JPH0623918Y2 - 電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー - Google Patents

電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー

Info

Publication number
JPH0623918Y2
JPH0623918Y2 JP1988142351U JP14235188U JPH0623918Y2 JP H0623918 Y2 JPH0623918 Y2 JP H0623918Y2 JP 1988142351 U JP1988142351 U JP 1988142351U JP 14235188 U JP14235188 U JP 14235188U JP H0623918 Y2 JPH0623918 Y2 JP H0623918Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
raw material
feeder
electron beam
cap
beam melting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988142351U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0261954U (ja
Inventor
成雄 福元
雅雄 藤
好則 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP1988142351U priority Critical patent/JPH0623918Y2/ja
Publication of JPH0261954U publication Critical patent/JPH0261954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0623918Y2 publication Critical patent/JPH0623918Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子ビーム溶解炉により粒状原料(粉状および
塊状を含む)を溶解する際に用いる原料供給フィーダー
の改良に関するものであり、連続かつ安定な原料供給を
可能とするものである。
〔従来の技術〕 電子ビーム溶解における粒状原料の供給方式としては第
5図,第6図に示すものがある。第5図はハース3と称
される予備溶解装置の上方からホッパー5により粒状原
料を落下させる方式を示し、第6図は振動フィーダー6
等により原料を振動させ、ハース3内へ供給する方式を
示す。第5図および第6図においてハース3内に供給さ
れた原料には電子ビーム1が照射され、溶解した溶湯は
オーバーフローしてモールド2に注入され、冷却されイ
ンゴット4となって引き出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記第5図の供給方式を用いた場合は粒状原
料の落下により、ハース3内の溶湯が飛散し歩留りを低
下させるという問題が生じる。これに対して第6図の供
給方式においては側方より原料が供給されるために第5
図のような原料の落下に伴う溶湯の飛散という問題は生
じない。しかし、このような方式では振動フィーダー6
の先端の投入口がハース3内の溶湯からの放射熱により
加熱され、振動フィーダー6の先端の溶損あるいは投入
口付近での原料の融着が起り、ハース3内への原料装入
が困難となることがある。さらに原料としてスポンジチ
タンを用いた場合、スポンジチタン中の塩素(Cl)、マ
グネシウム(Mg)の揮発に伴うスプラッシュにより、溶
湯が投入口付近に付着しハース3内への原料装入が不可
能となる。
本考案は電子ビーム溶解において連続かつ安定な原料供
給を可能とする原料供給フィーダーを提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の要旨とするところは、電子ビーム溶解炉に原料
を供給するフィーダーであって、その原料排出側の先端
部には、原料を排出するとともにフィーダー内部を遮蔽
するための筒状体のキャップが配設され、該キャップは
フィーダー本体に対して回転自在であり、筒状体の側面
の一部に原料排出口を有し、かつ回転機構によって回転
することを特徴とする電子ビーム溶解炉用原料供給フィ
ーダーにある。
以下、本考案を具体例により説明する。
第1図はフィーダーとしてスクリューコンベアを用いた
装置例である。フィーダー7はスクリュー羽根13を有す
るスクリュー軸12が円筒筒11に挿入されたスクリュ
ーコンベアによって構成されている。スクリュー軸12
に固定されたプーリー16とモーター24の間にベルト
25が掛け渡されており、スクリュー軸12は矢印
(A)方向へモーター24によって回転され、原料15
はフィーダー7内を矢印(B)方向(材料供給方式)へ
供給される。
スクリュー軸12の先端にはキャップ10が設けられ、
キャップ10は円筒管11に嵌合されている。そしてキ
ャップ10はスクリュー軸12に固定されてフィーダー
7の軸を軸として回転するようになっている。すなわ
ち、スクリュー軸12とプーリー16とモーター24と
ベルト25によりキャップ10を回転させる機構が構成
されている。また、キャップ10の先端部には原料排出
口14が設けられている。
第2図には本考案による原料供給フィーダーを電子ビー
ム溶解炉に適用した例を示す。8はスポンジチタン等か
らなる主原料を収容した主原料供給ホッパー、9はAl−
V合金等からなる合金原料を収容した合金原料供給ホッ
パーである。
〔作用〕
第2図においてモーター24を駆動させ、スクリュー軸
12を矢印(A)方向へ回転させるとともに、各ホッパ
ー8,9の下部に設けたバルブ(図示せず)を所定量開
くことにより、各ホッパー8,9内の主原料,合金原料
が所定の割合でフィーダー7に送られ、フィーダー7に
よって混合されながら矢印(B)方向へ送られ、原料排
出口14からハース3に供給される。ハース3へ供給さ
れた原料15は電子ビーム1の照射により溶解し、溶湯
はオーバーフローしてモールド2に注入され、冷却され
インゴット4となる。
本考案では、フィーダー7の先端に設けられたキャップ
10を回転させることによりハース3内の溶湯からの放
射熱によるフィーダー先端部の局部的過熱を防ぎ、溶損
を防止することができる。また、スポンジチタン等を溶
解する場合、スプラッシュがフィーダー先端部に付着
し、原料供給が不可能となるが、本考案では原料排出口
14が回転するため、該原料排出口14とハース3内の
湯面との相対する時間が短縮され、スプラッシュの付
着,堆積が抑制される。
原料排出口の大きさは原料粒径の1.5〜2.0倍程度である
ことが望ましく、キャップ10の材質としては鋼,超合
金,高融点金属等の耐熱材料または熱伝導のよい銅等を
使用することが望ましい。
また、粉状原料を合せて供給する場合は、第1図に示す
ようにキャップ10に拡大部10aを設けることによっ
て円筒管11の先端からキャップ10への原料の流れを
スムーズにし、粉状原料がキャップの嵌合部10bと円
筒管11の間に詰まるのを防止することができる。従っ
て、キャップ10の拡大部10aと嵌合部10bの境界
は円筒管11の先端よりも10mm程度内側に位置させる
ことが望ましい。
本考案において第1図に示した例のようにスクリューコ
ンベアのスクリュー軸12を利用してキャップ10を回
転させる構造が簡単であるが、第3図,第4図に示すよ
うな構造としてもよい。第3図は振動子17が付設され
た振動樋18によってフィーダー7を構成した例であ
る。原料はフィーダー7によって矢印の方向へ送られ、
キャップ10は駆動軸19,駆動伝達歯車20,被駆動
軸21によって回転される。第4図は2つのスプロケッ
ト22(一方のみを示す)に掛け渡されたコンベアベル
ト23によってフィーダー7を構成した例を示す。原料
の供給およびキャップ10の回転は第3図と同様であ
る。
〔実施例〕
第1図に示すキャップ10として長さ210mm,嵌合部
10bの外径124mm,拡大部10aの拡大角度8°,
長さ110mm,原料排出口14の幅を20mmとしたステ
ンレス鋼製のキャップ10を用い、キャップ10はハー
ス3の端より90mm出し、40回/分の速度で回転させ
ハース3内へ原料を供給し、スポンジチタンの溶解を実
施した。
この結果、キャップを設けない従来装置では30〜40
分でフィーダー先端部へのスプラッシュの付着により、
原料の供給が不可能となるのに対し、本考案による原料
供給フィーダーを用いることにより5時間の連続かつ安
定した原料の供給が可能であった。
〔考案の効果〕
本考案による電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダーを
用いることにより、フィーダー先端部の溶損およびスプ
ラッシュの付着,堆積が抑制され、電子ビーム溶解にお
いてスポンジチタンを原料に用いた場合においても長時
間の連続かつ安定な原料供給が可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の装置例を示す図、第2図は本考案の適
用例を示す図、第3図,第4図は本考案の他の装置例を
示す図、第5図,第6図は従来の電子ビーム溶解装置を
示す図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子ビーム溶解炉に原料を供給するフィー
    ダーであって、その原料排出側の先端部には、原料を排
    出するとともにフィーダー内部を遮蔽するための筒状体
    のキャップが配設され、該キャップはフィーダー本体に
    対して回転自在であり、筒状体の側面の一部に原料排出
    口を有し、かつ回転機構によって回転することを特徴と
    する電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー。
JP1988142351U 1988-10-31 1988-10-31 電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー Expired - Lifetime JPH0623918Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988142351U JPH0623918Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988142351U JPH0623918Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0261954U JPH0261954U (ja) 1990-05-09
JPH0623918Y2 true JPH0623918Y2 (ja) 1994-06-22

Family

ID=31408221

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988142351U Expired - Lifetime JPH0623918Y2 (ja) 1988-10-31 1988-10-31 電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0623918Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039807A (ja) * 2005-07-07 2007-02-15 Toho Titanium Co Ltd 金属の電子ビーム溶解装置および溶解方法
JP5642589B2 (ja) * 2011-02-25 2014-12-17 東邦チタニウム株式会社 金属製造用溶解炉およびこれを用いた金属の溶製方法
JP5787726B2 (ja) * 2011-11-07 2015-09-30 東邦チタニウム株式会社 金属の溶解方法

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6110498U (ja) * 1984-06-25 1986-01-22 大同特殊鋼株式会社 ドラムフイ−ダ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0261954U (ja) 1990-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58144442A (ja) アルミニウム合金/粒状物複合成形物の製造方法およびそのための装置
US4003559A (en) Apparatus for recovery of metallic zinc from dross
JPH0623918Y2 (ja) 電子ビーム溶解炉用原料供給フィーダー
RU2701698C1 (ru) Способ легирования заготовки при помощи плавящегося электрода с покрытием в процессе электрошлакового переплава
JP5165943B2 (ja) 含金属副産物の造粒物整粒設備
US4861001A (en) Melting retort and method of melting materials
JP4725101B2 (ja) アーク炉へのスケール投入装置
JPS63128134A (ja) 電子ビ−ム溶解法
JPH0196342A (ja) 過共晶Al−Si合金複合材料の連続製造方法
JPS5922146B2 (ja) 加熱回転炉
US2606111A (en) Agglomeration of metal bearing materials
RU27690U1 (ru) Вращающаяся плавильная печь
JP2002150552A (ja) 蒸着テープの製造方法及び蒸着テープの製造装置
SE435858B (sv) Sett och anordning for att smelta finfordelat pulverformigt material i en roterande ugn
JP2004136303A (ja) 金属材の半凝固化方法及び半凝固化装置
CA1050267A (en) Apparatus for recovery of metallic zinc from dross
CN206872911U (zh) 一种镍铜合金的熔炼装置
RU2185932C2 (ru) Установка для гранулирования расплавов
JPS6127934Y2 (ja)
JPS5695463A (en) Melting and molten metal feeding device for casting
JPH0220183Y2 (ja)
JP2001215086A (ja) 不定形耐火物への粗骨材連続配合技術
JP2000084927A (ja) 加熱により溶融する物質を用いた粒子加工方法
JPS5817828A (ja) 粒状化装置
JPS58235A (ja) 放射性廃棄物等の粒状化装置