電の雰囲気内を
通過することによって活性化され、該溝部25の内壁面
長手方向に一液型軟質ゴムが連続的に圧着されて軟質ゴ
ム(シリコンゴム)パッキング26が一体的に膨出状に
突設され、該パッキング26によって高い気密性が保持
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、気密ファスナー及びそ
の製造方法に関し、更に詳しくは、例えばプラスチック
フィルム製の袋体に物品を収納して、その口を封止して
物品を保存する物品保存袋の開口部封止具として好適な
気密ファスナー及び該ファスナーの製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】プラスチックフィルム製等の物品保存袋
の開口部を開閉する封止具として本発明者等は、先に、
特に図示しないが、合成樹脂材による押出一体成形品と
しての雄型部材と雌型部材を含み、雄型部材は、基板部
に下向きにして、かつ左右対称形にガイド壁部が突設さ
れて、該両ガイド壁部間の中央部位には垂直脚部を介し
て断面略下向き三角形状の嵌入凸部が設けられて成り、
雌型部材は、基板部に上向きにして、かつ上端に内向き
やや下向き傾斜状の係止壁部が設けられると共に、略中
間部位には内向き水平状の舌壁部が設けられた側壁部が
左右対称形に突設されて、該両側壁部間によって雄型部
材の嵌入凸部が圧入される開口部が形成され、該開口部
を介して雄型部材の嵌入凸部が圧入されて嵌入凸部の先
端部の両壁面が舌壁部と圧接せられると共に、嵌入凸部
の両肩部が係止壁部に圧接せられて密閉される構成のフ
ァスナーを考案し、実用新案登録出願(実願平3−10
0684号)をした。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところが、この物品
保存袋におけるファスナーについては、実用上空気には
繊維埃や土埃が多く、これがファスナーの噛合部分に挾
まった場合には、材質そのものに撥水性がある場合にお
いては、水等の表面張力の大きい液体は遮断できるも、
空気等の気体は遮断することができず、また、合成樹脂
そのものは静電気を帯電し易くて埃が誘引されるが、静
電気防止剤を混入しても埃の付着を絶無とすることは不
可能であるところから、実験によれば、通常の埃のある
室内において布団をプラスチックフィルム袋に収納して
袋内の空気を排気した100例中92例は空気洩れは認
められなかったが、8例については僅に空気洩れが認め
られた。しかし、水槽につけての試験では発見できなか
った。即ち、水は遮断できても、空気は完全に遮断でき
ないのである。
【0004】本発明は、この実願平3−100684号
に係る物品保存袋におけるファスナーに更なる改良を加
えたもので、その目的とするところは、繰り返しの開閉
によるも空気等の気体を完全に遮断して気密性に優れ、
物品保存袋の開口部封止具として好適なファスナーを提
供することにある。
【0005】
【問題点を解決するための手段】この目的のため、本発
明は、互いに嵌合する長条押出一体成形品としての雄雌
部材のいずれか一方または双方の噛合対向壁面の長手方
向に軟質ゴムパッキング、好ましくは、シリコンゴムパ
ッキングが一体的に突設された構成を特徴とするもので
ある。
【0006】そして、該ファスナーの製造方法として
は、予め一体成形された雄雌部材のいずれか一方または
双方の噛合対向壁面部がコロナ放電の雰囲気内を通過す
ることによって活性化され、次いで、該活性化された壁
面長手方向に直ちに一液型軟質ゴム(シリコンゴム)が
連続的に圧着されて軟質ゴム(シリコンゴム)パツキン
グが一体的に突設されてファスナーが得られる製造方法
がある。
【0007】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
本発明に係る気密ファスナーは図1に例示されているよ
うに、相互に嵌合する雄部材と雌部材とを有している。
更に説明すると、雄部材10は、ポリエチレン樹脂等の
合成樹脂材による長条押出一体成形品として得られるも
ので、該雄部材10は、図2に例示されているように、
所定の横幅を有する帯状基板部11の長手方向に下向き
に肉厚状垂直脚部12が突設され、該脚部12の下端に
は、左右対称形にして、かつやや上向き斜向状の係止肩
部13を有する円弧状嵌合部14が設けられて構成され
ている。一方、該雄部材10に対応する雌部材20は、
ポリエチレン樹脂等の合成樹脂材による長条押出一体成
形品として得られ、かつ後述の方法によって軟質ゴムパ
ッキングが一体的に突設されたもので、更に説明する
と、該雌部材20は、図3に例示されているように、雄
部材10の基板部11と同等の基板部21に、上端両側
に左右対称形にして、かつやや下向き傾斜状の係止歯部
22と円弧状部23が設けられて、両係止歯部22、2
2間と円弧状部23によって雄部材10の脚部12と嵌
合部14が圧入される開口部24と溝部25が形成さ
れ、更に溝部25の両内壁面長手方向の径方向には、相
対向して軟質ゴム、好ましくはシリコンゴムの弾性パッ
キング26が後述の方法によって一体的にして、かつ膨
出状に突設されて構成されている。
【0008】このように構成された雄部材10と雌部材
20は、図1に示されているように、雄部材10の脚部
12と嵌合部14が雌部材20における開口部24を介
して圧入され、両軟質ゴムパッキング26が嵌合部14
の外壁面で圧接されて弾性的に変形され、互いの対接面
は一体的に完全密着して気密的に嵌合されると共に、雌
部材溝部25と雄部材嵌合部14との間に空隙部27が
形成される。
【0009】本発明に係る気密ファスナーは、相互に嵌
合する雄部材と雌部材のいずれか一方または双方の噛合
対向面長手方向に軟質ゴム、好ましくはシリコンゴムの
パッキングが一体的に突設せられた点に特徴がある。し
たがって、雄雌部材の断面形状は、実施例のそれに限定
されず、この種公知の断面形状を有するファスナー部材
を含み、また、軟質ゴム(シリコンゴム)パッキング2
6も2条に限らず、図4に示されているように4条、あ
るいは、特に図示しないが、3条設けてもよいことは勿
論である。
【0010】本発明に係る気密ファスナーは以上の構成
であって、該気密ファスナーは図5に概略的に示されて
いる方法によって製造される。
【0011】製造方法を説明すると、先ず、長条押圧一
体成形品として得られ、かつロール状に巻かれた雌部材
1(図3に示されている雌部材20において2条の軟質
ゴムパッキング26を除いた断面形状での雌部材)(図
6参照)はその開口部24を上向きとし、一対の送りロ
ーラ手段30により水平移送されて、活性化手段40に
よるコロナ放電の雰囲気内を通過することによって溝部
25の内壁面が活性化されて、接着性を高めるための粗
面が形成される。更に説明すると、活性化手段40は変
圧器41、鋸歯状電極42等から構成されており、変圧
器41によって約10kvの電圧が長さ約15cmの鋸歯状
電極42に印加される。鋸歯状電極42の刃部43の先
端部は開口部24内にあって(図7参照)、一方の接地
電極44との間隙は約3mmと僅少間隔に保持され、雌部
材1の溝部25の内壁面は約1.5秒間コロナ放電下に
置かれる。次いで、活性化された雌部材1は軟質ゴム
(シリコンゴム)圧入手段50を介してその溝部25の
対向せる両内壁面長手方向に軟質ゴム(シリコンゴム)
パッキング26、26が膨出状にして、かつ一体的に接
着される(図8参照)。更に説明すると、軟質ゴム(シ
リコンゴム)圧入手段50は軟質ゴム(シリコンゴム)
の入っているシリンダー51、該シリンダー51の下端
に装着の金属製圧入ノズル52等から構成され、圧入ノ
ズル52は図10から図12に示されているように、シ
リンダー51に装着される円筒状部53とこれの下端に
一体に連らなる扁平にして、横長方形状の挿入部54を
有すると共に、該挿入部54の短手方向の一側下端に
は、雌部材溝部25の底部分と適合する膨出状ガイド部
55が設けられ、また、挿入部54の両側面下端には、
雌部材係止歯部22の下面に係合するガイド片部56が
突設されて、該両ガイド片部56とガイド部55とで溝
部57が形成され、該両溝部57によって軟質ゴム(シ
リコンゴム)押し出し孔58から押し出された軟質ゴム
(シリコンゴム)が長条に接着形成されると共に、押し
出された余剰ゴムは挿入部54の下端切欠部59に溜る
ようになっている。次いで、軟質ゴム(シリコンゴム)
パッキング26が形成された雌部材20は送りローラ手
段60を介して移送され、ロール状に巻き取られて最終
製品とされる(図9参照)。
【0012】このようにして得られた気密ファスナー
は、その用途としては、図13に例示されているよう
に、保存袋体100の開口部に雄雌部材10、20がそ
の各基板部11、12をもってインパルスヒーター等に
より一体的に接着されて開口部の封止具として用いら
れ、または図示しないが、袋体の開口部が接着されるこ
となく、雄雌部材10、20間に一体的に挾着されて封
止具として用いられる。
【0013】
【発明の効果】しかして、本発明によれば、雄雌部材の
嵌合は、雄雌部材の嵌合外周壁面で雌部材膨出状の軟質
ゴム(シリコンゴム)パッキングが押圧されて弾性変形
する結果、互いの対接面は一体的に完全密着し、漏気の
全くない高い気密性が保持されると共に、雄雌部材の嵌
合離脱が繰り返されても、その高い気密性は保持されて
信頼性に優れ、また操作性においても、雄部材の嵌合部
と雌部材の溝部との間には空隙部が形成されるように構
成されているから、指先の弱い力で、簡易に雄雌部材を
嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気密ファスナーの一例での嵌合状
態での縦断面図である。
【図2】雄部材の一例での縦断面図である。
【図3】雌部材の一例での縦断面図である。
【図4】雌部材の他例での縦断面図である。
【図5】本発明に係る気密ファスナー製造方法の一例で
の概略工程説明図である。
【図6】軟質ゴム(シリコンゴム)パッキング形成前に
おける雌部材の縦断面図である。
【図7】鋸歯状電極と雌部材との関係を示す概略縦断面
図である。
【図8】軟質ゴム(シリコンゴム)圧入手段と雌部材と
の関係を示す概略縦断面図である。
【図9】製品としての雌部材の縦断面図である。
【図10】軟質ゴム(シリコンゴム)圧入ノズルの一部
省略の側面図である。
【図11】同上の正面図である。
【図12】同上の底面図である。
【図13】使用状態の一例を示す一部省略の縦断面図で
ある。
【符号の説明】
10 雄部材 11 基板 12 垂直脚部 13 係止肩部 14 嵌合部 1、20 雌部材 21 基板 22 係止歯部 23 円弧状部 24 開口部 25 溝部 26 軟質ゴム(シリコンゴム)パッキング 27 空隙部 30 送りローラ手段 40 活性化手段 50 軟質ゴム(シリコンゴム)圧入手段 60 送りローラ手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 お互いに嵌合する長条押出一体成形品と
    しての雄雌部材のいずれか一方または双方の噛合対向壁
    面の長手方向に軟質ゴムパッキングが一体的に突設され
    た構成を特徴とする気密ファスナー。
  2. 【請求項2】 前記軟質ゴムパッキングがシリコンゴム
    パッキングである請求項1の気密ファスナー。
  3. 【請求項3】 予め一体成形された雄雌部材のいずれか
    一方または双方の噛合対向壁面部がコロナ放電の雰囲気
    内を通過することによって活性化され、次いで、該活性
    化された壁面長手方向に直ちに一液型軟質ゴムが連続的
    に圧着されて軟質ゴムパッキングが一体的に突設される
    構成を特徴とする気密ファスナーの製造方法。
JP4061493A 1993-02-04 1993-02-04 気密ファスナー及びその製造方法 Pending JPH06239356A (ja)

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Cited By (3)

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