JPH06238769A - ゴムベルトの重ね合わせ装置 - Google Patents

ゴムベルトの重ね合わせ装置

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JPH06238769A
JPH06238769A JP4995093A JP4995093A JPH06238769A JP H06238769 A JPH06238769 A JP H06238769A JP 4995093 A JP4995093 A JP 4995093A JP 4995093 A JP4995093 A JP 4995093A JP H06238769 A JPH06238769 A JP H06238769A
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belt
pin
pins
belts
mounting surface
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JP4995093A
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Katsuaki Oishi
勝明 大石
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴムベルトをハート形に曲げて一平面内に重
ねる重ね合わせ作業を自動的に行う装置を提供し、それ
に関わる作業者の負担を軽減する。 【構成】 ゴムベルトAが順次供給される載置面33上
に二本の第一ピン31を突出させるとともに、第一ピン
31と離れた位置からそれらの間を通過した上記載置面
33上の位置まで往復に移動するよう第二ピン32を設
けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、平形ベルトやシンクロ
ベルトなど比較的薄い環状のゴムベルトを、梱包などの
ために、いわゆるハート形(U字状とも言える形)に折
り曲げて一平面上で同心状に重ね合わせる(つまり図2
(g)のようにする)ゴムベルトの重ね合わせ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】伝動用のゴムベルトは、梱包の際、数本
〜十本程度を一単位にまとめたうえで箱やその他の容器
に入れられる。薄型の比較的小さなゴムベルトの場合、
そのまとめ方としては、a)テープやヒモなどを用いて結
束するか、または、b)ベルトの弾性を利用して図2(g)
のように同心状に重ね合わせて一つにするか、のどちら
かにするのが普通である。b)の場合、各ベルトは、それ
ぞれ適当な曲率半径のハート形に折り曲げられ、その状
態で内外に重ねられて一枚の円盤状に組み合わせられ
る。このb)のやり方は、コンパクトに箱詰めすることが
できて梱包効率がよいほか、各ベルトが全体として一平
面内に保たれるため、ねじれがともなってそのクセがベ
ルトに残りがちなa)のやり方よりも一般的に好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ゴムベルトを上記b)
(図2(g))のように重ね合わせて一単位にまとめるこ
とは、ベルトにとって好ましいとはいえ実現するのは容
易でなく、従来は人手作業にたよっていた。ベルトを整
然と重ね合わせるためには、テープやヒモで結束する場
合よりもベルトに対して施さねばならない操作がはるか
に複雑で、それを機械等で自動化することが難しいから
である。人手による作業は、具体的には、1)自然状態の
ベルトの内側に、一部を内側へ少し凹ませて全体的な外
径をやや小さくしたベルトをはめ入れる、2)内側に入れ
たそのベルトの内側にさらに、凹ませ方を増やしたベル
トをはめ入れる−といった要領で、外側から内側へと
順にベルトを重ねていくものである。
【0004】このような作業は、複数のベルトをうまく
重ねて崩さないようにするのに注意力を要し、生産性を
上げるために手先の器用さ・迅速性も必要だが、それに
加えて、多数のゴムベルトについて同じことを繰り返せ
る能力をも必要とするので、作業者にとって負担の軽い
ものではない。また、人が作業する以上、一まとめに重
ねるベルト数のミス(数え間違い)を皆無とすることは
できない。
【0005】本発明の目的は、以上のようなゴムベルト
の重ね合わせ作業を自動的に行う装置を提供して、それ
に関わる作業者の負担を軽減するとともにベルトの数の
間違いをなくすことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によるゴムベルト
の重ね合わせ装置は、ゴムベルトが順次供給される載置
面上に二本の第一ピンを突出させるとともに、第一ピン
と離れた位置からそれらの間を通過した上記載置面上の
位置まで往復に移動するよう第二ピンを設けたものであ
る。なお、ここでいうゴムベルトとは、シンクロベルト
や平形ベルトなどの伝動ベルトばかりでなく、ゴムを含
む、もしくはゴムと同様の弾性を有するベルトまたはベ
ルト状の環状物をさす。
【0007】この装置については、請求項2に記載した
ように、第一ピンのそれぞれを、対向方向(互いに接近
する向き)に力を及ぼすスプリングを付属させて接近・
離反可能に設けるとともに、第二ピンの側面を平滑にす
るとよい。
【0008】また、請求項3のように、上記載置面の高
さから第二ピンの上端までの勾配を有する案内部材を、
第二ピンと一体的に移動するよう第二ピンのうち第一ピ
ンから離れた側に取り付けるのも好ましい。
【0009】あるいは請求項4のように、二本の第一ピ
ンの上端を越えるように上記載置面を傾ける傾斜手段を
設けるのもよい。
【0010】
【作用】本発明に係る請求項1の重ね合わせ装置は、比
較的薄型のゴムベルトをたとえばつぎのようにして重ね
合わせる。なお、請求項1の装置による重ね合わせの手
順は必ずしも図2に従うものではないが、ベルトの状態
に関しては適宜に図2を引用しながら説明する。
【0011】 二本の第一ピンが突出した載置面上
に、まず一つのゴムベルトが載せられる。ベルトは、ほ
ぼ円形の自然状態で、二本の第一ピンを囲む位置に一つ
ずつ供給されるものとする(図2(a)参照)。この供給
は、機械等によって自動的に行われるのが理想的だが、
細かい注意力を要するものではないため人手にて行って
もその負担は軽微である。
【0012】 第一ピンと離れた位置、つまりで置
かれたベルトよりも外側の位置にあった第二ピンが、二
本の第一ピンに接近し、さらにそれらの間を通過した先
の位置にまで移動する。このとき第二ピンも載置面上に
突出した状態になっているため、第一ピンに掛かったベ
ルトは第二ピンによって一部が内側へ押し込まれるよう
に折り曲げられ、いわゆるハート形に似た輪をえがくこ
とになる(図2(b)参照)。
【0013】 第二ピンがの位置から後退し、第一
ピンおよびベルトと離れた元の位置へ戻る。寸法等によ
って決まるベルトの弾性力や剛性と、第一ピン同士の間
隔および第二ピンによる上記での押し込み量などとの
関係が適当であれば、ベルトはこのときも上記のハート
形に保たれる。
【0014】 第一ピンの回りで上記のとおりハート
形に折り曲げられた載置面上のベルトの外側に、ほぼ円
形の自然状態のゴムベルトが新たに供給される(ベルト
の状態は図2(e)参照)。供給は、載置面上の一定位置
へと同様に行えばよく、機械等に行わせても人手でな
されてもよい。ハート形の輪をえがいたときのベルトの
外回りの直径は、自然状態(円形)のベルトの直径に比
べて小さいので、このでのベルトの供給も難しくはな
い。
【0015】 ・と同様に第二ピンが往復に移動
することにより、先のベルトの外側にさらにもう一つの
ベルトを、やはりハート形にして重ねる。
【0016】 ・の要領でベルトの供給と第二ピ
ンの往復とを所定の回数だけ繰り返し、内側から外側へ
とベルトを重ねることにより、一単位(一まとまり)と
しての所定数のゴムベルトを円盤状に組み合わせること
ができる(図2(g)参照)。
【0017】この装置は、請求項2に記載したように、
第一ピンを互いに接近・離反可能にするとともに、それ
らにスプリングにて対向方向の力をかけておけば、上記
のや・の各段階で第二ピンが後退する際にも、ベ
ルトをハート形に保っておきやすい。つまり、ベルトの
寸法や性状に第一ピンの間隔や第二ピンの移動量などを
綿密に対応させなくても、ベルトは、第二ピンの押し込
みによって折り曲げられた等の状態から変形しにく
い。なぜなら、第二ピンが後退したのちは、ハート形に
なったベルトの凹んだ部分を、スプリングの力で接近し
合う二本の第一ピンがつまむように保持するからであ
る。しかも第二ピンの側面は平滑であってベルトとの間
の摩擦係数が小さいため、ベルトの凹んだ部分を、第二
ピンが後退の途中で引き出してしまうこともない。
【0018】請求項3にしたがって第二ピンに案内部材
を設ければ、たとえばベルトの寸法・性状が特殊である
場合にも、または一単位とするベルトの数が多い場合に
も、ベルトを確実にハート形に保って重ね合わせること
ができる。前記の勾配つき案内部材を第二ピンのうち第
一ピンから離れた側に設けておけば、第二ピンはそれを
利用してベルトをかい潜るように後退することが可能に
なるため、第二ピンがベルトの一部を押し込んでいる前
記の段階ででも、その次に重ねるベルトを外側へ供給
することができるからである(そのため、後述する実施
例と同じく図2(a)〜(g)の手順に従った重ね合わせも
可能になる)。第二ピンが強制的にベルトをハート形に
折り曲げている間にその外側に同寸法のベルトを置け
ば、ハート形のベルトがもとの円形に戻ることは周長の
関係で物理的に不可能になり、確実な重ね合わせが実現
されるわけである。
【0019】また、請求項4のように傾斜手段を設けれ
ば、第一ピンの回りで一単位に重ね合わせた所定数のベ
ルトを、後工程へ向けてスムーズに払い出すことができ
る。載置面が第一ピンの上端を越えて傾斜するので、重
ね合わせたベルトをたとえば手で持ち上げたりしなくて
も第一ピンから取り外せるからである。同じ傾斜手段に
よって載置面をもとに戻せば、次の一単位とすべきベル
トの重ね合わせを、たとえば上記〜の手順にしたが
って繰り返すことができる。
【0020】
【実施例】図1〜図4に本発明の一実施例を示す。図示
したものは、シンクロゴムベルトの製造工程のうち最も
下流の部分に設置される梱包補助設備1に関するもの
で、図3がその全体図である。筒状に成形されたベルト
材を輪切りしてシンクロベルトAの完成品とするカット
機(図示せず)から、搬送装置10が、完成したそのベ
ルトAを受け取って供給装置20へ送り出し、さらに供
給装置20が、重ね合わせ装置30の載置面33の上に
ベルトAを一個ずつ供給する。重ね合わせ装置30は、
ベルトAをハート形に折り曲げて一平面内に重ね合わ
せ、数個を円盤状に一組にまとめたうえ、送り台40へ
払い出す。ベルトAの各組は、さらに送り台40から昇
降機能のある受け台50へと移され、梱包箱への詰め込
みや搬出を待つことになる。
【0021】重ね合わせ装置30については後述すると
して、それ以外の各部の構成および機能を図3を中心に
概説すると、つぎのとおりである。
【0022】搬送装置10は、上部の水平アーム12に
ベルト13を架け渡しており(図4参照)、ベルト13
を駆動することによってカット機(図示せず)からベル
トAを取り込み(図3の仮想線参照)、のちにベルト1
3を逆に送ってそれらを供給装置20へ送り出す。アー
ム12およびベルト13の先端をカット機の側へ差し出
したり、供給装置20の側(図示の位置)へ差し出した
りできるように、アーム12の基部はフレーム11に対
して旋回可能に取り付け、またフレーム11は共通ベー
ス2上の軌道11aに沿って移動できるように設置して
いる。なお、アーム12の先端部における符号14は、
ベルトAを供給装置20へ差し出すとき使用するベルト
受け具である。
【0023】供給装置20は、搬送装置10の先端にあ
るベルト受け具14からベルトAを一個ずつ取って運
び、重ね合わせ装置30の載置面33上の所定位置へ供
給するものである。鉤(カギ)状のフィンガー25にて
受け具14からベルトAを受け取るとともに、フィンガ
ー25に掛けた状態のままそれを水平に(図3の右方
へ)運び、ストッパー28に接触させることにより載置
面33上に落とすようにしている。フィンガー25の移
動手段としては、支柱20aの上部に設けた水平フレー
ム21に沿ってエアシリンダ22を取り付けている。シ
リンダ22は、ピストンロッドのないいわゆるロッドレ
スタイプのもので、そのキャリア(移動部分)22a
に、ブラケット23を介してフィンガー25を取り付け
た。フィンガー25は、単に水平移動するだけでは受け
具14からベルトAを取ることができないため、つぎの
構成により、搬送装置10に近い先端部付近では鉛直面
内でフィンガー25が揺動するようにした。すなわち図
4に示すように、フィンガー25はSの字に似た鉤状の
リンクとし、ピン25aを介して揺動可能にブラケット
23に接続するとともに、中間部の突起25bを、フレ
ーム21の下に付けたガイド26の案内溝27内に差し
入れた。案内溝27には、水平な直線部27aとともに
先端にループ部27bを形成しているので、突起25b
をこの案内溝27に入れてブラケット23を水平に移動
すれば、図4の範囲ではフィンガー25が鉛直面内で揺
動する。フィンガー25は、ブラケット23との間に設
けたスプリング25dで上向きに引っ張っており、ルー
プ部27bの上部には、下向きへのみ開く一方向ゲート
27cを設けている。したがって突起25がループ部2
7bにきたとき、フィンガー25は、下から上へと、受
け具14上のベルトAをすくい取るように揺動しながら
移動する。つまり、シリンダ22にて図の左右へ往復に
移動するだけで、フィンガー25はベルトAを受け取っ
て図3右方の重ね合わせ装置30上まで運ぶことができ
る。なおストッパー28は、ベルトAの下部が載置面3
3に触れた段階でベルトAに接触して(フィンガー25
には接触しない)それを載置面33上に落とすが、その
そばには、載置面33付近まで下降してベルトAを保持
するベルト押え29も装備してある。
【0024】重ね合わせ装置30(後述)において所定
数のベルトAがハート形に重ねてまとめられると、一組
ごとに送り台40上に払い出されるが、送り台40は、
そうして払い出されるベルトAの各組を、仮置き場であ
る隣接の受け台50上に移す役目を果たす。そのため送
り台40は、テーブル41のほか、押出し板42やそれ
を動かすエアシリンダ43、およびテーブル41上のベ
ルトAの有無を検知するセンサー(図示せず)などから
構成している。
【0025】受け台50は、送り台40から押出し板4
2で押し移される先の位置に設けたもので、ベルトAを
多数組のせる(仮置きする)ことができるテーブル51
と、搬出等の際にそのテーブル51を昇降させるための
流体圧シリンダ52、および昇降ガイドを兼ねた支柱5
3などからなる。
【0026】さて、ベルトAを所定数ごとに一まとめに
する重ね合わせ装置30は、図3のように斜めにした載
置面33上でベルトAの重ね合わせをするものだが、そ
の構成は図1(a)・(b)のとおりである。
【0027】重ね合わせ装置30は、可動式の鉄板であ
る載置面33上で重ね合わせの作業を行うが、機能上の
主要部分は、通常位置(図1に実線で示す位置)にある
載置面33から上方へ突出するように設けた二本の第一
ピン31と、同様に載置面33上に突出させている移動
式の第二ピン32とである。二本の第一ピン31は、互
いに接近・離反が自在なようにブロック31b上に取り
付けたが、コイルスプリング31aを利用して内側(接
近方向)への力を常に作用させている。一方、第二ピン
32は、前後(第一ピン31に近づく向きに見た前後)
位置を調整可能なロッド32aを介してベース32bに
取り付け、そのベース32bをロッドレスタイプのエア
シリンダ32cにおけるキャリア(動作部分)32dに
載せている。シリンダ32cの作動によって第二ピン3
2は、図1に示す位置から、第一ピン31の間を少し通
り抜けた位置まで移動することができる。第二ピン32
の側面(円筒面)は、クロムメッキしたうえ鏡面仕上げ
を施して平滑化している。そのほか、ベース32bに
は、載置面33上で第二ピン32の上端まで連続的な勾
配を有する案内部材34を、第二ピン32の後方、つま
り第一ピン31から遠い側に取り付けている。なお載置
面33は、支点33aで支えるとともに、エアシリンダ
35aとその伸縮端に付けたローラ35bとからなる傾
斜手段35の上に設置しているので、図示仮想線のよう
にその傾斜角度を増して第一・第二の各ピン31・32
よりも上に位置させることができる。
【0028】供給装置20(図3)から載置面33上の
定位置に供給されるベルトAを、この重ね合わせ装置3
0が一平面内に重ねていく手順は、以下のとおりであ
る。供給されるベルトAを順にA1・A2・…・A5と
区別して呼び、図2に基づいて説明する。
【0029】1) 供給装置20等を起動して、載置面3
3上の定位置、すなわち二本の第一ピン31を囲む図2
(a)のような位置へ、一番目のベルトA1を供給させ
る。なお、二本の第一ピン31は、スプリング31a
(図1参照)の力にて互いに接近した位置にある。
【0030】2) 同(a)のとおり第一ピン31から遠ざ
かっていた第二ピン32を、第一ピン31寄りに前進さ
せ、第一ピン31の間を通過した位置まで移動すること
によって、同(b)のようにベルトA1をハート形に折り
曲げる。第一ピン31の間隔は、第二ピン32が間を通
過するときには一たん広がるが、通過したのちはスプリ
ング31aの力で再び接近位置に戻る。
【0031】3) 第二ピン32でベルトA1を押したま
まの状態で、供給装置20に二番目のベルトA2を供給
させる。ベルトA1はハート形に曲げられて外回りの径
が小さく保たれているので、ベルトA2は、定位置に置
かれると同(c)のようにベルトA1とピン31・32と
を囲むことになる。
【0032】4) 第二ピン32をもとの位置へと後退さ
せる。後退の途中、第二ピン32が第一ピン31の間を
通り抜けるときには、第二ピン32は同(d)のように、
ベルトA1に接触し第一ピン31の間隔を広げながら進
むが、第二ピン32の側面が平滑であって摩擦が小さい
ことから、ベルトA1の形(ハート形)が崩れることな
く同(e)の状態に移行する。同(e)の状態でも、自らの
弾性で広がろうとするベルトA1の凹んだ部分を第一ピ
ン31がスプリング31aの力で内側へ押さえ付けてい
るため、ハート形は崩れない。なお、第二ピン32のう
ち第一ピン31から離れた側に案内部材34があり、そ
れが第二ピン32の後退時にベルトA2の一部を持ち上
げるので、第二ピン32は、ベルトA2をかい潜るよう
にスムーズにベルトA1・A2等から離れることができ
る。
【0033】5) 先の2)と同じように第二ピン32を前
進させることにより、同(f)のとおりベルトA1の外側
でベルトA2もハート形に折り曲げる。
【0034】6) 上記の3)〜5)と同様、供給装置20に
一つずつベルトAを供給させては第二ピン32を往復さ
せることを繰り返して、所定数(図の場合は五つ)のベ
ルトA1・A2・…・A5を同(g)のように重ね合わせ
る。供給装置20においてベルトAの供給数をカウント
させるか、重ね合わせ装置30において第二ピン32の
往復回数をカウントさせておけば、こうして一組にする
ベルトAの数を誤ることはない。
【0035】7) 所定数のベルトAを重ねて一組にした
のちは、図1に示した傾斜手段35のシリンダ35aを
伸ばして載置面33を図示仮想線の高さに持ち上げ、一
組にされたベルトAを滑らせて送り台40(図3)上に
移す。シリンダ35aはその後に縮めて、載置面33を
もとの高さに戻しておく。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るゴムベルトの重ね合わせ装
置にはつぎのような効果がある。すなわち、 a) ゴムベルトをハート形にして重ね合わせる作業が自
動化されるので、その作業を行う者の負担が軽減される
とともに、ベルト数の間違いをなくすことも可能であ
る。
【0037】b) 基本的には第二ピンが往復移動すれば
よいことから、装置は、低コストで容易に構成される。
【0038】c) 請求項2や同3の装置の場合は、折り
曲げたベルトの形(ハート形)をとくに確実に保持する
ことができるので、形式やサイズ・性質の異なる広い種
類のゴムベルトを対象にでき、一組に重ね合わせるベル
トの数の上限も高くすることができる。
【0039】d) 請求項4の装置では、一組に重ね合わ
せられた所定数のベルトを後工程へ向けてスムーズに払
い出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である重ね合わせ装置30に
関する図面で、図1(a)は平面図(同(b)におけるa−
a矢視図)、同(b)は正面図である。
【図2】重ね合わせ装置30によるゴムベルトA(A1
・A2・…・A5)の重ね合わせ作業について、その手
順を示す模式図である。
【図3】重ね合わせ装置30を含むゴムベルトAの梱包
補助設備1を示す図面で、図3(a)は平面図、同(b)は
正面図である。
【図4】図3(b)のうちIV部の詳細図である。
【符号の説明】
A ゴムベルト(シンクロベルト) 10 搬送装置 20 供給装置 30 重ね合わせ装置 31 第一ピン 31a スプリング 32 第二ピン 33 載置面 34 案内部材 35 傾斜手段 40 送り台 50 受け台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムベルトが順次供給される載置面上に
    二本の第一ピンを突出させるとともに、第一ピンと離れ
    た位置からそれらの間を通過した上記載置面上の位置ま
    で往復に移動するよう第二ピンを設けたことを特徴とす
    るゴムベルトの重ね合わせ装置。
  2. 【請求項2】 第一ピンのそれぞれを、対向方向に力を
    及ぼすスプリングを付属させて接近・離反可能に設ける
    とともに、第二ピンの側面を平滑にした請求項1に記載
    のゴムベルトの重ね合わせ装置。
  3. 【請求項3】 上記載置面の高さから第二ピンの上端ま
    での勾配を有する案内部材を、第二ピンと一体的に移動
    するよう第二ピンのうち第一ピンから離れた側に取り付
    けた請求項1または2に記載のゴムベルトの重ね合わせ
    装置。
  4. 【請求項4】 二本の第一ピンの上端を越えるように上
    記載置面を傾ける傾斜手段を設けた請求項1〜3のいず
    れかに記載のゴムベルトの重ね合わせ装置。
JP4995093A 1993-02-15 1993-02-15 ゴムベルトの重ね合わせ装置 Pending JPH06238769A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07168829A (ja) * 1994-09-30 1995-07-04 Hitachi Ltd 文書作成方法
JP2016088055A (ja) * 2014-11-11 2016-05-23 株式会社ブリヂストン 積層集合体の製造方法、および、積層集合体の製造装置

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